JP2599718Y2 - エンジン - Google Patents
エンジンInfo
- Publication number
- JP2599718Y2 JP2599718Y2 JP1992067375U JP6737592U JP2599718Y2 JP 2599718 Y2 JP2599718 Y2 JP 2599718Y2 JP 1992067375 U JP1992067375 U JP 1992067375U JP 6737592 U JP6737592 U JP 6737592U JP 2599718 Y2 JP2599718 Y2 JP 2599718Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- crankcase
- mounting hole
- mounting surface
- positioning
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クランクケースに形成
した取付孔に係合するスカート部をシリンダーの端部に
突出して設けたエンジンに係るものである。
した取付孔に係合するスカート部をシリンダーの端部に
突出して設けたエンジンに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエンジンでは、シリンダ
ーとクランクケースとの間に円周方向の位置決め手段が
設けられていなかったために、組み立て時にねじ穴を合
せることが困難となり、組み立ての自動化の障害となっ
ていた。
ーとクランクケースとの間に円周方向の位置決め手段が
設けられていなかったために、組み立て時にねじ穴を合
せることが困難となり、組み立ての自動化の障害となっ
ていた。
【0003】すなわち、図4〜図6に示すように、クラ
ンク軸1をベアリング3,3によって軸支するクランク
ケース5の上面の取付面7には、ピストン8を摺動自在
に嵌合するシリンダー9の下端のフランジ部10がガス
ケット11を介して係合し、ボルト13,13によって
固定されている。クランク軸1のクランクピン15に一
端を枢着された連結桿17の他端はピストンピン18に
よりピストン8に枢着されている。シリンダー9には相
対して掃気溝19,19が設けられ、シリンダー9のフ
ランジ部10の下面の掃気溝19,19の部分以外の内
径に沿って円弧状のスカート部21,21が突出して形
成され、取付面7に開口する円形の取付孔23に嵌合し
ている。
ンク軸1をベアリング3,3によって軸支するクランク
ケース5の上面の取付面7には、ピストン8を摺動自在
に嵌合するシリンダー9の下端のフランジ部10がガス
ケット11を介して係合し、ボルト13,13によって
固定されている。クランク軸1のクランクピン15に一
端を枢着された連結桿17の他端はピストンピン18に
よりピストン8に枢着されている。シリンダー9には相
対して掃気溝19,19が設けられ、シリンダー9のフ
ランジ部10の下面の掃気溝19,19の部分以外の内
径に沿って円弧状のスカート部21,21が突出して形
成され、取付面7に開口する円形の取付孔23に嵌合し
ている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来はシリンダーとク
ランクケースとの間に、円周方向の位置決めがなく、組
み付けの際にボルトの穴合せが厄介であった。
ランクケースとの間に、円周方向の位置決めがなく、組
み付けの際にボルトの穴合せが厄介であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、クランクケー
スの取付孔に係合するスカート部をシリンダーの端面に
突出して設け、スカート部に対応箇所同士にて当接して
円周方向に位置決めする位置決め部を取付孔に取付面と
面一の状態で内方に突出して設けたものである。
スの取付孔に係合するスカート部をシリンダーの端面に
突出して設け、スカート部に対応箇所同士にて当接して
円周方向に位置決めする位置決め部を取付孔に取付面と
面一の状態で内方に突出して設けたものである。
【0006】
【作用】シリンダーをクランクケースに組み付けるにあ
たっては、スカート部を、取付孔の位置決め部に当接さ
せて取付孔に嵌入すれば、円周方向の位置決めを正確に
行なうことができる。
たっては、スカート部を、取付孔の位置決め部に当接さ
せて取付孔に嵌入すれば、円周方向の位置決めを正確に
行なうことができる。
【0007】
【実施例】以下、図面により本考案の一実施例について
詳細に説明する。図1〜図3において、クランク軸25
をベアリング27,27によって軸支するクランクケー
ス29の上面の取付面31には、ピストン32を摺動自
在に嵌合するシリンダー33の下端のフランジ部35が
ガスケット37を介して係合し、ボルト39,39によ
って固定されている。クランク軸25のクランクピン4
1に一端を枢着された連結桿43の他端はピストンピン
44によりピストン32に枢着されている。シリンダー
33には相対して掃気溝45,45が設けられ、シリン
ダー33のフランジ部35の下面の、掃気溝45,45
の部分以外の内径に沿ってスカート部47,47が突出
して形成され、取付面31に開口する円形の取付孔49
に嵌合している。一方のスカート部47の円周方向の両
端に当接して位置決めするための位置決め部51がクラ
ンクケース29の取付孔49に内方に突出して一体に形
成されている。
詳細に説明する。図1〜図3において、クランク軸25
をベアリング27,27によって軸支するクランクケー
ス29の上面の取付面31には、ピストン32を摺動自
在に嵌合するシリンダー33の下端のフランジ部35が
ガスケット37を介して係合し、ボルト39,39によ
って固定されている。クランク軸25のクランクピン4
1に一端を枢着された連結桿43の他端はピストンピン
44によりピストン32に枢着されている。シリンダー
33には相対して掃気溝45,45が設けられ、シリン
ダー33のフランジ部35の下面の、掃気溝45,45
の部分以外の内径に沿ってスカート部47,47が突出
して形成され、取付面31に開口する円形の取付孔49
に嵌合している。一方のスカート部47の円周方向の両
端に当接して位置決めするための位置決め部51がクラ
ンクケース29の取付孔49に内方に突出して一体に形
成されている。
【0008】シリンダー33を組み付ける際には、スカ
ート部47の両端を位置決め部51に当接しつつ、スカ
ート部47の外周をクランクケース29の取付孔49に
嵌合すれば、シリンダー33はクランクケース29に対
して位置決めされ、クランクケース29の取付面31に
植込まれたボルト39はシリンダー33のフランジ部3
5のボルト孔に容易に嵌入されるので、ボルト39に螺
合するナット(図示せず)によってシリンダー33をク
ランクケース29に固定するものである。
ート部47の両端を位置決め部51に当接しつつ、スカ
ート部47の外周をクランクケース29の取付孔49に
嵌合すれば、シリンダー33はクランクケース29に対
して位置決めされ、クランクケース29の取付面31に
植込まれたボルト39はシリンダー33のフランジ部3
5のボルト孔に容易に嵌入されるので、ボルト39に螺
合するナット(図示せず)によってシリンダー33をク
ランクケース29に固定するものである。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、シリンダーをクランク
ケースに組み付ける際に円周方向の位置決めができ、組
み付けを容易とすることができるととに、構造が簡単に
位置決めができるものである。
ケースに組み付ける際に円周方向の位置決めができ、組
み付けを容易とすることができるととに、構造が簡単に
位置決めができるものである。
【図1】本考案の一実施例の側断面図である。
【図2】同正断面図である。
【図3】同取付面の平断面図である。
【図4】従来例の側断面図である。
【図5】同正断面図である。
【図6】同取付面の平断面図である。
29 クランクケース 31 取付面 33 シリンダー 47 スカート部 49 取付孔 51 位置決め部
Claims (1)
- 【請求項1】 クランクケース29の取付面31に形成
した円形の取付孔49に係合するスカート部47をシリ
ンダー33の端面に突出して設け、前記スカート部47
に対応箇所同士にて当接して円周方向に位置決めする位
置決め部51を前記取付孔49に取付面31と面一の状
態で内方に突出して設けたことを特徴とするエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992067375U JP2599718Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992067375U JP2599718Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | エンジン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0630457U JPH0630457U (ja) | 1994-04-22 |
JP2599718Y2 true JP2599718Y2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=13343209
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992067375U Expired - Fee Related JP2599718Y2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | エンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2599718Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6220153U (ja) * | 1985-07-23 | 1987-02-06 | ||
JPS6369740U (ja) * | 1986-10-25 | 1988-05-11 |
-
1992
- 1992-09-28 JP JP1992067375U patent/JP2599718Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0630457U (ja) | 1994-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2599718Y2 (ja) | エンジン | |
JPH0313449U (ja) | ||
JPH0211640Y2 (ja) | ||
JPS61132451U (ja) | ||
JPS60149838U (ja) | 内燃機関のフライホイ−ルハウジング | |
JPH0630459U (ja) | エンジン | |
JPH021441Y2 (ja) | ||
JPS5818465Y2 (ja) | エンジンにおける起電部の取付構造 | |
JPH0750577Y2 (ja) | 内燃機関用連接棒大端部の合せ面構造 | |
JPH0296454U (ja) | ||
JPS6318850Y2 (ja) | ||
JPH01108346U (ja) | ||
JPS6448451U (ja) | ||
JPS5877140U (ja) | 内燃機関のメインベアリングキヤツプ取付構造 | |
JPS6350442Y2 (ja) | ||
JPS5942315U (ja) | エンジンのクランク軸の軸受装置 | |
JPS63110195U (ja) | ||
JPS6336648U (ja) | ||
JPS606854U (ja) | 内燃機関 | |
JPH0373632U (ja) | ||
JPH03347U (ja) | ||
JPH0387953U (ja) | ||
JPS62106019U (ja) | ||
JPH0552332U (ja) | エンジンのクランク軸支持構造 | |
JPS5818031U (ja) | 内燃機関のクランクプ−リ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |