JPH05254352A - 車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置 - Google Patents
車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置Info
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- JPH05254352A JPH05254352A JP4053675A JP5367592A JPH05254352A JP H05254352 A JPH05254352 A JP H05254352A JP 4053675 A JP4053675 A JP 4053675A JP 5367592 A JP5367592 A JP 5367592A JP H05254352 A JPH05254352 A JP H05254352A
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M25/0836—Arrangement of valves controlling the admission of fuel vapour to an engine, e.g. valve being disposed between fuel tank or absorption canister and intake manifold
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K15/00—Arrangement in connection with fuel supply of combustion engines or other fuel consuming energy converters, e.g. fuel cells; Mounting or construction of fuel tanks
- B60K15/03—Fuel tanks
- B60K15/035—Fuel tanks characterised by venting means
- B60K15/03504—Fuel tanks characterised by venting means adapted to avoid loss of fuel or fuel vapour, e.g. with vapour recovery systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B60K15/035—Fuel tanks characterised by venting means
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
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- F02M25/089—Layout of the fuel vapour installation
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/0753—Control by change of position or inertia of system
- Y10T137/0874—Vent opening or closing on tipping container
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給油時の過注入の防止と、車輛が傾斜、転倒
したときに燃料タンクの燃料がキャニスタへ流れないよ
うにする。更に、車輛走行時に、燃料タンク気室の圧力
を一定値以下に保つ。 【構成】 給油中は、電磁弁１３が閉じる。燃料タンク
１内の燃料液位が所定以上の満タンになるとフロートバ
ルブ１１が閉じ、両エバポ通路３Ａ，３Ｂが遮断される
ため、気室８が密閉され満タン時の過注入を防ぐ。給油
完了時は電磁弁１３が開き、燃料流出防止バルブ１２が
気室８をキャニスタに連通する。車輛傾斜時又は転倒時
にはフロートバルブ１１と燃料流出防止バルブ１２が閉
じ、燃料タンクからの燃料流出を止める。
したときに燃料タンクの燃料がキャニスタへ流れないよ
うにする。更に、車輛走行時に、燃料タンク気室の圧力
を一定値以下に保つ。 【構成】 給油中は、電磁弁１３が閉じる。燃料タンク
１内の燃料液位が所定以上の満タンになるとフロートバ
ルブ１１が閉じ、両エバポ通路３Ａ，３Ｂが遮断される
ため、気室８が密閉され満タン時の過注入を防ぐ。給油
完了時は電磁弁１３が開き、燃料流出防止バルブ１２が
気室８をキャニスタに連通する。車輛傾斜時又は転倒時
にはフロートバルブ１１と燃料流出防止バルブ１２が閉
じ、燃料タンクからの燃料流出を止める。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車輌用燃料タンクの燃料
流出防止装置に関する。
流出防止装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】タンク本体内に突出配置したベントチュ
ーブをキャニスタに連通すると共に、該ベントチューブ
のタンク内突出部にタンク内の燃料が所定液位になると
閉弁作動するフロート弁を付設した車輌用燃料タンクの
蒸発燃料流出防止装置が特開昭６１−２９１２１８号公
報で提案されている。
ーブをキャニスタに連通すると共に、該ベントチューブ
のタンク内突出部にタンク内の燃料が所定液位になると
閉弁作動するフロート弁を付設した車輌用燃料タンクの
蒸発燃料流出防止装置が特開昭６１−２９１２１８号公
報で提案されている。
【０００３】この装置は、図８に示すように、タンク１
内に突出配置したベントチューブ４をキャニスタ６に連
通接続して、該キャニスタ６を介して大気に連通してあ
り、そして、このベントチューブ４のタンク１内の突端
部に、タンク１内の燃料が所定液位になると閉弁作動し
てベントチューブ４を閉塞するフロート弁１０を付設し
てある。
内に突出配置したベントチューブ４をキャニスタ６に連
通接続して、該キャニスタ６を介して大気に連通してあ
り、そして、このベントチューブ４のタンク１内の突端
部に、タンク１内の燃料が所定液位になると閉弁作動し
てベントチューブ４を閉塞するフロート弁１０を付設し
てある。
【０００４】燃料給油時におけるフィラーチューブ２の
充填口２ａからの蒸発燃料の流出防止対策として、該充
填口２ａの給油タンク挿入部周りを図示されてないシー
ル部材でシールして給油する場合にあって、ベントチュ
ーブ４はキャニスタ６を介して大気に連通しているた
め、該ベントチューブ４によるベント作用は十分に確保
され、給油をスムースに行なうことができる。
充填口２ａからの蒸発燃料の流出防止対策として、該充
填口２ａの給油タンク挿入部周りを図示されてないシー
ル部材でシールして給油する場合にあって、ベントチュ
ーブ４はキャニスタ６を介して大気に連通しているた
め、該ベントチューブ４によるベント作用は十分に確保
され、給油をスムースに行なうことができる。
【０００５】この給油時にタンク１内の上部気室８に滞
溜する蒸発燃料は、エバポチューブ３に導出されるが、
この他、ベントチューブ４の大径部４ａの底部の開口を
通って、該ベントチューブ４からもキャニスタ６に導出
され、何れのキャニスタ５，６に吸着された蒸発燃料と
も、パージ空気と共に図外のエンジン吸気系に供給され
て処理される。
溜する蒸発燃料は、エバポチューブ３に導出されるが、
この他、ベントチューブ４の大径部４ａの底部の開口を
通って、該ベントチューブ４からもキャニスタ６に導出
され、何れのキャニスタ５，６に吸着された蒸発燃料と
も、パージ空気と共に図外のエンジン吸気系に供給され
て処理される。
【０００６】そして、タンク１内の燃料が所定液位にな
るとフロート弁１０が閉弁作動して満杯量を規制する。
この満杯量が規制された後にも、フィラーチューブ２の
ネック部近くまで燃料が給油されても、前述のようにベ
ントチューブ４のタンク１内突出端部はフロート弁１０
によって閉塞されているため、該ベントチューブ４内に
燃料が侵入することはない。その後、タンク１の上部気
室８に発生する蒸発燃料は、ベントチューブ４がフロー
ト弁１０で閉塞されている間はエバポチューブ３よりキ
ャニスタ５に導出されるが、燃料液位が下ってフロート
弁１０が開弁すると蒸発燃料はベントチューブ４からも
キャニスタ６に導出されて前述のように処理される。
るとフロート弁１０が閉弁作動して満杯量を規制する。
この満杯量が規制された後にも、フィラーチューブ２の
ネック部近くまで燃料が給油されても、前述のようにベ
ントチューブ４のタンク１内突出端部はフロート弁１０
によって閉塞されているため、該ベントチューブ４内に
燃料が侵入することはない。その後、タンク１の上部気
室８に発生する蒸発燃料は、ベントチューブ４がフロー
ト弁１０で閉塞されている間はエバポチューブ３よりキ
ャニスタ５に導出されるが、燃料液位が下ってフロート
弁１０が開弁すると蒸発燃料はベントチューブ４からも
キャニスタ６に導出されて前述のように処理される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
車輌が一定角度以上に傾斜したときや転倒したときに
は、タンク内の燃料がキャニスタへ流出してキャニスタ
内の吸着剤が劣化したり、燃料が更にキャニスタから車
外に洩れて大気を汚染するとか、危険でもある。
車輌が一定角度以上に傾斜したときや転倒したときに
は、タンク内の燃料がキャニスタへ流出してキャニスタ
内の吸着剤が劣化したり、燃料が更にキャニスタから車
外に洩れて大気を汚染するとか、危険でもある。
【０００８】又、近時、車輛走行時には、タンクの上部
気室内の圧力が一定以下に規制される地域があり、この
規制をクリアすると共に給油の過注入を防止して満杯量
（満タン量）を規制することが要望されるが、前記従来
技術では、この両者を満す機能を備えているか疑問であ
る。
気室内の圧力が一定以下に規制される地域があり、この
規制をクリアすると共に給油の過注入を防止して満杯量
（満タン量）を規制することが要望されるが、前記従来
技術では、この両者を満す機能を備えているか疑問であ
る。
【０００９】そこで、本発明は、車輌傾斜時や転倒時に
おける燃料タンクからの流出防止を第１の目的とする。
そして、車輛走行時にはタンク本体内の上部気室の圧力
を一定以下に維持することを第２の目的とする。そして
又、給油時における満杯量（満タン量）を規制すること
を第３の目的とする。
おける燃料タンクからの流出防止を第１の目的とする。
そして、車輛走行時にはタンク本体内の上部気室の圧力
を一定以下に維持することを第２の目的とする。そして
又、給油時における満杯量（満タン量）を規制すること
を第３の目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置は、
燃料タンク（１）から発生する蒸発燃料を吸着する吸着
剤（５ａ）を有するキャニスタ（５Ａ）と、燃料タンク
（１）の気室（８）に設けられ、燃料タンク（１）内の
燃料液位が所定以上になると閉弁すると共に車輌が傾斜
又は転倒したときに閉弁するフロートバルブ（１１）
と、燃料タンク（１）の気室（８）上部に設けられ車輌
が傾斜又は転倒したときに閉弁する燃料流出防止バルブ
（１２）と、前記フロートバルブ（１１）をキャニスタ
（５Ａ）に連通する第１のエバポ通路（３Ａ）と、前記
燃料流出防止バルブ（１２）をキャニスタ（５Ａ）に連
通する第２のエバポ通路（３Ｂ）と、該エバポ通路（３
Ｂ）に設けた電磁弁（１３）とを具備した。
に、本発明の車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置は、
燃料タンク（１）から発生する蒸発燃料を吸着する吸着
剤（５ａ）を有するキャニスタ（５Ａ）と、燃料タンク
（１）の気室（８）に設けられ、燃料タンク（１）内の
燃料液位が所定以上になると閉弁すると共に車輌が傾斜
又は転倒したときに閉弁するフロートバルブ（１１）
と、燃料タンク（１）の気室（８）上部に設けられ車輌
が傾斜又は転倒したときに閉弁する燃料流出防止バルブ
（１２）と、前記フロートバルブ（１１）をキャニスタ
（５Ａ）に連通する第１のエバポ通路（３Ａ）と、前記
燃料流出防止バルブ（１２）をキャニスタ（５Ａ）に連
通する第２のエバポ通路（３Ｂ）と、該エバポ通路（３
Ｂ）に設けた電磁弁（１３）とを具備した。
【００１１】電磁弁（１３）の代りにリリーフ弁（１
８）を設けてもよい。又、電磁弁（１３）に並列にリリ
ーフ弁（１８）を連通すると効果的である。
８）を設けてもよい。又、電磁弁（１３）に並列にリリ
ーフ弁（１８）を連通すると効果的である。
【００１２】
【作用】燃料タンク（１）への給油中、給油キャップに
連動するスイッチで電磁弁（１３）を閉じると、第２の
エバポ通路（３Ｂ）が遮断される。給油口から給油を継
続すると、燃料タンク（１）内の燃料液位が上昇し、所
定以上の液位になるとフロートバルブ（１１）が閉弁し
て第１のエバポ通路（３Ａ）を遮断するので、燃料の満
杯量（満タン量）が規制される。給油口からの給油を更
に続けると、給油口の上部まで液位が上昇するので、給
油中の作業者が満タンであることを認識して給油作業を
止める。
連動するスイッチで電磁弁（１３）を閉じると、第２の
エバポ通路（３Ｂ）が遮断される。給油口から給油を継
続すると、燃料タンク（１）内の燃料液位が上昇し、所
定以上の液位になるとフロートバルブ（１１）が閉弁し
て第１のエバポ通路（３Ａ）を遮断するので、燃料の満
杯量（満タン量）が規制される。給油口からの給油を更
に続けると、給油口の上部まで液位が上昇するので、給
油中の作業者が満タンであることを認識して給油作業を
止める。
【００１３】給油を完了して給油キャップを閉じると、
電磁弁が開くため燃料タンク（１）の上部気室（８）は
第２のエバポ通路によってキャニスタ（５Ａ）に連通す
るため、燃料タンク（１）内の気室（８）の圧力は一定
以下に維持される。
電磁弁が開くため燃料タンク（１）の上部気室（８）は
第２のエバポ通路によってキャニスタ（５Ａ）に連通す
るため、燃料タンク（１）内の気室（８）の圧力は一定
以下に維持される。
【００１４】又、車輌が走行して燃料液位が所定未満に
下ると、フロートバルブ（１１）が開弁するため、燃料
タンク（１）の上部気室（８）は第１のエバポ通路（３
Ａ）によってもキャニスタ（５Ａ）と連通する。
下ると、フロートバルブ（１１）が開弁するため、燃料
タンク（１）の上部気室（８）は第１のエバポ通路（３
Ａ）によってもキャニスタ（５Ａ）と連通する。
【００１５】車輌が傾斜又は転倒したときは、フロート
バルブ（１１）と燃料流出防止バルブ（１２）とが閉弁
するので、燃料タンク（１）内の燃料がキャニスタへ流
れることはない。
バルブ（１１）と燃料流出防止バルブ（１２）とが閉弁
するので、燃料タンク（１）内の燃料がキャニスタへ流
れることはない。
【００１６】電磁弁（１３）の代りに第２のエバポ通路
（３Ｂ）へリリーフ弁（１８）を設けたものでは、電磁
弁（１３）のときのような電気的作動なしに、過注入の
防止ができる。
（３Ｂ）へリリーフ弁（１８）を設けたものでは、電磁
弁（１３）のときのような電気的作動なしに、過注入の
防止ができる。
【００１７】又、電磁弁（１３）と並列にリリーフ弁
（１８）を設けたものでは、システムとして冗長度が増
し、信頼性が高くなる。
（１８）を設けたものでは、システムとして冗長度が増
し、信頼性が高くなる。
【００１８】
【実施例】図１と図２に示す本発明の第１実施例で、１
は燃料タンク、２はフィラーチューブ、２Ａはブリーザ
パイプ、３Ａは第１のエバポ通路、３Ｂは第２のエバポ
通路、５Ａは吸着剤５ａを内蔵したキャニスタで、エバ
ポポート５ｂ、大気ポート５ｃ及び図外のインテークマ
ニホールドに連通されるパージポート５ｄを備えてい
る。
は燃料タンク、２はフィラーチューブ、２Ａはブリーザ
パイプ、３Ａは第１のエバポ通路、３Ｂは第２のエバポ
通路、５Ａは吸着剤５ａを内蔵したキャニスタで、エバ
ポポート５ｂ、大気ポート５ｃ及び図外のインテークマ
ニホールドに連通されるパージポート５ｄを備えてい
る。
【００１９】７は給油ガン、１１は燃料タンク１の気室
８に設けられ燃料タンク１内の燃料液位が所定以上にな
ると閉弁すると共に車輌が傾斜又は転倒したときに閉弁
するフロートバルブで、図２に詳細を示すように、上部
中央に孔１１ａを明けた弁座１１ｂを有すると共に上部
外周に通気孔１１ｃを明けた天井を有する円筒形のケー
ス１１ｄと、燃料が出入可能な孔１１ｅを明けた底板１
１ｆと、ケース１１ｄ内に配設され、天井を有する円筒
形のフロート１１ｇと、このフロート１１ｇを上方に付
勢する圧縮スプリング１１ｈと、カバー１１ｉとから構
成され、フロート１１ｇの天井の中央上面には弁座１１
ｂと協働する弁体１１ｊが突出形成されている。
８に設けられ燃料タンク１内の燃料液位が所定以上にな
ると閉弁すると共に車輌が傾斜又は転倒したときに閉弁
するフロートバルブで、図２に詳細を示すように、上部
中央に孔１１ａを明けた弁座１１ｂを有すると共に上部
外周に通気孔１１ｃを明けた天井を有する円筒形のケー
ス１１ｄと、燃料が出入可能な孔１１ｅを明けた底板１
１ｆと、ケース１１ｄ内に配設され、天井を有する円筒
形のフロート１１ｇと、このフロート１１ｇを上方に付
勢する圧縮スプリング１１ｈと、カバー１１ｉとから構
成され、フロート１１ｇの天井の中央上面には弁座１１
ｂと協働する弁体１１ｊが突出形成されている。
【００２０】スプリング１１ｈの荷重はフロート１１ｇ
の空気中における重量よりも小さく、かつ燃料液位が所
定の値に達してフロート１１ｇが浮力を受けるとスプリ
ング１１ｈがフロート１１ｇを押し上げて図２のように
弁体１１ｊが弁座１１ｂに当接して孔１１ａを閉じる。
このときの液位が満タン時の液面高さに相当するが、実
際には、気室８の圧縮などを考え、設定高さは満タン時
の液面よりやや下げる必要がある。
の空気中における重量よりも小さく、かつ燃料液位が所
定の値に達してフロート１１ｇが浮力を受けるとスプリ
ング１１ｈがフロート１１ｇを押し上げて図２のように
弁体１１ｊが弁座１１ｂに当接して孔１１ａを閉じる。
このときの液位が満タン時の液面高さに相当するが、実
際には、気室８の圧縮などを考え、設定高さは満タン時
の液面よりやや下げる必要がある。
【００２１】カバー１１ｉの内側は第１のエバポ通路３
Ａに連通している。１２は燃料タンク１の気室８上部に
設けられ車輌が傾斜又は転倒したときに閉弁する燃料流
出防止バルブで、図２に詳細を示すように、上部中央に
孔１２ａを明けた弁座１２ｂを有すると共に上部外周に
通気孔１２ｃを明けた天井を有する円筒形のケース１２
ｄと、燃料が出入可能な孔１２ｅを明けた底板１２ｆ
と、ケース１２ｄ内に配設され、天井を有する円筒形の
フロート１２ｇと、このフロート１２ｇを上方に付勢す
る圧縮スプリング１２ｈと、カバー１２ｉとで構成さ
れ、フロート１２ｇの天井の中央上面には弁座１２ｂと
協働する弁体１２ｊが突出形成されている。
Ａに連通している。１２は燃料タンク１の気室８上部に
設けられ車輌が傾斜又は転倒したときに閉弁する燃料流
出防止バルブで、図２に詳細を示すように、上部中央に
孔１２ａを明けた弁座１２ｂを有すると共に上部外周に
通気孔１２ｃを明けた天井を有する円筒形のケース１２
ｄと、燃料が出入可能な孔１２ｅを明けた底板１２ｆ
と、ケース１２ｄ内に配設され、天井を有する円筒形の
フロート１２ｇと、このフロート１２ｇを上方に付勢す
る圧縮スプリング１２ｈと、カバー１２ｉとで構成さ
れ、フロート１２ｇの天井の中央上面には弁座１２ｂと
協働する弁体１２ｊが突出形成されている。
【００２２】スプリング１２ｈの荷重は、空気中におけ
るフロート１２ｇの重量より小さく、燃料中におけるフ
ロート１２ｇの重量より大きく定めてある。又、カバー
１２ｉの内側には第２のエバポ通路３Ｂに連通してい
る。
るフロート１２ｇの重量より小さく、燃料中におけるフ
ロート１２ｇの重量より大きく定めてある。又、カバー
１２ｉの内側には第２のエバポ通路３Ｂに連通してい
る。
【００２３】１３は常開型の電磁弁で、第２のエバポ通
路３Ｂに設けられ、その励磁コイルは、図１に示すよう
に、フィラーチューブ２の図示されてないフューエルリ
ッドに連動し、フューエルリッドが開くとオンになるス
イッチ１４と、バッテリ１５と直列に接続されていて、
給油中は励磁となり、第２のエバポ通路３Ｂを遮断す
る。給油を完了してフューエルリッドを閉じると、電磁
弁１３は第２のエバポ通路３Ｂを開く。
路３Ｂに設けられ、その励磁コイルは、図１に示すよう
に、フィラーチューブ２の図示されてないフューエルリ
ッドに連動し、フューエルリッドが開くとオンになるス
イッチ１４と、バッテリ１５と直列に接続されていて、
給油中は励磁となり、第２のエバポ通路３Ｂを遮断す
る。給油を完了してフューエルリッドを閉じると、電磁
弁１３は第２のエバポ通路３Ｂを開く。
【００２４】電磁弁１３に常開型の電磁弁を用い、電磁
弁１３の制御は、上述のようにフューエルリッドの開閉
を検出するセンサとしてのスイッチ１４による代りに、
図１に示すように、車輛速度を検出する車速センサ１６
で車輛が停止中か走行中かを検知し、車輛走行時には制
御装置１７を介して電磁弁１３を開くように制御しても
よい。
弁１３の制御は、上述のようにフューエルリッドの開閉
を検出するセンサとしてのスイッチ１４による代りに、
図１に示すように、車輛速度を検出する車速センサ１６
で車輛が停止中か走行中かを検知し、車輛走行時には制
御装置１７を介して電磁弁１３を開くように制御しても
よい。
【００２５】又、フロートバルブ１１のフロート１１ｇ
と、燃料流出防止バルブ１２のフロート１２ｇは、燃料
の比重より大きい比重の材料で形成されていて、車輌傾
斜時又は転倒時には、それぞれスプリング１１ｈ，１２
ｈがフロート１１ｇ，１２ｇを押して、それらの弁体１
１ｊ，１２ｊを弁座１１ｂ，１２ｂに押し付けて孔１１
ａ，１２ａを閉じる。従って第１と第２のエバポ通路３
Ａ，３Ｂが遮断される。
と、燃料流出防止バルブ１２のフロート１２ｇは、燃料
の比重より大きい比重の材料で形成されていて、車輌傾
斜時又は転倒時には、それぞれスプリング１１ｈ，１２
ｈがフロート１１ｇ，１２ｇを押して、それらの弁体１
１ｊ，１２ｊを弁座１１ｂ，１２ｂに押し付けて孔１１
ａ，１２ａを閉じる。従って第１と第２のエバポ通路３
Ａ，３Ｂが遮断される。
【００２６】図３は車輌が転倒して、フロートバルブ１
１と燃料流出防止バルブが共に閉じて、第１と第２のエ
バポ通路３Ａ，３Ｂを遮断した状態を示す。図２は、給
油中、満タンの液位になってフロートバルブ１１が閉じ
た状態を示し、このときは電磁弁１３も閉じている。
１と燃料流出防止バルブが共に閉じて、第１と第２のエ
バポ通路３Ａ，３Ｂを遮断した状態を示す。図２は、給
油中、満タンの液位になってフロートバルブ１１が閉じ
た状態を示し、このときは電磁弁１３も閉じている。
【００２７】図４は本発明の第２実施例で、前記第１実
施例の電磁弁１３の代りにリリーフ弁１８を設けてい
る。このリリーフ弁は燃料タンク１の変形を防止して保
護する安全弁の役割をもつもので、燃料タンク１の一定
以上の加圧を防止するリリーフ弁１８ａと、一定以下へ
の減圧を防止するリリーフ弁１８ｂとで構成されてい
る。
施例の電磁弁１３の代りにリリーフ弁１８を設けてい
る。このリリーフ弁は燃料タンク１の変形を防止して保
護する安全弁の役割をもつもので、燃料タンク１の一定
以上の加圧を防止するリリーフ弁１８ａと、一定以下へ
の減圧を防止するリリーフ弁１８ｂとで構成されてい
る。
【００２８】リリーフ弁１８ａの作動圧は、燃料タンク
１内の液位が満タン位置となり、フロートバルブ１１が
閉じて気室８を密閉したあと、フィラーチューブ２中の
液面が給油口まで上昇したときの気室８の圧力よりもわ
ずか大きく設定されている。
１内の液位が満タン位置となり、フロートバルブ１１が
閉じて気室８を密閉したあと、フィラーチューブ２中の
液面が給油口まで上昇したときの気室８の圧力よりもわ
ずか大きく設定されている。
【００２９】この図４に示す第２実施例では電磁弁１３
の代りにリリーフ弁１８が閉じているので、燃料タンク
内の燃料液位が給油によって満タン液位に達すると、フ
ロートバルブ１１も閉じて気室８が密閉されるため、燃
料タンク内での液面上昇を止め、過注入を防止できる。
の代りにリリーフ弁１８が閉じているので、燃料タンク
内の燃料液位が給油によって満タン液位に達すると、フ
ロートバルブ１１も閉じて気室８が密閉されるため、燃
料タンク内での液面上昇を止め、過注入を防止できる。
【００３０】図５の第３実施例は、電磁弁１３と並列に
リリーフ弁１８を連通したもので、実際には電磁弁とリ
リーフ弁が一体の構造のものが使われている。この実施
例は第１実施例に、第２実施例の安全性を追加したもの
で、冗長性を増してシステムの信頼度を向上できる。
リリーフ弁１８を連通したもので、実際には電磁弁とリ
リーフ弁が一体の構造のものが使われている。この実施
例は第１実施例に、第２実施例の安全性を追加したもの
で、冗長性を増してシステムの信頼度を向上できる。
【００３１】図６はフロートバルブ１１の異なる構造を
示し、図示のように満タン時の燃料液位になると、フロ
ート１１ｋを取付けたレバー１１ｍがスプリング受け１
１ｎを押し上げ、スプリング１１ｏを介してバルブ１１
ｐを持ち上げ、孔１１ａを閉じて気室８を密閉する。
示し、図示のように満タン時の燃料液位になると、フロ
ート１１ｋを取付けたレバー１１ｍがスプリング受け１
１ｎを押し上げ、スプリング１１ｏを介してバルブ１１
ｐを持ち上げ、孔１１ａを閉じて気室８を密閉する。
【００３２】車輌が傾斜したり転倒すると、スプリング
の１１ｏがバルブ１１ｐを孔１１ａに押し付けて閉じ
る。図７は更に異なる構造のフロート１１を示す。上部
中央に孔１１ａを、又上部外周に通気孔１１ｃを明けた
ケース１１ｄ内に、フロート１１ｇが収納され、下方か
ら圧縮スプリングのｌ１ｒで付勢されている。１１ｑは
フロート１１ｇ全体が燃料中に入ったときの浮力よりも
大きな重量の重りで、フロート１１ｇと重り１１ｑの間
に装着したスプリング１１ｒの荷重はフロート１１ｇの
重量より小さく設定されている。そして満タン時の燃料
液位になるとフロートが浮力で浮き上り、気室８を密閉
する。車輌の傾斜時や転倒時はスプリング１１ｒの荷重
又は重り１１ｑの重量で通路（孔）１１ａを閉じる。
の１１ｏがバルブ１１ｐを孔１１ａに押し付けて閉じ
る。図７は更に異なる構造のフロート１１を示す。上部
中央に孔１１ａを、又上部外周に通気孔１１ｃを明けた
ケース１１ｄ内に、フロート１１ｇが収納され、下方か
ら圧縮スプリングのｌ１ｒで付勢されている。１１ｑは
フロート１１ｇ全体が燃料中に入ったときの浮力よりも
大きな重量の重りで、フロート１１ｇと重り１１ｑの間
に装着したスプリング１１ｒの荷重はフロート１１ｇの
重量より小さく設定されている。そして満タン時の燃料
液位になるとフロートが浮力で浮き上り、気室８を密閉
する。車輌の傾斜時や転倒時はスプリング１１ｒの荷重
又は重り１１ｑの重量で通路（孔）１１ａを閉じる。
【００３３】
【発明の効果】本発明の燃料タンクの燃料流出防止装置
は、給油中電磁弁又はリリーフ弁で第２のエバポ通路が
遮断され、満タンの燃料液位になると更にフロートバル
ブが閉じて第１のエバポ通路も遮断されるため、燃料タ
ンク上部の気室が密閉され、それ以上の過注入が防止さ
れる。
は、給油中電磁弁又はリリーフ弁で第２のエバポ通路が
遮断され、満タンの燃料液位になると更にフロートバル
ブが閉じて第１のエバポ通路も遮断されるため、燃料タ
ンク上部の気室が密閉され、それ以上の過注入が防止さ
れる。
【００３４】そして、給油完了又は車輛走行時に電磁弁
が開くと、燃料タンク上部の気室が第２のエバポ通路を
通じてキャニスタに連通し、気室で発生する蒸発燃料を
キャニスタに導出し、気室内の圧力を一定以下に維持す
る。
が開くと、燃料タンク上部の気室が第２のエバポ通路を
通じてキャニスタに連通し、気室で発生する蒸発燃料を
キャニスタに導出し、気室内の圧力を一定以下に維持す
る。
【００３５】更に又、車輌傾斜時や転倒時にはフロート
バルブと燃料流出防止バルブが閉じ、燃料のキャニスタ
への流入や、更に車外への流出を防止する。
バルブと燃料流出防止バルブが閉じ、燃料のキャニスタ
への流入や、更に車外への流出を防止する。
【図１】 本発明の第１実施例の断面図。
【図２】 図１の要部拡大図で、満タン時の液位の状態
を示す。
を示す。
【図３】 図１の実施例の車輛転倒時の要部拡大図。
【図４】 本発明の第２実施例の断面図。
【図５】 本発明の第３実施例の断面図。
【図６】 本発明の実施例に用いるフロートバルブの他
の例の断面図。
の例の断面図。
【図７】 フロートバルブの更に他の例の断面図。
【図８】 従来技術の断面図。
１ 燃料タンク ３Ａ 第１のエバポ通路 ３Ｂ 第２のエバポ通路 ５Ａ キャニスタ ５ａ 吸着剤 ８ 気室 １１ フロートバルブ １２ 燃料流出防止バルブ １３ 電磁弁 １８ リリーフ弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年２月１０日
【手続補正１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
Claims (3)
- 【請求項１】 燃料タンクから発生する蒸発燃料を吸着
する吸着剤を有するキャニスタと、燃料タンクの気室に
設けられ燃料タンク内の燃料液位が所定以上になると閉
弁すると共に車輌が傾斜又は転倒したときに閉弁するフ
ロートバルブと、燃料タンクの気室上部に設けられ車輌
が傾斜又は転倒したときに閉弁する燃料流出防止バルブ
と、前記燃料流出防止バルブをキャニスタに連通する第
２のエバポ通路と、該第２のエバポ通路に設けた電磁弁
とを具備した車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置。 - 【請求項２】 電磁弁の代りにリリーフ弁を設けた請求
項１の車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置。 - 【請求項３】 電磁弁に並列にリリーフ弁を連通した請
求項１の車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4053675A JPH05254352A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置 |
| US08/029,577 US5277168A (en) | 1992-03-12 | 1993-03-11 | Fuel outflow preventing apparatus of fuel tank for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4053675A JPH05254352A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05254352A true JPH05254352A (ja) | 1993-10-05 |
Family
ID=12949402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4053675A Pending JPH05254352A (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 車輌用燃料タンクの燃料流出防止装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5277168A (ja) |
| JP (1) | JPH05254352A (ja) |
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| DE102016222517A1 (de) | 2015-12-01 | 2017-06-01 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Kraftstofftanksystem |
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| DE102016222517B4 (de) | 2015-12-01 | 2022-08-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Kraftstofftanksystem |
Also Published As
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|---|---|
| US5277168A (en) | 1994-01-11 |
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