JP3102350B2 - エンジンのクランクプーリ取付部構造 - Google Patents
エンジンのクランクプーリ取付部構造Info
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- JP3102350B2 JP3102350B2 JP08139588A JP13958896A JP3102350B2 JP 3102350 B2 JP3102350 B2 JP 3102350B2 JP 08139588 A JP08139588 A JP 08139588A JP 13958896 A JP13958896 A JP 13958896A JP 3102350 B2 JP3102350 B2 JP 3102350B2
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- Japan
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- pulley
- sensor blade
- elastic body
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/32—Friction members
- F16H55/36—Pulleys
- F16H2055/366—Pulleys with means providing resilience or vibration damping
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- Pulleys (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はクランクプーリの端
部にクランク角検出用のセンサブレードを取付けたエン
ジンのクランクプーリ取付部構造に関する。
部にクランク角検出用のセンサブレードを取付けたエン
ジンのクランクプーリ取付部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車等の車両用エンジンにおいては、
ラジエータファン等の補機を駆動するためのＶベルトが
巻装されるクランクプーリにクランク角検出用のセンサ
ブレードを取付けた構造のものが多く用いられている。
ラジエータファン等の補機を駆動するためのＶベルトが
巻装されるクランクプーリにクランク角検出用のセンサ
ブレードを取付けた構造のものが多く用いられている。
【０００３】図５〜図７はかかる自動車用エンジンのク
ランクプーリ取付部構造の従来の１例を示す。図５〜図
７において、１はエンジンのクランク軸、２は該クラン
ク軸１の軸端にナット３を介して固着されたハブ、４は
外周にＶベルト用の溝が形成された慣性体、５は前記ハ
ブ２の外周と慣性体４の内周との間に介装された振動減
衰用の防振ゴムであり、上記ハブ２、慣性体４及び防振
ゴム５により捩り振動防止ダンパの機能を備えたプーリ
を構成している。
ランクプーリ取付部構造の従来の１例を示す。図５〜図
７において、１はエンジンのクランク軸、２は該クラン
ク軸１の軸端にナット３を介して固着されたハブ、４は
外周にＶベルト用の溝が形成された慣性体、５は前記ハ
ブ２の外周と慣性体４の内周との間に介装された振動減
衰用の防振ゴムであり、上記ハブ２、慣性体４及び防振
ゴム５により捩り振動防止ダンパの機能を備えたプーリ
を構成している。
【０００４】６はクランク角検出用のセンサブレードで
あり、前記ハブ２の後端面に円周方向等間隔に設けられ
たボルト８により固定され、前記慣性体４の後端面に近
接する部位まで半径方向に延設されている。７はホール
センサであり、これに形成されたコの字状溝７ａに前記
センサブレード６の外周端部が微小間隙を存して挿入さ
れる。
あり、前記ハブ２の後端面に円周方向等間隔に設けられ
たボルト８により固定され、前記慣性体４の後端面に近
接する部位まで半径方向に延設されている。７はホール
センサであり、これに形成されたコの字状溝７ａに前記
センサブレード６の外周端部が微小間隙を存して挿入さ
れる。
【０００５】上記のように構成されたクランク角度セン
サを備えたクランクプーリにおいて、クランク軸１の回
転に伴ない、センサブレード６の突起部６ａの通過をホ
ールセンサ７が読み取り、この検出信号によりクランク
角を検出する。
サを備えたクランクプーリにおいて、クランク軸１の回
転に伴ない、センサブレード６の突起部６ａの通過をホ
ールセンサ７が読み取り、この検出信号によりクランク
角を検出する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記のような、クラン
ク角検出用センサブレード６を装着したクランクプーリ
装置にあっては、センサブレード６をクランク軸端に固
定されたハブ２に固定しているため、エンジンの振動が
ハブ２を介してセンサブレード６に伝達される。
ク角検出用センサブレード６を装着したクランクプーリ
装置にあっては、センサブレード６をクランク軸端に固
定されたハブ２に固定しているため、エンジンの振動が
ハブ２を介してセンサブレード６に伝達される。
【０００７】このため、センサブレード６がスピーカ作
用をなして騒音を発生し、またセンサブレード６が共振
を起し、これとクランクプーリの側部との間の振動波に
よっても騒音を発生する。さらには、センサブレード６
が前後に振動することにより、これがプーリ１０の側端
面に接触し、これによる騒音の発生もみられる。
用をなして騒音を発生し、またセンサブレード６が共振
を起し、これとクランクプーリの側部との間の振動波に
よっても騒音を発生する。さらには、センサブレード６
が前後に振動することにより、これがプーリ１０の側端
面に接触し、これによる騒音の発生もみられる。
【０００８】また、ホールセンサ７とセンサブレード６
との嵌合は、極めて狭い公差内に入るようにすることを
要するが、センサブレード６がハブ２に固着されて調整
代がないため、ホールセンサ７とセンサブレード６とを
上記公差内に保持するのが困難となり、クランク角の検
出精度が低下する。
との嵌合は、極めて狭い公差内に入るようにすることを
要するが、センサブレード６がハブ２に固着されて調整
代がないため、ホールセンサ７とセンサブレード６とを
上記公差内に保持するのが困難となり、クランク角の検
出精度が低下する。
【０００９】本発明は、クランク角検出用センサブレー
ドを備えたクランクプーリ装置において、センサブレー
ドの課題な振動の発生及びこれに伴なう騒音の発生を防
止し、クランク角の検出精度も併せて向上せしめること
を目的とする。
ドを備えたクランクプーリ装置において、センサブレー
ドの課題な振動の発生及びこれに伴なう騒音の発生を防
止し、クランク角の検出精度も併せて向上せしめること
を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は前記のような問
題点を解決するものであり、その特徴とする第１発明
は、クランク軸の軸端に取付けられて外周にベルトが巻
装されるプーリの側部に、クランク角検出用のセンサブ
レードを該プーリと一体的に取付けてなるエンジンのク
ランクプーリ装置において、前記プーリの前記センサブ
レードに対向する側面とセンサブレードとの間の一方に
振動減衰用の弾性体を貼着するとともに該弾性体を他方
に当接するように設けたことを特徴とするエンジンのク
ランクプーリ取付部構造にある。
題点を解決するものであり、その特徴とする第１発明
は、クランク軸の軸端に取付けられて外周にベルトが巻
装されるプーリの側部に、クランク角検出用のセンサブ
レードを該プーリと一体的に取付けてなるエンジンのク
ランクプーリ装置において、前記プーリの前記センサブ
レードに対向する側面とセンサブレードとの間の一方に
振動減衰用の弾性体を貼着するとともに該弾性体を他方
に当接するように設けたことを特徴とするエンジンのク
ランクプーリ取付部構造にある。
【００１１】そして第２発明は、クランク軸の軸端に取
付けられて外周にベルトが巻装されるプーリの側部に、
クランク角検出用のセンサブレードを該プーリと一体的
に取付けてなるエンジンのクランクプーリ装置におい
て、前記プーリがクランク軸の軸端に固定されたハブ部
と、外周にベルトが巻装される慣性体と、前記ハブ部の
外周と慣性体の内周との間に介装された防振部材とを備
え、前記センサブレードが、前記ハブ部の端面に固定さ
れ、該端面から前記慣性体の側面と所定間隔を存して外
周方向に延設され、前記慣性体の側面とこれに対向する
前記センサブレードの側面との間の一方に振動減衰用の
弾性体を貼着するとともに該弾性体を他方に当接するよ
うに設けたことを特徴とする。
付けられて外周にベルトが巻装されるプーリの側部に、
クランク角検出用のセンサブレードを該プーリと一体的
に取付けてなるエンジンのクランクプーリ装置におい
て、前記プーリがクランク軸の軸端に固定されたハブ部
と、外周にベルトが巻装される慣性体と、前記ハブ部の
外周と慣性体の内周との間に介装された防振部材とを備
え、前記センサブレードが、前記ハブ部の端面に固定さ
れ、該端面から前記慣性体の側面と所定間隔を存して外
周方向に延設され、前記慣性体の側面とこれに対向する
前記センサブレードの側面との間の一方に振動減衰用の
弾性体を貼着するとともに該弾性体を他方に当接するよ
うに設けたことを特徴とする。
【００１２】これらの技術によれば、エンジンの振動に
よりハブ部に振動が発生した際には、該ハブ部に固定さ
れたセンサブレードも振動するが、該センサブレード及
びこれに対向するプーリ、あるいは該プーリを構成する
慣性体の端面に当接可能にされた弾性体と、慣性体の端
面、あるいはセンサブレードの端面との接触による弾性
体の変形によって上記センサブレードの振動が吸収され
る。
よりハブ部に振動が発生した際には、該ハブ部に固定さ
れたセンサブレードも振動するが、該センサブレード及
びこれに対向するプーリ、あるいは該プーリを構成する
慣性体の端面に当接可能にされた弾性体と、慣性体の端
面、あるいはセンサブレードの端面との接触による弾性
体の変形によって上記センサブレードの振動が吸収され
る。
【００１３】これによってセンサブレードの振動が減衰
せしめられて騒音が低減されるとともに、弾性体により
センサブレードとホールセンサとの嵌合誤差の吸収が可
能となり、該センサブレードはボールセンサ内に正しく
嵌合せしめられ、高いクランク角の検出精度が維持され
る。また、前記弾性体により、プーリの慣性体とセンサ
ブレードとの間の空間を空閉せしめることにより、定在
波を閉じ込め、該定在波による騒音の発生が防止され
る。
せしめられて騒音が低減されるとともに、弾性体により
センサブレードとホールセンサとの嵌合誤差の吸収が可
能となり、該センサブレードはボールセンサ内に正しく
嵌合せしめられ、高いクランク角の検出精度が維持され
る。また、前記弾性体により、プーリの慣性体とセンサ
ブレードとの間の空間を空閉せしめることにより、定在
波を閉じ込め、該定在波による騒音の発生が防止され
る。
【００１４】また、具体的には、前記弾性体が、前記プ
ーリあるいは該プーリを構成する前記慣性体の端面に対
向する側の前記センサブレードの板面に、前記プーリあ
るいは該プーリを構成する前記慣性体の端面に線接触可
能な突起部を形成されることが望ましい。
ーリあるいは該プーリを構成する前記慣性体の端面に対
向する側の前記センサブレードの板面に、前記プーリあ
るいは該プーリを構成する前記慣性体の端面に線接触可
能な突起部を形成されることが望ましい。
【００１５】かかる技術的手段によれば、センサブレー
ドに振動が発生した際には該センサブレードの板面に固
着された前記弾性体に突起部が形成されているので、該
突起部の頂部と慣性体の端面とが線接触となり、前記セ
ンサブレードが傾斜して取付けられる等、センサブレー
ドの取付けにばらつきがあっても、上記突起部とプーリ
あるいは該プーリを構成する慣性体の端面とは常時確実
に接触し、前記のような振動の減衰機能が維持される。
ドに振動が発生した際には該センサブレードの板面に固
着された前記弾性体に突起部が形成されているので、該
突起部の頂部と慣性体の端面とが線接触となり、前記セ
ンサブレードが傾斜して取付けられる等、センサブレー
ドの取付けにばらつきがあっても、上記突起部とプーリ
あるいは該プーリを構成する慣性体の端面とは常時確実
に接触し、前記のような振動の減衰機能が維持される。
【００１６】さらに上述において、前記弾性体が、前記
防振部材と一体に形成され、かつ該防振部材から外周方
向に延設されてなることも望ましい具体的手段の１つで
ある。上述によれば、センサブレードの振動を減衰せし
める弾性体が捩り振動防止用の防振部材と一体に形成さ
れているので部品点数が少なくなり、低コストとなる。
防振部材と一体に形成され、かつ該防振部材から外周方
向に延設されてなることも望ましい具体的手段の１つで
ある。上述によれば、センサブレードの振動を減衰せし
める弾性体が捩り振動防止用の防振部材と一体に形成さ
れているので部品点数が少なくなり、低コストとなる。
【００１７】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態につき詳細に説明する。
形態につき詳細に説明する。
【００１８】図１〜図３に本発明の第１実施形態に係る
自動車用エンジンのクランクプーリ取付構造を示す。図
１〜図３において、２はエンジンのクランク軸１にナッ
ト３を介して固着されたハブ、４は外周にラジエータフ
ァン等の補機駆動用のＶベルト用の溝が形成された慣性
体である。
自動車用エンジンのクランクプーリ取付構造を示す。図
１〜図３において、２はエンジンのクランク軸１にナッ
ト３を介して固着されたハブ、４は外周にラジエータフ
ァン等の補機駆動用のＶベルト用の溝が形成された慣性
体である。
【００１９】前記ハブ２の外周と慣性体４の内周との間
には振動減衰用の防振ゴム５が介装されており、該ハブ
２、慣性体４及び防振ゴム５により捩り振動防止ダンパ
の機能を備えたプーリを構成する。
には振動減衰用の防振ゴム５が介装されており、該ハブ
２、慣性体４及び防振ゴム５により捩り振動防止ダンパ
の機能を備えたプーリを構成する。
【００２０】６は前記ハブ２の後端面に、円周方向等間
隔に設けられたボルト８によって固着されたクランク角
検出用センサブレードである。該センサブレード６は前
記ハブ２への取付部から慣性体４の後部の端面４ａに沿
って半径方向に延設されている。７はホールセンサであ
り、これに形成されたコの字状溝７ａに前記センサブレ
ード６の外周端部が微小間隙を存して挿入されている。
隔に設けられたボルト８によって固着されたクランク角
検出用センサブレードである。該センサブレード６は前
記ハブ２への取付部から慣性体４の後部の端面４ａに沿
って半径方向に延設されている。７はホールセンサであ
り、これに形成されたコの字状溝７ａに前記センサブレ
ード６の外周端部が微小間隙を存して挿入されている。
【００２１】前記慣性体４の端面４ａに対向する板面６
ａには、ゴム・ラバー等からなる弾性体１０が貼着され
ている。該弾性体１０は、図２に示すように上記センサ
ブレード６の板面６ａに円環状に貼着され、その半径方
向中央部には前記慣性体４の端面４ａに当接可能なよう
に該端面４ａに向けて突起部１０ａが形成されている。
ａには、ゴム・ラバー等からなる弾性体１０が貼着され
ている。該弾性体１０は、図２に示すように上記センサ
ブレード６の板面６ａに円環状に貼着され、その半径方
向中央部には前記慣性体４の端面４ａに当接可能なよう
に該端面４ａに向けて突起部１０ａが形成されている。
【００２２】前記のように構成されたクランクプーリ装
置において、クランク軸１の回転に伴ない、センサブレ
ード６の突起部６ａの通過をホールセンサ７が読み取
り、この検出信号によりクランク角を検出する。エンジ
ンの振動により、内周側がプーリのハブ２に固着されて
いるセンサブレード６が振動しても、該センサブレード
６と共に振動する弾性体１０の突起部１０ａが前記慣性
体４の端面４ａに接しているので、該弾性体１０と前記
端面４ａとの接触による弾性体の変形によって、前記振
動が吸収され減衰せしめられるとともに、円周部の密閉
による定在波の閉じ込めによって騒音が抑制される。
置において、クランク軸１の回転に伴ない、センサブレ
ード６の突起部６ａの通過をホールセンサ７が読み取
り、この検出信号によりクランク角を検出する。エンジ
ンの振動により、内周側がプーリのハブ２に固着されて
いるセンサブレード６が振動しても、該センサブレード
６と共に振動する弾性体１０の突起部１０ａが前記慣性
体４の端面４ａに接しているので、該弾性体１０と前記
端面４ａとの接触による弾性体の変形によって、前記振
動が吸収され減衰せしめられるとともに、円周部の密閉
による定在波の閉じ込めによって騒音が抑制される。
【００２３】また、前記弾性体１０の突起部１０ａと慣
性体４の端面４ａとは線接触であるので、センサブレー
ド６の板面６ａと上記端面４ａとの寸法公差にばらつき
が生じたり、センサブレード６が傾斜して取付けられた
りするようなことがあっても、前記突起部１０ａと慣性
体４の端面４ａとは常時確実に接触しており、前記振動
の減衰作用及び内周側の密閉による定在波の閉じ込めに
よる騒音低減作用が確実になされる。
性体４の端面４ａとは線接触であるので、センサブレー
ド６の板面６ａと上記端面４ａとの寸法公差にばらつき
が生じたり、センサブレード６が傾斜して取付けられた
りするようなことがあっても、前記突起部１０ａと慣性
体４の端面４ａとは常時確実に接触しており、前記振動
の減衰作用及び内周側の密閉による定在波の閉じ込めに
よる騒音低減作用が確実になされる。
【００２４】図４には本発明の第２実施形態が示されて
いる。この実施形態においては、前記ハブ２の外周と慣
性体４の内周との間に介装された防振ゴム５の後端部か
らこれと一体で外周方向に延びる円環状部からなる弾性
体部２ａを設けている。
いる。この実施形態においては、前記ハブ２の外周と慣
性体４の内周との間に介装された防振ゴム５の後端部か
らこれと一体で外周方向に延びる円環状部からなる弾性
体部２ａを設けている。
【００２５】そしてこの弾性体部２ａは前記慣性体４の
端面４ａに貼着されて該端面４ａと前記センサブレード
６との間に配置され、該センサブレード６の板面６ａに
対向する面に前記第１実施形態と同様な突起部を形成し
てもよいが、この実施形態において、弾性体部２ａのセ
ンサブレード６への当接部には突起部を設けず平坦面と
している。
端面４ａに貼着されて該端面４ａと前記センサブレード
６との間に配置され、該センサブレード６の板面６ａに
対向する面に前記第１実施形態と同様な突起部を形成し
てもよいが、この実施形態において、弾性体部２ａのセ
ンサブレード６への当接部には突起部を設けず平坦面と
している。
【００２６】この実施形態における作用は前記第１実施
形態と同様であるが、前記防振ゴム５の端部を半径方向
に延設し一体化しているので、部品点数が少なくなり低
コストとなる。
形態と同様であるが、前記防振ゴム５の端部を半径方向
に延設し一体化しているので、部品点数が少なくなり低
コストとなる。
【００２７】
【発明の効果】本発明によれば、センサブレードとプー
リの端面との間に介装された弾性体の変形能によりセン
サブレードの振動が減衰され、該振動による騒音を低減
することができる。また、弾性体によるセンサブレード
の取付誤差の吸収により、センサブレードとホールセン
サとの嵌合精度が保持され、クランク角の検出精度が向
上する。
リの端面との間に介装された弾性体の変形能によりセン
サブレードの振動が減衰され、該振動による騒音を低減
することができる。また、弾性体によるセンサブレード
の取付誤差の吸収により、センサブレードとホールセン
サとの嵌合精度が保持され、クランク角の検出精度が向
上する。
【００２８】また、前記弾性体によるプーリとセンサブ
レードとの間の空間を密閉せしめることによって定在波
の閉じ込みがなされ、該定在波による騒音の発生をも防
止することができる。
レードとの間の空間を密閉せしめることによって定在波
の閉じ込みがなされ、該定在波による騒音の発生をも防
止することができる。
【００２９】また請求項３のように構成すれば、センサ
ブレードの取付誤差を突起部が吸収し、弾性体とプーリ
の端面とが常時確実に接触し、上記振動・騒音低減効果
を維持できる。
ブレードの取付誤差を突起部が吸収し、弾性体とプーリ
の端面とが常時確実に接触し、上記振動・騒音低減効果
を維持できる。
【００３０】また、弾性体を捩り振動防止用の防振部材
と一体にすることにより部品点数が少なくなり、低コス
トとなる。
と一体にすることにより部品点数が少なくなり、低コス
トとなる。
【図１】本発明の第１実施形態に係る自動車用エンジン
のクランクプーリ取付構造を示す縦断面図。
のクランクプーリ取付構造を示す縦断面図。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視図。
【図３】図１のＢ部拡大断面図。
【図４】本発明の第２実施形態を示す図１応当図。
【図５】従来のクランクプーリ取付構造を示す図１応当
図。
図。
【図６】図５のＣ−Ｃ矢視図。
【図７】図５のＤ部拡大断面図。
１ クランク軸 ２ ハブ ２ａ 弾性体部 ４ 慣性体 ５ 防振ゴム ６ センサブレード ７ ホールセンサ １０ 弾性体 １０ａ 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F02B 67/06
Claims (3)
- 【請求項１】 クランク軸の軸端に取付けられて外周に
ベルトが巻装されるプーリの側部に、クランク角検出用
のセンサブレードを該プーリと一体的に取付けてなるエ
ンジンのクランクプーリ装置において、 前記プーリの前記センサブレードに対向する端面とセン
サブレードとの間の一方に振動減衰用の弾性体を貼着す
るとともに該弾性体を他方に当接するように設けたこと
を特徴とするエンジンのクランクプーリ取付部構造。 - 【請求項２】 クランク軸の軸端に取付けられて外周に
ベルトが巻装されるプーリの側部に、クランク角検出用
のセンサブレードを該プーリと一体的に取付けてなるエ
ンジンのクランクプーリ装置において、 前記プーリがクランク軸の軸端に固定されたハブ部と、 外周にベルトが巻装される慣性体と、前記ハブ部の外周
と慣性体の内周との間に介装された防振部材とを備え、 前記センサブレードが、前記ハブ部の端面に固定され、
該端面から前記慣性体の側面と所定間隔を存して外周方
向に延設され、 前記慣性体の側面とこれに対向する前記センサブレード
の側面との間の一方に振動減衰用の弾性体を貼着すると
ともに該弾性体を他方に当接するように設けたことを特
徴とするエンジンのクランクプーリ取付部構造。 - 【請求項３】 前記弾性体が、前記プーリあるいは該プ
ーリを構成する前記慣性体の端面に対向する側の側面
に、前記プーリあるいは前記慣性体の端面に線接触可能
な突起部を形成してなる請求項１または２の何れかに記
載のエンジンのクランクプーリ部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08139588A JP3102350B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | エンジンのクランクプーリ取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08139588A JP3102350B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | エンジンのクランクプーリ取付部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09303154A JPH09303154A (ja) | 1997-11-25 |
| JP3102350B2 true JP3102350B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=15248770
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08139588A Expired - Fee Related JP3102350B2 (ja) | 1996-05-09 | 1996-05-09 | エンジンのクランクプーリ取付部構造 |
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| JP (1) | JP3102350B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0627362U (ja) * | 1992-09-22 | 1994-04-12 | 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス | 車載用ディスプレイ装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007278417A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Fukoku Co Ltd | ダンパおよびアイソレーションダンパプーリ |
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1996
- 1996-05-09 JP JP08139588A patent/JP3102350B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0627362U (ja) * | 1992-09-22 | 1994-04-12 | 株式会社ザナヴィ・インフォマティクス | 車載用ディスプレイ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09303154A (ja) | 1997-11-25 |
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