JP2743229B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

蒸発燃料処理装置

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JP2743229B2 JP4138552A JP13855292A JP2743229B2 JP 2743229 B2 JP2743229 B2 JP 2743229B2 JP 4138552 A JP4138552 A JP 4138552A JP 13855292 A JP13855292 A JP 13855292A JP 2743229 B2 JP2743229 B2 JP 2743229B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車に適用
される蒸発燃料処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、エンジンの
吸気通路にパージ通路を介して接続されるキャニスタを
備え、該キャニスタと燃料タンクとを連通するベント通
路に、燃料タンク側の負圧により開かれる負圧弁と、燃
料タンク側の正圧により開かれる正圧弁とを有する2方
向弁を介設し、外気温の上昇等でタンク内圧が高くなっ
たときは正圧弁を介して蒸発燃料をキャニスに導入し、
一方、外気温の低下等でタンク内圧が低下したときは負
圧弁を介してキャニスタと燃料タンクとを連通させ、タ
ンク内圧の過度の減圧を防止するようにしたものは知ら
れている。
【0003】また、本願出願人は、先に実願平3−38
883号により、2方向弁をバイパスするバイパス通路
を設けてこれにベント制御弁を介設し、エンジンの吸気
通路にキャニスタから燃料蒸気をパージする際にベント
制御弁を開弁して燃料タンク内を吸気通路に連通させ、
タンク内圧を大気圧またはそれ以下に減圧させるように
したものを提案した。これによれば、エンジンの停止に
よりベント制御弁が閉弁した直後においてタンク内圧は
高くないので、給油のため燃料タンクの給油キャップを
開いても、タンク内の蒸発燃料の大気中への放出を生じ
にくくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記先の提
案のものでは、タンク内圧が吸気負圧によって一旦減圧
されてもエンジンの運転状態の変化で吸気負圧が大気圧
に近い値になるとタンク内圧も大気圧に戻ってしまう。
このようにタンク内圧が大気圧になっている状態で給油
キャップを開放すると蒸発燃料が拡散等で多少とも大気
中に放出されてしまう。また、エンジン停止時はベント
制御弁が閉弁され、タンク内圧が上昇すると正圧弁を介
して燃料タンクからキャニスタに蒸発燃料が導入される
が、キャニスタへのベント量が増加すると蒸発燃料がキ
ャニスタで吸着し切れずに大気中に放出される。この場
合、タンク内圧をエンジン運転中に負圧にしておけば、
外気温の上昇によるタンク内圧の上昇が抑制されて、蒸
発燃料のベント量も減少する。本発明は、以上の点に鑑
み、エンジンの吸気負圧によりタンク内圧を効果的に減
圧して、燃料蒸気の大気中への放出を可及的に抑制し得
るようにした装置を提供することをその目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、エンジンの吸気通路にパージ通路を介して接
続されるキャニスタを備え、該キャニスタと燃料タンク
とを2方向弁を介して接続するものにおいて、該2方向
弁をバイパスするバイパス通路を設け、該バイパス通路
に、エンジンの運転状態に応じて開閉制御されるベント
制御弁と、燃料タンク側からキャニスタ側への流れを許
容する一方向弁とを直列に介設したことを特徴とする。
【0006】
【作用】エンジン運転時にベント制御弁を開弁すると、
エンジンの吸気負圧がバイパス通路に介設した一方向弁
を介して燃料タンクに作用してタンク内圧が吸気負圧に
より効果的に減圧される。この場合、キャニスタと大気
との連通を制御するドレン制御弁を設け、エンジン運転
中にベント制御弁を開弁するときドレン制御弁を閉弁し
てキャニスタへの大気の導入を断つようにすれば、吸気
負圧が大気で希釈されることなく燃料タンクに作用し、
タンク内圧がより効果的に減圧される。また、吸気負圧
が変化しても一方向弁の働きでタンク内圧は最大減圧状
態に維持される。かくて、給油キャップ開栓時における
燃料タンクからの蒸発燃料の放出が抑制される。また、
エンジン停止時にベント制御弁を閉弁すると、2方向弁
を介して燃料タンクとキャニスタとが接続される状態に
なるが、タンク内圧がエンジン運転中に上記の如く効果
的に減圧されるため、燃料タンクからキャニスタへの蒸
発燃料のベント量が減少し、キャニスタからの蒸発燃料
の放出も抑制される。
【0007】
【実施例】図1を参照して、1はエンジンEの吸気通路
を示し、該吸気通路1にスロットル弁2とその下流側の
フューエルインジェクタ3とを設け、該インジェクタ3
に燃料タンク4から図外の燃料ポンプを介して燃料を供
給し、スロットル開度、吸気負圧、エンジン回転数、冷
却水温、排気ガス中の酸素濃度等の各種センサ信号を入
力する電子制御回路(以下ECUと記す)5によりイン
ジェクタ3からの燃料噴射量をエンジンの運転状態に応
じて制御するようにした。
【0008】燃料タンク4の上部空間はベント通路6を
介してキャニスタ7に接続されており、ベント通路6に
正圧弁8aと負圧弁8bとを有する2方向弁8を介設
し、タンク内圧が上昇したときは燃料タンク4内の蒸発
燃料を正圧弁8aを介してキャニスタ7に導入してキャ
ニスタ7内の活性炭等から成る吸着層7aに吸着させ、
タンク内圧が低下したときは負圧弁8bを介して燃料タ
ンク4とキャニスタ7とを連通させてタンク内圧の過度
の低下を防止するようにし、更に、キャニスタ7を吸気
通路1のスロットル弁2の近傍に形成したパージポート
1aにパージ通路9を介して接続し、該パージ通路9に
ECU5によって制御されるパージ制御弁10を介設し
て、エンジンの運転状態に応じて蒸発燃料をキャニスタ
7から吸気通路1にパージするようにした。図中19は
パージ流量を検出してその信号をECU1に入力する質
量流量センサである。
【0009】尚、ECU5による燃料噴射量の制御には
フィードバック制御とオープンループ制御との2つの制
御状態があり、通常クルーズ走行時では排気ガス中の酸
素濃度をフィードバックして空燃比が最適になるように
燃料噴射量をフィードバック制御するが、始動時や加速
時には所要の燃料量の供給を優先するオープンループ制
御を行なうようにしており、ここでオープンループ制御
状態ではキャニスタ7からのパージ燃料は制御不能な外
乱要因となるため、フィードバック制御状態にある時に
上記パージ制御弁10を開弁してキャニスタ7からの蒸
発燃料のパージを行ない、空燃比に影響を与えないよう
にした。
【0010】上記した2方向弁8の詳細は図2に示す通
りであり、弁筺80内をダイヤフラム81により燃料タ
ンク4に連なるタンク室82と大気圧室83とに仕切
り、タンク室82にキャニスタ7に連なるベント管84
を挿入し、ダイヤフラム81に正圧弁8aを固設してベ
ント管84に正圧弁8aに対向する弁座85を形成する
と共に、タンク室82内に負圧弁8bを装着してベント
管84に負圧弁8bに対向する弁座86を形成し、タン
ク内圧が正圧例えば+21mmHg以上になったときダイヤ
フラム81が押し下げられて正圧弁8aが開弁し、タン
ク内圧が負圧になったとき負圧弁8bが開弁されるよう
にした。尚、負圧弁8bの開弁設定圧は一般には−14
mmHg程度に設定されているが、本実施例ではエンジン運
転中に後記する如く減圧されるタンク内圧をエンジン停
止後も維持できるよう負圧弁8bの開弁設定圧を可及的
に低く設定するものとし、例えば燃料タンク4が−90
mmHg程度の負圧に耐えられる場合には安全率を見込んで
負圧弁8bの開弁設定圧を−70mmHg程度に設定する。
【0011】前記ベント通路6には2方向弁8をバイパ
スするバイパス通路11が設けられており、該バイパス
通路11に、ECU5によって制御されるベント制御弁
12と、燃料タンク4側からキャニスタ7側への流れを
許容する一方向弁13とを直列に介入した。尚、該一方
向弁13は燃料タンク4側とキャニスタ7側との圧力差
が比較的低く設定した所定値例えば7mmHg程度以上にな
ったとき開弁される。前記ベント制御弁12は、上記し
たパージ制御弁10が開弁される状態とほぼ同様のエン
ジン運転状態で開弁されるもので、両制御弁10、12
の開弁によればエンジンの吸気負圧により燃料タンク4
内の蒸発燃料がベント制御弁12と一方向弁13とキャ
ニスタ7とパージ制御弁10とを介して吸気通路1にパ
ージされる。そして、タンク内圧は吸気負圧の作用で減
圧され、この際タンク内圧が過度に減圧されないよう、
タンク内圧を検出する圧力センサ14を設けて該センサ
14からの信号をECU5に入力し、タンク内圧PTが
所定値PTS1(例えば−55mmHg程度)以下に低下し
たときはベント制御弁12を閉弁するようにした。
【0012】前記キャニスタ7は、吸着層7aの下側の
空間7bを大気開放しないクローズドボトム型のキャニ
スタで構成されており、ベント通路6に連なるベント管
7cと、パージ通路9に連なるパージ管7dとを夫々下
側空間7bに連通させ、一方、キャニスタ7から立上る
ドレン管7eをドレン制御弁15とこれに並列のチェッ
ク弁16とを介して大気開放するようにした。ドレン制
御弁15はECU5により原則としてベント制御弁12
とは逆位相で開閉制御されるもので、ベント制御弁12
の開弁時はドレン制御弁15を閉弁して、パージ通路9
からの吸気負圧が大気圧によって希釈化されることなく
ベント通路6に作用するようにし、また、エンジン運転
中であっても吸気負圧が左程発生せず、タンク内圧が上
昇したときは、燃料タンク4からの蒸発燃料を含んだ空
気がベント制御弁12と一方向弁13とを介してキャニ
スタ7に導入され、吸着層7aで蒸発燃料を吸着除去さ
れた後空気がチェック弁16を介して大気中に放出され
るようにした。エンジン運転中にタンク内圧が所定値P
TS1以下になってベント制御弁12が閉弁されたとき
はドレン制御弁15を開弁し、キャニスタ7内に吸着層
7aを介してパージ通路9に流れる空気流を生じさせ、
吸着層7aに吸着されていた蒸発燃料をパージする。
【0013】エンジン停止時は原則としてベント制御弁
12を閉弁、ドレン制御弁15を開弁するもので、かく
するときはキャニスタ7側の圧力は大気圧となり、外気
温の上昇等でタンク内圧が正圧弁8aの開弁設定圧以上
に上昇したとき燃料タンク4内の蒸発燃料が正圧弁8a
を介してキャニスタ7に導入されて吸着層7aに吸着さ
れる。この場合、燃料タンク4からキャニスタ7への蒸
発燃料のベント量が増加すると、蒸発燃料の一部が吸着
層7aで吸着し切れずに大気中に放出されるが、エンジ
ン運転中に一方向弁13とベント制御弁12とを介して
作用する吸気負圧によりタンク内圧が効果的に減圧され
るため、タンク内圧が正圧弁8aの開弁設定圧以上に上
昇する頻度が少なくなり、蒸発燃料のベント量が減少し
て大気中への蒸発燃料の放出が抑制される。
【0014】また、給油に際して燃料タンク4に連なる
給油管4aの上端の給油キャップ4bを開栓しても、タ
ンク内圧が負圧に減圧維持されているため、給油管4a
や燃料タンク4内を給油管4aの上端部に連通する息抜
き管4cを介しての蒸発燃料の大気中への放出が抑制さ
れる。
【0015】ところで、給油によって満タン近くになる
と、タンク内圧が大気圧を上回って正圧弁8aの開弁設
定圧に昇圧維持され、給油管4a内の燃料の液面が押し
上げられてこれが所定レベルに上昇したところで給油が
停止される。従って、正圧弁8aの開弁設定圧により満
タン時の液面レベルがコントロールされるが、エンジン
運転中でベント制御弁12が開弁している状態で給油す
ると、満タン近くになってもタンク内圧が左程上昇せ
ず、実際には満タン分の燃料が給油されても給油管4a
内の液面レベルは給油停止レベルまで上昇しなくなり、
燃料が過剰に給油されてしまう。一方、エンジンが左程
大きな吸気負圧を発生しない状態で運転されると、炎天
下ではタンク内圧が正圧になる可能性があり、この状態
で給油キャップ4bを開栓すると蒸発燃料が放出されて
しまうため、この場合にはベント制御弁12を開弁して
タンク内圧を大気圧近くに減圧することが望ましいが、
このままでは過給油を防止できなくなる。そこで、本実
施例では、車体に設けられるフューエルフィラーリッド
4dの開放操作等によって給油時か否かを検出する給油
センサ17と、燃料タンク4内の液面FLが所定レベル
FLS以上になったか否かを検出するフロートスイッチ
等の液面センサ18とを設け、給油時にタンク内圧PT
が正圧側に設定した所定値PTS2以上で且つFL<F
LSのとき、ベント制御弁12を開弁して給油キャップ
4bの開栓時の蒸発燃料の放出を抑制し、FL≧FLS
になったときベント制御弁12を閉弁して過給油を防止
するようにした。
【0016】上記した各制御弁10、12、15の開閉
制御のプログラムは図3に示す通りであり、S1でエン
ジン停止時か否かの判別と、S2でエンジンがキャニス
タ7からのパージを行う所定の運転状態か否かの判別と
を行い、所定運転状態であれば、S3に進んで後記する
リーク検査を実行する状態か否かを判別し、リーク検査
状態でなければS4でパージ制御弁10を開弁した後S
5に進み、タンク内圧PTが負圧側に設定した上記所定
値PTS1以下か否かを判別する。PT>PTS1であ
ればS6に進んで給油時か否かを判別し、給油時でなけ
ればS9に進んでベント制御弁12を開弁、ドレン制御
弁15を閉弁し、吸気負圧を燃料タンク4に作用させて
タンク内圧を減圧する。この減圧でPT≦PTS1にな
れば、S5からS10に進んでベント制御弁12を閉
弁、ドレン制御弁15を開弁する。給油時はS6からS
7に進んでタンク内圧PTが正圧側に設定した上記所定
値PTS2以上か否かを判別し、PT≧PTS2であれ
ばS8に進んで燃料タンク4内の液面レベルFLが所定
レベルFLS以上か否かを判別し、FL≧FLSになる
まではS9に進んでベント制御弁12を開弁し、FL≧
FLSになったところでS10に進んでベント制御弁1
2を閉弁する。尚、燃料キャップ4bの開栓時タンク内
圧PTは通常は負圧になっており、S7でPT<PTS
2と判別されてS10に進み、その後の給油による液面
レベルFLの上昇に伴い正圧弁8aの働きでPT≧PT
S2になったときS8に進むが、このときはFL≧FL
Sになっているため同じくS10に進むことになり、タ
ンク内圧が正圧になることを考慮しなければ、給油時に
S6から直接S10に進んでベント制御弁12を閉弁す
るようにしても良い。
【0017】エンジン停止時やエンジン運転中であって
も所定運転状態でないときは、S1やS2からS11に
進んでパージ制御弁10を閉弁した後、上記したS6、
S7、S8の給油時判別処理と同様の判別処理を行うS
12、S13、S14のステップに進み、給油時でPT
≧PTS2であり且つFL<FLSのときS15に進ん
でベント制御弁12を開弁すると共にドレン制御弁15
を介してタンク内圧を抜くために該制御弁15を開弁す
る。一方、非給油時やPT<PTS2やFL≧FLSの
ときはS10に進み、ベント制御弁12を閉弁、ドレン
制御弁15を開弁する。
【0018】また、上記の如くベント制御弁12とドレ
ン制御弁15とタンク内圧の圧力センサ14とを備える
場合には、燃料タンク4から吸気通路1に至る蒸発燃料
処理回路のリーク故障をパージ中のタンク内圧の変化に
基づいて検出することができる。そこで、本実施例で
は、エンジン運転状態が安定し且つ或る程度以上の吸気
負圧が発生しているときにリーク検査を実行するものと
し、リーク検査状態になったとき、S3からS16に進
んでパージ制御弁10とベント制御弁12とを開弁、ド
レン制御弁15を閉弁した後S17に進み、吸気負圧や
エンジン回転数等をパラメータとして燃料タンク4に作
用する負圧の予想値PTOを割り出し、次にS18に進
んでタンク内圧PTとPTOとを比較するようにした。
リークが有るとタンク内圧がPTOまで減圧されず、そ
こでPT>PTOのときはS19に進んでリーク故障を
表示する等の適宜のフェールセーフ処理を行う。
【0019】尚、上記リーク検査や給油時上記の如くP
T≧PTS2で且つFL<FLSのときにベント制御弁
12を開弁する制御は、一方向弁13を備えない装置で
も実行できる。むしろ、一方向弁13が有る場合には、
給油時に上記の条件でベント制御弁12を開弁してもタ
ンク内圧を一方向弁13の開弁設定圧以下には減圧でき
なくなり、タンク内圧を大気圧まで減圧できるように、
一方向弁13に並列の第2のベント制御弁を設け、給油
時におけるベント制御弁12の開弁時には第2のベント
制御弁も開弁するように構成することが望ましい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、エンジン運転中に吸気負圧によってタンク内
圧を減圧して減圧状態に維持でき、給油キャップ開栓時
における燃料タンクからの蒸発燃料の放出が確実に防止
され、更に、エンジン停止時における燃料タンクからキ
ャニスタへの蒸発燃料のベント量を減少してキャニスタ
からの蒸発燃料の放出も抑制できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明装置の一例の系統図
【図2】 2方向弁の断面図
【図3】 弁の開閉制御用のプログラムを示すフローチ
ャート
【符号の説明】
E エンジン 1 吸気通路 4 燃
料タンク 6 ベント通路 7 キャニスタ 8 2
方向弁 8a 正圧弁 8b 負圧弁 9
パージ通路 11 バイパス通路 12 ベント制御弁 13
一方向弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気通路にパージ通路を介し
    て接続されるキャニスタを備え、該キャニスタと燃料タ
    ンクとを2方向弁を介して接続するものにおいて、該2
    方向弁をバイパスするバイパス通路を設け、該バイパス
    通路に、エンジンの運転状態に応じて開閉制御されるベ
    ント制御弁と、燃料タンク側からキャニスタ側への流れ
    を許容する一方向弁とを直列に介設したことを特徴とす
    る蒸発燃料処理装置。
  2. 【請求項2】 前記キャニスタと大気との連通を制御す
    るドレン制御弁を設け、エンジン運転中に前記ベント制
    御弁を開弁するとき前記ドレン制御弁を閉弁してキャニ
    スタへの大気の導入を断つことを特徴とする請求項1に
    記載の蒸発燃料処理装置。
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