JPH06101423A - エンジンのカムシャフト支持構造 - Google Patents
エンジンのカムシャフト支持構造Info
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- JPH06101423A JPH06101423A JP25150692A JP25150692A JPH06101423A JP H06101423 A JPH06101423 A JP H06101423A JP 25150692 A JP25150692 A JP 25150692A JP 25150692 A JP25150692 A JP 25150692A JP H06101423 A JPH06101423 A JP H06101423A
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- JP
- Japan
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- cylinder head
- engine
- reinforcing plate
- rocker cover
- cam shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F7/00—Casings, e.g. crankcases or frames
- F02F7/006—Camshaft or pushrod housings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F2001/244—Arrangement of valve stems in cylinder heads
- F02F2001/245—Arrangement of valve stems in cylinder heads the valve stems being orientated at an angle with the cylinder axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カムシャフトの支持剛性を高めるとともに、
シリンダヘッドの捩れ剛性を有効に高めるエンジンのカ
ムシャフト支持構造を提供する。 【構成】 クランク状に曲折した断面を持ってカムシャ
フト2の軸方向に延びる補強プレート8を設け、左右の
アッパーパネル部8a,8bを補強プレート8に左右の
ベアリングキャップ1a,1bと共にシリンダヘッド6
に共締めし、かつ中央のロアパネル部8cをロッカカバ
ー5と共にシリンダヘッド6に左右のカムシャフト2の
間に位置して共締めする。
シリンダヘッドの捩れ剛性を有効に高めるエンジンのカ
ムシャフト支持構造を提供する。 【構成】 クランク状に曲折した断面を持ってカムシャ
フト2の軸方向に延びる補強プレート8を設け、左右の
アッパーパネル部8a,8bを補強プレート8に左右の
ベアリングキャップ1a,1bと共にシリンダヘッド6
に共締めし、かつ中央のロアパネル部8cをロッカカバ
ー5と共にシリンダヘッド6に左右のカムシャフト2の
間に位置して共締めする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのカムシャフ
ト支持構造の改良に関するものである。
ト支持構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】自動車用エンジン等にお
いては、エンジンの軽量化をはかるためにシリンダヘッ
ドの薄肉化が要求される一方、エンジンの静粛性を向上
させるためにシリンダヘッド上で吸・排気弁を開閉駆動
するカムシャフトの支持剛性を高めることが要求され
る。
いては、エンジンの軽量化をはかるためにシリンダヘッ
ドの薄肉化が要求される一方、エンジンの静粛性を向上
させるためにシリンダヘッド上で吸・排気弁を開閉駆動
するカムシャフトの支持剛性を高めることが要求され
る。
【0003】従来、例えば特開平1−110815号公
報にも開示されているように、シリンダヘッドの各軸受
部との間でカムシャフトを回転自在に支持する複数のベ
アリングキャップを互いに連結して一体形成する構造が
あるが、この場合、シリンダヘッドの捩れ変形等に対し
て有効な剛性強化がなされず、また高い加工精度が要求
されることによりコストアップを招くという問題点があ
った。
報にも開示されているように、シリンダヘッドの各軸受
部との間でカムシャフトを回転自在に支持する複数のベ
アリングキャップを互いに連結して一体形成する構造が
あるが、この場合、シリンダヘッドの捩れ変形等に対し
て有効な剛性強化がなされず、また高い加工精度が要求
されることによりコストアップを招くという問題点があ
った。
【0004】本発明は上記の問題点に着目し、カムシャ
フトの支持剛性を高めるとともに、シリンダヘッドの捩
れ剛性を有効に高めることを目的とする。
フトの支持剛性を高めるとともに、シリンダヘッドの捩
れ剛性を有効に高めることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダヘッ
ド上で吸・排気弁を開閉駆動する2本のカムシャフト
と、シリンダヘッドの各軸受部との間で各カムシャフト
を回転自在に支持する左右のベアリングキャップと、シ
リンダヘッドとの間で動弁室を画成するロッカカバーと
を備えるエンジンにおいて、クランク状に曲折した断面
を持って前記カムシャフトの軸方向に延びる補強プレー
トを設け、この補強プレートの左右のアッパーパネル部
を前記左右のベアリングキャップと共にボルトを介して
前記シリンダヘッドに共締めし、かつ中央のロアパネル
部を前記ロッカカバーと共に左右のカムシャフトの間に
位置してシリンダヘッドに共締めする。
ド上で吸・排気弁を開閉駆動する2本のカムシャフト
と、シリンダヘッドの各軸受部との間で各カムシャフト
を回転自在に支持する左右のベアリングキャップと、シ
リンダヘッドとの間で動弁室を画成するロッカカバーと
を備えるエンジンにおいて、クランク状に曲折した断面
を持って前記カムシャフトの軸方向に延びる補強プレー
トを設け、この補強プレートの左右のアッパーパネル部
を前記左右のベアリングキャップと共にボルトを介して
前記シリンダヘッドに共締めし、かつ中央のロアパネル
部を前記ロッカカバーと共に左右のカムシャフトの間に
位置してシリンダヘッドに共締めする。
【0006】
【作用】クランク状断面を持ってカムシャフト方向に延
びる各補強プレートは、左右の各ベアリングキャップと
シリンダヘッドの中央部を結ぶ梁として働き、シリンダ
ヘッドの捩れ剛性を有効に高めるとともに、各ベアリン
グキャップの倒れ振動を抑制して各カムシャフトの支持
剛性を高められる。
びる各補強プレートは、左右の各ベアリングキャップと
シリンダヘッドの中央部を結ぶ梁として働き、シリンダ
ヘッドの捩れ剛性を有効に高めるとともに、各ベアリン
グキャップの倒れ振動を抑制して各カムシャフトの支持
剛性を高められる。
【0007】ロッカカバーを補強プレートと共に振幅の
比較的小さい2本のカムシャフト間に位置してシリンダ
ヘッドに結合することにより、シリンダヘッドからロッ
カカバーに伝えられる振動を抑制して、ロッカカバーか
ら放射音等が発生することを防止できる。
比較的小さい2本のカムシャフト間に位置してシリンダ
ヘッドに結合することにより、シリンダヘッドからロッ
カカバーに伝えられる振動を抑制して、ロッカカバーか
ら放射音等が発生することを防止できる。
【0008】補強プレートはベアリングキャップと分離
して形成されるため、高い加工精度が要求されることが
なく、製品のコストダウンがはかれる。
して形成されるため、高い加工精度が要求されることが
なく、製品のコストダウンがはかれる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0010】図1、図2に示すように、直列4気筒エン
ジンのシリンダヘッド6上に2本のカムシャフト2が備
えられ、左右カムシャフト2はエンジン回転に同期して
回転駆動され、各カム2cに摺接して揺動するロッカア
ーム3を介して排気弁4または吸気弁(図示せず)を開
閉するようになっている。
ジンのシリンダヘッド6上に2本のカムシャフト2が備
えられ、左右カムシャフト2はエンジン回転に同期して
回転駆動され、各カム2cに摺接して揺動するロッカア
ーム3を介して排気弁4または吸気弁(図示せず)を開
閉するようになっている。
【0011】シリンダヘッド6は左右カムシャフト2を
支承する複数の軸受部13が形成されるとともに、その
中央部に点火栓を挿通させる4つの点火栓ボス部11が
形成される。
支承する複数の軸受部13が形成されるとともに、その
中央部に点火栓を挿通させる4つの点火栓ボス部11が
形成される。
【0012】なお、図において、17は排気ポート、1
8は吸気ポート、19はウォータジャケット、5はロッ
カカバー、12はシリンダブロックである。
8は吸気ポート、19はウォータジャケット、5はロッ
カカバー、12はシリンダブロックである。
【0013】図3にも示すように、シリンダヘッド6の
各軸受部13との間で左右カムシャフト2を回転自在に
支持する左右ベアリングキャップ1a,1bが設けられ
る。
各軸受部13との間で左右カムシャフト2を回転自在に
支持する左右ベアリングキャップ1a,1bが設けられ
る。
【0014】図4にも示すように、シリンダヘッド6上
にはクランク状に曲折した断面を持ってカムシャフト2
の軸方向に延びる補強プレート8が設けられる。この補
強プレート8は、左右ベアリングキャップ1a,1bと
共に複数のボルト7を介してシリンダヘッド6に共締め
される左右アッパーパネル部8a,8bと、ロッカカバ
ー5と共に複数のボルト10を介してシリンダヘッド6
の中央部に共締めされるロアパネル部8cと、左右アッ
パーパネル部8a,8bとロアパネル部8cを結ぶ左右
インサイドパネル部8d,8eを有して、これらが金属
製平板をプレス成型にして一体形成される。
にはクランク状に曲折した断面を持ってカムシャフト2
の軸方向に延びる補強プレート8が設けられる。この補
強プレート8は、左右ベアリングキャップ1a,1bと
共に複数のボルト7を介してシリンダヘッド6に共締め
される左右アッパーパネル部8a,8bと、ロッカカバ
ー5と共に複数のボルト10を介してシリンダヘッド6
の中央部に共締めされるロアパネル部8cと、左右アッ
パーパネル部8a,8bとロアパネル部8cを結ぶ左右
インサイドパネル部8d,8eを有して、これらが金属
製平板をプレス成型にして一体形成される。
【0015】シリンダヘッド6の各ベアリングキャップ
1a,1bに対する座面39には各ボルト7を螺合させ
る一対のネジ穴31が形成され、かつ各ベアリングキャ
ップ1a,1bの上部には補強プレート8の各アッパー
パネル部8a,8bを接合させる座面38a,38bが
形成される一方、補強プレート8の各アッパーパネル部
8a,8bには各ベアリングキャップ1a,1bを介し
て各ネジ穴31に重合する各ボルト穴21が所定位置に
形成される。
1a,1bに対する座面39には各ボルト7を螺合させ
る一対のネジ穴31が形成され、かつ各ベアリングキャ
ップ1a,1bの上部には補強プレート8の各アッパー
パネル部8a,8bを接合させる座面38a,38bが
形成される一方、補強プレート8の各アッパーパネル部
8a,8bには各ベアリングキャップ1a,1bを介し
て各ネジ穴31に重合する各ボルト穴21が所定位置に
形成される。
【0016】シリンダヘッド6には各点火栓ボス部11
の前後方向に位置してロアパネル部8cを接合させる座
面32が形成されるとともに、各座面32に各ボルト1
0を螺合させる一対のネジ穴33が形成される一方、ロ
アパネル部8cには各点火栓ボス部11に重合する点火
栓穴23と、各ネジ穴33に重合して各ボルト10を挿
通させるボルト穴22が所定位置に形成される。また、
ロッカカバー5にも各ボルト10を挿通させるボルト穴
41が所定位置に形成される。
の前後方向に位置してロアパネル部8cを接合させる座
面32が形成されるとともに、各座面32に各ボルト1
0を螺合させる一対のネジ穴33が形成される一方、ロ
アパネル部8cには各点火栓ボス部11に重合する点火
栓穴23と、各ネジ穴33に重合して各ボルト10を挿
通させるボルト穴22が所定位置に形成される。また、
ロッカカバー5にも各ボルト10を挿通させるボルト穴
41が所定位置に形成される。
【0017】図5にも示すように、シリンダヘッド6は
アッパーデッキ30上から各点火栓ボス部11、各軸受
部13、ロッカカバー5に対するフランジ部34が突出
するとともに、ロアパネル部8cを接合させる各座面3
2が各点火栓ボス部11から前後方向に連接して形成さ
れ、各座面32と各軸受部13またはフランジ部34と
を結ぶ各補強リブ35が一体形成される。
アッパーデッキ30上から各点火栓ボス部11、各軸受
部13、ロッカカバー5に対するフランジ部34が突出
するとともに、ロアパネル部8cを接合させる各座面3
2が各点火栓ボス部11から前後方向に連接して形成さ
れ、各座面32と各軸受部13またはフランジ部34と
を結ぶ各補強リブ35が一体形成される。
【0018】図6にも示すように、補強プレート8の各
点火栓穴23の周囲には上下一対のシールリング9a,
9bが焼き付け等により固着される。図7にも示すよう
に、上側のシールリング9aはロッカカバー5の点火栓
穴42の内周縁部に密着し、下側のシールリング9bは
点火栓ボス部11に密着する。なお、他の実施例とし
て、図10に示すように、点火栓ボス部11を補強プレ
ート8の点火栓穴23から上方に突出させ、ロッカカバ
ー5と点火栓ボス部11の間にシールリング9aを介装
して密封しても良い。
点火栓穴23の周囲には上下一対のシールリング9a,
9bが焼き付け等により固着される。図7にも示すよう
に、上側のシールリング9aはロッカカバー5の点火栓
穴42の内周縁部に密着し、下側のシールリング9bは
点火栓ボス部11に密着する。なお、他の実施例とし
て、図10に示すように、点火栓ボス部11を補強プレ
ート8の点火栓穴23から上方に突出させ、ロッカカバ
ー5と点火栓ボス部11の間にシールリング9aを介装
して密封しても良い。
【0019】ロッカカバー5とシリンダヘッド6のフラ
ンジ部34の間にもシール材43が介装され、ロッカカ
バー5の接合部が密封される。ロッカカバー5の内側に
はセパレートパネル44が取付けられ、吸気系に還流さ
れるブローバイガス中からオイル分を分離するオイルセ
パレート室が画成される。
ンジ部34の間にもシール材43が介装され、ロッカカ
バー5の接合部が密封される。ロッカカバー5の内側に
はセパレートパネル44が取付けられ、吸気系に還流さ
れるブローバイガス中からオイル分を分離するオイルセ
パレート室が画成される。
【0020】次に、作用について説明する。
【0021】シリンダヘッド6は、補強プレート8が取
付けられない状態において、図8に示すようにシリンダ
ヘッド6の中央部を中心として捩れる変形モードで1.
0〜1.5kHzの固有振動数を持ち、ロッカカバー5
にこの振動が伝わり、ロッカカバー5から放射音を発生
する可能性がある。
付けられない状態において、図8に示すようにシリンダ
ヘッド6の中央部を中心として捩れる変形モードで1.
0〜1.5kHzの固有振動数を持ち、ロッカカバー5
にこの振動が伝わり、ロッカカバー5から放射音を発生
する可能性がある。
【0022】これに対して、クランク状断面を持ってエ
ンジン縦方向に延びる補強プレート8がシリンダヘッド
6の中央部に配置される各座面32と左右ベアリングキ
ャップ1a,1bに渡って架設されることにより、シリ
ンダヘッド6の上記捩れ変形モードによる歪エネルギー
を有効に分散させて、シリンダヘッド6およびロッカカ
バー5から発生する放射音を低減することができる。
ンジン縦方向に延びる補強プレート8がシリンダヘッド
6の中央部に配置される各座面32と左右ベアリングキ
ャップ1a,1bに渡って架設されることにより、シリ
ンダヘッド6の上記捩れ変形モードによる歪エネルギー
を有効に分散させて、シリンダヘッド6およびロッカカ
バー5から発生する放射音を低減することができる。
【0023】各ベアリングキャップ1a,1bは図9に
示すように前後方向に倒れる変形モードで振動しようと
するが、補強プレート8はシリンダヘッド6に対して各
ベアリングキャップ1a,1bの上部を支持する梁とし
て働き、各ベアリングキャップ1a,1bの倒れ振動を
抑制する。この結果、左右カムシャフト2の支持剛性を
高め、シリンダヘッド6の側壁部36から発生する放射
音を低減できる。
示すように前後方向に倒れる変形モードで振動しようと
するが、補強プレート8はシリンダヘッド6に対して各
ベアリングキャップ1a,1bの上部を支持する梁とし
て働き、各ベアリングキャップ1a,1bの倒れ振動を
抑制する。この結果、左右カムシャフト2の支持剛性を
高め、シリンダヘッド6の側壁部36から発生する放射
音を低減できる。
【0024】また、ロッカカバー5を補強プレート8と
共に変形量の比較的小さいシリンダヘッド6の中央部に
締結することにより、シリンダヘッド6の振動がロッカ
カバー5に伝えられることを抑制し、ロッカカバー5か
ら発生する放射音を低減することができる。
共に変形量の比較的小さいシリンダヘッド6の中央部に
締結することにより、シリンダヘッド6の振動がロッカ
カバー5に伝えられることを抑制し、ロッカカバー5か
ら発生する放射音を低減することができる。
【0025】補強プレート8は各ベアリングキャップ1
a,1bと互いに分離して形成されるため、高い加工精
度が要求されることがなく、製品のコストダウンがはか
れる。
a,1bと互いに分離して形成されるため、高い加工精
度が要求されることがなく、製品のコストダウンがはか
れる。
【0026】なお、補強プレート8は必ずしも全ての各
ベアリングキャップ1a,1bに締結する必要はなく、
一部気筒の各ベアリングキャップ1a,1bに締結して
も良い。
ベアリングキャップ1a,1bに締結する必要はなく、
一部気筒の各ベアリングキャップ1a,1bに締結して
も良い。
【0027】次に、図11に示した他の実施例は、吸・
排気弁の挟み角が小さいエンジンにおいて、補強プレー
ト8のインサイドパネル部8d,8eにカムとの干渉を
避ける開口部41を形成するものである。開口部41の
開口縁部には四角い補強枠42を固着して、剛性強化が
はかられている。
排気弁の挟み角が小さいエンジンにおいて、補強プレー
ト8のインサイドパネル部8d,8eにカムとの干渉を
避ける開口部41を形成するものである。開口部41の
開口縁部には四角い補強枠42を固着して、剛性強化が
はかられている。
【0028】次に、図12、図13に示した他の実施例
は、補強プレート8に各アッパーパネル部8a,8bの
下面と各インサイドパネル部8d,8eをそれぞれ結ん
でエンジン横方向に延びるリブ43を形成するものであ
る。各リブ43は各ベアリングキャップ1a,1bの間
に配置され、補強プレート8の剛性を強化するととも
に、ブローバイガスがロッカカバー5とセパレートパネ
ル44の間に画成されるオイルセパレート室に導かれる
前の段階でブローバイガス中からオイル分を分離する働
きをする。
は、補強プレート8に各アッパーパネル部8a,8bの
下面と各インサイドパネル部8d,8eをそれぞれ結ん
でエンジン横方向に延びるリブ43を形成するものであ
る。各リブ43は各ベアリングキャップ1a,1bの間
に配置され、補強プレート8の剛性を強化するととも
に、ブローバイガスがロッカカバー5とセパレートパネ
ル44の間に画成されるオイルセパレート室に導かれる
前の段階でブローバイガス中からオイル分を分離する働
きをする。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、クランク
状に曲折した断面を持ってカムシャフトの軸方向に延び
る補強プレートを設け、この補強プレートの左右のアッ
パーパネル部を左右のベアリングキャップと共にボルト
を介してシリンダヘッドに共締めし、かつ中央のロアパ
ネル部を左右のカムシャフトの間に位置してシリンダヘ
ッドに結合したため、シリンダヘッドの捩れ剛性を有効
に高めるとともに、各カムシャフトの支持剛性を高めら
れ、シリンダヘッドまたはロッカカバー等から放射音が
発生することを防止できる。
状に曲折した断面を持ってカムシャフトの軸方向に延び
る補強プレートを設け、この補強プレートの左右のアッ
パーパネル部を左右のベアリングキャップと共にボルト
を介してシリンダヘッドに共締めし、かつ中央のロアパ
ネル部を左右のカムシャフトの間に位置してシリンダヘ
ッドに結合したため、シリンダヘッドの捩れ剛性を有効
に高めるとともに、各カムシャフトの支持剛性を高めら
れ、シリンダヘッドまたはロッカカバー等から放射音が
発生することを防止できる。
【図1】本発明の実施例を示すエンジンの横断面図であ
る。
る。
【図2】同じくシリンダヘッドの平面図である。
【図3】同じくエンジン上部の斜視図である。
【図4】同じく補強プレートの斜視図である。
【図5】同じくエンジンの横断面図である。
【図6】同じく補強プレートの横断面図である。
【図7】同じくエンジンの一部横断面図である。
【図8】エンジンブロックの変形モードを示す図であ
る。
る。
【図9】ベアリングキャップの変形モードを示す図であ
る。
る。
【図10】他の実施例を示すエンジンの一部横断面図で
ある。
ある。
【図11】さらに他の実施例を示すエンジン上部の斜視
図である。
図である。
【図12】さらに他の実施例を示す補強プレートの斜視
図である。
図である。
【図13】同じく補強プレートの横断面図である。
1a ベアリングキャップ 1b ベアリングキャップ 2 カムシャフト 5 ロッカカバー 6 シリンダヘッド 7 ボルト 8 補強プレート 8a アッパーパネル部 8b アッパーパネル部 8c ロアパネル部 8d インサイドパネル部 8e インサイドパネル部 10 ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダヘッド上で吸・排気弁を開閉駆
動する2本のカムシャフトと、シリンダヘッドの各軸受
部との間で各カムシャフトを回転自在に支持する左右の
ベアリングキャップと、シリンダヘッドとの間で動弁室
を画成するロッカカバーとを備えるエンジンにおいて、
クランク状に曲折した断面を持って前記カムシャフトの
軸方向に延びる補強プレートを設け、この補強プレート
の左右のアッパーパネル部を前記左右のベアリングキャ
ップと共にボルトを介して前記シリンダヘッドに共締め
し、かつ中央のロアパネル部を前記ロッカカバーと共に
左右のカムシャフトの間に位置してシリンダヘッドに共
締めしたことを特徴とするエンジンのカムシャフト支持
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25150692A JPH06101423A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | エンジンのカムシャフト支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25150692A JPH06101423A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | エンジンのカムシャフト支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101423A true JPH06101423A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17223828
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25150692A Pending JPH06101423A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | エンジンのカムシャフト支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06101423A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100379306B1 (ko) * | 2000-09-14 | 2003-04-08 | 현대자동차주식회사 | 강도 증대를 위한 실린더헤드의 조립 구조 |
JP2009097487A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-07 | Honda Motor Co Ltd | 頭上カム軸型内燃機関の動弁装置 |
JP2010065655A (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-25 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のカムホルダ構造 |
JP2011043132A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Honda Motor Co Ltd | 車両用内燃機関のシリンダヘッド構造 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP25150692A patent/JPH06101423A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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