JPH0133813Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0133813Y2 JPH0133813Y2 JP4644981U JP4644981U JPH0133813Y2 JP H0133813 Y2 JPH0133813 Y2 JP H0133813Y2 JP 4644981 U JP4644981 U JP 4644981U JP 4644981 U JP4644981 U JP 4644981U JP H0133813 Y2 JPH0133813 Y2 JP H0133813Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rocker cover
- cylinder head
- side wall
- mounting seat
- cover mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 5
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 239000011435 rock Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 1
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関のシリンダヘツドの構造に関
する。
する。
従来の内燃機関のシリンダヘツドとしては、例
えば第１図に示すようなものがある。（実公昭54
−45461号公報参照）。これはOHC型のバルブ駆
動系を有する内燃機関のシリンダヘツドの例で、
図中１はシリンダヘツド本体、２はカムシヤフト
軸受部、３はバルブスプリング取付座、４はロツ
カカバー取付座、５はロツカカバー取付用ねじ
穴、６はヘツドボルト挿通穴である。
えば第１図に示すようなものがある。（実公昭54
−45461号公報参照）。これはOHC型のバルブ駆
動系を有する内燃機関のシリンダヘツドの例で、
図中１はシリンダヘツド本体、２はカムシヤフト
軸受部、３はバルブスプリング取付座、４はロツ
カカバー取付座、５はロツカカバー取付用ねじ
穴、６はヘツドボルト挿通穴である。
しかしながら、このような従来のシリンダヘツ
ドにあつては、ロツカカバー取付座４がシリンダ
ヘツド全周に亘り一枚板で、底辺部のみでシリン
ダヘツド本体１と連接しており、その上面にロツ
カカバー取付用ねじ穴５が設けられていたため、
機関振動により、ロツカカバー取付座４が第２図
に示すようなモードの共振を生じ、自ら発音する
と共に、ねじ穴５が振動モードの腹にある場合、
ロツカカバーに多大な加振入力が作用し、ロツカ
カバーの発音も増大させるという問題点があつ
た。
ドにあつては、ロツカカバー取付座４がシリンダ
ヘツド全周に亘り一枚板で、底辺部のみでシリン
ダヘツド本体１と連接しており、その上面にロツ
カカバー取付用ねじ穴５が設けられていたため、
機関振動により、ロツカカバー取付座４が第２図
に示すようなモードの共振を生じ、自ら発音する
と共に、ねじ穴５が振動モードの腹にある場合、
ロツカカバーに多大な加振入力が作用し、ロツカ
カバーの発音も増大させるという問題点があつ
た。
また、機関の高出力、高回転化が著しい現在で
は、バルブ挙動に大きな影響のあるカムシヤフト
軸受部の倒れ剛性をいかに向上させるかも極めて
重要である。
は、バルブ挙動に大きな影響のあるカムシヤフト
軸受部の倒れ剛性をいかに向上させるかも極めて
重要である。
尚、実公昭48−12801号の如くロツカカバー取
付座を蛇行状に形成したもの、実開昭55−137239
号の如くロツカカバー天井壁をロツカシヤフトの
軸受部に連結したもの、実開昭55−177041号の如
く２つのカムシヤフト軸受部間をリブで連結した
もの等があるが、いずれもロツカカバー取付用ね
じ穴の部分の振動モードを考慮しておらずロツカ
カバーへの振動伝達防止効果に欠け、また重量増
を招くことなくカムシヤフト軸受部の強度向上を
図ることができない。
付座を蛇行状に形成したもの、実開昭55−137239
号の如くロツカカバー天井壁をロツカシヤフトの
軸受部に連結したもの、実開昭55−177041号の如
く２つのカムシヤフト軸受部間をリブで連結した
もの等があるが、いずれもロツカカバー取付用ね
じ穴の部分の振動モードを考慮しておらずロツカ
カバーへの振動伝達防止効果に欠け、また重量増
を招くことなくカムシヤフト軸受部の強度向上を
図ることができない。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、シリンダヘツドの外周部に立上げ
た側壁上にロツカカバー取付座を設ける一方、カ
ムシヤフト軸受部の側面部分を基点として前記側
壁に向かつて二方向にリブを延設して略三角形の
補強構造を形成し、前記リブと前記側壁との結合
部近傍の側壁にロツカカバー取付用ねじ穴を形成
することにより、上記の問題点を解決することを
目的としている。
されたもので、シリンダヘツドの外周部に立上げ
た側壁上にロツカカバー取付座を設ける一方、カ
ムシヤフト軸受部の側面部分を基点として前記側
壁に向かつて二方向にリブを延設して略三角形の
補強構造を形成し、前記リブと前記側壁との結合
部近傍の側壁にロツカカバー取付用ねじ穴を形成
することにより、上記の問題点を解決することを
目的としている。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第３図イ，ロは本考案の一実施例を示してい
る。尚、この実施例において従来例（第１図）と
同一部分には同一符号を付して異なる部分につい
てのみ説明する。
る。尚、この実施例において従来例（第１図）と
同一部分には同一符号を付して異なる部分につい
てのみ説明する。
各カムシヤフト軸受部２の一方の側壁から適当
な角度で２本のリブ７，７を設けて、これらのリ
ブ７，７をロツカカバー取付座４の側壁につな
ぎ、これらのリブ７，７とロツカカバー取付座４
とで３角形の補強構造を形成する。ここで隣合う
カムシヤフト軸受部２についてはそれぞれ反対方
向のロツカカバー取付座４の側壁に向けてリブ
７，７を設ける。そして、ロツカカバー取付座４
におけるリブ７の結合部の上面にロツカカバー取
付用ねじ穴５を設ける。尚、８はカムシヤフトで
ある。
な角度で２本のリブ７，７を設けて、これらのリ
ブ７，７をロツカカバー取付座４の側壁につな
ぎ、これらのリブ７，７とロツカカバー取付座４
とで３角形の補強構造を形成する。ここで隣合う
カムシヤフト軸受部２についてはそれぞれ反対方
向のロツカカバー取付座４の側壁に向けてリブ
７，７を設ける。そして、ロツカカバー取付座４
におけるリブ７の結合部の上面にロツカカバー取
付用ねじ穴５を設ける。尚、８はカムシヤフトで
ある。
かかる構成によれば、ロツカカバー取付座４は
多数のリブ７により多数の点で支持されることに
なり、その共振振幅が抑制され、パネルとしての
共振周波数は著しく上昇する。
多数のリブ７により多数の点で支持されることに
なり、その共振振幅が抑制され、パネルとしての
共振周波数は著しく上昇する。
また、仮にロツカカバー取付座４が共振状態に
なつても、その振動モードは第４図に示すように
リブ７との結合部を節としたものとなるため、そ
の結合部に配したロツカカバー取付用ねじ穴５か
らボルトを介してロツカカバーに加振入力が伝達
されることはほとんどない。
なつても、その振動モードは第４図に示すように
リブ７との結合部を節としたものとなるため、そ
の結合部に配したロツカカバー取付用ねじ穴５か
らボルトを介してロツカカバーに加振入力が伝達
されることはほとんどない。
従つて、ロツカカバー取付座４及びロツカカバ
ーから放射される騒音は著しく低減される。
ーから放射される騒音は著しく低減される。
さらに、リブ７によりカムシヤフト軸受部２の
倒れ剛性も向上させることができる。
倒れ剛性も向上させることができる。
以上説明したように、本考案によれば、以下の
効果が得られる。
効果が得られる。
シリンダヘツドの外周部に立上げたロツカカバ
ー取付座の側壁とカムシヤフト軸受部とを略三角
形の補強構造で結合しているので、多方向につい
て高い剛性を示す。従つて、シリンダヘツドの変
形に伴う騒音の発生がなく、またカムシヤフトの
支持剛性も向上する。
ー取付座の側壁とカムシヤフト軸受部とを略三角
形の補強構造で結合しているので、多方向につい
て高い剛性を示す。従つて、シリンダヘツドの変
形に伴う騒音の発生がなく、またカムシヤフトの
支持剛性も向上する。
二方向のリブにより、当該側壁の平面部分が小
さく分割されて個々の面剛性が向上するので、当
該側壁の膜振動及びこれに起因する騒音の発生も
抑制される。
さく分割されて個々の面剛性が向上するので、当
該側壁の膜振動及びこれに起因する騒音の発生も
抑制される。
従つて、当該側壁とリブとの結合部近傍にロツ
カカバー取付用ねじ穴を形成したことによるロツ
カカバーの振動防止効果も著しく向上する。
カカバー取付用ねじ穴を形成したことによるロツ
カカバーの振動防止効果も著しく向上する。
第１図はシリンダヘツドの従来例を示す平面
図、第２図は同上の振動モードを説明する図、第
３図イ，ロは本考案によるシリンダヘツドの一実
施例を示す平面図及びそのＡ−Ａ断面図、第４図
は同上の振動モードを説明する図である。 １……シリンダヘツド本体、２……カムシヤフ
ト軸受部、４……ロツカカバー取付座、５……ロ
ツカカバー取付用ねじ穴、６……ヘツドボルト挿
通穴、７，９……リブ。
図、第２図は同上の振動モードを説明する図、第
３図イ，ロは本考案によるシリンダヘツドの一実
施例を示す平面図及びそのＡ−Ａ断面図、第４図
は同上の振動モードを説明する図である。 １……シリンダヘツド本体、２……カムシヤフ
ト軸受部、４……ロツカカバー取付座、５……ロ
ツカカバー取付用ねじ穴、６……ヘツドボルト挿
通穴、７，９……リブ。
Claims (1)
- シリンダヘツド内にカムシヤフト軸受部を有す
る内燃機関のシリンダヘツドにおいて、該シリン
ダヘツドの外周部に立上げた側壁上にロツカカバ
ー取付座を設ける一方、前記カムシヤフト軸受部
の側面部分を基点として前記側壁に向かつて二方
向にリブを延設して略三角形の補強構造を形成
し、前記リブと前記側壁との結合部近傍の側壁に
ロツカカバー取付用ねじ穴を形成したことを特徴
とする内燃機関のシリンダヘツド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4644981U JPH0133813Y2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4644981U JPH0133813Y2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57160944U JPS57160944U (ja) | 1982-10-08 |
| JPH0133813Y2 true JPH0133813Y2 (ja) | 1989-10-13 |
Family
ID=29843297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4644981U Expired JPH0133813Y2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0133813Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60183246U (ja) * | 1984-05-14 | 1985-12-05 | マツダ株式会社 | エンジンのシリンダヘツド構造 |
-
1981
- 1981-04-02 JP JP4644981U patent/JPH0133813Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57160944U (ja) | 1982-10-08 |
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