JP6390356B2 - 内燃機関 - Google Patents

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本発明は、内燃機関および内燃機関のシールハウジングに関し、特に、クランクシャフトとシリンダブロックとの間を封印するシール部材を有する内燃機関および内燃機関のシールハウジングに関する。
一般に、車両に搭載される内燃機関には、内燃機関に設けられたピストンやクランクシャフト等の潤滑部位を潤滑するためのオイルが設けられている。クランクシャフトの端部は、軸受を介してシリンダブロックに回転自在に支持されており、クランクケースの内部から外部にオイルが漏出するおそれがある。
これに対して、フライホイールが取付けられるクランクシャフトにオイルシールを設けることにより、クランクケースの内部から外部にオイルが漏出することを防止するクランクシャフト用オイルシールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−233216号公報
このような従来の内燃機関にあっては、フライホールが取付けられるクランクシャフトの端部にオイルシールが設けられている。このため、クランクシャフトの端部がトランスアクスルケースによって塞がれてクランクシャフトの端部に埃や小石等の異物が混入することを防止することができ、オイルシールを保護することができる。
しかしながら、クランクプーリが連結されるクランクシャフトの端部にオイルシールが設けられた場合には、クランクプーリ側のシリンダブロックの側壁がトランスアクスルケースと反対側となるため、オイルシールが露出される。
これにより、埃や小石等の異物がオイルシールに噛み込まれてしまい、クランクシャフトの回転に伴ってクランクシャフトに接触するオイルシールの接触面が磨耗して、オイルシールの耐久性が低下するおそれがある。そして、オイルシールの耐久性が低下すると、シリンダブロックの内部から外部にオイルが漏出するおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、クランクシャフトに設けられたシール部材の耐久性が低下することを防止できる内燃機関および内燃機関を提供することを目的とするものである。
本発明は、シリンダブロックと、シリンダブロックに回転自在に支持されたクランクシャフトと、クランクシャフトの軸線方向端部に取付けられたクランクプーリと、クランクプーリとシリンダブロックとの間に位置するようにしてシリンダブロックの側壁に取付けられ、クランクシャフトの外周部を取り囲むシール部材を保持する保持部を有するシールハウジングとを備えた内燃機関であって、シールハウジングは、シール部材の外周を囲むようにして形成されてクランクプーリに向かって突出する突出部を有し、突出部は、クランクプーリとシールハウジングとの間に閉空間を形成し、クランクプーリは、突出部の外径側に位置して突出部の突出方向先端部との間に隙間を介して対向する第1の円筒部と、第1の円筒部の内径側に配置されかつ突出部の内側に突出する第2の円筒部と、第2の円筒部の突出方向先端部から突出部の内周部に向かって放射状に突出し、突出部の内周部との間に隙間を介して対向する環状部とを有するものから構成されている。
このように本発明によれば、シールハウジングが、シール部材の外周を囲むようにして形成されてクランクプーリに向かって突出する突出部を有し、突出部が、クランクプーリとシールハウジングとの間に閉空間を形成している。
これにより、シリンダブロックの側壁が開放されるクランクプーリ側のクランクシャフトにシール部材が設けられた場合に、埃や小石等の異物を突出部によって遮ってシール部材に噛み込まれることを防止できる。このため、クランクシャフトの回転に伴ってクランクシャフトに接触するシール部材の接触面が磨耗することを防止でき、シール部材の耐久性を向上できる。この結果、シリンダブロックの内部から外部にオイルが漏出することを防止できる。
図1は、本発明の内燃機関および内燃機関のシールハウジングの一実施形態を示す図であり、シールハウジングが取付けられたエンジンの側面図である。 図2は、本発明の内燃機関および内燃機関のシールハウジングの一実施形態を示す図であり、シールハウジングが取付けられたエンジンの斜視図である。 図3は、本発明の内燃機関および内燃機関のシールハウジングの一実施形態を示す図であり、クランクプーリおよびオイルシールハウジングのクランクシャフトの中心軸における縦断面図である。 図4は、本発明の内燃機関および内燃機関のシールハウジングの一実施形態を示す図であり、クランクプーリおよびオイルシールハウジングの斜視断面図である。 図5は、本発明の内燃機関および内燃機関のシールハウジングの一実施形態を示す図であり、オイルシールハウジングの外観図である。 図6は、本発明の内燃機関および内燃機関のシールハウジングの一実施形態を示す図であり、エンジンに取付けられたオイルシールハウジングの斜視図である。 図7は、本発明の内燃機関および内燃機関のシールハウジングの一実施形態を示す図であり、エンジンに取付けられたオイルシールハウジングの正面図であり、クランクプーリのセンシングプレートを表示している。
以下、本発明に係る内燃機関および内燃機関のシールハウジングの実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図7は、本発明に係る一実施形態の内燃機関および内燃機関のシールハウジングを示す図である。
まず、構成を説明する。
図1において、車両1の車体2の前部にはエンジンルーム3が設けられており、このエンジンルーム3は、ダッシュパネル4によって車両1の後方の車室5と仕切られている。
エンジンルーム3には内燃機関としてのエンジン6が収容されている。図1、図2において、エンジン6は、シリンダブロック7と、シリンダブロック7の上部に取付けられたシリンダヘッド8と、シリンダブロック7の下部に取付けられ、オイルを収容するオイルパン9とを備えており、エンジン6は、図示しないマウント部材によって車体2に弾性的に支持されている。
ここで、本実施形態では、車両1の運転席に着座した運転者から見た前後方向、左右方向、および上下方向と一致するように、図中で前後、左右、上下の方向を矢印で示している。
図2において、シリンダブロック7の内部には図示しない複数の気筒が形成されており、気筒内には図示しないピストンが往復動自在に設けられている。シリンダブロック7の底部にはクランクケース7Aが設けられている。なお、クランクケース7Aは、シリンダブロック7の一部である。クランクケース7Aの内部には軸受22を介してクランクシャフト20が回転自在に設けられており(図3、図4参照)、クランクシャフト20は、ピストンの往復運動を回転運動に変換する。
図1、図2において、シリンダヘッド8の内部には図示しない吸気カムシャフトおよび排気カムシャフトが回転自在に設けられており、吸気カムシャフトおよび排気カムシャフトには図示しない吸気カムおよび排気カムが取付けられている。吸気カムおよび排気カムが回転すると、シリンダヘッド8に設けられた図示しない吸気バルブおよび排気バルブがそれぞれ昇降することにより、シリンダヘッド8に形成された図示しない吸気ポートおよび排気ポートが開閉される。
ここで、エンジン6は、ガソリンエンジン、軽油、LPG、水素およびバイフューエル等の液体やガス燃料を使用する公知のエンジンから構成されているが、特に限定されるものではない。また、縦置きや横置き等のエンジン配置、水平対向やV型等の気筒配置や気筒数等に関しても特に限定されるものではない。
シリンダブロック7の車幅方向左方にはトランスアクスル21が取付けられており、トランスアクスル21は、図示しないトランスミッションおよびディファレンシャル装置を収容するトランスアクスルケース21Aを備えている。このトランスアクスル21は、エンジン6の回転数をトランスミッションで変更し、ディファレンシャル装置によって図示しない左右の駆動輪に動力を伝達する。
シリンダブロック7の車幅方向右側にはチェーンケース10が設けられており、チェーンケース10とシリンダブロック7との間には吸気カムシャフトおよび排気カムシャフトとクランクシャフト20とを連結する図示しないタイミングチェーンが設けられている。
また、シリンダブロック7の車幅方向右側にはウォータポンププーリ11、クランクプーリ12、ジェネレータプーリ13およびアイドラプーリ14が回転自在に設けられている。
ウォータポンププーリ11は、シリンダブロック7に装着された図示しないウォータポンプの入力軸15に固定されており、ウォータポンププーリ11は、入力軸15と共に回転し、ウォータポンプに動力を伝達する。
ウォータポンプは、冷却水をシリンダブロック7およびシリンダヘッド8に内蔵された図示しないウォータジャケットと、エンジン6の前方に設置された図示しないラジエーター内で循環し、熱交換によりピストン等の高温となる部位を冷却する。
図3、図4において、クランクプーリ12は、クランクシャフト20の右端部20aに固定されており、クランクシャフト20と共に回転する。ここで、クランクシャフト20の右端部20aは、本発明の軸線方向端部を構成する。
図1、図2において、ジェネレータプーリ13は、シリンダブロック7に装着されたジェネレータ16の入力軸16Aに固定されており、入力軸16Aと共に回転してジェネレータ16に動力を伝達する。ジェネレータ16は、入力軸16Aに設けられた図示しないロータが回転することで、電磁誘導作用により図示しないステータに発生した3相交流を整流し、図示しないバッテリを充電する。アイドラプーリ14は、シリンダブロック7に回転自在に支持されている。
ウォータポンププーリ11、クランクプーリ12、ジェネレータプーリ13およびアイドラプーリ14には無端状のベルト17が掛け渡されており、クランクシャフト20の回転がクランクプーリ12からウォータポンププーリ11およびジェネレータプーリ13に伝達されることにより、ウォータポンプの入力軸15およびジェネレータ16の入力軸16Aが回転する。また、アイドラプーリ14は、ベルト17に張力を付与するようにクランクプーリ12およびジェネレータプーリ13の間に設けられている。
このように、本実施形態のエンジン6は、トランスアクスル21が設置されるシリンダブロック7の側壁と反対側のシリンダブロック7の側壁7cにクランクプーリ12が配置されている。
図3、図4において、クランクシャフト20の車幅方向における右端部20aには環状のオイルシール31が設けられており、オイルシール31は、クランクシャフト20の外周部を取り囲むようにしてクランクシャフト20に取付けられている。オイルシール31は、例えば、ゴム等の弾性部材から構成されている。また、オイルシール31の材質は、弾性部材であれば、特に限定されるものではい。
図6において、シリンダブロック7の車幅方向右側の側壁7cにはオイルシールハウジング32がボルト33によって取付けられており、オイルシールハウジング32は、クランクプーリ12とシリンダブロック7との間に位置している(図3、図4参照)。ここで、本実施形態のオイルシール31は、本発明のシール部材を構成し、オイルシールハウジング32は、本発明のシールハウジングを構成する。
図3、図4において、オイルシールハウジング32は、クランクシャフト20の右端部20aが貫通する開口部32Aを有し、開口部32Aにはオイルシール31が保持されている。オイルシール31は、外周部が開口部32Aに接触するとともに、内周部がクランクシャフト20の外周部に接触しており、オイルシール31は、クランクシャフト20とオイルシールハウジング32の間に介在される。
本実施形態のエンジン6は、オイルシール31によってクランクシャフト20とシリンダブロック7との隙間を液密に封止することができ、クランクケース7Aの内部から外部にオイルが漏出することを防止できる。ここで、本実施形態のオイルシールハウジング32の開口部32Aは、本発明の保持部を構成する。
図3〜図5において、オイルシールハウジング32は、環状の突出部32Bを備えている。突出部32Bは、オイルシール31の外周を囲むようにして形成されてクランクプーリ12に向かって突出しており、突出部32Bは、クランクプーリ12とオイルシールハウジング32との間に閉空間34を形成している。
なお、クランクシャフト20の車幅方向における左端部には図示しない環状のオイルシールが設けられており、このオイルシールは、クランクシャフト20の外周部を取り囲むようにしてクランクシャフト20の左端部とクランクケース7Aとの間に介在されている。
クランクプーリ12は、円筒部12Aを備えており、円筒部12Aは、突出部32Bの上方(具体的に斜め上方)に位置して突出部32Bの突出方向先端部32aとの間に隙間を介して対向している。円筒部12Aの外周部にはプーリ部12Bが形成されており、プーリ部12Bにはベルト17が巻き掛けられている。
クランクプーリ12は、円筒部12Fを備えている。円筒部12Fの外周部にはプーリ部12Dが形成されており、円筒部12Fは、円筒部12Aに対して放射方向下方に位置し、クランクプーリ12からクランクシャフト20の延びる方向外方に向かって突出している。また、プーリ部12Dには吸気カムシャフトおよび排気カムシャフトとクランクシャフト20とを連結するタイミングチェーンが巻き掛けられている。
クランクプーリ12は、円筒部12Cを備えており、円筒部12Cは、円筒部12Aに対して放射方向下方に位置し、クランクプーリ12からオイルシールハウジング32に向かって突出している。すなわち、円筒部12Aは、閉空間34内に設けられている。
円筒部12Cの突出方向先端部には板状の環状部12Eが設けられており、環状部12Eは、突出部32Bの内周部32bに向かって放射状に突出し、突出部32Bとの間に隙間を介して対向している。
環状部12Eは、オイルシールハウジング32の開口部32Aの放射方向外方に設けられており、環状部12Eの放射方向外周部には円周方向に交互に凹凸部12eが形成されている。すなわち、本実施形態の環状部12Eは、クランクシャフト20の回転角検出用のセンシングプレートを構成している。ここで、本実施形態の環状部12Eの凹凸部12eは、本発明の被検出部を構成する。また、本実施形態の円筒部12Aは、本発明の第1の円筒部を構成し、円筒部12Cは、本発明の第2の円筒部を構成する。
図2、図6、図7において、オイルシールハウジング32の突出部32Bにはボス32cが形成されており、ボス32cには回転角度センサ35が取付けられている。ボス32cには突出部32Bを貫通する図示しない貫通穴が形成されており、回転角度センサ35の検出素子35aは、閉空間34内に位置している(図4参照)。
回転角度センサ35の検出素子35aは、クランクシャフト20と一体で回転するクランクプーリ12の凹凸部12eを検出して、凹凸部12eに応じたパルス信号を図示しないECU(Electronic Control Unit)に出力する。ECUは、単位時間当りのパルス信号に基づいてクランクシャフト20の回転数を算出することで、エンジン回転数を算出する。ここで、本実施形態のボス32cは、本発明の取付け部を構成し、検出素子35aは、本発明の検出部を構成する。
次に、作用を説明する。
エンジン6にはオイルが収容されており、このオイルによってピストンやクランクシャフト20等の潤滑部位が潤滑される。このオイルは、クランクシャフト20の右端部20aや左端部から漏出するおそれがあるため、クランクシャフト20の右端部20aにはオイルシール31が設けられているとともに、クランクシャフト20の左端部にもオイルシールが設けられている。
ところで、車両1の走行時等に車輪によって撥ね上げられた小石や埃等の異物がオイルシール31に衝突すると、オイルシール31に異物が噛み込まれてしまい、クランクシャフト20の回転に伴ってクランクシャフト20に接触するオイルシール31の接触面が磨耗して、オイルシール31の耐久性が低下するおそれがある。そして、オイルシール31の耐久性が低下すると、クランクケース7Aの内部から外部にオイルが漏出するおそれがある。
本実施形態のエンジン6は、車幅方向左方にトランスアクスル21が取付けられているため、トランスアクスル21のトランスアクスルケース21Aによってエンジン6の車幅左方を遮ることができ、異物がクランクシャフト20の左端部に設けられたオイルシールに噛み込まれることを防止できる。
ところが、トランスアクスル21が設けられていないエンジン6の車幅方向右方は、剥き出し状態となっているため、異物がオイルシール31に噛み込まれるおそれがある。ここで、異物が噛み込まれるとは、オイルシール31とクランクシャフト20との間に異物が侵入して、オイルシール31とクランクシャフト20との接触面に異物が挟み込まれることを意味する。
これに対して、本実施形態のエンジン6によれば、オイルシールハウジング32が、オイルシール31の外周を囲むようにして形成されてクランクプーリ12に向かって突出する突出部32Bを有し、突出部32Bが、クランクプーリ12とオイルシールハウジング32との間に閉空間34を形成している。
これにより、シリンダブロック7の側壁7cが開放されるクランクプーリ12側のクランクシャフト20の右端部20aにオイルシール31が設けられた場合に、異物を突出部32Bによって遮ってオイルシール31に噛み込まれることを防止できる。このため、クランクシャフト20の回転に伴ってクランクシャフト20に接触するオイルシール31の接触面が磨耗することを防止でき、オイルシール31の耐久性を向上できる。この結果、クランクケース7Aの内部から外部にオイルが漏出することを防止できる。
また、本実施形態のエンジン6によれば、閉空間34内に、クランクシャフト20の回転角度を検出するための環状部12Eを設け、さらに、突出部32Bに、環状部12Eを検出する回転角度センサ35が取付けられるボス32cを設け、回転角度センサ35の検出素子35aを閉空間34内に位置させた。
これにより、クランクシャフト20の回転角検出用のセンシングプレートを構成する環状部12Eに異物が衝突することを防止して、環状部12Eを保護することができ、クランクシャフト20の回転角の検出精度の信頼性を向上できる。
また、本実施形態のエンジン6は、オイルシールハウジング32の突出部32Bに回転角度センサ35を設けることができるので、オイルシールハウジング32に回転角度センサ35を取付けるための専用の部材が不要になる。これに加えて、シリンダブロック7に回転角度センサ35の設置することを不要にできるので、シリンダブロック7の小型化を図ることができる。
また、本実施形態のエンジン6によれば、クランクプーリ12が、突出部32Bの外径側に位置して突出部32Bの突出方向先端部32aとの間に隙間を介して対向する円筒部12Aと、円筒部12Aの内径側に配置されかつ円筒部12Aの内側に突出する円筒部12Cと、円筒部12Cの突出方向先端部から突出部32Bの内周部32bに向かって放射状に突出し、突出部32Bの内周部32bとの間に隙間を介して対向する環状部12Eとを有する。
これにより、クランクプーリ12の外部からオイルシール31に至るまでの通路を、円筒部12Aと突出部32Bとの間の隙間および突出部32Bと環状部12Eとの間の隙間とによって段違いにできる。このため、クランクプーリ12の外部からオイルシール31に至るまでの通路を図3の矢印Aで示すように、ラビリンス形状に形成できる。
このため、クランクプーリ12の外部から閉空間34に進入した異物を、オイルシール31に到達し難くでき、異物オイルシール31に噛み込まれることをより効果的に防止できる。
また、本実施形態のエンジン6によれば、環状部12Eの先端部に、クランクシャフト20の回転角検出用の凹凸部12eを形成し、環状部12Eを開口部32Aの放射方向外方に設けた。
これにより、クランクシャフト20の軸線方向におけるオイルシールハウジング32とクランクプーリ12との距離を詰めて凹凸部12eと開口部32Aとを設けることができる。このため、クランクシャフト20の軸線方向におけるエンジン6の長さを短くでき、エンジン6の小型化を図ることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
6...エンジン(内燃機関)、7...シリンダブロック、7c...側壁、12...クランクプーリ、12A...円筒部(第1の円筒部)、12C...円筒部(第2の円筒部)、12E...環状部、12e...凹凸部(被検出部)、20...クランクシャフト、20a...右端部(軸線方向端部)、31...オイルシール(シール部材)、32...オイルシールハウジング(シールハウジング)、32A...開口部(保持部)、32B...突出部、32a...突出方向先端部、32b...内周部、32c...ボス(取付け部)、34...閉空間、35...回転角度センサ、35a...検出素子(検出部)

Claims (2)

  1. シリンダブロックと、
    前記シリンダブロックに回転自在に支持されたクランクシャフトと、
    前記クランクシャフトの軸線方向端部に取付けられたクランクプーリと、
    前記クランクプーリと前記シリンダブロックとの間に位置するようにして前記シリンダブロックの側壁に取付けられ、前記クランクシャフトの外周部を取り囲むシール部材を保持する保持部を有するシールハウジングとを備えた内燃機関であって、
    前記シールハウジングは、前記シール部材の外周を囲むようにして形成されて前記クランクプーリに向かって突出する突出部を有し、
    前記突出部は、前記クランクプーリと前記シールハウジングとの間に閉空間を形成し
    前記クランクプーリは、前記突出部の外径側に位置して前記突出部の突出方向先端部との間に隙間を介して対向する第1の円筒部と、前記第1の円筒部の内径側に配置されかつ前記突出部の内側に突出する第2の円筒部と、前記第2の円筒部の突出方向先端部から前記突出部の内周部に向かって放射状に突出し、前記突出部の内周部との間に隙間を介して対向する環状部とを有することを特徴とする内燃機関。
  2. 記クランクシャフトの回転角度を検出するための被検出部が前記環状部の外周に形成され、
    記被検出部を検出する検出部を有する回転角度センサが前記突出部に取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
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