JP4294453B2 - 内燃機関のヘッドカバー - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関のヘッドカバーに関し、特に、弾性部材を介在させてシリンダヘッドに取り付けられ、且つカム軸の回転を検出する検出器の取付部を備えたヘッドカバーに関するものである。
クランク軸の回転角などの検出装置として、クランク軸と同期回転するカム軸の軸端に設けたパルスギアの突起の通過を電磁式の近接検出器で検出するようにしたものが知られている。また検出器の保守整備性を高めるために、動弁機構を覆うヘッドカバーに検出器の固定部を設けたものも知られている(例えば特許文献1を参照されたい)。
特開平10−37835号公報(図7)
しかるに、ヘッドカバーは、シリンダヘッドに対してゴム材などからなるシール部材を介して取り付けられることが通例である。このシール部材は、弾性変形してヘッドカバーとシリンダヘッドとの間を密閉するものなので、上記公報に提案された構造によると、ヘッドカバーに固定された回転検出器は、シール部材の変形に伴って変位することとなる。このような変位は、パルスギアと検出器のピックアップ面との位置誤差を生むことに繋がり、僅かではあっても検出精度に悪影響が及ぶことがあり得た。
本発明は、このような従来技術の不都合を解消すべく案出されたものであり、その主な目的は、保守整備性並びに検出精度を損なわずに回転検出器を取り付けられるように構成された内燃機関のヘッドカバーを提供することにある。
このような課題を解決するために本発明の請求項1は、内燃機関のシリンダヘッド(7)に弾性部材(シール部材6)を介在させてボルト(9)をもって締結され、且つカム軸(12)の回転を検出する検出器(16)を固定するための取付座(13)を備える金属製のヘッドカバー(1)であって、
前記ボルト(9)を挿通する挿通孔(11)を有するボス部(8)が当該ヘッドカバー(1)の外周壁の外側に複数個形成され、前記ボス部(8)は前記挿通孔(11)を囲み且つその下面が前記シリンダヘッド(7)の上面に直接金属接触する凸部(11)を備えており、前記取付座(13)が、当該ヘッドカバー(1)の側壁外面であって前記ボス部(8)の少なくとも1つと隣接する位置に形成され、前記ボス部(8)と前記取付座(13)との間がリブ(14)で連結されている。
さらに本発明の請求項2は、当該ヘッドカバー(1)は、前記シリンダヘッド(7)側を臨む環状の外周シール面を有し、該外周シール面より外方に前記ボス部(8)を設け、前記外周シール面が設けられたヘッドカバー(1)の外周壁に前記取付座(13)を設けるものとした。
このような本発明の請求項1の構成によれば、シリンダヘッドに対して金属接触する部位に検出器の取付座が連続的に設けられるので、検出器の取付剛性が高められ、検出精度を高めることができ、しかも、検出器の取付座をボス部に近づけて配置できるので、重量の増大を招かずに検出器の取付座のより一層の剛性向上を企図し得る。さらに、本発明によれば、固定剛性の高いヘッドカバーの側壁に検出器が取り付けられるので、検出器の取付剛性が高まって検出精度が高まり、しかも新たな取付部を設けずに済むので、構造の簡略化およびスペース効率の向上を企図し得る。
従って本発明により、検出器が取り付けられるヘッドカバーにおいて、高い保守整備性と検出精度とを両立させる上に大きな効果を奏することができる。
以下に添付の図面を参照して本発明について詳細に説明する。
図1は、本発明に基づき構成されたヘッドカバーの下面(シリンダヘッドとの当接面側)を示している。このヘッドカバー1は、燃焼室に燃料を直接噴射する筒内噴射機関に用いられるものであり、燃料噴射弁が固定されるアッパカムホルダ(図示せず)の上面を、ヘッドカバー1の中央部の開口2から露出させるように構成されている。
ヘッドカバー1には、燃料噴射弁の取付部を露出させる開口2を囲む空洞を画成するための環状膨出部3が形成されている。そしてこのヘッドカバー1は、図2に示すように、外周壁並びに内周壁の下端縁に形成された周方向溝4・5に、断面形状が矩形をなすシール部材6(図3)を装着し、これをシリンダヘッド7(並びにアッパカムホルダ)の上面に当接させた状態で、外周壁の外側の大略四隅に形成されたボス部8を例えばボルト止めすることにより、その内部が密閉された状態でシリンダヘッド7に結合される。
ヘッドカバー1の開口面における外周側シール部材6の装着溝5の外側に位置するボス部8の下面には、シリンダヘッド7に対する固定ボルト9の挿通孔10を囲む凸部11が形成されている。この凸部11の下面は平坦にされ、シリンダヘッド7の上面に直接当接するようにされている。
ヘッドカバー1におけるクランク軸とカム軸とを連動連結するタイミングチェーンが設けられる側のカム軸12に平行な側壁の外面には、図3に併せて示すように、回転検出器の取付座13が形成されている。この取付座13とボス部8が設けられた部分とは、リブ14で直接的に連結されている。
ボス部8の挿通孔10に固定ボルト9を通し、且つシリンダヘッド7の雌ねじ孔15に螺着して締め込むと、先ずシール部材6がシリンダヘッド7と溝5の底とに押圧されて圧縮変形する。ここでボス部8の凸部11は、適度なシール反力を発生する程度にシール部材6が圧縮変形したところでシリンダヘッド7の上面に直接当接するようにその高さ寸法Hが定めてある。従って、所定のトルクで固定ボルト9を締め付けると、シリンダヘッド7に凸部11が圧接してヘッドカバー1がシリンダヘッド7に剛固に固定されることとなる。
このようにして、シリンダヘッド7に対して金属接触する部位、つまりボス部8に隣接する位置にボス部8に連続して検出器の取付座13が設けられるので、検出器16自体のヘッドカバー1に対する取付剛性を高めることができると共に、検出器16のピックアップ面16aとカム軸12の軸端に設けられたパルスギア17との相互位置精度を高めることができる。特に、取付座13とボス部8とを例えばリブ14で連続させることにより、より一層の剛性向上を企図し得る。さらに、ヘッドカバー1の外周側のシール面に凸部11が設けられ、検出器16の装着軸線がシール面と交差する向きに延在しているので、検出器取付部へのアクセス性が高められ、高い保守整備を確保することができる。
なお、ヘッドカバー1とシリンダヘッド7とが直接接触することが望ましいが、金属ガスケットなど、弾性変形の少ないシール部材を介在させても良い。また、ヘッドカバー1は、アルミニウム合金やマグネシウム合金など金属製であれば良い。
本発明によるヘッドカバーの下面図である。 シリンダヘッドにヘッドカバーを取り付けた状態を示す立面図である。 シリンダヘッドにヘッドカバーを取り付けた状態を示す上面図である。
符号の説明
1 ヘッドカバー
6 シール部材(弾性部材)
7 シリンダヘッド
8 ボス部
11 凸部
12 カム軸
13 取付座(取付部)
16 検出器

Claims (2)

  1. 内燃機関のシリンダヘッドに弾性部材を介在させてボルトをもって締結され、且つカム軸の回転を検出する検出器を固定するための取付座を備える金属製のヘッドカバーであって、
    前記ボルトを挿通する挿通孔を有するボス部が当該ヘッドカバーの外周壁の外側に複数個形成され、前記ボス部は前記挿通孔を囲み且つその下面が前記シリンダヘッドの上面に直接金属接触する凸部を備えており、前記取付座が、当該ヘッドカバーの側壁外面であって前記ボス部の少なくとも1つと隣接する位置に形成され、該ボス部と前記取付座との間がリブで連結されていることを特徴とする内燃機関のヘッドカバー。
  2. 当該ヘッドカバーは、前記シリンダヘッド側を臨む環状の外周シール面を有し、該外周シール面より外方に前記ボス部を設け、前記外周シール面が設けられたヘッドカバーの外周壁に前記取付座を設けることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のヘッドカバー。
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