JP3966762B2 - 燃料タンクの燃料遮断装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料タンク内を外部に連通させる通路に配置され、例えば給油時等において燃料タンク内の燃料の液面が上昇したときに、該通路を遮断する燃料遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の燃料タンクには、給油時に燃料タンク内の気体を外部に逃がして給油を可能とすると共に、燃料が満タンになって液面が上昇すると、上記通路を自動的に遮断して燃料タンク内を密閉し、給油をストップさせるために、燃料遮断装置が設けられている。また、燃料タンク内で蒸発した燃料をキャニスタに通す通路にも、上記のような燃料遮断装置が設けられている。
【0003】
このような燃料遮断装置の1例として、特開平2−112658号には、燃料タンクとキャニスタとの間へ配設されるケース部と、該ケース部内へ配設され前記ケース部の出口部を閉塞するフロート部とを備えてなる燃料遮断弁であって、前記フロート部はバルブとフロート本体とを上下に重ね合わせたものであり、前記バルブと前記フロート本体とは上下方向に相対移動可能であり、前記バルブの上面には前記出口開口部の周縁をシールする環状の第1シール部が形成されると共に、その下面には、前記フロート本体の上面によりシールされる前記出口開口部より小径な環状の第2シール部が形成され、更に該バルブには前記第1シール部内と前記第2シール部内とを連通する貫通孔が形成されることを特徴とする燃料遮断弁が開示されている。
【0004】
また、別の例として、特開平9−79405号には、燃料タンクとキャニスタとを結ぶ経路端に取付けた液状燃料の流出入が可能なケース内に、フロートによって上下動する副弁と該副弁の上下動に連動して上下動する主弁とを納め、主弁が所定範囲内で先行又は遅れて副弁と連動するように副弁又は主弁の一方に連動突起、他方に該連動突起が前記所定範囲内で変位できるように嵌め込む突起規制溝を設け、ケース上部又は経路端に副弁座及び主弁座を独立して開口してなる燃料タンクの燃料遮断装置が開示されている。
【0005】
上記特開平2−112658号及び特開平9−79405号の燃料遮断装置によれば、燃料タンク内の燃料の液面が高くなったときには、フロートが上昇して開口部を閉じ、燃料の液面が低くなったときには、フロートが下降して開口部が開く。そして、弁をシール面の大きな弁と、シール面の小さな弁との2重構造にすることによって、燃料の液面が下がったときに、シール面の小さな弁が速やかに開いて、弁の貼り付きによる動作不良を防止するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の燃料遮断弁では、燃料の液面が下がったときに、フロートの浮力がなくなってフロートの自重が加わることによって、弁を開くようにしているので、フロートの体積を大きくしないと貼り付きを解消できず、装置をコンパクト化できないという問題点があった。
【0007】
また、上記従来の燃料遮断弁では、例えば燃料の給油の際に、燃料の液面が所定の高さに達すると全てが遮断されるようになっているので、その時点でタンクが完全に密閉されてしまい、給油ガンのオートストップ後に手作業による追加給油ができないという問題点があった。
【0008】
したがって、本発明の目的は、燃料の液面が下がったときの弁の貼り付きをより確実に防止できるようにし、給油ガンのオートストップ後に手作業による追加給油を可能にした燃料タンクの燃料遮断装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の第1は、燃料タンク内を外部に連通させる通路に配置され、燃料タンク内の燃料の液面が上昇したときに、該通路を遮断する燃料遮断装置において、
前記燃料タンクの壁部に取付けられて、燃料タンク内と外部とを連通させる第1通路と第2通路とを有するケースと、
該ケースの前記第1通路に配置された第1シール座と、
前記ケースに収容されて、燃料の液面に応動して、液面が上昇したときに前記第1シール座を閉じる第1フロート弁体と、
前記ケースの前記第2通路において、前記第1シール座よりも鉛直方向上方に配置された第2シール座と、
該第2シール座に対して前記第2通路の外部に連通する側に配置され、下方から上方に向けて弾性付勢されて、外力がない状態では前記第2シール座を閉塞する第2弁体と、
前記ケースに収容されて、燃料の液面に応動して、前記第1フロート弁体が前記第1シール座を閉じる液面の高さよりも高い液面になるまで、前記第2弁体の上端位置を規制して開弁させる第2フロートとを備えていることを特徴とする燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0010】
上記発明によれば、燃料タンク内の燃料の液面がある一定高さに達すると、第1フロート弁体が第1シール座に密着して第1通路が閉じ、燃料タンク内圧が上昇して給油ガンにオートストップがかかる。しかし、この時点では、まだ第2弁体は第2フロートによって上端位置を規制されて開いているので、燃料タンク内の気体を外部に逃がす狭い通路が残っており、給油ガンを手動で操作して追加給油ができる。そして、燃料の液面が更に上昇すると、今度は第2フロートが上昇して上記第2弁体が第2シール座を塞ぐので、そこで初めて燃料タンクが完全密閉され、追加給油もできなくなり、給油を完了する。
【0011】
次に、燃料の液面が下がると、まず第2フロートが下降し、第2弁体の上端位置を押し下げて第2シール座が開く。このとき、燃料タンク内圧が高い場合には従来の装置では弁を閉じる方向に力が作用するが、本発明では、第2弁体は、第2シール座に対して第2通路の外部に連通する側に配置されているので、燃料タンク内圧が第2弁体を開く方向に作用するので、第2弁体の貼り付きが生じることはなく、速やかに第2弁体を開くことができる。そして、燃料の液面が更に下降すると、今度は第1弁体が開いて第1通路が外部に連通する。このとき、第2弁体は既に開いていて、燃料タンク内圧と外部の圧力とが均衡しているので、第1弁体が第1弁座に貼り付いてしまうことはない。
【0012】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記第2通路は、前記第2シール座より鉛直方向下方において、前記第1通路と連結されている燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0013】
上記発明によれば、第2弁体が第2シール座を閉塞している状態で、燃料が第2通路に入り、第2弁体で塞がれた第2シール座の上部に溜まったとしても、第2弁体が開かれたときには、第2シール座を通って下方に流れ、第1連通路に入って燃料タンク内に戻されるので、溜まった燃料が外部に導出するのを確実に防止できる。
【0014】
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記第2フロートは、燃料の液面が上昇するのに応じて上昇する第2フロート本体と、該第2フロート本体より立ち上がり、前記第2弁体の上方に張り出すオーバーハング部と、このオーバーハング部から前記第2フロート本体に接近するように伸びて、前記第2弁体を押し下げるように当接する第2弁体押下部とを有している燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0015】
上記発明によれば、第2シール座に向けて下方から上方に弾性付勢された第2弁体を、燃料タンク内の燃料の液面が低いときには、第2フロート本体の第2弁体押下部により第2弁体を下方に押し下げ、燃料タンク内の燃料の液面が上昇して第2フロートも上昇したときには、上記第2弁体押下部による規制がなくなって、第2弁体がその弾性付勢力によって第2シール座に密着して、第2通路を閉じることができる。
【0016】
本発明の第4は、前記第3の発明において、前記ケースは、前記第1フロート弁体と前記第2フロート本体とを収容し、前記第1通路を形成する筒状のケース本体と、該ケース本体の上部に組付けられて前記第1通路を外部に導出すると共に、前記ケース本体との間に前記第2通路を形成するアッパボディとを有し、前記オーバーハング部は、前記ケース本体の上壁開口を通して前記第2通路内に伸びている燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0017】
上記発明によれば、ケース本体とアッパボディとの間に第2通路を形成し、第2通路側にオーバーハング部を導入することができるので、第2シール座に対して第2通路の外部に連通する側に配置され、下方から上方に向けて弾性付勢された第2弁体を、第2弁体押下部によって下方に押し下げることができる。
【0018】
本発明の第5は、前記第3又は第4の発明において、前記第2フロートの前記弁体押下部は、軸心から外径方向に突出する複数のリブを有し、該リブの間に通気路を形成すると共に、それらの下端面が前記第2弁体を位置決めするように凹状をなしており、かつ、前記第2フロート本体と前記第1フロート弁体との対向面のいずれか一方には、両者の密着を防止する凸部が部分的に形成されている燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0019】
上記発明によれば、弁体押下部が、軸心から外径方向に突出する複数のリブを有し、該リブの間に通気路を形成する構造をなすので、弁体押下部によって第2通路が閉塞されることがない。また、上記弁体押下部の下端面が第2弁体を位置決めするように凹状をなしているので、第2弁体の偏心を防止して常に適正な位置で第2シール座に当接させることができる。更に、第2フロート本体と第1フロート弁体との対向面のいずれか一方には、両者の密着を防止する凸部が部分的に形成されているので、両者が密着して連れ動き、独立して昇降動作ができなくなったりすることを防止できる。
【0020】
本発明の第6は、前記第1〜5の発明のいずれかにおいて、前記第1シール座は、前記ケース本体内に配置された仕切壁に設けられ、この仕切壁は、前記ケース本体内壁との間に、前記第2弁体とその弾性付勢手段とを挟み込んで、前記第2通路を画成している燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0021】
上記発明によれば、上記仕切壁を設けることによって、第1シール座を形成すると共に、第2通路を画成することができ、第2弁体やその弾性手段の設置が容易になる。
【0022】
本発明の第7は、前記1〜6の発明のいずれかにおいて、前記第1フロート弁体は、第1フロート本体と、該第1フロート本体の上部に空隙を介して組付けられるキャップ部と、このキャップ部に設けられた開口部に嵌着された第1弁体とで構成されている燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0023】
上記発明によれば、第1フロート弁体を第1フロート本体とキャップ部とで構成したことにより、第1弁体を嵌着させるための開口部をキャップ部に設けて、第1フロート弁体の体積をできるだけ大きくとることができる。また、第1弁体をキャップ部の開口部に嵌着させることにより、ゴム等の材質からなる第1弁体が燃料等によって膨潤しても、第1弁体が外れることを防止できる。
【0024】
本発明の第8は、前記第7の発明において、前記第1フロート弁体の前記第1フロート本体と前記キャップ部との間の空隙は、前記ケース本体内空間に連通されている燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0025】
上記発明によれば、燃料が第1フロート本体と前記キャップ部との間の空隙に侵入しても、ケース本体内空間に速やかに戻された後、更に燃料タンク内に戻るため、上記空隙に燃料が残留して外部に流出することを防止できる。
【0026】
本発明の第9は、前記第1〜8の発明のいずれかにおいて、前記ケース本体は、略円柱又は略多角柱の1つの内部空間を有しており、前記第1フロート弁体と前記第2フロートとは、互いに補完し合って前記一つの内部空間に適合する形状をなしている燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0027】
上記発明によれば、第1フロート弁体及び第2フロートの体積をできるだけ大きくとりながら、装置全体をコンパクトに構成することができる。
【0028】
本発明の第10は、前記第9の発明において、前記第2フロートのオーバーハング部は、複数本の脚部を有しており、この脚部が前記ケース本体の上壁に設けられた、対応する複数の開口を通して前記ケース本体内に挿入され、前記第2フロート本体に連結されている燃料タンクの燃料遮断装置を提供するものである。
【0029】
上記発明によれば、第2フロートのオーバーハング部が複数本の脚部を有していて、この脚部がケース本体の上壁に設けられた複数の開口から挿入されて、第2フロート本体に連結されているので、第2フロートの昇降動作が上記開口に挿入された脚部によってガイドされ、回転規制がなされる。その結果、ケース本体内で第2フロートと補完し合う形状をなす第1フロート弁体の回転も規制され、第1フロート弁体のガイドを設けなくても、第1シール座に正確に当接するようにすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0031】
図1、2に示すように、この燃料タンクの燃料遮断装置は、第1フロート弁体100と、第2フロート200によって開閉動作する第2弁体201とを有し、これらがケース300に収容されて構成されている。
【0032】
ケース300は、ケース本体310と、このケース本体310の上部に組付けられるアッパーボディ330と、ケース本体310の下面に組付けられる底板350と、ケース本体310内に配置される仕切壁360とで構成されている。
【0033】
また、第1フロート弁体100は、第1フロート本体110と、第1フロート本体110の上部に被せられるキャップ部130と、キャップ部130に取付けられた第1弁体150と、第1フロート弁体100を上方に付勢する弾性手段であるスプリング160とで構成されている。
【0034】
第2フロート200は、第2フロート本体210と、この第2フロート本体210に連結されて上方に伸びるオーバーハング部230とを有している。また、第2弁体201は、ボール弁からなっていて、この第2弁体201を上方に付勢する弾性手段であるスプリング202が設けられている。
【0035】
上記部材は、図1の1点鎖線で示す配置によって組付けられ、本発明の燃料遮断弁を構成する。以下、各部材の構造について更に詳細に説明する。
【0036】
図3に示すように、ケース本体310は、全体としてほぼ円筒形状をなし、その上面は上壁311で閉塞されると共に、下面は開口されている。上壁311には、第1通路L1を構成する管部312が突設されている。この管部312に隣接して膨出部313が設けられ、この膨出部313の上面には開口314が形成されている。
【0037】
膨出部313の内部には、前記管部312の第1通路L1と画成する隔壁315が設けられ、上記開口314の内側縁部が第2シール座316をなしている。そして、この膨出部313の内部が第2通路L2をなし、この内部に、前記第2弁体201及びスプリング202が収容されるようになっている。隔壁315の下端には、切欠き317が設けられ、これが第1通路L1への連通路を形成するようになっている。
【0038】
ケース本体310の上部周面には、燃料タンク内の気体が出入りするための複数の開口318と、前記アッパーボディ330を嵌合させるための複数の爪322が形成されており、下部周面には、前記底板350を嵌合させるための複数の爪319が形成されている。
【0039】
また、ケース本体310の内周には、第1フロート弁体100や、第2フロート200の貼り付きを防止するため、上下に伸びる複数のリブ323が形成されている。
【0040】
更に、上壁311には、後述する第2フロート200のオーバーハング部230を通すための円弧状の開口320が複数、この実施形態の場合2個並んで形成されている。
【0041】
図4に示すように、仕切壁360は、ケース本体310の上壁311の下面に形成されたリブ321に嵌合するリブ361を有しており、このリブ361を上記ケース本体310のリブ321に嵌合させて溶着することにより、ケース本体310内に取付けられるようになっている。
【0042】
また、仕切壁360には、開口362が形成されており、その下面開口縁は、リブ状の第1シール座363をなしている。更に、仕切壁360の上面には、前記第2弁体201のスプリング202の下端を嵌着させて保持する突起364が形成されている。
【0043】
図12を併せて参照すると、仕切壁360は、ケース本体310の上壁311の下面に上記の態様で取付けられ、上記開口362が前記管部312の下端に整合して、第1通路L1の通り道となっている。
【0044】
また、第2弁体201及びスプリング202は、前記膨出部313内に収容されて、仕切壁360と第2シール座316との間に挟まれている。膨出部313の内部を通る第2通路L2は、切欠き317を通して第1通路L1と連結されている。
【0045】
ケース本体310の下面に取付けられる底板350は、図8に示すように、円板の周縁に高さの低い周壁351を有し、この周壁351に、前記ケース本体310の爪319が嵌合する係合孔352が形成されている。
【0046】
また、底壁353には、後述する第1フロート弁体100及び第2フロート200の底部を、底壁353に密着しないように載せるためのリブ354が形成されている。そして、底壁353の中心からやや偏移した位置には、第1フロート弁体100のスプリング160の下端を嵌合させる、平面視十字状のボス355が形成されている。更に、底壁353には、燃料タンク内の燃料や気体を通過させるための複数の透孔356が形成されている。
【0047】
この底板350は、上記のように、ケース本体310の爪319を、底板350の係合孔352に嵌合させることにより、ケース本体310の下面に取付けられる。
【0048】
ケース本体310の上部に取付けられるアッパーボディ330は、図11に示すように、燃料タンクの開口部周縁に溶着される環状の枠材331と、この枠材331に一体成形された本体部332とで構成されている。枠材331は、燃料タンクに溶着可能な樹脂材料、例えばオレフィン系樹脂などで構成されており、本体部332は、強度や燃料非透過性に優れた樹脂材料、例えばポリアミド系樹脂などで構成されている。
【0049】
アッパーボディ330の本体部332の下縁部には、所定間隔で複数の舌片333が突設されており、この舌片333には、前記ケース本体310の爪322と係合する孔334が形成されている。
【0050】
アッパーボディ330の本体部332には、前記ケース本体310の管部312が挿入される円筒状の凹部335が形成されており、この凹部335は、更に本体部332の上壁から立ち上がって横方向に延出されたノズル336内に連通している。ノズル336は、外周に環状の抜け止めリブ337を有している。
【0051】
図12に示すように、アッパーボディ330の枠材331を燃料タンク370の上壁開口部周縁に溶着することにより、この燃料遮断装置は、燃料タンク370に気密的に取付けられるようになっている。そして、ケース本体310の管部312内を通る第1通路L1が、アッパーボディ330のノズル336内を通って、外部に導出されるようになっている。この場合、ノズル336には、配管371が接続され、この配管371が図示しないキャニスタ等に接続されるようになっている。
【0052】
第1フロート弁体100の第1フロート本体110は、図6に示すように、その外周111が前記ケース本体310の内周に適合する円筒状をなし、前記第2フロート200と対向する面112は、中央部112aが円筒状に膨出し、その両側112bが平坦状をなしていて、平面視において略扇形状をなす柱状をなしている。
【0053】
第1フロート本体110の底面113には、前記スプリング160の上端を嵌着させる環状溝114が形成されている。また、第1フロート本体110の上面には、凹部115が形成されており、その周縁はリブ116をなしている。このリブ116には、後述するキャップ部130の係合爪131が嵌合する複数の係合孔117が形成されている。更に、上記凹部115内に溜まった燃料を逃がすための抜き孔118が形成されている。
【0054】
上記第1フロート本体110に組付けられるキャップ部130は、図5に示すように、第1フロート本体110の凹部115に適合する形状をなし、その外周には、上記リブ116の係合孔117に嵌合する複数の係合爪131が形成されている。
【0055】
キャップ部130の下面には、凹部132が形成されており、上面には、第1弁体150を設置するための浅い凹部からなる設置部133が設けられている。設置部133の中央には、第1弁体150を嵌着させる開口134が形成されている。
【0056】
第1弁体150は、図7に示すように、前記開口134を覆う大きさの円板部151と、この円板部151の下面中央から突設された円筒部152と、この円筒部152の外周に形成された環状リブ153と、この環状リブ153と前記円板部151との間に形成された環状溝154とを有している。
【0057】
第1弁体150は、耐油性のある合成ゴム等からなり、キャップ部130の開口134に、上記円筒部152を圧入し、開口部134の周縁を前記環状溝154に嵌着させることによって、キャップ部130の設置部133に装着されるようになっている。
【0058】
こうして組付けられた第1フロート弁体100は、図12に示すように、ケース本体310内に収容され、底板350との間に介装されたスプリング160によって上方に弾性付勢されている。しかし、燃料に浸漬されない状態では、第1フロート弁体100の自重が、スプリング160の付勢力に勝って、第1フロート弁体100は下降する。
【0059】
そして、燃料の液面が上昇して、第1フロート弁体100が燃料に浸漬して浮力が作用すると、自重が浮力によって徐々に相殺されるため、スプリング160の付勢力によって次第に上昇し、燃料の液面が所定値以上の高さになると、第1弁体150が第1シール座363に密着して、仕切壁360の開口部362を閉じるようになっている。
【0060】
第2フロート200の第2フロート本体210は、図10に示すように、ケース本体310の内径よりもやや小さい外径の、平面視で扇形をなす柱状部211と、この柱状部211の外周の中央部から外径側に突設された突条部222と、これらの下面に連接されたフランジ223と、このフランジ223の、前記第1フロート弁体100に対向する部分から立設されたリブ224を有している。リブ224には、後述するオーバーハング部230が嵌合する係合孔225が形成されている。更に、柱状部211の、前記第1フロート弁体100に対向する面には、第1フロート弁体100との間で貼り付きを防止するための複数のリブ状の凸部226が軸方向に沿って平行に形成されている。
【0061】
オーバーハング部230は、図9に示すように、平面視で扇形の上板231を有し、この上板231の下面には、断面円弧状の2つの脚部232が所定間隔を設けて平行に立設されている。各脚部232の互いに遠ざかる方向の端辺には、前記第2フロート本体210の係合孔225に係合する爪233が形成されている。そして、上記脚部232は、ケース本体310の開口320に挿通されるようになっている。
【0062】
また、上板231の上面中央部には、一部を円弧状に切り欠かれた形状の円筒壁234が一体に形成されており、この円筒壁234の頂面には、通気孔235が形成されている。更に、円筒壁234の頂面の下面には、前記通気孔235を避けた部分から断面十字状をなして下方に延出された第2弁体押下部236が形成されている。
【0063】
この第2弁体押下部236は、前記ケース本体310の前記膨出部313の開口314に上方から挿入されるようになっており、そのとき第2弁体押下部236の十字状のリブの隙間は、第2シール座316の開口314を閉塞することなく、円筒壁234の内外を連通させる隙間を構成する。
【0064】
また、第2弁体押下部236の下面236aは、ボール弁からなる第2弁体201を保持するように円弧状をなしており、第2弁体201は、上記第2弁体押下部236の円弧状の下面に当接して、常に中心方向に位置規制されて偏倚しないように配置される。
【0065】
オーバーハング部230は、その脚部232をケース本体310の開口320に挿入され、更に、第2フロート本体210の柱状部211の外周に当接され、その際に突条部222を一対の脚部232の間に配置されて、爪233を第2フロート本体210の係合孔225に係合させることにより、ケース本体310の上壁を挟んで、第2フロート本体210に連結される。
【0066】
この状態で、第2フロート200は、ケース本体310に対して所定の距離だけ上下スライドでき、第2弁体押下部236が第2シール座316の開口314を挿通されて下方に突出し、その円弧状の下面236aで第2弁体201に当接し、第2弁体201の上端位置を規制するようになっている。
【0067】
そして、第1フロート弁体100と、第2フロート200とは、互いに補完し合って、全体として円柱状をなし、ケース本体310の内周形状に適合して、できるだけ体積を大きくとり、全体としてはコンパクトな形状でありながら、浮力を大きくとれるようにしている。
【0068】
また、第2フロート200のオーバーハング部230の2つの脚部232が、ケース本体310の2つの開口320に挿入されているので、第2フロート200がそれによって回り止めされ、第2フロート200と相補的な形状をなす第1フロート弁体100も回り止めされる。したがって、各弁体150、201の対応するシール座363、316に対する位置ずれを防止できる。
【0069】
次に、この燃料タンクの燃料遮断装置の作用について説明する。
図12は、ケース300が燃料Fの液面Fsに接触していない状態を示し、第1フロート弁体100及び第2フロート200がそれらの自重によって、スプリング160及び202の付勢力に抗して、上下スライドできる下端に位置した状態となっている。
【0070】
この結果、第1フロート弁体100の第1弁体150は、第1シール座363から離れ、第1シール座363の開口362が開いた状態となっている。また、第2フロート200の第2弁体押下部236が第2弁体201を下方に押し下げて、第2シール座316の開口314も開いている。
【0071】
したがって、第1通路L1及び第2通路L2とも外部に連通しており、給油口から燃料を給油できる状態になっている。すなわち、燃料タンク370に燃料を給油していくと、燃料タンク370内の空気が第1通路L1及び第2通路L2を通って外部に抜けるので、燃料タンク370内への給油が可能となっている。
【0072】
図13は、上記の状態で給油して、燃料Fの液面Fsが上昇し、第1フロート弁体100が浮き上がった状態を示している。この状態では、第1フロート弁体100の第1弁体150が第1シール座363に密接して、第1シール座363の開口362が閉じられる。しかし、第2フロート本体200は、まだ上限まで浮き上がっておらず、オーバーハング部230の第2弁体押下部236によって第2弁体201が押し下げられた状態を維持され、第2シール座316の開口314は開いている。
【0073】
このため、通路幅が大きく、通気抵抗の小さい第1通路L1が閉じ、通路幅が狭く、通気抵抗の大きな第2通路L2は外部に連通した状態となる。このような状態では、燃料Fの液面Fsの上昇速度に、燃料タンク370内の気体の流出速度が追いつかず、燃料タンク370の気圧が高まって、給油ガンにオートストップがかかる。そこで、作業者は、給油ガンをとり、給油口から液面をのぞきながら、手作業で追加給油を行う。このときの給油速度は、給油ガンによる給油速度よりも非常に遅いので、通路幅の狭い第2通路L2からの排気でも給油が可能となる。
【0074】
図14は、追加給油によって更に液面Fsが上昇した状態を示している。このとき、第2フロート200も浮き上がり、第2フロート200のオーバーハング部230に連設された第2弁体押下部236が上昇して、第2弁体201がスプリング202の付勢力で第2シール座316に押し付けられる。その結果、第2シール座316の開口314が閉塞され、第2通路L2も閉じる。このため、燃料タンク370内の気圧が高まり、燃料Fの液面Fsが給油口に近接してくるため、作業者はこの液面を目視で確認して給油作業を終了する。
【0075】
この状態で、自動車を運転してガソリンを消費すると、燃料タンク370内の燃料の液面が再び下降してくるが、従来の燃料遮断装置では、前述したように、燃料タンク370内の気圧が外部よりも高いと、弁体の貼り付きが生じて、弁体が開かないことがあった。
【0076】
これに対して、本発明の燃料遮断装置では、燃料タンク370内の気圧は、第2通路L2を通して、第2弁体201に対して上方から下方に、すなわち第2弁体201を開く方向に作用する。したがって、燃料Fの液面Fsが下降して第2フロート200に浮力が作用しなくなると、第2弁体201を第2弁座316に貼り付かせる要因が全くなく、第2弁体201は、第2弁座316から速やかに離れて、第2通路L2が連通する。
【0077】
その結果、第2通路L2を通って燃料タンク370内の気体が外部に流出し、燃料タンク370内の気圧が低くなるので、第1シール座363に密接された第1弁体150も、第1シール座363から離れて、第1通路L1も連通する。したがって、給油終了後に、燃料タンク370内の気圧によって、各弁体が貼り付いてしまうという問題を本質的に解決することができる。
【0078】
図15は、自動車が傾いたり、転倒したりした場合の燃料遮断装置の状態を示している。すなわち、図15(a)に示すように、自動車が傾いた場合には、燃料Fがケース300内に侵入し、第1フロート弁体100及び第2フロート200に浮力が作用するので、第1弁体150、第2弁体201がそれぞれに対応するシール座363、316が閉塞されて、燃料Fが外部に流出することが防止される。
【0079】
また、図15(b)に示すように、自動車が転倒した場合には、第1フロート弁体100はその自重と、スプリング160の付勢力によって第1シール座363を閉じ、第2フロート200は、その自重によって第2弁体押下部236が第2弁体201から離れ、スプリング202の付勢力と第2弁体201自身の自重によって、第2シール座316も閉塞される。したがって、燃料Fの外部への流出を確実に防いで燃料漏れによる引火等を防止することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、燃料タンク内の燃料の液面がある一定高さに達すると、第1フロート弁体が第1シール座に密着して第1通路が閉じることによって、給油ガンにオートストップをかけることができ、その状態で、第2弁体は第2フロートによって上端位置を規制されて開いているので、給油ガンを手動で操作して追加給油ができる。そして、燃料の液面が更に上昇すると、第2弁体が第2シール座を塞ぐので、そこで初めて燃料タンクが完全密閉され、追加給油もできなくなり、給油を完了することができる。
【0081】
また、燃料の液面が下がると、第2フロートが下降し、第2弁体の上端位置を押し下げようとすると共に、燃料タンク内圧が高い場合でもその内圧が第2弁体を開く方向に作用するので、第2弁体の貼り付きが生じることはなく、速やかに第2弁体を開いて第2通路が連通する。そして、第2弁体が開くと、燃料タンク内圧が低下するので、燃料の液面が更に下降すると、今度は第1弁体が速やかに開いて第1通路が外部に連通する。したがって、燃料の液面が下降したときの各弁体の貼り付き現象をより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料タンクの燃料遮断装置の分解斜視図である。
【図2】同燃料遮断装置の斜視図である。
【図3】同燃料遮断装置におけるケースのケース本体を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は斜視図、(d)は(a)のA−A矢示線に沿った断面図である。
【図4】同燃料遮断装置におけるケースの仕切壁を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のB−B矢示線に沿った断面図、(c)は斜視図である。
【図5】同燃料遮断装置における第1フロート弁体のキャップ部を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C矢示線に沿った断面図、(c)は斜視図である。
【図6】同燃料遮断装置における第1フロート弁体の第1フロート本体を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のD−D矢示線に沿った断面図、(c)は斜視図である。
【図7】同燃料遮断装置における第1フロート弁体の第1弁体を示し、(a)は断面図、(b)は正面図、(c)は斜視図である。
【図8】同燃料遮断装置におけるケースの底板を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のE−E矢示線に沿った断面図、(c)は斜視図である。
【図9】同燃料遮断装置における第2フロートのオーバーハング部を示し、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は正面図、(d)は斜視図、(e)は(c)のF−F矢示線に沿った断面図である。
【図10】同燃料遮断装置における第2フロートの第2フロート本体を示し、(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は斜視図である。
【図11】同燃料遮断装置におけるケースのアッパーボディを示し、(a)は正面断面図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は斜視図である。
【図12】同燃料遮断装置において、燃料の液面が低い場合の状態を示す断面図である。
【図13】同燃料遮断装置において、燃料の液面が上昇して第1通路が閉塞された状態を示す断面図である。
【図14】同燃料遮断装置において、燃料の液面が更に上昇して第2通路も閉塞された状態を示す断面図である。
【図15】同燃料遮断装置において、(a)は自動車が傾いたときの状態、(b)は自動車が転倒したときの状態を示す断面図である。
【符号の説明】
100 第1フロート弁体
110 第1フロート本体
118 抜き孔
130 キャップ部
150 第1弁体
160 スプリング
200 第2フロート
210 第2フロート本体
226 凸部
230 オーバーハング部
232 脚部
235 通気孔
236 第2弁体押下部
236a 下面
330 アッパボディ
370 燃料タンク
L1 第1通路
L2 第2通路
F 燃料
Fs 液面

Claims (10)

  1. 燃料タンク内を外部に連通させる通路に配置され、燃料タンク内の燃料の液面が上昇したときに、該通路を遮断する燃料遮断装置において、
    前記燃料タンクの壁部に取付けられて、燃料タンク内と外部とを連通させる第1通路と第2通路とを有するケースと、
    該ケースの前記第1通路に配置された第1シール座と、
    前記ケースに収容されて、燃料の液面に応動して、液面が上昇したときに前記第1シール座を閉じる第1フロート弁体と、
    前記ケースの前記第2通路において、前記第1シール座よりも鉛直方向上方に配置された第2シール座と、
    該第2シール座に対して前記第2通路の外部に連通する側に配置され、下方から上方に向けて弾性付勢されて、外力がない状態では前記第2シール座を閉塞する第2弁体と、
    前記ケースに収容されて、燃料の液面に応動して、前記第1フロート弁体が前記第1シール座を閉じる液面の高さよりも高い液面になるまで、前記第2弁体の上端位置を規制して開弁させる第2フロートとを備えていることを特徴とする燃料タンクの燃料遮断装置。
  2. 前記第2通路は、前記第2シール座より鉛直方向下方において、前記第1通路と連結されている請求項1記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
  3. 前記第2フロートは、燃料の液面が上昇するのに応じて上昇する第2フロート本体と、該第2フロート本体より立ち上がり、前記第2弁体の上方に張り出すオーバーハング部と、このオーバーハング部から前記第2フロート本体に接近するように伸びて、前記第2弁体を押し下げるように当接する第2弁体押下部とを有している請求項1又は2記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
  4. 前記ケースは、前記第1フロート弁体と前記第2フロート本体とを収容し、前記第1通路を形成する筒状のケース本体と、該ケース本体の上部に組付けられて前記第1通路を外部に導出すると共に、前記ケース本体との間に前記第2通路を形成するアッパボディとを有し、前記オーバーハング部は、前記ケース本体の上壁開口を通して前記第2通路内に伸びている請求項3記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
  5. 前記第2フロートの前記弁体押下部は、軸心から外径方向に突出する複数のリブを有し、該リブの間に通気路を形成すると共に、それらの下端面が前記第2弁体を位置決めするように凹状をなしており、かつ、前記第2フロート本体と前記第1フロート弁体との対向面のいずれか一方には、両者の密着を防止する凸部が部分的に形成されている請求項3又は4記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
  6. 前記第1シール座は、前記ケース本体内に配置された仕切壁に設けられ、この仕切壁は、前記ケース本体内壁との間に、前記第2弁体とその弾性付勢手段とを挟み込んで、前記第2通路を画成している請求項1〜5のいずれか1つに記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
  7. 前記第1フロート弁体は、第1フロート本体と、該第1フロート本体の上部に空隙を介して組付けられるキャップ部と、このキャップ部に設けられた開口部に嵌着された第1弁体とで構成されている請求項1〜6のいずれか1つに記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
  8. 前記第1フロート弁体の前記第1フロート本体と前記キャップ部との間の空隙は、前記ケース本体内空間に連通されている請求項7記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
  9. 前記ケース本体は、略円柱又は略多角柱の1つの内部空間を有しており、前記第1フロート弁体と前記第2フロートとは、互いに補完し合って前記一つの内部空間に適合する形状をなしている請求項1〜8のいずれか1つに記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
  10. 前記第2フロートのオーバーハング部は、複数本の脚部を有しており、この脚部が前記ケース本体の上壁に設けられた、対応する複数の開口を通して前記ケース本体内に挿入され、前記第2フロート本体に連結されている請求項9記載の燃料タンクの燃料遮断装置。
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