JPH0979065A - エンジンのクランク角度検出センサの取付構造 - Google Patents
エンジンのクランク角度検出センサの取付構造Info
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- JPH0979065A JPH0979065A JP25932595A JP25932595A JPH0979065A JP H0979065 A JPH0979065 A JP H0979065A JP 25932595 A JP25932595 A JP 25932595A JP 25932595 A JP25932595 A JP 25932595A JP H0979065 A JPH0979065 A JP H0979065A
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- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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Abstract
て、クランク角センサの潤滑油による汚染や過熱を防止
して、クランク角センサの信頼性、耐久性が向上された
同センサの取付構造を提供する。 【解決手段】 クランク軸と一体で回転せしめられるセ
ンサプレートに対置されたホール式クランク角度検出セ
ンサ(以下クランク角センサと略称)により上死点を検
出するように構成されたエンジンにおいて、前記クラン
ク角センサをタイミングギヤケース又はタイミングベル
トカバーの外部に取付け、またセンサプレートをクラン
クプーリの内側面に固着し、クランク角センサ及びセン
サプレートを潤滑油からの汚染及び過熱を防止する。
Description
車用エンジンにおいて、上死点位置を検出するための検
知装置としてホール式クランク角度検出センサを使用し
たエンジンのクランク角度検出センサの取付構造に係
り、特にギヤトレイン構造のエンジンに関する。
行う場合、エンジンサイクルのベースとなるクランク
角、特に上死点の位置を高精度で検出することが要求さ
れ、これに応える検知装置としてホール式クランク角度
検出センサが提案されている。
ンク角)センサの取付構造として従来提案されているも
のの1例を示す。図3において、1はエンジンのクラン
ク軸、7はクランクケース、2はクランク軸端にボルト
5によって固着された、クランクプーリである。同クラ
ンクプーリ3の外周には、ラジエータファンやダイナモ
等の補機を駆動するためのプーリに架設されるVベルト
(図示せず)が嵌合されるV溝6が形成されている。
スプロケットであり、上記ボルト5によりクランクプー
リ2と共締めにてクランク軸1に固着されている。4は
タイミングベルトが設けられたタイミングベルト室14
を覆蓋するタイミングベルトカバーである。
けられたホール式クランク角度検出センサ(以下クラン
ク角センサと略称する)、11は前記クランク軸スプロ
ケット3の内側面に固着されてクランク軸1とともに回
転するセンサプレートである。前記クランク角センサ1
0は前記センサプレート11の外周部に対応させて、ボ
ルト13によりクランクケース7に固着されている。1
2は該クランク角センサ10からの上死点位置の検出信
号を回転検出器(図示せず)に伝送する電気回線であ
る。
れるようなタイミングベルト式エンジンの場合は、クラ
ンク角センサ10やセンサプレート11が潤滑油や高温
雰囲気中に曝されることがなく、概ね順調に使用できる
が、これをタイミングギヤ方式のエンジンに適用しよう
とする場合は、クランク角センサ10が、潤滑油が飛散
し高温雰囲気にあるタイミングギヤ室に設置されること
になる。
染されて作動不良となったり、加えて高温下で使用され
ることにより、耐久性が低下し、ホール式のクランク角
センサをタイミングギヤ方式のエンジンに採用するのは
困難であるという問題点を抱えている。
油による汚染や過熱を防止して、クランク角センサの信
頼性、耐久性が向上されタイミングギヤ方式のエンジン
にも容易に適用可能なクランク角センサの取付構造を提
供することにある。
題点を解決するもので、その第1の手段は、クランク軸
と一体で回転せしめられるセンサプレートに対置された
ホール式クランク角度検出センサ(以下クランク角セン
サと略称)により上死点を検出するように構成されたエ
ンジンにおいて、前記クランク軸に枢支されたクランク
プーリと対面するタイミングギヤケースの外壁側にクラ
ンク角センサを取付けるとともに、前記クランク角セン
サに対置させてセンサプレートをクランクプーリ側に固
設したことを特徴とするエンジンのクランク角度検出セ
ンサの取付構造にある。
で、クランク角センサ及びセンサプレートは潤滑油の飛
沫中に曝されることはなく、またタイミングギヤケース
あるいはタイミングベルトカバーの外部の低温空間に設
置されていることから、これが過熱されることもない。
従って、クランク角センサ及びセンサプレートの故障の
発生が回避され、耐久性が向上する。
体に取付けることにより、コンパクトな構造で以ってケ
ースの外側に取付けたクランク角センサと対応させるこ
とができる。この場合、前記センサプレートをクランク
プーリの内側面に、例えば圧入手段若しくは螺着手段を
介して固着する事により、前記プーリが車外よりの走行
路上の小石、泥等の異物侵入に対する保護壁として機能
し、前記センサプレートの破損変形を防止する。
ンサの外側に、前記クランクプーリ外周と一定の小間隙
を存してクランクプーリカバーを設けることにより、走
行路上の小石、泥等の異物は、クランクプーリカバーに
よって、これらがクランク角センサ側へ侵入するのを阻
止される。従って、クランク角センサ及びセンサプレー
トをケースの外部に取付けていても、これらが前記異物
の侵入や衝撃により破損することはない。
の実施形態につき詳細に説明する。但し、この実施形態
に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相
対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この発
明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例
にすぎない。
ンジンのクランク角センサ取付装置の縦断面図、図2は
上記エンジンの前端面における配置概念図である。図1
において、1はエンジンのクランク軸、2は該クランク
軸1の軸端にボルト5及びワッシャ30にて固着された
クランクプーリ、29は制振用のラバー、25はタイミ
ングギヤケース、26はクランクギヤである。該クラン
クギヤ26は前記ボルト5によりクランクプーリ2と共
締めにてクランク軸1に固着されている。
イミングギヤ列中の中間歯車であり、同中間歯車27を
介し、あるいはクランクギヤ26から直接にカムギヤ、
燃料噴射ポンプギヤ等のタイミングギヤ(図示せず)が
駆動されている。32は前記タイミングギヤ列が収納さ
れるタイミングギヤ室であり、前記タイミングギヤケー
ス25及びオイルシール31により外部からシールされ
ている。
側に設置されたホール式検出センサ(以下クランク角セ
ンサと略称する)、11は上記クランクプーリ2の内側
面にボルト28にて固着され、クランク軸1とともに回
転する円板状のセンサプレートである。前記クランク角
センサ10は、前記センサプレート11の外周部に対応
させて配置され、ボルト23によりリテーナ22及び後
述するクランクプーリカバー24を介してタイミングギ
ヤケース25の外面に固着される。
ート11の具体的構造は公知であり、またこの構造自体
は本発明の要旨と直接関係しないので説明を省略する。
2aには、図2に示されるように、Vベルト35が架設
され、該Vベルトを介してラジエータファンプーリ33
及びダイナモプーリ34が回転せしめられる。
に合成樹脂材にて製作され、図2に示すように前記クラ
ンクプーリ2の下方及び側方に延設されている。また、
該クランクプーリカバー24は、図1に示すように、前
記クランク角センサ10を外側から被せるように設けら
れている。
プーリカバー24の内面24aよりも一定距離Sだけ内
側に突出せしめられるとともに、該クランクプーリ2の
外周面2bとクランクプーリカバー24の内周との間に
小さな間隙tを設けて、クランクプーリ2の回転により
外部からクランク角センサ側へ向けて侵入しようとする
泥や小石等を外部へ跳ね返すようにしている。
取付構造を備えた自動車用エンジンの運転時において、
クランク軸1及びクランクプーリ2とともに回転するセ
ンサプレート11とクランク角センサ10との共働によ
り検出された上死点位置の検出信号は電気回線12(図
3参照)を介して回転数検出器(図示せず)に送られ
る。
ギヤケース25の外側に設置されているので、タイミン
グギヤケース25内の潤滑油に触れることがなく、ま
た、タイミングギヤケース25の外側の低温部に設けら
れているので、過熱されることはない。
物は、図2に示すように、クランクプーリ2の下側を主
体として、クランクプーリ2の周りに、かつセンサ10
を覆うように設けられたクランクプーリカバー24によ
りセンサプレート11及びクランク角センサ10側への
侵入が阻止される。
クプーリカバー24の内面24aよりも距離Sだけ内側
に突出せしめるとともに、クランクプーリ2の外周面2
bとクランクプーリカバー24の内周面との間は小さな
間隙tを存しているので、クランクプーリ2の外周部か
らクランク角センサ10方向へ侵入しようとする泥、小
石等の異物は高速回転するクランクプーリ2により跳ね
返される。
プレート11は、高温雰囲気中において潤滑油の飛沫中
に曝されることなく、さらに、外部からの小石や泥等の
異物の侵入を受けることなく、高精度を維持してその機
能を発揮できることとなる。
たエンジンについて示したが、図3に示されるようなタ
イミングベルトにより駆動されるエンジンにおいても、
タイミングベルトカバーの外側にクランク角センサ10
を取付け、クランクプーリ2の内側面にセンサプレート
11を固定することにより、本発明が極めて容易に適用
できる。
請求項1及び4の発明によれば、クランク角センサ及び
センサプレートは従来のもののように潤滑油の飛沫中に
曝されることがなく、また高温雰囲気中に曝されること
も回避できる。これによセンサ及びセンサプレートの故
障の発生が防止され耐久性が向上する。
部に取付けたクランク角センサとクランクプーリの内側
面に取付けたセンサプレートとをコンパクトな構造で対
応せしめ得る
ーリカバーによクランク角センサ及びセンサプレートへ
の異物の侵入、衝撃を防止することができ、クランク角
センサ及びセンサプレートの安全性を確保できる。
ホール式クランク角度検出センサの取付構造を示す断面
図。
た概念図。
Claims (4)
- 【請求項1】 クランク軸と一体で回転せしめられるセ
ンサプレートに対置されたホール式クランク角度検出セ
ンサ(以下クランク角センサと略称)により上死点を検
出するように構成されたギヤトレイン構造のエンジンに
おいて、 前記クランク軸に枢支されたクランクプーリと対面する
タイミングギヤケースの外壁側にクランク角センサを取
付けるとともに、前記クランク角センサに対置させてセ
ンサプレートをクランクプーリ側に固設したことを特徴
とするエンジンのクランク角度検出センサの取付構造。 - 【請求項2】 前記センサプレートを、クランクプーリ
の内側面に固着した請求項1記載のエンジンのクランク
角度検出センサの取付構造。 - 【請求項3】 前記センサプレート及びクランク角セン
サの外側に、前記クランクプーリ外周と一定の小間隙を
存してクランクプーリカバーを設けた請求項1及び2記
載のエンジンのクランク角度検出センサの取付構造。 - 【請求項4】クランク軸と一体で回転せしめられるセン
サプレートに対置されたホール式クランク角度検出セン
サ(以下クランク角センサと略称)により上死点を検出
するように構成されたタイミングベルト構造のエンジン
において、 前記タイミングベルトカバーの外壁部の、クランク軸に
枢支されたクランクプーリと対面する部位にクランク角
センサを取付け、一方前記クランク角センサに対置させ
てクランクプーリ2の内側面にセンサプレートを固設し
たことを特徴とするエンジンのクランク角度検出センサ
の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25932595A JP3480150B2 (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | エンジンのクランク角度検出センサの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0979065A true JPH0979065A (ja) | 1997-03-25 |
JP3480150B2 JP3480150B2 (ja) | 2003-12-15 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN117759420A (zh) * | 2023-12-07 | 2024-03-26 | 江苏联星机械科技有限公司 | 一种柴油机用的带齿轮保护机构的曲轴 |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP25932595A patent/JP3480150B2/ja not_active Expired - Fee Related
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