JP3158778B2 - シリンダブロック構造 - Google Patents

シリンダブロック構造

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JP3158778B2 JP11379193A JP11379193A JP3158778B2 JP 3158778 B2 JP3158778 B2 JP 3158778B2 JP 11379193 A JP11379193 A JP 11379193A JP 11379193 A JP11379193 A JP 11379193A JP 3158778 B2 JP3158778 B2 JP 3158778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシリンダブロック構造
に係り、特にエンジン外寸の大型化を招くことなくカバ
ー取付部に近接する補機類取付ボス部からの振動伝播を
減少し得て、エンジン外寸のコンパクト化を図り得ると
ともにカバー取付面のシール性を向上し得るシリンダブ
ロック構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両等に搭載されるエンジンには、各種
の補機類を備えている。補機類には、オルタネータやパ
ワーステアリング用オイルポンプ、エアコンディショナ
用コンプレッサ等がある。これら補機類は、エンジンの
シリンダブロックに取付けられている。
【0003】補機類の取付けられるシリンダブロック
は、例えば、図5〜図7に示す構造を有している。図5
において、102はエンジン、104はシリンダブロッ
ク、106はクランク軸である。このエンジン102
は、略V型のシリンダブロック104を有している。シ
リンダブロック104には、タイミングチェンカバー1
08の取付けられるカバー取付部110・112を設け
ている。
【0004】カバー取付部110・112は、シリンダ
ブロック104の長手方向一側面の縁部に設けられてい
る。図示例においては、略V型のシリンダブロック10
4の長手方向一側面の幅方向両側の縁部に、夫々カバー
取付部110・112を設けている。カバー取付部11
0・112は、タイミングチェーンカバーシール用のカ
バー取付面114・116を設け、カバー取付面114
・116にカバー取付ボス部117・119を設け、カ
バー取付孔118・120を設けている。
【0005】また、シリンダブロック104には、カバ
ー取付面114・116の内側にタイミングチェーンカ
バー10により覆われるチェーン室121を設けるとと
もに、カバー取付面114・116の外側にエンジン1
02の補機類(図示せず)を取付ける補機類取付ボス部
122・124を設けている。補機類取付ボス部122
・124は、シリンダブロック104の長手方向一側面
の縁部外側に、前記カバー取付部110・112に近接
させて設けられている。図示例においては、略V型のシ
リンダブロック104の長手方向一側面の幅方向両側の
縁部に設けたカバー取付面114・116外側に、カバ
ー取付部110・112に近接させて夫々補機類取付ボ
ス部122・124を設けている。補機類取付ボス部1
22・124とカバー取付面114・116とは、リブ
125・127により連結して設けている。補機類取付
ボス部122・124は、補機類取付面126・128
を設け、補機類取付孔130・132を設けている。補
機類取付ボス部122・124の補機類取付面126・
128は、図6・図7に示す如く、カバー取付部110
・112のカバー取付面114・116と同一平面上に
設けられている。
【0006】このエンジン102のシリンダブロック1
04には、タイミングチェンカバー108をカバー取付
部110・112のカバー取付面114・116にシー
ル部材(図示せず)によりシールして、カバー取付孔1
18・120にカバー取付ねじ(図示せず)により取付
けている。また、エンジン102のシリンダブロック1
04には、補機類(図示せず)を補機類取付ボス部12
2・124に取付ねじ(図示せず)により取付けてい
る。
【0007】このようなシリンダブロック構造として
は、実開平2−147847号公報に開示されるものが
ある。この公報に開示のものは、シリンダブロック及び
シリンダヘッドの間をヘッドガスケットによりシール
し、シリンダブロック及びシリンダヘッドの各シール面
にカバーガスケットを介してタイミングチェンカバーを
取付ける構造において、前記ヘッドガスケットの前記シ
ール面側の端面に凹陥部を形成し、この凹陥部に弾性材
を固着して前記カバーガスケットに弾設させたものであ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンに
補機類を取付ける場合には、エンジン外寸が徒に大きく
ならないように取付ける必要がある。そこで、従来は、
前記図5〜図7に示す如く、補機類を取付けた場合のエ
ンジン102の外寸を極力小さくするために、シリンダ
ブロック104の長手方向一側面の縁部のカバー取付面
114・116外側に、カバー取付部110・112に
近接させて補機類取付ボス部122・124を設け、補
機類取付ボス部122・124とカバー取付面114・
116とを連結するリブ125・127を設けている。
【0009】ところが、このような構造のシリンダブロ
ック104は、補機類取付ボス部122・124をカバ
ー取付部110・112に近接して設け、補機類取付ボ
ス部122・124とカバー取付面114・116とを
連結するリブ125・127を設けていることにより、
図6に示す如く、カバー取付部110・112のカバー
取付面116・118に補機類取付ボス部122・12
4の補機類取付面126・128がリブ125・127
により連続している。このため、補機類取付ボス部12
2・124に取付けられた補機類の駆動時に発生する振
動は、カバー取付部110・112に減少されることな
く直接的に伝播されることになり、この振動によってタ
イミングチェンカバー108の取付けられたカバー取付
面114・116のシール性が損なわれる不都合があっ
た。
【0010】このような不都合は、シリンダブロック1
04に補機類取付ボス部122・124をカバー取付部
110・112から離間させて設けることにより、防止
することができる。ところが、補機類取付ボス部122
・124をカバー取付部110・112から離間させて
シリンダブロック104に設けることは、エンジン10
2の外寸の大型化を招く不都合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような不都合を解消
するために、この発明は、エンジンのシリンダブロック
の長手方向一側面の縁部にタイミングチェーンカバーシ
ール用のカバー取付面を設け、該シール用のカバー取付
面にタイミングチェーンカバー取付用のカバー取付ボス
部を設け、前記シール用のカバー取付面の内側にチェー
ン室を設けるとともに外側に補機類取付ボス部を設け、
該補機類取付ボス部と前記シール用のカバー取付面とを
連結するリブを設け、該リブの前記補機類取付ボス部と
前記シール用のカバー取付面との間に該シール用のカバ
ー取付面に沿う溝部を形成して設けたことを特徴とす
る。
【0012】
【作用】この発明の構成によれば、エンジンのシリンダ
ブロックの長手方向一側面の縁部にタイミングチェーン
カバーシール用のカバー取付面を設け、このカバー取付
面の外側に補機類取付ボス部を設け、この補機類取付ボ
ス部とカバー取付面とを連結するリブに補機類取付ボス
部とシール用のカバー取付面との間でカバー取付面に沿
う溝部を形成して設けたことにより、カバー取付部に近
接させて設けた補機類取付ボス部に取付けられた補機類
の駆動時に発生する振動を、溝部によってカバー取付部
に直接的に伝播させることなく、減少させることができ
る。
【0013】
【実施例】以下この発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。
【0014】図1〜図4は、この発明の実施例を示すも
のである。図4において、2はエンジンである。このエ
ンジン2は、略V型のシリンダブロック4の上方に夫々
一側・他側シリンダヘッド6−1・6−2と一側・他側
シリンダヘッドカバー8−1・8−2とを搭載し、略V
字形状に一側・他側シリンダバンク10−1・10−2
を配列している。
【0015】前記シリンダブロック4の下方には、ベア
リングキャップ12を取付け、このベアリングキャップ
12によりクランク軸14を軸支している。このベアリ
ングキャップ12の下方には、オイルパン16を取付け
ている。
【0016】前記エンジン2は、一側・他側シリンダヘ
ッド6−1・6−2に設けた図示しない一側・他側動弁
機構を、クランク軸14に巻掛けられたタイミングチェ
ン(図示せず)により駆動している。このタイミングチ
ェンを覆うために、シリンダブロック4のクランク軸1
4の延伸方向である長手方向一側に、タイミングチェン
カバー18を取付けている。
【0017】また、このエンジン2は、補機類として、
ウォータポンプ20と、オルタネータ22と、パワース
テアリング用オイルポンプ24と、エアコンディショナ
用コンプレッサ26と、を備えている。これら補機類2
0〜26は、シリンダブロック4に取付けられている。
【0018】エンジン2は、これら補機類20〜26を
駆動するために、クランク軸14にクランクプーリ28
を設けている。ウォータポンプ20には、ウォータポン
プ軸30にウォータポンププーリ32を設けている。オ
ルタネータ22には、オルタネータ軸34にオルタネー
タプーリ36を設けている。パワーステアリング用オイ
ルポンプ24には、オイルポンプ軸38にオイルポンプ
プーリ40を設けている。エアコンディショナ用コンプ
レッサ2には、コンプレッサ軸42にコンプレッサプー
リ44を設けている。
【0019】クランクプーリ28には、第1・第2補機
ベルト46・48を巻掛けている。第1補機ベルト46
は、ウォータポンププーリ32とオルタネータプーリ3
6とに巻掛けられている。第2補機ベルト48は、オイ
ルポンププーリ40とコンプレッサプーリ44とに巻掛
けられている。これにより、ウォータポンプ20等の補
機類は、クランク軸14により第1・第2補機ベルト4
6・48を介して駆動される。なお、符号50は、第1
補機ベルト用テンショナである。
【0020】このエンジン2のシリンダブロック4に
は、図1に示す如く、タイミングチェンカバー18の取
付けられるカバー取付部52・54を設けている。カバ
ー取付部52・54は、図示例において、略V型のシリ
ンダブロック4のクランク軸14の延伸方向である長手
方向一側面の、シリンダブロック4の幅方向両側の縁部
に、夫々設けられている。カバー取付部52・54に
は、タイミングチェーンカバーシール用のカバー取付面
56・58を設け、カバー取付面56・58にタイミン
グチェーン取付用のカバー取付部59・61を設け、カ
バー取付孔60・62を設けている。
【0021】前記シリンダブロック4には、カバー取付
面56・58の内側にタイミングチェーンカバー18に
より覆われるチェーン室63を設けるとともに、カバー
取付面56・58の外側に補機類であるウォータポンプ
20〜エアコンディショナ用コンプレッサ26の取付け
られる補機類取付ボス部として、ウォータポンプ20を
取付けるウォータポンプ取付ボス部64と、オルタネー
タ22を取付けるオルタネータ取付ボス部66と、パワ
ーステアリング用オイルポンプ24を取付けるオイルポ
ンプ取付ボス部68と、エアコンディショナ用コンプレ
ッサ26を取付けるコンプレッサ取付ボス部70と、を
設けている。
【0022】これら補機類取付ボス部64〜70のうち
のオルタネータ取付ボス部66・オイルポンプ取付ボス
部68は、シリンダブロック4の長手方向一側面の縁部
外側に、前記カバー取付部52・54に近接させて設け
られている。図示例においては、略V型のシリンダブロ
ック4のクランク軸14の延伸方向である長手方向一側
面の、シリンダブロック4の幅方向両側の縁部に設けた
カバー取付面56・58外側に、カバー取付部52・5
4に近接させて、夫々オルタネータ取付ボス部66・オ
イルポンプ取付ボス部68を設けている。オルタネータ
取付ボス部66・オイルポンプ取付ボス部68とカバー
取付面56・58とは、リブ69・71により連結して
設けている。
【0023】前記オルタネータ取付ボス部66は、オル
タネータ取付面72を設け、オルタネータ取付孔74を
設けている。また、オイルポンプ取付ボス部68は、オ
イルポンプ取付面76を設け、オイルポンプ取付孔78
を設けている。オルタネータ取付ボス部66のオルタネ
ータ取付面72・オイルポンプ取付ボス部68のオイル
ポンプ取付面76は、図2・図3に示す如く、前記カバ
ー取付部52・54のカバー取付面56・58と同一平
面上に設けられている。
【0024】シリンダブロック4には、前記オルタネー
タ取付ボス部66・オイルポンプ取付ボス部68に夫々
取付けられたオルタネータ22・パワーステアリング用
オイルポンプ24の振動が、近接するカバー取付部52
・54に伝播することを減少させる振動伝播減少手段と
して、溝部を形成して設けている。
【0025】この実施例においては、カバー取付部52
・54のカバー取付面56・58とオルタネータ取付ボ
ス部66・オイルポンプ取付ボス部68との近接する部
位間のリブ69・71に、カバー取付面56・58に沿
うオルタネータ用溝部80・オイルポンプ用溝部82を
形成して設けている。オルタネータ用溝部80・オイル
ポンプ用溝部82は、オルタネータ取付ボス部66・オ
イルポンプ取付ボス部68のカバー取付部52・54に
近接する側の一部を切り欠いて、深さh・幅wに形成し
て設けている。これにより、カバー取付部52・54の
カバー取付面56・58とオルタネータ取付ボス部66
・オイルポンプ取付ボス部68のオルタネータ取付面7
2・オイルポンプ取付面76とは、連続することなく、
離間されることになる。
【0026】また、オルタネータ取付ボス部66・オイ
ルポンプ取付ボス部68は、オルタネータ用溝部80・
オイルポンプ用溝部82のカバー取付面56・58に沿
って離間する両端部位に、カバー取付部52・54のカ
バー取付面56・58に接続するオルタネータ接続部8
4・オイルポンプ接続部86を形成して設けている。こ
れにより、オルタネータ取付ボス部66・オイルポンプ
取付ボス部68は、カバー取付部52・54から離間す
る位置で接続されることになる。なお、符号88・90
は、オルタネータ取付ボス連絡部・オイルポンプ取付ボ
ス連絡部である。
【0027】次に作用を説明する。
【0028】このエンジン2のシリンダブロック4に
は、タイミングチェンカバー8をカバー取付部52・5
4のカバー取付面56・58にシール部材(図示せず)
によりシールして、カバー取付孔60・62にカバー取
付ねじ(図示せず)により取付けている。
【0029】また、エンジン2のシリンダブロック4に
は、補機類であるウォータポンプ20とオルタネータ2
2とパワーステアリング用オイルポンプ24とエアコン
ディショナ用コンプレッサ26とを、夫々シリンダブロ
ック4のウォータポンプ取付ボス部64とオルタネータ
取付ボス部66とオイルポンプ取付ボス部68とコンプ
レッサ取付ボス部70とに、取付ねじ(図示せず)によ
り取付けている。
【0030】このエンジン2は、略V型のシリンダブロ
ック4のクランク軸14の延伸方向である長手方向一側
面の、シリンダブロック4の幅方向両側の縁部に、夫々
タイミングチェンカバー8を取付けるカバー取付部52
・54のカバー取付面56・58を設け、カバー取付ボ
ス部59・61を設けている。また、エンジン2は、略
V型のシリンダブロック4のクランク軸14の延伸方向
である長手方向一側面の、シリンダブロック4の幅方向
両側の縁部に設けたカバー取付面56・58外側に、カ
バー取付部52・54に近接させて夫々オルタネータ取
付ボス部66・オイルポンプ取付ボス部68を設け、オ
ルタネータ取付ボス部66・オイルポンプ取付ボス部6
8とカバー取付面56・58とを連結するリブ69・7
1を設けている。
【0031】このエンジン2のシリンダブロック4に
は、カバー取付部52・54のカバー取付面56・58
とオルタネータ取付ボス部66・オイルポンプ取付ボス
部68との近接する部位間のリブ69・71に、カバー
取付面56・58に沿うオルタネータ用溝部80・オイ
ルポンプ用溝部82を形成して設けている。また、オル
タネータ取付ボス部66・オイルポンプ取付ボス部68
は、オルタネータ用溝部80・オイルポンプ用溝部82
のカバー取付面56・58に沿って離間する両端部位
に、カバー取付部52・54と接続するオルタネータ接
続部84・オイルポンプ接続部86を形成して設けてい
る。
【0032】したがって、カバー取付部52・54のカ
バー取付面56・58とオルタネータ取付ボス部66・
オイルポンプ取付ボス部68のオルタネータ取付面72
・オイルポンプ取付面76とは、連続することなく、離
間されることになる。また、オルタネータ取付ボス部6
6・オイルポンプ取付ボス部68は、カバー取付部52
・54から離間する位置で接続されることになる。
【0033】このように、このエンジン2のシリンダブ
ロック4には、オルタネータ取付ボス部66・オイルポ
ンプ取付ボス部68に取付けられた補機類のオルタネー
タ22・パワーステアリング用オイルポンプ24の振動
が、カバー取付部52・54に伝播されることを減少さ
せる振動伝播減少手段として、オルタネータ用溝部80
・オイルポンプ用溝部82を形成して設けている。
【0034】これにより、シリンダブロック4に形成し
て設けたオルタネータ用溝部80・オイルポンプ用溝部
82によって、カバー取付部52・54に近接させてオ
ルタネータ取付ボス部66・オイルポンプ取付ボス部6
8を設けても、このオルタネータ取付ボス部66・オイ
ルポンプ取付ボス部68に取付けられたオルタネータ2
2・パワーステアリング用オイルポンプ24の駆動時に
発生する振動を、カバー取付部52・54に直接的に伝
播させることなく弱化させ得て、振動伝播を減少させる
ことができる。
【0035】このため、シリンダブロック4のカバー取
付部52・54に近接させてオルタネータ取付ボス部6
6・オイルポンプ取付ボス部68を設けたことにより、
エンジン2外寸の大型化を招くことがなく、オルタネー
タ用溝部80・オイルポンプ用溝部82を形成して設け
たことにより、カバー取付部52・54に近接するオル
タネータ取付ボス部66・オイルポンプ取付ボス部68
からの振動伝播を減少させることができる。これによ
り、エンジン2外寸のコンパクト化を図ることができる
とともに、カバー取付部52・54のカバー取付面56
・58のシール性を向上することができる。また、オル
タネータ用溝部80・オイルポンプ用溝部82のカバー
取付面56・58に沿って離間する両端部位に設けたオ
ルタネータ接続部84・オイルポンプ接続部86は、振
動の伝播を減少させつつオルタネータ取付ボス部66・
オイルポンプ取付ボス部68の取付剛性を確保すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】このように、この発明によれば、シリン
ダブロックの長手方向一側面の縁部に設けたカバー取付
面とこのカバー取付面の外側に設けた補機類取付ボス部
とを連結するリブにカバー取付面に沿う溝部を形成して
設けたことにより、カバー取付部に近接させて補機類取
付ボス部を設けても、この補機類取付ボス部に取付けら
れた補機類の駆動時に発生する振動を、溝部によってカ
バー取付部に直接的に伝播させることなく、減少させる
ことができる。
【0037】このため、シリンダブロックのカバー取付
部に近接させて補機類取付ボス部を設けたことにより、
エンジン外寸の大型化を招くことがなく、溝部を形成し
て設けたことにより、カバー取付部に近接する補機類取
付ボス部からの振動伝播を減少させることができる。こ
れにより、エンジン外寸のコンパクト化を図り得るとと
もに、カバー取付部のカバー取付面のシール性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すシリンダブロックの正
面図である。
【図2】図1のII−II線による拡大断面図である。
【図3】シリンダブロックの一部省略側面図である。
【図4】エンジンの正面図である。
【図5】従来例を示すシリンダブロックの正面図であ
る。
【図6】図5のVI−VI線による拡大断面図である。
【図7】シリンダブロックの一部省略側面図である。
【符号の説明】
2 エンジン 4 シリンダブロック 14 クランク軸 18 タイミングチェンカバー 22 オルタネータ 24 パワーステアリング用オイルポンプ 52・54 カバー取付部 56・58 カバー取付面 66 オルタネータ取付ボス部 68 オイルポンプ取付ボス部 72 オルタネータ取付面 76 オイルポンプ取付面 80 オルタネータ用溝部 82 オイルポンプ用溝部 84 オルタネータ接続部 86 オイルポンプ接続部 88 オルタネータ取付ボス連絡部 90 オイルポンプ取付ボス連絡部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02F 7/00 F02B 67/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロックの長手方向
    一側面の縁部にタイミングチェーンカバーシール用のカ
    バー取付面を設け、該シール用のカバー取付面にタイミ
    ングチェーンカバー取付用のカバー取付ボス部を設け、
    前記シール用のカバー取付面の内側にチェーン室を設け
    るとともに外側に補機類取付ボス部を設け、該補機類取
    付ボス部と前記シール用のカバー取付面とを連結するリ
    ブを設け、該リブの前記補機類取付ボス部と前記シール
    用のカバー取付面との間に該シール用のカバー取付面に
    沿う溝部を形成して設けたことを特徴とするシリンダブ
    ロック構造。
  2. 【請求項2】 前記溝部の前記シール用のカバー取付面
    に沿う両端に前記シール用のカバー取付面と前記補機類
    取付ボス部とを接続する接続部を設けたことを特徴とす
    請求項1に記載のシリンダブロック構造。
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