JP2707396B2 - 燃料タンクの蒸発燃料排出規制装置 - Google Patents

燃料タンクの蒸発燃料排出規制装置

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    • Y10T137/86324Tank with gas vent and inlet or outlet

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の燃料タンクに
関し、特に、燃料タンク内の蒸発燃料を外部へ導く蒸発
燃料排出管と該燃料タンク内部との連通を規制する蒸発
燃料排出規制装置に関する。
【0002】
【従来技術】自動車用燃料タンクにおいては、通常、そ
の上部に開口する蒸発燃料排出管が設けられており、タ
ンク内で蒸発した燃料を該排出管を通じてキャニスタに
導きこれに吸着させるようにしてある。吸着された蒸発
燃料はエンジン運転時に該エンジンの吸入負圧によりキ
ャニスタから分離し吸入混合気内にパージされる。
【0003】上記蒸発燃料排出管のタンク内開口部に
は、例えば実開昭57−9615号公報に示されているよう
に、液面の変動に応じて上下動して満タン状態付近にお
いて上記排出管のタンク内開口部を閉とするフロート式
の排出規制弁が設けられており、タンクへの給油時に該
規制弁により排出管とタンク内部との連通を遮断してタ
ンク内圧を上昇させ、それ以上の給油を不可能にしてタ
ンク内液面を所定の満タン液面に規制するようになされ
ている。
【0004】上記排出規制弁としては、従来、図1に示
すようなものが使用されていた。同図において01は燃料
タンクの上壁で、これに設けられた開口に円筒状のケー
ス02がパッキン03を介して嵌着され、該ケース02の閉塞
された上端面に蒸発燃料排出管04が一体に形成されて、
連通口05を介してケース02内に連通している。ケース02
の開放した下端面には中央に連通口06を有する底板07が
取付けられ、ケース02の内部はこの連通口06を介してタ
ンク内に連通している。
【0005】ケース02の内部にはフロート08が納められ
ている。このフロート08はスプリング09を介して底板07
に支持されており、フロート08の重量とスプリング09の
張力とが釣合っている。前記連通口05の開口部には弁座
010 が形成され、これに向い合ってフロート08の上面に
弁体011 が突設されている。
【0006】給油によりタンク内液面が上昇し、満タン
液面に近ずくと、液体燃料が連通口06を通ってケース02
内に進入し、これによりフロート08に浮力が生ずるの
で、フロート08はスプリング09により押し上げられ、弁
体011 が弁座010 に係合して連通口05を閉塞し、以後タ
ンク内圧が上昇して前述のようにタンク内液面を所定の
満タン液面に規制する。
【0007】
【解決しようとする課題】ところで、タンク内圧は気
温、燃料温度、燃料性状、タンク内の燃料蒸気分圧等の
条件により上昇することがあり、このような内圧上昇は
燃料タンクが満タン状態の時に特に起り易い。しかし上
記従来の装置においては満タン時には蒸発燃料排出管04
とタンクとの連通口05が閉塞されているので、上昇した
圧力を逃がす手段がなく、従って内圧がタンクの許容値
以上に上昇してしまう恐れがある。また、給油時満タン
にした直後に上記のような内圧上昇が生じて、燃料注入
口から燃料が飛散する可能性もある。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明はこの
ような事情に鑑みてなされたものであり、本発明におい
ては、燃料タンク内の蒸発燃料を外部へ導く蒸発燃料排
出管と該燃料タンク内部との連通を規制する蒸発燃料排
出規制装置を、前記燃料タンク内の液面が所定の満タン
液位付近に達した時に前記蒸発燃料排出管と燃料タンク
内部との連通を遮断する第1のフロート弁と、前記燃料
タンク内の圧力が所定値以上になった時に前記蒸発燃料
排出管を前記燃料タンク内部に連通させるリリーフ弁
と、前記燃料タンク内の液面が異状に上昇した時に前記
リリーフ弁による連通を阻止する第2のフロート弁とに
より構成する。
【0009】本発明によれば、燃料タンクへの給油時に
タンク内液面が満タン液位付近に達すると、第1のフロ
ート弁が、蒸発燃料排出管と燃料タンク内部との連通を
遮断するので、これにより生ずるタンク内圧により過給
油が防止される。
【0010】しかも、タンク内圧が所定値を超えて上昇
すると、リリーフ弁が作動してタンク内部を蒸発燃料排
出管に連通させるので、タンク内圧は常に上記所定値内
に保たれる。
【0011】しかして、車両のコーナリングもしくは加
減速時等に、蒸発燃料排出規制装置部分におけるタンク
内液面が異常に上昇した場合には、第2のフロート弁が
前記リリーフ弁による連通を阻止するので、タンク内の
液体燃料が該リリーフ弁を通じて蒸発燃料排出管に流出
することはない。
【0012】
【実 施 例】以下、本発明を図2にないし図6に示す
各実施例について説明する。
【0013】図2は本発明の一実施例に係る蒸発燃料排
出規制装置1の断面図である。この蒸発燃料排出規制装
置1は図1と同様なケース2を有し、該ケース2に設け
られたフランジ3により、前記図1と同様にして燃料タ
ンク(図示せず)の上部に装着され、フランジ3より上
方の部分は燃料タンクの外側に、下方の部分は燃料タン
クの内側に位置している。
【0014】ケース2の上端には蒸発燃料排出管4が一
体に接続されている。この蒸発燃料排出管4は図示して
ないキャニスタを介してエンジンの吸気部に接続されて
いる。ケース2の上端はこれに一体に形成された端板5
で閉塞されており、該端板5に蒸発燃料排出管4とケー
ス2を連通させる2つの連通口6,7が設けられてい
る。そしてケース2内にはこれらの連通口6,7にそれ
ぞれ対向させて第1フロート弁8および第2フロート弁
9が配設されている。さらに連通口7にはスプリング10
aにより付勢されて該連通口7を排出管4側から閉塞す
るリリーフ弁10が設けられている。
【0015】ケース2の下端は開口部11となっており、
ケース2の内部は該開口部11を通じてタンク内に連通し
ている。またケース2の側壁部分に、タンク内気相部の
上方部分に連通する通気孔12が設けられている。
【0016】前記第1および第2のフロート弁8,9
は、開口部11に取付けられたリテーナ13に支持されてケ
ース2内を上方へ延び、互いに並列しているが、これら
のフロート弁8,9とリテーナ13との間にはそれぞれス
プリング14,15が介挿され、フロート弁8,9はこれら
のスプリング14,15により上方へ向けて付勢されてい
る。フロート弁8,9はいずれも円筒状をなし、かつ下
半部の横断面積は互いに等しい。ただし、第2フロート
弁9は下部から上部まで外径を等しく形成されているの
に対し、第1フロート弁8は上半部の外径を下半部の外
径、従ってまた第2フロート弁9の外径より小さく形成
されているので、第2フロート弁9は第1フロート弁8
より重い。
【0017】この蒸発燃料排出規制装置1を装着した燃
料タンクに給油する時、タンク内液面が低い間は、液面
の上昇に応じてタンク内の気体が連通口6を通って蒸発
燃料排出管4へ逃がされるので、給油は順調に進行す
る。この時連通口7はリリーフ弁10により閉じられてい
る。
【0018】液面が満タン液面16に近くなると、開口部
11を通じてケース2内に進入した燃料によりフロート
8,9に浮力が生じ、この浮力分だけフロート8,9の
重量は軽くなる。フロート8,9の下半部の横断面積は
等しいので両フロートには等しい浮力が生ずるが、前述
のように第1フロート弁8は第2フロート弁9より軽い
ので、第1フロート弁8においてはスプリング14の付勢
力が優勢となり、該付勢力により第1フロート弁8は押
し上げられ、連通口6は閉鎖する。重い方の第2フロー
ト弁9はスプリング15によって押し上げられることはな
く、連通口7は第2フロート弁9によっては閉鎖されな
い。しかし連通口7は前述のようにリリーフ弁10によっ
て閉鎖されている。
【0019】このようにしてケース2内部すなわち燃料
タンク内部と蒸発燃料排出管4との連通が遮断される
と、タンク内圧は上昇し始め、液面が満タン液面16に達
した所で該内圧がフィラパイプの高さに相当する燃料液
頭に等しくなり、それ以上の給油は不可能になる。すな
わちタンク内液面は所定の満タン液面16に規制され、そ
れ以上の過給油が防止される。
【0020】ケース2の内部は、下端の開口部11が液体
燃料により封鎖されている場合でも、通気孔12を通じて
タンク内気相に連通している。従って、タンク内液面が
満タン液面16付近にあり連通口6が第1フロート弁8に
より閉鎖されている状態で、前述したような気温その他
の条件によりタンク内圧が上昇すると、該内圧によりリ
リーフ弁10が作動して連通口7を開き、タンク内の気体
を蒸発燃料排出管4に逃がす。かくしてタンク内圧はリ
リーフ弁10のスプリング10aによって設定される所定の
許容圧力以下に保持される。
【0021】車両のコーナリングや加減速等により蒸発
燃料排出規制装置1設置部分におけるタンク内液面が満
タン液面16を超えて異常に上昇した場合には、第1フロ
ート弁8が上昇して連通口6を閉じるのはもちろん、第
2フロート弁9に生ずる浮力が大きくなるので該第2フ
ロート弁9も上昇し、リリーフ弁10の作動如何にかかわ
らず、連通口7を閉じる。従ってタンク内の液体燃料が
蒸発燃料排出管4に流出してキャニスタに流入すること
はない。ロールオーバー時には、両フロートバルブ8,
9はスプリング14,15の付勢力に加えて自重により連通
口6,7側へ移動してこれらの連通口を閉鎖し、この場
合にも液体燃料の流出を確実に防止する。
【0022】図3は本発明の第2の実施例、図4,5は
第3の実施例、図6は第4の実施例を示す。なお、これ
らの図において前記図1の各部分に対応する同効の部分
にはそれぞれ同じ参照数字を付してある。
【0023】図3の蒸発燃料排出規制装置1において
は、ケース2が上下の2部分2a,2bを連結して構成され
ており、上方部分2aにフランジ3および端板5が設けら
れている。そして上方のケース部分2aと下方のケース部
分2bとの接続部に設けられたリテーナ13a上に第2フロ
ート弁9がスプリング15を介して支持され、下端の開口
部11に臨ませて設けられたリテーナ13b上に第1フロー
ト弁8がスプリング14を介して支持されている。
【0024】第2フロート弁9は中央に上下に連通する
穴17を有する環状体をなし、第1フロート弁8上部の小
径部8′がこの穴17を摺動自在に貫通して連通口6に向
い合っている。第2フロート弁9の上面には連通口7に
向い合ってこれを開閉する係合部分9aが設けられてい
る。すなわち本実施例においては、図2の実施例におい
て左右に並列して配設されていた第1フロート弁8およ
び第2フロート弁9が、上下に同心状に配設されてい
る。従ってタンク内液面が満タン液面16近傍にある時に
は第2フロート弁9には浮力が発生せず、液面が第2フ
ロート弁9の高さ位置まで上昇した時にはじめて第2フ
ロート弁9に浮力が生じ、これにより第2フロート弁9
が作動して連通口7を閉じる。
【0025】次に、図4,5に示す本発明の第3実施例
について説明する。本実施例においては、ケース2上端
の端板5には中心位置に連通口6だけが設けられてい
る。第1フロート弁8は、ケース2下端のリテーナ13に
スプリング14を介して支持れた厚肉円筒状の下方部分8a
と、該部分8aの上端部周縁に下端を固着されて上方へ延
びる薄肉の円筒から成る上方部分8bとにより構成されて
いる。
【0026】第1フロート弁8の前記上方部分8b上端の
開口部は蓋板18により覆われ、かつその内側に該蓋板18
と上方部分8bとの間に気密に挟着されて弁箱19が設けら
れている。蓋板18の中央には前記連通口6に対向して該
連通口6に係脱可能な係合突部20が突設され、この係合
突部20に連通口6と同軸線上に連通口21が設けられてい
る。弁箱19の底部に連通口7が設けられており、弁箱19
内にはスプリング10aにより付勢されてこの連通口7を
閉じるリリーフ弁10が設けられている。
【0027】前記上方部分8bの周壁部上方には通気孔22
が設けられており、この通気孔22とケース2に設けられ
た通気孔12とを通じて、上方部分8bの内部は燃料タンク
の気相に常時連通している。そしてこの内部に第2フロ
ート弁9が配設されている。第2フロート弁9は第1フ
ロート弁8の下方部分8aの上端面にスプリング15を介し
て支持されており、その上端には連通口7に向い合う係
合突部23が突設されている。
【0028】第1フロート弁8の上方部分8bの外周面に
は長手方向に延びる複数の案内突条24が設けられてお
り、第1フロート弁8はこれらの案内突条24を介してケ
ース2の内周面に摺接している。また第2フロート弁9
の外周面にも同様な案内突条25が設けられており、第2
フロート弁9はこれらの案内突条25を介して第1フロー
ト弁8の上方部分8bの内周面に摺接している(図5参
照)。図2、図3の実施例および図6について後述する
実施例におけるフロート弁8,9にもこのような案内突
条を設けてもよい。
【0029】この第3実施例においては、前記図3の第
2実施例と同様に、タンク内液面が満タン液面近傍にあ
る時には第1フロート弁8のみに浮力が生ずる。そして
第1フロート弁8が上昇して上端の係合突部20により連
通口6を閉鎖する。この時第2フロート弁9も第1フロ
ート弁8と共に上昇するが、第2フロート弁9と第1フ
ロート弁8との間には相対的変位は生じないので、連通
口7は係合突部23によっては閉鎖されない。しかしリリ
ーフ弁10が連通口7を閉鎖しているので、タンク内部と
蒸発燃料排出管4との連通は連通口6と係合突部20との
係合により遮断され、タンク内圧が上昇し始める。
【0030】タンク内圧が所定値以上に上昇すると、リ
リーフ弁10が開くので、タンク内の気体が通気孔12,2
2、連通口7,21,6を通って蒸発燃料排出管4に逃
げ、内圧を所定値以下に保つ。また、タンク内液面が異
常に上昇して第2フロート弁9にも浮力が生ずると、第
2フロート弁9が第1フロート弁8に相対的に上昇して
連通口7を閉じ、液体の流出を確実に阻止する。
【0031】図6の第4実施例は、図3の第2実施例に
おいて上方のケース部分2aにリテーナ13aを介して支持
されている第2フロート弁9を、図4の第3実施例にお
けるように第1フロート弁8上に支持したものである。
満タン液面近くで第1フロート弁8が上昇する時これと
ともに第2フロート弁9も上昇するが、第2フロート弁
9の上端は第1フロート弁8の上端よりも低くしてある
ので、この時には連通口7は第2フロート弁9によって
閉鎖されず、液面が第2フロート弁9の位置まで上昇し
て第2フロート弁9に浮力が生ずると、第2フロート弁
9が単独に上昇して連通口7を閉じる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、燃料タンクに燃料が所
定の満タン液位を超えて過給油されるのを防止するとと
もに、タンク内圧を常に所定の許容値内に保つことがで
き、さらに液体燃料が蒸発燃料排出管を通じてタンク外
に流出するのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の蒸発燃料排出規制装置を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…蒸発燃料排出規制装置、2…ケース、3…フラン
ジ、4…蒸発燃料排出管、5…端板、6,7…連通口、
8…第1フロート弁、9…第2フロート弁、10…リリー
フ弁、11…開口部、12…通気孔、13…リテーナ、14,15
…スプリング、16…満タン液面、17…穴、18…蓋板、19
…弁箱、20…係合突部、21…連通口、22…通気孔、23…
係合突部、24,25…案内突条。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク内の蒸発燃料を外部へ導く蒸
    発燃料排出管と該燃料タンク内部との連通を規制する蒸
    発燃料排出規制装置において、前記燃料タンク内の液面
    が所定の満タン液位付近に達した時に前記蒸発燃料排出
    管と燃料タンク内部との連通を遮断する第1のフロート
    弁と、前記燃料タンク内の圧力が所定値以上になった時
    に前記蒸発燃料排出管を前記燃料タンク内部に連通させ
    るリリーフ弁と、前記燃料タンク内の液面が異常に上昇
    した時に前記リリーフ弁による連通を阻止する第2のフ
    ロート弁とを有することを特徴とする燃料タンクの蒸発
    燃料排出規制装置。
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