JP2004353526A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分な吸気容量を確保し、空気流出口の高さを抑え、周囲の関連機器と配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上させた、車両の内燃機関の上部に載置される吸気装置を提供すること。
【解決手段】内燃機関の上部に載置される吸気装置1であって、空気流入口11と空気流出口17を有する本体部10と、この上面に装着されるフィルタ部30と、フィルタ部30を覆うように本体部10に接合されるカバー部40とを有する。さらに、フィルタ部30の取付枠32に連通孔33を形成し、本体部10にはフィルタ部30下方のダーティサイド室13と、空気流入通路12と、連通孔33と連通する連通室15と、空気流出通路16とを形成し、さらに、ダーティサイド室13に対する空気流入通路12の接続方向に、連通室15と空気流出通路16を配置した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時の自動車においては、エンジン性能を高めるため、吸気装置を大形化して体積効率を高めて、より多くの空気をシリンダ内に送ろうとする傾向がある。また、吸気装置に過給機を連結して、強制的に空気を押し込むことで、より多くの空気をシリンダ内に送ろうとする場合がある。しかしながら、近年、車両制御の高度化に伴って、様々な付加的な機器等の搭載により、エンジンルーム内における前後・左右のスペースが狭くなってきている。このため、エンジンルーム内に吸気装置を配設する際、所望のエンジン性能を満足するとともに、極力、無駄な構成要素や隙間を削減して、レイアウト性を高めることが求められている。特に内燃機関の上部に吸気装置を載置する場合には、吸気装置の吸気容量を確保しながら、高さを抑えて、周囲の関連機器との配置を定める必要があり、レイアウト上、課題があった。
【0003】
例えば、一般に、吸気装置はロアケース、アッパーケース及びこれらの間に挟持されるフィルタ部の3部品から空気中のダストを取り除くエアクリーナを構成しており、フィルタ部を挟んで下方にダーティサイド(ダストサイド)室と上方にクリーンサイド室を形成している。この場合、吸気空気に混ざって水が浸入しても、下方のダーティサイド室に水を貯めて、ロアケースに設けた水抜き孔より排出することができる。しかしながら、内燃機関の上部に上記のような吸気装置を載置する場合には、吸気装置の上方に浄化空気を流出させる空気流出口が形成されると内燃機関の高さが増加するため好ましくなかった。また、吸気装置の高さを抑えるために、十分な吸気容量を確保することができない場合があった。このため、車両の内燃機関の上部に載置されても、十分な吸気容量を確保するとともに、空気流出口の高さを抑え、周囲の関連機器と配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上させた吸気装置が求められていた。
【0004】
関連する先行技術として、ロアケースからフィルタ部を通ってアッパーケースまで流して濾過した浄化空気を、再度アッパーケースからロアケースに戻して、ロアケースから排出するように、エアクリーナの一方側に空気流入口と空気流出口を設けたエアクリーナ(例えば、特許文献1〜3参照)がある。しかしながら、特許文献1〜3に記載の従来例は、いずれも上述した吸気装置を提供するものではなかった。例えば、特許文献1に記載の従来例では、吸気装置の高さを抑えて濾過した空気流をUターン状に入口側に戻しているが、空気流入口と空気流出口と離間して配置しているため、周囲の関連機器との配置を定める上で無駄なスペースを生じさせるおそれがあった。また、特許文献2に記載の従来例では、空気流出口の高さを抑え、周囲の関連機器とのレイアウト性を向上させているが、十分な吸気容量の確保が難しかった。さらに、特許文献3に記載の従来例では、吸気容量の確保を可能にして、空気流をUターン状に入口側に戻しているが、車両の内燃機関の上部に載置されるために、吸気装置の高さを十分に抑えたものではなかった。
尚、近年、吸気装置のレイアウト性を高めるために、樹脂技術を利用して複数部品を一体化する技術を用いて、エアクリーナやレゾネータ等の吸気系の周辺部品を一体化して、省スペース化と、部品点数の削減及びエンジン組付け性を向上する例(例えば、特許文献4参照)がある。しかしながら、特許文献4に記載の従来例のように、単に樹脂技術を利用して空気取入れダクトやレゾネータ等の関連機器を一体化することは、部品点数やクリアランス等を削減する反面、アセンブリの大型化を招き、レイアウトの柔軟性が失われる場合があり、上述した吸気装置を提供する上で課題を残していた。
【0005】
【特許文献1】
実開昭56−63842号公報
【特許文献2】
特開平2−163453号公報
【特許文献3】
特開2000−87815号公報
【特許文献4】
特開平11−125158号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、車両の内燃機関の上部に載置されても、十分な吸気容量を確保するとともに、空気流出口の高さを抑え、周囲の関連機器と配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上させた吸気装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明においては、内燃機関の上部に載置される吸気装置であって、空気流入口と空気流出口とが形成される箱状の本体部と、該本体部の上面に形成されるフィルタ用開口部に装着される板状のフィルタ部と、このフィルタ部を覆うように前記本体部に接合されるカバー部とを有し、前記フィルタ部には前記本体部と前記カバー部との間に挟持される取付枠に連通孔を形成するとともに、前記本体部には前記取付枠に装着される濾材の下部を収容するダーティサイド室と、該ダーティサイド室と前記空気流入口との間を連通する空気流入通路と、前記連通孔に連通する連通室と、該連通室と前記空気流出口との間を連通する空気流出通路とを形成し、さらに、前記ダーティサイド室に対する前記空気流入通路の接続方向に、前記連通室及び前記空気流出通路を配置したことを特徴とする。
この構成では、内燃機関の上部に載置されても、上方に流した濾過流を再度下方に流すため、空気流出口の高さを抑え、カバー部と連通室の内部の二つの空間から二段階式のクリーンサイド室を形成することで、必要な吸気量を確保し、さらに、比較的に大きな形状のフィルタ部の周囲に空気流入通路や空気流出通路等を集中的に配置するため、周囲の関連機器と配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上させた吸気装置を提供することができる。
【0008】
次に、請求項2に記載した発明においては、請求項1に記載されたものにおいて、前記ダーティサイド室は平面視が略長方形状に形成され、かつ、前記連通室及び前記連通孔を前記ダーティサイド室の長辺側の周壁に沿って形成したことを特徴とする。
この構成では、ダーティサイド室の長辺に沿ってフィルタ部には濾過作用に必要な濾材の面積を確保しつつ、空気流出通路に必要な通路面積を確保することができ、また連通室及び連通孔をフィルタ部に近接させて配置することで、連通孔とフィルタ部を覆うカバー部を小型化することができる。
【0009】
さらに、請求項3に記載した発明においては、請求項1または2に記載されたものにおいて、前記取付枠及び前記濾材は前記空気流入通路の配設側から前記空気流出通路の配設側まで延設され、この際、前記濾材の前記取付枠に対する上下方向の装着位置は、前記空気流入通路の配設側が前記空気流出通路の配設側より高くなるように傾斜されることを特徴とする。
この構成では、吸気装置の高さを抑えるとともに、限られたスペースの中で、濾材全面を濾過作用に有効活用することができる。
【0010】
さらに、請求項4に記載した発明においては、請求項1〜3のいずれかに記載されたものにおいて、前記本体部には前記空気流入通路と前記空気流出通路を前記空気流入口側に偏寄して配置させるとともに、前記空気流出口を前記空気流入口と反対方向に開口させたことを特徴とする。
この構成では、空気流入通路と空気流出通路を隣接して配置することで、空気流入口と空気流出口を最短距離で並置することができ、また、本体部の空気流出口側に窪み部を形成して、周辺機器を装着する空間を創出することができる。
【0011】
さらに、請求項5に記載した発明においては、請求項1〜4のいずれかに記載されたものにおいて、前記ダーティサイド室の長辺周壁は前記内燃機関のクランク軸と平行に延設されるとともに、前記内燃機関の車載状態で前記本体部と前記カバー部の接合面が前記空気流入通路と前記空気流出通路の配設される側に対してその反対側が下方に位置するように傾斜されることを特徴とする。
この構成では、内燃機関の上部形状に沿って、無駄な隙間を生じさせないように吸気装置を配置することができるとともに、吸気装置のカバー部の上部に配置される部品との隙間を拡大することで、メンテナンス時にカバー部とフィルタ部の着脱を容易に行うことができる。
【0012】
さらに、請求項6に記載した発明においては、請求項1〜5のいずれかに記載されたものにおいて、前記空気流入口と前記空気流出口を同軸上に位置させたことを特徴とする。
この構成では、吸気ダクトから流入する空気流と、濾過後の浄化流を同軸上に流動させることで、通路の短い吸気経路にも吸気装置を容易に装着することができる。
【0013】
さらに、請求項7に記載した発明においては、請求項1〜6のいずれかに記載されたものにおいて、前記空気流入通路と前記ダーティサイド室とは略L字形状に連絡され、かつ、前記空気流出通路と前記連通室とは略L字形状に連絡されることを特徴とする。
この構成では、本体部の内部を区切って、ダーティサイド側とクリーンサイド側の二つのチャンバを形成する際、両チャンバを略L字形状にすることで、両者を近接して配置することができる。
【0014】
さらに、請求項8に記載した発明においては、内燃機関の上部に載置される吸気装置であって、空気流入口と、空気流入通路と、フィルタ部と、空気流出通路と、空気流出口とを有し、前記空気流入口と前記フィルタ部との間にダーティサイド室を設け、前記フィルタ部と前記空気流出口との間に二つのクリーンサイド室を設け、前記ダーティサイド室と上流側のクリーンサイド室を前記フィルタ部の上下に隣接して配置し、かつ、前記ダーティサイド室に対する前記空気流入通路の接続方向に、下流側のクリーンサイド室と、前記空気流出通路を配置したことを特徴とする。
この構成では、内燃機関の上部に載置されても、上方に流した濾過流を再度下方に流すため、空気流出口の高さを抑え、二段階式のクリーンサイド室を形成することで必要な吸気量を確保し、さらに、比較的に大きな形状のフィルタ部の周囲に空気流入通路や空気流出通路等を集中的に配置するため、周囲の関連機器と配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上させた吸気装置を提供することができる。
【0015】
そして、請求項9に記載した発明においては、請求項1〜8のいずれかに記載されたものにおいて、前記内燃機関は車両に横置きされるとともに前側に過給機を備え、前記内燃機関上の後方に前記フィルタ部を位置させ、かつ、前記空気流入口と前記空気流出口を前方に位置させたことを特徴とする。
この構成では、過給機を備えた内燃機関の上部に吸気装置を載置した場合においても、空気流出口と過給機を短い通路で連絡でき、無駄なスペースをなくしてレイアウト性を向上させることができる。
【0016】
本発明に係る内燃機関の吸気装置は基本的には以上のように構成されるが、内燃機関は過給機を備えた内燃機関に限定されず、この他の内燃機関に使用されてもよい。また、好ましくは空気流入口と空気流出口を同軸上に配置するが、これらの取付位置に調整を加えることは可能である。また、空気流出通路を空気流入口側に偏寄して配置させて、空気流出口側に窪み部を形成する際、この窪み部に収容する関連機器の種類は限定されず、エアフローメータ以外の機器を配設してもよい。また、吸気装置は常に空気流入通路と空気流出通路を空気流入口側に偏寄して配置する必要はなく、例えば、空気流入通路と空気流出通路の間に窪み部を設けて、この隙間内に関連機器を配設させてもよい。また、関連機器を本体部内に内蔵させて、一体に提供してもよい。さらに、本体部に窪み部を設けずに、空気流入通路と空気流出通路の幅をより広く構成して、吸入空気量を増加させてもよい。さらに、本体部は常に内部を二つのチャンバに分けるとは限らず、例えば、レゾネータ室を追加して本体部内を三つ以上のチャンバに分けてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る好適な実施の形態を添付した図を用いて説明する。
まず、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態に係る内燃機関の吸気装置の載置例について説明する。
図示した実施の形態では、内燃機関Eは車両前方のダッシュパネル8やエンジンフード9等によって囲まれたエンジンルームR内に変速機Tとともに横向きに搭載されている。内燃機関Eは車外からシリンダ内に空気を導くために吸気装置1を備えるが、図示した実施の形態では、吸気装置1は内燃機関Eの上方に載置されて、矢印A1に示すように、車外から取込んだ空気を右側の空気流入口11から内部に取り込んでいる。吸気装置1は内部にフィルタ部を有し、空気流を濾過した後、矢印A7に示すように、左側の空気流出口17から排出させている。尚、本明細書において、用語「吸気装置」は、内燃機関に空気を送るための装置であって、空気中のダストを取り除く機能を有し、好ましくはエアクリーナである。ただし、これ以外の機能を備えることは可能である。
【0018】
近時の自動車においては、エンジン性能を高めるため、吸気装置の体積効率を高めたり、または過給機等の様々な機器を搭載している。例えば、図示した実施の形態では、空気流出通路17の直後にエアフローメータ(空気流計)2を設けて、吸入空気量を検出させている。また、出力増加のために、矢印A8に示すように、空気流を過給機3内に流入させて、昇圧させた後、さらに矢印A9に示すように、前方のインタクーラ4に流入させて、圧縮により上がった空気温を冷却させている。そして、インタクーラ4から排出された空気流を、矢印A10に示すように、インタクーラ出口通路5内を流して、矢印A11に示す後方の吸気マニホールド6に向けて流した後、内燃機関1の各シリンダに分配させている。
このように、従来、車両制御の高度化に伴って、様々な付加的な機器等の搭載により、エンジンルームR内における前後・左右のスペースが狭くなってきているため、周囲の関連機器との配置上、内燃機関Eの上部に吸気装置1を載置する場合がある。この場合、吸気装置1を設けることによって、エンジンカバーを不要にすることができるといったように、部品点数を削減する上で有利な面もあるが、通常、ボンネット9や関連機器5等との間の隙間を考慮して、吸気装置1の高さを抑え、かつ、周囲の関連機器との配置を良好にする際に、吸気容量の確保が難しく、レイアウト上、課題があった。
このため、本発明の実施の形態では、内燃機関Eの上部に吸気装置1を載置する際に、吸気装置1の空気流入口11と高さ方向で同じ位置に空気流出口17を配置して、吸気装置1の高さを抑える。ただし、体積効率を低下させることがないように、吸気構造1を必要以上に小型化することは避ける。さらに、フィルタ部の周囲に空気流入通路や空気流出通路等を集中的に配置させて、周囲の関連機器と配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上させる。
【0019】
以下、図3〜図9を参照して、本発明の実施の形態に係る吸気装置1について詳述する。
図3は、図1及び図2に示した吸気装置1を単体で示す斜視図であり、図4は、この吸気装置1の内部構造を示す分解斜視図である。これら図に示すように、吸気装置1は箱状の本体部(第一ケース)10を有し、該本体部10に空気流入口11と空気流出口17を備える。本体部10は、この上面にフィルタ用開口部21を形成して、内部に板状のフィルタ部30を装着する。さらに、フィルタ部30を上方から覆うように本体部10にカバー部(第二ケース)40を接合する。そして、フィルタ部30には取付枠32を介して濾材31が装着され、本体部10内には取付枠32に装着される濾材31の下部を収容するダーティサイド室13を形成するとともに、この上方のカバー部40内にクリーンサイド室14を形成する。このため、空気流入口11から流入する空気は、空気流入通路12内を流れてダーティサイド室13に流入した後、フィルタ部30を通過することで濾過されて、この上方のクリーンサイド室14内に浄化流を形成する。このように、吸気装置1の下方をダーティサイド室13、上方をクリーンサイド室14とすることによって、吸入空気中に水が混入されていても、ダーティサイド室13に水を貯めて、吸気装置1の下部に設ける水抜き孔から排出できるようにする。ただし、吸気装置1を内燃機関Eの上部に載置することにより、吸気装置1と内燃機関Eとの間に水抜き孔を設けることが困難な場合には、例えば、空気流入口11から吸気装置1内に空気を吸入する前段階で、吸入ダクトや、吸気経路の途中に水抜き孔を設けてもよい。
【0020】
図1及び図2に示したように、本発明に係る好適な実施の形態では、吸気装置1で濾過した浄化流をエアフローメータ2で計測した後、過給機3及びインタクーラ4に向けて流す。この場合、これら機器等に近接して、空気流出口17から浄化流を流すことで、配管を容易にして、無駄な隙間を削減するのが望ましい。このため、本発明に係る好適な実施の形態では、本体部10とカバー部40の間に挟持されるフィルタ部30の取付枠(フィルタハウジング)32に連通孔33を形成するとともに、本体部10側に連通孔33と連通するように連通孔23及び連通室(第二クリーンサイド室)15を形成して、上方のクリーンサイド室14に形成された浄化流を下方に戻すようにする。この本体部10内に戻された浄化流は、連通室15内を流れた後、空気流出通路16に沿って流れて空気流出口17から排出される。このように、吸気装置1のフィルタ部30で濾過した空気を下方に戻すため、空気流入口11と同じ低い位置に空気流出口17を形成することができ、吸気装置1の高さを抑えることができる。このため、内燃機関Eの上方に吸気装置1を取付ける際に、吸気装置1と、内燃機関上方の部材5やボンネット9等との干渉を避けることが容易になる。
【0021】
さらに、吸気装置1の高さを抑える一方、フィルタ部30と空気流出口17との間に二つのクリーンサイド室14、15が形成されることで必要なエアクリーナ容積を確保できる。この際、本発明に係る好適な実施の形態では、ダーティサイド室13に対する空気流入通路12の接続方向に、連通室15及び空気流出通路16を配置する。好ましくは、空気流入通路12と周壁18を共有するように連通室15及び空気流出通路16を配置して、ダーティサイド室13の周囲に空気流入通路12、連通室15及び空気流出通路16を集中的に配置するように吸気装置1の内部構造を定める。これにより、無駄な隙間がないように吸気装置1の小型化が図れ、周囲の関連機器との配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上できる。
この際、空気流入通路12の右側に上流側の吸入ダクトに連結される空気流入口11を開口し、空気流出通路16の左側に下流側のエアフローメータ2や過給機3等に連結される空気流出口17を開口させれば吸気装置1の周囲に吸気関連部品をコンパクトにまとめることができる。さらに、空気流入口11と空気流出口17とを同軸上に並べて、内燃機関Eの前方の空間に配置すれば、両者の高さ方向の位置を低減できる。
【0022】
尚、内燃機関Eの上部に載置されるため、好ましくは、耐熱性の樹脂部材から本体部10を形成する。この際、本体部10は単一の部材から形成されてもよく、また、2つ以上の部材を組み合わせて構成されてもよい。後者の場合、例えば、図4に示すように、本体部10をロアケース(ロア部)19とアッパーケース(アッパ部)20の二つの部材19、20を上下に重ねて構成する。この際、気密防止を確実にするため、ロアケース19とアッパーケース20を溶着するのが好ましい。ただし、ロアケース19とアッパーケース20の間に任意のシール部材を介挿してもよい。また、ロアケース19とアッパーケース20を分離自在に一体に組付けてもよい。また、本体部10の内部を周壁(仕切り手段)13a、18によって、ダーティサイド側(空気流入通路12、ダーティサイド室13)とクリーンサイド側(連通室15、空気流出通路16)の2つのチャンバに仕切るが、この周壁13a、18は本体部10と一体に形成されてもよく、また、本体部10と別体に形成されてもよい。さらに、図5に示すように、本体部10の側部に組付部28を備えて、固定用スクリュ等によって、本体部10を内燃機関Eの上方に固定するが、この組付部28の個数と大きさは任意であって、適宜、実施の形態に従って定められる。
【0023】
このように、本発明に係る好適な実施の形態では、主にロアケース19、アッパーケース20及びフィルタ部30の3部品に対してカバー部40を加えた4部品から吸気装置1を構成して、本体部10内を流れる空気をフィルタ部30によって濾過して、カバー部40内に流した後、再度この濾過流を本体部10内にUターン状に流し、本体部10に形成した空気流出通路16から排出することで、吸気装置1の高さを抑える。また、空気流入通路12と空気流出通路16を集中的に配置して、関連機器との配管を容易にできる。この際、本体部10内にクリーンサイド室14と連通する連通室(第二クリーンサイド室)15を設けるため、吸気装置1のクリーンサイド側の吸気容量を増大させることができる。また、連通室15も拡張型レゾネータとみなすことができるため、連通孔33の大きさと連通室15の容積を適切に設定することによって、ヘルムホルツの共鳴理論に基づいて、特定周波数の騒音を低減させることができる。さらに、連通室15を本体部10と一体に形成するため、連通室15を吸気装置1と別体に設ける場合と比較して、連通室15を固定支持するための専用のブラケット、取付ボルト等や、余分なクリアランスを削減できる。
【0024】
尚、ダーティサイド室13は任意の形状に形成できるが、本発明に係る好適な実施の形態では、図4に示したように、ダーティサイド室13を、平面視が略長方形状に形成する。そして、連通室15と連通孔33をダーティサイド室13の長辺側の周壁13aに沿って形成する。この場合、フィルタ部30の濾材31をこの長辺に沿って延びる長方形状に形成すれば、必要な濾過面積を確保することができる。また、空気流出通路に必要な通路面積を確保することができる。さらに、連通室15と連通孔33をフィルタ部30に近接して配置するため、フィルタ部30と連通室33を覆うカバー部40の形状を小型化できる。
この際、図4に示すように、空気流入通路12の配設側から空気流出通路16の配設側まで延びるように、フィルタ部30の取付枠32に濾材(フィルタエレメント)31を装着するのが好ましい。尚、濾材31は濾紙を種々に折り曲げて形成されて必要な作用領域(ろ過領域)を提供するが、本発明の実施の形態では、使用する濾材31のより具体的な種類について特定しない。また、本体部10とカバー部40を分離可能に構成することにより、内部に配設する濾材31の清掃・交換を容易にするが、本体部10とカバー部40の組付は特定の手段に限定されず、任意の手段によって行うことができる。例えば、所望の数の、ばねクリップ等のクランプ形状部29やボルト等の固定手段を用いて、本体部10とカバー部40を分離自在に一体に組付けてもよい。
【0025】
ただし、好ましくは、図6に示すように、濾材31の取付枠32に対する上下方向の装着位置を、空気流入通路12の配設側が空気流出通路16の配設側より高くなるように傾斜させる。このように濾材31を取付枠32に対して傾斜させて取付けることで、本体部10及びカバー部40の高さ寸法を増加させることなく、図7に示すように、空気流入通路12からダーティサイド室13に至る通路の断面積を拡大するとともに、図8に示すように、クリーンサイド室14から連通室15に至る通路の断面積を拡大することができる。さらに濾材31の端部まで空気を流れ易くすることができ、吸気装置1の高さを抑えるとともに、限られたスペースの中で必要な濾過面積を確保することができる。
【0026】
さらに、好ましくは、図4に示すように、空気流入通路12及び空気流出通路16をダーティサイド室13の長辺周壁の延設方向で空気流入通路12が配設される側に偏寄して配置する。そして、空気流出通路16には空気流入通路12の配設される側と反対側の外壁面に空気流出口17を開口させる。このように構成することで、符号Sに示すように、本体部の空気流出通路16が配設される側に窪み部(隙間)を創出することができ、この窪み部S内にエアフローメータ2等の下流側通路に介装される機器を配置させて、レイアウト上、無駄な隙間を削減し、空気流出口17からこの下流側への配管を短縮できる。
【0027】
このように、好ましくは、ダーティサイド室13を平面視が略長方形状に形成して、この一方の端部側に、略直角に空気流入通路12を連絡する。このため、図示した実施の形態では、空気流入通路12とダーティサイド室13は略L字形状の空間(チャンバ)を形成する。そして、この略L字形状の側部に沿って、連通室15と空気流出通路16を同じく略L字形状に隣接して配置することにより、本体部10に内側に窪む隙間Sを形成して、近接して配置される機器(エアフローメータ2)等をこの隙間S内に収容させる。
【0028】
さらに、好ましくは、吸気装置1を内燃機関Eの上部に載置する際、ダーティサイド室13の長辺周壁13aを内燃機関Eのクランク軸7(図1参照)と略平行に延設すると共に、内燃機関Eの車載状態で本体部10とカバー部40の接合面22が空気流入通路12と空気流出通路16の配設される側(前側)に対してその反対側(後側)が下方に位置するように傾斜させる。このように本体部10とカバー部40の接合面22を傾斜させたことにより、カバー部40の上部に配置される部品(例えば、インタクーラ出口通路5やエンジンフード9等)との隙間を拡大させて、上記ばねクリップ等のクランプ形状部29を操作して、メンテナンス時にカバー部40及びフィルタ部30の着脱を容易に行えるようにする。このように、本発明に係る実施の形態では、吸気装置1のフィルタ部30を後方に位置決めし、空気流入口11と空気流出口17を前方に位置決めする際に、吸気装置1を側面視が円弧状になるように湾曲させて、内燃機関Eの上部形状に沿って載置する。このため、過給機と近接して空気流出口を定めるように配管を容易にし、吸気装置1と内燃機関Eとの間に無駄な隙間をなくすとともに、吸気装置1のメンテナンスを容易にする。
【0029】
以上、添付した図面を参照して、本発明に係る好適な実施の形態について説明したが、しかしながら、上述した好適な実施の形態に対して、様々な変形及び修正を行うことは可能である。例えば、図示した実施の形態では、使用する内燃機関Eは過給機付きであるが、しかしながら、本発明の実施の形態に係る吸気装置1は過給機付き以外の内燃機関Eに使用されてもよい。また、吸気装置1の窪み部S内にエアフローメータ2以外の機器を配設してもよい。
【0030】
また、吸気装置1はクランクケースベンチレーション(PCV)を備えて、図示しないピストンとシリンダの隙間からクランクケース内に吹き抜ける未燃焼ガス(ブローバイガス)を吸気側に戻して、燃焼室内に還元して再燃焼させる手段を備えてもよい。ただし、PCVは従来の技術と同様に取付けられて機能し、本発明の請求の範囲を構成する上で何ら限定せず、故に、この詳細な説明は省略する。
【0031】
さらに、周囲の関連機器等との配置上、空気流入口11や空気流出口17の取付位置に調整を加えてもよい。例えば、図3に示したように、本体部10に設ける空気流入口11は、常に右側に向って開口する必要はなく、例えば、前方に向って、または前後に傾斜して開口してもよい。また、空気流出口17側は、常に左側に向って開口する必要はなく、例えば、前方に向って、または前後に傾斜して開口してもよい。また、吸気装置1は常に空気流入通路12と空気流出通路16を空気流入口11側に偏寄して配置する必要はなく、例えば、空気流入通路12と空気流出通路16の間に窪み部Sを設けて、この隙間内にレゾネータ等の機器を配設させてもよい。また、エアフローメータ2等の機器を本体部10内に内蔵させて、一体に提供してもよい。さらに、本体部10に窪み部Sを設けずに、空気流入通路12と空気流出通路16の幅をより広く構成して、吸入空気量を増加させてもよい。
【0032】
さらに、本体部10は常に内部を二つのチャンバに分けるとは限らず、例えば、図9に示すように、本体部10内を三つのチャンバに分けてもよい。この場合、例えば、拡張型レゾネータ(連通室)50をさらに設けて、ヘルムホルツの共鳴理論に基づいて、さらなる特定周波数の騒音を低減させてもよい。この際、エンジンの回転数域に従って連通孔51の開閉を制御させて、所定のエンジンの回転数域に従って吸気脈動を変化させるように、吸気騒音の低減を行ってもよい。あるいは、このチャンバ50内に、他の関連する機器を収容してもよい。ただし、図9は概略的に示したものに過ぎず、これらチャンバの形状と位置は適宜、実施の形態に基づいて定められ、図9に示した形態に限定されない。
【0033】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように構成された内燃機関の吸気装置であるから、請求項1に記載した発明によれば、内燃機関の上部に載置されても、上方に流した濾過流を再度下方に流すため、空気流出口の高さを抑え、カバー部と連通室の内部の二つの空間から二段階式のクリーンサイド室を形成することで、必要な吸気量を確保し、さらに、比較的に大きな形状のフィルタ部の周囲に空気流入通路や空気流出通路等を集中的に配置するため、周囲の関連機器と配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上させた吸気装置を提供することが可能となる。
【0034】
請求項2に記載した発明によれば、上記効果に加え、ダーティサイド室の長辺に沿ってフィルタ部には濾過作用に必要な濾材の面積を確保しつつ、空気流出通路に必要な通路面積を確保することができ、また連通室及び連通孔をフィルタ部に近接させて配置することで、連通孔とフィルタ部を覆うカバー部を小型化することが可能となる。
【0035】
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または2に記載した発明の奏する効果に加え、吸気装置の高さを抑えるとともに、限られたスペースの中で、濾材全面を濾過作用に有効活用することが可能となる。
【0036】
請求項4に記載した発明によれば、請求項1〜3のいずれかに記載した発明の奏する効果に加え、空気流入通路と空気流出通路を隣接して配置することで、空気流入口と空気流出口を最短距離で並置することができ、また、本体部の空気流出口側に窪み部を形成して、周辺機器を装着する空間を創出することが可能となる。
【0037】
請求項5に記載した発明によれば、請求項1〜4のいずれかに記載した発明の奏する効果に加え、内燃機関の上部形状に沿って、無駄な隙間を生じさせないように吸気装置を配置することができるとともに、吸気装置のカバー部の上部に配置される部品との隙間を拡大することで、メンテナンス時にカバー部とフィルタ部の着脱を容易に行うことが可能となる。
【0038】
請求項6に記載した発明によれば、請求項1〜5のいずれかに記載した発明の奏する効果に加え、吸気ダクトから流入する空気流と、濾過後の浄化流を同軸上に流動させることで、通路の短い吸気経路にも吸気装置を容易に装着することが可能となる。
【0039】
請求項7に記載した発明によれば、請求項1〜6のいずれかに記載した発明の奏する効果に加え、本体部の内部を区切って、ダーティサイド側とクリーンサイド側の二つのチャンバを形成する際、両チャンバを略L字形状にすることで、両者を近接して配置することが可能となる。
【0040】
請求項8に記載した発明によれば、内燃機関の上部に載置されても、上方に流した濾過流を再度下方に流すため、空気流出口の高さを抑え、二段階式のクリーンサイド室を形成することで必要な吸気量を確保し、さらに、比較的に大きな形状のフィルタ部の周囲に空気流入通路や空気流出通路等を集中的に配置するため、周囲の関連機器と配置構成を良好にするようにレイアウト性を向上させた吸気装置を提供することが可能となる。
【0041】
請求項9に記載した発明によれば、請求項1〜8のいずれかに記載した発明の奏する効果に加え、過給機を備えた内燃機関の上部に吸気装置を載置した場合においても、空気流出口と過給機を短い通路で連絡でき、無駄なスペースをなくしてレイアウト性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関の上部に載置した吸気装置を示す車両の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1に示した吸気装置を単体で示す斜視図である。
【図4】図3の分解斜視図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿った断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図4に示した吸気装置の他の実施の形態を示す図である。
【符号の説明】
E 内燃機関
T 変速機
R エンジンルーム
1 吸気装置
10 本体部(第一ケース)
11 空気流入口
12 空気流入通路
13 ダーティサイド(ダストサイド)室
13a、18 周壁(仕切り手段)
14 クリーンサイド室
15 連通室(第二クリーンサイド室)
16 空気流出通路
17 空気流出口
19 ロアケース(ロア部)
20 アッパーケース(アッパ部)
30 フィルタ部
31 濾材(フィルタエレメント)
40 カバー部(第二ケース)

Claims (9)

  1. 内燃機関の上部に載置される吸気装置であって、空気流入口と空気流出口とが形成される箱状の本体部と、該本体部の上面に形成されるフィルタ用開口部に装着される板状のフィルタ部と、このフィルタ部を覆うように前記本体部に接合されるカバー部とを有し、前記フィルタ部には前記本体部と前記カバー部との間に挟持される取付枠に連通孔を形成するとともに、前記本体部には前記取付枠に装着される濾材の下部を収容するダーティサイド室と、該ダーティサイド室と前記空気流入口との間を連通する空気流入通路と、前記連通孔に連通する連通室と、該連通室と前記空気流出口との間を連通する空気流出通路とを形成し、さらに、前記ダーティサイド室に対する前記空気流入通路の接続方向に、前記連通室及び前記空気流出通路を配置したことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 前記ダーティサイド室は平面視が略長方形状に形成され、かつ、前記連通室及び前記連通孔を前記ダーティサイド室の長辺側の周壁に沿って形成したことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 前記取付枠及び前記濾材は前記空気流入通路の配設側から前記空気流出通路の配設側まで延設され、この際、前記濾材の前記取付枠に対する上下方向の装着位置は、前記空気流入通路の配設側が前記空気流出通路の配設側より高くなるように傾斜されることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の吸気装置。
  4. 前記本体部には前記空気流入通路と前記空気流出通路を前記空気流入口側に偏寄して配置させるとともに、前記空気流出口を前記空気流入口と反対方向に開口させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
  5. 前記ダーティサイド室の長辺周壁は前記内燃機関のクランク軸と平行に延設されるとともに、前記内燃機関の車載状態で前記本体部と前記カバー部の接合面が前記空気流入通路と前記空気流出通路の配設される側に対してその反対側が下方に位置するように傾斜されることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
  6. 前記空気流入口と前記空気流出口を同軸上に位置させたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
  7. 前記空気流入通路と前記ダーティサイド室とは略L字形状に連絡され、かつ、前記空気流出通路と前記連通室とは略L字形状に連絡されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
  8. 内燃機関の上部に載置される吸気装置であって、空気流入口と、空気流入通路と、フィルタ部と、空気流出通路と、空気流出口とを有し、前記空気流入口と前記フィルタ部との間にダーティサイド室を設け、前記フィルタ部と前記空気流出口との間に二つのクリーンサイド室を設け、前記ダーティサイド室と上流側のクリーンサイド室を前記フィルタ部の上下に隣接して配置し、かつ、前記ダーティサイド室に対する前記空気流入通路の接続方向に、下流側のクリーンサイド室と、前記空気流出通路を配置したことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  9. 前記内燃機関は車両に横置きされるとともに前側に過給機を備え、前記内燃機関上の後方に前記フィルタ部を位置させ、かつ、前記空気流入口と前記空気流出口を前方に位置させたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の内燃機関の吸気装置。
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