JPH0424129Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0424129Y2 JPH0424129Y2 JP1985161704U JP16170485U JPH0424129Y2 JP H0424129 Y2 JPH0424129 Y2 JP H0424129Y2 JP 1985161704 U JP1985161704 U JP 1985161704U JP 16170485 U JP16170485 U JP 16170485U JP H0424129 Y2 JPH0424129 Y2 JP H0424129Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder head
- opening
- metal plate
- head cover
- elastic member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 14
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 4
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 4
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はエンジンのシリンダヘツドに設けられ
るヘツドカバーに関するものである。
るヘツドカバーに関するものである。
(従来の技術)
従来のヘツドカバーとしては、例えば実開昭51
−56407号公報に記載されたものが知られる。こ
のヘツドカバーは、フランジ部と本体とが分割形
成され、これらが弾性を有する成形金属板により
連結されている。このヘツドカバーは、シリンダ
ヘツド内の動弁機構に干渉しないようにフランジ
部を介してシリンダヘツドに取付けられ、弾性を
有する成形金属板によつて、振動の伝達を防止す
る構造となつている。
−56407号公報に記載されたものが知られる。こ
のヘツドカバーは、フランジ部と本体とが分割形
成され、これらが弾性を有する成形金属板により
連結されている。このヘツドカバーは、シリンダ
ヘツド内の動弁機構に干渉しないようにフランジ
部を介してシリンダヘツドに取付けられ、弾性を
有する成形金属板によつて、振動の伝達を防止す
る構造となつている。
以上のヘツドカバーでは、フランジ部と本体と
の間で分割されていたので、ヘツドカバーの本体
に外力が作用すると、この本体が揺動してシリン
ダヘツド内の動弁機構と干渉するおそれがあるた
め、本体を充分に大きく形成する必要があり大型
化する不具合があつた。また、フランジ部と本体
との間に弾性体を介装しただけでは、シリンダヘ
ツド内のメカ音の放射音を確実に低減することは
困難であつた。
の間で分割されていたので、ヘツドカバーの本体
に外力が作用すると、この本体が揺動してシリン
ダヘツド内の動弁機構と干渉するおそれがあるた
め、本体を充分に大きく形成する必要があり大型
化する不具合があつた。また、フランジ部と本体
との間に弾性体を介装しただけでは、シリンダヘ
ツド内のメカ音の放射音を確実に低減することは
困難であつた。
(考案が解決しようとする問題点)
そこで本出願人は先に実願昭59−189248号を提
案した。これはヘツドカバーは上面部をその周縁
の全周に亘り弾性部材を介して本体に支持するよ
うにしたもので、騒音低減等の効果が高い。
案した。これはヘツドカバーは上面部をその周縁
の全周に亘り弾性部材を介して本体に支持するよ
うにしたもので、騒音低減等の効果が高い。
ところで以上の先に提案した技術は、金属板の
全周を弾性材で囲繞して本体に支持されるように
したので金属板外面は露出し、その表面に錆等の
腐食が発生するおそれがある。
全周を弾性材で囲繞して本体に支持されるように
したので金属板外面は露出し、その表面に錆等の
腐食が発生するおそれがある。
本考案は主に以上の技術課題を解決すべくなさ
れたもので、その目的とする処は、シリンダヘツ
ドカバー上面に金属板を弾性部材を介して支持し
つつ耐食性を向上させ、併せて騒音低減効果を更
に向上させたエンジンのシリンダヘツドカバーを
提供するにある。
れたもので、その目的とする処は、シリンダヘツ
ドカバー上面に金属板を弾性部材を介して支持し
つつ耐食性を向上させ、併せて騒音低減効果を更
に向上させたエンジンのシリンダヘツドカバーを
提供するにある。
(問題点を解決するための手段)
以上の問題点を解決するための手段は、シリン
ダヘツドに高剛性部材からなり開口を有する枠体
を締結し、この枠体の開口の内周縁に段差状のた
な部を形成するとともに、このたな部の内周縁に
重合する大きさの外周縁径方向寸法を有する金属
板と金属板の外周および外面をゴム等の弾性部材
で被覆し、かつ、金属板と枠体のたな部との重合
部間および開口内周縁間に弾性部材を介在させて
一体的に接合し開口を閉塞するようにした。
ダヘツドに高剛性部材からなり開口を有する枠体
を締結し、この枠体の開口の内周縁に段差状のた
な部を形成するとともに、このたな部の内周縁に
重合する大きさの外周縁径方向寸法を有する金属
板と金属板の外周および外面をゴム等の弾性部材
で被覆し、かつ、金属板と枠体のたな部との重合
部間および開口内周縁間に弾性部材を介在させて
一体的に接合し開口を閉塞するようにした。
(上記手段による作用)
上記手段によれば、金属板は枠体との間に弾性
部材を介在させて取り付けられ、段税部材の変形
で変位してダイナミツクダンパとして振動および
騒音を低減し、また、高い剛性で枠体の開口を閉
塞できる。そして、金属板は外面等が弾性部材で
覆われるため、防錆、耐食性を改善でき、更に、
音あるいは振動をより効果的に減衰できる。
部材を介在させて取り付けられ、段税部材の変形
で変位してダイナミツクダンパとして振動および
騒音を低減し、また、高い剛性で枠体の開口を閉
塞できる。そして、金属板は外面等が弾性部材で
覆われるため、防錆、耐食性を改善でき、更に、
音あるいは振動をより効果的に減衰できる。
(実施例)
次に本考案の好適一実施例を添付図面を参照し
つつ詳述する。
つつ詳述する。
第1図はエンジンの一部を破断した正面図、第
2図はヘツドカバー部の拡大断面図である。
2図はヘツドカバー部の拡大断面図である。
実施例はV型エンジンを示し、エンジン1は下
からオイルパン2、クランクケース3、V型のシ
リンダ部を備えるシリンダブロツク4、シリンダ
ブロツク4の各シリンダ部4aはシリンダヘツド
5で覆われ、シリンダヘツド5内には吸・排気弁
6,7が縦通し、これのステム6a,7a間にカ
ムシヤフト8が配設され、ロツカアーム9等でス
テム6a,7aを軸方向摺動させ、吸・排気弁
6,7を開閉する。
からオイルパン2、クランクケース3、V型のシ
リンダ部を備えるシリンダブロツク4、シリンダ
ブロツク4の各シリンダ部4aはシリンダヘツド
5で覆われ、シリンダヘツド5内には吸・排気弁
6,7が縦通し、これのステム6a,7a間にカ
ムシヤフト8が配設され、ロツカアーム9等でス
テム6a,7aを軸方向摺動させ、吸・排気弁
6,7を開閉する。
以上において、シリンダヘツド5には囲壁部5
aが形成され、この内部空間Sにカムシヤフト
8、ロツカアーム9、バルブステム6a,7a等
の動弁機構が臨み、囲壁部5aの外端に開口5b
が形成され、開口5bの周縁部5cはフラツトに
形成される。
aが形成され、この内部空間Sにカムシヤフト
8、ロツカアーム9、バルブステム6a,7a等
の動弁機構が臨み、囲壁部5aの外端に開口5b
が形成され、開口5bの周縁部5cはフラツトに
形成される。
かかる開口5bをヘツドカバー10で閉塞す
る。カバー10はシリンダヘツド5と同材の例え
ばアルミニウム合金等で形成された枠体101を
備え、枠体101は内周に各辺の内方に突出した
たな片102を備えた段部103が設けられ、た
な片102の内周縁104が開口をなす。かかる
開口を前記たな片102と重合する大きさの蓋体
110で閉塞し、外力による内方への変形を防止
し、蓋体110は鋼板からなる本体111とゴム
等からなる弾性体115からなる。本体111は
実施例では外面中央部に凹部112を備え、これ
の外面113、全周縁114を弾性体115で覆
い、弾性体115は外面113を覆う部分11
6、周縁114及びこれの内面周辺部を覆う部分
117を備え、これらの弾性体115は本体11
1と焼付等で一体的に接合されている。弾性体1
15の部分116は凹部112に喰い込んで外面
113をフラツトに覆うにさいし位置決め及び接
合を強化する。
る。カバー10はシリンダヘツド5と同材の例え
ばアルミニウム合金等で形成された枠体101を
備え、枠体101は内周に各辺の内方に突出した
たな片102を備えた段部103が設けられ、た
な片102の内周縁104が開口をなす。かかる
開口を前記たな片102と重合する大きさの蓋体
110で閉塞し、外力による内方への変形を防止
し、蓋体110は鋼板からなる本体111とゴム
等からなる弾性体115からなる。本体111は
実施例では外面中央部に凹部112を備え、これ
の外面113、全周縁114を弾性体115で覆
い、弾性体115は外面113を覆う部分11
6、周縁114及びこれの内面周辺部を覆う部分
117を備え、これらの弾性体115は本体11
1と焼付等で一体的に接合されている。弾性体1
15の部分116は凹部112に喰い込んで外面
113をフラツトに覆うにさいし位置決め及び接
合を強化する。
以上の蓋体110は弾性体115の周縁118
を段部103内壁に、そして内面周辺部117を
たな片102に接着、焼付等して枠体101の開
口を塞ぎつつ接合一体化し、以上によりヘツドカ
バー10を構成し、枠体101の接合面105に
は凹溝106を形成し、これにOリング等のシー
ル材11を介装し、ヘツド側にボルト等で結着す
る。
を段部103内壁に、そして内面周辺部117を
たな片102に接着、焼付等して枠体101の開
口を塞ぎつつ接合一体化し、以上によりヘツドカ
バー10を構成し、枠体101の接合面105に
は凹溝106を形成し、これにOリング等のシー
ル材11を介装し、ヘツド側にボルト等で結着す
る。
(考案の効果)
以上で明らかな如く本考案によれば、金属板は
外面および外周縁が弾性部材によつて被覆され、
この弾性部材を開口周縁のたな部との間及び開口
周縁との間に介在させて変位可能に取り付けられ
るため、音および振動を効果的に減衰でき、ま
た、枠体の開口を高い剛性で閉塞でき、更に、金
属板の防錆、耐食性も改善できる。
外面および外周縁が弾性部材によつて被覆され、
この弾性部材を開口周縁のたな部との間及び開口
周縁との間に介在させて変位可能に取り付けられ
るため、音および振動を効果的に減衰でき、ま
た、枠体の開口を高い剛性で閉塞でき、更に、金
属板の防錆、耐食性も改善できる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はエンジンの要部は段正面図、第2図はシリンダ
ヘツドカバー部の拡大断面図である。 なお、図面中、1はエンジン、5はシリンダヘ
ツド、10はシリンダヘツドカバー、104は開
口、111は蓋板、115は弾性体である。
はエンジンの要部は段正面図、第2図はシリンダ
ヘツドカバー部の拡大断面図である。 なお、図面中、1はエンジン、5はシリンダヘ
ツド、10はシリンダヘツドカバー、104は開
口、111は蓋板、115は弾性体である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンのシリンダヘツドに設けられるシリン
ダヘツドカバーにおいて、 シリンダヘツドに高剛性部材からなり開口を有
する枠体を締結し、この枠体の開口の内周縁に段
差状のたな部を形成するとともに、このたな部の
内周縁に重合する大きさの外周縁径方向寸法を有
する金属板と金属板の外周および外面をゴム等の
弾性部材で被覆し、かつ、金属板と枠体のたな部
との重合部間および開口内周縁間に弾性部材を介
在させて一体的に接合し開口を閉塞するようにし
たことを特徴とするシリンダヘツドカバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985161704U JPH0424129Y2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985161704U JPH0424129Y2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6269038U JPS6269038U (ja) | 1987-04-30 |
JPH0424129Y2 true JPH0424129Y2 (ja) | 1992-06-05 |
Family
ID=31088264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985161704U Expired JPH0424129Y2 (ja) | 1985-10-21 | 1985-10-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0424129Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7827950B2 (en) * | 2007-06-27 | 2010-11-09 | Federal-Mogul Corporation | Valve cover assembly and method of construction |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922262U (ja) * | 1982-08-04 | 1984-02-10 | 株式会社丸山製作所 | ホ−ス圧潰防止機 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5667346U (ja) * | 1979-10-31 | 1981-06-04 |
-
1985
- 1985-10-21 JP JP1985161704U patent/JPH0424129Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5922262U (ja) * | 1982-08-04 | 1984-02-10 | 株式会社丸山製作所 | ホ−ス圧潰防止機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6269038U (ja) | 1987-04-30 |
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