JPH075243Y2 - エンジンのベルトカバーシール構造 - Google Patents

エンジンのベルトカバーシール構造

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JPH075243Y2
JPH075243Y2 JP9493889U JP9493889U JPH075243Y2 JP H075243 Y2 JPH075243 Y2 JP H075243Y2 JP 9493889 U JP9493889 U JP 9493889U JP 9493889 U JP9493889 U JP 9493889U JP H075243 Y2 JPH075243 Y2 JP H075243Y2
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JP
Japan
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belt cover
mount bracket
engine mount
edge
engine
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JP9493889U
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JPH0335246U (ja
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伸彦 田中
収一 中谷
典朗 水戸部
俊哉 角田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのシリンダ列端に取り付けるタイミン
グベルトカバーのシール構造に関する。
(従来技術) タイミングベルト式の動弁機構を備えたエンジンにおい
ては、一般に、クランクプーリーとカムプーリーの間に
掛け渡されたタイミングベルトを外から覆うようにエン
ジン本体のフロント側端面にタイミングベルトカバーが
取り付けられる。
ところで、このようなタイミングベルトカバーを備えた
エンジンにおいて、このタイミングベルトカバーを突き
抜けてシリンダブロックの端面にエンジンマウントブラ
ケットを取り付けるようにしたものは、実開昭61−1834
44B号公報記載のように従来から知られている。しかし
ながら、上記公報記載の載置は、タイミングベルトカバ
ーをエンジンマウントブラケットを境に上下に分割する
とともに、その分割縁部にエンジンマウントブラケット
の挿通窓を形成して、この挿通窓に環状のシール用ラバ
ーを介設したものであって、エンジンマウントブラケッ
トにシール用ラバーを装着した後、下側および上側のカ
バーの縁部をシール用ラバーの溝部に差し込むようにし
て装着するため、組み付け性が良くないという問題があ
る。また、このようにタイミングカバーを単に上下に分
割したのでは、各カバーの水平方向の位置決めが難し
く、また、組み付けバラツキが出易くてシール性の確保
が難しい。また、上記従来装置の構造では、エンジンマ
ウントブラケットは単純なL字形状のものとする外はな
い。つまり、このようなものにおいて剛性を高めるため
にブラケット外壁にリブを付けようとすると、組み付け
性およびシール性の確保が一層難しくなる。更にまた、
このような構造では、ウオータポンププーリーハブをタ
イミングベルトカバーの外側に出して、しかも、十分な
組み付け性とシール性が確保できるようにすることは不
可能である。
(考案の目的) 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであって、タ
イミングベルトカバーを突き抜けてシリンダブロックの
端面にエンジンマウントブラケットを取り付ける場合の
タイミングベルトカバーのシール性および組み付け性を
確保することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は、エンジンのベルトカバーシール構造を、シリ
ンダブロックのシリンダ列端にエンジンマウントブラケ
ットを取り付けたエンジンにおいて、タイミングベルト
カバーをエンジンマウントブラケットを境に上部ベルト
カバーと下部ベルトカバーとに分割し、エンジンマウン
トブラケットの一側方において両ベルトカバーにシリン
ダブロックの縦方向に延びる重ね合わせ部を設けるとと
もに、エンジンマウントブラケットに対向する下部ベル
トカバーの縁部にシール材を装着して該シール材をエン
ジンマウントブラケットに対し下方から当接せしめ、エ
ンジンマウントブラケットに対向する上部ベルトカバー
の縁部に他のシール材を装着して該シール材をエンジン
マウントブラケットに対し上方から当接せしめ、エンジ
ンマウントブラケットとの対向位置から外れた他側方の
上部ベルトカバーの縁部と下部ベルトカバーの縁部を更
に他のシール材を介して重ね合わせ、両ベルトカバーを
シリンダブロックの端面に取り付けたものとすることに
より上記目的を達成したものである。
(作用) 下部ベルトカバーは、その縁部に装着したシール材がエ
ンジンマウントブラケットの下面に当接した位置でシリ
ンダブロックの端面に取り付けられる。また、上記ベル
トカバーは、その縁部に装着したシール材がエンジンマ
ウントブラケットの上面に当接するとともに、下部ベル
トカバーとは、一側方において縦方向に延びる重ね合わ
せ部において相互に重なり合い、また、他側方において
は縁部同士がシール材を介して重なり合う形でやはりシ
リンダブロックの端面に取り付けられる。
下部ベルトカバーおよび上部ベルトカバーは、エンジン
マウントブラケットに対向する縁部にそれぞれシール材
が装着され、それらシール材をエンジンマウントブラケ
ットに対し下方あるいは上方から当接させるので、ベル
トカバーを突き抜ける形のエンジンマウントブラケット
に補強用のリブを設けた場合でも容易に組み付けること
ができる。しかも、両ベルトカバーは、一側方において
縦方向の重ね合わせ部で重なり合うことにより水平方向
の位置決めが容易となり、また、他側方において両ベル
トカバーの縁部同士がシール材を介して重なり合うこと
により組み付けバラツキが吸収されて良好なシール性が
得られる。更にまた、エンジンマウントブラケットの一
側方において両ベルトカバーが縦方向に分割された形と
なることにより、その縦方向の分割線の延長上において
ベルトカバーの外側にウオータポンププーリーハブを出
すことが可能となる。その場合に、各ベルトカバーは、
端縁をウオータポンププーリーハブの内側に押し込むよ
うにして組み付けることができ、シール性も確保され
る。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係るタイミングベルトカバ
ーの正面図、第2図は同実施例においてタイミングベル
トカバーを組み付けた状態のエンジンフロント側端部の
断面図である。
この実施例において、エンジンのシリンダブロック1の
フロント側端面にはエンジンマウントブラケット2が取
り付けられている。エンジンマウントブラケット2は、
シリンダブロック1への取り付け部2aと、該取り付け部
2aの上端から外方に張り出した支持部2bからなる略L字
形のものであって、取り付け部2aの外面には支持部2bの
下面まで延びる略三角形状の縦リブ2cが設けられてい
る。
エンジンのシリンダ列端においてクランクケース3の外
方に突出するクランクシャフト4の端部には、クランク
プーリー5aと補機駆動用プーリー5aを一体にしたプーリ
ーハブ5が装着され、また、シリンダヘッド6の上部か
らシリンダ列端に突出するカムシャフト7の端部にはカ
ムプーリー8が装着されている。上記クランクプーリー
5aとカムプーリー8の間には図示しないタイミングベル
トが掛け渡され、それによりカムシャフト7がクランク
シャフト4に同期して駆動される。
エンジンのフロント側端面には、上記クランクプーリー
5a,カムプーリー8およびタイミングベルトを覆うよう
にタイミングベルトカバー9が配設されている。タイミ
ングベルトカバー9は、エンジンマウントブラケット2
を境に分割された下部ベルトカバー10と上部ベルトカバ
ー11とからなる。下部ベルトカバー10は、エンジンマウ
ントブラケット2に対向する縁部10aがエンジンマウン
トブラケット2の支持部2bと縦リブ2c途中の段部2dに沿
った形状とされ、その縁部10aにはエンジンマウントブ
ラケット2に当接させるシール材12が固定されている。
一方、上部ベルトカバー11は、エンジンマウントブラケ
ット2に対向する縁部11aがエンジンマウントブラケッ
ト2の支持部2bの上面および一方の側面に沿った形状と
され、その縁部11aにはエンジンマウントブラケット2
に当接させるシール材13が固定されている。
また、下部ベルトカバー10は、エンジンマウントブラケ
ット2の一側方においてウオータポンププーリーハブ14
の内側まで縦方向に延びる連続した二つの重ね合わせ部
10b,10cを有している。そして、下側の重ね合わせ部10c
の下方には、一旦水平に延びた後下方に延び、さらにウ
オータポンプハウジング15に沿って弧状に延びる縁部10
dが形成されている。この縁部10dにはシール材16が接着
固定され、このシール材16がウオータポンプハウジング
15に当接される。一方、上部ベルトカバー11は、エンジ
ンマウントブラケット11の一側方において下部ベルトカ
バー10の上記重ね合わせ部10b,10cに対し外側に重ね合
わせられる連続した二つの重ね合わせ部11b,11cを有
し、また、下側の重ね合わせ部11cの下端は水平方向に
延びた縁部11dとされている。この縁部11dにはシール材
17が固定され、このシール材17がウオータポンプハウジ
ング15に当接する。
下部ベルトカバー10および上部ベルトカバー11の他側
方、つまり、上記縦方向の重ね合わせ部10b,10cとはエ
ンジンマウントブラケット2を挟んで反対の側の対向す
る縁部10e,10eの間には、シール材18が介設され、それ
によってシールが行われている。
下部ベルトカバー10は、ボルト19により4箇所でシリン
ダブロック1に取り付けられる。また、上部ベルトカバ
ー11はやはりボルト19により下方2箇所でシリンダブロ
ック1に取り付けられ、上方2箇所でシリンダヘッド11
に取り付けられる。そして、上部ベルトカバー11の上方
には、シリンダヘッド6の上方からヘッドカバー20が張
り出し、上部ベルトカバー11とヘッドカバー20との間に
シール材21が設けられている。
第3図乃至第9図は上記下部ベルトカバー10および上記
ベルトカバー11の各縁部の構造を示す断面図である。
まず、第3図は第1図のA−A断面図であって、この図
に示すように、上部ベルトカバー11の側縁部にはシール
溝11eが形成され、該シール溝11eにシール材22が装着さ
れている。このシール材22はシリンダブロック1あるい
はシリンダヘッド6に当接され、ボルト穴11fに上記ボ
ルト19が挿通されて締め付けられる。
第4図は第1図のB−B断面図である。この位置の下部
ベルトカバー10の縁部10eと上部ベルトカバー11の縁部1
1eは、図示するように重ね合わせ状に形成され、その間
にシール材18が介設されている。
第5図は第1図のC−C断面図である。この位置の上部
ベルトカバー11の縁部11aにはシール溝11gが設けられ、
このシール溝11gにシール材13が装着される。
第6図は第1図のD−D断面図である。この位置では、
下部ベルトカバー10の縁部10aは鍔状とされて平坦な広
い端面が形成され、その端面に断面L字形のシール材12
が接着固定されている。下部ベルトカバー10は、サービ
ス段階においてはウオータプーリーハブ等が付いた状態
で脱着しなければならず、その際、エンジンマウントブ
ラケット2との当接部を支点として回すような形でウオ
ータープーリーハブ2の内側に差し込んで組み付けるこ
とになる。そこで、上記のようにL字形のシール材12を
平坦な端面に接着するようにしてシール材12による逃げ
を大きくするとともに、接着面積を確保するようにして
いる。
第7図は第1図のE−E断面図である。この位置では、
下部ベルトカバー10と上部ベルトカバー11とが縦方向の
重ね合わせ部10b,11bにおいて重ね合わせられる。下部
ベルトカバー10の重ね合わせ部10bは、図のように端縁
の内側が外方へリブ状に突出した形状とされ、上部ベル
トカバー11の重ね合わせ部11bは、端縁が屈折して下部
ベルトカバー10の上記重ね合わせ部10bに重なるよう構
成されている。それに対し、第8図(第1図のF−F断
面図)に示すよう、下側の重ね合わせ部10c,11cの方
は、厚みを半分にした出っ張りの無い構造とされてい
る。この部分の重ね合わせ部10c,11cはウオータポンプ
プーリーハブ14の内側に位置してスペース的に余裕がな
いことから、このような薄い重ね合わせ構造が採用され
ている。
第9図は第1図のG−G断面図である。この位置の縁部
10dは第6図に示すD−D断面の縁部10aと同様に鍔状で
平坦な端面を有するものとされ、この端面にシール材16
が接着固定されている。
(考案の効果) 本考案は上記のように構成されているので、タイミング
ベルトカバーを突き抜けてシリンダブロックの端面にエ
ンジンマウントブラケットを取り付ける場合のタイミン
グベルトカバーの位置決め組み付け性を向上させること
ができ、また、組み付けバラツキを吸収してシール性を
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すタイミングベルトカバ
ーの正面図、第2図は同実施例に係るエンジンフロント
側端部の断面図、第3図は第1図のA−A断面図、第4
図は第1図のB−B断面図、第5図は第1図のC−C断
面図、第6図は第1図のD−D断面図、第7図は第1図
のE−E断面図、第8図は第1図のF−F断面図、第9
図は第1図のG−G断面図である。 1:シリンダブロック、2:エンジンマウントブラケット、
9:タイミングベルトカバー、10:下部ベルトカバー、11:
上部ベルトカバー、10a,10e,11a,11e:縁部、10b,11b;10
c,11c:重ね合わせ部、12,13,18:シール材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダブロックのシリンダ列端にエンジ
    ンマウントブラケットを取り付けたエンジンにおいて、
    タイミングベルトカバーを前記エンジンマウントブラケ
    ットを境に上部ベルトカバーと下部ベルトカバーとに分
    割し、前記エンジンマウントブラケットの一側方におい
    て両ベルトカバーにシリンダブロックの縦方向に延びる
    重ね合わせ部を設けるとともに、前記エンジンマウント
    ブラケットに対向する前記下部ベルトカバーの縁部にシ
    ール材を装着して該シール材を前記エンジンマウントブ
    ラケットに対し下方から当接せしめ、前記エンジンマウ
    ントブラケットに対向する前記上部ベルトカバーの縁部
    に他のシール材を装着して該シール材を前記エンジンマ
    ウントブラケットに対し上方から当接せしめ、前記エン
    ジンマウントブラケットとの対向位置から外れた他側方
    の前記上部ベルトカバーの縁部と前記下部ベルトカバー
    の縁部を更に他のシール材を介して重ね合わせ、両ベル
    トカバーを前記シリンダブロックの端面に取り付けたこ
    とを特徴とするエンジンのベルトカバーシール構造。
JP9493889U 1989-08-10 1989-08-10 エンジンのベルトカバーシール構造 Expired - Lifetime JPH075243Y2 (ja)

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JP3750811B2 (ja) * 2002-10-15 2006-03-01 本田技研工業株式会社 内燃機関
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