JPH051631Y2 - - Google Patents

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JPH051631Y2
JPH051631Y2 JP1430288U JP1430288U JPH051631Y2 JP H051631 Y2 JPH051631 Y2 JP H051631Y2 JP 1430288 U JP1430288 U JP 1430288U JP 1430288 U JP1430288 U JP 1430288U JP H051631 Y2 JPH051631 Y2 JP H051631Y2
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pulley
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water pump
belt cover
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] 〈産業上の利用分野〉 本考案はエンジン用ベルトカバーの取付構造に
関し、特に、クランクプーリとカムプーリとの間
に巻回されたベルトの後面側、即ちエンジンに対
向する側を覆うために設けられるベルトカバーの
取付構造に関する。
〈従来の技術〉 クランク軸とカム軸との間の動力伝達をベルト
−プーリ機構にて行うエンジンにあつては、同機
構をもつてシリンダブロツクに設けられたウオー
タポンプなどの補機類をも同時に駆動することが
一般的である。そしてそのために生ずるエンジン
のクランク軸方向端面輪郭からベルトの懸回輪郭
が出つぱる部分を覆うために、例えば実公昭60−
25034号公報にて述べられているような別体にて
製作された後面カバーをエンジンの端面に取付け
ることが通例である。
一方、この後面カバーは、同公報に開示されて
いるように、要所をエンジンに直接ボルト止めし
たり、或いは前面カバーと共締めされることが一
般的である。
〈考案が解決しようとする課題〉 そのため、エンジン本体に対する後面カバーの
位置決めやボルト止め作業が煩雑になりがちであ
つた。
本考案はこのような従来技術の不都合、即ち、
後面カバーの取付け作業が面倒である点を改善す
るためになされるたものであり、その主な目的
は、取付け作業能率を向上し得るエンジン用ベル
トカバーの取付構造を提供することにある。
[考案の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本考案によれば、エンジン
のクランク軸端に装着されたクランクプーリと、
カム軸端に装着されたカムプーリと、シリンダブ
ロツク側部に配設したウオータポンプをこれら両
プーリに巻回されたベルトを介して駆動するため
のポンププーリと、前記ベルトの巻回方向を規定
するためのアイドラプーリとを備えたベルト伝動
機構の後面側を少なくとも部分的に覆うべく設け
られるベルトカバーの取付け構造であつて、該ベ
ルトカバーが、前記シリンダブロツクに突設され
たアイドラプーリ取付け部のボスに嵌合し得る嵌
合部と、前記シリンダブロツクの上部に取着され
たシリンダヘツドと前記ウオータポンプとの間隙
に挿嵌し得る突起部とを有し、前記嵌合部及び前
記突起部と前記エンジンの対応部とが係合して当
該エンジンに前記ベルトカバーが仮止めされるこ
とを特徴とするエンジン用ベルトカバーの取付け
構造を提供することにより達成される。
特に、前記嵌合部が前記アイドラプーリの軸部
と共締めされるものとしたり、また、前記突起部
が前記シリンダヘツドと前記ウオータポンプとの
間隙を閉塞するものとすると良い。
〈作用〉 このようにすれば、嵌合部と突起部とによりエ
ンジンに対するベルトカバーの正確な位置決めが
なし得ることから、ベルトカバーをエンジンに取
付ける際のボルト締め作業の能率が高められる。
また、嵌合部をアイドラプーリと共締めにてエン
ジンに固定するものとすれば、作業工数及び取付
ボルト数量を削減し得る。更に、突起部をもつて
シリンダヘツドとウオータポンプとの間隙を閉塞
することにより、塵埃の侵入が防止できる。
〈実施例〉 以下に添付の図面を参照して本考案を特定の実
施例について詳細に説明する。
第1図は本考案が適用された直列多気筒エンジ
ンであり、エンジン本体のクランク軸方向端面か
ら突出したクランク軸1及びカム軸2の軸端に
は、クランクプーリ3及びカムプーリ4がそれぞ
れ固着されている。これら両プーリ3,4間に
は、一本の無端タイミングベルト5が巻回されて
おり、クランク軸1とカム軸2とが互いに同期回
転を行なうようにされている。
シリンダブロツク6aの側壁には、ウオータポ
ンプハウジング7が突設されている。このウオー
タポンプは、その軸端にタイミングベルト5に噛
合するポンププーリ8が固設されており、カムプ
ーリ4と共にクランク軸1にて駆動される。
クランクプーリ3とカムプーリ4との中間部に
は、アイドラプーリ9及びテンシヨンプーリ10
が設けられている。これらは共にシリンダブロツ
ク6aのクランク軸方向端面に取付けられてお
り、アイドラプーリ9は、タイミングベルト5の
背面側を押すこともつてクランクプーリ3及びポ
ンププーリ8の巻掛け角度が適切となるようにそ
の位置が定められ、またテンシヨンプーリ10
は、タイミングベルト5組付け時に捩りコイルば
ね11をもつてタイミングベルト5の背面をシリ
ンダブロツク6aの中心側に向けて押圧し、その
位置でボルト10aを締結固定することにより、
所定のベルト張力を保つようにされている。
一方、クランクプーリ3、カムプーリ4、アイ
ドラプーリ9、テンシヨンプーリ10の各プーリ
は、エンジンのクランク軸方向端面12の外周輪
郭の内側に配設されており、従つて、この端面1
2に突設されたリブ13に係合する図示されてい
ない前面カバーを設けることにより、これらプー
リの前面を隠蔽することができる。
他方、ウオータポンプハウジング7は、シリン
ダブロツク6a及びシリンダヘツド6bの側方外
向きに突出していることから、ポンププーリ8に
巻き掛けられた部分のタイミングベルト5がエン
ジン端面12の輪郭から張り出すこととなつてお
り、この部分を隠蔽するために後面カバー14が
エンジン端面12に固着されている。
後面カバー14は合成樹脂材からなり、第2、
3図によく示されるように、エンジン端面12に
接続する平面部15と、タイミングベルト5の背
面の側端部に対向し、かつエンジン端面12に突
設されたリブ13に接続するように立ち上げられ
た外側リブ16とからなり、エンジン端面12に
対してボルト締めすべくボルト孔17と、エンジ
ン端面12に突設されたアイドラプーリ9の取付
ボスに嵌合すべく嵌合部18とがそれぞれ形成さ
れている。
平面部15のエンジン端面12との当接面側に
は、シリンダヘツド6bとウオータポンプハウジ
ング7との間隙19に挿嵌すべく突起20が形成
され、また、ウオータポンプのベアリングハウジ
ング21の外周面に外接するように突片22a,
22bが第4図に示すように突設されている。上
記した突起20は、間隙19の内周に密接し得る
外形輪郭を有し、かつ容易に変形しないように充
分な剛性を有している。また突片22a,22b
は、ベアリングハウジング21の外周面にリツプ
状の端縁部をもつて密接すると共に、ベアリング
ハウジング21内に連通するようにベアリングハ
ウジング21の外周面から穿設されたブリーザ孔
21bの開口を、僅かな間隙をおいて外側から覆
うようにされており、これにより、水滴などがブ
リーザ孔21b内に侵入することのないようにし
ている。
このウオータポンプハウジング7と平面部15
との互いの当接面は、ウオータポンプハウジング
7に形成された突条と、平面部15に形成された
溝とをシール部材を介して係合させるなどして気
密を保ち得るようにされる。
外側リブ16の下端部には、下向きに開かれた
U字溝部23が形成されている。このU字溝部2
3とエンジン端面12に突設されてリブ13の終
息端13aとを別途シール部材を介して密接に接
合することにより、リブ13と外側リブ16とを
もつてベルト−プーリの外周部の全周を連続的に
囲繞するようにされている。
尚、第2、3図の符号24は、図示されない前
面カバーの内面との間に所定の空隙を保つように
設けられたスペーサボスである。
このように構成された後面カバー14をエンジ
ン端面12に取付けるに際しては、第5図に示す
ように、アイドラプーリ9の取付ボス25に後面
カバー14の嵌合部18を嵌め込むと共にU字溝
部23とリブ13の終息端13aとを係合させ
る。同時に第4図に示すように、ウオータポンプ
ハウジング7とシリンダヘツド6bとの間隙19
に突起20を挿嵌する。
ところで、第6図によく示すように突起20
は、エンジンのクランク軸線に沿う方向に突出し
ており、芯部分20aに対してエンジンの内側に
ある内側部分20bが下向きに張出し、エンジン
外側にある外側部分20cが上向きに張出してい
る。そして上記した間隙19に突起20を挿嵌す
ると、ベアリングハウジング21の前面に形成さ
れた段部21aに内側部分20bが係止し、シリ
ンダヘツド6bの側端に外側部分20cが係止す
る。
このようにして、後面カバー14のエンジン端
面12に対する各方向についての正確な位置決め
がなされると同時に、後面カバー14自体の弾性
をもつてその位置が保持される。
次にボルト孔17に挿通したボルト17aを締
付けることにより、後面カバー14の上部がエン
ジン端面12に固定され、アイドラプーリ9を取
付ボス25に取付けることにより、第5図に示す
ように、アイドラプーリ9の軸部9aにて嵌合部
18、即ち後面カバー14の下部が取付けボス2
5、即ちエンジン端面12に固定される。
[考案の効果] このように本考案によれば、アイドラプーリの
取付けボスと嵌め合せることをもつて後面カバー
をエンジンに仮止めすることができる。またシリ
ンダヘツドとウオータポンプとの間隙を閉塞した
上にエンジンの同部分に後面カバーを係止するこ
とができる。従つて、ベルトカバーをエンジンに
取付けるにあたり、正確な位置への仮組立を行う
ことができ、しかも組立工数・部品点数の削減が
可能となることから、作業能率の向上に大きな効
果がある。加えてエンジン本体と補機類との間の
間隙に突起を挿嵌することをもつてエンジン端面
とカバーとの間の密閉性を高めることができるこ
とから、防塵性の向上についても効果的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用されたエンジンをクラン
クプーリ側から見た立面図である。第2図は本考
案に基づく後面カバーの立面図であり、第3図は
同じく側面図である。第4図は要部斜視図であ
る。第5図は第2図に於ける−線に沿う部分
断面図である。第6図は要部斜視図である。 1……クランク軸、2……カム軸、3……クラ
ンクプーリ、4……カムプーリ、5……タイミン
グベルト、6a……シリンダブロツク、6b……
シリンダヘツド、7……ウオータポンプハウジン
グ、8……ポンブプーリ、9……アイドラプー
リ、9a……軸部、10……テンシヨンプーリ、
10a……ボルト、11……捩りコイルばね、1
3……リブ、13a……終息端、12……エンジ
ン端面、14……後面カバー、15……平面部、
16……外側リブ、17……ボルト孔、17a…
…ボルト、18……嵌合部、19……間隙、20
……突起、20a……芯部分、20b……内側部
分、20c……外側部分、21……ベアリングハ
ウジング、21a……段部、21b……ブリーザ
孔、22a,22b……突片、23……U字溝
部、24……スペーサボス、25……取付ボス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンのクランク軸端に装着されたクラン
    クプーリと、カム軸端に装着されたカムプーリ
    と、シリンダブロツク側部に配設したウオータ
    ポンプをこれら両プーリに巻回されたベルトを
    介して駆動するためのポンププーリと、前記ベ
    ルトの巻回方向を規定するためのアイドラプー
    リとを備えたベルト伝動機構の後面側を少なく
    とも部分的に覆うべく設けられるベルトカバー
    の取付け構造であつて、 該ベルトカバーが、前記シリンダブロツクに
    突設されたアイドラプーリ取付け部のボスに嵌
    合し得る嵌合部と、前記シリンダブロツクの上
    部に取着されたシリンダヘツドと前記ウオータ
    ポンプとの間隙に挿嵌し得る突起部とを有し、 前記嵌合部及び前記突起部と前記エンジンの
    対応部とが係合して当該エンジンに前記ベルト
    カバーが仮止めされることを特徴とするエンジ
    ン用ベルトカバーの取付け構造。 (2) 前記嵌合部が前記アイドラプーリの軸部と共
    締めされることを特徴とする第1請求項に記載
    のエンジン用ベルトカバーの取付け構造。 (3) 前記突起部が前記シリンダヘツドと前記ウオ
    ータポンプとの間隙を閉塞することを特徴とす
    る第1請求項または第2請求項に記載のエンジ
    ン用ベルトカバーの取付け構造。
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JP3750811B2 (ja) * 2002-10-15 2006-03-01 本田技研工業株式会社 内燃機関
JP4577223B2 (ja) * 2006-01-23 2010-11-10 三菱自動車工業株式会社 エンジンの補機駆動ベルトカバー

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