JPH073214B2 - 自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置 - Google Patents
自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置Info
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- JPH073214B2 JPH073214B2 JP60101075A JP10107585A JPH073214B2 JP H073214 B2 JPH073214 B2 JP H073214B2 JP 60101075 A JP60101075 A JP 60101075A JP 10107585 A JP10107585 A JP 10107585A JP H073214 B2 JPH073214 B2 JP H073214B2
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M25/089—Layout of the fuel vapour installation
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、密閉型燃料タンクから燃料が蒸発して大気中
に排出されることを抑制する自動二輪車用内燃機関の燃
料蒸発抑制装置に関するものである。
に排出されることを抑制する自動二輪車用内燃機関の燃
料蒸発抑制装置に関するものである。
［従来の技術］ 吸気通路の上流側に接続された気化器に、車体の上部に
搭載した密閉型燃料タンクからの燃料が自重により落下
して供給され、前記気化器により混合される燃料と空気
との混合気が、その供給量を前記吸気通路の下流側に配
置されたスロットルバルブの開度によって調整されて内
燃機関の燃焼室に供給され、一方，前記燃料タンクの空
気室が、ガス排出管を介してキャニスタの一側に連通さ
れ、さらに該キャニスタの一側が負圧管を介して前記吸
気通路に連通されると共に、該キャニスタの他側が大気
と連通する排出管に接続されており、内燃機関の運転時
に、キャニスタに吸着された蒸発ガスを前記混合気流に
より吸引し、キャニスタの蒸発ガスを脱着するようにし
た自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置は、例えば
特開昭54−151726号公報に示すように公知である。
搭載した密閉型燃料タンクからの燃料が自重により落下
して供給され、前記気化器により混合される燃料と空気
との混合気が、その供給量を前記吸気通路の下流側に配
置されたスロットルバルブの開度によって調整されて内
燃機関の燃焼室に供給され、一方，前記燃料タンクの空
気室が、ガス排出管を介してキャニスタの一側に連通さ
れ、さらに該キャニスタの一側が負圧管を介して前記吸
気通路に連通されると共に、該キャニスタの他側が大気
と連通する排出管に接続されており、内燃機関の運転時
に、キャニスタに吸着された蒸発ガスを前記混合気流に
より吸引し、キャニスタの蒸発ガスを脱着するようにし
た自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置は、例えば
特開昭54−151726号公報に示すように公知である。
ところで、上記のような装置では、キャニスタに吸着さ
れた蒸発ガスが十分に脱着されないと、キャニスタの通
気抵抗が大きくなり、大気を密閉型燃料タンク内に適正
に供給することができなくなる。このため、燃料タンク
内の燃料が消費されて減少してくると該タンク内が負圧
状態となり、燃料が供給管を介して気化器側に流れるこ
とが妨げられることがある。
れた蒸発ガスが十分に脱着されないと、キャニスタの通
気抵抗が大きくなり、大気を密閉型燃料タンク内に適正
に供給することができなくなる。このため、燃料タンク
内の燃料が消費されて減少してくると該タンク内が負圧
状態となり、燃料が供給管を介して気化器側に流れるこ
とが妨げられることがある。
そこで、前記燃料タンクとキャニスタ間の前記ガス排出
管に大気連通路を有する制御弁を設け、常時は制御弁に
より大気連通路を閉じ燃料タンクの蒸発ガスをキャニス
タに吸着させ、燃料タンク内が所定値以上の負圧になる
と制御弁により大気連通路を開き大気連通路より燃料タ
ンクに大気を導入するようにしたものが例えば実開昭56
−124249号公報に示すように公知である。
管に大気連通路を有する制御弁を設け、常時は制御弁に
より大気連通路を閉じ燃料タンクの蒸発ガスをキャニス
タに吸着させ、燃料タンク内が所定値以上の負圧になる
と制御弁により大気連通路を開き大気連通路より燃料タ
ンクに大気を導入するようにしたものが例えば実開昭56
−124249号公報に示すように公知である。
［発明が解決しようとする課題］ ところで、上記従来の技術においては、負圧管の吸気通
路側端がスロットルバルブの下流側に開口しているた
め、該スロットルバルブが絞られた状態での平常運転中
に大きな負圧がキャニスタにかかり、これが大気と連通
する排出管から余分の空気を吸入するので、スロットル
バルブによる混合気量の適正な調整ができない、という
問題がある。
路側端がスロットルバルブの下流側に開口しているた
め、該スロットルバルブが絞られた状態での平常運転中
に大きな負圧がキャニスタにかかり、これが大気と連通
する排出管から余分の空気を吸入するので、スロットル
バルブによる混合気量の適正な調整ができない、という
問題がある。
また、キャニスタの通気抵抗が大きくなった状態でしか
も自動二輪車を運転しないで放置した場合、蒸発ガスが
キャニスタに吸着されないまま負圧管を介して吸気通路
に流れ込みこれが外部に放出される虞がある。この現象
は特にキャニスタの一側にガス排出管及び負圧管が接続
されていると該両管が短絡することにより発生し易い。
も自動二輪車を運転しないで放置した場合、蒸発ガスが
キャニスタに吸着されないまま負圧管を介して吸気通路
に流れ込みこれが外部に放出される虞がある。この現象
は特にキャニスタの一側にガス排出管及び負圧管が接続
されていると該両管が短絡することにより発生し易い。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、燃料タンク内が所定値以
上の負圧になることを防止して該燃料タンク内の燃料を
気化器に円滑に供給することができ、しかもスロットル
バルブによる混合気量の適正な調整が可能であり、蒸発
ガスの外部への漏洩が防止され得る自動二輪車用内燃機
関の燃料蒸発抑制装置を提供しようとするものである。
り、その目的とするところは、燃料タンク内が所定値以
上の負圧になることを防止して該燃料タンク内の燃料を
気化器に円滑に供給することができ、しかもスロットル
バルブによる混合気量の適正な調整が可能であり、蒸発
ガスの外部への漏洩が防止され得る自動二輪車用内燃機
関の燃料蒸発抑制装置を提供しようとするものである。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明における自動二輪車
用内燃機関の燃料蒸発抑制装置は、 吸気通路の上流側に接続された気化器に、車体の上部に
搭載した密閉型燃料タンクからの燃料が自重により落下
して供給され、前記気化器のピストンバルブにより所定
の割合に混合される燃料と空気との混合気が、その供給
量を前記吸気通路の下流側に配置されたスロットルバル
ブの開度によって調整されて内燃機関の燃焼室に供給さ
れ、一方，前記燃料タンクの空気室が、ガス排出管を介
してキャニスタの一側に連通され、さらに該キャニスタ
の一側が負圧管を介して前記吸気通路に連通されると共
に、該キャニスタの他側が大気と連通する排出管に接続
されており、内燃機関の運転時に、キャニスタに吸着さ
れた蒸発ガスを前記混合気流により吸引し、キャニスタ
の蒸発ガスを脱着するようにした自動二輪車用内燃機関
の燃料蒸発抑制装置において、前記燃料タンク内が所定
値以上の負圧になるとき大気連通露から大気を導入し該
燃料タンク内を大気と連通させる常閉型の制御弁を前記
ガス排出管に接続すると共に、前記負圧管の吸気通路側
端を前記スロットルバルブとピストンバルブとの間に開
口させるようにしたことを特徴とするものである。
用内燃機関の燃料蒸発抑制装置は、 吸気通路の上流側に接続された気化器に、車体の上部に
搭載した密閉型燃料タンクからの燃料が自重により落下
して供給され、前記気化器のピストンバルブにより所定
の割合に混合される燃料と空気との混合気が、その供給
量を前記吸気通路の下流側に配置されたスロットルバル
ブの開度によって調整されて内燃機関の燃焼室に供給さ
れ、一方，前記燃料タンクの空気室が、ガス排出管を介
してキャニスタの一側に連通され、さらに該キャニスタ
の一側が負圧管を介して前記吸気通路に連通されると共
に、該キャニスタの他側が大気と連通する排出管に接続
されており、内燃機関の運転時に、キャニスタに吸着さ
れた蒸発ガスを前記混合気流により吸引し、キャニスタ
の蒸発ガスを脱着するようにした自動二輪車用内燃機関
の燃料蒸発抑制装置において、前記燃料タンク内が所定
値以上の負圧になるとき大気連通露から大気を導入し該
燃料タンク内を大気と連通させる常閉型の制御弁を前記
ガス排出管に接続すると共に、前記負圧管の吸気通路側
端を前記スロットルバルブとピストンバルブとの間に開
口させるようにしたことを特徴とするものである。
［作用］ 密閉型燃料タンクからの蒸発ガスは、ガス排出管を介し
てキャニスタに導かれ該キャニスタで蒸発ガスが吸着さ
れて、清浄化された空気のみが大気に放出される。この
キャニスタに吸着された蒸発ガスは、内燃機関の運転時
に脱着されて負圧管を介して吸気通路に流れ込み混合気
とともに内燃機関に吸入される。そして、キャニスタの
蒸発ガスの脱着が十分でなく通気抵抗が増加すると、燃
料タンク内の燃料が消費されて減少してくると該タンク
内が負圧状態となる。このとき、ガス排出管に接続され
た制御弁が作動して大気連通路を開き大気をガス排出管
に導入して、燃料タンク内を大気開放にする。このた
め、該密閉型燃料タンクから燃料が円滑に気化器に供給
される。
てキャニスタに導かれ該キャニスタで蒸発ガスが吸着さ
れて、清浄化された空気のみが大気に放出される。この
キャニスタに吸着された蒸発ガスは、内燃機関の運転時
に脱着されて負圧管を介して吸気通路に流れ込み混合気
とともに内燃機関に吸入される。そして、キャニスタの
蒸発ガスの脱着が十分でなく通気抵抗が増加すると、燃
料タンク内の燃料が消費されて減少してくると該タンク
内が負圧状態となる。このとき、ガス排出管に接続され
た制御弁が作動して大気連通路を開き大気をガス排出管
に導入して、燃料タンク内を大気開放にする。このた
め、該密閉型燃料タンクから燃料が円滑に気化器に供給
される。
そして、前記負圧管の吸気通路側端がスロットルバルブ
とピストンバルブとの間に開口しているため、スロット
ルバルブが絞られた状態での平常運転中、前記開口はス
ロットルバルブの下流にないので、大きな負圧がキャニ
スタにかかることがない。また、キャニスタの通気抵抗
が大きくなった状態でしかも運転を停止して放置した場
合、蒸発ガスがガス排出管から負圧管へ短絡して吸気通
路に流れ込んでも、スロットルバルブとピストンバルブ
の双方が閉じているので、この間に蒸発ガスは閉じ込め
られ外部へ漏れることがない。
とピストンバルブとの間に開口しているため、スロット
ルバルブが絞られた状態での平常運転中、前記開口はス
ロットルバルブの下流にないので、大きな負圧がキャニ
スタにかかることがない。また、キャニスタの通気抵抗
が大きくなった状態でしかも運転を停止して放置した場
合、蒸発ガスがガス排出管から負圧管へ短絡して吸気通
路に流れ込んでも、スロットルバルブとピストンバルブ
の双方が閉じているので、この間に蒸発ガスは閉じ込め
られ外部へ漏れることがない。
［実施例］ 添付の図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
る。
図において、符号１は自動二輪車に搭載される４サイク
ル内燃機関で、該内燃機関１には燃焼室２が形成されて
いる。燃焼室２には排気通路３と吸気通路４とが連通し
ており、排気通路３と吸気通路４の燃焼室２側の開口部
は排気弁５及び吸気弁６により、所定のタイミングで開
閉するようになっている。
ル内燃機関で、該内燃機関１には燃焼室２が形成されて
いる。燃焼室２には排気通路３と吸気通路４とが連通し
ており、排気通路３と吸気通路４の燃焼室２側の開口部
は排気弁５及び吸気弁６により、所定のタイミングで開
閉するようになっている。
吸気通路４の上流側には気化器７及びエアクリーナ８が
接続され、気化器７には車体の上部に搭載された密閉型
燃料タンク９からの燃料が供給管10を介して自重により
落下されながら供給されるようになっている。該気化器
７のフロート室11にはフロート12が燃料面上に浮いてお
り、上部に設けたニードルバルブ13で前記供給管10の開
口部に接している。そして、フロート12がフロート室11
内の燃料の増減によって上下方向へ移動して、ニードル
バルブ13で燃料の供給量を調整するようになっている。
接続され、気化器７には車体の上部に搭載された密閉型
燃料タンク９からの燃料が供給管10を介して自重により
落下されながら供給されるようになっている。該気化器
７のフロート室11にはフロート12が燃料面上に浮いてお
り、上部に設けたニードルバルブ13で前記供給管10の開
口部に接している。そして、フロート12がフロート室11
内の燃料の増減によって上下方向へ移動して、ニードル
バルブ13で燃料の供給量を調整するようになっている。
気化器７に供給された燃料はピストンバルブ14によっ
て、エアクリーナ８を介して吸入される空気と所定の割
合で混合され、霧状の混合気を燃焼室２に供給する。こ
の混合気の供給量は吸気通路４の下流側に配置されたス
ロットルバルブ15の開度によって調整される。したがっ
て、スロットルバルブ15の開度が小さくなると混合気の
供給が減少するようにピストンバルブ14は低開度にな
る。
て、エアクリーナ８を介して吸入される空気と所定の割
合で混合され、霧状の混合気を燃焼室２に供給する。こ
の混合気の供給量は吸気通路４の下流側に配置されたス
ロットルバルブ15の開度によって調整される。したがっ
て、スロットルバルブ15の開度が小さくなると混合気の
供給が減少するようにピストンバルブ14は低開度にな
る。
前記密閉型燃料タンク９内には燃料が所定量貯溜されて
おり、該密閉型燃料タンク９の空気室は大気連通路21を
有するガス排出管16を介してキャニスタ17に連通されて
いる。
おり、該密閉型燃料タンク９の空気室は大気連通路21を
有するガス排出管16を介してキャニスタ17に連通されて
いる。
キャニスタ17には活性炭が内蔵され、該活性炭に蒸発ガ
スが吸着され、清浄化された空気のみが排出管18から大
気に放出される。さらに、キャニスタ17は負圧管19を介
して吸気通路４内のスロットルバルブ15とピストンバル
ブ14との間に連通され、内燃機関１の運転中にスロット
ルバルブ15が開いて吸気通路４内に発生する負圧による
吸引力によって、キャニスタ17の活性炭に吸着されてい
る蒸発ガスが脱着されて負圧管19から吸気通路４内に流
れ込み、混合気とともに内燃機関１に吸込まれる。
スが吸着され、清浄化された空気のみが排出管18から大
気に放出される。さらに、キャニスタ17は負圧管19を介
して吸気通路４内のスロットルバルブ15とピストンバル
ブ14との間に連通され、内燃機関１の運転中にスロット
ルバルブ15が開いて吸気通路４内に発生する負圧による
吸引力によって、キャニスタ17の活性炭に吸着されてい
る蒸発ガスが脱着されて負圧管19から吸気通路４内に流
れ込み、混合気とともに内燃機関１に吸込まれる。
キャニスタ17と密閉型燃料タンク９の空気室とを連結す
る前記ガス排出管16には制御弁20が接続され、該制御弁
20の作動によって前記大気連通路21は開くようになって
いる。
る前記ガス排出管16には制御弁20が接続され、該制御弁
20の作動によって前記大気連通路21は開くようになって
いる。
制御弁20は例えばチェックバルブで構成され、常時大気
連通路21を閉じて、外気をガス排出管16に導入しないよ
うになっている。そして、該制御弁20はキャニスタ17に
吸着された蒸発ガスの脱着が十分でなく通気抵抗が増大
し、しかも燃料タンク９内の燃料が消費されて減少して
所定値以上の負圧になるとき、この負圧によって自動的
に開き、大気を大気連通路21から導入し、燃料タンク９
内が大気と連通するようになっている。
連通路21を閉じて、外気をガス排出管16に導入しないよ
うになっている。そして、該制御弁20はキャニスタ17に
吸着された蒸発ガスの脱着が十分でなく通気抵抗が増大
し、しかも燃料タンク９内の燃料が消費されて減少して
所定値以上の負圧になるとき、この負圧によって自動的
に開き、大気を大気連通路21から導入し、燃料タンク９
内が大気と連通するようになっている。
次に、この実施例の作動について説明する。
内燃機関１の停止中に、燃料タンク９内の燃料が機関の
余熱や周囲の気温で蒸発する。この蒸発ガスはガス排出
管16からキャニスタ17へ送られ該キャニスタ17の活性炭
に吸着され、蒸発ガスはキャニスタ17の活性炭に一旦蓄
えられる。これにより、清浄化された空気のみが排出管
18から大気に放出される。
余熱や周囲の気温で蒸発する。この蒸発ガスはガス排出
管16からキャニスタ17へ送られ該キャニスタ17の活性炭
に吸着され、蒸発ガスはキャニスタ17の活性炭に一旦蓄
えられる。これにより、清浄化された空気のみが排出管
18から大気に放出される。
そして、内燃機関１が運転されスロットルバルブ15の開
度を大きくすると、内燃機関１の吸引力で吸気通路４か
ら混合気が吸込まれ、このとき負圧管19内が負圧となり
キャニスタ17に吸着されている蒸発ガスが脱着され、負
圧管19から吸気通路４内に流れ込み混合気とともに内燃
機関１に吸込まれる。
度を大きくすると、内燃機関１の吸引力で吸気通路４か
ら混合気が吸込まれ、このとき負圧管19内が負圧となり
キャニスタ17に吸着されている蒸発ガスが脱着され、負
圧管19から吸気通路４内に流れ込み混合気とともに内燃
機関１に吸込まれる。
このようにして、キャニスタ17に吸着されている蒸発ガ
スが脱着されるが、脱着が十分でないと通気抵抗が増大
し、燃料タンク９内の燃料が消費されて減少して燃料タ
ンク９内が所定以上に負圧になることがあり、燃料が供
給管10を介して自重により円滑に落下供給できなくな
る。このため、燃料タンク９内が所定値以上の負圧にな
ると、制御弁20がその負圧によって自動的に作動して大
気連通路21を開き、ガス排出管16を介して燃料タンク９
内を大気と連通するようになる。これにより、燃料タン
ク９内の負圧が所定値以上に上昇することが防止され、
燃料タンク９からの燃料が供給管10を介して自重により
円滑に気化器７に落下供給される。
スが脱着されるが、脱着が十分でないと通気抵抗が増大
し、燃料タンク９内の燃料が消費されて減少して燃料タ
ンク９内が所定以上に負圧になることがあり、燃料が供
給管10を介して自重により円滑に落下供給できなくな
る。このため、燃料タンク９内が所定値以上の負圧にな
ると、制御弁20がその負圧によって自動的に作動して大
気連通路21を開き、ガス排出管16を介して燃料タンク９
内を大気と連通するようになる。これにより、燃料タン
ク９内の負圧が所定値以上に上昇することが防止され、
燃料タンク９からの燃料が供給管10を介して自重により
円滑に気化器７に落下供給される。
なお、前記制御弁20を電磁弁で構成し、燃料タンク９内
の負圧が検出され、これによる電磁弁の作動で大気連通
路21が開かれ、大気を大気連通路21からガス排出管16を
介して燃料タンク９内に連通させてもよい。
の負圧が検出され、これによる電磁弁の作動で大気連通
路21が開かれ、大気を大気連通路21からガス排出管16を
介して燃料タンク９内に連通させてもよい。
［発明の効果］ 本発明に係る自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置
は、密閉型燃料タンク内が所定値以上の負圧になるとき
大気連通路から大気を導入し該燃料タンク内を大気と連
通させる常閉型の制御弁をガス排出管に接続したから、
キャニスタの通気抵抗が大きくなった状態で自動二輪車
を運転しても、燃料タンク内で所定値以上の負圧になる
ことが防止され、該燃料タンクからの燃料が供給管を介
して自重により円滑に気化器に落下供給され得る。
は、密閉型燃料タンク内が所定値以上の負圧になるとき
大気連通路から大気を導入し該燃料タンク内を大気と連
通させる常閉型の制御弁をガス排出管に接続したから、
キャニスタの通気抵抗が大きくなった状態で自動二輪車
を運転しても、燃料タンク内で所定値以上の負圧になる
ことが防止され、該燃料タンクからの燃料が供給管を介
して自重により円滑に気化器に落下供給され得る。
そして、キャニスタの通気抵抗が大きくなった状態でし
かも運転を停止して放置した場合、蒸発ガスがガス排出
管から負圧管へ短絡して吸気通路に流れ込んでも、スロ
ットルバルブとピストンバルブの双方が閉じているの
で、この間に蒸発ガスは閉じ込められ外部へ漏れること
がない。
かも運転を停止して放置した場合、蒸発ガスがガス排出
管から負圧管へ短絡して吸気通路に流れ込んでも、スロ
ットルバルブとピストンバルブの双方が閉じているの
で、この間に蒸発ガスは閉じ込められ外部へ漏れること
がない。
また、負圧管の吸気通路側端がスロットルバルブとピス
トンバルブとの間に開口しているため、スロットルバル
ブが絞られた状態での平常運転中、前記開口はスロット
ルバルブの下流にないので、大きな負圧がキャニスタに
かかることがなく、そのため、大気と連通する排出管か
ら余分の空気が負圧管を介して吸気通路に送られること
がなく、スロットルバルブによる混合気量の適正な調整
ができるものである。
トンバルブとの間に開口しているため、スロットルバル
ブが絞られた状態での平常運転中、前記開口はスロット
ルバルブの下流にないので、大きな負圧がキャニスタに
かかることがなく、そのため、大気と連通する排出管か
ら余分の空気が負圧管を介して吸気通路に送られること
がなく、スロットルバルブによる混合気量の適正な調整
ができるものである。
このように、キャニスタの通気抵抗が大きくなった状態
で自動二輪車を運転しても、また放置したままにしてお
いても、いずれの場合においても不具合が生じることが
なく、装置としても常閉の制御弁を一個使用するだけで
あるから極めて簡単な構成となる。
で自動二輪車を運転しても、また放置したままにしてお
いても、いずれの場合においても不具合が生じることが
なく、装置としても常閉の制御弁を一個使用するだけで
あるから極めて簡単な構成となる。
図は本発明を適用した自動二輪車用４サイクル内燃機関
の燃料蒸発抑制装置の概略図である。 １……内燃機関,2……燃焼室,4……吸気通路,7……気化
器,9……密閉型燃料タンク,10……供給管,14……ピスト
ンバルブ,15……スロットルバルブ,16……ガス排出管,1
7……キャニスタ,18……排出管,19……負圧管,20……制
御弁,21……大気連通路。
の燃料蒸発抑制装置の概略図である。 １……内燃機関,2……燃焼室,4……吸気通路,7……気化
器,9……密閉型燃料タンク,10……供給管,14……ピスト
ンバルブ,15……スロットルバルブ,16……ガス排出管,1
7……キャニスタ,18……排出管,19……負圧管,20……制
御弁,21……大気連通路。
Claims (1)
- 【請求項１】吸気通路の上流側に接続された気化器に、
車体の上部に搭載した密閉型燃料タンクからの燃料が自
重により落下して供給され、前記気化器のピストンバル
ブにより所定の割合に混合される燃料と空気との混合気
が、その供給量を前記吸気通路の下流側に配置されたス
ロットルバルブの開度によって調整されて内燃機関の燃
焼室に供給され、一方，前記燃料タンクの空気室が、ガ
ス排出管を介してキャニスタの一側に連通され、さらに
該キャニスタの一側が負圧管を介して前記吸気通路に連
通されると共に、該キャニスタの他側が大気と連通する
排出管に接続されており、内燃機関の運転時に、キャニ
スタに吸着された蒸発ガスを前記混合気流により吸引
し、キャニスタの蒸発ガスを脱着するようにした自動二
輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置において、 前記燃料タンク内が所定値以上の負圧になるとき大気連
通路から大気を導入し該燃料タンク内を大気と連通させ
る常閉型の制御弁を前記ガス排出管に接続すると共に、 前記負圧管の吸気通路側端を前記スロットルバルブとピ
ストンバルブとの間に開口させるようにした、 ことを特徴とする自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60101075A JPH073214B2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60101075A JPH073214B2 (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 自動二輪車用内燃機関の燃料蒸発抑制装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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