JPS6327084Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6327084Y2 JPS6327084Y2 JP4067581U JP4067581U JPS6327084Y2 JP S6327084 Y2 JPS6327084 Y2 JP S6327084Y2 JP 4067581 U JP4067581 U JP 4067581U JP 4067581 U JP4067581 U JP 4067581U JP S6327084 Y2 JPS6327084 Y2 JP S6327084Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil pan
- cylinder block
- groove
- bolt
- bulkhead
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 5
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 239000013464 silicone adhesive Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用エンジンの騒音低減対策に係
り、そのためのシリンダブロツクとオイルパンと
の結合構造に関するものである。
り、そのためのシリンダブロツクとオイルパンと
の結合構造に関するものである。
従来、シリンダブロツクにガスケツトを介して
オイルパンをボルト結合する場合、そのボルト結
合部の間隔はオイル洩れを防ぐためにできるだけ
細かい間隔にすることがよいとされていた(日産
自動車株式会社 昭和55年4月発行 整備要領書
LD型デイーゼルエンジン 第38頁、第52頁参
照)。
オイルパンをボルト結合する場合、そのボルト結
合部の間隔はオイル洩れを防ぐためにできるだけ
細かい間隔にすることがよいとされていた(日産
自動車株式会社 昭和55年4月発行 整備要領書
LD型デイーゼルエンジン 第38頁、第52頁参
照)。
第1図はかかる従来例を示し、1はシリンダブ
ロツク、2はバルクヘツド、3はベアリングキヤ
ツプ取付用ボルト穴、4はオイルパン取付用ボル
ト穴である。
ロツク、2はバルクヘツド、3はベアリングキヤ
ツプ取付用ボルト穴、4はオイルパン取付用ボル
ト穴である。
しかしながら、このような従来のシリンダブロ
ツクとオイルパンとの結合構造にあつては、騒音
上問題となる2KHz付近の周波数域でバルクヘツ
ド間のボルト結合部(例えば第1図a)が共振
し、該結合部から直接オイルパンに大きな振動が
入力され、オイルパンが異常に発音するという問
題点があつた。
ツクとオイルパンとの結合構造にあつては、騒音
上問題となる2KHz付近の周波数域でバルクヘツ
ド間のボルト結合部(例えば第1図a)が共振
し、該結合部から直接オイルパンに大きな振動が
入力され、オイルパンが異常に発音するという問
題点があつた。
本考案はこのような従来の問題点に着目してな
されたもので、2KHz付近で振動のノードとなる
バルクヘツドの延長線上にのみボルト結合部を配
設し、オイル洩れに対しては、シリンダブロツク
のオイルパンとの結合面に長手方向に延びる溝を
設けて、この溝内に弾性体又は接着剤等のシール
部材を充填することにより防止を図り、もつて上
記の問題点を解決することを目的としている。
されたもので、2KHz付近で振動のノードとなる
バルクヘツドの延長線上にのみボルト結合部を配
設し、オイル洩れに対しては、シリンダブロツク
のオイルパンとの結合面に長手方向に延びる溝を
設けて、この溝内に弾性体又は接着剤等のシール
部材を充填することにより防止を図り、もつて上
記の問題点を解決することを目的としている。
以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第2図は本考案の一実施例を示している。
構成を説明すると、シリンダブロツク1におけ
るバルクヘツド2の延長線l上にのみオイルパン
取付用ボルト穴5を設け、これらのボルト穴5に
よりオイルパン6をボルト結合するようにする。
るバルクヘツド2の延長線l上にのみオイルパン
取付用ボルト穴5を設け、これらのボルト穴5に
よりオイルパン6をボルト結合するようにする。
また、シリンダブロツク1のオイルパン6との
結合面にはその長手方向に延びる溝7を機械加工
又は鋳抜きにより設け、この溝7にはオイルパン
6との結合時にゴム等の弾性体シール8を挿入す
るようにする。尚、溝7はボルト穴5が設けられ
ている部分ではそれよりも内側に設けるのがよ
い。
結合面にはその長手方向に延びる溝7を機械加工
又は鋳抜きにより設け、この溝7にはオイルパン
6との結合時にゴム等の弾性体シール8を挿入す
るようにする。尚、溝7はボルト穴5が設けられ
ている部分ではそれよりも内側に設けるのがよ
い。
次に作用を説明する。
騒音上問題となる2KHz付近の周波数域におい
て、シリンダブロツク1とオイルパン6との結合
面の振動モードを見てみると、バルクヘツド2間
の結合面が最も振動しており、バルクヘツド2の
延長線l上が振動のノードとなつている。したが
つて、バルクヘツド2の延長線l上にのみボルト
穴5、即ちボルト結合部を設けることにより、シ
リンダブロツク1から、オイルパン6への振動入
力が低減され、オイルパン6からの発音も低減さ
れる。
て、シリンダブロツク1とオイルパン6との結合
面の振動モードを見てみると、バルクヘツド2間
の結合面が最も振動しており、バルクヘツド2の
延長線l上が振動のノードとなつている。したが
つて、バルクヘツド2の延長線l上にのみボルト
穴5、即ちボルト結合部を設けることにより、シ
リンダブロツク1から、オイルパン6への振動入
力が低減され、オイルパン6からの発音も低減さ
れる。
また、溝7に弾性体シール8を挿入することに
より、シールの面圧を上げてシール性を高めるこ
とができ、ボルト結合部の間隔が長くなつてもオ
イル洩れに対する充分なシール効果を発揮させる
ことができる。
より、シールの面圧を上げてシール性を高めるこ
とができ、ボルト結合部の間隔が長くなつてもオ
イル洩れに対する充分なシール効果を発揮させる
ことができる。
第3図には他の実施例を示す。
この実施例は、シリンダブロツク1側の結合面
に長手方向に沿つて延びる溝7を、これにつなが
る溝9によりオイルパンとの結合状態においてそ
の外面に開口させ、結合後にこの溝9の開口部か
ら熱に強いシリコン性の接着剤等を注入するよう
にしたものである。このようにすればシール性は
更に確実になる。
に長手方向に沿つて延びる溝7を、これにつなが
る溝9によりオイルパンとの結合状態においてそ
の外面に開口させ、結合後にこの溝9の開口部か
ら熱に強いシリコン性の接着剤等を注入するよう
にしたものである。このようにすればシール性は
更に確実になる。
以上説明してきたように本考案によれば、シリ
ンダブロツクの各バルクヘツド延長線上にのみオ
イルパンとのボルト結合部を配し、シリンダブロ
ツクのオイルパンとの結合面に溝を設けて弾性体
又は接着剤等のシール部材を充填する構造とした
ため、シリンダブロツクのボルト結合部からの過
大な振動入力が大巾に低減でき、オイルパンの発
音を防止し得ると共に、オイル洩れに対しても充
分なシール性を確保できるという効果が得られ
る。
ンダブロツクの各バルクヘツド延長線上にのみオ
イルパンとのボルト結合部を配し、シリンダブロ
ツクのオイルパンとの結合面に溝を設けて弾性体
又は接着剤等のシール部材を充填する構造とした
ため、シリンダブロツクのボルト結合部からの過
大な振動入力が大巾に低減でき、オイルパンの発
音を防止し得ると共に、オイル洩れに対しても充
分なシール性を確保できるという効果が得られ
る。
第1図Aは従来例を示すシリンダブロツクの底
面図、第1図Bは同図AのB−B断面図、第2図
Aは本考案の一実施例を示すシリンダブロツクの
底面図、第2図Bは同図AのB−B断面図、第2
図Cは同図BのC部拡大図、第3図Aは他の実施
例を示すシリンダブロツクの底面図、第3図Bは
同図AのB−B断面図である。 1……シリンダブロツク、2……バルクヘツ
ド、5……オイルパン取付用ボルト穴、6……オ
イルパン、7,9……溝、8……弾性体シール。
面図、第1図Bは同図AのB−B断面図、第2図
Aは本考案の一実施例を示すシリンダブロツクの
底面図、第2図Bは同図AのB−B断面図、第2
図Cは同図BのC部拡大図、第3図Aは他の実施
例を示すシリンダブロツクの底面図、第3図Bは
同図AのB−B断面図である。 1……シリンダブロツク、2……バルクヘツ
ド、5……オイルパン取付用ボルト穴、6……オ
イルパン、7,9……溝、8……弾性体シール。
Claims (1)
- シリンダブロツクとオイルパンとをバルクヘツ
ドの延長線上でのみボルト結合する一方、シリン
ダブロツクのオイルパンとの結合面にその長手方
向に延びる溝を設け、この溝にシール部材を充填
するようにしたことを特徴とする自動車用エンジ
ンにおけるシリンダブロツクとオイルパンとの結
合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067581U JPS6327084Y2 (ja) | 1981-03-25 | 1981-03-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4067581U JPS6327084Y2 (ja) | 1981-03-25 | 1981-03-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57153751U JPS57153751U (ja) | 1982-09-27 |
JPS6327084Y2 true JPS6327084Y2 (ja) | 1988-07-22 |
Family
ID=29837780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4067581U Expired JPS6327084Y2 (ja) | 1981-03-25 | 1981-03-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6327084Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58108253U (ja) * | 1982-01-19 | 1983-07-23 | 太平洋工業株式会社 | オイルパン |
JP4566469B2 (ja) * | 2001-07-13 | 2010-10-20 | ヤンマー株式会社 | エンジンを整備するための構造 |
-
1981
- 1981-03-25 JP JP4067581U patent/JPS6327084Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57153751U (ja) | 1982-09-27 |
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