JPH0830538B2 - 金属ガスケット - Google Patents

金属ガスケット

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JPH0830538B2
JPH0830538B2 JP2118373A JP11837390A JPH0830538B2 JP H0830538 B2 JPH0830538 B2 JP H0830538B2 JP 2118373 A JP2118373 A JP 2118373A JP 11837390 A JP11837390 A JP 11837390A JP H0830538 B2 JPH0830538 B2 JP H0830538B2
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JP
Japan
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metal gasket
plate
substrate
sub
bead
Prior art date
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JP2118373A
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English (en)
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JPH0415372A (ja
Inventor
修二 川村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Metal Gasket Co Ltd
Original Assignee
Japan Metal Gasket Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は内燃機関を構成するシリンダーヘッドとシリ
ンダーブロックとの接合面に挿入して、燃焼ガス,冷却
水及び潤滑油等の漏洩を防止する金属ガスケットに関す
る。
(従来の技術) 内燃機関では、シリンダーブロックとシリンダーヘッ
ドとの接合面に金属ガスケットを介装して、シール機能
を付与している。特に燃焼室囲りのシールが重要であっ
て、この部分のシールが不十分であると燃焼室内部のガ
スが漏洩してしまい、圧力低下を招くことになる。
第7図は従来例を示す一部切欠断面図である。
第7図(a)は特願昭62−227931号,第7図(b)は
特願昭61−91240号として出願人が既に提案したもので
ある。第7図(a)において、10−1,10−2は弾性を有
する基板であり、山形ビード11−1,11−2を突合するよ
うに位置させている。12は中間板であって副板13を併設
し、端部に副板を折曲している。そして中間板と副板か
らなる部分を基板10−1,10−2で挾持する構成としてい
る。又、第7図(b)は山形ビード11−3を有する1枚
の基板10−3に対して副板を併設し、その端部を折曲し
て固定したものである。
いずれの図からもわかるように、副板を折曲した部分
がストッパーとなる。即ち、金属ガスケットをエンジン
に介装して締付けた状態でエンジンを作動させたとき、
ビードが弾性変形して疲労破壊するのを、このストッパ
ーにて振幅を制限するものである。
(発明が解決しようとする課題) 上記した第7図(a)では、副板を保持するために中
間板を採用しているが、この場合中間板が厚いために振
動ストッパーとしての効果が、副板を折返した側の基板
ビードにのみあり、反対側(平坦な副板側)には効果が
少ない。
一方、第7図(b)では厚さ0.2〜0.3mmの基板に対
し、副板が0.08〜0.15mmと薄いこと、及び最近において
エンジンの軽量化,高出力・小形化によってシリンダー
ヘッドがアルミニューム製,シリンダーブロックが鋳鉄
製となったことにより、運転,停止を繰返した場合、材
料の異なる熱膨脹差が原因して副板の折返し部がズレた
り、つぶれたり又は割れたりする不具合が発生してい
る。更に、ボルト近傍とボルト間で面圧の差が大きく、
気筒径が大きくなってきている現在は、一層条件が悪く
なっており、完全シールすることが困難になってきてい
る。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、エンジ
ンの変形に充分追従して変形すると共に、シール性を向
上させた金属ガスケットを提供することを目的としてい
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は燃焼室孔の周縁に
ビードを形成した弾性金属板からなる基板と、前記基板
に対して副板を併設して燃焼室孔端部を折曲して構成し
た金属ガスケットにおいて、前記副板は単独構成とする
と共に、基板のビード位置より燃焼室開口部寄りの平坦
部長さと同等又は同等以下の折曲げ幅とし、前記折曲げ
部に空間を有するR部を設けた。
(作 用) 副板の端部を折曲げるに際し、その折曲げ幅を燃焼室
開口部寄りの平坦部長さと同等又は同等以下としている
ため、この折曲げた部分がストッパーの役をすると共
に、折曲げた端部にできた小さなR部が弾性変化するた
め、エンジン変形に追従できて、シール性も確保され
る。
(実施例) 以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による金属ガスケットの一実施例の断
面図、第3図は金属ガスケットの一部を切欠して示した
概要平面図であり、図中のA−A′断面が第1図に示さ
れる。
説明の都合から第3図に示す平面図の概要を説明す
る。
第3図において、は金属ガスケット本体で弾性材か
らなる基板10を有する。この基板10には燃焼室孔に対応
して設けた開口部3があり、この開口部3の外縁には同
芯円状のビード4が設けられる。なお、図に示す1点鎖
線はビードの頂部である。5は締付用のボルト孔、6は
冷却水循環用の水孔、7は油孔であり、循環された各構
成は固定部2で一体になっている。
第1図によって金属ガスケットの構成を説明する。
第1図において、10−1,10−2は弾性を有する基板で
山形ビード4を突合した点は従来例と同様である。14は
副板であり従来のように中板と共に併設することなく、
単独にて基板10−1,10−2に挾持された全体構成を有す
る。そして副板は燃焼室孔開口部3の部分で端部を折返
す。この場合の折返し幅は基板ビードにより燃焼室孔側
の平坦部の幅l1と同等又は同等以下とすると共に、折返
し部に小さなR部15を形成する。
したがって、上記構成のガスケットをエンジンに組込
んで締付ボルトによって締結したとき、ガスケットがエ
ンジンに接触する部位の順序は、最初にビード部分,次
いで副板の小さなR部分,続いて折返し端部,続いてボ
ルト座金周辺となる。そして、副板の折返し時にできる
小さなR部があるため、燃焼室開口部周縁で、局部的に
面圧を高めることができ、シート圧を確保できると共
に、この小さなR部が有する弾力性により、エンジンの
変形に追従することができる。なお、副板の折返し幅に
変化をもたせることで、ストッパー部の面圧調整も可能
である。
更に、2枚の基板によって副板単独が挾持されるた
め、エンジンの爆発により発生する振動の抑制が2枚の
基板のビードに均等に効果を発揮し、ビードの振動によ
る疲労破壊を防止することができる。この効果は基板板
厚10−1,10−2を異ならせても同一である。
第2図は他の実施例の構成図である。
本実施例では基板10−1を1枚とし、これに単独の副
板14を併設した構成とした。その他の構成及び作用は第
1図と同様である。本実施例においてもシリンダーヘッ
ドとシリンダーブロックとの材質の違いによる熱膨脹差
による影響を防止でき、更に小さなR部による面圧の確
保及びエンジンの変形に対する追従も可能である。
第4図は更に他の実施例の構成図である。
本実施例では基板10−3,10−4に設けたビード4−1,
4−2の形状をステップ状としたものであり、山形ビー
ドの第1図に対応している。
第5図は更に他の実施例の構成図である。
本実施例では基板10−3に設けたビード4−1の形状
をステップ状としたものであり、山形ビードの第2図に
対応している。
なお、第4図及び第5図の各実施例も第1図及び第2
図と同一作用効果を奏することは明らかである。
第6図はガスケットを締付けたときの面圧を示す図で
あり、縦軸に面圧の大きさを示す。なお、図の右側が燃
焼室孔側である。図に示されるように小さなR部15にお
いて大きな面圧となってシール性を確保していることが
わかる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によればビードを有する
基板に対して単独に副板を併設し、副板の端部を折返し
て小さなR部を形成するよう構成したので、簡単な構成
で充分エンジンの変形に追従でき、かつシール性も確保
できる上に、ビードの疲労破壊も抑制可能な金属ガスケ
ットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による金属ガスケットの一実施例の断面
構成図、第2図は他の実施例の断面構成図、第3図は金
属ガスケットの平面構成を説明する一部切欠図、第4図
及び第5図は更に他の実施例の断面構成図、第6図はガ
スケットの締付時における面圧を示す図、第7図は従来
の金属ガスケットを説明する断面図である。 ……金属ガスケット本体 2……固定部、3……開口部 4,4−1,4−2,11−1,11−2……ビード 5……ボルト孔、6……水孔 7……油孔 10,10−1,10−2,10−3,10−4……基板 12……中間板、13,14……副板 15……小さなR部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室孔の周縁にビードを形成した弾性金
    属板からなる基板と、前記基板に対して副板を併設して
    燃焼室孔端部を折曲して構成した金属ガスケットにおい
    て、前記副板は単独構成とすると共に、基板のビード位
    置より燃焼室開口部寄りの平坦部長さと同等又は同等以
    下の折曲げ幅とし、前記折曲げ部に空間を有するR部を
    備えたことを特徴とする金属ガスケット。
  2. 【請求項2】基板の枚数は1枚以上の複数枚とすること
    を特徴とする請求項1記載の金属ガスケット。
  3. 【請求項3】基板に設けたビードの形状は山形又はステ
    ップ状であることを特徴とする請求項1又は2記載の金
    属ガスケット。
JP2118373A 1990-05-08 1990-05-08 金属ガスケット Expired - Lifetime JPH0830538B2 (ja)

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JP2118373A JPH0830538B2 (ja) 1990-05-08 1990-05-08 金属ガスケット

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JPH0415372A JPH0415372A (ja) 1992-01-20
JPH0830538B2 true JPH0830538B2 (ja) 1996-03-27

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JP2118373A Expired - Lifetime JPH0830538B2 (ja) 1990-05-08 1990-05-08 金属ガスケット

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JPH0415372A (ja) 1992-01-20

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