JP2004508068A - 不燃性処理材料を備える低副流煙紙巻きタバコ - Google Patents
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- A24D1/00—Cigars; Cigarettes
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Abstract
低副流煙紙巻きタバコは、従来の煙草ロッドおよびこのロッドのための不燃性処理材料を含む。処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度および副流煙処理組成物を有する。この処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、前記触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。その上、本発明は、従来の煙草ロッドを取り巻く従来の紙巻きタバコ用巻紙と、この従来の紙巻きタバコ用巻紙を取り巻き、これと実質的に接触する不燃性処理材料と共に、紙巻きタバコを備える低副流煙紙巻きタバコユニットを提供する。不燃性処理材料は、副流煙処理組成物を含有し、不燃性処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、前記触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
Description
【0001】
(発明の分野)
本発明は、不燃性紙巻きタバコ(cigarette)副流煙処理材料に関する。従来の紙巻きタバコ用巻紙の代わりとして、または従来の紙巻きタバコ用巻紙を有する紙巻きタバコと組み合わせて使用される不燃性処理材料により、低副流煙排出紙巻きタバコユニットが得られる。
【0002】
(発明の背景)
紙巻きタバコ製品の喫煙により、特に、紙巻きタバコの喫煙に関して、3種のタイプの煙、即ち主流煙、吐き出される煙および副流煙が生じる。喫煙が許されている多少限られた範囲内で、副流煙および吐き出された煙を除去するために使用されるフィルター材料は豊富である。通常は、副流煙が、喫煙プロセスの間に排出される煙の大部分を占めていると考えられている。したがって、副流煙を低減することは非常に重要で、このことは、次の技術の1つまたは複数によって行うことができる:
i)紙巻きタバコまたは葉巻中の煙草葉(tobacco)組成および煙草ロッド充填物の包装特性の変更;
ii)紙巻きタバコまたは葉巻の紙巻きタバコ用巻紙ラッピングの変更;
iii)紙巻きタバコの直径ならびにその煙草葉組成の変更および/または副流煙排出物を保持および/または制御するための、紙巻きタバコまたは葉巻上への装置の装備。
【0003】
様々な紙巻きタバコおよび紙巻きタバコ用巻紙設計が、副流煙を低減する観点から提案されている。一つ、またはその他の方法では、これらの設計はある程度、紙巻きタバコまたは葉巻の自由燃焼速度(free−burn rate)に影響を及ぼし、長時間にわたって喫煙せずに放置すると、点火された紙巻きタバコまたは葉巻の消火が生じる。このような設計には、煙草葉ブレンド、比較的小さい紙巻きタバコ直径、煙草葉充填物中での紙巻きタバコ用煙草葉の密度および多層の選択が含まれる。このように選択された設計により、紙巻きタバコの自由燃焼速度はかなり遅くなり、紙巻きタバコの長さ1単位当たりに得られるパフ回数が多くなる。煙草葉の選択および/または構造と組み合わせて、あるいは煙草葉構成とは独立に、様々な紙巻きタバコ用巻紙組成物によっても、紙巻きタバコの自由燃焼速度に影響を及ぼすことができる。このような巻紙組成物には、自由燃焼速度を遅らせるための化学薬品、副流煙を低減するための化学薬品、同じまたは異なる特性および通気性の低減を有する紙巻きタバコ用巻紙からなる様々なタイプの複数ラッピングの使用が含まれる。例えば、カナダ特許1239783号および1259008号および米国特許4108151号;4225636号;4231377号;4420002号;4433697号;4450847号;4461311号;4561454号;4624268号;4805644号;4878507号;4915118号;5220930号および5271419号および英国特許出願2094130号参照。米国特許4637410号に記載されているように、比較的小さい直径を有する紙巻きタバコにも試みられている。
【0004】
第1に、偶発的な着火を防ぐ目的で、紙巻きタバコを入れる様々な装置が提供されている。これらは同時に、副流煙を濾過して、副流煙の量を低減するための様々なタイプのフィルターを含んでいてよいか、あるいは含まない。このような装置の例は、米国特許1211071号;3827444号;3886954号および4685477号に示されている。
【0005】
さらに、様々なタイプの紙巻きタバコホルダーを利用することができ、これは、喫煙者の指を汚すのを最小限にする基本的な特徴を示す。このような装置は、米国特許1862679号に示されているように、紙巻きタバコの先端に接続するか、および/または紙巻きタバコの上に取り付けることができる。何らかの方法で安全性特徴および/または副流煙制御をもたらすために、多孔性のラッパーで取り囲まれている一つのまたは他のタイプの紙巻きタバコが、カナダ特許835684号および米国特許3220418号および5271419号に記載されている。
【0006】
紙巻きタバコの上に取り付け可能で、燃焼速度、したがって自由燃焼速度を制御するために紙巻きタバコに沿ってスライドさせることができる装置が、英国特許928089号;米国特許4638819号および国際出願WO96/22031号に記載されている。英国特許928089号には、燃焼している紙巻きタバコの残り火への空気の流入を制限することによる、紙巻きタバコ用の燃焼制御装置が記載されている。紙巻きタバコの燃焼を遅らせることにより、従来の量の煙草葉の半分だけを、紙巻きタバコに加える必要があり、したがって、比較的短い紙巻きタバコが得られると提案されている。空気流制限装置は、様々な開口部を伴う装置中の開口配置により、または紙巻きタバコの一部に沿って軸方向開口部をもたらす装置中のけん縮部分により提供される。米国特許4638819号には、紙巻きタバコ上に設置され、喫煙プロセスの間に、それに沿ってスライドされて、紙巻きタバコの自由燃焼速度を制御し、副流煙を低減するリングが記載されている。このリングは、固体材料、好ましくは金属からなり、これは、かなりの汚れの原因となり、紙巻きタバコ直径が様々であることにより、望ましい規模の副流煙低減および消火時間を確実にもたらすことができない。
【0007】
副流煙を制御するように設計されている他の系が、国際出願WO95/34226号および米国特許4685477号;5592955号および5105838号に記載されている。これらの参考文献には、紙巻きタバコ副流煙排出が最小化されるように、煙草葉エレメントがその中に設置される様々な管状構造が記載されている。
【0008】
様々なタイプのセラミック構成成分が、紙巻きタバコ構造中で使用されているが、これには、紙巻きタバコのための絶縁管、さらに紙巻きタバコ煙エアロゾル発生装置のための絶縁管が含まれている。米国特許4915117号には、セラミック製の薄層シートが記載されていて、これは、紙巻きタバコ用巻紙の代わりとなって、従来の紙巻きタバコ用巻紙が燃焼する間に放出される有機物質を低減する。絶縁セラミック製スリーブが、米国特許5105838号および5159940号に記載されている。米国特許5105838号には、約12.5mmの円周を有する薄い煙草ロッドを有する紙巻きタバコユニットが記載されている。この絶縁セラミック製スリーブは、低い熱伝導率を有し、多孔性である。燃焼している煙草ロッドからの副流煙排出の低減を達成するために、多孔性セラミック製エレメント上に低多孔度ラップを使用することにより、自由燃焼速度を遅くするが、その際、このラップは、約15コレスタ単位未満の通気性を有する。
【0009】
米国特許5592955号には、喫煙の前、間および後に、喫煙可能な材料からなるロッドを隠し、保持するための、再利用可能で、不燃性である多孔性シェルが記載されている。この装置から排出される副流煙の低減は、40コレスタ単位未満の通気性を有するシェルのための外側ラップによりもたらされ、その際、このシェルは、約0.25mmから0.75mmの半径厚さを有する。このラップは、装置全体の多孔度を制御し、したがって、紙巻きタバコの自由燃焼速度を制御し、紙巻きタバコを吸う間の合間に生じる副流煙を低減する。この装置は、管の開口末端の所に、空気透過性キャップを備える。不燃性シェルは、煙草ロッドの自由燃焼速度を低減するための吸熱部として作用する金属製のバンドを備えてよい。
【0010】
主流煙成分を通常は酸化により変換するために、煙草葉中、特に紙巻きタバコ煙フィルター中などの喫煙装置中で、触媒材料が使用されていて、例えば米国特許3693632号;英国特許1435504号および公開ヨーロッパ特許出願EP107471号およびEP658320号に教示されている。触媒は、カナダ特許604895号ならびに米国特許4182348号および5386838号に記載されているように、煙草葉をラッピングするための紙巻きタバコ用巻紙に含まれていてもよい。ゼオライトなどの吸着材料が、煙草葉、さらに紙巻きタバコフィルターに含まれている。この使用に適したゼオライトは、公開ヨーロッパ特許出願EP740907号に記載されており、その際、このようなゼオライトは5から7Åの範囲内の孔サイズを有する。
【0011】
本出願人は、その米国特許5462073号および5709228号ならびに国際出願WO96/22031;WO98/16125およびWO99/53778号に記載されているように、この分野でかなり貢献している。これらの公開されている特許および出願のそれぞれに記載されている不燃系は、紙巻きタバコ副流煙制御系を対象としている。特に、国際出願WO99/53778号は、紙巻きタバコ副流煙処理材料を対象としていて、これは、200コレスタ単位を十分に超える極めて多孔性の構造を有する材料と酸素供給能を有する酸素貯蔵成分との組合せに基づく。これらの様々な装置は、燃焼している紙巻きタバコからの副流煙排出の制御に、様々な程度で成功しているが、本発明の様々な実施形態は、意外にも優れた方法で紙巻きタバコの煙草葉副流煙の処理を可能にし、その際、従来の自由燃焼速度を促進する極めて多孔性の材料を必要とすることもない不燃性煙処理材料を提供している。特に、本発明は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する、より簡単に製造することができる不燃性副流煙処理材料を対象としている。
【0012】
(発明の概要)
本発明は、その様々な用途で、副流煙の著しい低減をもたらす。意外にも、約200コレスタ単位未満、好ましくは30コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料を使用することにより、副流煙のこのような低減を達成することができることが判明した。この処理材料は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の、実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを有する副流煙処理組成物を有する。
【0013】
不燃性処理材料は、寸法に応じて成形して、シート、ラッパー、紙などにすることができる。この成形された処理材料を造形して、紙巻きタバコの従来の紙巻きタバコ用巻紙上に設置され、かつ実質的にそれに接触している管にすることもできるし、この材料を、紙巻きタバコの従来の紙巻きタバコ用巻紙の上方で実質的にそれと接触させてラッピングすることもできるし、材料を、紙巻きタバコの従来の紙巻きタバコ用巻紙自体と取り代えることもできる。不燃性材料は、従来の紙巻きタバコの許容することができる自由燃焼速度をもたらし、その際、可視副流煙が最小化されるか、実質的に排除される。
【0014】
触媒用の補助材は、適切な実質的に不燃性の、粘土などの粒子材料、粉砕された多孔性炭素繊維などの炭素材料、金属酸化物および金属酸化物繊維などの鉱物系の材料、粉砕された多孔性セラミック繊維などのセラミックおよび高表面積多孔性粒子であってよい。この態様では、触媒補助材は、最も好ましくは、活性炭またはゼオライトなどの実質的に不燃性の高表面積吸着材料である。本発明の最も好ましい実施形態では、吸着材料は、ゼオライト、特に疎水性ゼオライトである。セリウム系の触媒と組み合わせて使用する場合、ゼオライトが特に好ましい。
【0015】
副流煙処理組成物は、様々な方法で使用することができる。この組成物は、不燃性処理材料を製造する際の充填材として、不燃性処理材料に含浸させて、または不燃性処理材料の外側または内側の上に位置する塗膜または層として使用することができる。生じる低副流煙処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度範囲を有しうる。好ましい多孔度は通常、これよりも低く、約0.5から30コレスタ単位の範囲内である。この処理材料は、多層ラップとして使用することができることは、理解されるであろう。この材料は、従来の紙巻きタバコ用巻紙を有する紙巻きタバコの上に位置する外側ラップとして使用することもできる。
【0016】
副流煙処理組成物は、多層−、通常は二重ラッピングされた紙巻きタバコでは、ラップの両面または片面上の塗膜として、または材料に含浸させて、または紙巻きタバコ用巻紙の単一または複数ラップのための材料を製造する際の充填材として、使用することができる。一実施形態では、二重ラップ配置で、副流煙処理組成物を、2つのラップの間に挟むこともできる。もう1つの二重ラップ実施形態では、副流煙処理組成物を、煙草ロッドに隣接しているラップ面上に塗布することができ、その際、2枚のラップの間に挾まれている組成物の添加量は、様々であってよい。もう1つ別の二重ラップ実施形態では、副流煙処理組成物を、煙草ロッド上に位置するラップの両面に塗布することができ、その際、添加量は様々であってよい。第2のラップを、その上のもう1枚のラップとして使用することもできる。副流煙低減を最適化するためには、触媒および補助材を組み合わせて使用することが判明している。この2つの成分は、充填材として、例えば不燃性処理材料を製造する際に混合することができる。もしくは、塗料として使用する場合、触媒および補助材を、通常はスラリーとして一緒にして、そのまま、不燃性処理材料に塗布する。好ましい実施形態では、特にセリウムとゼオライトとを組み合わせて使用する場合には、この材料を、個別の接触薄層として塗布して、多層塗膜を生じさせることもできる。このような層は、従来の紙巻きタバコ用巻紙よりも通常は薄い厚さを有し、その緊密な接触特性により、それらが組み合わされて、混合されているかのように機能する。
【0017】
本発明の他の態様では、低副流煙紙巻きタバコは、従来の煙草ロッドおよびこのロッドのための不燃性処理材料を備え、処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度ならびに酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、その触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含有する副流煙処理組成物を有する。
【0018】
本発明の他の態様では、低副流煙紙巻きタバコユニットは、従来の煙草ロッドを取り囲む従来の紙巻きタバコ用巻紙を伴う紙巻きタバコおよび従来の紙巻きタバコ用巻紙を取り囲み、実質的にこれと接触している不燃性処理材料を備え、不燃性処理材料は、副流煙処理組成物を含有し、不燃性処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0019】
本発明のさらに他の態様では、低副流煙紙巻きタバコは、従来の煙草ロッドおよびこのロッドのための不燃性処理材料を備え、前記処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、副流煙処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0020】
本発明の他の態様は、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料の製造で使用するための完成紙料組成物であり、完成紙料組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0021】
本発明の他の態様は、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料を製造するために、不燃性ラッパーに塗布するためのスラリー組成物であり、このスラリー組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0022】
本発明の他の態様では、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための方法は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料で副流煙を処理することを含み、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0023】
本発明の他の態様は、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、紙巻きタバコの喫煙可能な煙草ロッド上で使用するための不燃性紙巻きタバコ材料であり、この材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、副流煙処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0024】
本発明の他の態様では、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための方法は、従来の煙草ロッドのための不燃性処理材料で副流煙を処理することを含み、処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。本発明の他の態様では、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための方法は、喫煙可能な煙草ロッドを取り巻く従来の紙巻きタバコ用巻紙を取り巻き、これと実質的に接触する不燃性処理材料で、副流煙を処理することを含み、処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0025】
本発明の説明を簡単にするために、煙草ロッドまたは煙草充填物との用語を、紙巻きタバコ、葉巻、シガリロ、ラッパー中の煙草ロッド、紙巻きタバコプラグ、ラッピングされた煙草などに言及する際に使用する。紙巻きタバコとの用語を使用する場合、これは、葉巻、シガリロおよび他のロッド形喫煙製品と相互交換可能であることは理解されるであろう。従来の煙草ロッドは、喫煙可能な紙巻きタバコで通常は使用される煙草組成物を包含する。これらのロッドは、エアロゾル紙巻きタバコで使用される紙巻きタバコ成分とは区別されるべきである。
【0026】
本発明の好ましい実施形態を、図面に示す。
【0027】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、本発明に従い煙草煙処理に適用される不燃性副流煙処理材料は、特に紙巻きタバコ副流煙に適用されると、非常に大きな予期せぬ利点をもたらす。処理材料は、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上に設置されていて、実質的にそれと接触している管の形をしていてもよいし、この材料は、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上にラッピングされていて、これと実質的に接触していてもよいし、またはこの材料は、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙自体の代わりであってもよい。この処理材料が、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上に設置されていて、実質的にそれと接触している管の形をしているか、この材料が、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上にラッピングされていて、これと実質的に接触している場合、この配置により、従来の紙巻きタバコを使用することができ、喫煙すると、これは、従来の自由燃焼速度で燃焼する。通常または従来の紙巻きタバコとの言及には、従来のグレードの煙草、充填材、喫煙される煙草などを伴う従来の充填密度の煙草ロッドを有する市販の紙巻きタバコが包含される。この煙草ロッドは、通常は、約5から約50コレスタ単位、時には110から120コレスタ単位の範囲の従来の多孔度を有する従来の紙巻きタバコ用巻紙に囲まれている。
【0028】
従来の紙巻きタバコフィルターは、従来の方法で紙巻きタバコに取り付けられてよいか、もしくはフィルターは、従来の紙巻きタバコ用巻紙と共に煙草ロッドを包んでいる管状の処理材料と連結して備え付けてもよい。従来の紙巻きタバコは、約0.20から約0.26g/ccの従来の煙草密度である場合、約3から約5mm/分の従来の自由燃焼速度を有する。少なくとも北米では、従来の紙巻きタバコは、約20〜30cm、通常は約23から27mmの円周および許容されうる吸い込み抵抗を有する少なくとも約40mm、好ましくは約55mm、約64mmおよび約74mmの煙草ロッド長さを有する。紙巻きタバコフィルターは通常、約15から約35mmの長さを有する。
【0029】
紙巻きタバコは、特注の喫煙可能な紙巻きタバコであってよいか、喫煙不可能なタイプの煙草ロッドであってもよい。本発明の一態様では、喫煙不可能なタイプを、それに紙巻きタバコ用巻紙を使用して、喫煙可能な紙巻きタバコにするか、または紙を、管状の形の処理材料の内側に置き、煙草ロッドをその中に装入して、喫煙可能にすることができる。
【0030】
処理材料を、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙自体と代える場合、この配置により、従来の煙草自体を使用することなく、従来の前記紙巻きタバコを使用することができ、喫煙すると、従来の自由燃焼速度で燃焼する。例えば、通常または一般的な紙巻きタバコは、従来の規模の煙草、充填材、喫煙される煙草などを伴う従来の充填密度の煙草ロッドを有する。煙草ロッドは、この処理材料に包まれる。従来の紙巻きタバコフィルターが、従来の方法で、紙巻きタバコに取り付けられる。少なくとも北米では、紙巻きタバコは好ましくは、約20〜30cm、さらに好ましくは約23から27mmの円周および許容されうる吸い込み抵抗を有する少なくとも約40mm、好ましくは約55mm、約64mmおよび約74mmの煙草ロッド長さを有する。紙巻きタバコフィルターは好ましくは、約15から約35mmの長さを有する。
【0031】
燃焼している燃えさしに近接していることを考慮すると、処理材料は、非常にコンパクトな構造で副流煙制御をもたらしうる。以前には、従来の自由燃焼速度をもたらす紙巻きタバコユニットは、紙巻きタバコに対してスペースを有する、管内で画定される大きな空隙により、非常に嵩高で、通常または従来のサイズの紙巻きタバコとは全く異なった。よりコンパクトな従来のサイズのユニットで副流煙を制御する試みにより、通常管と紙巻きタバコとの間にスペースを設けるためにより薄い紙巻きタバコを使用することとなった。このことは、喫煙者が、この装置を使用するために銘柄を変更して、紙巻きタバコの味および香りを変更することを必要とした。
【0032】
本発明の処理材料は、特に紙巻きタバコに関して、喫煙者が、彼らが選択した紙巻きタバコを管状構造中で使用することを許容するか、従来の紙巻きタバコ用巻紙を伴う、または伴わない、本発明の材料でラッピングされた彼らの気に入りの紙巻きタバコを購入することができるという利点を有する。処理材料は、パイプなどの他の形態の喫煙製品と組み合わせても、さらに空気から煙草煙を通常濾過するためのフィルター装置中でも、使用することができるが、最も有意な適用は、紙巻きタバコおよび葉巻および他のロッド形喫煙製品である。処理材料を、標準的な紙巻きタバコ製造装置により紙巻きタバコの上にラッピングすることもできるし、紙巻きタバコを標準的な紙巻きタバコ製造装置で製造する場合には、処理材料を、従来の紙巻きタバコ用巻紙の代わりに使用することもできるし、処理材料を、管内部が紙巻きタバコに接触するように紙巻きタバコがその中に挿入される管の形に形成することもできる。この処理材料により、従来の習慣的な方法で従来の紙巻きタバコを喫煙することができ、その際、従来の味および香りが生じ、あるとしても、異臭は最小限である。これらの形態は特に、紙巻きタバコがその従来の自由燃焼速度で燃焼しうることにより、可能となっている。処理材料は、不燃性で、容易に使い棄てることができ、環境に優しい。それというのも、これが、セラミック、粘土および他の適切な結合剤およびシート状の強化材料などの不活性材料からなるためである。この処理材料は、比較的低く、したがってより高い安全性特徴をもたらす外部温度を有するように設計されてよい。組み立てられた紙巻きタバコユニットは軽量で、開口端の所で容易に着火することができる。好ましくは無いが、既に喫煙された紙巻きタバコに代えて、紙巻きタバコを管に再挿入することができることにより、この管は、再利用にも適している。
【0033】
紙巻きタバコ用巻紙または煙草葉自体に非常に近接させるか、接触させて設置すると、処理材料の効力が高まる。処理材料は、構造上、最も好ましくは、紙巻きタバコの燃焼している燃えさしに実質的に隣接して位置取りされ、それによって、燃焼している燃えさしから放出された副流煙の様々な成分を遮断し、吸着または吸収あるいはその両方により捕捉し、処理することができ、かつ煙草ロッドまたは紙巻きタバコ用巻紙から離れている。材料に十分な親和性を有する成分のみが吸着されることは理解されるであろう。非常に揮発性のガスなどの他の材料は、吸着されることなく材料を通過しうる。しかしながら、このようなガスを、材料の反応帯域中および酸化反応を促進するような触媒の存在下に、酸化することができる。紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上に設置されていて、実質的にそれと接触している管の形であるか、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上にラッピングされていて、それと実質的に接触しているか、または紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙自体に代えられている処理材料により、紙巻きタバコを従来のように、処理材料の燃焼を伴わずに燃やすことができる。しかしながら、喫煙者が喫煙を終える前に紙巻きタバコをもみ消すことができるように、喫煙プロセスの間に、その構造的強度が弱くなるように、処理材料を構造化することもできることは認識されるであろう。
【0034】
変法では、管状の膜を、自分で巻く(roll−your−own)」形式の紙巻きタバコと共に使用することができ、これは通常は喫煙不可能な形で販売されているが、管に挿入されると喫煙可能となる。例えば、シート形の処理材料を、その内側表面に紙巻きタバコ用巻紙を使用し、管の形に成形し、かつカナダ特許1235039号に記載されているように、喫煙不可能な煙草ロッドをその管に挿入して、喫煙可能な紙巻きタバコユニットにすることができる。この処理材料を、例えば、紙巻きタバコの自由燃焼を低減するように変性された紙巻きタバコ用巻紙を有してもよい一般的ではない紙巻きタバコで使用することもできる。低い自由燃焼速度を示す紙巻きタバコは好ましくないが、一定の環境下では、味および香りが異なることもあるが、このような紙巻きタバコも必要とされる。
【0035】
本発明の実施形態では、処理材料中の第1の活性な成分は、紙巻きタバコの燃焼している燃えさしから排出される副流煙の成分を選択的に吸着しうる補助材(吸着材料)である。第2の活性成分は、二元機能を果たす、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒である:燃焼している燃えさし付近の自由燃焼速度温度では、酸素を放出し、酸化触媒として作用する。このようにして放出された酸素は、少なくとも次の機能を果たす:
i)処理材料が、燃焼している燃えさしへの酸素拡散を低減してしまうことを補償して、従来の自由燃焼速度を保証する;および
ii)副流煙の成分の酸化処理に寄与する。
【0036】
この補助材は、主流煙の香りおよび味に影響を及ぼさず、副流気体中に望ましくない臭気を放出しない、適切な、実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子材料であってよい。この補助材は、燃焼している紙巻きタバコの燃えさしの高い温度で、物理的に安定である。補助材は、通常は20m2/g補助材を超える高い表面積を有する。粒子がこのような表面積を達成できるように、これらは、多孔性でなければならない。好ましくは、多孔性補助材は、100nm(1000Å)未満の平均直径を伴う孔を有する。さらに好ましくは、孔は、20nm(200Å)未満の平均直径を有し、0.5から10nm(5から100Å)の平均直径を有する孔が特に好ましい。ゼオライト系の材料では、孔は、約0.5から1.3nm(5から13Å)の範囲内の平均直径を有する。
【0037】
粒子補助材が、約30μm未満、さらに好ましくは約20μm未満、最も好ましくは約1μmから5μmの平均粒度を有するのが好ましい。不燃性材料は、ベントナイト粘土または高い表面積を有する処理された粘土などの紙巻きタバコ用巻紙製造で一般的に使用される様々な種類の多孔性粘土であってよい。不燃性炭素材料を使用することもでき、これには、粉砕された多孔性炭素繊維および粒子が含まれる。多孔性のモノリシックな鉱物系材料などの、様々な金属酸化物を使用することもでき、これには、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化セリウム、アルミナなどの酸化アルミニウム、粉砕されたジルコニウム繊維などの金属酸化物繊維および他の粉砕された多孔性セラミック材料ならびにこれらの混合物が含まれる。酸化セリウムに関して、これは、微細な補助材として、さらに酸素貯蔵/供与酸化セリウム酸化触媒として機能しうることが判明している。他の補助材材料には、活性炭素およびゼオライトなどの高表面積材料が含まれる。
【0038】
この補助材は、活性炭素などの不燃性の微細に分割した多孔性粒子、ゼオライトなどの分子ふるいおよびシリカ/アルミナなどの不定形材料である高表面積吸着材料を含有してもよい。シリカライト(silicalite)ゼオライト、X、YおよびLゼオライト、フォージャサイト((Na2、Ca、Mg)29[Al58Si134O384]・240H2O;立方晶)、β−ゼオライト(Nan[AlnSi64−nO128]、ここで、n<7、正方晶)、モルデン沸石ゼオライト(Na8[Al8Si40O96]・24H2O;斜方晶)、ZSMゼオライト(Nan[AlnSi96−nO192]〜16H2O、ここで、n<27;斜方晶)ならびにこれらの混合物などのゼオライトが、最も好ましい。好ましいゼオライトには、このような副流煙の疎水性およびやや疎水性の有機化合物に対して親和性を有する疎水性ゼオライトおよびやや疎水性のゼオライトが含まれる。ゼオライト材料は、副流煙の成分を選択的に吸収および吸着する極めて多孔性な構造をもたらす。この極めて多孔性な構造は通常、粒子の間にマクロ孔を、そして粒子の内部にマクロ孔から分枝しているミクロ孔を有する。マクロ孔およびミクロ孔に捕捉された成分は、酸化セリウムまたは他の適切な酸化触媒の存在下に、燃焼している紙巻きタバコの高温で、酸化成分へと変換されて、吸着された材料に閉じ込められるか、副流煙が目に見えないか、所望の低いレベルであるように、十分に低いタールおよびニコチンレベルを有する不可視のガスとして放出されると考えられる。
【0039】
ゼオライト材料は、次の式により特徴付けることができる:
MmM’nM”p[aAlO2・bSiO2・cTO2]
[上式中、
Mは、一価カチオンであり、
M’は、二価カチオンであり、
M”は、三価カチオンであり、
a、b、c、n、mおよびpは、その化学量論的割合を反映する数であり、
c、m、nまたはpは、ゼロであってもよく、
AlおよびSiは、四面体として配置されているAlおよびSi原子であり、
Tは、AlまたはSiに代わりうる四面体として配置されている金属原子であり、
ここで、ゼオライトまたはゼオライト類似物質のb/a比は、約5から約300の値を有し、ゼオライトのミクロ孔サイズは、約0.5から1.3nm(5から13Å)の範囲内である]。
【0040】
様々なグレードの吸着材料を使用することができることは理解されるであろう。高沸点材料、中沸点材料および低沸点材料を選択的に吸着するように特別設計されていてよいゼオライト勾配で、このことは特に当てはまる。このことは、多層のゼオライト組成物をもたらし、この際、本発明で考慮されるセリウムまたは他の適切な触媒を、これらの層全体に分散させるのが好ましい。次いで、これらの層を、例えば、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、デンプンおよびカゼインまたは大豆タンパク質ならびにこれらの混合物であってよい結合剤または接着剤を使用することにより、管またはラップ上に結合させることができる。
【0041】
酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒を、その場で材料上に供給するか、かつ/または処理材料の少なくとも一方の表面に塗布する。酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒は好ましくは、複数の酸化状態を有する金属酸化物である。この触媒が、燃焼している紙巻きタバコの温度で、その触媒活性を果たしうる金属酸化物へと変換されうる金属酸化物の前駆体であってよいことは、理解されるであろう。金属酸化物を最も好ましくは、一連の遷移金属酸化物および希土類金属酸化物の触媒ならびにこれらの混合物から選択する。遷移金属酸化物は、IVB、VB、VIB、VIIB、VIIIおよびIB金属およびこれらの混合物からなる金属の群の酸化物から選択することができる。遷移金属群からの好ましい金属酸化物は、鉄、銅、銀、マンガン、チタン、ジルコニウム、バナジウムおよびタングステンの酸化物である。希土類金属酸化物は、スカンジウム、イットリウムおよびランタニド金属酸化物から選択することができる。
【0042】
金属または金属酸化物酸化触媒を、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と組み合わせて使用することもできる。このような金属酸化物触媒には、貴金属、IIA族、IVA族からの金属およびこれらの混合物が含まれる。例には、スズ、白金、パラジウムおよびこれらの混合物が含まれる。
【0043】
ランタニド金属酸化物の好ましい酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒は、セリウムをベースとし、特に、酸化セリウムである。この触媒は、捕捉された有機物質の酸化を十分に良好に促進するだけではなく、酸素の貯蔵および酸素の乏しい環境への放出という所望の付加的機能を果たす。酸化セリウム(CeO2)の形の触媒物質は、低温状態では、酸素を保持するが、温度が高まると、酸化セリウム(Ce2O2)への熱変換の過程で、酸素を放出する。処理材料の管を伴う燃焼している燃えさしの利点として、触媒材料は、高温で酸素を放出して、紙巻きタバコの従来の自由燃焼速度を維持する。加えて、放出された酸素は、捕捉された副流煙成分の触媒酸化を促進する。
【0044】
前記のように、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒は、その金属酸化物の形、または燃焼している紙巻きタバコの温度で、その触媒活性を果たす金属酸化物へと変換される金属酸化物の前駆体であってよい。セリウム触媒前駆体は、溶液またはゾルの形で吸着物質に塗布され、燃焼している紙巻きタバコの高温で酸化セリウムへと変換されて、触媒として機能する、硝酸セリウムまたはセリウムの他の分散可能な形であってよい。本発明を説明する目的では、触媒との用語には、触媒先駆体も含まれることが意図されている。
【0045】
酸化セリウムなどの触媒を、補助材物質と組み合わせて使用する。これら2種を相互に離して、または距離を置いて、非隣接層で使用すると、副流煙を制御する能力が著しく低下することが判明している。しかし特定の配置では、副流煙制御を達成することができる。好ましくは、触媒は実質的に、補助材材料に隣接している。このことは、粒子触媒を補助剤と混ぜて混合するか、補助材の層と触媒層とを接触させるか、触媒を補助材に塗布するか、または触媒を補助剤の多孔性表面の中に、またはその上に含浸させて、所望の意外な副流煙制御特性を持たせることによって達成することができる。他の多くの成分を、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と補助材との組合せに加えて使用することもできることを理解されたい。付加的な添加剤を、副流煙の処理をさらに高めるか、紙巻きタバコの他の特性を変えるために使用することができる。このような付加的添加剤を、処理組成物と混合するか、紙巻きタバコ構造中の他の所で使用することができるが、勿論、このような添加剤が、副流煙を処理する処理組成物の能力に対して、明らかなマイナスの影響を及ぼさないことが条件となる。特別な実施形態では、組成物を、セリウムと補助材材料との混合を達成する様々な方法で処方することができる。例えば、補助材材料に、硝酸セリウムまたはセリウムゾルなどのセリウム塩溶液を噴霧するか、またはこれに浸漬して、補助材材料の表面にセリウムを含浸させる。酸化セリウムは、補助材材料の微細な粉末と混合される別々の微細な粉末として調製することができる。粉末が、約30μm未満、好ましくは20μm未満、最も好ましくは約1μmから5μmの平均粒度を有し、材料の緊密な混合およびブレンドが保証されていることが、特に好ましい。
【0046】
触媒粒度および表面積を選択するための一般的なガイドとして、移動する副流煙成分に触媒作用部位が提供されることを保証するような表面積を、選択された触媒が有することであることは、当技術分野の専門家であれば理解されるであろう。これにより、特定の実施形態では、触媒粒子が適切に分布していて、必要な規模の副流煙成分酸化が達成されるならば、触媒粒度は、30μmを超えてもよい。
【0047】
意外にも、酸化セリウムは、本発明の機能の両方を果たしうる、即ち、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒であり、補助材でもある数少ない酸化物の1種であることが判明している。多孔性酸化セリウム粒子は、補助材に必要な表面積および粒度を達成しうる。酸化セリウムを、第1の量では触媒として、第2の量では処理組成物中の補助材として使用する。酸化セリウムのこのような量は通常、本発明の他の態様では、全添加量を構成するために、触媒および補助材に関して使用される量に対応する。
【0048】
セリウムを、酸化セリウムゾルなどの溶液分散液として処方して、ゼオライトなどの補助材料に塗布することができる。次いで乾燥させ、燃焼させて、補助材料の表面に位置する酸化セリウムにする。酸化セリウム粒子をゼオライト表面などの補助材表面に固定する場合、平均粒度は1μm未満であってよい。ゼオライトに固定された酸化セリウムの相対量は、酸化セリウムおよびゼオライト含有率の全当量に対して、約1重量%から約75重量%の範囲であってよい。ゼオライトに固定された酸化セリウムの好ましい相対量は、酸化セリウムおよびゼオライト含有率の全当量に対して、約10重量%から約70重量%の範囲であってよい。
【0049】
ゼオライトの表面に固定された酸化セリウムからなる組合せ製品を製造するための好ましい方法は、20001年9月14日に出願され、その対象を参照してここで援用することができる「金属酸化物被覆された微孔性材料を製造するための方法」との名称を有する同時出願された米国特許出願 号に記載されている。
【0050】
この組合せ製品を製造するための詳細な説明は、前記出願に記載されているが、簡単には、この方法は一般的に、ゼオライト粒子材料の外側表面に塗布された酸化セリウムを、酸化セリウムおよびゼオライト含有率の全当量に対して少なくとも1重量%含有する、触媒のセリウム酸化物で被覆されたゼオライト粒子材料を製造することを含む。一態様では、この方法は、一般的に:
i)酸化セリウム水和物のコロイド分散液量と、相溶的なゼオライト粒子材料とを組み合わせて、スラリーを生じさせるが、その際、コロイド分散液の量は、ステップ(ii)で熱処理されると、20重量%を超える酸化セリウムをもたらすのに十分な量であり、ゼオライト粒子材料は、20Å未満の平均孔径を有し、コロイド分散液は、少なくとも20Åの平均粒度を有し、したがって、ゼオライトの外側表面上にこのコロイド分散液が乗るステップと、
ii)初めに、約200℃未満の温度で、次に、約400℃を超える温度でスラリーを熱処理して、生じた酸化セリウムをゼオライト粒子材料の表面の外側に固定して、易流動性のバルク粒子を生じさせるステップとを含む。
【0051】
この製品は、AMR Technologis,Inc.(カナダ、トロント)から入手することができる。この方法の代わりに、補助材吸着材料を、セリウム塩の溶液に浸漬し、乾燥させ、熱処理して、吸着材料の表面上に酸化セリウムを生じさせることもできる。
【0052】
酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒は、高温、通常は300℃を超えると、酸素を放出しうる。意外にも、供給された酸素は、燃焼している燃えさし周囲の酸素の乏しい環境下で、最も適切に機能することが判明している。約200コレスタ単位未満、通常は30コレスタ単位未満の多孔度を有する処理材料により、少量の空気しか、燃焼している燃えさしへと拡散することができないが、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒により供給される酸素が十分な酸素を供給して、従来の自由燃焼速度を保障する。このことは、全く予想外であった。酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と補助材との組合せを伴う約200コレスタ単位未満、通常は約0.5から30コレスタ単位の範囲の多孔度を有する処理材料で、十分である。吸着された副流煙成分の酸化は、可視成分が材料から放出されないことを保障するために適切な速度である。材料から大気へと放出される際に可視成分は、さらに不可視成分へと変換されるか、吸着により材料に捕捉される。材料を、二重または多重ラップとして使用することができることは理解されるであろう。材料は、従来の紙巻きタバコ用巻紙を有する紙巻きタバコの上の外側ラップとして適用することもできる。多孔度に応じて、触媒と補助材との特定の組合せが、他よりも良好に作用することも、理解されるであろう。
【0053】
酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と補助剤とが組み合わされている不燃性処理材料は、主流煙の香りおよび味に影響を及ぼさず、副流気体中に望ましくない臭気を放出しない適切な、実質的に不燃性の紙を含有する。様々な多孔度を有する、紙へと成形されるようなこのような不燃性処理材料は、ベントナイト粘土または低い表面積を有する処理粘土などの、紙巻きタバコ用巻紙製造で一般的に使用される様々な種類の粘土を含有してよい。炭素繊維などの不燃性炭素材料およびセラミック繊維などのセラミック材料を使用することもできる。不燃性紙は、燃焼している紙巻きタバコの燃えさしの高温下に、物理的に安定である。
【0054】
不燃性処理材料を好ましくは、シートとして製造するが、その際、このシートは、通常、約0.04mmから約2mmの範囲、好ましくは、約1mmを超えない厚さを有してよい。このシートは、熱処理を伴わない標準的な連続製紙プロセスにより、または、前記US特許4915117号に記載されているような熱処理を伴うプロセスにより製造することができ、このようなプロセスの内容を参照して援用することができる。無機不燃性活性材料、不燃性充填材および他の可燃性有機成分を含有するスラリー組成物を製造する。このスラリー組成物を、前駆体シートとして成形して、次いでこれを、高温下にエイジングさせて、有機物質を蒸発させて、約200コレスタ単位未満の多孔度を有するシートのための多孔性構造を生じさせる。不燃性で高い多孔性の材料とは異なり、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する材料は、この多孔度を達成するために、もっと低濃度の有機物質を必要とする。別の実施形態では、非常に高い多孔度の不燃性紙(200コレスタ単位を超える)を、不燃性処理材料を製造するために使用することができる。非常に高い多孔度の不燃性紙に、処理組成物を塗布して、孔を埋め、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する比較的低い多孔度の処理材料にすることもできる。続いて、低い多孔度の不燃性紙に、処理組成物を塗布して、孔を埋め、例えば約.5から約30コレスタ単位の多孔度を有するさらに低い多孔度の処理材料を生じさせることもできる。
【0055】
不燃性処理材料を、厚さの変更、孔サイズの変更などにより、多少の副流煙が管を透過しうるように設計することもできることは理解されるであろう。喫煙者が、管表面での副流煙の痕跡的臭いを望む場合には、この作用は望ましい。不燃性処理材料を好ましくは、1回だけ使用して、その後は処分するように設計する。この形態によって、管厚の観点からデザインは最適化され、その際、一回使用に基づき、副流煙の漏出を防ぐために、最小厚さのみが必要とされる。
【0056】
処理材料を製造するために、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒ならびに補助材からなる処理組成物を簡略には、標準技術に従い、シート、ラッパーまたは紙の形であってよい不燃性支持体の両面または片面に噴霧することができる。図1に示されているように、支持体10を、矢印12の方向へと搬送する。組成物14をスラリーとして、噴霧ノズル16により、支持体10へと噴霧して、塗膜18を生じさせ、これを支持体の上で乾燥させる。
【0057】
もしくは、組成物をフィルムとして、不燃性支持体の両面または片面の表面上に押出すことができる。図2に示されているように、フィルム塗布装置20は、スラリー化されている処理組成物14を含む。フィルム塗布機20は、矢印12の方向に搬送される支持体10の上に薄いフィルム22を置く。このフィルムを乾燥させると、支持体10の上に塗膜24が生じる。この塗布は、図3に示されているように、ローラー塗布機26により行うこともできる。スラリー化された処理組成物14を層28として、ローラー30の上に塗布する。ドクターナイフ32により、層34の厚さを決定し、次いでこれを、矢印12の方向に搬送される支持体10の上に置く。次いでこの層を乾燥させて、支持体10上に塗膜36を生じさせる。
【0058】
さらに、組成物を、不燃性支持体の両面または片面に含浸させることもできる。含浸を、図4の塗布ローラー24を使用することにより行い、生じた層36を支持体10と共に、矢印12の方向で、組成物の層を支持体10へと押込み、処理組成物の成分を支持体中に含浸させる加圧ローラー38および40に通過させる。
【0059】
転写式塗布プロセスを含む他の様々な塗布プロセスを、本発明の処理材料を製造するために使用することができることは、当技術分野の専門家には理解されるであろう。転写式塗布プロセスでは、Mylar(登録商標)シートまたは他の適切なシートを、塗布組成物をMylar(登録商標)シートから支持体表面へと転写するために使用することができる。支持体シートが、紙などの物理的強度特性により組成物のロール塗布を容易には受け入れ得ない場合に、このタイプの転写式塗布が有用である。
【0060】
もう1つの選択肢は、処理組成物を不燃性シートなどの製造に組み込むことである。組成物を、スラリーとしての支持体完成紙料に供給することができる。図5で参照されるように、支持体完成紙料42中の処理組成物を、攪拌機44により攪拌して、タンク46中でスラリーを生じさせる。このスラリーを、従来の支持体製造方法に移し、搬送されているコンベヤ50の上に層48として置き、紙巻きタバコ用巻紙52を生じさせる。結果として、処理組成物が、紙製品であってよい最終処理材料中に含まれる。もう1つの選択肢は、処理組成物を不燃性支持体層の間に挟んで、煙草ロッド上に位置する二重紙巻きタバコ用巻紙ラップを生じさせることである。例えば、組成物を、図1の噴霧によるように、外側支持体の内側または内側支持体の外側に塗布することができる。2枚の支持体を煙草ロッドに適用する場合、組成物を層として、2枚の支持体の間に挟む。各支持体は、従来の紙巻きタバコ用巻紙の半分の厚さであってよく、したがって、二重ラップが、紙巻きタバコの全直径を高めることはなく、容易に、紙巻きタバコ製造機で取り扱われる。
【0061】
図6で参照されるように、煙草ロッド54は、例えば、不燃性処理材料を紙10として有し、これは、紙の外側で、塗膜18で取り囲まれてラッピングされている。逆に、図7に示されているように、不燃性紙10を、煙草ロッド54に隣接して、紙の内側表面の上に位置する塗膜18と共に使用することもできる。
【0062】
図8で示されているように、さらに前記のように、もう1つの選択肢は、塗膜18を不燃性紙56および58の間に挟むことである。中間塗膜18を有する紙56および58を、煙草ロッド54に適用される単一の紙巻きタバコラッパーとして生じさせることができる。もう1つの選択肢は、図9に示されていて、煙草ロッド54は、従来の紙巻きタバコ用巻紙60で被覆されている。従来の紙60の上には、その中に処理組成物が含まれている図5の不燃性処理紙52が存在する。処理紙52を、煙草ロッド54に直接使用することもできることは理解されるであろう。
【0063】
当技術分野の専門家には理解されるように、ラップ内またはその上に副流煙処理組成物を用意するための前記手順は、与えられる添加量および煙草ロッド上で使用されるラップの枚数に応じて変えることができる。例えば、ラップの両面上に組成物の様々な添加量を伴う2枚またはそれ以上のラップを、片面の添加量を無くし、塗布適用をより簡単にするために使用することができる。
【0064】
これらのどの組合せを用いても、副流煙が事実上除去されることが、意外にも判明した。同時に、図9に示されているように、従来の紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙は、不燃性紙が約200コレスタ単位未満の多孔度を有しても、従来の灰化特性を示す。
【0065】
紙巻きタバコの上に位置する管状材料またはラップをもたらす先行技術の装置では、自由燃焼速度を低減し、副流煙の放出を減らすために、酸素拡散の必要な制御をもたらす付加的な紙材料などが、管の外側に施与されて存在する。これとは逆に、本出願人の発明は、従来の紙巻きタバコを従来の自由燃焼速度で燃焼させて、紙巻きタバコ用巻紙により生じるものを含む従来の副流煙を放出する管またはラップの形の処理材料を提供する。したがって、本出願人の発明は、従来の紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙と代えることができ、煙草を従来の自由燃焼速度で燃焼させて、従来のように副流煙を放出させる処理材料を提供する。この処理材料は、紙巻きタバコ用巻紙(または、別のケースでは煙草)の外側で、生じる主流煙とは別に副流煙成分を処理する。主流煙生成と処理活性とを別々にすることにより、副流煙成分が、主流煙へと逆に透過して、主流煙の香りおよび味に影響を及ぼすこともなく、主流煙に、紙巻きタバコをそのまま喫煙する際には通常は存在しない著しい量の成分を導入することもないことが保障される。副流煙成分を、処理材料に吸着させて、処理し、次いで、外側の大気へと透過させることもできる。処理された成分および生じた反応成分を紙巻きタバコ用煙草へと導くような処理材料の物理的構造は存在せず、したがって、主流煙の著しい味および香りの変化は回避される。
【0066】
処理組成物が使用され、これが、不燃性支持体に使用される方法に応じて、様々な加工助剤およびその混合物が、処理組成物の特定の使用を簡単にするために必要となることがあることは、理解されるであろう。このような加工助剤には、ポリビニルアルコールなどの積層材料、デンプン、カルボキシメチルセルロース(CMC)、カゼインおよび他のタイプの許容される接着剤、様々なタイプの結合粘土、不活性充填材、白色体質顔料、粘度調整剤、20001年9月13日に出願され、その対象を参照してここで援用することができる「ジルコニウム/金属酸化物繊維」との名称を有する米国特許出願 号に記載されているようなジルコニウム繊維およびジルコニウム/セリウム繊維などの不活性繊維材料が含まれる。浸透剤を、組成物を不燃性支持体に導入するために使用することもできる。水などの適切な希釈剤を用いることによって、スラリーを形成するように組成物を希釈し、その結果、不燃性支持体上にスプレー塗布、カーテン塗布、エアナイフ塗布、ロッド塗布、ブレード塗布、プリント塗布、サイズプレス塗布、ローラー塗布、スロットダイ塗布、転写塗布することができるようにしてもよい。
【0067】
不燃性処理材料上での、またはその中での組成物の望ましい添加量は好ましくは、約2.5g/m2から約125g/m2の範囲内である。最も好ましくは、この添加量は、約2.5g/m2から約100g/m2の範囲内である。重量パーセントとして表現すると、不燃性処理材料は、約10重量%から500重量%、最も好ましくは約10重量%から400重量%の処理組成物を有する。これらの添加量は、単一ラップに関して示されているが、これらの全添加量を、2枚またはそれ以上のラップの使用に適用することもできることは理解されるであろう。
【0068】
副流煙低減組成物を通常は、組成物の水性スラリーとして使用する。このスラリーを、ラッパー製造プロセスで、不燃性ラッパーの完成紙料に加えることもできるが、様々な塗布プロセスによりラッパー上に塗布するか、前記で論じたような様々な含浸方法によりラッパーに含浸させることもできる。スラリーでの好ましい平均粒度は、約1μmから約30μm、最も好ましくは約1μmから約5μmの範囲内である。補助剤に固定された触媒の好ましい相対量は、触媒および補助剤含有率の全当量に対して、約1重量%から75重量%、さらに好ましくは約10重量%から約70重量%、特に好ましくは約20重量%から70重量%であってよい。
【0069】
(実施例)
副流煙を処理するための本発明の様々な実施形態の効力を、次の実施例で証明する。しかしながら、次の実施例により、請求項の範囲を限定することは意図していない。
【0070】
実施例1
管の形の処理材料を、従来の紙巻きタバコの紙巻きタバコ用薄紙の上に置き、それと実質的に接触させた。処理材料の組成を、表1に示す。表1に挙げられた各サンプルは、次のものを含有する:
加工添加剤 15重量%、
充填材粘土 40重量%、
ケイ酸カルシウム 10重量%、
結合粘土 5重量%、
ゼオライト 20重量%、
セリウム水和物(含浸) 10重量%
全部で100重量%+セリウム水和物(塗布)5重量%。
【0071】
【表1】
【0072】
調製された紙巻きタバコを、従来の喫煙機で喫煙した。副流煙の量を、0から8の段階で、目視により定量したが、その際、0は、副流煙なしであり、8は、従来の紙巻きタバコにより生じると同様の副流煙である。表1のサンプルでの結果を、次の表2に示す。
【0073】
【表2】
【0074】
表1の試験結果は、3本の紙巻きタバコの平均値に基づき、その際、各紙巻きタバコのパフ回数、排出される副流煙および圧力低下を測定している。この試験結果により、1から7の全ての組成物が十分に機能していることが明らかに示されており、その際、2以下の副流煙低減が、許容されると考えられる。1.2以下の示数は、並外れていると考えられる。1未満の示数は、副流煙が極めて僅かな流れであることを示している。
【0075】
実施例2
管の形の処理材料を、従来の紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上に置き、それと実質的に接触させた。処理材料の組成を、表3に示す。表3に挙げられた各サンプルは、次のものを含有する:
加工添加剤 15重量%、
充填材粘土 41から47重量%、
ケイ酸カルシウム 4から10重量%、
結合粘土 5重量%、
ゼオライト 20重量%、
セリウム水和物(含浸) 10重量%
全部で100重量%+セリウム水和物(塗布)5重量%。
【0076】
【表3】
【0077】
調製された紙巻きタバコを、従来の喫煙機で喫煙した。副流煙の量を、0から8の段階で、目視により定量したが、その際、0は、副流煙なしであり、8は、従来の紙巻きタバコにより生じるのと同様の副流煙である。表3のサンプルでの結果を、次の表4に示す。
【0078】
【表4】
【0079】
表4の試験結果は、3本の紙巻きタバコの平均値に基づき、その際、各紙巻きタバコのパフ回数、排出される副流煙および圧力低下を測定している。この試験結果により、1から7の全ての組成物が十分に機能していることが明らかに示されており、その際、2以下の副流煙低減が、許容されると考えられる。1.2以下の示数は、並外れていると考えられる。1未満の示数は、副流煙が極めて僅かな流れであることを示している。
【0080】
本発明の好ましい実施形態を、ここで詳述したが、本発明の意図または請求項の範囲を逸脱することなく、様々な変更をこれに行うことができることは、当技術分野の専門家には理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
不燃性紙に処理組成物を塗布するための噴霧技術の概要図を示す図である。
【図2】
不燃性紙上に処理組成物のフィルムを押出すための概要図を示す図である。
【図3】
不燃性紙上に処理組成物をロール塗布するための概要図を示す図である。
【図4】
不燃性紙中に処理組成物を含浸させるための概要図を示す図である。
【図5】
不燃性紙を製造する際に、処理組成物と不燃性紙パルプとを混合するための概要図を示す図である。
【図6】
本発明の処理紙をその上に施与されている煙草ロッドの透視図を示す図である。
【図7】
図6の他の実施形態を示す図である。
【図8】
処理組成物が、煙草ロッドに使用されている2層の不燃性紙の間に挾まれている煙草ロッドの透視図を示す図である。
【図9】
不燃性処理材料が、従来の紙巻きタバコ用巻紙の上に使用されている、紙巻きタバコロッド用二重ラップの透視図を示す図である。
(発明の分野)
本発明は、不燃性紙巻きタバコ(cigarette)副流煙処理材料に関する。従来の紙巻きタバコ用巻紙の代わりとして、または従来の紙巻きタバコ用巻紙を有する紙巻きタバコと組み合わせて使用される不燃性処理材料により、低副流煙排出紙巻きタバコユニットが得られる。
【0002】
(発明の背景)
紙巻きタバコ製品の喫煙により、特に、紙巻きタバコの喫煙に関して、3種のタイプの煙、即ち主流煙、吐き出される煙および副流煙が生じる。喫煙が許されている多少限られた範囲内で、副流煙および吐き出された煙を除去するために使用されるフィルター材料は豊富である。通常は、副流煙が、喫煙プロセスの間に排出される煙の大部分を占めていると考えられている。したがって、副流煙を低減することは非常に重要で、このことは、次の技術の1つまたは複数によって行うことができる:
i)紙巻きタバコまたは葉巻中の煙草葉(tobacco)組成および煙草ロッド充填物の包装特性の変更;
ii)紙巻きタバコまたは葉巻の紙巻きタバコ用巻紙ラッピングの変更;
iii)紙巻きタバコの直径ならびにその煙草葉組成の変更および/または副流煙排出物を保持および/または制御するための、紙巻きタバコまたは葉巻上への装置の装備。
【0003】
様々な紙巻きタバコおよび紙巻きタバコ用巻紙設計が、副流煙を低減する観点から提案されている。一つ、またはその他の方法では、これらの設計はある程度、紙巻きタバコまたは葉巻の自由燃焼速度(free−burn rate)に影響を及ぼし、長時間にわたって喫煙せずに放置すると、点火された紙巻きタバコまたは葉巻の消火が生じる。このような設計には、煙草葉ブレンド、比較的小さい紙巻きタバコ直径、煙草葉充填物中での紙巻きタバコ用煙草葉の密度および多層の選択が含まれる。このように選択された設計により、紙巻きタバコの自由燃焼速度はかなり遅くなり、紙巻きタバコの長さ1単位当たりに得られるパフ回数が多くなる。煙草葉の選択および/または構造と組み合わせて、あるいは煙草葉構成とは独立に、様々な紙巻きタバコ用巻紙組成物によっても、紙巻きタバコの自由燃焼速度に影響を及ぼすことができる。このような巻紙組成物には、自由燃焼速度を遅らせるための化学薬品、副流煙を低減するための化学薬品、同じまたは異なる特性および通気性の低減を有する紙巻きタバコ用巻紙からなる様々なタイプの複数ラッピングの使用が含まれる。例えば、カナダ特許1239783号および1259008号および米国特許4108151号;4225636号;4231377号;4420002号;4433697号;4450847号;4461311号;4561454号;4624268号;4805644号;4878507号;4915118号;5220930号および5271419号および英国特許出願2094130号参照。米国特許4637410号に記載されているように、比較的小さい直径を有する紙巻きタバコにも試みられている。
【0004】
第1に、偶発的な着火を防ぐ目的で、紙巻きタバコを入れる様々な装置が提供されている。これらは同時に、副流煙を濾過して、副流煙の量を低減するための様々なタイプのフィルターを含んでいてよいか、あるいは含まない。このような装置の例は、米国特許1211071号;3827444号;3886954号および4685477号に示されている。
【0005】
さらに、様々なタイプの紙巻きタバコホルダーを利用することができ、これは、喫煙者の指を汚すのを最小限にする基本的な特徴を示す。このような装置は、米国特許1862679号に示されているように、紙巻きタバコの先端に接続するか、および/または紙巻きタバコの上に取り付けることができる。何らかの方法で安全性特徴および/または副流煙制御をもたらすために、多孔性のラッパーで取り囲まれている一つのまたは他のタイプの紙巻きタバコが、カナダ特許835684号および米国特許3220418号および5271419号に記載されている。
【0006】
紙巻きタバコの上に取り付け可能で、燃焼速度、したがって自由燃焼速度を制御するために紙巻きタバコに沿ってスライドさせることができる装置が、英国特許928089号;米国特許4638819号および国際出願WO96/22031号に記載されている。英国特許928089号には、燃焼している紙巻きタバコの残り火への空気の流入を制限することによる、紙巻きタバコ用の燃焼制御装置が記載されている。紙巻きタバコの燃焼を遅らせることにより、従来の量の煙草葉の半分だけを、紙巻きタバコに加える必要があり、したがって、比較的短い紙巻きタバコが得られると提案されている。空気流制限装置は、様々な開口部を伴う装置中の開口配置により、または紙巻きタバコの一部に沿って軸方向開口部をもたらす装置中のけん縮部分により提供される。米国特許4638819号には、紙巻きタバコ上に設置され、喫煙プロセスの間に、それに沿ってスライドされて、紙巻きタバコの自由燃焼速度を制御し、副流煙を低減するリングが記載されている。このリングは、固体材料、好ましくは金属からなり、これは、かなりの汚れの原因となり、紙巻きタバコ直径が様々であることにより、望ましい規模の副流煙低減および消火時間を確実にもたらすことができない。
【0007】
副流煙を制御するように設計されている他の系が、国際出願WO95/34226号および米国特許4685477号;5592955号および5105838号に記載されている。これらの参考文献には、紙巻きタバコ副流煙排出が最小化されるように、煙草葉エレメントがその中に設置される様々な管状構造が記載されている。
【0008】
様々なタイプのセラミック構成成分が、紙巻きタバコ構造中で使用されているが、これには、紙巻きタバコのための絶縁管、さらに紙巻きタバコ煙エアロゾル発生装置のための絶縁管が含まれている。米国特許4915117号には、セラミック製の薄層シートが記載されていて、これは、紙巻きタバコ用巻紙の代わりとなって、従来の紙巻きタバコ用巻紙が燃焼する間に放出される有機物質を低減する。絶縁セラミック製スリーブが、米国特許5105838号および5159940号に記載されている。米国特許5105838号には、約12.5mmの円周を有する薄い煙草ロッドを有する紙巻きタバコユニットが記載されている。この絶縁セラミック製スリーブは、低い熱伝導率を有し、多孔性である。燃焼している煙草ロッドからの副流煙排出の低減を達成するために、多孔性セラミック製エレメント上に低多孔度ラップを使用することにより、自由燃焼速度を遅くするが、その際、このラップは、約15コレスタ単位未満の通気性を有する。
【0009】
米国特許5592955号には、喫煙の前、間および後に、喫煙可能な材料からなるロッドを隠し、保持するための、再利用可能で、不燃性である多孔性シェルが記載されている。この装置から排出される副流煙の低減は、40コレスタ単位未満の通気性を有するシェルのための外側ラップによりもたらされ、その際、このシェルは、約0.25mmから0.75mmの半径厚さを有する。このラップは、装置全体の多孔度を制御し、したがって、紙巻きタバコの自由燃焼速度を制御し、紙巻きタバコを吸う間の合間に生じる副流煙を低減する。この装置は、管の開口末端の所に、空気透過性キャップを備える。不燃性シェルは、煙草ロッドの自由燃焼速度を低減するための吸熱部として作用する金属製のバンドを備えてよい。
【0010】
主流煙成分を通常は酸化により変換するために、煙草葉中、特に紙巻きタバコ煙フィルター中などの喫煙装置中で、触媒材料が使用されていて、例えば米国特許3693632号;英国特許1435504号および公開ヨーロッパ特許出願EP107471号およびEP658320号に教示されている。触媒は、カナダ特許604895号ならびに米国特許4182348号および5386838号に記載されているように、煙草葉をラッピングするための紙巻きタバコ用巻紙に含まれていてもよい。ゼオライトなどの吸着材料が、煙草葉、さらに紙巻きタバコフィルターに含まれている。この使用に適したゼオライトは、公開ヨーロッパ特許出願EP740907号に記載されており、その際、このようなゼオライトは5から7Åの範囲内の孔サイズを有する。
【0011】
本出願人は、その米国特許5462073号および5709228号ならびに国際出願WO96/22031;WO98/16125およびWO99/53778号に記載されているように、この分野でかなり貢献している。これらの公開されている特許および出願のそれぞれに記載されている不燃系は、紙巻きタバコ副流煙制御系を対象としている。特に、国際出願WO99/53778号は、紙巻きタバコ副流煙処理材料を対象としていて、これは、200コレスタ単位を十分に超える極めて多孔性の構造を有する材料と酸素供給能を有する酸素貯蔵成分との組合せに基づく。これらの様々な装置は、燃焼している紙巻きタバコからの副流煙排出の制御に、様々な程度で成功しているが、本発明の様々な実施形態は、意外にも優れた方法で紙巻きタバコの煙草葉副流煙の処理を可能にし、その際、従来の自由燃焼速度を促進する極めて多孔性の材料を必要とすることもない不燃性煙処理材料を提供している。特に、本発明は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する、より簡単に製造することができる不燃性副流煙処理材料を対象としている。
【0012】
(発明の概要)
本発明は、その様々な用途で、副流煙の著しい低減をもたらす。意外にも、約200コレスタ単位未満、好ましくは30コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料を使用することにより、副流煙のこのような低減を達成することができることが判明した。この処理材料は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の、実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを有する副流煙処理組成物を有する。
【0013】
不燃性処理材料は、寸法に応じて成形して、シート、ラッパー、紙などにすることができる。この成形された処理材料を造形して、紙巻きタバコの従来の紙巻きタバコ用巻紙上に設置され、かつ実質的にそれに接触している管にすることもできるし、この材料を、紙巻きタバコの従来の紙巻きタバコ用巻紙の上方で実質的にそれと接触させてラッピングすることもできるし、材料を、紙巻きタバコの従来の紙巻きタバコ用巻紙自体と取り代えることもできる。不燃性材料は、従来の紙巻きタバコの許容することができる自由燃焼速度をもたらし、その際、可視副流煙が最小化されるか、実質的に排除される。
【0014】
触媒用の補助材は、適切な実質的に不燃性の、粘土などの粒子材料、粉砕された多孔性炭素繊維などの炭素材料、金属酸化物および金属酸化物繊維などの鉱物系の材料、粉砕された多孔性セラミック繊維などのセラミックおよび高表面積多孔性粒子であってよい。この態様では、触媒補助材は、最も好ましくは、活性炭またはゼオライトなどの実質的に不燃性の高表面積吸着材料である。本発明の最も好ましい実施形態では、吸着材料は、ゼオライト、特に疎水性ゼオライトである。セリウム系の触媒と組み合わせて使用する場合、ゼオライトが特に好ましい。
【0015】
副流煙処理組成物は、様々な方法で使用することができる。この組成物は、不燃性処理材料を製造する際の充填材として、不燃性処理材料に含浸させて、または不燃性処理材料の外側または内側の上に位置する塗膜または層として使用することができる。生じる低副流煙処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度範囲を有しうる。好ましい多孔度は通常、これよりも低く、約0.5から30コレスタ単位の範囲内である。この処理材料は、多層ラップとして使用することができることは、理解されるであろう。この材料は、従来の紙巻きタバコ用巻紙を有する紙巻きタバコの上に位置する外側ラップとして使用することもできる。
【0016】
副流煙処理組成物は、多層−、通常は二重ラッピングされた紙巻きタバコでは、ラップの両面または片面上の塗膜として、または材料に含浸させて、または紙巻きタバコ用巻紙の単一または複数ラップのための材料を製造する際の充填材として、使用することができる。一実施形態では、二重ラップ配置で、副流煙処理組成物を、2つのラップの間に挟むこともできる。もう1つの二重ラップ実施形態では、副流煙処理組成物を、煙草ロッドに隣接しているラップ面上に塗布することができ、その際、2枚のラップの間に挾まれている組成物の添加量は、様々であってよい。もう1つ別の二重ラップ実施形態では、副流煙処理組成物を、煙草ロッド上に位置するラップの両面に塗布することができ、その際、添加量は様々であってよい。第2のラップを、その上のもう1枚のラップとして使用することもできる。副流煙低減を最適化するためには、触媒および補助材を組み合わせて使用することが判明している。この2つの成分は、充填材として、例えば不燃性処理材料を製造する際に混合することができる。もしくは、塗料として使用する場合、触媒および補助材を、通常はスラリーとして一緒にして、そのまま、不燃性処理材料に塗布する。好ましい実施形態では、特にセリウムとゼオライトとを組み合わせて使用する場合には、この材料を、個別の接触薄層として塗布して、多層塗膜を生じさせることもできる。このような層は、従来の紙巻きタバコ用巻紙よりも通常は薄い厚さを有し、その緊密な接触特性により、それらが組み合わされて、混合されているかのように機能する。
【0017】
本発明の他の態様では、低副流煙紙巻きタバコは、従来の煙草ロッドおよびこのロッドのための不燃性処理材料を備え、処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度ならびに酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、その触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含有する副流煙処理組成物を有する。
【0018】
本発明の他の態様では、低副流煙紙巻きタバコユニットは、従来の煙草ロッドを取り囲む従来の紙巻きタバコ用巻紙を伴う紙巻きタバコおよび従来の紙巻きタバコ用巻紙を取り囲み、実質的にこれと接触している不燃性処理材料を備え、不燃性処理材料は、副流煙処理組成物を含有し、不燃性処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0019】
本発明のさらに他の態様では、低副流煙紙巻きタバコは、従来の煙草ロッドおよびこのロッドのための不燃性処理材料を備え、前記処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、副流煙処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0020】
本発明の他の態様は、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料の製造で使用するための完成紙料組成物であり、完成紙料組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0021】
本発明の他の態様は、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料を製造するために、不燃性ラッパーに塗布するためのスラリー組成物であり、このスラリー組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0022】
本発明の他の態様では、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための方法は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料で副流煙を処理することを含み、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0023】
本発明の他の態様は、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、紙巻きタバコの喫煙可能な煙草ロッド上で使用するための不燃性紙巻きタバコ材料であり、この材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、副流煙処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0024】
本発明の他の態様では、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための方法は、従来の煙草ロッドのための不燃性処理材料で副流煙を処理することを含み、処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。本発明の他の態様では、燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための方法は、喫煙可能な煙草ロッドを取り巻く従来の紙巻きタバコ用巻紙を取り巻き、これと実質的に接触する不燃性処理材料で、副流煙を処理することを含み、処理材料は、約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、処理組成物は、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、この触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む。
【0025】
本発明の説明を簡単にするために、煙草ロッドまたは煙草充填物との用語を、紙巻きタバコ、葉巻、シガリロ、ラッパー中の煙草ロッド、紙巻きタバコプラグ、ラッピングされた煙草などに言及する際に使用する。紙巻きタバコとの用語を使用する場合、これは、葉巻、シガリロおよび他のロッド形喫煙製品と相互交換可能であることは理解されるであろう。従来の煙草ロッドは、喫煙可能な紙巻きタバコで通常は使用される煙草組成物を包含する。これらのロッドは、エアロゾル紙巻きタバコで使用される紙巻きタバコ成分とは区別されるべきである。
【0026】
本発明の好ましい実施形態を、図面に示す。
【0027】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
約200コレスタ単位未満の多孔度を有し、本発明に従い煙草煙処理に適用される不燃性副流煙処理材料は、特に紙巻きタバコ副流煙に適用されると、非常に大きな予期せぬ利点をもたらす。処理材料は、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上に設置されていて、実質的にそれと接触している管の形をしていてもよいし、この材料は、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上にラッピングされていて、これと実質的に接触していてもよいし、またはこの材料は、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙自体の代わりであってもよい。この処理材料が、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上に設置されていて、実質的にそれと接触している管の形をしているか、この材料が、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上にラッピングされていて、これと実質的に接触している場合、この配置により、従来の紙巻きタバコを使用することができ、喫煙すると、これは、従来の自由燃焼速度で燃焼する。通常または従来の紙巻きタバコとの言及には、従来のグレードの煙草、充填材、喫煙される煙草などを伴う従来の充填密度の煙草ロッドを有する市販の紙巻きタバコが包含される。この煙草ロッドは、通常は、約5から約50コレスタ単位、時には110から120コレスタ単位の範囲の従来の多孔度を有する従来の紙巻きタバコ用巻紙に囲まれている。
【0028】
従来の紙巻きタバコフィルターは、従来の方法で紙巻きタバコに取り付けられてよいか、もしくはフィルターは、従来の紙巻きタバコ用巻紙と共に煙草ロッドを包んでいる管状の処理材料と連結して備え付けてもよい。従来の紙巻きタバコは、約0.20から約0.26g/ccの従来の煙草密度である場合、約3から約5mm/分の従来の自由燃焼速度を有する。少なくとも北米では、従来の紙巻きタバコは、約20〜30cm、通常は約23から27mmの円周および許容されうる吸い込み抵抗を有する少なくとも約40mm、好ましくは約55mm、約64mmおよび約74mmの煙草ロッド長さを有する。紙巻きタバコフィルターは通常、約15から約35mmの長さを有する。
【0029】
紙巻きタバコは、特注の喫煙可能な紙巻きタバコであってよいか、喫煙不可能なタイプの煙草ロッドであってもよい。本発明の一態様では、喫煙不可能なタイプを、それに紙巻きタバコ用巻紙を使用して、喫煙可能な紙巻きタバコにするか、または紙を、管状の形の処理材料の内側に置き、煙草ロッドをその中に装入して、喫煙可能にすることができる。
【0030】
処理材料を、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙自体と代える場合、この配置により、従来の煙草自体を使用することなく、従来の前記紙巻きタバコを使用することができ、喫煙すると、従来の自由燃焼速度で燃焼する。例えば、通常または一般的な紙巻きタバコは、従来の規模の煙草、充填材、喫煙される煙草などを伴う従来の充填密度の煙草ロッドを有する。煙草ロッドは、この処理材料に包まれる。従来の紙巻きタバコフィルターが、従来の方法で、紙巻きタバコに取り付けられる。少なくとも北米では、紙巻きタバコは好ましくは、約20〜30cm、さらに好ましくは約23から27mmの円周および許容されうる吸い込み抵抗を有する少なくとも約40mm、好ましくは約55mm、約64mmおよび約74mmの煙草ロッド長さを有する。紙巻きタバコフィルターは好ましくは、約15から約35mmの長さを有する。
【0031】
燃焼している燃えさしに近接していることを考慮すると、処理材料は、非常にコンパクトな構造で副流煙制御をもたらしうる。以前には、従来の自由燃焼速度をもたらす紙巻きタバコユニットは、紙巻きタバコに対してスペースを有する、管内で画定される大きな空隙により、非常に嵩高で、通常または従来のサイズの紙巻きタバコとは全く異なった。よりコンパクトな従来のサイズのユニットで副流煙を制御する試みにより、通常管と紙巻きタバコとの間にスペースを設けるためにより薄い紙巻きタバコを使用することとなった。このことは、喫煙者が、この装置を使用するために銘柄を変更して、紙巻きタバコの味および香りを変更することを必要とした。
【0032】
本発明の処理材料は、特に紙巻きタバコに関して、喫煙者が、彼らが選択した紙巻きタバコを管状構造中で使用することを許容するか、従来の紙巻きタバコ用巻紙を伴う、または伴わない、本発明の材料でラッピングされた彼らの気に入りの紙巻きタバコを購入することができるという利点を有する。処理材料は、パイプなどの他の形態の喫煙製品と組み合わせても、さらに空気から煙草煙を通常濾過するためのフィルター装置中でも、使用することができるが、最も有意な適用は、紙巻きタバコおよび葉巻および他のロッド形喫煙製品である。処理材料を、標準的な紙巻きタバコ製造装置により紙巻きタバコの上にラッピングすることもできるし、紙巻きタバコを標準的な紙巻きタバコ製造装置で製造する場合には、処理材料を、従来の紙巻きタバコ用巻紙の代わりに使用することもできるし、処理材料を、管内部が紙巻きタバコに接触するように紙巻きタバコがその中に挿入される管の形に形成することもできる。この処理材料により、従来の習慣的な方法で従来の紙巻きタバコを喫煙することができ、その際、従来の味および香りが生じ、あるとしても、異臭は最小限である。これらの形態は特に、紙巻きタバコがその従来の自由燃焼速度で燃焼しうることにより、可能となっている。処理材料は、不燃性で、容易に使い棄てることができ、環境に優しい。それというのも、これが、セラミック、粘土および他の適切な結合剤およびシート状の強化材料などの不活性材料からなるためである。この処理材料は、比較的低く、したがってより高い安全性特徴をもたらす外部温度を有するように設計されてよい。組み立てられた紙巻きタバコユニットは軽量で、開口端の所で容易に着火することができる。好ましくは無いが、既に喫煙された紙巻きタバコに代えて、紙巻きタバコを管に再挿入することができることにより、この管は、再利用にも適している。
【0033】
紙巻きタバコ用巻紙または煙草葉自体に非常に近接させるか、接触させて設置すると、処理材料の効力が高まる。処理材料は、構造上、最も好ましくは、紙巻きタバコの燃焼している燃えさしに実質的に隣接して位置取りされ、それによって、燃焼している燃えさしから放出された副流煙の様々な成分を遮断し、吸着または吸収あるいはその両方により捕捉し、処理することができ、かつ煙草ロッドまたは紙巻きタバコ用巻紙から離れている。材料に十分な親和性を有する成分のみが吸着されることは理解されるであろう。非常に揮発性のガスなどの他の材料は、吸着されることなく材料を通過しうる。しかしながら、このようなガスを、材料の反応帯域中および酸化反応を促進するような触媒の存在下に、酸化することができる。紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上に設置されていて、実質的にそれと接触している管の形であるか、紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上にラッピングされていて、それと実質的に接触しているか、または紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙自体に代えられている処理材料により、紙巻きタバコを従来のように、処理材料の燃焼を伴わずに燃やすことができる。しかしながら、喫煙者が喫煙を終える前に紙巻きタバコをもみ消すことができるように、喫煙プロセスの間に、その構造的強度が弱くなるように、処理材料を構造化することもできることは認識されるであろう。
【0034】
変法では、管状の膜を、自分で巻く(roll−your−own)」形式の紙巻きタバコと共に使用することができ、これは通常は喫煙不可能な形で販売されているが、管に挿入されると喫煙可能となる。例えば、シート形の処理材料を、その内側表面に紙巻きタバコ用巻紙を使用し、管の形に成形し、かつカナダ特許1235039号に記載されているように、喫煙不可能な煙草ロッドをその管に挿入して、喫煙可能な紙巻きタバコユニットにすることができる。この処理材料を、例えば、紙巻きタバコの自由燃焼を低減するように変性された紙巻きタバコ用巻紙を有してもよい一般的ではない紙巻きタバコで使用することもできる。低い自由燃焼速度を示す紙巻きタバコは好ましくないが、一定の環境下では、味および香りが異なることもあるが、このような紙巻きタバコも必要とされる。
【0035】
本発明の実施形態では、処理材料中の第1の活性な成分は、紙巻きタバコの燃焼している燃えさしから排出される副流煙の成分を選択的に吸着しうる補助材(吸着材料)である。第2の活性成分は、二元機能を果たす、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒である:燃焼している燃えさし付近の自由燃焼速度温度では、酸素を放出し、酸化触媒として作用する。このようにして放出された酸素は、少なくとも次の機能を果たす:
i)処理材料が、燃焼している燃えさしへの酸素拡散を低減してしまうことを補償して、従来の自由燃焼速度を保証する;および
ii)副流煙の成分の酸化処理に寄与する。
【0036】
この補助材は、主流煙の香りおよび味に影響を及ぼさず、副流気体中に望ましくない臭気を放出しない、適切な、実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子材料であってよい。この補助材は、燃焼している紙巻きタバコの燃えさしの高い温度で、物理的に安定である。補助材は、通常は20m2/g補助材を超える高い表面積を有する。粒子がこのような表面積を達成できるように、これらは、多孔性でなければならない。好ましくは、多孔性補助材は、100nm(1000Å)未満の平均直径を伴う孔を有する。さらに好ましくは、孔は、20nm(200Å)未満の平均直径を有し、0.5から10nm(5から100Å)の平均直径を有する孔が特に好ましい。ゼオライト系の材料では、孔は、約0.5から1.3nm(5から13Å)の範囲内の平均直径を有する。
【0037】
粒子補助材が、約30μm未満、さらに好ましくは約20μm未満、最も好ましくは約1μmから5μmの平均粒度を有するのが好ましい。不燃性材料は、ベントナイト粘土または高い表面積を有する処理された粘土などの紙巻きタバコ用巻紙製造で一般的に使用される様々な種類の多孔性粘土であってよい。不燃性炭素材料を使用することもでき、これには、粉砕された多孔性炭素繊維および粒子が含まれる。多孔性のモノリシックな鉱物系材料などの、様々な金属酸化物を使用することもでき、これには、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化セリウム、アルミナなどの酸化アルミニウム、粉砕されたジルコニウム繊維などの金属酸化物繊維および他の粉砕された多孔性セラミック材料ならびにこれらの混合物が含まれる。酸化セリウムに関して、これは、微細な補助材として、さらに酸素貯蔵/供与酸化セリウム酸化触媒として機能しうることが判明している。他の補助材材料には、活性炭素およびゼオライトなどの高表面積材料が含まれる。
【0038】
この補助材は、活性炭素などの不燃性の微細に分割した多孔性粒子、ゼオライトなどの分子ふるいおよびシリカ/アルミナなどの不定形材料である高表面積吸着材料を含有してもよい。シリカライト(silicalite)ゼオライト、X、YおよびLゼオライト、フォージャサイト((Na2、Ca、Mg)29[Al58Si134O384]・240H2O;立方晶)、β−ゼオライト(Nan[AlnSi64−nO128]、ここで、n<7、正方晶)、モルデン沸石ゼオライト(Na8[Al8Si40O96]・24H2O;斜方晶)、ZSMゼオライト(Nan[AlnSi96−nO192]〜16H2O、ここで、n<27;斜方晶)ならびにこれらの混合物などのゼオライトが、最も好ましい。好ましいゼオライトには、このような副流煙の疎水性およびやや疎水性の有機化合物に対して親和性を有する疎水性ゼオライトおよびやや疎水性のゼオライトが含まれる。ゼオライト材料は、副流煙の成分を選択的に吸収および吸着する極めて多孔性な構造をもたらす。この極めて多孔性な構造は通常、粒子の間にマクロ孔を、そして粒子の内部にマクロ孔から分枝しているミクロ孔を有する。マクロ孔およびミクロ孔に捕捉された成分は、酸化セリウムまたは他の適切な酸化触媒の存在下に、燃焼している紙巻きタバコの高温で、酸化成分へと変換されて、吸着された材料に閉じ込められるか、副流煙が目に見えないか、所望の低いレベルであるように、十分に低いタールおよびニコチンレベルを有する不可視のガスとして放出されると考えられる。
【0039】
ゼオライト材料は、次の式により特徴付けることができる:
MmM’nM”p[aAlO2・bSiO2・cTO2]
[上式中、
Mは、一価カチオンであり、
M’は、二価カチオンであり、
M”は、三価カチオンであり、
a、b、c、n、mおよびpは、その化学量論的割合を反映する数であり、
c、m、nまたはpは、ゼロであってもよく、
AlおよびSiは、四面体として配置されているAlおよびSi原子であり、
Tは、AlまたはSiに代わりうる四面体として配置されている金属原子であり、
ここで、ゼオライトまたはゼオライト類似物質のb/a比は、約5から約300の値を有し、ゼオライトのミクロ孔サイズは、約0.5から1.3nm(5から13Å)の範囲内である]。
【0040】
様々なグレードの吸着材料を使用することができることは理解されるであろう。高沸点材料、中沸点材料および低沸点材料を選択的に吸着するように特別設計されていてよいゼオライト勾配で、このことは特に当てはまる。このことは、多層のゼオライト組成物をもたらし、この際、本発明で考慮されるセリウムまたは他の適切な触媒を、これらの層全体に分散させるのが好ましい。次いで、これらの層を、例えば、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコール、デンプンおよびカゼインまたは大豆タンパク質ならびにこれらの混合物であってよい結合剤または接着剤を使用することにより、管またはラップ上に結合させることができる。
【0041】
酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒を、その場で材料上に供給するか、かつ/または処理材料の少なくとも一方の表面に塗布する。酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒は好ましくは、複数の酸化状態を有する金属酸化物である。この触媒が、燃焼している紙巻きタバコの温度で、その触媒活性を果たしうる金属酸化物へと変換されうる金属酸化物の前駆体であってよいことは、理解されるであろう。金属酸化物を最も好ましくは、一連の遷移金属酸化物および希土類金属酸化物の触媒ならびにこれらの混合物から選択する。遷移金属酸化物は、IVB、VB、VIB、VIIB、VIIIおよびIB金属およびこれらの混合物からなる金属の群の酸化物から選択することができる。遷移金属群からの好ましい金属酸化物は、鉄、銅、銀、マンガン、チタン、ジルコニウム、バナジウムおよびタングステンの酸化物である。希土類金属酸化物は、スカンジウム、イットリウムおよびランタニド金属酸化物から選択することができる。
【0042】
金属または金属酸化物酸化触媒を、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と組み合わせて使用することもできる。このような金属酸化物触媒には、貴金属、IIA族、IVA族からの金属およびこれらの混合物が含まれる。例には、スズ、白金、パラジウムおよびこれらの混合物が含まれる。
【0043】
ランタニド金属酸化物の好ましい酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒は、セリウムをベースとし、特に、酸化セリウムである。この触媒は、捕捉された有機物質の酸化を十分に良好に促進するだけではなく、酸素の貯蔵および酸素の乏しい環境への放出という所望の付加的機能を果たす。酸化セリウム(CeO2)の形の触媒物質は、低温状態では、酸素を保持するが、温度が高まると、酸化セリウム(Ce2O2)への熱変換の過程で、酸素を放出する。処理材料の管を伴う燃焼している燃えさしの利点として、触媒材料は、高温で酸素を放出して、紙巻きタバコの従来の自由燃焼速度を維持する。加えて、放出された酸素は、捕捉された副流煙成分の触媒酸化を促進する。
【0044】
前記のように、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒は、その金属酸化物の形、または燃焼している紙巻きタバコの温度で、その触媒活性を果たす金属酸化物へと変換される金属酸化物の前駆体であってよい。セリウム触媒前駆体は、溶液またはゾルの形で吸着物質に塗布され、燃焼している紙巻きタバコの高温で酸化セリウムへと変換されて、触媒として機能する、硝酸セリウムまたはセリウムの他の分散可能な形であってよい。本発明を説明する目的では、触媒との用語には、触媒先駆体も含まれることが意図されている。
【0045】
酸化セリウムなどの触媒を、補助材物質と組み合わせて使用する。これら2種を相互に離して、または距離を置いて、非隣接層で使用すると、副流煙を制御する能力が著しく低下することが判明している。しかし特定の配置では、副流煙制御を達成することができる。好ましくは、触媒は実質的に、補助材材料に隣接している。このことは、粒子触媒を補助剤と混ぜて混合するか、補助材の層と触媒層とを接触させるか、触媒を補助材に塗布するか、または触媒を補助剤の多孔性表面の中に、またはその上に含浸させて、所望の意外な副流煙制御特性を持たせることによって達成することができる。他の多くの成分を、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と補助材との組合せに加えて使用することもできることを理解されたい。付加的な添加剤を、副流煙の処理をさらに高めるか、紙巻きタバコの他の特性を変えるために使用することができる。このような付加的添加剤を、処理組成物と混合するか、紙巻きタバコ構造中の他の所で使用することができるが、勿論、このような添加剤が、副流煙を処理する処理組成物の能力に対して、明らかなマイナスの影響を及ぼさないことが条件となる。特別な実施形態では、組成物を、セリウムと補助材材料との混合を達成する様々な方法で処方することができる。例えば、補助材材料に、硝酸セリウムまたはセリウムゾルなどのセリウム塩溶液を噴霧するか、またはこれに浸漬して、補助材材料の表面にセリウムを含浸させる。酸化セリウムは、補助材材料の微細な粉末と混合される別々の微細な粉末として調製することができる。粉末が、約30μm未満、好ましくは20μm未満、最も好ましくは約1μmから5μmの平均粒度を有し、材料の緊密な混合およびブレンドが保証されていることが、特に好ましい。
【0046】
触媒粒度および表面積を選択するための一般的なガイドとして、移動する副流煙成分に触媒作用部位が提供されることを保証するような表面積を、選択された触媒が有することであることは、当技術分野の専門家であれば理解されるであろう。これにより、特定の実施形態では、触媒粒子が適切に分布していて、必要な規模の副流煙成分酸化が達成されるならば、触媒粒度は、30μmを超えてもよい。
【0047】
意外にも、酸化セリウムは、本発明の機能の両方を果たしうる、即ち、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒であり、補助材でもある数少ない酸化物の1種であることが判明している。多孔性酸化セリウム粒子は、補助材に必要な表面積および粒度を達成しうる。酸化セリウムを、第1の量では触媒として、第2の量では処理組成物中の補助材として使用する。酸化セリウムのこのような量は通常、本発明の他の態様では、全添加量を構成するために、触媒および補助材に関して使用される量に対応する。
【0048】
セリウムを、酸化セリウムゾルなどの溶液分散液として処方して、ゼオライトなどの補助材料に塗布することができる。次いで乾燥させ、燃焼させて、補助材料の表面に位置する酸化セリウムにする。酸化セリウム粒子をゼオライト表面などの補助材表面に固定する場合、平均粒度は1μm未満であってよい。ゼオライトに固定された酸化セリウムの相対量は、酸化セリウムおよびゼオライト含有率の全当量に対して、約1重量%から約75重量%の範囲であってよい。ゼオライトに固定された酸化セリウムの好ましい相対量は、酸化セリウムおよびゼオライト含有率の全当量に対して、約10重量%から約70重量%の範囲であってよい。
【0049】
ゼオライトの表面に固定された酸化セリウムからなる組合せ製品を製造するための好ましい方法は、20001年9月14日に出願され、その対象を参照してここで援用することができる「金属酸化物被覆された微孔性材料を製造するための方法」との名称を有する同時出願された米国特許出願 号に記載されている。
【0050】
この組合せ製品を製造するための詳細な説明は、前記出願に記載されているが、簡単には、この方法は一般的に、ゼオライト粒子材料の外側表面に塗布された酸化セリウムを、酸化セリウムおよびゼオライト含有率の全当量に対して少なくとも1重量%含有する、触媒のセリウム酸化物で被覆されたゼオライト粒子材料を製造することを含む。一態様では、この方法は、一般的に:
i)酸化セリウム水和物のコロイド分散液量と、相溶的なゼオライト粒子材料とを組み合わせて、スラリーを生じさせるが、その際、コロイド分散液の量は、ステップ(ii)で熱処理されると、20重量%を超える酸化セリウムをもたらすのに十分な量であり、ゼオライト粒子材料は、20Å未満の平均孔径を有し、コロイド分散液は、少なくとも20Åの平均粒度を有し、したがって、ゼオライトの外側表面上にこのコロイド分散液が乗るステップと、
ii)初めに、約200℃未満の温度で、次に、約400℃を超える温度でスラリーを熱処理して、生じた酸化セリウムをゼオライト粒子材料の表面の外側に固定して、易流動性のバルク粒子を生じさせるステップとを含む。
【0051】
この製品は、AMR Technologis,Inc.(カナダ、トロント)から入手することができる。この方法の代わりに、補助材吸着材料を、セリウム塩の溶液に浸漬し、乾燥させ、熱処理して、吸着材料の表面上に酸化セリウムを生じさせることもできる。
【0052】
酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒は、高温、通常は300℃を超えると、酸素を放出しうる。意外にも、供給された酸素は、燃焼している燃えさし周囲の酸素の乏しい環境下で、最も適切に機能することが判明している。約200コレスタ単位未満、通常は30コレスタ単位未満の多孔度を有する処理材料により、少量の空気しか、燃焼している燃えさしへと拡散することができないが、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒により供給される酸素が十分な酸素を供給して、従来の自由燃焼速度を保障する。このことは、全く予想外であった。酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と補助材との組合せを伴う約200コレスタ単位未満、通常は約0.5から30コレスタ単位の範囲の多孔度を有する処理材料で、十分である。吸着された副流煙成分の酸化は、可視成分が材料から放出されないことを保障するために適切な速度である。材料から大気へと放出される際に可視成分は、さらに不可視成分へと変換されるか、吸着により材料に捕捉される。材料を、二重または多重ラップとして使用することができることは理解されるであろう。材料は、従来の紙巻きタバコ用巻紙を有する紙巻きタバコの上の外側ラップとして適用することもできる。多孔度に応じて、触媒と補助材との特定の組合せが、他よりも良好に作用することも、理解されるであろう。
【0053】
酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と補助剤とが組み合わされている不燃性処理材料は、主流煙の香りおよび味に影響を及ぼさず、副流気体中に望ましくない臭気を放出しない適切な、実質的に不燃性の紙を含有する。様々な多孔度を有する、紙へと成形されるようなこのような不燃性処理材料は、ベントナイト粘土または低い表面積を有する処理粘土などの、紙巻きタバコ用巻紙製造で一般的に使用される様々な種類の粘土を含有してよい。炭素繊維などの不燃性炭素材料およびセラミック繊維などのセラミック材料を使用することもできる。不燃性紙は、燃焼している紙巻きタバコの燃えさしの高温下に、物理的に安定である。
【0054】
不燃性処理材料を好ましくは、シートとして製造するが、その際、このシートは、通常、約0.04mmから約2mmの範囲、好ましくは、約1mmを超えない厚さを有してよい。このシートは、熱処理を伴わない標準的な連続製紙プロセスにより、または、前記US特許4915117号に記載されているような熱処理を伴うプロセスにより製造することができ、このようなプロセスの内容を参照して援用することができる。無機不燃性活性材料、不燃性充填材および他の可燃性有機成分を含有するスラリー組成物を製造する。このスラリー組成物を、前駆体シートとして成形して、次いでこれを、高温下にエイジングさせて、有機物質を蒸発させて、約200コレスタ単位未満の多孔度を有するシートのための多孔性構造を生じさせる。不燃性で高い多孔性の材料とは異なり、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する材料は、この多孔度を達成するために、もっと低濃度の有機物質を必要とする。別の実施形態では、非常に高い多孔度の不燃性紙(200コレスタ単位を超える)を、不燃性処理材料を製造するために使用することができる。非常に高い多孔度の不燃性紙に、処理組成物を塗布して、孔を埋め、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する比較的低い多孔度の処理材料にすることもできる。続いて、低い多孔度の不燃性紙に、処理組成物を塗布して、孔を埋め、例えば約.5から約30コレスタ単位の多孔度を有するさらに低い多孔度の処理材料を生じさせることもできる。
【0055】
不燃性処理材料を、厚さの変更、孔サイズの変更などにより、多少の副流煙が管を透過しうるように設計することもできることは理解されるであろう。喫煙者が、管表面での副流煙の痕跡的臭いを望む場合には、この作用は望ましい。不燃性処理材料を好ましくは、1回だけ使用して、その後は処分するように設計する。この形態によって、管厚の観点からデザインは最適化され、その際、一回使用に基づき、副流煙の漏出を防ぐために、最小厚さのみが必要とされる。
【0056】
処理材料を製造するために、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒ならびに補助材からなる処理組成物を簡略には、標準技術に従い、シート、ラッパーまたは紙の形であってよい不燃性支持体の両面または片面に噴霧することができる。図1に示されているように、支持体10を、矢印12の方向へと搬送する。組成物14をスラリーとして、噴霧ノズル16により、支持体10へと噴霧して、塗膜18を生じさせ、これを支持体の上で乾燥させる。
【0057】
もしくは、組成物をフィルムとして、不燃性支持体の両面または片面の表面上に押出すことができる。図2に示されているように、フィルム塗布装置20は、スラリー化されている処理組成物14を含む。フィルム塗布機20は、矢印12の方向に搬送される支持体10の上に薄いフィルム22を置く。このフィルムを乾燥させると、支持体10の上に塗膜24が生じる。この塗布は、図3に示されているように、ローラー塗布機26により行うこともできる。スラリー化された処理組成物14を層28として、ローラー30の上に塗布する。ドクターナイフ32により、層34の厚さを決定し、次いでこれを、矢印12の方向に搬送される支持体10の上に置く。次いでこの層を乾燥させて、支持体10上に塗膜36を生じさせる。
【0058】
さらに、組成物を、不燃性支持体の両面または片面に含浸させることもできる。含浸を、図4の塗布ローラー24を使用することにより行い、生じた層36を支持体10と共に、矢印12の方向で、組成物の層を支持体10へと押込み、処理組成物の成分を支持体中に含浸させる加圧ローラー38および40に通過させる。
【0059】
転写式塗布プロセスを含む他の様々な塗布プロセスを、本発明の処理材料を製造するために使用することができることは、当技術分野の専門家には理解されるであろう。転写式塗布プロセスでは、Mylar(登録商標)シートまたは他の適切なシートを、塗布組成物をMylar(登録商標)シートから支持体表面へと転写するために使用することができる。支持体シートが、紙などの物理的強度特性により組成物のロール塗布を容易には受け入れ得ない場合に、このタイプの転写式塗布が有用である。
【0060】
もう1つの選択肢は、処理組成物を不燃性シートなどの製造に組み込むことである。組成物を、スラリーとしての支持体完成紙料に供給することができる。図5で参照されるように、支持体完成紙料42中の処理組成物を、攪拌機44により攪拌して、タンク46中でスラリーを生じさせる。このスラリーを、従来の支持体製造方法に移し、搬送されているコンベヤ50の上に層48として置き、紙巻きタバコ用巻紙52を生じさせる。結果として、処理組成物が、紙製品であってよい最終処理材料中に含まれる。もう1つの選択肢は、処理組成物を不燃性支持体層の間に挟んで、煙草ロッド上に位置する二重紙巻きタバコ用巻紙ラップを生じさせることである。例えば、組成物を、図1の噴霧によるように、外側支持体の内側または内側支持体の外側に塗布することができる。2枚の支持体を煙草ロッドに適用する場合、組成物を層として、2枚の支持体の間に挟む。各支持体は、従来の紙巻きタバコ用巻紙の半分の厚さであってよく、したがって、二重ラップが、紙巻きタバコの全直径を高めることはなく、容易に、紙巻きタバコ製造機で取り扱われる。
【0061】
図6で参照されるように、煙草ロッド54は、例えば、不燃性処理材料を紙10として有し、これは、紙の外側で、塗膜18で取り囲まれてラッピングされている。逆に、図7に示されているように、不燃性紙10を、煙草ロッド54に隣接して、紙の内側表面の上に位置する塗膜18と共に使用することもできる。
【0062】
図8で示されているように、さらに前記のように、もう1つの選択肢は、塗膜18を不燃性紙56および58の間に挟むことである。中間塗膜18を有する紙56および58を、煙草ロッド54に適用される単一の紙巻きタバコラッパーとして生じさせることができる。もう1つの選択肢は、図9に示されていて、煙草ロッド54は、従来の紙巻きタバコ用巻紙60で被覆されている。従来の紙60の上には、その中に処理組成物が含まれている図5の不燃性処理紙52が存在する。処理紙52を、煙草ロッド54に直接使用することもできることは理解されるであろう。
【0063】
当技術分野の専門家には理解されるように、ラップ内またはその上に副流煙処理組成物を用意するための前記手順は、与えられる添加量および煙草ロッド上で使用されるラップの枚数に応じて変えることができる。例えば、ラップの両面上に組成物の様々な添加量を伴う2枚またはそれ以上のラップを、片面の添加量を無くし、塗布適用をより簡単にするために使用することができる。
【0064】
これらのどの組合せを用いても、副流煙が事実上除去されることが、意外にも判明した。同時に、図9に示されているように、従来の紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙は、不燃性紙が約200コレスタ単位未満の多孔度を有しても、従来の灰化特性を示す。
【0065】
紙巻きタバコの上に位置する管状材料またはラップをもたらす先行技術の装置では、自由燃焼速度を低減し、副流煙の放出を減らすために、酸素拡散の必要な制御をもたらす付加的な紙材料などが、管の外側に施与されて存在する。これとは逆に、本出願人の発明は、従来の紙巻きタバコを従来の自由燃焼速度で燃焼させて、紙巻きタバコ用巻紙により生じるものを含む従来の副流煙を放出する管またはラップの形の処理材料を提供する。したがって、本出願人の発明は、従来の紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙と代えることができ、煙草を従来の自由燃焼速度で燃焼させて、従来のように副流煙を放出させる処理材料を提供する。この処理材料は、紙巻きタバコ用巻紙(または、別のケースでは煙草)の外側で、生じる主流煙とは別に副流煙成分を処理する。主流煙生成と処理活性とを別々にすることにより、副流煙成分が、主流煙へと逆に透過して、主流煙の香りおよび味に影響を及ぼすこともなく、主流煙に、紙巻きタバコをそのまま喫煙する際には通常は存在しない著しい量の成分を導入することもないことが保障される。副流煙成分を、処理材料に吸着させて、処理し、次いで、外側の大気へと透過させることもできる。処理された成分および生じた反応成分を紙巻きタバコ用煙草へと導くような処理材料の物理的構造は存在せず、したがって、主流煙の著しい味および香りの変化は回避される。
【0066】
処理組成物が使用され、これが、不燃性支持体に使用される方法に応じて、様々な加工助剤およびその混合物が、処理組成物の特定の使用を簡単にするために必要となることがあることは、理解されるであろう。このような加工助剤には、ポリビニルアルコールなどの積層材料、デンプン、カルボキシメチルセルロース(CMC)、カゼインおよび他のタイプの許容される接着剤、様々なタイプの結合粘土、不活性充填材、白色体質顔料、粘度調整剤、20001年9月13日に出願され、その対象を参照してここで援用することができる「ジルコニウム/金属酸化物繊維」との名称を有する米国特許出願 号に記載されているようなジルコニウム繊維およびジルコニウム/セリウム繊維などの不活性繊維材料が含まれる。浸透剤を、組成物を不燃性支持体に導入するために使用することもできる。水などの適切な希釈剤を用いることによって、スラリーを形成するように組成物を希釈し、その結果、不燃性支持体上にスプレー塗布、カーテン塗布、エアナイフ塗布、ロッド塗布、ブレード塗布、プリント塗布、サイズプレス塗布、ローラー塗布、スロットダイ塗布、転写塗布することができるようにしてもよい。
【0067】
不燃性処理材料上での、またはその中での組成物の望ましい添加量は好ましくは、約2.5g/m2から約125g/m2の範囲内である。最も好ましくは、この添加量は、約2.5g/m2から約100g/m2の範囲内である。重量パーセントとして表現すると、不燃性処理材料は、約10重量%から500重量%、最も好ましくは約10重量%から400重量%の処理組成物を有する。これらの添加量は、単一ラップに関して示されているが、これらの全添加量を、2枚またはそれ以上のラップの使用に適用することもできることは理解されるであろう。
【0068】
副流煙低減組成物を通常は、組成物の水性スラリーとして使用する。このスラリーを、ラッパー製造プロセスで、不燃性ラッパーの完成紙料に加えることもできるが、様々な塗布プロセスによりラッパー上に塗布するか、前記で論じたような様々な含浸方法によりラッパーに含浸させることもできる。スラリーでの好ましい平均粒度は、約1μmから約30μm、最も好ましくは約1μmから約5μmの範囲内である。補助剤に固定された触媒の好ましい相対量は、触媒および補助剤含有率の全当量に対して、約1重量%から75重量%、さらに好ましくは約10重量%から約70重量%、特に好ましくは約20重量%から70重量%であってよい。
【0069】
(実施例)
副流煙を処理するための本発明の様々な実施形態の効力を、次の実施例で証明する。しかしながら、次の実施例により、請求項の範囲を限定することは意図していない。
【0070】
実施例1
管の形の処理材料を、従来の紙巻きタバコの紙巻きタバコ用薄紙の上に置き、それと実質的に接触させた。処理材料の組成を、表1に示す。表1に挙げられた各サンプルは、次のものを含有する:
加工添加剤 15重量%、
充填材粘土 40重量%、
ケイ酸カルシウム 10重量%、
結合粘土 5重量%、
ゼオライト 20重量%、
セリウム水和物(含浸) 10重量%
全部で100重量%+セリウム水和物(塗布)5重量%。
【0071】
【表1】
【0072】
調製された紙巻きタバコを、従来の喫煙機で喫煙した。副流煙の量を、0から8の段階で、目視により定量したが、その際、0は、副流煙なしであり、8は、従来の紙巻きタバコにより生じると同様の副流煙である。表1のサンプルでの結果を、次の表2に示す。
【0073】
【表2】
【0074】
表1の試験結果は、3本の紙巻きタバコの平均値に基づき、その際、各紙巻きタバコのパフ回数、排出される副流煙および圧力低下を測定している。この試験結果により、1から7の全ての組成物が十分に機能していることが明らかに示されており、その際、2以下の副流煙低減が、許容されると考えられる。1.2以下の示数は、並外れていると考えられる。1未満の示数は、副流煙が極めて僅かな流れであることを示している。
【0075】
実施例2
管の形の処理材料を、従来の紙巻きタバコの紙巻きタバコ用巻紙の上に置き、それと実質的に接触させた。処理材料の組成を、表3に示す。表3に挙げられた各サンプルは、次のものを含有する:
加工添加剤 15重量%、
充填材粘土 41から47重量%、
ケイ酸カルシウム 4から10重量%、
結合粘土 5重量%、
ゼオライト 20重量%、
セリウム水和物(含浸) 10重量%
全部で100重量%+セリウム水和物(塗布)5重量%。
【0076】
【表3】
【0077】
調製された紙巻きタバコを、従来の喫煙機で喫煙した。副流煙の量を、0から8の段階で、目視により定量したが、その際、0は、副流煙なしであり、8は、従来の紙巻きタバコにより生じるのと同様の副流煙である。表3のサンプルでの結果を、次の表4に示す。
【0078】
【表4】
【0079】
表4の試験結果は、3本の紙巻きタバコの平均値に基づき、その際、各紙巻きタバコのパフ回数、排出される副流煙および圧力低下を測定している。この試験結果により、1から7の全ての組成物が十分に機能していることが明らかに示されており、その際、2以下の副流煙低減が、許容されると考えられる。1.2以下の示数は、並外れていると考えられる。1未満の示数は、副流煙が極めて僅かな流れであることを示している。
【0080】
本発明の好ましい実施形態を、ここで詳述したが、本発明の意図または請求項の範囲を逸脱することなく、様々な変更をこれに行うことができることは、当技術分野の専門家には理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
不燃性紙に処理組成物を塗布するための噴霧技術の概要図を示す図である。
【図2】
不燃性紙上に処理組成物のフィルムを押出すための概要図を示す図である。
【図3】
不燃性紙上に処理組成物をロール塗布するための概要図を示す図である。
【図4】
不燃性紙中に処理組成物を含浸させるための概要図を示す図である。
【図5】
不燃性紙を製造する際に、処理組成物と不燃性紙パルプとを混合するための概要図を示す図である。
【図6】
本発明の処理紙をその上に施与されている煙草ロッドの透視図を示す図である。
【図7】
図6の他の実施形態を示す図である。
【図8】
処理組成物が、煙草ロッドに使用されている2層の不燃性紙の間に挾まれている煙草ロッドの透視図を示す図である。
【図9】
不燃性処理材料が、従来の紙巻きタバコ用巻紙の上に使用されている、紙巻きタバコロッド用二重ラップの透視図を示す図である。
Claims (73)
- 従来の煙草ロッドおよび前記ロッドのための不燃性処理材料を備える低副流煙紙巻きタバコにおいて、前記処理材料が、約200コレスタ単位未満の多孔度ならびに酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、前記触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含む副流煙処理組成物を有する低副流煙紙巻きタバコ。
- 前記不燃性処理材料が、約0.5から約30コレスタ単位の多孔度を有する、請求項1に記載の紙巻きタバコ。
- 前記補助材が、約30μm未満の平均粒度を有する、請求項1に記載の紙巻きタバコ。
- 前記補助材が、約20m2/gを超える表面積および約1μmを超える平均粒度を有する高表面積材料である、請求項3に記載の紙巻きタバコ。
- 前記補助材が、粘土、実質的に不燃性のミルド繊維、鉱物系モノリス材料、実質的に不燃性の活性炭、ゼオライトおよびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項4に記載の紙巻きタバコ。
- 前記不燃性ミルド繊維が、ジルコニウム繊維、セラミック繊維、炭素繊維およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の紙巻きタバコ。
- 前記鉱物系モノリス材料が、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化セリウムおよびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の紙巻きタバコ。
- 前記ゼオライトが、式:
MmM’nM”p[aAlO2・bSiO2・cTO2]
により表される、請求項5に記載の紙巻きタバコ
[上式中、
Mは、一価カチオンであり、
M’は、二価カチオンであり、
M”は、三価カチオンであり、
a、b、c、n、mおよびpは、その化学量論的割合を反映する数であり、
c、m、nまたはpは、ゼロであってもよく、
AlおよびSiは、四面体として配置されているAlおよびSi原子であり、
Tは、AlまたはSiに代わりうる四面体として配置されている金属原子であり、
ここで、ゼオライトまたはゼオライト類似物質のb/a比は、約5から約300の値を有し、ゼオライトのミクロ孔サイズは、約0.5から1.3nm(5から13Å)の範囲内である]。 - 前記ゼオライトが、シリカライトゼオライト、フォージャサイト、X、YおよびLゼオライト、ベータゼオライト、モルデン沸石ゼオライト、ZSMゼオライトならびにこれらの混合物からなる群から選択される、請求項5に記載の紙巻きタバコ。
- 前記補助材が、約20m2/gを超える表面積をもたらす孔を有する、請求項5に記載の紙巻きタバコ。
- 前記孔が、約20nm未満の平均直径を有する、請求項10に記載の紙巻きタバコ。
- 前記触媒が、約30μm未満の平均粒度を有する微細に分割した粒子である、請求項4に記載の紙巻きタバコ。
- 前記触媒粒子が、前記補助材の表面に固定されている場合に、前記触媒が約1.0μm未満の粒度を有する、請求項4に記載の紙巻きタバコ。
- 前記補助材に固定された前記触媒の相対量が、触媒および補助材含有率の全当量に対して、約1から75重量%の範囲である、請求項13に記載の紙巻きタバコ。
- 前記補助材に固定された前記触媒の相対量が、触媒および補助材含有率の全当量に対して、約20から70重量%の範囲である、請求項14に記載の紙巻きタバコ。
- 前記触媒が、遷移金属酸化物、希土類金属酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記載の紙巻きタバコ。
- 前記遷移金属酸化物が、IVB族、VB族、VIB族、VIIB族、VIII族、IB族金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項16に記載の紙巻きタバコ。
- 前記遷移金属酸化物が、鉄、銅、銀、マンガン、チタン、ジルコニウム、バナジウムおよびタングステンの酸化物からなる群から選択される、請求項17に記載の紙巻きタバコ。
- 前記遷移金属酸化物が、酸化鉄である、請求項18に記載の紙巻きタバコ。
- 前記希土類金属酸化物が、スカンジウム、イットリウム、ランタニド金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項16に記載の紙巻きタバコ。
- 前記ランタニド金属酸化物が、酸化セリウムである、請求項20に記載の紙巻きタバコ。
- 前記酸化セリウムが、前記補助材としてのゼオライトと混合されている、請求項21に記載の紙巻きタバコ。
- 前記酸化セリウムが、ゼオライトからなる層に隣接している層として与えられている、請求項21に記載の紙巻きタバコ。
- 前記組成物が、ゼオライト粒子の表面に固定されている酸化セリウム粒子を含む、請求項21に記載の紙巻きタバコ。
- 金属または金属酸化物酸化触媒が、前記酸化セリウムと共に使用され、前記金属または金属酸化物が、貴金属、遷移金属、希土類金属、IIA族、IVA族からの金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項21に記載の紙巻きタバコ。
- 前記選択された金属または金属酸化物が、白金、パラジウム、酸化銅、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化銀またはこれらの混合物である、請求項25に記載の紙巻きタバコ。
- 前記処理組成物中の酸化セリウムの第1の量が、前記補助材であり、前記処理組成物中の前記酸化セリウムの第2の量が、前記触媒である、請求項1に記載の紙巻きタバコ。
- 前記処理材料が、前記処理組成物約10重量%から約500重量%を含有する、請求項1に記載の紙巻きタバコ。
- 前記処理材料が、前記処理組成物約2.5g/m2から約125g/m2の添加量を含む、請求項1に記載の紙巻きタバコ。
- 従来の煙草ロッドを取り囲む従来の紙巻きタバコ用巻紙と、前記従来の紙巻きタバコ用巻紙を取り囲み、実質的にこれと接触している不燃性処理材料とからなり、前記不燃性処理材料が副流煙処理組成物を含有する低副流煙紙巻きタバコユニットにおいて、紙巻きタバコを有する低副流煙紙巻きタバコユニットにおいて、前記不燃性処理材料が副流煙処理組成物を有し、前記不燃性処理材料が約200コレスタ単位未満の多孔度ならびに酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、前記触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含有する前記処理組成物を有する、低副流煙紙巻きタバコユニット。
- 前記処理材料が、前記ユニットのためのラッパーを画定するために、前記従来の紙巻きタバコ用巻紙の上にラッピングされている、請求項30に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記処理材料が、従来の紙巻きタバコ用巻紙と共に紙巻きタバコを収容し、それと摩擦接触する内径を有する管内に予備成形されている、請求項30に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記処理材料が、約0.5から約30コレスタ単位の多孔度を有する、請求項30に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記補助材が、約30μm未満の平均粒度を有する、請求項30に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記補助材が、20m2/gを超える表面積および1μmを超える平均粒度を有する高表面積材料である、請求項34に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記補助材が、粘土、実質的に不燃性のミルド繊維、鉱物系モノリス材料、実質的に不燃性の活性炭、ゼオライトおよびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項35に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記ゼオライトが、シリカライトゼオライト、フォージャサイト、X、YおよびLゼオライト、ベータゼオライト、モルデン沸石ゼオライト、ZSMゼオライトおよびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項36に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記触媒が、30μm未満の平均粒度を有する微細に分割した粒子である、請求項35に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記触媒粒子が、前記補助材の表面に固定されている場合に、前記触媒が約1μm未満の粒度を有する、請求項35に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記補助材に固定された前記触媒の相対量が、触媒および補助材含有率の全当量に対して、約1から75重量%の範囲である、請求項39に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記補助材に固定された前記触媒の相対量が、触媒および補助材含有率の全当量に対して、約20から70重量%の範囲である、請求項40に記載の紙巻きタバコ。
- 前記触媒が、遷移金属酸化物、希土類金属酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項30に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記遷移金属酸化物が、IVB族、VB族、VIB族、VIIB族、VIII族、IB族金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項42に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記遷移金属酸化物が、鉄、銅、銀、マンガン、チタン、ジルコニウム、バナジウムおよびタングステンの酸化物からなる群から選択される、請求項43に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記遷移金属酸化物が、酸化鉄である、請求項44に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記希土類金属酸化物が、スカンジウム、イットリウム、ランタニド金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項42に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記ランタニド金属酸化物が、酸化セリウムである、請求項46に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記酸化セリウムが、前記補助材としてのゼオライトと混合されている、請求項47に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記酸化セリウムが、ゼオライトからなる層に隣接している層として与えられている、請求項47に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記組成物が、ゼオライト粒子の表面に固定されている酸化セリウム粒子を含む、請求項47に記載の紙巻きタバコユニット。
- 金属または金属酸化物酸化触媒が、前記酸化セリウムと共に使用され、前記金属または金属酸化物が、貴金属、遷移金属、希土類金属、IIA族、IVA族からの金属の酸化物およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項47に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記選択された金属または金属酸化物が、白金、パラジウム、酸化銅、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化銀またはこれらの混合物である、請求項51に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記処理組成物中の酸化セリウムの第1の量が、前記補助材であり、前記処理組成物中の前記酸化セリウムの第2の量が、前記触媒である、請求項30に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記処理材料が、前記処理組成物約10重量%から約500重量%を含有する、請求項30に記載の紙巻きタバコユニット。
- 前記処理材料が、前記処理組成物約2.5g/m2から約125g/m2の添加量を含む、請求項30に記載の紙巻きタバコユニット。
- 燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料の製造で使用するための完成紙料組成物において、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、前記触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含有する、完成紙料組成物。
- 前記触媒および前記補助材が、約30μm未満の平均粒度を有する、請求項56に記載の完成紙料組成物。
- 前記補助材が、粘土、実質的に不燃性のミルド炭素またはセラミック繊維、鉱物系モノリス材料、実質的に不燃性の活性炭、ゼオライトおよびこれらの混合物からなる群から選択され、前記触媒が、遷移金属酸化物、希土類金属酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項57に記載の完成紙料組成物。
- 前記遷移金属酸化物が、IVB族、VB族、VIB族、VIIB族、VIII族、IB族金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択され、前記希土類金属酸化物は、スカンジウム、イットリウム、ランタニド金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項58に記載の完成紙料組成物。
- 前記触媒が、酸化セリウムであり、前記補助材がゼオライトである、請求項59に記載の完成紙料組成物。
- 燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、約200コレスタ単位未満の多孔度を有する不燃性処理材料を製造するために、不燃性ラッパーに施与するためのスラリー組成物において、酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、前記触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含有する、スラリー組成物。
- 前記触媒および前記補助材が、約30μm未満の平均粒度を有する、請求項61に記載のスラリー組成物。
- 前記補助材が、粘土、実質的に不燃性のミルド炭素またはセラミック繊維、鉱物系モノリス材料、実質的に不燃性の活性炭、ゼオライトおよびこれらの混合物からなる群から選択され、前記触媒が、遷移金属酸化物、希土類金属酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項62に記載のスラリー組成物。
- 前記遷移金属酸化物が、IVB族、VB族、VIB族、VIIB族、VIII族、IB族金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択され、前記希土類金属酸化物が、スカンジウム、イットリウム、ランタニド金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項63に記載のスラリー組成物。
- 前記触媒が、酸化セリウムであり、前記補助材がゼオライトである、請求項64に記載のスラリー組成物。
- 前記スラリー組成物が、前記巻紙に約10重量%から約500重量%加えられている、請求項64に記載のスラリー組成物。
- 燃焼している紙巻きタバコから排出される副流煙を低減するための、紙巻きタバコの喫煙可能な煙草ロッド上で使用するための不燃性紙巻きタバコ材料において、前記材料が、約200コレスタ単位未満の多孔度ならびに酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と、前記触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性粒子補助材との組合せを含有する副流煙処理組成物を有する、不燃性紙巻きタバコ材料。
- 前記触媒および前記補助材が、約30μm未満の平均粒度を有する、請求項67に記載の紙巻きタバコ用巻紙。
- 前記補助材が、粘土、実質的に不燃性のミルド炭素またはセラミック繊維、鉱物系モノリス材料、実質的に不燃性の活性炭、ゼオライトおよびこれらの混合物からなる群から選択され、前記触媒が、遷移金属酸化物、希土類金属酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項68に記載の紙巻きタバコ用巻紙。
- 前記遷移金属酸化物が、IVB族、VB族、VIB族、VIIB族、VIII族、IB族金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択され、前記希土類金属酸化物は、スカンジウム、イットリウム、ランタニド金属の酸化物およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項69に記載の紙巻きタバコ用巻紙。
- 前記触媒が、酸化セリウムであり、前記補助材がゼオライトである、請求項70に記載の紙巻きタバコ用巻紙。
- 前記処理組成物が、前記巻紙に約10重量%から約500重量%加えられている、請求項70に記載の紙巻きタバコ用巻紙。
- 従来の煙草ロッドおよび前記ロッドのための不燃性処理材料を備える低副流煙紙巻きタバコにおいて、前記処理材料が、約200コレスタ単位未満の多孔度ならびに酸素貯蔵/供与金属酸化物酸化触媒と前記触媒用の実質的に不燃性の微細に分割した多孔性ゼオライト補助材との組合せを含有する副流煙処置組成物を備える、低副流煙紙巻きタバコ。
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