JP2548198Y2 - エンジンのクランク角検出装置取付構造 - Google Patents

エンジンのクランク角検出装置取付構造

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JP2548198Y2
JP2548198Y2 JP1991046193U JP4619391U JP2548198Y2 JP 2548198 Y2 JP2548198 Y2 JP 2548198Y2 JP 1991046193 U JP1991046193 U JP 1991046193U JP 4619391 U JP4619391 U JP 4619391U JP 2548198 Y2 JP2548198 Y2 JP 2548198Y2
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真史 谷口
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ミッションケースに対
する連結部を有する補強部材がシリンダブロック下端に
配設されているパワーユニット補強部分にクランク角検
出用の装置を取り付ける構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、クランク角検出用の装置を取り付
ける構造としては、例えばクランク軸の前端部における
クランクプーリの前方外部に検出子構成用のディスクが
取り付けられるとともに、これに対峙するクランク角セ
ンサがエンジンのボディの外側面に取り付けられた構造
が一般に知られている。
【0003】また、実開昭57−52606号公報に示
されるように、クランク軸に連動する燃料噴射ポンプの
プーリにディスクが取り付けられ、これに対峙するセン
サがエンジン壁に固定されるとともに、これらがダスト
カバーで覆われるようにした構造も知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前者の構造
では、クランク軸のクランクプーリ前方およびこれに対
応するエンジンボディ外側面にディスクおよびセンサを
取り付けるための場所を設ける必要があり、またディス
クおよびセンサが外部に露出すると塵埃や水等が付着し
て検出性能に悪影響を及ぼす。また、後者のような構造
では、ディスクおよびセンサに対する塵埃等の付着が防
止されるが、そのためのダストカバーを格別に設ける必
要がある。
【0005】この考案は、上記問題を解決するもので、
簡単な構造によりながら、検出子構成用のディスクおよ
びセンサに塵埃や水などが付着することを防止し、信頼
性を高めることができるエンジンのクランク角検出装置
取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、シリンダブロック下端に補強部材が配設
され、該補強部材のクランク軸方向一端側にクランク軸
の径方向に広がる連結部が形成されて、該連結部がミッ
ションケース周縁部と連結され、かつ、該連結部に開口
窓が設けられている構造において、ミッションケース内
のクランク軸端部に検出子構成用ディスクが取り付けら
れるとともに、上記開口窓を覆うカバーに、上記検出子
構成用ディスクに対峙するようにクランク角センサが取
り付けられている構成としたものである。
【0007】この構成において、上記開口窓を覆うカバ
ーを構成する部分とこれを補強する部分とを一体に備え
たスティフナが、上記補強部材とともにシリンダブロッ
クおよびミッションケース周縁部に連結され、このステ
ィフナにクランク角センサが固定されていることが好ま
しい。
【0008】
【作用】上記構成によれば、上記連結部の開口窓を覆っ
てミッションケース内を封鎖するために具備されている
カバーが、クランク角センサの取付に利用され、上記デ
ィスクおよびセンサに対して格別の取付部材やカバー部
材を必要とせずに、上記ディスクおよびセンサが所定の
位置関係で取り付けられ、かつ、その取付箇所への塵埃
等の侵入が防止される。
【0009】また、上記スティフナにセンサを取り付け
るようにすれば、センサの取付部の強度が高められる。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の一実施例による構造を含むエンジンのシ
リンダブロックとミッションケースとの連結部分を示
す。この図において、1はエンジンのシリンダブロック
であり、その下部のクランクケース内にはクランク軸2
が配置されている。このクランク軸2は、シリンダブロ
ック1の各シリンダ間の下部に形成された軸受部3とこ
れに固着されたベアリングキャップ4とで回転自在に支
承されるとともに、各シリンダ内のピストン5にコンロ
ッド6を介して接続されている。
【0011】上記シリンダブロック1の後端にはミッシ
ョンケースが連結され、当実施例では、自動変速機7の
ミッションケースの一部を構成するコンバータハウジン
グ8が連結されている。このコンバータハウジング8内
においてクランク軸2の端部にはドライブプレート9が
ボルト10で連結され、さらにこのドライブプレート9
とトルクコンバータ11とがボルト12で連結されてい
る。
【0012】また、シリンダブロック1の下端には、補
強部材としてのロアブロック14が配設されている。図
3,図4にも示すように、上記ロアブロック14は、ベ
アリングキャップ4およびシリンダブロック1側壁に連
結されてこれらを相互に結合するとともに、後端(エン
ジンのクランク軸方向一端側部分)にコンバータハウジ
ング8への連結部15を一体に有している。この連結部
15は略半円状に径方向に拡がっており、その周縁部の
複数箇所にボルト挿通孔16を有し、コンバータハウジ
ング8の周縁部にボルトで連結されるようになってい
る。さらにロアブロック14には、上記連結部15を反
ミッション側から支持する複数の略三角形状のリブ17
が一体に形成されている。
【0013】上記連結部15の下方中央には、上下方向
の二つのリブ17,17の間を抜く形で開口窓18が設
けられている。この開口窓18は、ドライブプレート9
とトルクコンバータ11とを連結するボルト12の締結
操作を可能にするためのサービスホールとしての役目を
有する。
【0014】上記開口窓18は上記ボルト締結操作後に
カバーで覆われ、特に当実施例では、カバーの役目に加
えてこの部分を補強する機能を有するスティフナ20が
ロアブロック14に取り付けられている。
【0015】上記スティフナ20は開口窓18を覆うカ
バーを構成する部分とこれを補強する部分とを備え、具
体的には、開口窓18を覆う縦板部(カバーを構成する
部分)21と、これとL字形に連なる横板部22と、こ
れら縦板部21および横板部22を中央において内側か
ら相互に連結する略三角形状のリブ23とで構成されて
いる。そして、縦板部21はロアブロック14の連結部
15を介し、コンバータハウジング8の下方周縁部に、
位置決め用チューブラピンを兼ねるボルト24で連結さ
れ、横板部22は、ロアブロック14を介し、二つのク
ランク軸受に対応する箇所でベアリングキャップ4にボ
ルト25で連結されている。
【0016】このようなパワーユニットの補強部分に、
クランク角検出用の装置が次のように取り付けられてい
る(図3の拡大図参照)。
【0017】コンバータハウジング8内においてクラン
ク軸2の端部には、周縁部複数箇所にクランク角検出用
のマークを有する円板状の検出子構成用ディスク27が
取り付けられている。このディスク27は、その中央部
がクランク軸端とドライブプレート9との間に挾み込ま
れた状態で、ドライブプレート連結用のボルト10でク
ランク軸2に固着されている。
【0018】一方、上記ディスク27のマークを検出す
ることによりクランク角を検出するクランク角センサ2
8は、上記ディスク27の周辺と対峙する状態で、上記
スティフナ20に取り付けられている。すなわち、ステ
ィフナ20の縦板部21の、上記開口窓18に対応する
部分のミッション側壁面に、上記センサ28が取り付け
られ、このセンサ28が開口窓18を通してコンバータ
ハウジング8内に突入し、ディスク27の外周に対峙す
る状態で、スティフナ20に保持されている。
【0019】上記センサ28のリード線29は、スティ
フナ20の縦板部21の反ミッション側に導出され、リ
ブ23に沿った状態で縦板部21の壁面から横板部22
の壁面に添接する方向に延びている。
【0020】このような当実施例の構造によると、ドラ
イブプレート9の取付部と、上記開口窓18の閉塞およ
び補強のために装備されるスティフナ20とを利用し
て、検出子構成用ディスク27およびクランク角センサ
28が、格別の取付部材を必要とせずに簡単に取り付け
られる。そして、上記スティフナ20で開口窓18が閉
塞されることにより、上記ディスク27およびセンサ2
8が位置する空間が外部から遮蔽されるので、これらデ
ィスク27およびセンサ28を覆うためのカバーを特別
に設けなくとも、これらの配置箇所への塵埃等の侵入が
防止される。
【0021】また、クランク角の検出精度を高めるに
は、上記ディスク27の周縁とセンサ28との隙間を正
しく管理することが望まれるが、補強部分を有して剛性
か高くなっているスティフナ20にセンサ28が取り付
けられていることにより、センサ28の取付強度が高
く、取付後にセンサ28が変位して上記隙間が変化する
というような事態が防止され、検出精度が高められる。
【0022】なお、上記実施例ではエンジン後端側に自
動変速機のコンバータハウジング8が連結されて、その
内部にドライブプレート9およびトルクコンバータ11
が配備された構造となっているが、変速機がマニュアル
トランスミッションの場合にも本考案を適用することが
できる。この場合、シリンダブロック後端側にクラッチ
ハウジングが配置され、これとシリンダブロックとに対
してロアブロックが連結され、かつ、この場合も自動変
速機との共用化のためまたは水抜き等のためロアブロッ
ク後端の連結部に開口窓が形成されるとともに、これが
スティフナで覆われる。そして、この場合も、上記実施
例と同様に、検出子構成用ディスクおよびクランク角セ
ンサが取り付けられる。
【0023】また、上記実施例では、開口窓18をステ
ィフナ20で覆っているが、単なるカバーで覆って、こ
れにセンサを取り付けておいてもよい。また、シリンダ
ブロック下端に配設される補強部材は上記実施例に示す
ロアブロックに限らず、オイルパンを補強部材として利
用してもよい。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように、本考案の構造は、
シリンダブロック下端に配設された補強部材のクランク
軸方向一端側に、ミッションケースへの連結部が形成さ
れて、該連結部に開口窓が設けられた構造において、ミ
ッションケース内のクランク軸端部に検出子構成用ディ
スクが取り付けられるとともに、上記開口窓を覆うカバ
ーにクランク角センサが取り付けられているため、格別
の取付用の部材を必要とせずに簡単な構造で上記ディス
クおよびセンサを取り付けることができ、しかも、上記
ディスクおよびセンサの配置箇所に塵埃等が侵入するこ
とを確実に防止し、信頼性を高めることができる。
【0025】また、特にカバーを構成する部分と補強部
分とを含むスティフナに上記センサが取り付けられてい
ると、センサ取付部分の剛性が高いため、センサの変位
を防止し、センサとディスク周縁との隙間を一定に保持
し、精度を向上することもできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による構造を含むパワーユニ
ット補強部分の断面図である。
【図2】同実施例における要部の拡大断面図である。
【図3】同実施例におけるロアブロック等をミッション
側から見た図である。
【図4】同ロアブロック等を下方から見た図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック 2 クランク軸 8 コンバータハウジング 14 ロアブロック 15 連結部 18 開口窓 20 スティフナ 27 検出子構成用ディスク 28 クランク角センサ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロック下端に補強部材が配設
    され、該補強部材のクランク軸方向一端側にクランク軸
    の径方向に広がる連結部が形成されて、該連結部がミッ
    ションケース周縁部と連結され、かつ、該連結部に開口
    窓が設けられている構造において、ミッションケース内
    のクランク軸端部に検出子構成用ディスクが取り付けら
    れるとともに、上記開口窓を覆うカバーに、上記検出子
    構成用ディスクに対峙するようにクランク角センサが取
    り付けられていることを特徴とするエンジンのクランク
    角検出装置取付構造。
  2. 【請求項2】 上記開口窓を覆うカバーを構成する部分
    とこれを補強する部分とを一体に備えたスティフナが、
    上記補強部材とともにシリンダブロックおよびミッショ
    ンケース周縁部に連結され、このスティフナにクランク
    角センサが固定されていることを特徴とする請求項1記
    載のエンジンのクランク角検出装置取付構造。
JP1991046193U 1991-06-19 1991-06-19 エンジンのクランク角検出装置取付構造 Expired - Lifetime JP2548198Y2 (ja)

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JPH05937U JPH05937U (ja) 1993-01-08
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KR100514892B1 (ko) * 2003-11-11 2005-09-14 현대자동차주식회사 엔진과 변속기 연결부의 커버
JP4637128B2 (ja) * 2007-03-29 2011-02-23 株式会社クボタ エンジン

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JPS646509U (ja) * 1987-06-30 1989-01-13

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JPH05937U (ja) 1993-01-08

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