JP3363342B2 - 車両用燃料タンクのベント装置 - Google Patents

車両用燃料タンクのベント装置

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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M33/00Other apparatus for treating combustion-air, fuel or fuel-air mixture
    • F02M33/02Other apparatus for treating combustion-air, fuel or fuel-air mixture for collecting and returning condensed fuel

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
搭載される車両用燃料タンクが傾斜しても該車両用燃料
タンク内外の通気が阻止されないようにするための車両
用燃料タンクのベント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用燃料タンクのベン
ト装置として、特開昭51−3290号公報に開示され
たもの(以下、第1の従来装置と記述する)が公知であ
る。
【0003】これは、燃料タンクが前方に低く傾斜した
場合、その際の燃料油面の上方に後方通気管の開口が露
出し、従って、前記燃料タンクの温度が上昇して前記燃
料タンク内の空気の圧力が上昇すると、その空気の一部
が後方通気管及びベントパイプを通り、バルブを開いて
前記燃料タンク外方へ排出されるので、前記燃料タンク
内の燃料油が外部に流出することがない。また、逆に前
記燃料タンクが後方に低く傾斜して前記開口が燃料油に
より閉塞された場合、前記燃料タンク内の圧力が上昇し
た空気は、大容積通気管内に滞留する。従って、続いて
その大容積通気管の下端に到達した空気は、その中に滞
留している燃料油を押し上げることなく、その燃料油内
を気泡となって浮上し、前記排気管を通って前記燃料タ
ンクの外方へ排出されるように構成したものである。
【0004】また、別の従来のこの種の車両用燃料タン
クのベント装置として、フロート弁よりなる過給油防止
弁と、チェック弁を一体化したフロート弁よりなるカッ
トバルブとを燃料タンクの中央部上方にそれぞれ設け、
前記過給油防止弁の下流側(エンジン側)にチェック弁
と、2ウェイバルブとをそれぞれ設け、前記チェック弁
の設定圧と前記2ウェイバルブの設定圧との合計圧力
で、前記燃料タンクの燃料満量時のヘッド圧を抑えるこ
とにより(このとき過給油防止弁は閉じている)、過給
油を防止するようにした構成のもの(以下、第2の従来
装置と記述する)も公知である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1の従来装置にあっては、燃料タンクの内部圧力を
コントロールするためのバルブとしては、ベントパイプ
に設けた1つのバルブのみのため、現在の米国エミッシ
ョン法規の1つであるパフロス(指定テストモードにお
いて燃料タンク内圧を規定圧以下にすること)の成立
と、前記燃料タンク内への給油時の過給油防止とを両立
させることが困難であるという問題点があった。
【0006】また、上述した第2の従来装置にあって
は、燃料タンクが薄型で横長の場合には、前記燃料タン
クの内部上方に設けるカットバルブが1個では気液分離
性能を満足させるできない(タンク傾斜時にカットバル
ブが燃料油に埋没するので)。そこで、前記燃料タンク
の内部上方に2個のカットバルブを設けた場合は、気液
分離性能を満足させるために、前記2個のカットバルブ
を前記燃料タンクの両側に分けて設けなければならな
い。このようにすると、前記過給油防止弁も前記燃料タ
ンクの両側に設けることになり、ガリンスタンドの床
面が例えば傾斜した場合を考慮すると、給油量のバラツ
キが非常に大きくなり、気液分離性能を満足させること
ができない。即ち、過給油時、燃料タンクの通口であ
るカットバルブが閉じてしまい、燃料タンク内圧が逃げ
ない。
【0007】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、パフロスの成立と、燃料タンク内への給
油時の過給油防止とを容易且つ確実に両立させることが
できる車両用燃料タンクのベント装置を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の車両用燃料タンクのベント装
置は、燃料タンクの両側内部上方に一端部が接続された
第1及び第2のベント通路を設け、前記燃料タンクの中
央内部上方に一端部が接続された第3のベント通路を設
け、前記第1及び第2のベント通路の一端部にカットバ
ルブを、前記第3のベント通路の一端部に過給油防止弁
をそれぞれ設け、前記第1及び第2のベント通路の他端
部を前記燃料タンクの相対する内部上方に接続した気液
分離器にそれぞれ接続し、該気液分離器を第1バルブに
接続し、該第1バルブをエンジン側に接続された第2バ
ルブに接続し、前記第3のベント通路の他端部を前記第
1バルブと前記第2バルブとの間に接続し、前記第1バ
ルブの設定圧と前記第2バルブの設定圧との合計圧力
を、前記燃料タンクの燃料満量時のヘッド圧より大きく
設定したことを特徴とする。
【0009】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2記載の車両用燃料タンクのベント装置は、請求
項1記載の車両用燃料タンクのベント装置において、前
記第3のベント通路に、前記第1バルブの設定圧より大
きなヘッド圧となる高さを有する立ち上がり部を設けた
ことを特徴とする。
【0010】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項3記載の車両用燃料タンクのベント装置は、請求
項1または2記載の車両用燃料タンクのベント装置にお
いて、前記第1バルブにオリフィスを設けたことを特徴
とする。
【0011】即ち、燃料タンクの中央部上方に第3のベ
ント通路の一端部を接続し、この第3のベント通路の一
端部に過給油防止弁を設けたことにより、ガソリンスタ
ンドの床面傾斜による前記燃料タンク内への給油バラツ
キを最小限に抑えることができる。また、前記燃料タン
クが一方、または他方に傾斜した場合、前記燃料タンク
内の燃料油が前記第1及び第2のベント通路内に漏出す
るが、前記第1及び第2のベント通路を前記燃料タンク
の相対する側部上方に接続した気液分離器に接続したた
めに、前記第1及び第2のベント通路内に漏出した燃料
油が前記気液分離器に一時保留されるので、燃料油が前
記気液分離器より下流側に流出することがない。また、
前記過給油防止弁が閉じたときに、前記第1バルブの設
定圧と前記第2バルブの設定圧との合計圧力で前記燃料
タンクの燃料満量時のヘッド圧を抑えるため、前記燃料
タンク内への過給油を防止することができる。また、前
記第3のベント通路が前記第1バルブと前記第2バルブ
との間に接続されているので、前記第2バルブの圧力で
前記燃料タンクの内部圧力をコントロールするため、パ
フロスが成立する。
【0012】また、前記燃料タンクが一方に傾斜した場
合、前記燃料タンク内の燃料油が前記第3のベント通路
内に漏出し、しかも、その燃料油面は前記第1バルブの
設定圧力分だけ更に上がってくるが、前記第1バルブの
設定圧より大きなヘッド圧となる高さを有する立ち上が
り部を前記第3のベント通路に設けたことにより、前記
燃料タンク内の燃料油が前記第3のベント通路の前記立
ち上がり部よりエンジン側に流出することがなくなる。
【0013】しかも、前記第1バルブにオリフィスを設
けて、前記第3のベント通路の立ち上がり部内における
燃料油面の上昇量を抑えていることにより、前記第3の
ベント通路の立ち上がり部の高さを低く設定できるの
で、車体構造の狭い空間への配置が容易となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づき説明する。図1は、本発明の一実施の形態に
係る車両用燃料タンクのベント装置の構成を示す縦断側
面図であり、同図中、1は薄型で横長の燃料タンクで、
図示しない車両ボディの所定箇所に適宜の固定手段によ
り固定されている。燃料タンク1の後側面(図において
は右側面)には、燃料注入管(インレットパイプ或いは
フューエルパイプ)2の一端部が接続され、この燃料注
入管2の他端部は前記車両ボディの外側面部に開口して
おり、この開口面は図示しないキャップにより開閉可能
になっている。
【0015】燃料タンク1の中央内部上方にはブリーザ
ーパイプ3の一端部が接続され、このブリーザーパイプ
3の他端部は燃料注入管2の他端部側面に接続されてい
る。そして、燃料注入管2から燃料タンク1への給油時
において、燃料タンク1内の空気がブリーザーパイプ3
を通って燃料注入管2の他端部開口面から大気中に放出
され、そして、燃料油面が上昇してきてブリーザーパイ
プ3の先端部が燃料油中に没すると燃料タンク1への給
油を自動的に停止させるようになっている。
【0016】燃料タンク1の前後(図においては左右)
側内部上方及び中央内部上方には、ベント通路である3
本のベントパイプ4,5,6の一端部が接続されてい
る。第1及び第2のベントパイプ4,5の一端部には、
フロート弁よりなるカットバルブ7,8が設けられてい
る。第3のベントパイプ6の一端部には、フロート弁よ
りなる過給油防止弁9が設けられている。カットバルブ
7,8及び過給油防止弁9は燃料タンク1内に位置して
いる。過給油防止弁9は、燃料タンク1内の燃料油面が
ある一定レベル以上(給油満量状態)になると閉じる常
開型の弁である。カットバルブ7,8は、タンクが傾斜
した場合に閉じる。第1及び第2のベントパイプ4,5
の他端部は、気液分離器(セパレータ)10,11を介
して第1バルブ(チェックバルブ)12に接続されてい
る。この第1バルブ12は第2バルブ(2ウェイバル
ブ)13を介してエンジン側であるキャニスタ14に接
続されている。第3のベントパイプ6の他端部は、第1
バルブ12と第2バルブ13との間に接続されている。
第1バルブ12の設定圧と第2バルブ13の設定圧との
合計圧力は、燃料タンク1の燃料満量時のヘッド圧Aよ
り大きく設定されている。
【0017】第3のベントパイプ6の途中には、第1バ
ルブ12の設定圧より大きなヘッド圧となる高さを有す
る立ち上がり部15が設けられている。
【0018】また、第1バルブ12は、図2の断面図に
示すように、一側面上方に流出口16を且つ他側面下方
に流入口17をそれぞれ設けた筐体18を有している。
この筐体17の上下方向ほぼ中間部内方に設けられた仕
切壁19の中央部には、流出口16と流入口17とを連
通する連通孔20が設けられている。この連通孔20の
一端(図においては上端)開口面は球形の弁体21によ
り開閉される。この弁体21は連通孔20の一端開口面
を閉じる方向にコイル状のバネ22により押圧されてい
る。また、筐体18の内方の仕切壁19の一側部には、
流出口16と流入口17とを連通するオリフィス23が
設けられている。
【0019】通気流量が所定値以下のときはオリフィス
23から空気が流出し、また、通気流量が所定値以上に
なると弁体21も開き空気が流出する。
【0020】第1バルブ12は、通常は図2に示すよう
に弁体21により連通孔20が閉じられて閉弁状態にあ
る。そして、燃料タンク1内の圧力が所定圧力以上にな
ると、その圧力により弁体21がバネ22の押圧力に抗
して押し上げられて連通孔20が開放され、筐体18の
流入口17と流出口16とが連通孔20を介して連通
し、第1バルブ12は開弁状態となる。
【0021】次に、上記構成になる本実施の形態に係る
車両用燃料タンクのベント装置の動作を説明する。
【0022】図1は、燃料タンク1内の燃料油面が所定
レベル以上(給油満量状態)にあり、しかも燃料油面が
水平状態にある場合を示し、この状態においては、過給
油防止弁9は閉弁している。
【0023】また、燃料タンク1内の燃料油面が所定レ
ベル以下にある場合は、カットバルブ7,8及び過給油
防止弁9は開弁状態にある。そして、燃料注入管2から
燃料タンク1への給油時において、燃料タンク1内の空
気はブリーザーパイプ3を介して燃料注入管2の他端部
開口面から大気中に放出される。そして、燃料油面が上
昇してきてブリーザーパイプ3の先端部が燃料油中に没
すると、このブリーザーパイプ3から大気中への燃料タ
ンク1内の空気の放出が停止するため、燃料タンク1へ
の給油を自動的に停止させる。
【0024】この後、燃料タンク1へ再給油すると、燃
料油面の上昇に伴ない過給油防止弁9が閉弁するため、
燃料タンク1内の通気はカットバルブ7,8のみとな
る。一方、カットバルブ7,8の下流側に設けられた第
1及び第2バルブ12,13の各開弁設定圧の合計圧力
は、燃料タンク1の燃料満量時のヘッド圧Aより大きく
設定されていることにより、燃料タンク1内の空気が大
気中に放出されないため燃料タンク1内への給油が行わ
れず、これにより、燃料タンク1内への過給油を防止す
ることができる。
【0025】また、一端部に過給油防止弁9が接続され
た第3のベントパイプ6の他端部は、第1バルブ12と
第2バルブ13との間に接続されていて、第3のベント
パイプ6には第2バルブ13の設定圧しかかからないの
で、この第2バルブ13の設定圧により燃料タンク1の
内部圧力がコントロールされるのでパフロスを成立させ
ることができる(第3のベントパイプ6に第1バルブ1
2の設定圧と第2バルブ13の設定圧の両方がかかる
と、所定モードにおいて燃料タンク1の内部圧力を規定
圧以下にすることができず、パフロスを成立させること
ができない)。
【0026】また、燃料タンク1内の燃料油面が図1の
L1、またはL2のように傾斜した場合、カットバルブ
7、またはカットバルブ8を介して第1のベントパイプ
4、または第2のベントパイプ5内に燃料油が流出して
くるが、この流出した燃料油は気液分離器10、または
気液分離器11により一時保留され、これら気液分離器
10、または気液分離器11より下流側に流れることが
ない。これら気液分離器10、または気液分離器11内
に一時保留された燃料油は、燃料タンク1内の燃料油面
が所定状態に戻ったときに、カットバルブ7、またはカ
ットバルブ8を介して燃料タンク1内へ戻る。
【0027】また、燃料タンク1内の燃料油面が図1の
L2のように傾斜した場合、第3のベントパイプ6内に
燃料油が流出してくる。このとき燃料タンク1の内部圧
力は第1バルブ12の設定圧力と第2バルブ13の設定
圧力の合計圧力で抑えているが、第3のベントパイプ6
内は第2バルブ13の設定圧力しかかかっていないた
め、第1バルブ12の設定圧力分だけ立ち上がり部15
内の燃料油面が上昇する。この場合、第1バルブ12が
単純な構造のバルブであると、燃料油が第3のベントパ
イプ6の立ち上がり部15の頂点部分を乗り越えて第2
バルブ13側へ流出してしまう。そこで、本実施の形態
においては、図2に示すように第1バルブ12に設けた
オリフィス23の作用によって、前記立上ちがり部15
内における燃料油面の上昇量が抑制されるので、燃料油
が第3のベントパイプ6の立ち上がり部15の頂点部分
を乗り越えて第2バルブ13側へ流出するということが
ない。なお、オリフィス23の径は、前記燃料タンク1
への過給油を防止するために必要な圧力損失を確保でき
る寸法に設定されている。
【0028】また、過給油防止弁9を燃料タンク1の中
央内部上方に設けたので、ガソリンスタンドの床面の傾
斜に伴う給油のバラツキが最小限になる。
【0029】なお、上述した実施の形態においては、3
本のベントパイプを設けた場合について説明したが、ベ
ントパイプの本数は3本に限られるものではなく、少な
くとも1本以上であればよい。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の請求項1記
載の車両用燃料タンクのブリーザ装置によれば、燃料タ
ンクの中央部上方に第3のベント通路の一端部を接続
し、この第3のベント通路の一端部に過給油防止弁を設
けたことにより、ガソリンスタンドの床面傾斜による前
記燃料タンク内への給油バラツキを最小限に抑えること
ができる。また、前記燃料タンクが一方、または他方に
傾斜した場合、前記燃料タンク内の燃料油が前記第1及
び第2のベント通路内に流出するが、前記第1及び第2
のベント通路を前記燃料タンクの相対する側部上方に接
続した気液分離器に接続したために、前記第1及び第2
のベント通路内に流出した燃料油が前記気液分離器に一
時保留されるので、燃料油が前記気液分離器より下流側
に流出することがない。また、前記過給油防止弁が閉じ
たときに、前記第1バルブの設定圧と前記第2バルブの
設定圧との合計圧力で前記燃料タンクの燃料満量時のヘ
ッド圧を抑えるため、前記燃料タンク内への過給油を防
止することができる。また、前記第3のベント通路が前
記第1バルブと前記第2バルブとの間に接続されている
ことにより、前記第2バルブのみの圧力で前記燃料タン
クの内部圧力を低くコントロールするため、パフロスが
成立する。
【0031】また、本発明の請求項2記載の車両用燃料
タンクのブリーザ装置によれば、前記第1バルブの設定
圧より大きなヘッド圧となる高さを有する立ち上がり部
を前記第3のベント通路に設けたことにより、前記燃料
タンク内の燃料油が前記第3のベント通路の前記立ち上
がり部より燃料タンク傾斜時にエンジン側に流出するこ
とがなくなる。
【0032】更に、本発明の請求項3記載の車両用燃料
タンクのブリーザ装置によれば、前記第1バルブにオリ
フィスを設けて、燃料油面の上昇量を抑えていることに
より、前記燃料タンクが一方に傾斜して前記燃料タンク
内の燃料油が前記第3のベント通路内に流出し、しか
も、前記第3のベント通路の立ち上がり部内の燃料油面
が前記第1バルブの設定圧力分だけ更に上昇するが、前
記オリフィスの作用によって前記燃料油面の上昇量を抑
えることができるので、前記立ち上がり部の高さを低く
設定でき、限られた車体構造の配置スペースに収納でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用燃料タ
ンクのブリーザ装置の構成を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る車両用燃料タ
ンクのブリーザ装置における第1バルブの構成を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 燃料タンク 2 燃料注入管(インレットパイプ或いはフューエル
パイプ) 3 ブリーザーパイプ 4 ベントパイプ 5 ベントパイプ 6 ベントパイプ 7 カットバルブ 8 カットバルブ 9 過給油防止弁 10 気液分離器(セパレータ) 11 気液分離器(セパレータ) 12 第1バルブ(チェックバルブ) 13 第2バルブ(2ウェイバルブ) 14 キャニスタ 15 立ち上がり部 16 流出口 17 流入口 18 筐体 19 仕切壁 20 連通孔 21 弁体 22 バネ 23 オリフィス
フロントページの続き (72)発明者 郷間 久之 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (72)発明者 堀内 正昭 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式 会社本田技術研究所内 (56)参考文献 特開 平8−258577(JP,A) 特開 平5−131851(JP,A) 実公 昭51−3290(JP,Y2) 米国特許5647334(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 37/00 301 F02M 37/00 311 B60K 15/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクの両側内部上方に一端部が接
    続された第1及び第2のベント通路を設け、前記燃料タ
    ンクの中央内部上方に一端部が接続された第3のベント
    通路を設け、前記第1及び第2のベント通路の一端部に
    カットバルブを、前記第3のベント通路の一端部に過給
    油防止弁をそれぞれ設け、前記第1及び第2のベント通
    路の他端部を前記燃料タンクの相対する内部上方に接続
    した気液分離器にそれぞれ接続し、該気液分離器を第1
    バルブに接続し、該第1バルブをエンジン側に接続され
    た第2バルブに接続し、前記第3のベント通路の他端部
    を前記第1バルブと前記第2バルブとの間に接続し、前
    記第1バルブの設定圧と前記第2バルブの設定圧との合
    計圧力を、前記燃料タンクの燃料満量時のヘッド圧より
    大きく設定したことを特徴とする車両用燃料タンクのベ
    ント装置。
  2. 【請求項2】 前記第3のベント通路に、前記第1バル
    ブの設定圧より大きなヘッド圧となる高さを有する立ち
    上がり部を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両
    用燃料タンクのベント装置。
  3. 【請求項3】 前記第1バルブにオリフィスを設けたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の車両用燃料タン
    クのベント装置。
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