JP2937041B2 - ダイヤフラム弁 - Google Patents

ダイヤフラム弁

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、車両の燃料タ
ンクからの蒸発燃料をキャニスタに導入するのに用いら
れるダイヤフラム弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダイヤフラム弁は、特開
昭60−184779号公報に記載されているように、
燃料タンクの蒸気圧の上昇に伴う燃料タンクの保護のた
めに用いられており、これを図10を用いて説明する。
図10において、ダイヤフラム弁100は、ケース本体
102内に、ダイヤフラム弁室104を有しており、こ
のダイヤフラム弁室104を基準圧室106と流体圧室
108とにダイヤフラム弁体110で区画した構成を備
えており、ダイヤフラム弁体110の一方の面にコイル
ばね112の付勢力を加えると共に基準圧室106の大
気圧を加え、他方の面に流入通路114を介して燃料タ
ンクの燃料蒸気圧となっている流体圧室108の圧力を
加える。そして、ダイヤフラム弁体110の両面に加わ
る力の釣り合いにより、ダイヤフラム弁体110がシー
ト部116から離れると、燃料タンクの燃料蒸気は、流
入通路114、流出通路118、排出管路部120内に
設けた排出通路122を通じて、キャニスタ(図示省
略)に流れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ダイヤ
フラム弁100では、流量を大きくするには、流入通路
114、流出通路118及び排出通路122の通路面積
を大きくする必要があるが、通路面積を大きくするのに
考慮すべき点としては、流出通路118、排出通路12
2の流路面積が途中で狭くなると、流出通路118、排
出通路122を流れる流体圧がダイヤフラム弁体110
を開弁させる方向へ加わって、ダイヤフラム弁体110
の開閉動作が不安定になる。
【0004】しかし、排出通路122の流路面積を大き
くするために排出管路部120を大径化すると、ダイヤ
フラム弁100の高さが大きくなり、車両等への装備の
際の取り回しが不利になるという問題があった。
【0005】本発明は、上記従来の技術の問題点を解決
するためになされたものであり、排出通路を大径にして
も、コンパクトな構成のダイヤフラム弁を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた発明は、ケース内に弁室を有し、該弁室を、
基準圧に設定された基準圧室と流体の流通する流体圧室
とに区画するダイヤフラム弁体を備え、基準圧室と流体
圧室との圧力差に基づいて開閉するダイヤフラム弁にお
いて、上記ダイヤフラム弁体に対して流体圧室側に配設
された流入管路部内に設けられ、該流体圧室に接続され
た流入通路と、上記流体圧室側に設けられ、該流体圧室
を隔てて排出室を形成する隔壁と、該隔壁に形成され、
上記ダイヤフラム弁体が着離するシート部を有し、該ダ
イヤフラム弁体がシート部から離れることで上記流体圧
室と上記排出室とを連通する流出通路と、上記排出室の
外周側に接続され、該排出室の高さよりも大きくなるよ
うに上記基準圧室側に延設された外側拡張室と、上記外
側拡張室の外周側に接続され、該外側拡張室の高さとほ
ぼ等しい内径を有する排出通路と、を備えたことを特徴
とする。
【0007】
【作用】本発明に係るダイヤフラム弁において、流入通
路を通じて流体圧室の圧力が高くなり、その値が基準圧
室の圧力に対して所定値を上回ると、ダイヤフラム弁体
は、シート部から離れて流出通路を開く。これにより、
流入通路は、流体圧室、流出通路、排出室、外側拡張室
を通じて、排出通路に連通する。
【0008】こうした構成では、流出通路、排出室、外
側拡張室から排出通路に接続される通路面積が途中で狭
くなると、ダイヤフラム弁体に対して閉弁を妨げる力を
生じてダイヤフラム弁の開閉動作が不安定になるが、排
出室の外周側に接続された外側拡張室は、排出室の高さ
よりも高く、しかも基準圧室側まで延設されており、薄
い排出室を大きい排出通路に対して、通路面積を狭くし
ないで接続する。したがって、排出通路を大きくして
も、ダイヤフラム弁が厚さ方向へ大型化しないで、コン
パクトに構成することができる。
【0009】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0010】図1は本発明の一実施例に係る燃料蒸気圧
制御弁FVを示す断面図である。燃料蒸気圧制御弁FV
は、燃料タンクFTの上部に装着されるものであり、ケ
ース下部体12と、このケース下部体12の上部に固定
されたケース上部体14とで構成されるケース16とを
備え、このケース16内に、フロート弁20及びキャニ
スタ(図示省略)に接続されたダイヤフラム弁60とを
備えている
【0011】フロート弁20は、給油時に燃料タンクF
T内の燃料が所定の満タン液位FL1まで上昇したとき
に、外部への流出を規制するものである。一方、ダイヤ
フラム弁60は、燃料タンクFT内の燃料蒸気圧が所定
圧以上になったときに、開弁して燃料蒸気をキャニスタ
側へ排出するものである。
【0012】まず、フロート弁20について説明する。
図2に示すように、フロート弁20は、燃料タンクFT
の上部壁FTaに装着されるものであり、ケース下部体
12内のフロート室22に配設されるフロート40と、
フロート40の閉弁動作を補助するコイルばね50とを
主要な要素として構成されている。
【0013】ケース下部体12は、耐燃料油性を有した
合成樹脂から形成され、上記ダイヤフラム弁60の一部
を構成する天井壁部32と、この天井壁部32から下方
へ円筒状に延設された側壁部33と、側壁部33の下部
に着脱自在に装着されかつ下開口部12aを閉じる底板
34とを備えている。
【0014】上記天井壁部32は、その中央部にダイヤ
フラム弁60に連通する蒸気連通路32aを備えてお
り、その蒸気連通路32aの入口周縁部がシート面32
bになっている。
【0015】また、側壁部33は、その上部にフランジ
部33aを有し、該フランジ部33aで燃料タンクFT
にガスケットGK等を介して装着されている。また、側
壁部33の下部には、長方形の外側貫通孔33b(図3
参照)が形成され、さらにその下方に底板34を取り付
けるための係合透孔33cが形成されている。さらに、
側壁部33の内周部には、上下方向へ延びるフロート4
0をガイドするための複数のガイド突条33dが形成さ
れている。なお、外周底面部34aに形成されている細
孔34gは、底板34の内側スペースに溜まった燃料を
排出する役割を有し、満タン液位FL1に影響しないも
のである。
【0016】上記底板34は、外周底面部34aと、そ
の外周底面部34aの外周部から上方へ立設されかつ上
記側壁部33の内周側に嵌合される円筒状の立壁部34
bと、外周底面部34aの内周側に円筒状に立設された
台座部34cとを備え、これらを一体に形成している。
上記立壁部34bには、上記側壁部33の係合透孔33
cに係合する係合突起34dが形成されており、この係
合突起34dが係合透孔33cに係合することにより、
この底板34が側壁部33の底部に装着されている。ま
た、上記台座部34cの中央上部には、ばね支持突部3
4eが形成されている。ばね支持突部34eは、フロー
ト40の内側下面との間でコイルばね50を支持してい
る。
【0017】また、図3及び図5に示すように、底板3
4の立壁部34bの上部には、上記側壁部33の外側貫
通孔33bの上部側に位置する長方形の内側貫通孔34
fが形成されている。したがって、外側貫通孔33b及
び内側貫通孔34fを通じて、燃料タンクFT内がフロ
ート室22内に連通している。
【0018】図2に戻り上記フロート40は、フロート
上面部41と、そのフロート上面部41の外周から下方
に形成された筒状のフロート側壁部42とを備えた容器
形状に構成されており、その内側スペースが浮力を生じ
るための浮力室40Sとなっている。フロート40は、
その下端が底板34の内側貫通孔34fの高さより上方
位置になるように、フロート40がコイルばね50によ
り支持されている。
【0019】フロート上面部41には、環状段部41a
が突設されており、その環状段部41aの外周にシール
リング43が装着されている。このシールリング43
は、上記蒸気連通路32aの周囲に形成されたシート面
32bに着離することにより蒸気連通路32aを開閉す
るものであり、そのシール性及び耐燃料油性を考慮して
フッ素ゴムやニトリルゴム等のゴム材料から形成されて
いる。また、フロート側壁部42の外周部には、上下方
向へガイド突条42aが形成されており、このガイド突
条42aは、側壁部33の内周壁面に形成したガイド突
条33dに嵌合してフロート40を上下方向にガイドす
る。
【0020】次に、フロート弁20の動作について説明
する。給油により燃料タンクFT内に燃料が供給される
と、燃料タンクFT内の上部に溜まっていた燃料蒸気
は、所定圧以上になったときに、ケース16の側壁部3
3の外側貫通孔33b、底板34の内側貫通孔34fを
通じて、さらに側壁部33とフロート40のフロート側
壁部42との間隙、蒸気連通路32aを通じ、さらにダ
イヤフラム弁60を開弁してキャニスタに流れる。
【0021】そして、燃料タンクFT内の燃料液面が満
タン液位FL1に達すると、燃料は、側壁部33の外側
貫通孔33b及び底板34の内側貫通孔34fを通じて
フロート室22に流入する。これにより、フロート40
に浮力が生じて上昇し、シールリング43で蒸気連通路
32aを閉塞して、燃料がキャニスタ側へ流出しないよ
うにしている。
【0022】上述したように、フロート弁20では、フ
ロート40の下端が底板34の内側貫通孔34fの高さ
より上方位置になるようにフロート40をコイルばね5
0により支持しているから、内側貫通孔34fを通じて
流入する燃料蒸気の流速が早くても、この燃料蒸気の流
れだけでは、フロート40を上昇させるだけの浮力を生
じないで、燃料がフロート室22内に入って初めて、フ
ロート40を浮き上がらせて閉弁させる。
【0023】このように、フロート弁20が閉弁すると
きの満タン液位FL1は、燃料タンクFTの燃料がフロ
ート室22に流入する内側貫通孔34fの位置によって
決まる。したがって、内側貫通孔34fの高さ位置を変
更することにより、満タン液位FL1を変えることがで
きる。
【0024】このことから、異なった満タン液位を有す
るフロート弁20とするには、図4及び図6に示す底板
34Bを用いることにより対応できる。すなわち、底板
34Bに形成された内側貫通孔34Bfは、側壁部33
の外側貫通孔33bの下部であって、図3の底板34の
内側貫通孔34fより下方に位置し、その満タン液位は
FL2となる。この底板34Bは、図3の底板34と比
較して、内側貫通孔34Bfの位置以外は、同じ構成で
あるので、底板34と容易に交換することができる。
【0025】したがって、内側貫通孔34Bfの位置を
異にした底板34Bを用意し、適宜選択すれば、燃料タ
ンクFTの満タン液位を変更することができ、燃料タン
クFTの設計変更等を行なわなくても、種々の燃料タン
クFTに対応することができる。
【0026】また、底板34,34Bは、それ自体構成
も簡単であり、貫通孔の位置の異なるケース16を交換
して満タン液位を決めるより、コストにおいても有利で
ある。
【0027】なお、底板34の形状としては、上述した
もののほか、ケース16にフロート室22を形成し、か
つケース16に着脱可能な構成であれば、特に限定され
ず、例えば、図7に示すように、側壁部33Cの下部か
ら突出した形状の底板34Cであってもよい。この場合
には、側壁部33Cに貫通孔を形成する必要がなく、ま
た、貫通孔34Cfの位置で満タン液位FL3が決まる
ことになる。
【0028】さらに、底板に形成する貫通孔の位置は、
側面に限らず、底面であってもよい。この場合には、空
気抜き穴を兼用した大径の穴を形成し、底板の高さを変
更することにより、貫通孔の位置を変更できる。
【0029】次に、ダイヤフラム弁60について、図1
を拡大して示す図8及びその要部を破断して示す斜視図
である図9を用いて説明する。ダイヤフラム弁60は、
ケース下部体12の上部及びケース上部体14とにより
形成されたダイヤフラム弁室60S内に設けられてお
り、ダイヤフラム弁体62と、ダイヤフラム弁体62を
保持するガイド部材63と、コイルばね64とを備えて
いる。
【0030】上記ダイヤフラム弁体62は、平板状の着
座部62aと、着座部62aから突設しかつガイド部材
63を取り付ける取付用突出部62bと、着座部62a
の外周に設けた受圧部62cとを備えており、この受圧
部62cの周縁部がケース上部体14とケース下部体1
2のフランジ部12bの外周部で挟持されることによ
り、ダイヤフラム弁室60Sを基準圧室70Sと流体圧
室71Sとに区画している。
【0031】上記基準圧室70Sは、ケース上部体14
の側部から水平方向へ突設された外気導入管部72に形
成された外気導入通路72Sに接続されており、したが
って、基準圧室70S内は大気圧に設定されていること
になる。
【0032】また、流体圧室71Sの下方には、ケース
下部体12の上部に突設した蒸気連通管路部73が形成
されている。この蒸気連通管路部73は、上記フロート
弁20の上部の蒸気連通路32aを形成している。そし
て、蒸気連通路32aの上部両側で、上記流体圧室71
Sに接続している。
【0033】上記流体圧室71Sの下部は、隔壁74で
隔てられると共に、ケース下部体12のフランジ部12
b、ケース上部体14の外周部で囲まれた円盤状排出室
76Sとなっている。また、隔壁74の中央上部には、
ダイヤフラム弁体62の着座部62aが着離する環状の
シート部77が形成されており、このシート部77内に
は、ダイヤフラム弁体62が該シート部77から離れる
ことで、流体圧室71Sと円盤状排出室76Sとを連通
する流出通路78Sが形成されている。
【0034】上記円盤状排出室76Sの外周側には、外
側拡張室79Sが円環状に接続されている。この外側拡
張室79Sは、ケース上部体14の側壁部14aと、ケ
ース下部体12のフランジ部12bの外周部とにより囲
まれて形成されている。外側拡張室79Sの高さh1
は、円盤状排出室76Sの高さh2より高く、ダイヤフ
ラム弁60とほぼ同じ厚さに形成されている。
【0035】また、ケース上部体14の側部には、排出
管路部81が突設されており、この排出管路部81内に
排出通路81Sが形成されている。この排出通路81S
は、断面円形であり、外側拡張室79Sに接続されてお
り、外側拡張室79Sの高さh1より僅かに小さい内径
Dとなっている。
【0036】次に、ダイヤフラム弁60の動作について
説明する。燃料タンクFTの燃料蒸気圧は、フロート弁
20、蒸気連通路32aを通じて流体圧室71Sに加わ
っているが、その値が基準圧室70Sの圧力及びコイル
ばね64の力を上回ると、ダイヤフラム弁体62は、シ
ート部77から離れて流出通路78Sを開く。これによ
り、蒸気連通路32aは、流体圧室71S、流出通路7
8S、円盤状排出室76S、外側拡張室79Sを通じ
て、排出通路81Sに連通する。
【0037】こうした構成では、流出通路78S、円盤
状排出室76S、外側拡張室79Sから排出通路81S
へと接続されている通路面積が途中で狭くなると、ダイ
ヤフラム弁体62に対して閉弁を妨げる力が加わり、ダ
イヤフラム弁体62の開閉作動が不安定になり好ましく
ない。
【0038】したがって、通路面積を途中で狭くしない
という条件を満たした上で、通路面積をできる限り広
く、しかもダイヤフラム弁60の厚さを薄くコンパクト
な構成とするために、まず、流体圧室71Sの流出側の
通路を、薄い扁平状の円盤状排出室76Sとしている。
このように薄くした円盤状排出室76Sの高さh2に等
しい内径を有する排出通路81Sを単に接続すると、排
出通路81Sの通路面積を十分に確保できないが、円盤
状排出室76Sの外周側に基準圧室70Sの上部位置ま
で拡張した高さh1の外側拡張室79Sを介在させるこ
とにより、大きい内径Dを有する排出通路81Sに接続
することができる。この構成及び通路配置を採ることに
より、排出通路81Sの内径Dを大きくしても、その排
出管路部81の外径は、ダイヤフラム弁60の厚さとほ
ぼ等しく、小型でコンパクトなダイヤフラム弁60とな
る。
【0039】なお、上記実施例では、外側拡張室79S
は、円盤状排出室76Sの外側の全周にわたって形成し
ているが、これに限らず、排出通路81Sに連設して所
定の角度の扇形に設けてもよく、いずれにしても、円盤
状排出室76Sから排出通路81Sの通路面積を狭めな
い流路面積を確保して介在するものであればよい。
【0040】また、上記実施例では、ダイヤフラム弁
は、大気圧で作動させたが、これに限らず、他の基準と
なる圧力で作動させるようにしてもよく、例えば、エン
ジンのインテークマニホールドの圧力で作動させてもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るダイ
ヤフラム弁によれば、排出側の通路として、排出室の外
周側に外側拡張室を形成し、この外側拡張室を介して排
出通路に接続すると共に、上記外側拡張室を排出室の高
さよりも大きくなるように基準圧室側にまで延設するこ
とにより、排出通路の通路内径を大きくしても、厚さ方
向へ大型化しないでコンパクトに構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料蒸気圧制御弁を示す断面図。
【図2】フロート弁を示す断面図。
【図3】図2のフロート弁の下部を拡大した断面図。
【図4】図3より低い満タン液位を有するフロート弁の
下部を拡大した断面図。
【図5】図3のフロート弁の満タン液位を説明するため
の説明図。
【図6】図4のフロート弁の満タン液位を説明するため
の説明図。
【図7】他の実施例に係るフロート弁を示す断面図。
【図8】ダイヤフラム弁を示す断面図。
【図9】ダイヤフラム弁の要部を破断して示す斜視図。
【図10】従来のダイヤフラム弁を示す断面図。
【符号の説明】
12…ケース下部体 12a…下開口部 12b…フランジ部 14…ケース上部体 14a…側壁部 16…ケース 20…フロート弁 22…フロート室 32…天井壁部 32a…蒸気連通路 32b…シート面 33…側壁部 33C…側壁部 33a…フランジ部 33b…外側貫通孔 33c…係合透孔 33d…ガイド突条 34,34B,34C…底板 34Bf…内側貫通孔 34Cf…貫通孔 34a…外周底面部 34b…立壁部 34c…台座部 34d…係合突起 34e…ばね支持突部 34f…内側貫通孔 34g…細孔 40…フロート 40S…浮力室 41…フロート上面部 41a…環状段部 42…フロート側壁部 42a…ガイド突条 43…シールリング 50…コイルばね 60…ダイヤフラム弁 60S…ダイヤフラム弁室 62…ダイヤフラム弁体 62a…着座部 62b…取付用突出部 62c…受圧部 63…ガイド部材 64…コイルばね 70S…基準圧室 71S…流体圧室 72…外気導入管部 72S…外気導入通路 73…蒸気連通管路部 74…隔壁 76S…円盤状排出室 77…シート部 78S…流出通路 79S…外側拡張室 81…排出管路部 81S…排出通路 FT…燃料タンク FV…燃料蒸気圧制御弁 GK…ガスケット FL1,FL2、FL3…満タン液位

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に弁室を有し、該弁室を、基準
    圧に設定された基準圧室と流体の流通する流体圧室とに
    区画するダイヤフラム弁体を備え、基準圧室と流体圧室
    との圧力差に基づいて開閉するダイヤフラム弁におい
    て、 上記ダイヤフラム弁体に対して流体圧室側に配設された
    流入管路部内に設けられ、該流体圧室に接続された流入
    通路と、 上記流体圧室側に設けられ、該流体圧室を隔てて排出室
    を形成する隔壁と、 該隔壁に形成され、上記ダイヤフラム弁体が着離するシ
    ート部を有し、該ダイヤフラム弁体がシート部から離れ
    ることで上記流体圧室と上記排出室とを連通する流出通
    路と、 上記排出室の外周側に接続され、該排出室の高さよりも
    大きくなるように上記基準圧室側に延設された外側拡張
    室と、 上記外側拡張室の外周側に接続され、外側拡張室の高さ
    とほぼ等しい内径を有する排出通路と、 を備えたことを特徴とするダイヤフラム弁。
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