JP2501323Y2 - エンジンとミッションの接合部構造 - Google Patents

エンジンとミッションの接合部構造

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JP2501323Y2
JP2501323Y2 JP3521790U JP3521790U JP2501323Y2 JP 2501323 Y2 JP2501323 Y2 JP 2501323Y2 JP 3521790 U JP3521790 U JP 3521790U JP 3521790 U JP3521790 U JP 3521790U JP 2501323 Y2 JP2501323 Y2 JP 2501323Y2
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transmission
engine
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mounting portion
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康 井上
一明 西村
幸子 中川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンとトランスミッションの接合部構造
に関する。
(従来の技術) エンジンとトランスミッションの結合剛性を高めるた
めのインテグレーテッドスティフナとしては、例えば、
実開昭63-26728号公報に開示されるように、シリンダブ
ロックのスカート部のボトムレールとクラッチハウジン
グとを連結するものが知られている。このものは、上記
ボトムレールの側面にボルトによって取付けられる第1
のシリンダブロック取付部と、上記ボトムレールの下面
にボルトによって取付けられる第2のシリンダブロック
取付部と、上記クラッチハウジングのエンジン側取付面
にボルトによって取付けられるクラッチハウジング取付
部とから構成され、上記第1のシリンダブロック取付部
と第2のシリンダブロック取付部とクラッチハウジング
取付部とが一体に形成されている。
また、従来より、エンジンとトランスミッションとを
連結する場合、エンジンとトランスミッションとの接合
面の間にエンドプレートを挾み込み、このエンドプレー
トによりトランスミッションハウジングのエンジン側合
せ面の隙間を塞いで、トランスミッション内へのダスト
等の浸入を防止するようにしている。そして、上記エン
ドプレートにおいては、例えば、実開昭61-116136号公
報に開示されるように、エンドプレートのサービスホー
ルを塞ぐべくこのエンドプレートに取外し可能にサービ
スプラグを取付けたものが知られている。このサービス
プラグは、外周縁部に逆止形状の取付爪が形成されてい
て全体を弾性材料により構成されている。そして、上記
取付爪に連続して取付爪補強用リブが設けられている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のように、エンジンとトランスミッションと
の接合部の間にエンドプレートを挾み込むことは、この
エンドプレートの取付ボルト等も含めて部品点数の増加
や重量の増加を招く。また、エンジンとトランスミッシ
ョンの合せ面であるシール面が2ヶ所となり、すべり面
として作用するシール面が増えるので、パワープラント
ベンディング等を悪化させる原因にもなる。
本考案はこのような点に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、エンジンとトランスミッ
ションとの結合剛性を高めるためのインテグレーテッド
スティフナの構造を利用してエンジンとトランスミッシ
ョンとの接合部をシールするようにして、エンドプレー
トを廃止することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案では、インテグレー
テッドスティフナのトランスミッション側取付部でトラ
ンスミッションハウジングのエンジン側合せ面の下部を
覆い、上記トランスミッション側取付部の上端部に設け
たリブによってシリンダブロックとインテグレーテッド
スティフナとの間に形成された隙間を狭めるようにして
いる。
具体的に、本考案が講じた解決手段は、エンジンのシ
リンダブロックとトランスミッションのハウジングとを
インテグレーテッドスティフナで連結してエンジンとト
ランスミッションとの結合剛性を高めるようにしたエン
ジンとミッションの接合部構造を前提とする。そして、
上記インテグレーテッドスティフナのトランスミッショ
ン側取付部はトランスミッションハウジングのエンジン
側合せ面の下部を覆うように左右のシリンダブロック側
取付部と一体的に形成され、このトランスミッション側
取付部の上端部には左右方向に延び、且つ上方シリンダ
ブロック側に向って延出するリブが設けられ、このリブ
によってシリンダブロックとインテグレーテッドスティ
フナとの間に形成される隙間を狭めるように構成したも
のである。
(作用) 上記の構成により、本考案では、インテグレーテッド
スティフナのトランスミッション側取付部によりトラン
スミッションハウジングのエンジン側合せ面の隙間が塞
がれる。また、シリンダブロック下側のオイルパンのフ
ランジ部を逃げるためにシリンダブロック下面とインテ
グレーテッドスティフナのトランスミッション側取付部
上部との間に形成される隙間は、上記トランスミッショ
ン側取付部の上端部に設けたリブにより狭められる。そ
のため、エンジンとトランスミッションの接合部はシー
ルされて外部よりトランスミッション内へのダスト等の
浸入が防止される。このため、トランスミッション内へ
のダスト等の浸入防止用としてのエンドプレートは廃止
することが可能となり、部品点数低減によるコスト及び
重量の低減が図られる。更に、接合部のシール面が1ヶ
所で済むのでパワープラントベンディングに対して有利
となる。また、上記リブによりインテグレーテッドステ
ィフナ本体の剛性の向上が図られる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。第
4図は本考案の実施例に係るエンジンとトランスミッシ
ョンの接合部構造を備えたエンジン及びトランスミッシ
ョンの全体側面図を示す。同図において、1はエンジン
で、2はこのエンジン1を構成するシリンダブロック、
3はこのシリンダブロック2の下面に取付けられたオイ
ルパンである。また、4はトランスミッションであっ
て、このトランスミッション4のハウジング4aが上記シ
リンダブロック2の後面に接合してボルト締結されてい
る。5は、上記エンジン1とトランスミッション4との
結合剛性を高めるために、上記シリンダブロック2とハ
ウジング4aとを連結するインテグレーテッドスティフナ
である。このインテグレーテッドスティフナ5のシリン
ダブロック側取付部5a,5bはシリンダブロック2の左右
のスカート部にボルト締結され、トランスミッション側
取付部5cは上記ハウジング4aのエンジン側合せ面のシリ
ンダブロック2より下方へ突出した部分にボルト締結さ
れている。また、第2図に示すように、上記シリンダブ
ロック2のトランスミッション側合せ面である後面及び
上記インテグレーテッドスティフナ5のトランスミッシ
ョン側取付部5cの取付面は、上記トランスミッション4
のハウジング4aのエンジン側合せ面と一致するように形
成されている。
そして、上記インテグレーテッドスティフナ5は第1
図(a)〜(d)に示すように、左右のシリンダブロッ
ク側取付部5a,5b及びトランスミッション側取付部5cが
コ字状に一体的に形成されている。また、上記トランス
ミッション側取付部5cの上端部には上方に延出したリブ
5dが左右の両端部にまで延びて設けられており、第3図
に示すように、このリブ5dは上方のシリンダブロック2
の下面よりやや下方まで延出している。そして、このリ
ブ5dは、シリンダブロック2の下面に取付けられたオイ
ルパン3のフランジ部3aよりトランスミッション側に位
置してトランスミッションとの合せ面よりトランスミッ
ション側へ突出しないように設けられている。更に、上
記リブ5dの上端部にはゴム部材からなり且つ断面がU字
状のシール部材6がリブ全域に被着されてその上端がシ
リンダブロック2の下面に当接するように設けられ、上
記トランスミッション側取付部5cの上部がオイルパン3
のフランジ部3aを逃げるために、上記シリンダブロック
2の下面との間に形成する隙間を閉塞するようにしてい
る。
したがって、上記実施例では、エンジン1とトランス
ミッション4との接合部において、上記トランスミッシ
ョン4のハウジング4aのエンジン側合せ面は、シリンダ
ブロック2の後面及びインテグレーテッドスティフナ5
のトランスミッション側取付部5cによって覆われ、ま
た、シリンダブロック2の下面と上記トランスミッショ
ン側取付部5cの上部との間に形成される隙間は、上記ト
ランスミッション側取付部5c上端部に設けたリブ5d及び
このリブ5dの上端部に被着されたシール部材6により閉
塞されているので、結局、トランスミッション4のハウ
ジング4aのエンジン側合せ面でのトランスミッション4
内への外部からの浸入経路は全てシールされることにな
り、トランスミッション4内へのダスト等の浸入が防止
される。このため、従来のトランスミッション4内への
ダスト等の浸入を防止するためのエンドプレートが不要
となり廃止することができる。そして、このエンドプレ
ートの廃止により、部品点数が減りコスト及び重量の低
減を図ることができるとともに、エンジン1とトランス
ミッション4との接合部のシール面が従来のエンドプレ
ート使用時の2ヶ所から1ヶ所になり、すべり面を減ら
すことによりパワープラントベンディング等に対して有
利となる。また、インテグレーテッドスティフナ5に設
けたリブ5dによりこのインテグレーテッドスティフナ5
全体の剛性の向上を図ることができる。
次の第5図は変形例を示す。この変形例は、上記実施
例とシリンダブロック2の下面とインテグレーテッドス
ティフナ5のトランスミッション側取付部5cとの間に形
成される隙間を閉塞する方法のみが異なり、他の構成は
同一である。即ち、第5図に示すように、オイルパン3
のフランジ部3a′を上記トランスミッション取付部5cの
上部近くまで延ばし、その下端部にゴム部材からなる断
面がU字状のシール部材6′を上記トランスミッション
側取付部5cと対向する部位に当接するように設け、上記
シリンダブロック2の下面とトランスミッション側取付
部5c上部との間に形成される隙間を閉塞するようにした
もので、上記実施例と同様の効果が得られる。
第6図は別の変形例を示す。この変形例も上記変形例
と同様に上記実施例とは、シリンダブロック2の下面と
インテグレーテッドスティフナ5のトランスミッション
側取付部5cとの間に形成される隙間を閉塞する方法のみ
が異なり、他の構成は同一である。
ところで、上記実施例あるいは第5図に示す変形例で
は、上記隙間をシール部材6あるいは6′によって最終
的にシールするようにしている。しかし、上記シール部
材6あるいは6′がなくても、上記隙間はリブ5dとオイ
ルパン3のフランジ部3aあるいは3a′とによって、2ヶ
所において下方からと上方からとで狭められ、上記隙間
からのダストの浸入を十分に防止できシール性は確保さ
れており、上記実施例あるいは第5図に示す変形例で
は、より一層シール性を高めるために上記シール部材6
あるいは6′を設けている。そして、この第6図に示す
変形例では上記隙間を更に完全にシールしようとするも
ので、インテグレーテッドスティフナ5のトランスミッ
ション側取付部5cの取付面とハウジング4aのエンジン側
合せ面の間にプレート7を挾み込むようにしている。こ
のプレート7は上記トランスミッション側取付部5cとハ
ウジング4aとの接合面を覆い、且つ上端部がシリンダブ
ロック2の下面部に形成されるオイルパン3のフランジ
部3a″の取付用レール部2aの上部に乗り上げるようにL
字状に折り曲げられて形成している。また、上記レール
部2aは、上記プレート7のハウジング4aとの接合面がシ
リンダブロック2の後面と同一面上となるようにプレー
ト7の板厚分だけ控えてある。したがって、シリンダブ
ロック2の下面とインテグレーテッドスティフナ5との
間に形成される隙間は完全にシールされることになる。
上記プレート7は従来のエンドプレートのようにハウジ
ング4aの合せ面を全面に亘って覆うのではなく、合せ面
の下部のみを覆うので上記エンドプレートに比してコン
パクト化され、重量が低減できるとともに、ビビリ音に
対しても有利となり、更に上端部をL字状に折り曲げて
いるので剛性の向上が図られる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のエンジンとミッション
の接合部構造によれば、トランスミッションハウジング
のエンジン側合せ面は、シリンダブロック後面とインテ
グレーテッドスティフナのトランスミッション側取付部
によって覆われ、また、シリンダブロック下面と上記ト
ランスミッション側取付部上部との間に形成される隙間
は、上記トランスミッション側取付部の上端部に設けた
リブとオイルパンのフランジ部とにより狭められ、上記
隙間のシール性が確保されるので、エンジンとトランス
ミッションとの接合部はシールされて外部からのトラン
スミッション内へのダストの浸入が防止される。このた
め、エンドプレートの廃止が可能となり、部品点数減に
よるコスト及び重量の低減を図ることができるととも
に、接合部のシール面が1ヶ所で済むのでパワープラン
トベンディングに対して有利となる。また、上記インテ
グレーテッドスティフナのトランスミッション側取付部
に設けたリブによりインテグレーテッドスティフナ本体
の剛性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の実施例を示し、第1図(a)
はインテグレーテッドスティフナの平面図、第1図
(b)はインテグレーテッドスティフナの正面図、第1
図(c)はインテグレーテッドスティフナの左側面図、
第1図(d)はインテグレーテッドスティフナの右側面
図、第2図はシリンダブロック及びインテグレーテッド
スティフナのトランスミッション側からみた図、第3図
は第2図のIII-III線断面図、第4図はエンジン全体概
略構成図である。第5図及び第6図は変形例を示し、第
5図は第3図相当図、第6図も第3図相当図である。 2……シリンダブロック 4……トランスミッション 5……インテグレーテッドスティフナ 5a……シリンダブロック側取付部 5b……シリンダブロック側取付部 5c……トランスミッション側取付部 5d……リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンのシリンダブロックとトランスミ
    ッションのハウジングとをインテグレーテッドスティフ
    ナで連結して、エンジンとトランスミッションとの結合
    剛性を高めるようにしたエンジンとミッションの接合部
    構造であって、 上記インテグレーテッドスティフナのトランスミッショ
    ン側取付部はトランスミッションハウジングのエンジン
    側合せ面の下部を覆うように左右のシリンダブロック側
    取付部と一体的に形成され、 このトランスミッション側取付部の上端部には左右方向
    に延び且つ上方シリンダブロック側に向って延出するリ
    ブが設けられ、このリブによってシリンダブロックとイ
    ンテグレーテッドスティフナとの間に形成される隙間を
    狭めるように構成したことを特徴とするエンジンとミッ
    ションの接合部構造。
JP3521790U 1990-03-29 1990-03-29 エンジンとミッションの接合部構造 Expired - Lifetime JP2501323Y2 (ja)

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