JPH07217505A - 内燃機関の蒸発燃料処理装置 - Google Patents
内燃機関の蒸発燃料処理装置Info
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- JPH07217505A JPH07217505A JP6010996A JP1099694A JPH07217505A JP H07217505 A JPH07217505 A JP H07217505A JP 6010996 A JP6010996 A JP 6010996A JP 1099694 A JP1099694 A JP 1099694A JP H07217505 A JPH07217505 A JP H07217505A
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- fuel
- activated carbon
- carbon layer
- evaporated fuel
- engine
- Prior art date
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M25/00—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture
- F02M25/08—Engine-pertinent apparatus for adding non-fuel substances or small quantities of secondary fuel to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture adding fuel vapours drawn from engine fuel reservoir
- F02M25/0854—Details of the absorption canister
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 給油直後に蒸発燃料吸着層から多量の蒸発燃
料が機関に供給されるのを阻止する。 【構成】 主活性炭層12と副活性炭層14とを互いに
直列に接続する。給油時、燃料タンク21内の蒸発燃料
を給油時蒸発燃料通路20を介し主活性炭層12に導い
て吸着させる。機関運転時、主活性炭層12を流通した
空気を副活性炭層14に流通させることにより活性炭層
12,14に吸着された蒸発燃料を離脱させて吸気ダク
ト4内に供給する。一方燃料タンク21内の蒸発燃料は
運転時蒸発燃料通路23を介し、すなわち活性炭層1
2,14を迂回して吸気ダクト4に供給する。このため
給油直前に副活性炭層14には蒸発燃料がほとんど吸着
されていない。その結果給油直後に機関1が始動されて
主活性炭層12から多量の蒸発燃料が離脱されてもこの
蒸発燃料を副活性炭層14に良好に吸着させることがで
きる。
料が機関に供給されるのを阻止する。 【構成】 主活性炭層12と副活性炭層14とを互いに
直列に接続する。給油時、燃料タンク21内の蒸発燃料
を給油時蒸発燃料通路20を介し主活性炭層12に導い
て吸着させる。機関運転時、主活性炭層12を流通した
空気を副活性炭層14に流通させることにより活性炭層
12,14に吸着された蒸発燃料を離脱させて吸気ダク
ト4内に供給する。一方燃料タンク21内の蒸発燃料は
運転時蒸発燃料通路23を介し、すなわち活性炭層1
2,14を迂回して吸気ダクト4に供給する。このため
給油直前に副活性炭層14には蒸発燃料がほとんど吸着
されていない。その結果給油直後に機関1が始動されて
主活性炭層12から多量の蒸発燃料が離脱されてもこの
蒸発燃料を副活性炭層14に良好に吸着させることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関の蒸発燃料処理
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料タンクから導かれた蒸発燃料を一時
的に吸着するための主活性炭層と副活性炭層とを設ける
と共にこれら活性炭層を互いに直列に接続し、主活性炭
層を流通した空気を副活性炭層に流通させることにより
これら活性炭層に吸着された蒸発燃料を離脱せしめて該
蒸発燃料および空気を内燃機関に供給するようにした内
燃機関の蒸発燃料処理装置が公知である(実開昭63−
198462号公報参照)。
的に吸着するための主活性炭層と副活性炭層とを設ける
と共にこれら活性炭層を互いに直列に接続し、主活性炭
層を流通した空気を副活性炭層に流通させることにより
これら活性炭層に吸着された蒸発燃料を離脱せしめて該
蒸発燃料および空気を内燃機関に供給するようにした内
燃機関の蒸発燃料処理装置が公知である(実開昭63−
198462号公報参照)。
【0003】ところで、例えば燃料タンクへの給油時燃
料タンク内には多量の蒸発燃料が生じるので給油直後の
主活性炭層には多量の蒸発燃料が吸着されている。この
場合次いで機関が運転されて主活性炭層に空気が流通さ
れると主活性炭層からは多量の蒸発燃料が離脱せしめれ
られることとなる。ところがこのとき、副活性炭層を設
けず、すなわち主活性炭層から離脱せしめられた蒸発燃
料を機関に直接供給するようにすると機関には多量の蒸
発燃料が供給されるようになり、その結果機関の空燃比
制御性が悪化して機関排気通路内に多量の未燃HCが排
出されるようになる。そこで上述の蒸発燃料処理装置で
は主活性炭層と機関間に副活性炭層を設けて主活性炭層
から放出された蒸発燃料を副活性炭層に一時的に吸着せ
しめ、それによって機関に多量の蒸発燃料量ができるだ
け供給されないようにしている。
料タンク内には多量の蒸発燃料が生じるので給油直後の
主活性炭層には多量の蒸発燃料が吸着されている。この
場合次いで機関が運転されて主活性炭層に空気が流通さ
れると主活性炭層からは多量の蒸発燃料が離脱せしめれ
られることとなる。ところがこのとき、副活性炭層を設
けず、すなわち主活性炭層から離脱せしめられた蒸発燃
料を機関に直接供給するようにすると機関には多量の蒸
発燃料が供給されるようになり、その結果機関の空燃比
制御性が悪化して機関排気通路内に多量の未燃HCが排
出されるようになる。そこで上述の蒸発燃料処理装置で
は主活性炭層と機関間に副活性炭層を設けて主活性炭層
から放出された蒸発燃料を副活性炭層に一時的に吸着せ
しめ、それによって機関に多量の蒸発燃料量ができるだ
け供給されないようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の蒸発燃
料処理装置において、機関運転中の燃料タンクからの蒸
発燃料は先ず主活性炭層に到り、次いで副活性炭層に到
り、斯くして機関に供給される。通常給油直前の機関運
転時において燃料タンク内の燃料量は少なく、このため
燃料タンク内の燃料が蒸発しやすくなっているので燃料
タンクからの蒸発燃料量が多くなりやすく、このため給
油すべきときに副活性炭層に多量の蒸発燃料が吸着され
ている恐れがある。しかしながら、給油の後に機関運転
が再開されて主活性炭層から多量の蒸発燃料が離脱せし
められた場合、副活性炭層に多量の蒸発燃料が吸着され
ているとこの多量の蒸発燃料が副活性炭層に吸着される
ことなく機関に供給されてしまい、その結果このとき機
関に多量の蒸発燃料量が供給されてしまうという問題が
ある。
料処理装置において、機関運転中の燃料タンクからの蒸
発燃料は先ず主活性炭層に到り、次いで副活性炭層に到
り、斯くして機関に供給される。通常給油直前の機関運
転時において燃料タンク内の燃料量は少なく、このため
燃料タンク内の燃料が蒸発しやすくなっているので燃料
タンクからの蒸発燃料量が多くなりやすく、このため給
油すべきときに副活性炭層に多量の蒸発燃料が吸着され
ている恐れがある。しかしながら、給油の後に機関運転
が再開されて主活性炭層から多量の蒸発燃料が離脱せし
められた場合、副活性炭層に多量の蒸発燃料が吸着され
ているとこの多量の蒸発燃料が副活性炭層に吸着される
ことなく機関に供給されてしまい、その結果このとき機
関に多量の蒸発燃料量が供給されてしまうという問題が
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明によれば、燃料タンクから導かれた蒸発燃料
を一時的に吸着するための主蒸発燃料吸着層と副蒸発燃
料吸着層とを設けると共にこれら蒸発燃料吸着層を互い
に直列に接続し、主蒸発燃料吸着層を流通した空気を副
蒸発燃料吸着層に流通させることによりこれら蒸発燃料
吸着層に吸着された蒸発燃料を離脱せしめて該蒸発燃料
および空気を内燃機関に供給するようにした内燃機関の
蒸発燃料処理装置において、燃料タンクへの給油時には
燃料タンク内の蒸発燃料を上記主蒸発燃料吸着層に導く
と共に機関運転時には燃料タンク内の蒸発燃料を上記主
および副蒸発燃料吸着層を迂回して機関に導くようにす
る蒸発燃料通路を設けている。
めに本発明によれば、燃料タンクから導かれた蒸発燃料
を一時的に吸着するための主蒸発燃料吸着層と副蒸発燃
料吸着層とを設けると共にこれら蒸発燃料吸着層を互い
に直列に接続し、主蒸発燃料吸着層を流通した空気を副
蒸発燃料吸着層に流通させることによりこれら蒸発燃料
吸着層に吸着された蒸発燃料を離脱せしめて該蒸発燃料
および空気を内燃機関に供給するようにした内燃機関の
蒸発燃料処理装置において、燃料タンクへの給油時には
燃料タンク内の蒸発燃料を上記主蒸発燃料吸着層に導く
と共に機関運転時には燃料タンク内の蒸発燃料を上記主
および副蒸発燃料吸着層を迂回して機関に導くようにす
る蒸発燃料通路を設けている。
【0006】
【作用】機関運転時における燃料タンクからの蒸発燃料
は主および副蒸発燃料吸着層に導かれないので給油すべ
きときに主および副蒸発燃料吸着層の吸着能力が確保さ
れる。
は主および副蒸発燃料吸着層に導かれないので給油すべ
きときに主および副蒸発燃料吸着層の吸着能力が確保さ
れる。
【0007】
【実施例】図1を参照すると、機関本体1は4つの気筒
1aを備えている。各気筒1aはそれぞれ対応する吸気
枝管2を介して共通のサージタンク3に接続される。サ
ージタンク3は吸気ダクト4を介してエアフローメータ
5に接続され、エアフローメータ5はエアクリーナ6に
接続される。吸気ダクト4内にはスロットル弁7が配置
される。一方各気筒1aは共通の排気マニホルド8に接
続され、この排気マニホルド8は三元触媒9に接続され
る。なお各気筒1aにはそれぞれ燃料噴射弁10が設け
られ、これら燃料噴射弁10は電子制御ユニット30の
出力信号に基づいて制御される。
1aを備えている。各気筒1aはそれぞれ対応する吸気
枝管2を介して共通のサージタンク3に接続される。サ
ージタンク3は吸気ダクト4を介してエアフローメータ
5に接続され、エアフローメータ5はエアクリーナ6に
接続される。吸気ダクト4内にはスロットル弁7が配置
される。一方各気筒1aは共通の排気マニホルド8に接
続され、この排気マニホルド8は三元触媒9に接続され
る。なお各気筒1aにはそれぞれ燃料噴射弁10が設け
られ、これら燃料噴射弁10は電子制御ユニット30の
出力信号に基づいて制御される。
【0008】図1に示すように、吸気ダクト4には蒸発
燃料処理装置11が取付けられる。この蒸発燃料処理装
置11は、主活性炭層12が設けられた主キャニスタ1
3と、副活性炭層14が設けられた副キャニスタ15
と、を具備し、これら主キャニスタ13と副キャニスタ
15とは互いに直列に接続される。本実施例において主
蒸発燃料吸着層を構成する主活性炭層12の両側の主キ
ャニスタ13内にはそれぞれ主活性炭層用空気流出室1
6と主活性炭層用空気流入室17とが形成され、また本
実施例において副蒸発燃料吸着層を構成する副活性炭層
14の両側の副キャニスタ15内にはそれぞれ副活性炭
層用空気流出室18と副活性炭層用空気流入室19とが
形成される。主活性炭層用空気流入室17は大気に連通
される。主活性炭層用空気流出室16は一方では副活性
炭層用空気流入室19に接続され、他方では給油時蒸発
燃料通路20を介して蒸発燃料源である燃料タンク21
に接続される。一方、副活性炭層用空気流出室18は電
磁弁22を介してスロットル弁7下流の吸気ダクト4内
に連結される。電磁弁22は電子制御ユニット30の出
力信号に基づいて例えばデューティ制御される。さら
に、副活性炭層用空気流出室18は運転時蒸発燃料通路
23を介して燃料タンク21に接続される。本実施例に
おいて給油時蒸発燃料通路20および運転時蒸発燃料通
路23は蒸発燃料通路を構成している。なお、図1に示
した実施例において給油時蒸発燃料通路20の流路断面
は運転時蒸発燃料通路23の流路断面よりも大きくさ
れ、したがって給油時蒸発燃料通路20の流路抵抗が運
転時蒸発燃料通路23の流路抵抗よりも小さくなるよう
に構成される。
燃料処理装置11が取付けられる。この蒸発燃料処理装
置11は、主活性炭層12が設けられた主キャニスタ1
3と、副活性炭層14が設けられた副キャニスタ15
と、を具備し、これら主キャニスタ13と副キャニスタ
15とは互いに直列に接続される。本実施例において主
蒸発燃料吸着層を構成する主活性炭層12の両側の主キ
ャニスタ13内にはそれぞれ主活性炭層用空気流出室1
6と主活性炭層用空気流入室17とが形成され、また本
実施例において副蒸発燃料吸着層を構成する副活性炭層
14の両側の副キャニスタ15内にはそれぞれ副活性炭
層用空気流出室18と副活性炭層用空気流入室19とが
形成される。主活性炭層用空気流入室17は大気に連通
される。主活性炭層用空気流出室16は一方では副活性
炭層用空気流入室19に接続され、他方では給油時蒸発
燃料通路20を介して蒸発燃料源である燃料タンク21
に接続される。一方、副活性炭層用空気流出室18は電
磁弁22を介してスロットル弁7下流の吸気ダクト4内
に連結される。電磁弁22は電子制御ユニット30の出
力信号に基づいて例えばデューティ制御される。さら
に、副活性炭層用空気流出室18は運転時蒸発燃料通路
23を介して燃料タンク21に接続される。本実施例に
おいて給油時蒸発燃料通路20および運転時蒸発燃料通
路23は蒸発燃料通路を構成している。なお、図1に示
した実施例において給油時蒸発燃料通路20の流路断面
は運転時蒸発燃料通路23の流路断面よりも大きくさ
れ、したがって給油時蒸発燃料通路20の流路抵抗が運
転時蒸発燃料通路23の流路抵抗よりも小さくなるよう
に構成される。
【0009】給油時蒸発燃料通路20内にはベントバル
ブ24が配置される。このベントバルブ24は給油時の
みに給油時蒸発燃料通路20を連通せしめる。すなわち
燃料タンク21の蓋21aが取外されて燃料通路25が
開放されるとベントバルブ24により給油時蒸発燃料通
路20が連通され、一方燃料タンク21の蓋21aが取
付けられて燃料通路25が遮断されるとベントバルブ2
4により給油時蒸発燃料通路20が遮断される。なお、
給油時であること、すなわち例えば蓋21aが取外され
たこと、または燃料通路25に給油ガンが挿入されたこ
となどを電気的に検出する手段を設け、この検出手段に
より給油時が検出されたときにはベントバルブ24によ
り給油時蒸発燃料通路20を連通せしめると共に給油時
でないときにはベントバルブ24により給油時蒸発燃料
通路20を遮断せしめるようにしてもよい。また図1に
示すように、給油時蒸発燃料通路20および運転時蒸発
燃料通路23の燃料タンク21側開口部に位置する燃料
タンク21にはそれぞれロールオーババルブ26,27
が取付けられる。これらロールオーババルブ26,27
は機関1の転倒時に燃料タンク21から燃料が外部に漏
れるのを阻止するように作用する。
ブ24が配置される。このベントバルブ24は給油時の
みに給油時蒸発燃料通路20を連通せしめる。すなわち
燃料タンク21の蓋21aが取外されて燃料通路25が
開放されるとベントバルブ24により給油時蒸発燃料通
路20が連通され、一方燃料タンク21の蓋21aが取
付けられて燃料通路25が遮断されるとベントバルブ2
4により給油時蒸発燃料通路20が遮断される。なお、
給油時であること、すなわち例えば蓋21aが取外され
たこと、または燃料通路25に給油ガンが挿入されたこ
となどを電気的に検出する手段を設け、この検出手段に
より給油時が検出されたときにはベントバルブ24によ
り給油時蒸発燃料通路20を連通せしめると共に給油時
でないときにはベントバルブ24により給油時蒸発燃料
通路20を遮断せしめるようにしてもよい。また図1に
示すように、給油時蒸発燃料通路20および運転時蒸発
燃料通路23の燃料タンク21側開口部に位置する燃料
タンク21にはそれぞれロールオーババルブ26,27
が取付けられる。これらロールオーババルブ26,27
は機関1の転倒時に燃料タンク21から燃料が外部に漏
れるのを阻止するように作用する。
【0010】さらに図1を参照すると、電子制御ユニッ
ト30はデジタルコンピュータからなり双方向性バス3
1を介して相互に接続されたROM(リードオンリメモ
リ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、C
PU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35およ
び出力ポート36を具備する。エアフローメータ5は吸
入空気量に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧は
AD変換器37を介して入力ポート35に入力される。
排気マニホルド8には排気マニホルド8内の排気ガス中
の酸素濃度に比例した出力電圧を発生するO2 センサ4
0が取付けられ、このO2 センサ40の出力電圧はAD
変換器41を介して入力ポート35に入力される。一
方、出力ポート36は対応する駆動回路43を介して各
燃料噴射弁10および電磁弁22に接続される。
ト30はデジタルコンピュータからなり双方向性バス3
1を介して相互に接続されたROM(リードオンリメモ
リ)32、RAM(ランダムアクセスメモリ)33、C
PU(マイクロプロセッサ)34、入力ポート35およ
び出力ポート36を具備する。エアフローメータ5は吸
入空気量に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧は
AD変換器37を介して入力ポート35に入力される。
排気マニホルド8には排気マニホルド8内の排気ガス中
の酸素濃度に比例した出力電圧を発生するO2 センサ4
0が取付けられ、このO2 センサ40の出力電圧はAD
変換器41を介して入力ポート35に入力される。一
方、出力ポート36は対応する駆動回路43を介して各
燃料噴射弁10および電磁弁22に接続される。
【0011】なお図1に示した実施例では、エアフロー
メータ5により検出された吸入空気量と、O2 センサ4
0により検出された排気ガス中の酸素濃度と、から実際
の機関空燃比を求め、この実際の空燃比を目標空燃比に
一致させるようにする、いわゆる空燃比制御が行われて
いる。
メータ5により検出された吸入空気量と、O2 センサ4
0により検出された排気ガス中の酸素濃度と、から実際
の機関空燃比を求め、この実際の空燃比を目標空燃比に
一致させるようにする、いわゆる空燃比制御が行われて
いる。
【0012】次に図2から図4を参照して図1に示した
蒸発燃料処理装置11の作動を説明する。燃料タンク2
1内に給油すべきときには図2に示すように蓋21aが
取外され、次いで燃料通路25から燃料タンク21内に
燃料が流入される。燃料タンク21内に燃料が流入され
ると燃料タンク21内には多量の蒸発燃料が発生する。
このとき、ベントバルブ24は開弁されており、また給
油時蒸発燃料通路20の流路抵抗が運転時蒸発燃料通路
23のそれよりも小さいので、図2において矢印Vで示
すように燃料タンク21内のほとんど全ての蒸発燃料は
給油時蒸発燃料通路20を介して主活性炭層用空気流出
室16内に流入する。この蒸発燃料は次いで主活性炭層
12内に流入して主活性炭層12内の活性炭に吸着され
る。その結果蒸発燃料が大気中に放出されるのを阻止す
ることができる。なお給油時には電磁弁22は全閉状態
に維持される。燃料タンク21への給油が終了すると燃
料通路25を遮断するべく蓋21aが取付けられ、斯く
してベントバルブ24が閉弁される。
蒸発燃料処理装置11の作動を説明する。燃料タンク2
1内に給油すべきときには図2に示すように蓋21aが
取外され、次いで燃料通路25から燃料タンク21内に
燃料が流入される。燃料タンク21内に燃料が流入され
ると燃料タンク21内には多量の蒸発燃料が発生する。
このとき、ベントバルブ24は開弁されており、また給
油時蒸発燃料通路20の流路抵抗が運転時蒸発燃料通路
23のそれよりも小さいので、図2において矢印Vで示
すように燃料タンク21内のほとんど全ての蒸発燃料は
給油時蒸発燃料通路20を介して主活性炭層用空気流出
室16内に流入する。この蒸発燃料は次いで主活性炭層
12内に流入して主活性炭層12内の活性炭に吸着され
る。その結果蒸発燃料が大気中に放出されるのを阻止す
ることができる。なお給油時には電磁弁22は全閉状態
に維持される。燃料タンク21への給油が終了すると燃
料通路25を遮断するべく蓋21aが取付けられ、斯く
してベントバルブ24が閉弁される。
【0013】一方、機関1運転時にはスロットル弁7下
流の吸気ダクト4内に負圧が発生している。このとき、
蒸発燃料処理装置11から機関1に蒸発燃料を供給すべ
く電磁弁22がそのデューティ比に基づいて開弁されて
いるので、図3において矢印Pで示すように主活性炭層
用空気流入室17内に空気が流入する。この空気は次い
で主活性炭層12内に流入し、それによって主活性炭層
12に吸着された蒸発燃料が離脱せしめられる。主活性
炭層12から離脱せしめられた蒸発燃料は空気と共に主
活性炭層用空気流出室16および副活性炭層用空気流入
室19を順次介して副活性炭層14内に流入する。この
とき副活性炭層14内に流入した蒸発燃料成分は副活性
炭層14に吸着される。一方副活性炭層14内に流入し
た空気成分は副活性炭層14にすでに吸着されていた蒸
発燃料を離脱せしめ、この蒸発燃料はこの空気と共に副
活性炭層用空気流出室18内に流入する。次いでこれら
蒸発燃料および空気は電磁弁22を介して吸気ダクト4
内に供給される。その結果蒸発燃料を機関出力の向上の
ために有効に利用できる。
流の吸気ダクト4内に負圧が発生している。このとき、
蒸発燃料処理装置11から機関1に蒸発燃料を供給すべ
く電磁弁22がそのデューティ比に基づいて開弁されて
いるので、図3において矢印Pで示すように主活性炭層
用空気流入室17内に空気が流入する。この空気は次い
で主活性炭層12内に流入し、それによって主活性炭層
12に吸着された蒸発燃料が離脱せしめられる。主活性
炭層12から離脱せしめられた蒸発燃料は空気と共に主
活性炭層用空気流出室16および副活性炭層用空気流入
室19を順次介して副活性炭層14内に流入する。この
とき副活性炭層14内に流入した蒸発燃料成分は副活性
炭層14に吸着される。一方副活性炭層14内に流入し
た空気成分は副活性炭層14にすでに吸着されていた蒸
発燃料を離脱せしめ、この蒸発燃料はこの空気と共に副
活性炭層用空気流出室18内に流入する。次いでこれら
蒸発燃料および空気は電磁弁22を介して吸気ダクト4
内に供給される。その結果蒸発燃料を機関出力の向上の
ために有効に利用できる。
【0014】また、機関運転時に燃料タンク21内で発
生した蒸発燃料は図3において矢印V′で示すように運
転時蒸発燃料通路23を介して副活性炭層用空気流出室
18内に流入する。この蒸発燃料は次いで矢印V′で示
すように副活性炭層14から副活性炭層用空気流出室1
8内に流出する蒸発燃料および空気と共に電磁弁22を
介して吸気ダクト4内に供給される。したがって機関運
転時に燃料タンク21内で発生した蒸発燃料は主活性炭
層12および副活性炭層14を介することなく、すなわ
ちこれら活性炭層12,14を迂回して吸気ダクト4内
に供給されることとなる。本実施例では、上述したよう
に機関運転時に燃料タンク21内で発生した蒸発燃料を
運転時蒸発燃料通路23を介して燃料タンク21の外部
に流出させており、このため燃料タンク21内の圧力が
極度に増大して燃料タンク21が変形するのが阻止され
る。
生した蒸発燃料は図3において矢印V′で示すように運
転時蒸発燃料通路23を介して副活性炭層用空気流出室
18内に流入する。この蒸発燃料は次いで矢印V′で示
すように副活性炭層14から副活性炭層用空気流出室1
8内に流出する蒸発燃料および空気と共に電磁弁22を
介して吸気ダクト4内に供給される。したがって機関運
転時に燃料タンク21内で発生した蒸発燃料は主活性炭
層12および副活性炭層14を介することなく、すなわ
ちこれら活性炭層12,14を迂回して吸気ダクト4内
に供給されることとなる。本実施例では、上述したよう
に機関運転時に燃料タンク21内で発生した蒸発燃料を
運転時蒸発燃料通路23を介して燃料タンク21の外部
に流出させており、このため燃料タンク21内の圧力が
極度に増大して燃料タンク21が変形するのが阻止され
る。
【0015】図1に示した実施例において、機関1への
蒸発燃料の供給が継続されるのに伴い主活性炭層12お
よび副活性炭層14に吸着されている蒸発燃料量が次第
に減少し、最終的にはこれら活性炭層12,14に吸着
されている蒸発燃料量はほぼ零となる。その結果主活性
炭層12および副活性炭層14の吸着能力が向上され
る。しかも、図1に示した実施例では機関運転時に燃料
タンク21内で発生した蒸発燃料は上述したように主活
性炭層12および副活性炭層14を迂回して機関1に供
給されるので主活性炭層12および副活性炭層14の吸
着能力をさらに確保できる。
蒸発燃料の供給が継続されるのに伴い主活性炭層12お
よび副活性炭層14に吸着されている蒸発燃料量が次第
に減少し、最終的にはこれら活性炭層12,14に吸着
されている蒸発燃料量はほぼ零となる。その結果主活性
炭層12および副活性炭層14の吸着能力が向上され
る。しかも、図1に示した実施例では機関運転時に燃料
タンク21内で発生した蒸発燃料は上述したように主活
性炭層12および副活性炭層14を迂回して機関1に供
給されるので主活性炭層12および副活性炭層14の吸
着能力をさらに確保できる。
【0016】ところで、上述したように給油時に発生し
た多量の蒸発燃料は主活性炭層12に導かれるので給油
直後において主活性炭層12には多量の蒸発燃料が吸着
されている。このため、給油直後に機関1が始動される
と主活性炭層12からは多量の蒸発燃料が離脱せしめら
れるようになる。ところが、このような多量の蒸発燃料
が吸気ダクト4内に供給されると機関1に供給される蒸
発燃料量が急激に増大して空燃比制御性が悪化し、すな
わち実際の空燃比を目標空燃比に維持するのが困難にな
り、その結果排気マニホルド8内に多量の未燃HCが排
出される恐れがある。そこで図1に示した実施例では主
活性炭層12から離脱せしめられた蒸発燃料を次いで副
活性炭層14に導いてこの蒸発燃料を副活性炭層14に
一時的に吸着させるようにしている。その結果機関1に
多量の蒸発燃料が供給されるのを阻止することができ
る。しかも図1で示した実施例では、上述したように、
給油すべきときに副活性炭層14にはほとんど蒸発燃料
が吸着されていないので主活性炭層12から離脱せしめ
られた蒸発燃料を副活性炭層14に良好に吸着せしめる
ことができ、その結果機関1に多量の蒸発燃料が供給さ
れるのを阻止することができる。
た多量の蒸発燃料は主活性炭層12に導かれるので給油
直後において主活性炭層12には多量の蒸発燃料が吸着
されている。このため、給油直後に機関1が始動される
と主活性炭層12からは多量の蒸発燃料が離脱せしめら
れるようになる。ところが、このような多量の蒸発燃料
が吸気ダクト4内に供給されると機関1に供給される蒸
発燃料量が急激に増大して空燃比制御性が悪化し、すな
わち実際の空燃比を目標空燃比に維持するのが困難にな
り、その結果排気マニホルド8内に多量の未燃HCが排
出される恐れがある。そこで図1に示した実施例では主
活性炭層12から離脱せしめられた蒸発燃料を次いで副
活性炭層14に導いてこの蒸発燃料を副活性炭層14に
一時的に吸着させるようにしている。その結果機関1に
多量の蒸発燃料が供給されるのを阻止することができ
る。しかも図1で示した実施例では、上述したように、
給油すべきときに副活性炭層14にはほとんど蒸発燃料
が吸着されていないので主活性炭層12から離脱せしめ
られた蒸発燃料を副活性炭層14に良好に吸着せしめる
ことができ、その結果機関1に多量の蒸発燃料が供給さ
れるのを阻止することができる。
【0017】一方、給油時以外の機関停止時に燃料タン
ク21内で発生した蒸発燃料は図4において矢印V″で
示すように運転時蒸発燃料通路23を介して副活性炭層
用空気流出室18内に流入し、次いで副活性炭層14に
吸着せしめられる。給油時以外の機関停止時に発生する
蒸発燃料は比較的少ないのでこの蒸発燃料により副活性
炭層14の吸着能力が低下されることはない。
ク21内で発生した蒸発燃料は図4において矢印V″で
示すように運転時蒸発燃料通路23を介して副活性炭層
用空気流出室18内に流入し、次いで副活性炭層14に
吸着せしめられる。給油時以外の機関停止時に発生する
蒸発燃料は比較的少ないのでこの蒸発燃料により副活性
炭層14の吸着能力が低下されることはない。
【0018】上述した実施例では蒸発燃料処理装置11
から機関1に供給される蒸発燃料量を少なくすることが
でき、その結果燃料噴射弁10からの燃料噴射量に対す
る蒸発燃料量の比を小さくすることができる。したがっ
て機関1に供給される蒸発燃料量が変動した場合の空燃
比の変動を小さくすることができるので空燃比制御性を
向上させることができる。
から機関1に供給される蒸発燃料量を少なくすることが
でき、その結果燃料噴射弁10からの燃料噴射量に対す
る蒸発燃料量の比を小さくすることができる。したがっ
て機関1に供給される蒸発燃料量が変動した場合の空燃
比の変動を小さくすることができるので空燃比制御性を
向上させることができる。
【0019】図5に別の実施例を示す。この実施例にお
いて図1と同様の構成要素は同一の番号で示している。
また図5には蒸発燃料処理装置11のみが示され、機関
1および電子制御ユニット30は省略されている。図5
を参照すると、この実施例では副キャニスタ15の摩擦
ヘッド、すなわち副キャニスタ15の流路長さLと流路
径Dとの比L/Dが図1に示した実施例におけるよりも
大きくされ、これにより副キャニスタ15の流路抵抗が
大きくされている。このため、副活性炭層14から機関
1に供給される蒸発燃料および空気の流量が減少され、
また主活性炭層12から副活性炭層14内に流入する蒸
発燃料および空気の流量も減少される。その結果、給油
直後に機関1が始動された場合に機関1に多量の蒸発燃
料量が供給されるのをさらに阻止することができる。ま
た、図5に示す実施例におけるように副キャニスタ15
の流路径を小さくすると副活性炭層14全体にわたって
良好に空気が流通可能となり、その結果副活性炭層14
に吸着されている蒸発燃料を良好に離脱せしめることが
可能となる。したがって副活性炭層14の吸着能力をさ
らに確保することができる。
いて図1と同様の構成要素は同一の番号で示している。
また図5には蒸発燃料処理装置11のみが示され、機関
1および電子制御ユニット30は省略されている。図5
を参照すると、この実施例では副キャニスタ15の摩擦
ヘッド、すなわち副キャニスタ15の流路長さLと流路
径Dとの比L/Dが図1に示した実施例におけるよりも
大きくされ、これにより副キャニスタ15の流路抵抗が
大きくされている。このため、副活性炭層14から機関
1に供給される蒸発燃料および空気の流量が減少され、
また主活性炭層12から副活性炭層14内に流入する蒸
発燃料および空気の流量も減少される。その結果、給油
直後に機関1が始動された場合に機関1に多量の蒸発燃
料量が供給されるのをさらに阻止することができる。ま
た、図5に示す実施例におけるように副キャニスタ15
の流路径を小さくすると副活性炭層14全体にわたって
良好に空気が流通可能となり、その結果副活性炭層14
に吸着されている蒸発燃料を良好に離脱せしめることが
可能となる。したがって副活性炭層14の吸着能力をさ
らに確保することができる。
【0020】なお図5に示した実施例では副キャニスタ
15の摩擦ヘッドL/Dを大きくすることによって副キ
ャニスタ15の流路抵抗を大きくするようにしている
が、例えば副活性炭層14の活性炭密度を増大させるこ
とによって副キャニスタ15の流路抵抗を大きくするよ
うにしてもよい。その他の蒸発燃料処理装置11の作動
については図1に示した実施例と同様であるので説明を
省略する。
15の摩擦ヘッドL/Dを大きくすることによって副キ
ャニスタ15の流路抵抗を大きくするようにしている
が、例えば副活性炭層14の活性炭密度を増大させるこ
とによって副キャニスタ15の流路抵抗を大きくするよ
うにしてもよい。その他の蒸発燃料処理装置11の作動
については図1に示した実施例と同様であるので説明を
省略する。
【0021】図6にさらに別の実施例を示す。図6にお
いても蒸発燃料処理装置11のみが示される。図6を参
照すると、この実施例では運転時蒸発燃料通路23内に
運転時蒸発燃料通路23内を流通する蒸発燃料量を低減
するための流量制御弁50が取付けられる。この流量制
御弁50は燃料タンク21内の圧力と副活性炭層空気流
出室18内の圧力との差圧が予め定められた開弁圧にな
ると開弁し、すなわち燃料タンク21内の圧力が副活性
炭層空気流出室18内の圧力よりも或る程度高くなると
開弁し、その結果燃料タンク21内の蒸発燃料が副活性
炭層空気流出室18内に流入可能になる。一方、この実
施例における副キャニスタ15の流路抵抗は図1に示し
た実施例と同様になっている。
いても蒸発燃料処理装置11のみが示される。図6を参
照すると、この実施例では運転時蒸発燃料通路23内に
運転時蒸発燃料通路23内を流通する蒸発燃料量を低減
するための流量制御弁50が取付けられる。この流量制
御弁50は燃料タンク21内の圧力と副活性炭層空気流
出室18内の圧力との差圧が予め定められた開弁圧にな
ると開弁し、すなわち燃料タンク21内の圧力が副活性
炭層空気流出室18内の圧力よりも或る程度高くなると
開弁し、その結果燃料タンク21内の蒸発燃料が副活性
炭層空気流出室18内に流入可能になる。一方、この実
施例における副キャニスタ15の流路抵抗は図1に示し
た実施例と同様になっている。
【0022】ところで、図5に示した実施例におけるよ
うに副キャニスタ15の流路抵抗を増大させると主活性
炭層12および副活性炭層14から機関1に供給される
蒸発燃料量が低減される。その結果これら活性炭層1
2,14に吸着されている蒸発燃料のほぼ全てを離脱せ
しめるためには長時間の機関運転が必要となり、このた
め次回の給油時にこれら活性炭層12,14の吸着能力
を確保できない恐れがある。そこで図6に示した実施例
では運転時蒸発燃料通路23内に流量制御弁50を設け
て機関運転時に燃料タンク21から運転時蒸発燃料通路
23を介し機関1に供給される蒸発燃料量を低減するよ
うにしている。給油直後には燃料タンク21内の燃料の
温度は低いので燃料タンク21内の蒸発燃料量は少な
く、このため給油後しばらくの間流量制御弁50が閉弁
状態に維持されるのでこのとき機関1には主活性炭層1
2および副活性炭層14からのみ蒸発燃料が供給される
ことになる。したがって副キャニスタ15の流路抵抗を
小さくしても機関1に供給される蒸発燃料量を低減する
ことができる。また、次回の給油までに主活性炭層12
および副活性炭層14の吸着能力を確保することができ
る。さらに、燃料タンク21内の圧力は流量制御弁50
が開弁するまで上昇可能であり、このため燃料タンク2
1内の圧力が上昇することによって燃料タンク21内で
発生する蒸発燃料量を低減することができる。その他の
蒸発燃料処理装置11の作動は図1に示した実施例と同
様であるので説明を省略する。
うに副キャニスタ15の流路抵抗を増大させると主活性
炭層12および副活性炭層14から機関1に供給される
蒸発燃料量が低減される。その結果これら活性炭層1
2,14に吸着されている蒸発燃料のほぼ全てを離脱せ
しめるためには長時間の機関運転が必要となり、このた
め次回の給油時にこれら活性炭層12,14の吸着能力
を確保できない恐れがある。そこで図6に示した実施例
では運転時蒸発燃料通路23内に流量制御弁50を設け
て機関運転時に燃料タンク21から運転時蒸発燃料通路
23を介し機関1に供給される蒸発燃料量を低減するよ
うにしている。給油直後には燃料タンク21内の燃料の
温度は低いので燃料タンク21内の蒸発燃料量は少な
く、このため給油後しばらくの間流量制御弁50が閉弁
状態に維持されるのでこのとき機関1には主活性炭層1
2および副活性炭層14からのみ蒸発燃料が供給される
ことになる。したがって副キャニスタ15の流路抵抗を
小さくしても機関1に供給される蒸発燃料量を低減する
ことができる。また、次回の給油までに主活性炭層12
および副活性炭層14の吸着能力を確保することができ
る。さらに、燃料タンク21内の圧力は流量制御弁50
が開弁するまで上昇可能であり、このため燃料タンク2
1内の圧力が上昇することによって燃料タンク21内で
発生する蒸発燃料量を低減することができる。その他の
蒸発燃料処理装置11の作動は図1に示した実施例と同
様であるので説明を省略する。
【0023】図7にさらに別の実施例を示す。図7にお
いても蒸発燃料処理装置11のみが示される。図7を参
照すると、この実施例において蒸発燃料処理装置11は
1個のキャニスタ51を具備している。キャニスタ51
内には主活性炭層12と副活性炭層14とが設けられ、
これら活性炭層12,14は壁52により互いに隔離さ
れる。主活性炭層12の両側のキャニスタ51内には主
活性炭層用空気流出室16と主活性炭層用空気流入室1
7とがそれぞれ形成され、副活性炭層14の両側のキャ
ニスタ51内には副活性炭層用空気流出室18と副活性
炭層用空気流入室19とがそれぞれ形成される。また、
主活性炭層用空気流出室16と副活性炭層用空気流入室
19とは壁52とキャニスタ51内壁面間の間隙53を
介して連通される。また図7に示すように運転時蒸発燃
料通路23内には燃料タンク21から副活性炭層空気流
出室18に向けて流通可能な流量切換弁54が設けられ
る。この流量切換弁54は燃料タンク21内の圧力と副
活性炭層空気流出室18内の圧力との差圧が予め定めら
れた開弁圧になると開弁し、その結果燃料タンク21内
の蒸発燃料が副活性炭層空気流出室18内に流入可能に
なる。さらにこの流量切換弁54の開弁圧Pは機関運転
時と機関停止時とで異なっており、すなわち機関運転時
における流量切換弁54の開弁圧は機関停止時における
流量切換弁54の開弁圧よりも低く定められている。
いても蒸発燃料処理装置11のみが示される。図7を参
照すると、この実施例において蒸発燃料処理装置11は
1個のキャニスタ51を具備している。キャニスタ51
内には主活性炭層12と副活性炭層14とが設けられ、
これら活性炭層12,14は壁52により互いに隔離さ
れる。主活性炭層12の両側のキャニスタ51内には主
活性炭層用空気流出室16と主活性炭層用空気流入室1
7とがそれぞれ形成され、副活性炭層14の両側のキャ
ニスタ51内には副活性炭層用空気流出室18と副活性
炭層用空気流入室19とがそれぞれ形成される。また、
主活性炭層用空気流出室16と副活性炭層用空気流入室
19とは壁52とキャニスタ51内壁面間の間隙53を
介して連通される。また図7に示すように運転時蒸発燃
料通路23内には燃料タンク21から副活性炭層空気流
出室18に向けて流通可能な流量切換弁54が設けられ
る。この流量切換弁54は燃料タンク21内の圧力と副
活性炭層空気流出室18内の圧力との差圧が予め定めら
れた開弁圧になると開弁し、その結果燃料タンク21内
の蒸発燃料が副活性炭層空気流出室18内に流入可能に
なる。さらにこの流量切換弁54の開弁圧Pは機関運転
時と機関停止時とで異なっており、すなわち機関運転時
における流量切換弁54の開弁圧は機関停止時における
流量切換弁54の開弁圧よりも低く定められている。
【0024】機関停止時において流量切換弁54は燃料
タンク21から副活性炭層空気流出室18内に流入する
蒸発燃料量を低減している。その結果機関停止時に副活
性炭層14に吸着される蒸発燃料を低減でき、したがっ
て機関停止時に副活性炭層14の吸着能力が低下するの
を阻止できる。また図6に示した実施例と同様に、燃料
タンク21内の圧力は流量切換弁54の開弁圧まで上昇
可能であるので燃料タンク21内の圧力が上昇すること
によって燃料タンク21内で発生する蒸発燃料量を低減
することができる。
タンク21から副活性炭層空気流出室18内に流入する
蒸発燃料量を低減している。その結果機関停止時に副活
性炭層14に吸着される蒸発燃料を低減でき、したがっ
て機関停止時に副活性炭層14の吸着能力が低下するの
を阻止できる。また図6に示した実施例と同様に、燃料
タンク21内の圧力は流量切換弁54の開弁圧まで上昇
可能であるので燃料タンク21内の圧力が上昇すること
によって燃料タンク21内で発生する蒸発燃料量を低減
することができる。
【0025】ところで、機関運転時における流量切換弁
54の開弁圧が機関停止時における流量切換弁54の開
弁圧よりも高く定められると燃料タンク21内の蒸発燃
料が燃料タンク21から流出しにくくなるので給油直前
における燃料タンク21内の圧力が比較的高くなってい
る恐れがある。この場合給油すべく蓋21aが取外され
ると燃料タンク21内の蒸発燃料が燃料通路25を介し
て大気中に放出されるようになる。そこで図7に示した
実施例では機関運転時における流量切換弁54の開弁圧
を機関停止時における流量切換弁54の開弁圧よりも低
く定めることにより機関運転時に燃料タンク21内の蒸
発燃料が比較的容易に流出するようにしている。その結
果機関運転時に燃料タンク21内の圧力が高くなるのを
阻止でき、したがって給油すべく蓋21aが取外された
ときに燃料タンク21内の蒸発燃料が燃料通路25を介
して大気中に放出されるのを阻止できる。なお、その他
の蒸発燃料処理装置の作動については図1に示した実施
例と同様であるので説明を省略する。
54の開弁圧が機関停止時における流量切換弁54の開
弁圧よりも高く定められると燃料タンク21内の蒸発燃
料が燃料タンク21から流出しにくくなるので給油直前
における燃料タンク21内の圧力が比較的高くなってい
る恐れがある。この場合給油すべく蓋21aが取外され
ると燃料タンク21内の蒸発燃料が燃料通路25を介し
て大気中に放出されるようになる。そこで図7に示した
実施例では機関運転時における流量切換弁54の開弁圧
を機関停止時における流量切換弁54の開弁圧よりも低
く定めることにより機関運転時に燃料タンク21内の蒸
発燃料が比較的容易に流出するようにしている。その結
果機関運転時に燃料タンク21内の圧力が高くなるのを
阻止でき、したがって給油すべく蓋21aが取外された
ときに燃料タンク21内の蒸発燃料が燃料通路25を介
して大気中に放出されるのを阻止できる。なお、その他
の蒸発燃料処理装置の作動については図1に示した実施
例と同様であるので説明を省略する。
【0026】図8にさらに別の実施例を示す。図8にお
いても蒸発燃料処理装置11のみが示される。この実施
例において蒸発燃料処理装置11は図7に示した実施例
とほぼ同様に構成される。しかしながら、この実施例で
は図8に示すように副活性炭層用空気流入室19と燃料
タンク21とが戻し通路55を介して接続される。ま
た、戻し通路55内には副活性炭層用空気流入室19か
ら燃料タンク21に向けて流通可能な逆止弁56が設け
られる。
いても蒸発燃料処理装置11のみが示される。この実施
例において蒸発燃料処理装置11は図7に示した実施例
とほぼ同様に構成される。しかしながら、この実施例で
は図8に示すように副活性炭層用空気流入室19と燃料
タンク21とが戻し通路55を介して接続される。ま
た、戻し通路55内には副活性炭層用空気流入室19か
ら燃料タンク21に向けて流通可能な逆止弁56が設け
られる。
【0027】機関運転が継続されるのに伴い燃料タンク
21内の液体燃料は次第に加熱されるのでこれに伴い燃
料タンク21内の液体燃料の温度が上昇し、その結果機
関運転を停止すべきときに燃料タンク21内の圧力が比
較的高くなっている場合がある。この場合、機関運転が
停止されると燃料タンク21内の液体燃料は次第に冷却
されて凝縮するので燃料タンク21内の圧力が低下し、
斯くして燃料タンク21内には負圧が生じうる。本実施
例においてこの負圧は戻し通路55および副活性炭層用
空気流入室19を順次介して副活性炭層14に作用し、
これにより活性炭層14に吸着されていた蒸発燃料が離
脱せしめられるようになる。この蒸発燃料は副活性炭層
用空気流入室19および戻し通路55を順次介して燃料
タンク21内に流入する。その結果、副活性炭層14の
吸着能力をさらに確保できる。
21内の液体燃料は次第に加熱されるのでこれに伴い燃
料タンク21内の液体燃料の温度が上昇し、その結果機
関運転を停止すべきときに燃料タンク21内の圧力が比
較的高くなっている場合がある。この場合、機関運転が
停止されると燃料タンク21内の液体燃料は次第に冷却
されて凝縮するので燃料タンク21内の圧力が低下し、
斯くして燃料タンク21内には負圧が生じうる。本実施
例においてこの負圧は戻し通路55および副活性炭層用
空気流入室19を順次介して副活性炭層14に作用し、
これにより活性炭層14に吸着されていた蒸発燃料が離
脱せしめられるようになる。この蒸発燃料は副活性炭層
用空気流入室19および戻し通路55を順次介して燃料
タンク21内に流入する。その結果、副活性炭層14の
吸着能力をさらに確保できる。
【0028】
【発明の効果】機関運転時における燃料タンクからの蒸
発燃料を主蒸発燃料吸着層および副蒸発燃料吸着層を迂
回して機関に供給するようにしているので給油すべきと
きにおけるこれら蒸発燃料吸着層の吸着能力を確保する
ことができ、その結果給油直後に多量の蒸発燃料が機関
に供給されるのを阻止することができる。
発燃料を主蒸発燃料吸着層および副蒸発燃料吸着層を迂
回して機関に供給するようにしているので給油すべきと
きにおけるこれら蒸発燃料吸着層の吸着能力を確保する
ことができ、その結果給油直後に多量の蒸発燃料が機関
に供給されるのを阻止することができる。
【図1】内燃機関の全体図である。
【図2】給油時における蒸発燃料処理装置の作動を説明
する図である。
する図である。
【図3】機関運転時における蒸発燃料処理装置の作動を
説明する図である。
説明する図である。
【図4】給油時以外の機関停止時における蒸発燃料処理
装置の作動を説明する図である。
装置の作動を説明する図である。
【図5】本発明の別の実施例による蒸発燃料処理装置を
示す図である。
示す図である。
【図6】本発明のさらに別の実施例による蒸発燃料処理
装置を示す図である。
装置を示す図である。
【図7】本発明のさらに別の実施例による蒸発燃料処理
装置を示す図である。
装置を示す図である。
【図8】本発明のさらに別の実施例による蒸発燃料処理
装置を示す図である。
装置を示す図である。
1…機関本体 4…吸気ダクト 11…蒸発燃料処理装置 12…主活性炭層 13…主キャニスタ 14…副活性炭層 15…副キャニスタ 20…給油時蒸発燃料通路 21…燃料タンク 23…運転時蒸発燃料通路 50…キャニスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料タンクから導かれた蒸発燃料を一時
的に吸着するための主蒸発燃料吸着層と副蒸発燃料吸着
層とを設けると共にこれら蒸発燃料吸着層を互いに直列
に接続し、主蒸発燃料吸着層を流通した空気を副蒸発燃
料吸着層に流通させることによりこれら蒸発燃料吸着層
に吸着された蒸発燃料を離脱せしめて該蒸発燃料および
空気を内燃機関に供給するようにした内燃機関の蒸発燃
料処理装置において、燃料タンクへの給油時には燃料タ
ンク内の蒸発燃料を上記主蒸発燃料吸着層に導くと共に
機関運転時には燃料タンク内の蒸発燃料を上記主および
副蒸発燃料吸着層を迂回して機関に導くようにする蒸発
燃料通路を設けた内燃機関の蒸発燃料処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6010996A JPH07217505A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 内燃機関の蒸発燃料処理装置 |
US08/380,880 US5477836A (en) | 1994-02-02 | 1995-01-30 | Fuel vapor emission control system for an engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6010996A JPH07217505A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 内燃機関の蒸発燃料処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07217505A true JPH07217505A (ja) | 1995-08-15 |
Family
ID=11765757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6010996A Pending JPH07217505A (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 内燃機関の蒸発燃料処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5477836A (ja) |
JP (1) | JPH07217505A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006051935A (ja) * | 2004-08-11 | 2006-02-23 | Kautex Textron Gmbh & Co Kg | 自動車用燃料貯槽 |
WO2015182174A1 (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-03 | 日産自動車株式会社 | 蒸発燃料処理装置 |
CN107735562A (zh) * | 2015-06-23 | 2018-02-23 | 日产自动车株式会社 | 蒸发燃料处理装置 |
Families Citing this family (73)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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