JP2004353508A - エンジンにおけるセンサー取付部構造 - Google Patents

エンジンにおけるセンサー取付部構造 Download PDF

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    • F02P7/067Electromagnetic pick-up devices, e.g. providing induced current in a coil
    • F02P7/0677Mechanical arrangements

Abstract

【課題】クランクケースの外側壁にセンサーを取り付けた場合に、シリンダや排気管からの輻射熱によりセンサーが加熱されないようにし、かつ、クランクケースへのセンサーの組み付け作業や、このセンサーに対する保守点検作業が容易にできるようにする。
【解決手段】エンジン1は、クランクケース2と、ほぼ水平方向に延びる軸心3回りに回転可能となるようクランクケース2に支承されるクランク軸と、クランクケース2の上端に支持されるシリンダと、クランクケース2の外側壁11に取り付けられエンジン駆動状態を検出するセンサー25とを備える。クランク軸の軸心3よりも下方におけるクランクケース2の外側壁11にセンサー25が取り付けられる。クランクケース2の外側面に沿った方向で、センサー25をその外方から覆うカバー体29が、クランクケース2の外側壁11から外側方に向かって一体的に突設される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、クランクケースの外側壁にセンサーを取り付けたエンジンにおけるセンサー取付部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
【特許文献1】特開平6−288329号公報
【0004】
上記エンジンにおけるセンサー取付部構造には、従来、特許文献1で示されるものがある。これによれば、エンジンは、クランクケースと、ほぼ水平方向に延びる軸心回りに回転可能となるよう上記クランクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケースの上端に支持されるシリンダと、上記クランクケースの外側壁に取り付けられエンジン駆動状態を検出するセンサーとを備えている。
【0005】
上記センサーは、クランク角検出センサーで、上記クランク軸の軸心よりも上方における上記クランクケースの外側壁に取り付けられ、上記センサーの一部分は上記クランクケースの外側壁から外方に突出する突出部とされている。また、上記センサーの突出部は、上記クランクケースの外側面と、上記クランク軸の端部に固着されたフライホイールの内側面との間の空間に配置されている。
【0006】
そして、エンジンが駆動するとき、上記センサーはクランク角を検出し、通常、その出力信号に基づき点火時期が定められて、エンジンに所望の駆動状態が得られることとされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術では、センサーは、クランク軸の軸心よりも上方における上記クランクケースの外側壁に取り付けられており、このため、上記センサーはシリンダの外側壁に接近しがちとなる。しかも、上記センサーの突出部は上記クランクケースの外側壁から外方に突出しているため、上記シリンダと互いに対向する。
【0008】
ここで、シリンダはエンジンの駆動に伴い高温となるものである。また、上記クランクケースやシリンダの外側方近傍域には、一般に、上記シリンダから延出する排気管が存在し、上記センサーの突出部は上記排気管と対向し、しかも、この排気管も高温となるものである。このため、上記センサーの突出部は、上記シリンダや排気管からの強い輻射熱により加熱され易くなり、よって、このセンサーに寿命上の問題点が生じるおそれがある。
【0009】
また、上記従来の技術では、センサーはその外側方からフライホイールで覆われているため、上記クランクケースへのセンサーの組み付け作業や、このセンサーに対する保守点検作業時には、上記フライホイールが邪魔になって、上記各作業が煩雑になるおそれもある。
【0010】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、クランクケースの外側壁にセンサーを取り付けた場合に、シリンダや排気管からの輻射熱により上記センサーが加熱されないようにし、かつ、上記クランクケースへのセンサーの組み付け作業や、このセンサーに対する保守点検作業が容易にできるようにすることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のエンジンにおけるセンサー取付部構造は、次の如くである。なお、この項において各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「発明の実施の形態」の項の内容に限定解釈するものではない。
【0012】
請求項1の発明は、クランクケース2と、ほぼ水平方向に延びる軸心3回りに回転可能となるよう上記クランクケース2に支承されるクランク軸4と、上記クランクケース2の上端に支持されるシリンダ6と、上記クランクケース2の外側壁11に取り付けられエンジン駆動状態を検出するセンサー25とを備えたエンジンにおいて、
【0013】
上記クランク軸4の軸心3よりも下方における上記クランクケース2の外側壁11に上記センサー25が取り付けられ、
【0014】
上記クランクケース2の外側面に沿った方向で、上記センサー25をその外方から覆うカバー体29が、上記クランクケース2の外側壁11から外側方に向かって一体的に突設されたものである。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記クランクケース2の外側方近傍域に排気管10が配置されたエンジンにおいて、
【0016】
上記排気管10とセンサー25との間に上記カバー体29が配置されたものである。
【0017】
請求項3の発明は、請求項1の発明に加えて、上記カバー体29が上記センサー25をその下方から覆うよう配置されたものである。
【0018】
請求項4の発明は、請求項1から3のうちいずれか1つの発明に加えて、上記クランクケース2が、上記クランク軸4の軸心3をほぼ基準として上、下ケース13,14に分割され、この下ケース14の外側壁11が、上下方向に延びる竪壁16と、この竪壁16の上、下端縁部に一体成形される上、下外向きフランジ17,18と、上記竪壁16の外側面に一体成形されて上下方向に延びるリブ20とを備えたエンジンにおいて、
【0019】
上記上、下外向きフランジ17,18、およびリブ20のうち、少なくともいずれか1つを上記クランクケース2の外側方に向けて一体的に延出させることにより、上記カバー体29が成形されたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【0021】
図において、符号1は、自動車など車両に搭載される多気筒(4気筒)の4サイクルエンジン(内燃機関)である。
【0022】
上記エンジン1は、上記車両の車体に支持されるクランクケース2と、ほぼ水平方向に延びる軸心3回りに回転可能となるよう上記クランクケース2に支承されるクランク軸4と、上記クランクケース2の上端に一体的に固着されて支持されるシリンダ6と、上記クランクケース2の下端に固着されて支持されるオイルパン8と、上記クランク軸4の径方向における上記シリンダ6の一側部から外側方に延出する吸気管9と、上記シリンダ6の他側部から一旦外側方に延出した後、下方に延出する排気管10とを備えている。
【0023】
上記排気管10の延出部は、上記シリンダ6の他側部の外側方近傍域と、このシリンダ6の他側部の下方に連なる上記クランクケース2の外側壁11の外側方近傍域とに跨るように配置されている。また、上記排気管10の延出部は、上記クランク軸4の軸方向で、上記クランクケース2とシリンダ6のほぼ中央部の外側方近傍域に配置されている。
【0024】
上記クランクケース2は、上記クランク軸4の軸心3をほぼ基準として上、下ケース13,14に分割され、これら上、下ケース13,14の間に上記クランク軸4が挟まれて支承されている。上記下ケース14は、バルクヘッドもしくはラダーフレームといわれるものである。上記下ケース14の外側壁11は、上下方向に延びる竪壁16と、この竪壁16の上、下端縁部に一体成形される上、下外向きフランジ17,18と、上記クランク軸4の軸方向における上記竪壁16の一端縁部に一体成形される端縁部外向きフランジ19と、上記竪壁16の外側面に一体成形されて上下方向に延び上記竪壁16を補強する複数のリブ20とを備えている。
【0025】
上記上ケース13の下端部と上記下ケース14の上外向きフランジ17とが締結具22により互いに固着され、上記下ケース14の下外向きフランジ18に上記オイルパン8の上端部が締結具23により固着されて、上記クランクケース2の下端部に上記オイルパン8が支持されている。
【0026】
上記エンジン1は、上記クランクケース2の外側壁11に締結具24により取り付けられエンジン駆動状態を検出するセンサー25と、上記クランク軸4と共に回転し上記センサー25の検出対象とされる円板形状の被検出体26とを備えている。上記センサー25はクランク角検出センサーであり、かつ、磁気センサーや光センサーであり、上記被検出体26の外周面には、多数の被検出歯が成形されている。上記クランク軸4に伴い被検出体26が回転するとき、上記センサー25は、このセンサー25に上記各被検出歯が接近する毎に検出信号である電子的なパルス信号を出力し、つまり、クランク角の検出信号を出力する。そして、この検出信号に基づき点火時期が定められて、エンジン1に所望の駆動状態が得られるようになっている。
【0027】
上記センサー25は、上記クランク軸4の軸心3よりも下方に位置する上記下ケース14の外側壁11の竪壁16に取り付けられている。また、上記センサー25は、上記クランク軸4の軸方向で上記端縁部外向きフランジ19側の端部に取り付けられている。また、上記センサー25の一部分は上記下ケース14の外側壁11の竪壁16から外側方に突出する突出部25aとされている。
【0028】
上記クランクケース2の外側壁11の外側面に沿った方向で、上記センサー25の突出部25aをその外側方から覆うカバー体29が、上記下ケース14の外側壁11から外側方に向かって一体的に突設されている。
【0029】
上記カバー体29は、上記上、下外向きフランジ17,18の外縁部を上記クランクケース2の下ケース14の外側方に向けて一体的に延出させることにより成形された上、下カバー体30,31と、上記リブ20のうち、上記クランク軸4の軸方向で上記端縁部外向きフランジ19と隣り合うリブ20の外縁部を、上記クランクケース2の下ケース14の外側方に向けて延出させることにより成形された側部カバー体32とを備えている。
【0030】
上記端縁部外向きフランジ19と、上カバー体30、下カバー体31、および側部カバー体32で囲まれた空間33に上記センサー25が配置され、上記空間33は、クランクケース2の下ケース14の外側方に向かって開口し、この開口を通し、上記センサー25は上記空間33に対し挿抜可能とされている。また、上記空間33は、上記下ケース14へのセンサー25の組み付け作業や、このセンサー25に対する保守点検作業をする際の作業空間の一部とされている。
【0031】
上記構成によれば、クランク軸4の軸心3よりも下方における上記クランクケース2の外側壁11に上記センサー25が取り付けられている。
【0032】
このため、センサー25がクランク軸4の軸心3よりも上方における上記クランクケース2の外側壁11に取り付けられていた従来の技術に比べて、上記センサー25は、高温となるシリンダ6からより下方に離されることとなる。よって、上記センサー25の突出部25aが上記シリンダ6からの輻射熱で加熱されることは防止され、これはセンサー25の寿命上、好ましい。
【0033】
また、クランクケース2の外側面に沿った方向で、上記センサー25の少なくとも一部分をその外方から覆うカバー体29が、上記クランクケース2の外側壁11から外側方に向かって一体的に突設されている。
【0034】
このため、上記クランクケース2の外側面に沿った方向で、上記シリンダ6や排気管10からの輻射熱が上記センサー25の突出部25aに向かうことは、上記カバー体29によって防止させることができ、このようにすれば、上記センサー25の突出部25aが上記輻射熱で加熱されることは、より確実に防止される。
【0035】
また、上記したようにカバー体29によりセンサー25の突出部25aが覆われるため、エンジン1の組立時や搬送時に、上記センサー25がその外方に位置する何らかの物体から無意図的に外力を受ける、ということは上記カバー体29によって防止される。よって、上記センサー25は、その外方からの外力から保護されて、損傷が防止される。
【0036】
しかも、上記カバー体29は、上記クランクケース2の外側壁11から外側方に向かって一体的に突出したものであり、従来の技術のように、上記センサー25をその外側方から覆うものではない。このため、上記クランクケース2の外側壁11へのセンサー25の組み付け作業や、このセンサー25に対する保守点検作業を、上記クランクケース2の外側方からしようとするときには、上記カバー体29が邪魔になることはなく、よって、上記各作業は容易にできる。
【0037】
また、前記したように、クランクケース2の外側方近傍域に排気管10が配置されたエンジンにおいて、上記排気管10とセンサー25の突出部25aとの間に上記カバー体29の上カバー体30と側部カバー体32とが配置されている。
【0038】
このため、上記排気管10からの輻射熱により上記センサー25の突出部25aが加熱されることは、上記カバー体29の上カバー体30と側部カバー体32とによって、より確実に防止される。
【0039】
また、前記したように、カバー体29の下カバー体31が上記センサー25をその下方から覆うよう配置されている。
【0040】
このため、例えば、上記エンジン1が車両に搭載された場合に、その走行時に車輪により跳ね上げられた小石などが上記センサー25に衝突するということは、上記カバー体29の下カバー体31によって防止され、上記センサー25の損傷が防止される。
【0041】
また、前記したように、上、下外向きフランジ17,18、およびリブ20を上記クランクケース2の外側方に向け一体的に延出させることにより、上記カバー体29が成形されている。
【0042】
このため、上記カバー体29は、上、下外向きフランジ17,18やリブ20を利用して成形されることから、上記カバー体29によるセンサー25の加熱防止や損傷防止は、簡単な構成によって達成される。
【0043】
しかも、上記した上、下外向きフランジ17,18やリブ20は、その機能上,強度が大きいものであるため、これらを利用して成形された上記カバー体29は強度を大きくすることが容易にできる。よって、このカバー体29によれば、上記センサー25が外力を受けて破損することは、より確実に防止される。
【0044】
また、上記下外向きフランジ18と下カバー体31の各下面は互いに面一の平坦面とされている。このため、上記エンジン1の組み立て時に、作業台上に上記下ケース14をクランプにより固定させるとき、上記カバー体29の下カバー体31を上記作業台上に置くことにより、この下カバー体31を上記クランプによる被固定部として利用できる。
【0045】
なお、以上は図示の例によるが、上記センサー25は、上記クランク軸4の軸方向におけるクランクケース2の端面を成形する外側壁11に取り付けてもよい。また、上記カバー体29は、上記上、下外向きフランジ17,18やリブ20とは別体に設けてもよい。
【0046】
また、上記クランクケース2の外側壁11からの上記センサー25の突出部25aの突出寸法を上記カバー体29の突出寸法よりも小さくしてもよく、このようにすれば、上記センサー25の突出部25aがその外方から輻射熱で加熱されることや、その外方からの外力で破損させられることは、更に確実に防止される。
【0047】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【0048】
請求項1の発明は、クランクケースと、ほぼ水平方向に延びる軸心回りに回転可能となるよう上記クランクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケースの上端に支持されるシリンダと、上記クランクケースの外側壁に取り付けられエンジン駆動状態を検出するセンサーとを備えたエンジンにおいて、
【0049】
上記クランク軸の軸心よりも下方における上記クランクケースの外側壁に上記センサーが取り付けられている。
【0050】
このため、センサーがクランク軸の軸心よりも上方における上記クランクケースの外側壁に取り付けられていた従来の技術に比べて、上記センサーは、高温となるシリンダからより下方に離されることとなる。よって、上記センサーが上記シリンダからの輻射熱で加熱されることは防止され、これはセンサーの寿命上、好ましい。
【0051】
また、上記クランクケースの外側面に沿った方向で、上記センサーをその外方から覆うカバー体が、上記クランクケースの外側壁から外側方に向かって一体的に突設されている。
【0052】
このため、上記クランクケースの外側面に沿った方向で、上記シリンダや排気管からの輻射熱が上記センサーに向かうことは、上記カバー体によって防止させることができ、このようにすれば、上記センサーが上記輻射熱で加熱されることは、より確実に防止される。
【0053】
また、上記したようにカバー体によりセンサーが覆われるため、エンジンの組立時や搬送時に、上記センサーがその外方に位置する何らかの物体から無意図的に外力を受ける、ということは上記カバー体によって防止される。よって、上記センサーは、その外方からの外力から保護されて、損傷が防止される。
【0054】
しかも、上記カバー体は、上記クランクケースの外側壁から外側方に向かって一体的に突出したものであり、従来の技術のように、上記センサーをその外側方から覆うものではない。このため、上記クランクケースの外側壁へのセンサーの組み付け作業や、このセンサーに対する保守点検作業を、上記クランクケースの外側方からしようとするときには、上記カバー体が邪魔になることはなく、よって、上記各作業は容易にできる。
【0055】
請求項2の発明は、上記クランクケースの外側方近傍域に排気管が配置されたエンジンにおいて、
【0056】
上記排気管とセンサーとの間に上記カバー体が配置されている。
【0057】
このため、上記排気管からの輻射熱により上記センサーが加熱されることは、上記カバー体によって、より確実に防止される。
【0058】
請求項3の発明は、上記カバー体が上記センサーをその下方から覆うよう配置されている。
【0059】
このため、例えば、上記エンジンが車両に搭載された場合に、その走行時に車輪により跳ね上げられた小石などが上記センサーに衝突するということは、上記カバー体によって防止され、上記センサーの損傷が防止される。
【0060】
請求項4の発明は、上記クランクケースが、上記クランク軸の軸心をほぼ基準として上、下ケースに分割され、この下ケースの外側壁が、上下方向に延びる竪壁と、この竪壁の上、下端縁部に一体成形される上、下外向きフランジと、上記竪壁の外側面に一体成形されて上下方向に延びるリブとを備えたエンジンにおいて、
【0061】
上記上、下外向きフランジ、およびリブのうち、少なくともいずれか1つを上記クランクケースの外側方に向けて一体的に延出させることにより、上記カバー体が成形されている。
【0062】
このため、上記カバー体は、上、下外向きフランジやリブを利用して成形されることから、上記カバー体によるセンサーの加熱防止や損傷防止は、簡単な構成によって達成される。
【0063】
しかも、上記した上、下外向きフランジやリブは、その機能上,強度が大きいものであるため、これらを利用して成形された上記カバー体は強度を大きくすることが容易にできる。よって、このカバー体によれば、上記センサーが外力を受けて破損することは、より確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランクケースの下ケースの斜視部分図である。
【図2】エンジンの側面図である。
【図3】エンジンの正面部分断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン
2 クランクケース
3 軸心
4 クランク軸
6 シリンダ
10 排気管
11 外側壁
13 上ケース
14 下ケース
16 竪壁
17 上外向きフランジ
18 下外向きフランジ
19 端縁部外向きフランジ
20 リブ
22 締結具
23 締結具
24 締結具
25 センサー
25a 突出部
26 被検出体
29 カバー体
30 上カバー体
31 下カバー体
32 側部カバー体
33 空間

Claims (4)

  1. クランクケースと、ほぼ水平方向に延びる軸心回りに回転可能となるよう上記クランクケースに支承されるクランク軸と、上記クランクケースの上端に支持されるシリンダと、上記クランクケースの外側壁に取り付けられエンジン駆動状態を検出するセンサーとを備えたエンジンにおいて、
    上記クランク軸の軸心よりも下方における上記クランクケースの外側壁に上記センサーが取り付けられ、
    上記クランクケースの外側面に沿った方向で、上記センサーをその外方から覆うカバー体が、上記クランクケースの外側壁から外側方に向かって一体的に突設されたエンジンにおけるセンサー取付部構造。
  2. 上記クランクケースの外側方近傍域に排気管が配置されたエンジンにおいて、
    上記排気管とセンサーとの間に上記カバー体が配置された請求項1に記載のエンジンにおけるセンサー取付部構造。
  3. 上記カバー体が上記センサーをその下方から覆うよう配置された請求項1に記載のエンジンにおけるセンサー取付部構造。
  4. 上記クランクケースが、上記クランク軸の軸心をほぼ基準として上、下ケースに分割され、この下ケースの外側壁が、上下方向に延びる竪壁と、この竪壁の上、下端縁部に一体成形される上、下外向きフランジと、上記竪壁の外側面に一体成形されて上下方向に延びるリブとを備えたエンジンにおいて、
    上記上、下外向きフランジ、およびリブのうち、少なくともいずれか1つを上記クランクケースの外側方に向けて一体的に延出させることにより、上記カバー体が成形された請求項1から3のうちいずれか1つに記載のエンジンにおけるセンサー取付部構造。
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