JPH0346273Y2 - - Google Patents

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JPH0346273Y2
JPH0346273Y2 JP1984070713U JP7071384U JPH0346273Y2 JP H0346273 Y2 JPH0346273 Y2 JP H0346273Y2 JP 1984070713 U JP1984070713 U JP 1984070713U JP 7071384 U JP7071384 U JP 7071384U JP H0346273 Y2 JPH0346273 Y2 JP H0346273Y2
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JP
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tension
timing belt
cylinder
engine
pulley
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JP1984070713U
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JPS60182554U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンのベルトテンシヨナ装置に関
する。
(従来技術) 従来、エンジンのクランク軸にカム軸を連動連
結するためのタイミングベルトのベルトテンシヨ
ナとしては、例えば実開昭58−7955号公報に記載
され第3図にも示したように、テンシヨンプーリ
13Aが枢着されたテンシヨンアーム14Aをシ
リンダ式の付勢手段15Aでタイミングベルト1
1A側へ揺動させることによりテンシヨンプーリ
13Aをタイミングベルト11Aに押圧してベル
ト張力を調整するようにしたものが知られてい
る。
ところで、上記のベルトテンシヨナにおいて
は、付勢用シリンダ15Aをテンシヨンアーム1
4Aの側方に略直交状に配置しているためシリン
ダ15Aが側方へ大きく突出してベルトテンシヨ
ナが大形化し、またシリンダ15Aの基端とプツ
シユロツド15cの先端とを各々エンジン本体と
テンシヨンアーム14Aとにヒンジ連結すること
により付勢用シリンダ15Aを支持する構造であ
るため部品点数も多くなつて組付け性が悪化し、
またシリンダ15Aがエンジン本体の前面に突出
するためコンパクトにまとめることが出来ないと
いう欠点がある。
(考案の目的) 本考案は上記諸欠点に鑑みてなされたもので、
コンパクトにして組付け性に優れるエンジンのベ
ルトテンシヨナ装置を提供することを目的とす
る。
(考案の構成) 本考案に係るエンジンのベルトテンシヨナ装置
は、エンジンの前面に設けられたタイミングベル
トに当接させたテンシヨンプーリと、上記テンシ
ヨンプーリを揺動自在に支持するテンシヨンアー
ムと、上記テンシヨンアームを介してテンシヨン
プーリをタイミングベルト側へ付勢する張力付加
装置とを備えたエンジンのベルトテンシヨナ装置
において、エンジン本体部の前面に取付けられる
フロントカバーに、上方に開口する有底円筒状の
張力付加装置支持部が、タイミングベルトの近く
の位置においてフロントカバーに平行に沿うよう
に且つ略鉛直方向を向くように一体形成され、上
記張力付加装置は、そのケーシングをなすシリン
ダと、このシリンダに支持されテンシヨンアーム
に当接するプツシユロツドと、上記シリンダ内に
組込まれプツシユロツドをシリンダ外方へ付勢す
る機構とをユニツト化した構造で、この張力付加
装置が上記張力付加装置支持部に上記プツシユロ
ツドの先端が上方に突出する状態で挿嵌抱持され
たものである。
(作用) 本考案のエンジンのベルトテンシヨナ装置にお
いては、張力付加装置のプツシユロツドでテンシ
ヨンアームを上方へ押動させることにより、テン
シヨンアームを介してテンシヨンプーリをタイミ
ングベルト側へ付勢し、タイミングベルトの張力
を適正に維持することになる。
(考案の効果) 本考案に係るエンジンのベルトテンシヨナ装置
によれば、張力付加装置は、上記のようにシリン
ダとプツシユロツドとプツシユロツドを外方へ付
勢する機構とをユニツト化した構造であり、張力
付加装置支持部はエンジン本体の前面に取付けら
れるフロントカバーに上方に開口する有底円筒状
にフロントカバーに沿うように一体形成され、こ
の張力付加装置支持部に張力付加装置を挿嵌抱持
させることにより該支持部の円筒状の内周面と底
部とで支持して固定するようにしてあるので、張
力付加装置をエンジン本体に固定するのにフロン
トカバーとは別体の特別の固定部材を必要としな
い。従つて、部品数が少なくなるだけでなく、固
定部材を設けるためのスペースが要らずコンパク
トになる。
上記張力付加装置支持部が、タイミングベルト
の近くにおいてフロントカバーに平行に沿うよう
に且つ略鉛直方向を向くように一体形成されてい
るので、該支持部がフロントカバーの前方や側方
へ大きく突出せず、コンパクトになる。
上記ベルトテンシヨナ装置をフロントカバーに
組付ける際に、ユニツト化された張力付加装置を
有底円筒状の張力付加装置支持部に上方より挿嵌
して抱持させるだけで張力付加装置を極めて簡単
に組付けることが出来る。
上記張力付加装置が張力付加装置支持部に挿嵌
抱持されるので、張力付加装置の大部分は該支持
部で覆われ外観も整然としたものとなる。
(実施例) 以下、本考案のエンジンのベルトテンシヨナ装
置を立型エンジンに適用した場合の実施例につい
て第1図及び第2図に基いて説明する。
このOHC方式立型エンジンEは、シリンダブ
ロツク1、このシリンダブロツク1の下部に一体
形成されたクランクケース2、上記シリンダブロ
ツク1の上面に固定されたシリンダヘツド3、こ
のシリンダヘツド3の上面を覆うシリンダヘツド
カバー4及び上記クランクケース2の下面に結合
されたオイルパン5とを備えていて、上記クラン
クケース2の前面の下半部の開口部分はクランク
ケース2とは別体のフロントオイルシールカバー
6で閉鎖され、シリンダブロツク1よりエンジン
前面に突出した形で構成されている。
上記フロントオイルシールカバー6の前面外へ
突出するクランク軸7の前端部にはクランク軸プ
ーリ8が装着される一方、上記シリンダヘツド3
の前面外へ突出するカム軸9の前端部にはカム軸
プーリ10が装着され、上記クランク軸プーリ8
とカム軸プーリ10とに互つてタイミングベルト
11が装着され、これによりクランク軸7とカム
軸9とが連動連結される。
上記タイミングベルト11の張力を調整するた
めのベルトテンシヨナ装置12は、上記クランク
軸プーリ8とそれから上方へ連なるタイミングベ
ルト11の下部との左側に配置されていて、この
ベルトテンシヨナ装置12は上記タイミングベル
ト11に外側から当接するテンシヨンプーリ13
と、このテンシヨンプーリ13を支持するテンシ
ヨンアーム14と、このテンシヨンアーム14を
付勢してタイミングベルト11側へ揺動させるこ
とによりテンシヨンプーリ13をタイミングベル
ト11へ押圧する張力付加装置15とから構成さ
れる。
上記テンシヨンアーム14はクランクケース2
の前面近傍部に配設され、その下端の支点部14
aがクランクケース2に螺合された枢支ボルト1
6に揺動自在に支持され、その上端の枢支部14
bにはその前側に位置するテンシヨンプーリ13
が支軸17を介して回動自在に枢支されており、
このテンシヨンアーム14の一部分を折曲してタ
イミングベルト11の半幅程前方へ突出させた力
点部14cが上記支点部14aの左側に所定距離
離して形成される。
上記力点部14cを斜め上方へ付勢してテンシ
ヨンアーム14を支点部14aの枢支ボルト16
を中心としてタイミングベルト11側へ揺動させ
る為の張力付加装置15は、フロントオイルシー
ルカバー6の左端側部であつてタイミングベルト
11の近くに位置する左端側部においてフロント
オイルシールカバー6の前面に上方に開口する有
底シリンダ状に該カバー6に平行に沿うように且
つ略鉛直方向を向くように一体形成された支持部
18にそのプツシユロツド15aの先端が上方に
突出する状態で上方から挿嵌抱持され、そのプツ
シユロツド15aの上端は上記力点部14cの下
面に当接させてある。
上記張力付加装置15の軸心はクランク軸プー
リ10からテンシヨンプーリ13へ向かつてのび
るタイミングベルト11に略平行に設けられてい
るとともに、支点部14aと力点部14cとを結
ぶ線に略直交する状態になつている。
上記張力付加装置15は、そのケーシングをな
すシリンダと、このシリンダに挿入装着され先端
がシリンダから上方へ突出したプツシユロツド1
5aと、シリンダ内に組込まれ圧縮スプリングと
オイルダンパーとでプツシユロツド15aを所定
の力で上方へ弾性付勢する機構とをユニツト化し
た構造になつている。
また、上記ベルトテンシヨナ装置12のテンシ
ヨンアーム14とテンシヨンプーリ13、クラン
ク軸プーリ8、カム軸プーリ10及びタイミング
ベルト11はタイミングベルトカバー(図示略)
で前方から覆われ、タイミングベルトカバーの合
せ面とエンジンE側の合せ面19とがガスケツト
を介して接合されることになる。
以上の構成において、張力付加装置15のプツ
シユロツド15aでテンシヨンアーム14の力点
部14cが斜め上方へ付勢されると、テンシヨン
アーム14は枢支ボルト16で枢支された支点部
14aを中心にしてタイミングベルト11側へ付
勢揺動され、テンシヨンプーリ13がタイミング
ベルト11をそれと直交方向内側へ押圧してタイ
ミングベルト11の張力が所定の大きさに保持さ
れることになる。
上記ベルトテンシヨナ装置12を組付ける際
に、張力付加装置15を組付けるのにユニツト化
された張力付加装置15を支持部18に上方より
挿嵌して支持部18に抱持させるだけで済むの
で、張力付加装置15を極めて簡単に組付けるこ
とが出来る。
また、張力付加装置15を固定するための支持
部18はフロントオイルシールカバー6に一体形
成されているので、張力付加装置15を固定する
ためにフロントオイルシールカバー6と別体の特
別の固定部材を必要としないので、その固定部材
のためのスペースが要らなくなりコンパクトな構
造になる。しかも、張力付加装置支持部18はフ
ロントオイルシールカバー6に沿うように一体形
成されているので、該支持部18が該カバー6の
前方へ大きく突出することもない。
そして、テンシヨンアーム14の下端部に支点
部14aと力点部14cとを形成するとともに、
テンシヨンアーム14の上端の枢支部14bにテ
ンシヨンプーリ13を枢着し、テンシヨンアーム
14の下方からその力点部14cを張力付加装置
15で付勢するように構成したので、張力付加装
置15が側方へ大きく張出すこともなく、ベルト
テンシヨナ装置12が全体的に上下方向に細長く
コンパクトにまとまつたものになる。
また、ベルトテンシヨナ装置12は上記のよう
にタイミングベルト11の左側に配設せずに右側
に配設してもよく、上記張力付加装置15の為の
支持部18はフロントオイルシールカバー6以外
に冷却水ポンプカバーなどエンジンEの前面に位
置する各種のフロントカバーに一体形成してもよ
い。
加えて、上記ベルトテンシヨナ装置12は立型
エンジン以外にV型エンジンなど各種型式のエン
ジンに適用し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面のうち第1図と第2図は本考案の実施例を
示すもので、第1図は立型エンジンのタイミング
ベルトカバーを取外した状態における要部正面
図、第2図は第1図−線断面図、第3図は従
来装置の全体構成図である。 6……フロントオイルシールカバー、11……
タイミングベルト、13……テンシヨンプーリ、
14……テンシヨンアーム、15……張力付加装
置、18……支持部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンの前面に設けられたタイミングベルト
    に当接させたテンシヨンプーリと、上記テンシヨ
    ンプーリを揺動自在に支持するテンシヨンアーム
    と、上記テンシヨンアームを介してテンシヨンプ
    ーリをタイミングベルト側へ付勢する張力付加装
    置とを備えたエンジンのベルトテンシヨナ装置に
    おいて、 エンジン本体部の前面に取付けられるフロント
    カバーに、上方に開口する有底円筒状の張力付加
    装置支持部が、タイミングベルトの近くの位置に
    おいてフロントカバーに平行に沿うように且つ略
    鉛直方向に向くように一体形成され、 上記張力付加装置は、そのケーシングをなすシ
    リンダと、このシリンダに支持されテンシヨンア
    ームに当接するプツシユロツドと、上記シリンダ
    内に組込まれプツシユロツドをシリンダ外方へ付
    勢する機構とをユニツト化した構造で、この張力
    付加装置が上記張力付加装置支持部に上記プツシ
    ユロツドの先端が上方に突出する状態で挿嵌抱持
    されたことを特徴とするエンジンのベルトテンシ
    ヨナ装置。
JP7071384U 1984-05-14 1984-05-14 エンジンのベルトテンシヨナ装置 Granted JPS60182554U (ja)

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JP7071384U JPS60182554U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 エンジンのベルトテンシヨナ装置

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JP7071384U JPS60182554U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 エンジンのベルトテンシヨナ装置

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Publication Number Publication Date
JPS60182554U JPS60182554U (ja) 1985-12-04
JPH0346273Y2 true JPH0346273Y2 (ja) 1991-09-30

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JP7071384U Granted JPS60182554U (ja) 1984-05-14 1984-05-14 エンジンのベルトテンシヨナ装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522065A (en) * 1975-06-24 1977-01-08 Ashizawa Tekko Kk Method of drying caprolactam waste liquid through atomization

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS522065A (en) * 1975-06-24 1977-01-08 Ashizawa Tekko Kk Method of drying caprolactam waste liquid through atomization

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JPS60182554U (ja) 1985-12-04

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