JP2004521677A - 針無しシリンジ - Google Patents

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Abstract

本発明は、粒子を被験体の標的組織(例えば、皮膚または粘膜)に送達する際に使用するための針無しシリンジに関する。この粒子は、例えば、遺伝物質でコーティングされた薬物、ワクチン、診断剤またはキャリア粒子(または、それらの任意の組み合わせ)を含み得る。その標的領域にわたって合理的に均一な分布を伴って、静かに操作されかつ粒子が広い標的領域にわたって伝播され得る針無しシリンジを有することが、有益である。この標的領域にわたる良好な均一の粒子分布を伴って、広い標的領域にわたってペイロードの粒子を展開することによって、高いペイロードが送達され得る。

Description

【技術分野】
【0001】
(技術分野)
本発明は、粒子を被験体の標的組織(例えば、皮膚または粘膜)に送達する際に使用するための針無しシリンジに関する。この粒子は、例えば、遺伝物質でコーティングされた薬物、ワクチン、診断剤またはキャリア粒子(または、それらの任意の組み合わせ)を含み得る。
【背景技術】
【0002】
(発明の背景)
皮膚表面を通して製薬を送達する(経皮送達)性能は、経口送達技術または非経口送達技術よりも多くの利点を提供する。詳細には、経皮送達は、伝統的な薬物投与システムに代わる、安全性、簡便性および非侵襲性を提供し、経口送達に関連した主な問題(例えば、吸収および代謝の変動速度、胃腸の刺激作用ならびに/または苦いもしくは不快な薬物の味)、あるいは非経口送達に関連した主な問題(例えば、針による痛み、処置される個体に感染を導く危険性、偶発的に針が突き刺さることおよび使用済みの針の処分によって生じる、保健医療関係者の汚染または感染の危険性)を都合よく回避する。さらに、経皮送達は、投与される製薬の血中濃度について高い程度の制御を提供する。
【0003】
インタクトな皮膚内におよびインタクトな皮膚を通して、制御された用量で粉末(すなわち、固形薬物含有粒子)を発射するために針無しシリンジの使用を伴う、新規の経皮薬物送達システムが、記載されている。詳細には、Bellhouseらに対する米国特許第5,630,796号は、超音速気流において同伴した薬学的粒子を送達する針無しシリンジを記載している。この針無しシリンジは、粉末状の薬物化合物および組成物を経皮送達するために、遺伝物質を生細胞に送達するために(例えば、遺伝子治療)、および皮膚、筋肉、血液またはリンパに生物薬剤を送達するために、使用される。この針無しシリンジをまた、外科手術とともに使用して、薬物および生物製剤を、器官表面、固形腫瘍および/または外科的腔(例えば、腫瘍層または腫瘍切除後の腔)に送達し得る。理論上は、実質的に固形の粒状形態で調製され得る実用的に任意の薬学的因子は、安全でかつ簡単に、このようなデバイスを使用して送達され得る。
【0004】
米国特許第5,630,796号に記載される1つの針無しシリンジは、細長で管状の収束−分散ノズルを備え、このノズルは、破壊可能な膜を有し、この膜は、ノズルを通る通路を最初は塞いでおり、かつこのノズルの上流端に実質的に隣接して配置されている。送達される治療剤の粒子は、この破壊可能な膜に隣接して配置され、気圧をこの膜の上流側に印加する加圧手段を使用して、送達される。この加圧手段は、膜を破壊し、ノズルの下流端からの送達のために、ノズルを通る超音速気流(薬学的粒子を含有する)を作製するのに十分である。従って、この粒子は、非常に高速度で針無しシリンジから送達され得、この粒子により、破壊可能な膜の破壊が容易に得られ得る。ノズルを通る通路は、喉部を通して下流へと導く上流収束部、分散部を有する。この収束−分散通路は、気体を超音速まで加速するために使用される。気体は、まず、喉部のMach 1まで導かれ、そして下流分散部は、この気体を定常状態音速まで加速する。
【0005】
米国特許第5,630,796号に記載されるシリンジを用いて、粒子は広範な速度で送達され得、標的表面にわたって潜在的に不均一な空間分布を伴う。粒子速度の変動は、高性能の粉末薬物、ワクチンなどを皮膚内部の特定の標的層に送達するのを困難にし得る。さらに、不均一な空間分布は、さらなる空間分布が達成される場合に改善される問題を引き起こし得る。さらに、シリンジ内の流動を考慮することは、粒子が展開され得る標的組織に対する標的領域の最大サイズを制限し得、これにより、最大粒子ペイロードサイズが制限される。
【0006】
さらに、米国特許第5,630,796号に記載されるシリンジを使用して、破壊可能な膜の破壊は、シリンジの操作をかなり騒々しくし得、このことは、例えば、幼い子供を処置する際には欠点となり得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
その標的領域にわたって合理的に均一な分布を伴って、静かに操作されかつ粒子が広い標的領域にわたって伝播され得る針無しシリンジを有することが、有益である。この標的領域にわたる良好な均一の粒子分布を伴って、広い標的領域にわたってペイロードの粒子を展開することによって、高いペイロードが送達され得る。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(発明の要旨)
本発明の第一の局面に従って、針無しシリンジから気流中に粒子を分散させる方法が提供される。この方法は、以下の工程を包含する:
(a)シリンジ内の気流経路の第1収束部を通して気体を流し、これにより、この気体を展開させて、この気体の圧力を下げ、下がった気体の圧力の領域を提供する、工程;
(b)この下がった気体の圧力を利用して、この気流経路の外側からこの気流経路に粒子のペイロードを引き出し、そしてこの気流経路内の気流にこの粒子を同伴させる、工程;および、
(c)この同伴した粒子を加速し、そしてノズルの下流の出口において、同伴した粒子を実質的にこのノズルの全幅で分散させるように、気流経路の境界を定める送達ノズルを通してこの気体を方向付ける、工程。
【0009】
本発明の上記第一の局面の方法を使用して、針無しシリンジから気体流に粒子を分散させることによって、ノズルの下流の出口が、皮膚または粘膜の標的領域に隣接して配置される一方で、粒子が、この皮膚または粘膜に投与され得る。
【0010】
本発明の第二の局面に従って、脊椎動物被験体の組織への粒子の針無し注射における使用のための針無しシリンジが提供され、このシリンジは、以下を備える:
気体を気体供給源から受容するように配置された、気流経路;
この気流経路を流れるこの気体の圧力を下げるための、気流経路中にある、第1収束部;
粒子の入口であって、第1収束部の少なくとも開始部の下流で気流経路と連絡し、粒子のペイロードが、下がった気圧の作用下で、この入口を介してこの気流経路に引き出されて、気体に同伴されるようになる、粒子の入口;および、
気体/粒子出口ノズルであって、引き出されて、気体に同伴された粒子を加速するために、気流経路の境界を定める、気体/粒子出口ノズル。
【0011】
気流経路に粒子を引き出すために減圧を使用することによって、以前に使用した膜が、分散される粒子を保持することが可能になる。次いで、このことは、デバイスがより静かに作動することを確実にする。なぜなら、膜の破壊によって生じる雑音がもはや存在しないからである。
【0012】
好ましくは、このデバイスは、ノズルの壁と気体ジェットとの間の実質的な境界層の分離が回避され、従ってこの気体ジェット中の出口ノズルから加速される粒子が、ノズルの下流出口の実質的に全幅にわたって分散されるのを可能にするように、構成および配置される。
【0013】
ノズル壁からの、気体ジェットの実質的な境界層の分離を回避することによって、加速された粒子は、ノズルの下流出口において、実質的にこのノズルの全断面積にわたって分散され得る。このノズルが分散下流部分を有する場合、ノズルの長さを伸長させて、その下流出口においてこのノズルの直径を増加させることによって、皮膚または粘膜上の有意に広い標的領域が、粒子によって貫入され得、この広い標的領域にわたって良好な分散の均一性を有することが見出された。
【0014】
本発明の第三の局面に従って、針無しシリンジにおいて気流を作製する方法が提供され、この方法は、以下を包含する:
第1収束部を通して断面積の増加したチャンバに気体を流して、このチャンバ内に遷音速の気体ジェットを形成する、工程;
この気体ジェットを、このチャンバから第2収束部を通してノズルにに向けておよびノズルに沿って通過させる、工程。
【発明の効果】
【0015】
この様式における2つの収束部の使用は、針無しシリンジにおいて粒子を加速するのに適した気流場を作製する、特に有益な様式であることが見出された。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
本発明を詳細な記載する前に、本発明は、特定の薬学的処方物またはプロセスパラメーターに限定されないことが、理解されるべきである。なぜなら、このような発明は、当然変動し得るからである。本明細書中に使用される用語法は、本発明の特定の実施形態のみを記載することのみを目的とし、限定することは意図されないこともまた、理解されるべきである。
【0017】
本明細書中に引用されるすべての刊行物、特許、および特許出願は、上記であろうが下記であろうが、本明細書中にその全体が参考として援用される。
【0018】
本明細書および添付の特許請求の範囲において使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、その文脈が明らかに他のように示さない限り、複数の言及を包含することが、注意されなければならない。従って、例えば、「治療剤」という言及は、2つ以上のそのような薬剤の混合物を包含し、「気体」という言及は、2つ以上の気体の混合物を包含するなどのようである。
【0019】
(定義)
他のように規定されない限り、本明細書中で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本発明が属する分野の当業者により一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
【0020】
以下の用語は、下記に示されるように定義されることが意図される。
【0021】
用語「針無しシリンジ」とは、本明細書中で使用される場合、粒子を組織中に、および/または組織を越えて、送達するために使用され得る粒子送達システムを明示的に指し、ここで、その粒子は、約0.1〜250μmの範囲、好ましくは、約1〜70μmの範囲、より好ましくは、10〜70μmの範囲の平均サイズを有し得る。約250μmより大きい粒子もまた、これらのデバイスから送達され得、その上限は、その粒子のサイズによって都合の悪い疼痛および/または標的組織に対する損傷が引き起こされる点である。その粒子は、高速度で、例えば、少なくとも150m/秒以上の速度、より代表的には、約250〜300m/秒以上の速度で、送達され得る。このような針無しシリンジは、Bellhouseらに対する共有に係る米国特許第5,630,796号(本明細書中に参考として援用される)において初めて記載され、共有に係る国際公開番号WO96/04947、WO96/12513およびWO96/20022(これらの公開すべてもまた、本明細書中に参考として援用される)に記載されている。これらのデバイスは、標的皮膚または標的粘膜組織中へのインビトロまたはインビボ(インサイチュ)のいずれかでの治療剤の経皮送達において使用され得る;あるいは、これらのデバイスは、生物学的系から分析物を非侵襲性サンプリングまたは最小侵襲性サンプリングするために、ほぼ不活性な粒子の経皮送達において使用され得る。この用語は、粒子物質の送達のために適切であるデバイスのみを指すので、液体噴射注入器のようなデバイスは、「針無しシリンジ」の定義から明示的に除外される。
【0022】
用語「経皮」送達は、皮内投与、経皮投与(または「皮膚投与」)および経粘膜投与(すなわち、皮膚もしくは粘膜組織中へ、および/または皮膚もしくは粘膜組織を通る、治療剤の通過による送達)を包含する。例えば、Transdermal Drug Delivery:Developmental Issues and Research Initiatives、Hadgraft and Guy編、Marcel Dekker,Inc.(1989);Controlled Drug Delivery:Fundamentals and Applications、RobinsonおよびLee編、Marcel Dekker Inc.(1987);ならびにTransdermal Delivery of Drugs、第1〜3巻、KydonieusおよびBerner編、CRC Press(1987)を参照のこと。「経皮」送達の文脈において本明細書中に記載される本発明の局面は、他のように特定されない限り、皮内送達、経皮送達、および経粘膜送達に適用することが意味される。すなわち、本発明は、他のように明示的に記載されない限り、皮内送達様式、経皮送達様式、および経粘膜送達様式に等しく適用可能であると考えられるべきである。
【0023】
本明細書中に使用される場合、用語「治療剤」および/または「治療剤の粒子」は、生物(ヒトまたは動物)に投与された場合に、局所作用および/または全身作用によって、所望の薬理学的効果、免疫学的効果、および/または生理学的効果を誘導する、任意の化合物もしくは組成物を意図する。従って、この用語は、薬物、ワクチン、および生物薬剤(タンパク質、ペプチド、ホルモン、生物学的応答改変剤、核酸、遺伝子構築物などのような、分子を含む)と伝統的にみなされる、化合物または化学物質を包含する。より詳細には、用語「治療剤」とは、主要な治療領域のすべてにおける使用のための化合物または組成物を包含し、以下が挙げられるが、これらに限定されない:アジュバント、抗感染剤(例えば、抗生物質および抗ウイルス剤);鎮痛薬および鎮痛薬の組み合わせ;局所麻酔薬および全身麻酔薬;食欲抑制薬;抗関節炎薬;ぜん息治療薬;鎮痙薬;抗うつ薬;抗原;抗ヒスタミン薬;抗炎症剤;制吐剤;抗腫瘍剤;かゆみ止め;抗精神病薬;解熱薬;鎮痙薬;心血管調製物(カルシウムチャネルブロッカー、β−ブロッカー、βアゴニストおよび抗不整脈剤を含む);抗高血圧薬;利尿薬;血管拡張薬;中枢神経系刺激薬;咳調製物および風邪調製物;うっ血除去薬;診断薬;ホルモン;骨成長刺激薬および骨吸収阻害薬;免疫抑制剤;筋弛緩剤;精神刺激薬;鎮静薬;精神安定薬;タンパク質ペプチドおよびそのフラグメント(天然に存在するか、化学合成したか、または組換え生成したかに関わらない);ならびに核酸分子(2つ以上のヌクレオチド(リボヌクレオチド(RNA)またはデオキシリボヌクレオチド(DNA)のいずれか)のポリマー形態)(二本鎖分子および一本鎖分子の両方、遺伝子構築物、発現ベクター、アンチセンス分子などを含む)。
【0024】
治療剤の粒子は、単独でかまたは他の薬物もしくは薬剤と組み合わせて、代表的には、1つ以上のさらなる物質(例えば、キャリア、ビヒクル、および/または賦形剤)を含み得る薬学的組成物として、調製される。「キャリア」、「ビヒクル」および「賦形剤」は、一般に、非毒性であり、そして有害な様式で組成物の他の成分と相互作用しない、実質的に不活性な物質をいう。これらの物質は、粒子状薬学的組成物における固体の量を増加させるために使用され得る。適切なキャリアの例としては、水、シリコーン、ゼラチン、ロウなどの物質が挙げられる。通常使用される「賦形剤」の例としては、薬学グレードのデキストロース、スクロース、ラクトース、トレハロース、マンニトール、ソルビトール、イノシトール、デキストラン、スターチ、セルロース、リン酸ナトリウムもしくはリン酸カルシウム、硫酸カルシウム、クエン酸、酒石酸、グリシン、高分子量ポリエチレングリコール(PEG)、およびそれらの組み合わせが挙げられる。さらに、その薬学的組成物中に荷電脂質および/または界面活性剤を含めることが、望ましくあり得る。そのような物質は、安定剤、抗酸化剤として使用され得るか、または投与部位での局所刺激の可能性を減少させるために使用され得る。適切な荷電脂質としては、ホスファチジルコリン(レシチン)などが挙げられるが、これらに限定されない。界面活性剤は、代表的には、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤または両性界面活性剤である。適切な界面活性剤の例としては、例えば、界面活性剤Tergitol(登録商標)および界面活性剤Triton(登録商標)(Union Carbide Chemicals and Plastics,Danbury,CT)、ポリオキシエチレンソルビタン(例えば、界面活性剤TWEEN(登録商標)(Atlas Chemical Industries,Wilmington,DE))、ポリオキシエチレンエーテル(例えば、Brij)、薬学的に受容可能な脂肪酸エステル(例えば、ラウリル硫酸およびその塩(SDS))などの物質が挙げられる。
【0025】
用語「分析物」は、物理的分析、化学的分析、生化学的分析、電気化学的分析、光化学的分析、分光光度的分析、旋光分析、比色分析、または放射分析において、検出および/または測定することが望まれる任意の特定の物質または成分を示すために、その最も広い意味で本明細書中で使用される。検出可能なシグナルは、そのような物質から直接的または間接的のいずれかで得られ得る。いくつかの適用において、その分析物は、目的の生理学的分析物(例えば、生理活性物質)であり、例えば、グルコース、または生理学的作用を有する化学物質(例えば、薬物または薬理学的物質)である。
【0026】
本明細書中で使用される場合、用語「サンプリングする」とは、物質(代表的には、分析物)を、任意の生物学的系から膜(一般的には皮膚または組織)を越えて抽出することを意味する。
【0027】
(第1の実施形態)
図1は、本発明に従う針無しシリンジの第1の実施形態の下流端の、中央の長手方向軸に沿った概略断面図である。明確さの理由のため、ガス供給源を省略した。可能なガス供給源の配置は、図3、16および19〜22と共に、後で説明する。
【0028】
図1において、シリンジの主本体1は、管腔を形成するようにその中を延びる、中央開口部を有し、この開口部は、シリンジを通るガス流路を束縛し、その下流末端は、ノズル2と嵌め合う。理解され得るように、ノズルの孔3は、その上流端の短いテーパ部分以外は、実質的に平行な側面を有する。
【0029】
主本体1の中央開口部に沿ってほぼ中間に、音波ノズル4が嵌め合わされる。この音波ノズル4には、開口部が備えられ、この開口部は、主本体1を通るガスの流れに対する、第1の収束部またはくびれ5を形成する。この実施形態において、第1の収束部は、2つの連続的で、かなり急な、くびれ5a、5bの形態を取っている。この第1の収束部の開口部は、ノズル2の孔3の中央の長手方向軸と同軸である。
【0030】
くびれ5bの下流端を形成する音波ノズル4の部分は、音波ノズル4の平らな主下流面6から外向きに(下流方向に)突出している。示されないが、音波ノズル4は、ねじを協働させることによってか、または主本体1によって形成される下流の肩部との締りばめによって、主本体1の中央開口部内に定置で維持され得る。
【0031】
音波ノズル4の平らな主下流面6は、ノズル2の上流面7から上流に、間隔を空けて配置されることに留意する。2つの面6、7は、これらの2つの面6、7の間の主本体1の中央開口部と共に、粒子同伴のためのチャンバ8を規定する。
【0032】
ノズル2の上流端は、主本体1を通るガスの流れに対する、第2の収束部またはくびれ9を形成する。この実施形態において、第2の収束部9もまた、かなり急なくびれである。ノズル2は、ガス流路を束縛し、つまり、ノズル2は、ガスが流れ得る空間を取り囲み、そして規定する。
【0033】
音波ノズルのくびれ5bは、粒子同伴チャンバ8の流れ断面と比較して、有意に減少された流れ断面を有する。同様に、第2の収束部9は、チャンバ8の流れ断面と比較して、はるかに減少された流れ断面を有する。例示される実施形態において、ノズル2は、50mmの長さを有し、音波ノズルのくびれ5bの直径は、1mmであり、そして出口ノズルのくびれ9の直径は、2.3mmである。対照的に、粒子同伴チャンバ8の直径は、5mmである。結果として、第2の収束部9の流れ断面は、第1の収束部5の流れ断面よりも約5.3倍大きい。第1の収束部5と第2の収束部9との間の流れ断面の比は、シリンジの機能に関連する。
【0034】
主本体1を通って半径方向に延びる、粒子入口通路10の形態の粒子入口が、提供される。粒子入口通路10の半径方向に最も内側の末端は、粒子同伴チャンバ8に通じ、そして通路10の半径方向外側の末端は、ある装填量の粒子を含む粒子供給源11と連絡するように構成される。
【0035】
図1から理解され得るように、第1の収束部5(順に、くびれ5aおよび5bを備える)を規定する音波ノズル4の下流先端は、粒子入口通路10の中央の長手方向軸とほぼ一致する。この相対的な位置決めは、以下で説明するように、粒子が、粒子同伴チャンバ8内の減圧(この実施形態では、大気圧以下)領域の発生の結果として、このチャンバ8内に引き込まれる場合に、関連すると考えられる。粒子供給源が大気圧下にあると想定すると、粒子入口通路10が、大気圧またはそれより高い圧力下にある粒子同伴チャンバ8の部分と連絡する場合、粒子は、シリンジが発射される場合に、粒子同伴チャンバ8へと引き込まれない。
【0036】
図1に例示される実施形態において、粒子供給源11は、中央レザバ12を有する取り外し可能なカセットの形態を取り、その中に、その装填量の粒子(示されず)が入れられる。カセットが、主本体1の外側壁に提供されたくぼみと係合され、例えば、そのくぼみと共に締りばめを形成する場合、レザバ12の基部に提供されるカセットの穴は、粒子入口通路10と連絡して整列する。レザバ12の上部は、大気に通じる。
【0037】
図1および2に例示されるシリンジを操作するために、ガス供給源は、音波ノズル4の上流(すなわち、図1に示される音波ノズル4の左側)の主本体1の中央開口部を加圧する必要がある。このガス供給源は、ボタンシリンダ(示さず)に連結されたガスキャニスターの形態を取り得、このボタンシリンダの操作が、固定された量のガス(例えば、5ml)を放出し、使用されるガス供給源が、再負荷する必要なく、複数の別々の装填量の粒子を、連続的に送達するのを可能にする。あるいは、単回の針無し注射に十分な単回用量のガスを含む、閉じたガスシリンダが、提供され得る。以下に議論されるように、この最後の配置が好ましい。ガス供給源について好ましいガスは、ヘリウムであり、ガスシリンダは、15バールと35バールとの間(好ましくは、約30バール)の圧力のヘリウムガスを含む。好ましい送達ガスは、ヘリウムである。なぜなら、ヘリウムは、空気、窒素またはCOよりもはるかに高いガス速度を与えるからである。しかし、送達ガスの供給源としてのCOの利用は、表面的には、非常に魅力的である。しかし、温度に伴うCOの飽和圧力の大きな変動、およびそれを用いて達成可能なはるかに低い速度に起因して、COの使用は、制限され得る。図1のシリンジに取り付けた、ガスレザバ空間63を規定するプランジャ64およびスリーブ本体62を備える1ショットボタンキャニスター61を、図3に示す。
【0038】
使用において、針無しシリンジを操作するために、既知の圧力の既知の容量のガスが、ガス供給源(示さず)から、音波ノズル4の上流側の主本体の中央開口部内へ、急激に放出される。初期圧力は、その音波ノズル4の出口の、その最も小さいくびれ5bにおいて、ガスのチョークされた流れを確立するように十分に高い。くびれ5bから粒子同伴チャンバ8へ出る遷音速ガスジェットは、ベンチュリ効果に類似する様式で、粒子同伴チャンバ8において減圧領域を生じるように拡大する。この減圧領域は、この実施形態において、大気圧以下である。粒子供給源11における大気圧と協働して、この大気圧以下の圧力領域は、粒子供給源11のレザバ12からチャンバ8内へ、粒子入口通路10に沿って、ある装填量の粒子を引き込み、それを行っている中で、その引き込まれた粒子を、粒子同伴チャンバ8の拡大ガスジェット中に混合および同伴させる。
【0039】
全ての実施形態について、好ましくは、ヘリウムが、送達ガスとして使用される。しかし、このデバイスから出るガスは、実際には、ヘリウムと空気との混合物であり、これは、空気が、粒子入口通路10を介して粒子と共に引き抜かれることに起因する。代表的には、ガスは、出口において(質量で)約15%の空気(残りは、ヘリウム)を含む。
【0040】
第1および第2の収束部5、9の相対的サイズ、ならびにこれらの間の長手方向の空間は、この拡大し、発散するガスジェットが、第2の収束部9の壁に付着し、そしてそのジェットがノズル2の孔3へ通過する時に、ノズル2の壁に付着されたにするようなものである。チャンバ8の半径は、特に重要であるとは考えないが、自由なジェットが、チャンバ中に形成され得るように十分に大きくあるべきである。付着されたまま維持し、そして従って、第2の収束部9およびノズル孔3の壁からのガスジェットの実質的な境界層分離を回避することによって、ガスジェットに同伴される粒子は、ノズル孔3の断面の実質的に全体にわたって分散される。この様式で、ガスジェットが、その中に同伴された粒子と共に、ノズルの下流出口を出て、そしてそのノズル出口に密接して位置付けられた組織(例えば、皮膚または粘膜)の標的領域に衝突する場合、その粒子が衝突する標的領域のサイズは、ノズル2の下流出口の孔3のサイズにほぼ等しく、そして粒子は、標的領域にわたって十分分散される。標的領域の境界周辺に粒子が全くまたはほとんど伴わずに標的領域のコア内に相当な濃度の粒子を形成することを回避することによって、増加された装填量の粒子が、標的領域の中心コアに粒子が過剰に負荷されることなく、送達され得る。
【0041】
(第1の実施形態の性能の実施例)
図1および2に例示されるシリンジに類似するシリンジを、約30バールの圧力の空気を満たした5mlのボタンシリンダ(図3に示されるような)と共に、1.0〜1.5mgの装填量の55μmのリドカイン粉末を使用して操作した場合、このシリンジは、1分以内に前腕の2〜3mm直径を一貫して麻酔するような様式で、この装填量を送達し得た。出口におけるノズル孔3の直径が2.3mmであったことを考慮すると、ノズル出口2におけるノズル孔3の面積に実質的に等しい標的領域にわたる良好な粒子の広がりが、理解される。
【0042】
匹敵する性能が、20バールの圧力のヘリウムを含有するキャニスターを用いて達成された。図1および2に例示される2.3mmのノズル孔出口直径のシリンジと共に用いた場合、満足する麻酔が得られた。いずれにせよ、ヘリウム送達ガスは、それがより一貫した挙動を与えることから、空気よりも好ましい。
【0043】
異なる実施形態間の性能比較(後者の)を、既知の装填量(1mgと3mgとの間)の48μm直径のポリスチレン球を搭載したこの実施形態のデバイスを、3%寒天ゲル標的上に発射することによって行った。ベント型(vented)スペーサーを、標的表面から固定された距離で、かつ標的表面に対して直角に、デバイスを維持するように、デバイスノズルの末端に嵌め合わせた。シリンジの発射後、寒天を写真に撮って、送達の跡を記録した。次いで、ゲル標的を、その直径を横切るようにスライスし、そして薄い切片を、顕微鏡を通して撮影し、個々の粒子の貫入の深さを確かめた。
【0044】
図4および5は、リドカインを用いて麻酔を提供することが見出された条件(すなわち、ヘリウムを20バールに充填した3mlシリンダ)での、第1の実施形態のデバイスから送達されたポリスチレン球の標的中心付近の跡および貫入を示す。跡の直径は3mmであり、粒子貫入の最大の深さは、約180μmであった。
【0045】
(第2の実施形態)
図1および2のデバイスの麻酔性能は、迅速かつ効果的であったが、ノズル2の孔3のほぼ平行の側面を有する特性に起因して、標的組織上の標的領域は、依然として、かなり小さかった(3mm程度の直径)。
【0046】
図6は、そのノズルが、実質的に平行な側面を有する孔を有することに代えて、明確な末広部を有する、シリンジの第2の実施形態を示す。図6において、図1および2における構成要素に類似の構成要素に、同じ参照番号を与えた。しかし、ノズルに関する参照番号を、変更した。
【0047】
図6の配置において、ノズル15は、平行な側面を有する短い上流部分16を備え、この部分16は、長い末広下流部分17に通じる。図6の実施形態において、この上流の平行な側面を有する部分16の直径は、2.3mmである。この部分16は、気体流に対する第2の収束部または絞り部18を形成する。図6の実施形態において、第1の収束部または絞り部5の最小面積の直径は、1.0mmであり、その結果、この第2の収束部18の流れ断面積は、第1の収束部5の流れ断面の面積の約5.3倍である。
【0048】
ノズル15の穴の平行な側面を有する上流部分16の長さは、7mmである。この平行な側面を有する上流部分16の後ろにおいて、末広下流部分17は、約8.8°の円錐角を有し、そしてこのノズルの下流出口19において、10mmの出口直径を有するノズル15の穴を提供するように、広がる。
【0049】
この末広部分17は、一連の斜め衝撃波により破壊される前に、音響ノズル4から発するジェットを超音速で拡大し続け得ると考えられる。
【0050】
(第2の実施形態の性能の実施例)
図6のシリンジが、25barのヘリウムで満たされた5mlのシリンダとしての気体源を用いて発射された場合、リドカイン粉末の1mgのペイロードが、10mmをちょうど越える直径(ノズルの下流出口19の直径とほぼ等しい)を有する標的領域上に首尾良く分散された。最大粒子浸透は、約180μmであることが見出された。再度、標的領域上の粒子分布は、非常に均一であった。図7は、寒天標的の上面図である。図8は、個々の粒子の浸透を示す、寒天標的を通る直径スライスの拡大断面である。図9は、標的の全幅にわたる粒子の分布および浸透の均一性を示す、寒天標的を通る10mmの幅広の直径スライスの再構築である。
【0051】
第1の実施形態のように、第2の実施形態において、ノズルの下流出口におけるノズルサイズとほぼ等しい標的領域にわたる粒子の良好な分布は、第1および第2の収束部5、16の相対的な最小サイズ、これらが間隔をあけられる距離、ならびにこの第1の収束部の出口および第2の収束部の入口に対する粒子入口通路10の位置決めにより影響を受けると考えられる。第2の実施形態において、末広下流部分17の前に平行な側面を有する上流部分16を有することが、有益であることもまた考えられる。なぜなら、この平行な側面を有する部分16は、気体流を沈静し、そして第1の収束部5から発する末広気体ジェットを、ノズル壁に再付着させるのを助けると考えられるからである。
【0052】
(臨床試験結果)
小スケールの臨床試験を、シリンジの第1および第2の実施形態を用いて実施して、ヒト皮膚にリドカインを送達する場合のそれらの有効性について試験した。
【0053】
5人のボランティアに、手掌側の前腕に1.5mgのリドカインを投与した。3分後、2つのニードルプローブを使用して、この処置部位において受ける痛みと、その付近の未処置部分における痛みとを比較した。ボランティアのうち1人以外全ては、活性部位におけるニードルプローブが、非活性部位におけるニードルプローブよりも痛くないことを見出した。続いて、2人のボランティアは、窩へのリドカイン投与を試験された。両方は、処置部位には完全に痛みがないことを見出した。
【0054】
シリンジの第1の実施形態は、同じ粒子ペイロードと共に使用されるシリンジの第2の実施形態よりも、前腕の小さな領域でより有効であるようであった。しかし、粒子浸透深さは、両方の場合において類似していため、この可能な説明は、不十分なリドカイン粒子が、シリンジの第2の実施形態を用いて、10mm直径の標的領域に投与されたということである。図10および11は、第2の実施形態において、ペイロードを1mgから2mgに二倍にする効果を示す。浸透深さは、(180μmから)160μmにわずかに減少するが、粒子はより高密度に充填される。
【0055】
シリンジの第2の実施形態を、ノズル15の長さを延ばすことによって、改変した。8.8°の同じテーパー角を維持することによって、ノズルの下流出口19におけるノズルの直径を、10mmから14mmに増加させた。この改変された配置を、30barのヘリウムの5mlシリンダを使用して、リドカイン粉末の3mgペイロードを用いて試験した。これらの結果を、図12および13に示す。浸透深さは、再びわずかに減少したが(140μmまで)、この粉末はなお、全標的領域にわたって実質的に均一に分布していることが見出され、この標的領域は、今回もちろん、約14mmの直径を有した。
【0056】
(第3の実施形態)
上記の第1および第2の実施形態は、粒子のペイロードを吸い込むために使用される減圧領域を作製するために、第1の収束部または絞り部5を使用する。上記の第1の収束部または絞り部は、上流絞り部5aおよび下流絞り部5bを備える。使用中に調節されるのは、より小さい下流絞り部5bである。第3の実施形態は、第1および第2の実施形態の2ステージ収束部を滑らかにテーパー付けされた収束部5’と置き換える、第3の形状の改変に関する。図14に示されるように、この収束部5’は、上流末端における6mmの直径から下流末端における1.2mmの直径まで、約17mmの長さにわたって先細にされる。第1および第2の実施形態のように、この収束部の上流末端に提供される高圧気体は、この高圧気体が、気体流路に沿って収束部5’を通ってチャンバ8まで流れる場合に減少した圧力を有する傾向がある。次いで、この減少した圧力は、粒子源11(図14には図示せず)から粒子のペイロードを吸い込むために使用され得る。
【0057】
チャンバ8は、粒子入口通路10(図14には図示せず)に好ましい位置であり、そして形成された遷音速気体ジェットが粒子を効果的に同伴し、その結果、これらの粒子は、気体流中に均一に分散されることが見出された。しかし、粒子が、このチャンバに導入されることは必須ではなく、実際に、粒子は、気体流路中の減圧領域が存在するデバイス中の任意の位置に導入され得る。減圧は、第1の収束部5’により発生するVenturi効果から生じるので、粒子がチャンバ8の上流の第1の収束部5’に導入される場合、このデバイスはなお有効である。気体流路が、粒子入口通路10が位置する位置に収束し始め、その結果、粒子を吸い込むのに充分な圧力の減少が存在することが充分である。同様に、粒子入口通路10は、ノズル穴3における第2の収束部9または収束部9の下流のいずれかで、チャンバ8の下流に位置し得る。これらの位置における気体圧は、粒子の有効な吸い込みを引き起こすのに充分な値まで減少されることが見出された。
【0058】
第3の実施形態は、第1の収束部または絞り部が提供され、続いて増加した断面のチャンバが提供され、続いて別の収束部または絞り部が提供される限り、第1および第2の実施形態と非常に類似した様式で働く。増加した断面のチャンバは、気体流に不連続性を提供すると考えられ、この不連続性は、チャンバ内で遷音速ジェットの生成を生じ、このジェットは、このチャンバを通過し、そして第2の収束部9の領域中のノズル穴3の壁部に付着する。この遷音速ジェットが第2の収束部に入る場合、通常の衝撃波が、この第2の収束部にわたって形成されると考えられ、これは圧力を増加し、そして気体の速度を減少させる。次いで、ノズル部分は、すでに迅速に移動している気体流中の粒子を加速するように働く。
【0059】
上記のように、第1および第3の実施形態(平行な側面を有するノズル穴3を有する)は、小さな標的領域の浸透を達成することが有用であり、粘膜表面が比較的浸透し易い歯学において、特定の用途を有すると考えられる。このことはまた、低い駆動圧力(すなわち、第1の収束部5に与えられる圧力)(例えば、10bar)が使用され得ることを意味する。駆動圧力が小さくなるほど、このデバイスにより生じる騒音が小さくなることが見出された。
【0060】
全ての実施形態において、このデバイスを通る気体の質量流量が、駆動圧力およびこのデバイスの最小の断面流れ面積により決定される。この最小面積は、好ましくは、第1の収束部5、5’である。従って、第1の収束部は、通常の作動中に、調節されることが予測される。
【0061】
(第4の実施形態)
図15は、本発明に従う針無しシリンジの第4の実施形態を示し、ここで、チャンバ8が、末広部分60で置き換えられている。第1の収束部または絞り部5’は、図14と類似のテーパー状の形態を有して示されているが、図1および2の実施形態の2ステージの第1の収束部5a、5bもまた、許容可能である。この実施形態において、チャンバ8が存在しないので、第2の収束部自体は存在せず、そして気体流路は、第1の収束部5’の最小断面の点からノズル穴3の断面まで広がる。形状におけるこの変化は、遷音速ジェットが形成されないことを意味し、その代わり、この構成は、流れを超音速まで加速する中細ノズルのように作用する(小さな静圧を伴う)。粒子ペイロードは、圧力が吸い込み効果を生じるのに充分小さい気体流中の任意の点に、導入され得る。実際に、これは、圧力が充分に減少された収束部5’中の点から、所望の速度を達成するためにノズルにおける適切な滞留時間を粒子に与えるのに充分に上流のノズル穴3中の点の間の位置である。従って、粒子入口通路10は、末広部分60の任意の位置に配置され得る。
【0062】
(第5の実施形態)
図1〜2および6において、気体源は示されていない。上記のように、気体源は、シングルショットガスキャニスター、好ましくは、ヘリウムガスキャニスターの形態を有利にとり得る。このガスキャニスターの1つの可能な配置を示すために、図16は、本発明に従うシリンジの第5の実施形態を示す。この第5の実施形態において、本体30は、平行な側面を有する上流部分32を有するノズル31、このノズル31の下流の短い末広部分33、続いてほぼ円錐形の長い下流部分34を備える。ノズル31の下流末端上には、スペーサー35が設けられ、このスペーサー35の下流面は、ノズルの下流出口表面36を標的領域から離すように、標的領域を取り囲む皮膚または粘膜に対して配置されることが意図される。見られ得るように、スペーサー35には、駆動気体の排出を可能にする複数の放射状の出口が設けられる。
【0063】
第4の実施形態のように、粒子源37は、粒子のペイロードを収容するためにこの粒子源中に設けられるレザバ38を有するカセットの形態をとる。このレザバ38は、粒子入口通路40を介して粒子同伴チャンバ39と連絡している。
【0064】
この粒子同伴チャンバ39の上流末端には、音響ノズル41が設けられ、この音響ノズルの中心開口部は、気体源からの気体の流れに対する第1の収束部または絞り部42を形成する。第2の収束または絞り部43は、ノズル31の穴の平行な側面を有する上流部分32の上流末端によって、提供される。示される第1および第2の収束部の最小直径は、それぞれ、1mmおよび2.3mmである。
【0065】
気体源は、(描写されるように)本体30の左に配置される。この気体源は、ハウジング45内に収容される気体シリンダー44を備える。この気体シリンダー44の右側端部には、(描写されるように)長手軸方向に延在するノーズ49が設けられ、このノーズは、破砕され得、その結果、矢印46により確認される方向で、このノーズ45に横方向の圧力が付与された場合、シリンダー44の内側からの気体を排出し得る。例示される実施形態において、この横方向の圧力は、親指または指からの圧力を使用して、プランジャー47を、半径方向内向きに、このノーズ49が破砕されて、シリンダー44から気体の放出が生じるのに充分遠くまで移動させることによって、付与される。音響ノズル41の上流の空間を加圧するのは、この気体の放出であり、これは、第1の収束部42を通って放出される気体の調節された流れを生じる。
【0066】
気体シリンダー44は、(描写されるように)ノーズを右側に向ける必要はない。例えば、これは、このノーズが左側に向くように、180°回転され得る。
【0067】
ノーズの破砕による任意の断片が、音響ノズルをブロックするか、または音響ノズル41中に設けられる開口部を通過するかのいずれかの可能性を回避するために、
、示されるように、薄いガーゼフィルター48が、気体シリンダー44と音響ノズル41との間に備えられ、シリンダーからの気体が音響ノズル41を通過する前に濾過され得る。
【0068】
第5の実施形態の作動方法および作動メカニズムは、第1〜第4の実施形態の方法と類似しており、ここではさらに記載しない。
【0069】
全ての実施形態において、第1の収束部の面積と第2の収束部の面積との関係(または、第4の実施形態おける、第1の収束部の面積とノズルの面積との間の関係)は、有意であると考えられる。第1の収束部および第2の収束部について、それぞれ、1.0mmおよび2.3mmの直径(これは、1:5.3の流れ断面積の比と等しい)が、うまく働いた。うまく働く他の構成は、第1および第2の収束部について1.2mmおよび3.0mm、第1および第2の収束部について1.3mmおよび3mm、そして第1および第2の収束部について1.4mmおよび3.5mmであり、これはそれぞれ、1:6.25、1:5.3および1:6.25の流れ断面積の比と等しい。対照的に、第1および第2の収束部について、それぞれ、1.2mmおよび2.3mmの直径(これは1:37の比と等しい)は、うまくは働かなかった。
【0070】
より大きな直径の第1の収束部(例えば、1.4mm)について、より大きな質量流量が確立され得、そしてより強力なデバイスが構築され得る。60barまでの圧力を、ドライバーとして使用して、増加した質量流量を支持するのに充分な推進力を提供し得る。
【0071】
例示される実施形態において、粒子源11は、研究室における使用に適切であるが、商業的使用に特によくは適していない。なぜなら、送達される粉末は、汚染され得、そして/または粒子源カセット中に設けられるレザバから落ち得るからである。
【0072】
図17は、使用の準備ができるまで、密閉容器中の測定量の粉末を密閉する、1つの可能な様式を示す。図17において、粒子源50は、カセット本体51および回転可能な軸方向にスライド可能なプラグ52を備える、2部品構成を有する。
【0073】
このカセット本体51は、このカセット本体51中に設けられる3個の放射状の穴53、54を有する。穴54は、プラグ52中の粉末キャビティ55を測定用量の粉末で満たし得る、単一充填穴である。一対の正反対の穴53もまた備えられ、このうちの1つのみが、図12において見ることが出来る。これらの穴53の1つは、粉末出口穴である。図14は、プラグ中に設けられる粉末キャビティ55を、充填穴54を通して充填し得る位置にあるプラグ52を示す。充填後、このプラグ52は、粉末キャビティ55が穴53と同じ平面に配置されるが、穴53のいずれかとこの粉末キャビティとが整列しないように、(描写されるように)左側にスライドされる。次いで、カセット50は、粒子同伴チャンバ8に至るシリンジの粒子入口通路と整列された半径方向貫通穴53の一方または他方と共に、シリンジ上に取り付けられ得る。用具の使用前にカセットを準備するために、例えば、ネジ回し型ブレードが、プラグの右側端部(描写されるように)中に設けられたスロット57中に挿入され、このプラグがカセット本体51内で90°回転するのを可能にして、粉末キャビティ55を正反対の穴53の両方と整列させる。この様式でカセットを準備することによって、次いでシリンジが操作される場合、空気が穴53の対の上流の1つを通って入り得、キャビティ55中の粉末が、穴53の対の他方から粒子入口通路を通って粒子同伴チャンバまで輸送されることを可能にする。
【0074】
図18a〜18fは、使用の準備ができるまで、密閉容器中の測定量の粉末を密閉する第2の様式を示す。可能な場合、図17と同じ参照番号を使用する。図18aは、プラグ部材52を示し、図18bおよび18cは、カセット本体50の直交図を示し、そして図18d〜18fは、カセット本体50中に種々の方向で挿入されたプラグ部材52を示す。図17におけるように、カセット本体50は、その中に設けられた3この半径方向の穴53、54(プラグ52中の粉末キャビティ55を測定用量の粉末で満たし得る、単一充填穴54、およびプラグ52が作動位置にある場合(図18f)に使用される正反対の穴の対53)を有する。図17の実施形態のように、プラグ52は、カセット本体中で回転可能であるが、図17の実施形態とは対照的に、使用中に能動的にスライド可能であることは意味しない。充填前に、プラグ52は、充填穴54と整列され、その結果、粒子は、穴54を介して粉末キャビティ55中に配置され得る(図18dを参照のこと)。次いで、このプラグ52は、(再びスロット57中のネジ回しまたは他の回転のための手段を使用することによって、例えば、スパナを使用することによって、またはプラグ52に組み込まれたレバーを手動で操作することによって)約45°だけ回転され、その結果、粉末キャビティ55は穴53、54の3つ全てと同じ平面に存在するが、粉末キャビティ55はこれらの穴のいずれとも連絡しない(図18eを参照のこと)。この貯蔵位置は、粉末が漏出し得ないことを保証する。使用中、プラグ52は、さらに45°回転され、その結果、粒子は、正反対の穴53の各々と流体連絡するようになる(図18fを参照のこと)。従って、図17の実施形態と類似しているが、この実施形態は、プラグ52を能動的にスライドするさらなる工程を必要としない。
【0075】
図19は、図1に示されるシリンジと類似の針無しシリンジに取り付けられたカセット本体50およびプラグ52を示す。見られ得るように、このカセット本体50は、シリンジの本体1と一体的に作製され得、その結果、穴53は、それぞれ、粒子入口通路10および大気と整列される。
【0076】
シリンジの使用前に、予め測定した用量の粉末を密閉するための多数の他の可能な方法があることが理解される。
【0077】
(出口ノズルの構成)
出口ノズルの種々の構成が、効果的であることが見出された。図1および19は、実質的に平行に並んだボア3を有する、出口ノズル2を示す。このノズルを使用して、比較的小さな標的領域へと粒子を送達し得、そしてその局所的な送達に起因して、歯科の適用において(例えば、麻酔において)、特に効果的であることが見出された。図6および20は、末広セクション17が続く、比較的短い平行セクション16を有する出口ノズル2を示す。このノズルは、粒子が貫入する標的領域を効果的に増加させることが見出されたが、境界層の分離が起こり、そしてこのノズルの出口直径より小さな粒子の「コア」をジェットが形成する前にこの出口ノズルがいかに大きく広がり得るかに関して、限界が存在するようである。
【0078】
この「コア形成」の問題に取り組むために、図21に示されるノズルを開発した。このノズルにおいて、短い平行セクション16に続いて末広セクション17があり、この末広セクションに続いて、平行セクション65がある。末広セクション17に続く下流の平行セクション65は、末広セクション17において分離され得る境界層を再び付着させる補助をし、そしてノズルの出口直径全体にわたって、より均一な粒子分布を与える。
【0079】
(第6の実施形態)
図22は、本発明の第6の実施形態を示し、この実施形態は、先に記載された実施形態の特徴の多くを組み合わせ、さらに、新規な活性化機構を有し、この作動機構は、粉末カセットプラグ52を作動位置に整列させるよう働き、そしてシリンダー破壊機構を、1回の単純な作動で活性化させる。図22から見られるように、活性化レバー66が提供され、このレバーは、粉末カセットのプラグ52と同じ旋回軸67の周りで回転する。最初に、活性化レバー66は、準備された地点(この地点で、粉末空洞55は、粒子入口通路10と整列する地点から45°で配向する)で備えられる。これは、先に記載された「貯蔵」位置である。活性化レバー66は、操作者の親指によって押され得、そしてこうする際に、その旋回軸67の周りで回転して、粉末空洞55を、直径方向に対向する穴とほぼ整列させ、従って、粉末を(粒子入口通路10を介して)気体流路と流体連絡させる。活性化レバーのこの位置はまた、図22に示され、そして66’で印されている。活性化レバー66の押下の最終段階において、レバー66は、活性化ピン47に当接し、そしてさらなる圧力が、気体シリンダー44の脆いチップ49を破壊し、これによって、このデバイスをトリガする(図22は、脆いチップ49を、破壊されていない位置と破壊された位置との両方で示す)。レバー66は、代表的に、活性化ピン47と当接する前に40°回転し、そして最後の5°は、キャニスターチップを破壊し、そして粉末空洞55を完全に整列させるために使用される。従って、貯蔵位置から作動位置へと粉末が移動し得る機構が提供され、そしてこのデバイスは、1回の容易な動きでトリガされ得る。
【0080】
図22は、図21のノズル(平行−末広−平行ノズル)を備えて示される。しかし、これまでに記載されたノズル設計の任意のものが、スペーサー35ありまたはなしのいずれかで、利用され得る。
【0081】
(第7の実施形態)
上記の実施形態は、全て、第1の収束部5、5’を利用して、粒子を気体流路に引き込むために使用され得る減圧領域を発生させる。示される実施形態において、粒子は最初に、大気と接触されて提供されるので、減圧は、適切に働くためには、必然的に、大気圧より低くなければならない。第7の実施形態は、粒子が、気体流路の上流部分と流体連絡されて提供され、その結果、使用の際に、減圧が大気圧より低い必要がなく、そして流路の上流部分における圧力と比較して低下していることのみが必要である、構成に関する。
【0082】
図23は、図14に示される構成と類似の構成を有するが、末広ノズルを有する、デバイスの概念を概略的に図示する。図25において、粉末カセット50は、図19〜22に示される配向と比較して、垂直軸の周りで90°回転しており、そして粉末カセット50の頂部の穴53は、大気に対して通気するのではなく、第1の収束部5’の上流で、気体流路の上流部分68と流体連絡して提供される。この流体連絡は、通路69によって達成される。粒子入口通路10は、粒子カセット50の他の穴53、および収束部5’のさらに下流の部分70と流体連絡する。収束部5’は、使用の際に、ベンチュリ効果に起因して、気体圧の低下を引き起こし、その結果、使用の際に、粉末空洞55にわたる圧力差が存在する。従って、粒子入口通路10に隣接する位置70における気体流路の圧力が大気圧より低くない場合でさえも、粒子はなお、気体流路に引き込まれる。なぜなら、この圧力は、少なくとも、粒子が曝露される圧力(すなわち、このデバイスの上流端部68に存在する圧力)と比較して、低下しているからである。
【0083】
通路69に沿って流れる気体の量は、好ましくは、気体流路に沿った流速と比較して小さい(例えば、20%など)。
【0084】
理論的には、駆動圧力に近い気体圧が、粒子を気体流に注入するために使用され得る。しかし、代表的に、粒子入口通路10および通路69は、使用の際に、約0.2倍の駆動圧力が、粒子にわたって存在するように位置する。30barの駆動圧力が使用される場合、これは、粒子を流れに引き込むように働く6barの圧力差に対応する。この圧力差を改変することによって、粒子が流れに引き込まれる時点が制御され得る。このタイミングはまた、通路69の長さおよび/または曲がりを改変することによって、制御され得る。
【0085】
従って、この実施形態は、ある形態の粒子「注入」を提供し、そして粒子が導入され得る位置に関してより大きな融通性を与える。なぜなら、大気圧より低い圧力に関する要件が不要にされるからである。粒子は、第1収束部5’に注入されるように示されるが、これらの粒子は、他の実施形態に関して記載されるように、チャンバ8、第2収束部9、ノズルボア3、16、17、または末広セクション60に注入され得る。
【0086】
この実施形態は、周囲の空気が気体の流れに導入されない(これは、このデバイスが使用の際に独立式であることを意味する)という、さらなる利点を有する。これにより、周囲の空気中に懸濁している汚染物質による粒子の汚染の可能性が低下する。
【0087】
(第8の実施形態)
上記のように、出口ノズル2の大きな末広部分17は、「コア形成」を引き起こし得、これによって、境界層が、ノズル壁から分離し、そしてジェット力の大部分が、中心の長手方向軸に沿って集中し、その結果、粒子は、ノズルの出口平面において、ノズルの全領域にわたって均一には分布しない。このことは、第2平行セクション65(図21を参照のこと)を使用することによって改善され得、そして平行セクション65は、ノズルにおける境界層の再付着を促進すると考えられる。しかし、良好な粒子注入の観点から、最初の分離を防止して、より所望の気体流を提供することが望ましい。第8の実施形態は、出口ノズルの末広セクション17に対して、この影響を改善し得るさらなる改変を提供する。
【0088】
図24は、図14の実施形態に適用されるが末広ノズルを備える原理を、概略的に示す。戻り気体流路71が、末広ノズルにおける点72と、その点72の上流の点73との間に提供される。ベンチュリ効果とは、断面積が小さい方の位置73が、断面積が大きい方の位置72と比較して低下した圧力を有することを意味する。このことにより、気体流れは、使用の際の圧力差に起因して、下流の点72から上流の点73へと方向付けられる。これにより下流の点72において、ノズルの壁の近くで吸引効果が生じ、この効果は、壁からの境界層の分離を遅れさせる傾向がある。従って、この実施形態は、粒子のより均一な広がりおよび気体ストリームのより少ない「コア形成」を提供するために、利用され得る。
【0089】
(第9の実施形態)
この実施形態は、末広部が図25に示されるように非常に短い長さにわたって長手軸方向に延びることを除いて、図21に示される幾何学的形状に類似の、さらなるノズルの幾何学的形状を利用する。この末広部は、代表的に、第2収束部9の直径の4分の1〜8分の1のみの長手軸方向長さ「A」を覆い、そしてこのノズルの幾何学的形状は、「急激に拡張する」ノズルと称される。このことの背後にある観念は、速く動く気体ストリームによって、粒子が可能な限り長時間にわたって加速されることを確実にするために、気体が、可能な限り急速に膨張するべきであるということである。このことは、より高い粒子速度を提供すると考えられる。「急激に拡張する」ノズルは、先に記載された実施形態のいずれかのノズルと置換するために使用され得る。
【0090】
(いくつかの実施形態の性能の実施例)
10mmのノズル出口直径を有する、図20に示されるデバイスを、異なる容積(3mlおよび5ml)ならびに駆動圧力(20〜60bar)を用いて、試験した。一般に、低い駆動圧力(25barで5ml)は、標的において、粒子の非常に均一な分布を与えるが、3%寒天ゲル標的には、47μm直径のポリスチレンビーズの貫入は、比較的低い(160〜180μm)。駆動圧力が上昇するにつれて、貫入は増加するが、粒子の分布は、粒子入口通路10を通る粉末入口の位置の反対側の、標的の側により傾く。気体圧力のさらなる上昇は、チャンバ8内の圧力を大気圧より高く上昇させ、この結果、粒子は、空気吸引穴から排出される。この問題は、上流の平行出口ノズルセクションの直径を増加させて、より高い気体の流速に適合することによって、克服された。
【0091】
質量の流速(および粒子の貫入)はまた、より大きな直径の音速のど部を使用することによって、上昇した。この実施形態(これは、外側の大気圧を利用して、粒子ペイロードを引き込む)において、粒子の吹き戻しを防止するためには、音速のど部および平行セクションの直径が一致することを確実にすることが必要である。音速のど部の出口平面と、チャンバ8における粒子入口通路10との整列もまた、粒子の吹き戻しを防止するために重要である。
【0092】
1.2mm直径の音速のど部および3mm直径の上流出口ノズル平行セクションを取り付け、そして5ml、40barのヘリウムキャニスターを使用する、10mm直径の出口平面のデバイスは、図26に示されるフットプリントおよび貫入結果を与えた。ペイロードは、1mgの48μmのポリスチレンビーズであった。
【0093】
左側の画像は、粒子および3%寒天ゲル標的のフットプリント(直径約11mm)を示す:このフットプリントの中心の近くで、上昇した粒子の濃度が存在するが、この画像において、分布の非対称性は、さほど顕著ではない。中央の画像は、標的の直径方向のスライスにわたる粒子の分布を示し、そして右側の画像は、このスライスの中心における粒子貫入の拡大図を示す。この拡大図から、250μmの最大貫入が測定され得る。
【0094】
これらの条件における、このデバイスの騒音レベルは、高くなかった(max=81dBA、リニアピーク=120dB、0.3メートルで測定)。
【0095】
単純な消音器デバイス(図27に示す)を、図20の実施形態に取り付けた。この消音器は、第1通路80からなり、気体が標的平面から跳ね返る場合に、この気体がこの第1通路80を通る。この通路80は、出口ノズル17の周囲に環状に整列する。次いで、気体がポート81を通過し、その後、半径方向に延びる一連のバッフル82を横切って通る。これらのバッフルは、気体圧力を一連の衝撃波に破壊するように働くと考えられる。最後に、この気体は、メッシュフィルタ83を通り、そして出口ポート84を通って出る。
【0096】
この配置は、有意により低いレベルの騒音レベルを生じた(0.3メートルにおいて、max=73dBA、リニアピーク=109dB)。この消音器の使用により、2つの効果を有する背圧が発生する。第一の効果は、このデバイスを標的平面から離す傾向がある、「持ち上げ」力を発生させることであり、そして第2効果は、このデバイスの能力を低下させることである。なぜなら、気体が今や膨張して、ノズル出口の圧力が大気圧より高いからである。
【0097】
消音器付きデバイスの持ち上げ力を、異なる質量で負荷した平坦な平面に対してこのデバイスを作動させることによって、測定した。変位変換器が、シーリング力が接触を維持するためには不十分である場合を示す。この方法は、5Nのオーダーの持ち上げ力を与え、この力は、プレート上に維持されるピーク圧力が最大持ち上げ力を生じることを仮定することによって得られる数字(13N)よりかなり低い。
【0098】
図28は、消音器を付けていないデバイスについて図26に示したものと同じ、消音器付きデバイスについてのデータを示す。主要な差異は、最大貫入が225μmに低下したことである。
【0099】
図21に示すデバイスもまた試験した。このデバイスもまた、10mm直径の出口平面を有し、そして下流の平行伸長部65は、30mmの長さである。
【0100】
図29は、このデバイスを図26の条件に対応する条件で作動させた場合に達成された、完全されたフットプリントを示す。粒子は、標的にわたってより均一に分散し、そして最大貫入はなお250μmである。この場合に測定された騒音レベルは、max=79.3dBA、リニアピーク=119.4dBであった。
【0101】
図20のデバイスをまた、50Rの金粒子(平均直径=1.8μm)の0.6mgのペイロードを用いて、試験した。音速のど部を1.3mmに増加させ、そして50bar、5mlのヘリウムシリンダーと共に使用した。フットプリントおよび平均貫入を、図30に示す。
【0102】
これらの図から、粒子が標的上にかなり非対称性に分布すること、および貫入深さの分布が大きい(縁部での60μmから中心近くでの120μmの範囲)ことが見られ得る。
【0103】
図21に示すような、30mmの平行伸長部をこのデバイスに追加し、そしてその結果を図31に示す。見られるように、問題は特に改善されなかった。なぜなら、平均貫入深さがここではより低く、非対称な分布が依然として明らかであり、そして粒子の深さの変動が増加したからである。
【0104】
改善された分布および貫入は、粉末カセットにおいて、金の粒子をより大きな直径のリドカイン粉末に添加することによって、達成された。これらの金粒子は、2層のリドカインの間に挟まれた。結果を図32に示す。ここで、リドカイン粒子が、寒天ゲル標的の表面にいくらかの損傷を引き起こすが、急速に溶解して、金粒子を後に残すことが見られ得る。
【0105】
試験した図20のデバイスの最も強力なバージョンは、1.4mm直径の音波のど部、3.5mm直径の上流出口ノズルセクションを有し、そして60bar、5mlのヘリウムキャニスターを使用した。1mgのポリスチレン球のペイロードを用いて使用した場合、3%寒天ゲル標的の中心にクレーターを生じさせた。30mmの平行伸長部(図21)を用いると、標的に対する損傷はかなり小さかった。このデバイスの性能の例を、図33に示す。ここで、標的は、3%寒天ゲルであり、そしてペイロードは、1mgの50μmアガロースビーズ(A−121)であった。これらの粒子は、ポリスチレンまたはリドカインのいずれよりも低い密度を有し、その結果、これらは所定の速度に対して深く貫入しない。それにもかかわらず、測定された最大貫入は、280μmであった。
【0106】
図34は、図20のデバイスを1mgの粒子のペイロードおよび25barの駆動圧力を用いて使用した場合の結果を示す。見られ得るように、120μmの最大貫入および約11mm直径のフットプリントが得られた。
【0107】
粒子供給源のカセットを通ってシリンジに引き込まれる空気から、汚染のあらゆる潜在的な源を除去するために、高効率の粒子エアフィルタを提供することが、有利であり得る。このようなフィルタは市販されており、そして低い圧力低下を有する。このようなフィルタは、このフィルタを通る気体速度の上限を有し、これによって、仕様に合わせて作動することを確実にする。このようなフィルタの表面積は、明らかに、使用の際に遭遇する、そのフィルタを通る気体の速度に適合するように、選択され得る。
【0108】
エアフィルタの代替は、駆動気体の供給を、大気圧またはその近くで、粒子カセット入口に抜くことである。しかし、第7の実施形態に関して上記のように、粒子入口に抜かれる気体は、大気よりかなり高くあり得る。
【0109】
上記実施形態は、単回用量の作動について使用されたが、これらは、複数用量の作動に適切にするために、容易に改変され得る(例えば、これらの実施形態に、複数の気体キャニスターを提供し、そして粒子供給源11のカセットを、複数の不連続な粒子容器12(これらの各々が標識を付けられて、連続するショットの間に粒子入口通路10と整列され得る)を含むように改変することによって)。
【0110】
既に記載されたノズルの任意のものが、例えば、特徴的な方法を使用して輪郭付けられて、使用の間にノズルにおいて形成する斜めの衝撃波の数の低下を提供し得る。この様式でノズルの輪郭を付けることはまた、出口平面における粒子分布を改善すると考えられる。
【0111】
手術、手術室などの、例えば可撓性のホースを使用して、気体の供給源にシリンジを接続することが認容可能な、いくつかの使用位置については、このシリンジを発射するための単純なプッシュプル弁配置を使用するそのデバイスの複数作動が、十分に可能であり得る。
【0112】
針無しシリンジの主要な構成要素(メインハウジング、音速ノズル、ノズルバレルなど)は、例えば、金属またはエンジニアリングプラスチック材料から作製され得る。後者の材料が好ましい。なぜなら、これらの材料は、容易に成形され得、そして軽量であるからである。
【0113】
本発明の全ての実施形態のデバイスは、米国特許第5,630,796号のデバイス(これは、破壊可能な膜を使用する)より作動が静かであるように設計されるが、いくらかの騒音が依然として検出され、そして消音デバイス(おそらく、複数のバッフルおよびメッシュフィルタを備える)が使用されて、経験される騒音をさらに減少させ得る。
【0114】
本発明は、主として、騒音の減少および改善された均一な粒子拡散に結び付けられ、これらは、ベンチュリ効果を使用して、粒子を気体流路に引き込むことによって達成され得る。しかし、ベンチュリ効果はこの目的に必須ではなく、そして粒子を流れに導入する他の方法が利用され得る。例えば、粒子は、最初、気体流路内に一体的に提供される管状部材の内側に、わずかに接着され得る。活性化の際に、気体の流れがこれらの粒子をこの管から剥ぎ取り得、これによってこれらの粒子を巻き込み得る。
【0115】
ここで、本発明に従う装置の実施形態は、例のみによって、以下の図面を参照して記載される。
【図面の簡単な説明】
【0116】
【図1】図1は、針無しシリンジの第一の実施形態の下流端の、中央の長手軸に沿った断面図である。
【図2】図2は、図1の線II−IIに沿って取られた軸断面図である。
【図3】図3は、本発明の第一の実施形態の針無しシリンジの、中央の長手軸に沿った断面図であり、プッシュボタン式気体シリンダーを示す。
【図4】図4は、シリンジの第一の実施形態から粒子を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図である。
【図5】図5は、図4のゲル標的を通る拡大断面図であり、この標的を横切って、貫入する粒子分布を示す。
【図6】図6は、針無しシリンジの第二の実施形態の下流端の、中央の長手軸に沿った断面図である。
【図7】図7は、シリンジの第二の実施形態から粒子の1mgペイロードを発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図である。
【図8】図8は、図7のゲル標的の一部を通る拡大断面図であり、この標的を横切って、貫入する粒子分布を示す。
【図9】図9は、図7のゲル標識の完全直径幅を通る拡大断面図である。
【図10】図10は、シリンジの第二の実施形態から粒子の2mgペイロードを発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図である。
【図11】図11は、図10のゲル標識の一部を通る拡大断面図である。
【図12】図12は、シリンジの第二の実施形態から粒子の3mgペイロードを発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図である。
【図13】図13は、図12のゲル標識の一部を通る拡大断面図である。
【図14】図14は、本発明の第三の実施形態に従う針無しシリンジの、中央の長手軸に沿った断面図であり、第1収束部の代替の幾何学を示す。
【図15】図15は、本発明の第四の実施形態に従う針無しシリンジの、中央の長手軸に沿った断面図であり、粒子同伴チャンバの代わりに分散部を示す。
【図16】図16は、針無しシリンジの第五の実施形態の、中央の長手軸に沿った断面図である。
【図17】図17は、針無しシリンジととも使用するのに適した使い捨て薬物カセットの、中央の長手軸に沿った、拡大スケールの断面図である。
【図18】図18a〜18fは、本発明に従う粒子カセットおよびプラグ配置の図を示す。
【図19】図19は、針無しシリンジの、中央の長手軸に沿った断面図であり、適所における粒子カセットおよび気体キャニスターを示す。
【図20】図20は、図19と同じ図であるが、分散部を組み込んだ異なるノズル部分を備えている。
【図21】図21は、平行側面伸長部分を備えるノズル以外は、図19および図20と同じ図である。
【図22】図22は、本発明の第六の実施形態に従う針無しシリンジの、中央の長手軸に沿った断面図であり、新規の作動レバーを示す。
【図23】図23は、本発明の第七の実施形態に従う針無しシリンジの下流端の、中央の長手軸に沿った断面図であり、粒子を流体流れに注入するための構成を示す。
【図24】図24は、本発明の第八の実施形態に従う針無しシリンジの下流端の、中央の長手軸に沿った断面図であり、ジェットによる境界層の分離を防止するための構成を示す。
【図25】図25は、本発明の第九の実施形態に従う針無しシリンジの下流端の、中央の長手軸に沿った断面図であり、「高速展開」ノズルと呼ばれる代替のノズル幾何学形状を示す。
【図26】図26は、図20のシリンジから粒子を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図、この標的の側部断面図、およびこのゲル標的の拡大側部断面図を示す。
【図27】図27は、針無しシリンジの中央の長手軸に沿った断面図であり、出口ノズルの周囲に配置されたサンレンサ配置を示す。
【図28】図28は、図27に示されるシリンジから粒子を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図、このゲル標的を通る側部断面図、およびこのゲル標的を通る拡大側部断面図である。
【図29】図29は、図21に示されるシリンジから粒子を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図、このゲル標的を通る側部断面図、およびこのゲル標的を通る拡大側部断面図である。
【図30】図30は、図20に示される針無しシリンジから粒子を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図、このゲル標的を通る側部断面図、および位置における貫入度変化を示すグラフである。
【図31】図31は、図21に示される針無しシリンジから粒子のゲル標的を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図、このゲル標的を通る側部断面図、および位置における貫入度変化を示すグラフである。
【図32】図32は、図21に示される針無しシリンジから粒子のゲル標的を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図、このゲル標的を通る側部断面図、および位置における貫入度変化を示すグラフである。
【図33】図33は、それぞれ、図21に示されるシリンジから粒子を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図、このゲル標的を通る側部断面図、およびこのゲル標的を通る拡大側部断面図である。
【図34】図34は、図20に示されるシリンジから粒子を発射した後の、ゲル標的の標的領域の上平面図、このゲル標的を通る側部断面図、およびこのゲル標的を通る拡大側部断面図である。

Claims (115)

  1. 針無しシリンジから、気流中の粒子を分散させる、方法であって、該方法は、以下:
    (a)該シリンジ内の気流経路の第1収束部を通して気体を流し、これにより、該気体を展開させて、該気体の圧力を下げ、下がった気体の圧力の領域を提供する、工程;
    (b)該下がった気体の圧力を利用して、該気流経路の外側から該気流経路に粒子のペイロードを引き出し、そして該気流経路内の気流に該粒子を同伴させる、工程;
    (c)同伴した該粒子を加速し、そして該ノズルの下流の出口において、同伴した該粒子を実質的に該ノズルの全幅で分散させるように、該気流経路の境界を定める送達ノズルを通して該気体を方向付ける、工程、
    を包含する、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記気流経路は、前記第1収束部に対して増加した断面積のチャンバによって、さらに境界が定められ、そして該気体は、該第1収束部を通って該チャンバに、そして該チャンバから前記送達ノズルに流れる、方法。
  3. 前記気流が、遷音速の気体ジェットを形成する、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記遷音速の気体ジェットは、前記チャンバ中で形成される、請求項2に従属する請求項3に記載の方法。
  5. 前記気体が、第2収束部を通って、前記送達ノズルに向けておよび該送達ノズルに沿って通過する、請求項3および4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記気体が、前記ノズルの壁から該気体の実質的な境界層を分離させることなく、前記送達ノズルに向けておよび該送達ノズルに沿って通過する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1収束部から出る前記気体ジェットが、前記チャンバを通過した後、前記第2収束部の壁および前記送達ノズルの壁に付着する、請求項3〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記チャンバ中の前記遷音速の気体ジェットが展開して、前記第2収束部の壁および前記送達ノズルの壁と接触する、請求項3〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記チャンバが、粒子同伴チャンバであり、そして前記下がった気体の圧力の領域が、該チャンバ中に作製され、該チャンバ中の前記気流に前記粒子を同伴させる、請求項2または請求項2に従属する請求項3〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記粒子のペイロードが、前記第2収束部の開始部の下流位置において、該気流経路に向けて引き出される、請求項5または6に記載の方法。
  11. 前記気体が、前記第1収束部を通って、分散部に流れる、請求項1に記載の方法。
  12. 前記気体が、前記分散部を通って、前記送達ノズルに流れる、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1収束部が、テーパー形状である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 前記第1収束部が、滑らかに変化するテーパー形状である、請求項13に記載の方法。
  15. 前記粒子のペイロードが、前記第1収束部の末端部の下流位置において、前記気流経路向けて引き出される、請求項1〜8のいずれか1項、または請求項1〜8のいずれか1項に従属する請求項11〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. 前記第1収束部が、階段形状の収縮部である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
  17. 前記粒子のペイロードが、前記分散部にある位置において、前記気流経路に向けて引き出される、請求項11または12に記載の方法。
  18. 前記粒子のペイロードが、前記送達ノズルにある位置において、前記気流経路に向けて引き出される、請求項1〜8または10〜15のいずれか1項に記載の方法。
  19. 前記下がった圧力領域が、大気圧よりも低い、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
  20. 前記粒子が、最初に、大気圧において保持され、そして前記気流経路中で大気圧よりも低い圧力によって該気流経路に向けて引き出される、請求項19に記載の方法。
  21. 請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法であって、前記下がった圧力は、該下がった圧力領域の上流に流れる気体の圧力と比較して下げられ、そして前記粒子のペイロードは、該下がった圧力領域の上流に流れる気体と流体連絡しており、該粒子のペイロードが、該上流に流れる気体と該下がった圧力領域との間の圧力差によって、該気流経路に向けて引き出される、方法。
  22. 前記気体を前記送達ノズルに沿って通過させる工程が、前記分散部を通して該気体を通過させることを含む、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
  23. 前記気体を前記送達ノズルに沿って通過させる工程が、前記分散部の下流にある、実質的に平行な側面部に沿って前記気体を通過させることをさらに含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記分散部の下流点からより低い圧力の上流点に気体を供給し、これによって、前記ノズルにおける境界層の分離の可能性を減少させる、工程をさらに包含する、請求項22または23に記載の方法。
  25. 前記第1収束部を通る気流が、チョークドフローである、請求項1〜24のいずれか1項に記載の方法。
  26. 気体が、前記第1収束部の上流側に、10barと60barとの間、好ましくは15barと35barとの間の圧力で供給される、請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法。
  27. 前記第1収束部の上流側に供給される気体が、ヘリウムである、請求項1〜26のいずれか1項に記載の方法。
  28. 前記気体ジェット中に同伴される前記粒子のペイロードが、5mg未満である、請求項1〜27のいずれか1項に記載の方法。
  29. 前記粒子が、前記ノズルの下流の出口を離る際に、組織に貫入するに十分な速度まで加速される、請求項1〜28のいずれか1項に記載の方法。
  30. 前記粒子が、50μmと350μmとの間、好ましくは、150μmと300μmとの間の深さまで、ヒトの皮膚または粘膜に貫入するに十分な速度まで加速される、請求項1〜29のいずれか1項に記載の方法。
  31. 前記粒子が、10μmと100μmとの間、好ましくは、30μmと80μmとの間の平均直径を有する、請求項1〜30のいずれか1項に記載の方法。
  32. 前記粒子が、粉末治療剤を含む、請求項1〜31のいずれか1項に記載の方法。
  33. 前記粒子が、粉末薬物粒子である、請求項32に記載の方法。
  34. 前記粒子が、粉末ワクチン粒子である、請求項32に記載の方法。
  35. 前記粒子が、物質でコーティングされたキャリア粒子を含む、請求項1〜31のいずれか1項に記載の方法。
  36. 前記物質が、遺伝物質である、請求項35に記載の方法。
  37. 前記物質が、ワクチンである、請求項35または36に記載の方法。
  38. 前記キャリア粒子が、金粒子またはタングステン粒子である、請求項35〜37のいずれか1項に記載の方法。
  39. 前記気体が、前記気流経路の上流末端部に連結された気体キャニスターによって供給され、該気体キャニスターが、100ml未満の容積を有する、請求項1〜38のいずれか1項に記載の方法。
  40. 皮膚または粘膜に粒子を投与する方法であって、該方法は、針無しシリンジのノズルの下流末端部を、前記皮膚または粘膜の標的領域に隣接して位置決めする工程、次いで請求項1〜39のいずれか1項に記載の方法を使用して、該針無しシリンジから気流中の粒子を分散する工程を包含する、方法。
  41. 前記粒子を被験体の標的組織に送達するのに十分な速度で針無しシリンジから粒子を発射する方法であって、該方法は、請求項1〜40のいずれか1項に記載の方法を使用して、該針無しシリンジから気流中の粒子を分散する工程、および該ノズルの下流の出口から粒子を発射する工程を包含する、方法。
  42. 最初に、前記粒子を前記気流経路と流体連絡させ、続いて、気体を該気流経路に供給する、トリガーを活性化させる工程を包含する、請求項41に記載の方法。
  43. 脊椎動物の被験体の組織へ粒子を針無し注入するのに使用するための針無しシリンジであって、該シリンジは、以下:
    気体を気体供給源から受容するように配置された気流経路;
    該気流経路を流れる該気体の圧力を下げるための、該気流経路中にある第1収束部;
    粒子の入口であって、該粒子の入口は、該第1収束部の少なくとも開始部の下流で該気流経路と連絡し、粒子のペイロードが、下がった圧力の気体の作用下で、該入口を介して該気流経路に引き出されて、該気体に同伴されるようになる、粒子の入口;および
    気体/粒子出口ノズルであって、引き出されて、該気体に同伴された粒子を該気体/粒子出口ノズルに沿って加速するために、該気流経路の境界を定めた、気体/粒子出口ノズル、
    を備える、針無しシリンジ。
  44. 前記収束部の下流に増加した断面積のチャンバをさらに備え、そして前記気流経路の境界を定めて、使用の際に、遷音速の気体ジェットが、該チャンバ中に形成される、請求項43に記載の針無しシリンジ。
  45. 前記粒子の入口が、前記チャンバに対して位置決めされて、該粒子が、使用の際に、該チャンバ中に引き出される、請求項44に記載のシリンジ。
  46. 請求項45に記載のシリンジであって、前記チャンバに、前記気体供給源からの気流のための気体の入口が提供され、該気体の入口は、前記第1収束部を備え、該第1収束部は、該チャンバの流れ断面積に対して、減少した流れ断面積を有する、シリンジ。
  47. 請求項46に記載のシリンジであって、前記ノズルに、該ノズルの上流端部において、引き出されて、前記気体ジェットに同伴された粒子の該ノズルへの流れのために、気体および粒子の入口が提供され、該気体および粒子の入口が、前記チャンバの流れ断面積に対して減少した流れ断面積の第2収束部を備える、シリンジ。
  48. 前記第2収束部の流れ断面積が、前記第1収束部の流れ断面積よりも大きい、請求項47に記載のシリンジ。
  49. 前記第2収束部の最小の流れ断面積が、前記第1収束部の最小の流れ断面積の少なくとも4倍、好ましくは、少なくとも5倍である、請求項48に記載のシリンジ。
  50. 請求項47〜49のいずれか1項に記載のシリンジであって、前記第1収束部および前記第2収束部が共通の軸に沿って配置され、そして該粒子の入口は通路を備え、該通路の中央の長手軸は、該共通軸に対してほぼ垂直である、シリンジ。
  51. 前記第1収束部が下流面を有し、該下流面の面は、前記粒子の入口が該チャンバに入る地点において、該粒子の入口の中央の長手軸とほぼ完全に一致する、請求項50に記載のシリンジ。
  52. 前記第1収束部が、前記粒子同伴チャンバの上流の壁から隆起するように、該チャンバに向かって突出した音速ノズルの形態である、請求項46〜51のいずれか1項に記載のシリンジ。
  53. 前記気流経路が、前記収束部の下流に分散部を備える、請求項43に記載のシリンジ。
  54. 前記粒子の入口が、前記分散部に位置決めされる、請求項53に記載のシリンジ。
  55. 前記粒子の入口が、前記出口のノズルに位置決めされる、請求項40、41または50のいずれか1項に記載のシリンジ。
  56. 前記粒子の入口が、前記第1収束部に位置決めされる、請求項43、44または53のいずれか1項に記載のシリンジ。
  57. 請求項43〜56のいずれか1項に記載のシリンジであって、粒子の少なくとも1つのペイロードを含有する、粉末チャンバをさらに備え、ペイロードの該粒子が、該粒子の入口の通路に沿って該粉末チャンバから該気流経路に引き出されるように、該粒子の入口と流体連絡している、シリンジ。
  58. 前記粒子のペイロードを、前記粒子の入口と連絡させたり連絡させなかったりするように、前記粉末チャンバが移動可能である、請求項57に記載のシリンジ。
  59. 前記粒子ペイロードが、前記粒子の入口と連絡するように、前記粉末チャンバを移動させることによりまた、シリンジを誘発する、請求項58に記載のシリンジ。
  60. 請求項43〜59のいずれか1項に記載のシリンジであって、前記粒子の入口が、前記気流経路の上流領域に連結されるか、または連結可能であり、該粒子が、使用の際に、該上流領域と該粒子の入口に隣接する該気流経路との間の圧力差に起因して、該気流経路に引き出される、シリンジ。
  61. 前記出口ノズルが、分散部に導く、上流の平行側面部を含む、請求項43〜60のいずれか1項に記載のシリンジ。
  62. 前記分散部の円錐角が、20°未満、好ましくは、15°未満、そして最も好ましくは、10°未満である、請求項61に記載のシリンジ。
  63. 前記上流の平行側面部の長さが、下流の前記分散部の長さよりも短い、請求項61または62に記載のシリンジ。
  64. 前記出口ノズルが、前記分散部の下流に位置決めされた、第2平行側面部をさらに備える、請求項61、62または68のいずれか1項に記載のシリンジ。
  65. 前記分散部の部分を前記気流経路のより上流の部分と流体連結する経路をさらに備える、請求項61〜64のいずれか1項に記載のシリンジ。
  66. 請求項61〜65のいずれか1項に記載のシリンジであって、前記ノズルの下流出口における直径が、2mmと30mmとの間、好ましくは、3mmと15mmとの間、より好ましくは、5mmより大きく、より好ましくは、さらに8mmよりも大きく、そして最も好ましくは、11mmよりも大きい直径である、シリンジ。
  67. 前記出口ノズルが、ほぼ完全に平行な側面である、請求項43〜66のいずれか1項に記載のシリンジ。
  68. 前記ノズルの下流出口における直径が、5mm未満である、請求項67に記載のシリンジ。
  69. 前記シリンジが、携帯型の持ち運び可能なデバイスである、請求項43〜68のいずれか1項に記載のシリンジ。
  70. 気体供給源をさらに備える、請求項43〜69のいずれか1項に記載のシリンジ。
  71. 前記気体供給源は、前記シリンジが、再充填を必要とすることなく、複数の粒子の分散したペイロードを連続的に送達するために使用させ得るように、十分な容量を有する、請求項70に記載のシリンジ。
  72. 前記気体供給源の容量が、100ml未満である、請求項71に記載のシリンジ。
  73. 前記気体供給源が、加圧されたヘリウムを含むキャニスターである、請求項70、71、または72に記載のシリンジ。
  74. 前記気体供給源が、15barと60barとの間、好ましくは、20barと35barとの間の圧力の気体を含む、請求項70〜73のいずれか1項に記載のシリンジ。
  75. 請求項43〜74のいずれか1項に記載のシリンジであって、デバイスが、構築され、そして配置され、これにより、前記ノズルの壁と前記気体ジェットとの間の実質的な境界層の分離を避けることによって、前記出口ノズルの外側方向に加速された該気体中の粒子が、実質的に該ノズルの下流出口の全幅で分散され得る、シリンジ。
  76. 前記第2収束部が、階段形状の収縮部である、請求項47〜51のいずれか1項に記載のシリンジ。
  77. 前記第1収束部が、階段形状の収縮部である、請求項43〜76のいずれか1項に記載のシリンジ。
  78. 請求項40に記載の方法によって、脊椎動物の被験体の標的組織の予め決められた領域に薬剤を投与するための針無しシリンジデバイスの製造における粒子剤の使用。
  79. 針無しシリンジにおいて気流を作製する方法であって、該方法は、以下:
    第1収束部を通して増加した断面積のチャンバに気体を流し、該チャンバ中で遷音速の気体ジェットを形成する、工程;
    該チャンバから、第2収束部を通して、ノズルに向けておよび該ノズルに沿って該気体ジェットを通過させる、工程、
    を包含する、方法。
  80. 前記第1収束部および前記第2収束部が、階段形状の収縮部である、請求項77に記載の方法。
  81. 針無しシリンジから気流中の粒子を分散させる方法であって、該方法は、以下:
    第1収縮部を通して増加した断面積の粒子同伴チャンバに気体を流し、該チャンバ中で遷音速の気体ジェットを形成し、そして該チャンバ中に大気圧よりも低い領域を作製するために該気体ジェットを展開する、工程;
    該大気圧より低い領域を利用して、該チャンバの外側から該チャンバ中に粒子のペイロードを引き出し、そして該チャンバ内の該気体ジェットに該粒子を同伴させる、工程;および
    前記送達ノズルの壁から該気体ジェットの実質的な境界層を分離させることなく、該チャンバから、第2収縮部を通して、該ノズルに向けておよび該ノズルに沿って、該気体ジェットおよび同伴した粒子を通過させる工程であって、これにより、該同伴した粒子を加速し、そして該気体ジェット中の同伴した粒子が、実質的に該ノズルの下流出口の全幅で分散されるのを可能にする、工程、
    を包含する、方法。
  82. 前記第1収縮部から発射する気体ジェットが、該チャンバを通過した後、前記2収縮部の壁および前記送達ノズルの壁に再付着する、請求項81に記載の方法。
  83. 前記チャンバ中の遷音速の気体ジェットが展開して、前記第2収縮部の壁および前記送達ノズルの壁と接触する、請求項81または82に記載の方法。
  84. 前記第1収縮部を通る気流が、チョークドフローである、請求項81〜83のいずれか1項に記載の方法。
  85. 気体が、前記第1収縮部の上流に、10barと60barとの間、好ましくは15barと35barとの間の圧力で供給される、請求項81〜84のいずれか1項に記載の方法。
  86. 前記第1収縮部の上流に供給される気体が、ヘリウムである、請求項81〜85のいずれか1項に記載の方法。
  87. 前記気体ジェット中に同伴される前記粒子のペイロードが、5mg未満である、請求項81〜86のいずれか1項に記載の方法。
  88. 前記粒子が、前記ノズルの下流の出口を離る際に、皮膚または粘膜に貫入するに十分な速度まで加速される、請求項81〜87のいずれか1項に記載の方法。
  89. 前記粒子が、50μmと350μmとの間、好ましくは、150μmと300μmとの間の深さまで、ヒトの皮膚または粘膜に貫入するに十分な速度まで加速される、請求項81〜88のいずれか1項に記載の方法。
  90. 前記粒子が、10μmと100μmとの間、好ましくは、30μmと80μmとの間の平均直径を有する、請求項81〜89のいずれか1項に記載の方法。
  91. 皮膚または粘膜に粒子を投与する方法であって、該方法は、針無しシリンジのノズルの下流を、該皮膚または粘膜の標的領域に隣接して位置決めする工程、次いで請求項81〜90のいずれか1項に記載の方法を使用して、該針無しシリンジから気流中の粒子を分散する工程を包含する、方法。
  92. 前記粒子が、粉末治療剤を含む、請求項81〜91のいずれか1項に記載の方法。
  93. 前記粒子が、粉末薬物粒子である、請求項92に記載の方法。
  94. 前記粒子が、物質でコーティングされたキャリア粒子を含む、請求項81〜91のいずれか1項に記載の方法。
  95. 前記粒子が、遺伝物質でコーティングされている、請求項94に記載の方法。
  96. 脊椎動物の被験体の皮膚または粘膜へ粒子を針無し注入するのに使用するための針無しシリンジであって、該シリンジは、以下:
    気体供給源から気体を受容して、チャンバ中に遷音速の気体ジェットを形成するように配置された、粒子同伴チャンバ;
    該チャンバ中に位置決めされた粒子の入口であって、粒子のペイロードが、展開した気体ジェットの作用下で、該入口を介して該チャンバに引き出され、該気体ジェットに同伴されるのを可能にする、粒子の入口;
    気体/粒子出口ノズルであって、引き出されて、該気体ジェットに同伴された粒子を該気体/粒子ノズルに沿って加速するために、該チャンバの外側に連結された、気体/粒子出口ノズル、ならびに
    デバイスあって、該デバイスが、構築され、そして配置され、これにより、該ノズルの壁と前記気体ジェットとの間の実質的な境界層の分離を避けることによって、該出口ノズルの外側方向に加速された該気体ジェット中の粒子が、実質的に該ノズルの下流出口の全幅で分散され得る、デバイス、
    を備える、針無しシリンジ。
  97. 請求項96に記載のシリンジであって、前記チャンバに、前記気体供給源からの気流のための気体の入口が提供され、該気体の入口は、第1収縮部を備え、該第1収縮部は、該チャンバの流れ断面積に対して、減少した流れ断面積を有する、シリンジ。
  98. 請求項97に記載のシリンジであって、前記ノズルに、該ノズルの上流端部において、引き出されて、該気体ジェットに同伴された粒子の該ノズルへの流れのために、気体および粒子の入口が提供され、該気体および粒子の入口が、該チャンバの流れ断面積に対して減少した流れ断面積の第2収縮部を備える、シリンジ。
  99. 前記第2収縮部の流れ断面積が、前記第1収縮部の流れ断面積よりも大きい、請求項98に記載のシリンジ。
  100. 前記第2収縮部の流れ断面積が、前記第1収縮部の流れ断面積の少なくとも4倍、好ましくは、少なくとも5倍である、請求項99に記載のシリンジ。
  101. 請求項98〜100のいずれか1項に記載のシリンジであって、前記第1収縮部および前記第2収縮部が共通の軸に沿って配置され、そして該粒子の入口は通路を備え、該通路の中央の長手軸は、該共通軸に対してほぼ垂直である、シリンジ。
  102. 前記第1収縮部が下流面を有し、該下流面の面は、前記の粒子の入口が該チャンバに入る地点において、該粒子の入口の中央の長手軸とほぼ完全に一致する、請求項101に記載のシリンジ。
  103. 前記第1収縮部が、上記チャンバの上流の壁から隆起するように、該粒子同伴チャンバに向かって突出した音速ノズルの形態である、請求項97〜102のいずれか1項に記載のシリンジ。
  104. 請求項96〜103のいずれか1項に記載のシリンジであって、粒子の少なくとも1つのペイロードを含有する、粉末チャンバをさらに備え、ペイロードの該粒子が、該粒子の入口の通路に沿って該粉末チャンバから前記同伴チャンバに引き出され得るように、該粒子の入口と連絡している、シリンジ。
  105. 前記出口ノズルが、下流の分散部に導く、上流の平行側面部を含む、請求項96〜104のいずれか1項に記載のシリンジ。
  106. 前記分散部の円錐角が、20°未満、好ましくは、15°未満、そして最も好ましくは、10°未満である、請求項105に記載のシリンジ。
  107. 前記上流の平行側面部の長さが、下流の前記分散部の長さよりも短い、請求項105または106に記載のシリンジ。
  108. 請求項105〜107のいずれか1項に記載のシリンジであって、前記ノズルの下流出口における直径が、2mmと30mmとの間、好ましくは、3mmと15mmとの間、より好ましくは、5mmより大きく、より好ましくは、さらに8mmよりも大きく、そして最も好ましくは、11mmよりも大きい直径である、シリンジ。
  109. 前記出口ノズルが、ほぼ平行な側面である、請求項96〜104のいずれか1項に記載のシリンジ。
  110. 前記ノズルの下流出口における直径が、5mm未満である、請求項109に記載のシリンジ。
  111. 前記シリンジが、携帯型の持ち運び可能なデバイスである、請求項96〜110のいずれか1項に記載のシリンジ。
  112. 気体供給源をさらに備える、請求項96〜111のいずれか1項に記載のシリンジ。
  113. 前記気体供給源は、前記シリンジが、再充填を必要とすることなく、複数の粒子の分散したペイロードを連続的に送達するために使用され得るように、十分な容量を有する、請求項112に記載のシリンジ。
  114. 前記気体供給源が、加圧されたヘリウムを含むキャニスターである、請求項112、または113に記載のシリンジ。
  115. 前記気体供給源が、15barと60barとの間、好ましくは、20barと35barとの間の圧力の気体を含む、請求項112〜114のいずれか1項に記載のシリンジ。
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