JP3985446B2 - エンジンの吸気系構造 - Google Patents

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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエンジンの吸気系構造に係り、特にエアクリーナとレゾネータの配設位置を変更して、エンジンの出力向上を図るとともに、シリンダヘッドの上部に共鳴ケースの設置スペースを確保し、容量の大きな共鳴ケースの設置を可能とするエンジンの吸気系構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両に搭載されるエンジンにおいては、このエンジンに吸気を供給するための吸気系にエアクリーナやレゾネータを配設したものがある。
【0003】
前記エンジンの吸気系構造としては、特開1998−176544号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるエンジンワイヤハーネスの組付構造は、車両のエンジンの周辺に配設されるエンジンワイヤハーネスの組付構造において、インテークマニホールドとエンジンブロックとの間に両者間の隙間を埋めるように弾性体からなる吸音部材を設け、吸音部材には、その外面に沿って延びる凹溝を形成し、エンジンワイヤハーネスを凹溝内に埋め込み保持せしめている。
【0004】
また、特開2000−64920号公報に開示されるものがある。この公報に開示されるレゾネーター体型のエアクリーナエンジンワイヤハーネスの組付構造は、吸気管が、吸気レゾネータに沿った状態で吸気レゾネータと一体的に形成され、吸気管の端部がエアクリーナ本体に接続され、吸気管はエアクリーナ本体と吸気レゾネータとの間を通過するように構成し、エアクリーナ本体と吸気レゾネータとが一体的に配置された形式のものにおいて、これら両部材を吸気管の配置をも含めて、まとまりよく配置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のエンジンの吸気系構造においては、工場での組付性の向上及びレゾネータ配置が容易であることから、エアクリーナとレゾネータとをエンジンのシリンダヘッド上方に配置し、これらを夫々のブラケットを介してエンジンに取り付けていた。
【0006】
また、近年、エアクリーナ及びレゾネータは容量の大きいものが必要とされ、これらの容量を拡大するためには取付スペースを確保する必要がある。
【0007】
ここで、従来のエンジンの吸気系構造について説明すると、図30に示す如く、エンジン102のシリンダヘッド104上面に位置するシリンダヘッドカバー106の上部から側方方向(図30において右斜め下方向)にハーネス140を配設する際に、ハーネス140の折れ及び他部品との干渉を防止するために、ハーネス固定用ステー192やエアクリーナ用取付ブラケット136にハーネス固定用クリップ194を使用して固定している。
【0008】
そして、前記エアクリーナ用取付ブラケット136を介して、図30及び図31に示す如く、エンジン102にエアクリーナ110が取り付けられるとともに、このエアクリーナ110の下流側部位には、レゾネータ114が接続されている。
【0009】
このとき、レゾネータ114は、図31に示す如く、レゾネータ用取付ブラケット196を介してエンジン102上部に取り付けられている。なお、符号112は吸気導入口、118はエアクリーナインレットホース、120はエアクリーナアウトレットホース、122はスロットルボディである。
【0010】
この結果、従来のエンジンの吸気系構造においては、以下の如き不都合がある。
(1)ハーネス固定用ステーとハーネス固定用クリップとが必要となる。
(2)ハーネス固定用ステーをエンジン側に取り付ける際のボルトやねじ穴等の取付構造が必要となる。
(3)ハーネスやハーネス固定用ステー、ハーネス固定用クリップ等の組付工数が必要となる。
(4)レゾネータとエアクリーナとがシリンダヘッドカバーの上方に並設配置されているので、シリンダヘッドカバーに余剰スペースがなく、エンジンのコンパクト状態を維持しつつ、エアクリーナやレゾネータの容量を増加させることが困難となる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述不都合を除去するために、吸気導入口とエアクリーナとの間にレゾネータを設け、該レゾネータと前記エアクリーナとをエンジンに取り付けるエンジンの吸気系構造において、前記エアクリーナはフィルタとこのフィルタが配設されるエアクリーナケースとを有し、このエアクリーナケースのクリーンサイドと連通口を介して連通するとともに内部に共鳴部を形成する共鳴ケースとエアクリーナケースとを一体的に設け、共鳴ケースはシリンダヘッドの上部に配設され、この共鳴ケースの側方であってトランスミッションの上方にエアクリーナケースが配設され、このエアクリーナケースとトランスミッションとの間に前記レゾネータを配設したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
上述の如く発明したことにより、エンジンにエアクリーナ及びレゾネータを取り付ける際には、共鳴ケースをシリンダヘッドの上部に配設し、この共鳴ケースの側方であってトランスミッションの上方にエアクリーナケースを配設し、このエアクリーナケースとトランスミッションとの間にレゾネータを配設し、共鳴空間の増大を図っている。
【0013】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明する。
【0014】
図1〜図25はこの発明の第1実施例を示すものである。図1〜図3において、2はエンジン、4はシリンダヘッド、6はシリンダヘッドカバー、8はトランスミッション、10はエアクリーナである。
【0015】
前記エンジン2は、図示しないシリンダブロックと、このシリンダブロックの上面に装着されるシリンダヘッド4と、シリンダヘッド4の上面に装着されるシリンダヘッドカバー6と、前記シリンダブロックの下部に設けられるオイルパンとを有している。
【0016】
そして、前記エンジン2のシリンダヘッド4の上部にエアクリーナ10を配設し、吸気導入口12とエアクリーナ10との間にレゾネータ(「吸気消音装置」と換言できる)14を設ける。
【0017】
すなわち、吸気導入口12は、図11に示す如く、エアクリーナインレットパイプ16の上流側に形成され、このエアクリーナインレットパイプ16の下流側を、エアクリーナインレットホース18を介して前記エアクリーナ10に接続して設けるとともに、エアクリーナインレットホース18の途中部位に前記レゾネータ14を接続して設けている。なお、前記エアクリーナ10の下流側には、エアクリーナアウトレットホース20を介してスロットルボディ22を接続して設けている。
【0018】
また、前記エアクリーナ10及びレゾネータ14は、前記エンジン2に取り付けられる。
【0019】
このとき、前記エアクリーナ10は、フィルタ24と、このフィルタ24が配設されるエアクリーナケース26とを有し、このエアクリーナケース26のクリーンサイドには連通口28を介して共鳴ケース30が並設され、該共鳴ケース30を前記シリンダヘッド4の上部に配設し、この共鳴ケース30の側方であってトランスミッション8の上方に前記エアクリーナケース26を配設し、該エアクリーナケース26と前記トランスミッション8との間に前記レゾネータ14を配設する構成とする。
【0020】
詳述すれば、前記エアクリーナ10は、図17〜図25に示す如く、フィルタ24と、このフィルタ24が配設されるエアクリーナケース26とからなり、エアクリーナケース26のクリーンサイド側と共鳴ケース30は連通口26を介して一体的に設けられる。
【0021】
このとき、エアクリーナケース26のクリーンサイドは、図22において、エアクリーナケース26内において、フィルタ24よりも上側部位を指している。
【0022】
そして、前記共鳴ケース30をシリンダヘッド4の上部に配設させ、図1及び図2に示す如く、この共鳴ケース30の側方であってトランスミッション8の上方に前記エアクリーナケース26を配設する。なお、共鳴ケース30は、図22に示す如く、内部に共鳴部30−1が形成される。
【0023】
また、このエアクリーナケース26と前記トランスミッション8との間に、図2に示す如く、前記レゾネータ14を配設し、シリンダヘッド4の側方にレゾネータ14を配置する。
【0024】
このレゾネータ14は、スロットルボディ22側、すなわち後側(図11で示す右側)を長尺とする平面視でL字状に形成される。
【0025】
更に、このレゾネータ14は、図5〜図10に示す如く、レゾネータケース32と、前記エアクリーナインレットホース18の途中部位とレゾネータケース32内とを連絡する接続管部34とを有する。この接続管部34はレゾネータ14の略中央部より前側に設けられ、レゾネータ14の側部で形成される空間部に配設される。
【0026】
そして、前記エンジン2にエアクリーナ10とレゾネータ14とを配設する際には、レゾネータ14の上面部位をエアクリーナ10の下面部位に当接させて配設し、このエアクリーナ10とレゾネータ14とを単一の取付ブラケット36で固定する。
【0027】
このとき、この取付ブラケット36はレゾネータ14の側面に沿って配設される覆い部38を備える。
【0028】
すなわち、取付ブラケット36は、図12〜図16に示す如く、中央部位を切除した略三角形状の本体部36−1と、この本体部36−1の下部をエンジン2側に取り付けるエンジン側取付部36−2と、エンジン側取付部36−2近傍にエンジン4から前方に離間する側にオフセットさせて設けた第1レゾネータ取付部36−3と、前記本体部36−1の上部にエンジン4から後方に離間する側にオフセットさせ、且つ本体部36−1に対して直交すべく折曲形成して前記エアクリーナ10の下面に取り付けられるエアクリーナ取付部36−4と、このエアクリーナ取付部36−4近傍に形成されるとともに、エアクリーナ取付部36−4及び前記本体部36−1に対して直交すべく折曲形成した第2レゾネータ取付部36−5とを有している。前記エアクリーナ取付部36−4はエアクリーナケース26のダーディーサイド側(下部)の中央に形成された取付ボスにエアクリーナ用取付ボルト46を介して取り付けられ、水平方向に形成されたエアクリーナ取付部36−4の取付面に対して直交すべく、エアクリーナケース26の取付部の後方で上下方向に取付面を有するように折曲形成された第2レゾネータ取付部36−5はL字状の突出部に形成された取付ボスにレゾネータ用取付ボルト48を介して取り付けられる。このように取付ブラケット36の第1レゾネータ取付部36−3と第2レゾネータ取付部36−5とエアクリーナ取付部36−4との夫々の取付面は異なった方向に設けられている。
【0029】
このため、取付ブラケット36の本体部36−1やエンジン側取付部36−2の一部が、前記覆い部38として機能することとなる。
【0030】
また、前記レゾネータ14とエアクリーナ10との間には、ハーネス(「エンジンハーネス」ともいう)40を配索する溝部42を形成する。
【0031】
このとき、溝部42は、図1及び図3〜図6、図9に夫々示す如く、前記レゾネータ14のレゾネータケース32の上面のみを凹形状に窪ませて形成されるとともに、エンジン2のクランクシャフト軸線(「エンジンの長手方向」とも換言できる)に対して平行に形成されるものである。
【0032】
なお、符号44は前記エンジン2に取付ブラケット36を取り付ける際に使用するエンジン用取付ボルト、46は前記エアクリーナ10に取付ブラケット36を取り付ける際に使用するエアクリーナ用取付ボルト、48は前記レゾネータ14に取付ブラケット36を取り付ける際に使用するレゾネータ用取付ボルトである。
【0033】
そして、ここで前記スロットルボディ22の取付位置に関して説明すると、前記共鳴ケース30のスロットルボディ22側(後方)の側壁、つまり図18において上側部位に切欠き部50を形成し、図11に示す如く、この切欠き部50にスロットルボディ22と共鳴ケース30とを連通するエアクリーナ出口ホースであるエアクリーナアウトレットホース20を配設する。
【0034】
つまり、前記共鳴ケース30のスロットルボディ22側に、図11及び図24に示す如く、接続管部52を設け、この接続管部52にエアクリーナアウトレットホース20を連絡して設ける。
【0035】
次に作用を説明する。
【0036】
前記エンジン2にエアクリーナ10及びレゾネータ14を取り付ける際には、取付ブラケット36のエンジン側取付部36−2をエンジン用取付ボルト44によってエンジン2に取り付ける。
【0037】
また、この取付ブラケット36のエアクリーナ取付部36−4をエアクリーナ用取付ボルト46によってエアクリーナ10に取り付ける。
【0038】
更に、取付ブラケット36の第1、第2レゾネータ取付部36−3、36−5をレゾネータ用取付ボルト48によってレゾネータ14に取り付ける。
【0039】
そして、前記取付ブラケット36の覆い部38を、レゾネータ14の側面に沿って配設している。
【0040】
このとき、前記エアクリーナケース26と共鳴ケース30をシリダヘッド4の上部に位置させるとともに、エアクリーナ10とトランスミッション8との間に、前記レゾネータ14を位置させている。
【0041】
これにより、フィルタ24が配設されるケースをエアクリーナケース26とし、このエアクリーナケース26の側方に一体的に設けられるケースを共鳴ケース30とし、この共鳴ケース30を設けることにより共鳴空間の増大を図り、エンジンの出力向上を図ることができるとともに、シリンダヘッド4の上部に共鳴ケース30の設置スペースを確保することができ、容量の大きな共鳴ケース30を設置することが可能となり、十分な消音効果を期待し得て、実用上有利である。
【0042】
また、エアクリーナケース26とトランスミッション8との間にレゾネータ14を配設することにより、共鳴ケース30を備えたエアクリーナケース26とレゾネータ14とをコンパクトに配設することができる。
【0043】
更に、前記エンジン2にエアクリーナ10とレゾネータ14とを配設する際に、レゾネータ14の上面部位をエアクリーナ10の下面部位に当接させて配設し、このエアクリーナ10とレゾネータ14とを単一の取付ブラケット36で固定したことにより、レゾネータ用取付ブラケットを削減することができ、部品点数の低減に寄与し得る。
【0044】
更にまた、前記取付ブラケット36に、レゾネータ14の側面に沿って配設される覆い部38を備えたことにより、レゾネータ14の側面部位を取付ブラケット36の覆い部38で支承することができ、レゾネータ14をより確実にエンジン2に固定することができるものである。
【0045】
また、前記レゾネータ14とエアクリーナ10との間に、ハーネス40を配索する溝部42を形成したことにより、溝部42がハーネス用固定部材と機能することとなり、ハーネス用固定部材の部品点数を削減することができる。
【0046】
更に、前記エアクリーナ10のエアクリーナケース26内に形成される共鳴ケース30の側壁、つまり図18において上側部位に切欠き部50を形成するとともに、この切欠き部50にスロットルボディ22と共鳴ケース30とを連通するエアクリーナ出口ホースであるエアクリーナアウトレットホース20を配設したことにより、スロットルボディ22の取付位置を変更することなく、エアクリーナケース26と共鳴ケース30とを配設することができるとともに、吸気系全体をコンパクトに配設することができ、実用上有利である。
【0047】
図26は、この発明の第2実施例を示すものである。
【0048】
この第2実施例において、上述の第1実施例のものと同一機能を果たす箇所には、同一符号を付して説明する。
【0049】
上述第1実施例においては、前記レゾネータ14とエアクリーナ10との間には、ハーネス40を配索する溝部42を形成する際に、レゾネータ14のレゾネータケース32の上面のみを凹形状に窪ませて形成するとともに、エンジン2のクランクシャフト軸線(「エンジンの長手方向」とも換言できる)に対して平行に形成したが、この第2実施例の特徴とするところは、エアクリーナ10の下面のみを凹形状に窪ませて溝部62を形成した点にある。
【0050】
すなわち、エアクリーナ10のエアクリーナケース26の下面のみを、図26に示す如く、凹形状に窪ませ、この窪み部分を溝部62として機能させるものである。
【0051】
さすれば、前記レゾネータ14とエアクリーナ10との間に、ハーネス40を配索する溝部62を形成したことにより、溝部62がハーネス用固定部材と機能することとなり、上述第1実施例のものと同様に、ハーネス用固定部材の部品点数を削減することができ、実用上有利である。
【0052】
図27は、この発明の第3実施例を示すものである。
【0053】
この第3実施例の特徴とするところは、エアクリーナ10のエアクリーナケース26の下面と、レゾネータ14のレゾネータケース32の上面との双方を凹形状に窪ませて溝部72を形成した点にある。
【0054】
すなわち、図27に示す如く、エアクリーナ10のエアクリーナケース26の下面に半円状の第1凹部74を形成するとともに、レゾネータ14のレゾネータケース32の上面に半円状の第2凹部76を形成し、第1、第2凹部74、76を前記溝部72として機能させるものである。
【0055】
さすれば、前記レゾネータ14とエアクリーナ10との間に、ハーネス40を配索する溝部72を形成したことにより、溝部72がハーネス用固定部材と機能することとなり、上述第1、第2実施例のものと同様に、ハーネス用固定部材の部品点数を削減することができ、実用上有利である。
【0056】
図28は、この発明の第4実施例を示すものである。
【0057】
この第4実施例の特徴とするところは、エアクリーナとレゾネータ14との間に、曲げ部82を有するハーネス40を配索する溝部84を形成した点にある。
【0058】
すなわち、溝部74は、図28に示す如く、前記レゾネータ14のレゾネータケース32の上面のみを凹形状に窪ませて形成されるとともに、エンジン2のクランクシャフト軸線(「エンジンの長手方向」とも換言できる)に対して平行に途中部位まで形成した後に、エンジン2のクランクシャフト軸線に対して直交且つ同一高さ状態なる方向、つまり図28において左手前側に湾曲させてL字状に形成し、この湾曲部位を前記曲げ部82とするものである。
【0059】
さすれば、前記レゾネータ14とエアクリーナとの間に、曲げ部82を有するとともにハーネス40を配索する溝部84を形成したことにより、ハーネス40を安定的に取り付けることができるとともに、ハーネス40を曲げるために必要であった固定用ステー等の固定部材を削減することができる。
【0060】
また、前記溝部84の形状においては、L字状のみでなく、C字状やS字状、あるいはその他の形状とすることが可能である。
【0061】
なお、この発明は上述第1〜第4実施例に限定されるものではなく、種々の応用改変が可能である。
【0062】
例えば、この発明の第1〜第3実施例においては、エアクリーナのエアクリーナケースとレゾネータのレゾネータケースとのいずれか一方、あるいは両方に凹形状に窪ませて、ハーネス配索用の溝部を形成する構成としたが、段差部92を溝部として機能させる特別構成とすることも可能である。
【0063】
すなわち、図29に示す如く、エアクリーナ10のエアクリーナケース26に第1段差部92−1を形成するとともに、レゾネータ14のレゾネータケース32に第2段差部62−2を形成し、レゾネータ14の上部にエアクリーナ10を載置した際に、これらの第1、第2段差部92−1、92−2を利用して、ハーネス40を固定するものである。
【0064】
さすれば、前記レゾネータ14とエアクリーナ10との間に、ハーネス40を配索する溝部として段差部92を形成したことにより、段差部92がハーネス用固定部材と機能することとなり、溝の形成が容易であるとともに、ハーネス用固定部材の部品点数を削減することができ、実用上有利である。
【0065】
【発明の効果】
以上詳細に説明した如くこの本発明によれば、吸気導入口とエアクリーナとの間にレゾネータを設け、レゾネータとエアクリーナとをエンジンに取り付けるエンジンの吸気系構造において、エアクリーナはフィルタとこのフィルタが配設されるエアクリーナケースとを有し、このエアクリーナケースのクリーンサイドと連通口を介して連通するとともに内部に共鳴部を形成する共鳴ケースとエアクリーナケースとを一体的に設け、共鳴ケースはシリンダヘッドの上部に配設され、この共鳴ケースの側方であってトランスミッションの上方にエアクリーナケースが配設され、このエアクリーナケースとトランスミッションとの間にレゾネータを配設したので、エアクリーナのエアクリーナケースのクリーンサイドに、連通口を介して連通した共鳴部を並設することができ、エンジンの出力向上を図ることができる。また、エアクリーナの共鳴部を並設するために、レゾネータをエアクリーナとトランスミッション間に配設したことにより、シリンダヘッドの上部に共鳴部の設置スペースを確保することができ、容量の大きな共鳴部を設置することが可能となり、十分な消音効果を期待し得て、実用上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示すエンジンにエアクリーナとレゾネータとを装着する状態の概略斜視図である。
【図2】エンジンにエアクリーナとレゾネータとを装着した状態の概略正面図である。
【図3】エンジンにエアクリーナとレゾネータとを装着した状態の概略一部切欠き右側面図である。
【図4】図3の矢視4部分の拡大図である。
【図5】レゾネータの右側面図である。
【図6】レゾネータの平面図である。
【図7】レゾネータの正面図である。
【図8】図9の8−8線による断面図である。
【図9】図6の9−9線による断面図である。
【図10】図9の10−10線による断面図である。
【図11】エアクリーナとレゾネータとの配管状態を示す概略斜視図である。
【図12】取付ブラケットの平面図である。
【図13】取付ブラケットの正面図である。
【図14】取付ブラケットの右側面図である。
【図15】取付ブラケットの左側面図である。
【図16】図15の16−16線による断面図である。
【図17】エアクリーナの背面図である。
【図18】エアクリーナの平面図である。
【図19】エアクリーナの正面図である。
【図20】エアクリーナの左側面図である。
【図21】エアクリーナの右側面図である。
【図22】図18の22−22線による断面図である。
【図23】図17の23−23線による断面図である。
【図24】図20の24−24線による断面図である。
【図25】図17の25−25線による断面図である。
【図26】この発明の第2実施例を示すエアクリーナとレゾネータ間のエンジンハーネス部分の概略拡大図である。
【図27】この発明の第3実施例を示すエアクリーナとレゾネータ間のエンジンハーネス部分の概略拡大図である。
【図28】この発明の第4実施例を示すエンジンに装着したレゾネータにエンジンハーネスを配設した状態の概略斜視図である。
【図29】この発明の他の実施例を示すエアクリーナとレゾネータ間のエンジンハーネス部分の概略拡大図である。
【図30】この発明の従来技術を示すエンジンにエンジンハーネスを配設した状態の概略斜視図である。
【図31】エアクリーナとレゾネータとの配管状態を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
2 エンジン
4 シリンダヘッド
6 シリンダヘッドカバー
8 トランスミッション
10 エアクリーナ
12 吸気導入口
14 レゾネータ
16 エアクリーナインレットパイプ
18 エアクリーナインレットホース
20 エアクリーナアウトレットホース
22 スロットルボディ
28 連通口
30 共鳴ケース
34 接続管部
36 取付ブラケット
38 覆い部
40 ハーネス(「エンジンハーネス」ともいう)
42 溝部
50 切欠き部
52 接続管部

Claims (6)

  1. 吸気導入口とエアクリーナとの間にレゾネータを設け、該レゾネータと前記エアクリーナとをエンジンに取り付けるエンジンの吸気系構造において、前記エアクリーナはフィルタとこのフィルタが配設されるエアクリーナケースとを有し、このエアクリーナケースのクリーンサイドと連通口を介して連通するとともに内部に共鳴部を形成する共鳴ケースとエアクリーナケースとを一体的に設け、共鳴ケースはシリンダヘッドの上部に配設され、この共鳴ケースの側方であってトランスミッションの上方にエアクリーナケースが配設され、このエアクリーナケースとトランスミッションとの間に前記レゾネータを配設したことを特徴とするエンジンの吸気系構造。
  2. 前記レゾネータを前記エアクリーナに当接させて配設し、前記エアクリーナと前記レゾネータとを単一の取付ブラケットでエンジンに固定したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気系構造。
  3. 前記取付ブラケットはレゾネータの側面に沿って配設される覆い部を備えることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気系構造。
  4. 前記レゾネータを前記エアクリーナに当接させて配設し、前記エアクリーナと前記レゾネータとの間にハーネスを配索する溝部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気系構造。
  5. 前記エアクリーナと前記レゾネータとの間に曲げ部を有するハーネスを配索する溝部を形成したことを特徴とする請求項4に記載のエンジンの吸気系構造。
  6. 前記共鳴ケースの側壁に切欠き部を形成し、該切欠き部にスロットルボディと前記共鳴ケースとを連通するエアクリーナ出口ホースを配設したことを特徴とする請求項1から請求項3までに記載のエンジンの吸気系構造。
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