JP2004331285A - シート搬送装置及び該装置を備えた画像読取装置 - Google Patents

シート搬送装置及び該装置を備えた画像読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】過大な電力や、複雑な制御によることなく、初期動作を行えるようにする。
【解決手段】自動原稿供給装置は、原稿を挟持して回転することによって原稿を搬送する第1リードローラ9とリードころローラ10と、解除モータM4によって回転可能なカム23と、リードころローラ10を支持してカム23の回転によって作動してリードころローラ10を第1リードローラ9に対して接離させるレバー24と、カムの回転位置を検知する遮光板25及びカム位置検知センサS7と、遮光板及びカム位置検知センサの検知動作に基づいて解除モータの回転制御を行うCPU回路部と、を備え、CPU回路部は、解除モータを回転制御しても遮光板及びカム位置検知センサの検知状態に変化が生じないとき、カムを回転負荷の少ない回転方向に解除モータを回転制御するようになっている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートを供給するシート搬送装置、特に、シートを搬送する例えばローラ対の一方のローラを他方のローラに対して接離させる機構が初期状態になるシート搬送装置と、このシート搬送装置によって搬送されるシートの画像を読み取る画像読取装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばシートに形成してある画像を読取部で読み取る画像読取装置がある。この画像読取装置には、固定読みと、流し読みとの2通りの方法で画像を読み取るようになっているタイプのものがある。固定読みとは、読み取りガラスに置かれて固定された本、雑誌、原稿等を、読取部を移動させて読み取る方法である。流し読みとは、読み取りガラスに送り込まれて読み取り位置を通過するシートである例えば原稿を、読み取り位置に停止させてある読取部で読み取る方法である。
【0003】
原稿を流し読みする機能を備えた画像読取装置は、読み取り位置に原稿を送り込むシート搬送装置である例えば原稿供給装置を備えている。この場合、画像読取装置に固定読み機能を持たせるため、原稿供給装置は、画像読み取りガラスに本、雑誌、原稿を置けるように、読み取りガラスに対して開閉できるように設けてある。
【0004】
原稿供給装置は、原稿が積載される原稿載置台と、画像読取装置によって読み終えた原稿が積載される原稿排出トレイとを上下方向に重なるような配置関係で有して、コンパクトな構成になっている。
【0005】
流し読み取り機能を備えた画像読取装置は、原稿搬送装置によって供給搬送される原稿を読み取るようになっているが、供給搬送中の原稿にぶれが生じて出力画像に画像ぶれが発生することがあった。これは、原稿供給装置に設けたローラ対に原稿の先端が突入したり、後端が抜けたりする衝撃によって原稿の搬送速度にむらが生じるためである。特に、後端がローラ対を抜けるときには、ローラ対による原稿の後端押さえ(後端挟持)が急に解除されることから画像ぶれが発生しやすかった。薄紙原稿の場合には特に画像ぶれが発生しやすかった。
【0006】
この解決策として、原稿の後端がローラ対を抜ける前に、ローラ対同士による原稿の挟持を解除することが知られている。この場合、急に挟持圧を解除すると画像ぶれが大きく発生するおそれがあるので、徐々に挟持圧を弱めなければならない。そこで、原稿供給装置は、ローラ対同士の圧接と、圧接解除とを徐々に行えるように、ローラ対の圧接解除を行う傾斜部を形成してあるカムを駆動モータによってゆっくりと回転させていた。
【0007】
しかし、傾斜部を有するカムは、ローラ対が原稿を挟持し始めるときには原稿を確実に搬送できて、原稿読取中には原稿の搬送速度むらが生じて画像ぶれが生じない搬送力をローラ対に持たせて、さらに、原稿がローラ対から離れるときにはローラ対の挟持圧が原稿に加わらないようにする必要がある。このため、カムは、負荷変動の大きい形状にしなければならないことが多い。
【0008】
また、カムの周囲には、ローラ対の加圧、離間状態の検知ができ、かつカム自身の待機(スタンバイ)時にカム自身を所定の回転角度に停止さておくための位置検出手段を設けてある。
【0009】
このような背景の中、原稿搬送中(通常動作時)のローラ対に離間動作と加圧動作とを行わせるには、カムは、所定の位置から回転するのに必要な回転トルクを設定してあることによって、円滑に回転することができる。しかし、待機(スタンバイ)時などに所定の回転角度位置にカムを停止さておくための初期動作を行うとき、カムは現在位置が不明確な状態から回転させられることになるので、カムの回転トルク負荷の大きさがわからない。したがって、最も回転トルク負荷の大きい回転角度位置にカムがいる状態において、モータを始動したときに、モータの回転トルクが不足していると、モータが脱調して、初期エラーとなり、原稿供給装置が停止してしまうことがあった。また、その状態から復帰できないという問題もあった。
【0010】
この種の解決策として、従来、カムの回転位置を検出する位置検出手段を複数設けて、カムの最大負荷が生じる近傍において、モータの回転速度を遅くして、高回転トルクでカムを回転させるようにしたシート搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、カムの回転位置を検出する位置検出手段を複数設けなければならず、コスト高になるという問題があった。
【0011】
また、モータの特性を利用して、モータに大きな負荷が加わるモータの初期起動時に1−2相励磁で数百パルス起動させてモータの回転速度を半分にして、発生トルクを大きくし、その後、2相励磁に切り替えるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2参照)。この場合、制御が複雑になるという問題があった。
【0012】
【特許文献1】
特開昭62−127270号公報(第4図、第5図)
【特許文献2】
特開昭59−43766号公報(第8欄第11行第9欄第4行)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のシート搬送装置である原稿供給装置は、負荷変動の大きいカムの最も負荷の大きい回転角度位置からモータを回転させた場合、モータのトルクが不足して、モータが脱調し、初期エラーとなって停止してしまう。このため、従来のシート搬送装置である原稿供給装置は、モータの起動加速時に過大な電力を必要としたり、複雑な制御が必要であったりする。また、カムの位置を検出する位置検出手段を複数有しているため、コスト高であった。
【0014】
画像読取装置は、モータの起動加速時に過大な電力を必要としたり、複雑な制御が必要であったりするシート搬送装置を備えていると、過大な電力を必要としたり、複雑な制御が必要であり、構造が複雑、かつコスト高になっていた。
【0015】
本発明は、過大な電力や、複雑な制御によることなく、初期動作を行えるシート搬送装置を提供することを目的とする。
【0016】
本発明は、上記シート搬送装置を備えて、構造を簡単、かつコストを下げた画像読取装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のシート搬送装置は、シートを挟持して回転することによって前記シートを搬送する搬送回転体対と、モータによって回転可能なカム部材と、前記搬送回転体対の一方の回転体を支持して前記カム部材の回転によって作動して前記一方の回転体を他方の回転体に対して接離させる作動部材と、前記カム部材の回転位置を検知する検知手段と、前記検知手段の検知動作に基づいて前記モータの回転制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記モータを回転制御しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないとき、前記カム部材を回転負荷の少ない回転方向に前記モータを回転制御するようになっている。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の画像読取装置は、シートを搬送するシート搬送装置と、前記シートの画像を読み取る読取手段と、を備え、前記シート搬送装置は、上記のシート搬送装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の自動原稿供給装置と、この自動原稿供給装置を有する複写機とを図に基づいて説明する。本発明の実施形態の説明における数値は、参考数値であって、本発明を限定するものではない。
【0020】
まず、複写機を説明する。その後、自動原稿供給装置を説明する。
【0021】
(複写機)
図1は、画像処理装置としての複写機40の概略構成を示す図である。
【0022】
画像処理装置における画像形成装置の一例である複写機40は、複写機本体50と、この複写機本体50の上部に設けたシート搬送装置の一例である自動原稿供給装置(ADF)1とを備えている。複写機本体50は、プリンタ部70と、このプリンタ部70の上部に設けた画像読取装置の一例であるリーダ部60とを備えている。
【0023】
自動原稿供給装置1は、複写機本体50の上部に、ブックプラテン52に対して開閉自在に備えてある。自動原稿供給装置1は、上方に配置した積載トレイ2上にユーザが積載した画像を形成されたシートである例えば原稿Dを、その最上の原稿から順次1枚ずつに分離して、リーダ部60の読取位置53にある流し読みプラテンガラス(プラテン)51に搬送し、読取位置53を通過させて、リーダ部60に原稿を読み取らせた後、排紙トレイ3に排出して積載するようになっている。
【0024】
複写機本体50のリーダ部60は、原稿Dに記録してある画像情報を光学的に読み取って、光電変換して画像データとして入力するものである。リーダ部60は、流し読みプラテン51、ブックプラテン52、スキャナユニット63、ミラー64,65、レンズ66、イメージセンサ67等を有している。スキャナユニット63は、ランプ61とミラー62を有して、図1の左右方向に移動できるようになっている。
【0025】
リーダ部60は、自動原稿供給装置1を使用して原稿を流し読みするとき、スキャナユニット63を読取位置53に停止させて、流し読みプラテン51上を自動原稿供給装置1によって通過する原稿の画像を読み取るようになっている。リーダ部60は、自動原稿供給装置1を使用しないで原稿を固定読みするとき、スキャナユニット63を移動させて、ブックプラテン52にユーザが載置した本、雑誌、原稿等の画像を読み込むようになっている。
【0026】
プリンタ部70は、周知の静電潜像画像形成方式によって記録媒体であるシートに画像を形成するようになっている。シートには、普通紙、普通紙の代用品である樹脂製の薄いもの、厚紙、封書、はがき等がある。
【0027】
プリンタ部70は、側部に、シートPが積載される、上段カセット71と下段カセット72と手差しガイド75とシートデッキ78とを備えている。
【0028】
上段カセット71に積載されたシートは、分離爪と給送ローラ72との作用によって1枚ずつに分離されて、レジストローラ対77に送り込まれるようになっている。下段カセット73に積載されたシートも、分離爪と給送ローラ74との作用によって1枚ずつに分離されて、レジストローラ対77に送り込まれるようになっている。手差しガイド75にユーザによって供給されたシートは、1枚ずつに分離されて、ローラ76によってレジストローラ対77に送り込まれるようになっている。シートデッキ78は、モータ等により昇降する中板78aを備えている。中板78a上のシートは、給送ローラ79と分離爪の作用によって1枚ずつに分離されて、搬送ローラ対80に送り込まれた後、搬送ローラ対80によりレジストローラ対77に送り込まれるようになっている。したがって、上段カセット71、下段カセット73、手差しガイド75、及びシートデッキ78のいずれかからシートがレジストローラ対77に送り込まれる。
【0029】
一方、感光体ドラム61の表面は、一次帯電器82によって均一に帯電される。表面を均一に帯電された感光体ドラム61の表面は、光学ユニット83によって画像光(画像情報)を照射されて、静電潜像を形成される。さらに、感光体ドラム61の表面は、現像器84によって、画像情報に応じたトナー画像を形成される。
【0030】
レジストローラ対77は、トナー画像を形成された感光体ドラム61と転写帯電器85との間にシートを送り込む。転写帯電器85は、シートにトナー画像を転写する。分離帯電器86は、感光体ドラム61からシートを分離する。クリーニング器87は、転写後に感光体ドラム61の表面に残留したトナーを除去する。
【0031】
これら、感光体ドラム61、一次帯電器82、光学ユニット83、現像器84等は、画像形成手段の一例である画像形成部98を構成している。
【0032】
搬送ベルト88は、画像形成されたシートを感光体ドラム61から定着装置89に搬送する。定着装置89は、シートを加熱加圧して、転写されているトナー像をシートに定着する。搬送ローラ90は、トナー像を定着されたシートを搬送し、ダイバータ91は、シートを排出ローラ92に案内する。ソータ93は、ノンソートトレイ94、ソートビントレイ95、ノンソートトレイ排出ローラ96、及びソートビントレイ排出ローラ97を有して、ノンソートトレイ94とソートビントレイ95が昇降してシートを1段ずつ区分けする。なお、ソータ93に代わって、排出トレイを装着する場合もある。
【0033】
また、シートの両面に画像を複写する場合、或いは、一方の面に多重複写する場合、トナー画像を定着されたシートは、ダイバータ91によって搬送ローラ101に案内される。両面複写の場合、シートは、ベルト102,104、パス106、排出ローラ105を経て中間トレイ100に排出される。半月ローラ109,110は、中間トレイ100上のシートを分離ローラ対111に搬送する。そして、搬送ローラ113,114,115はシートをレジストローラ対77へ搬送する。
【0034】
(自動原稿供給装置)
図2は、原稿搬送装置の一例である自動原稿供給装置の正面概略図である。自動原稿供給装置1は、リーダ部60に画像を形成されたシート例えば原稿を1枚ずつ自動的に供給するようになっている。自動原稿供給装置1は、手差しによって1枚ずつ原稿をリーダ部60に供給することもできるようになっている。
【0035】
自動原稿供給装置1は、片面に画像情報を形成してある原稿を搬送しながら、その画像情報を読み取る片面読取モードと、両面に画像情報を形成してある原稿を搬送しながら、その画像情報を読み取る両面読取モードとを有している。以下、各読取モードの説明を原稿の流れに沿って説明する。
【0036】
まず、自動原稿供給装置1の構成の説明と合わせて、片面読取モード時の片面原稿の流れを説明する。
【0037】
自動原稿供給装置1は、ユーザによって原稿を積載される積載トレイ2を有している。繰り出しローラ4は、積載トレイ2上に積載してある原稿束を分離部16へ引き込む。分離部16を構成している給送ローラ5と摩擦分離パッド6は最上位の原稿を他の原稿から分離して1枚ずつ第1レジストローラ7a,7bへ搬送する。
【0038】
第1レジストローラ7a,7bは原稿の先端の到着時には停止しており、原稿の先端を受け止める。給送ローラ5は、原稿の搬送を継続しているので、原稿の先端を第1レジストローラ7a,7bのニップに押し付けて、原稿を撓ませることになる。撓まされた原稿は、斜行している場合、真っ直ぐに矯正された後、第1レジストローラ7a,7bの回転によって、後述する原稿搬送部17へ搬送される。
【0039】
自動原稿供給装置1の原稿搬送部17は、原稿給紙部15より搬送された原稿を、第2レジローラ対8、第1リードローラ9、リードころローラ10、プラテンローラ11とによって、流し読みプラテン51上を所定の速度で搬送する。また、原稿の先端が第1リードローラ9とリードころローラ10に到達する前に、図3、図4に示す、解除モータ(モータ)M4が回転して、リードころローラ10を第1リードローラ9に押圧する。このとき、流し読みプラテン51上の読取位置53の下には、露光装置であるスキャナユニット63(図1参照)が停止している。原稿の先端がプラテンローラ11に到達した後、スキャナユニット73は、露光動作(読取動作)を行う。この露光動作が行われている最中に、リードころローラ10が第1リードローラ9から離れる。リードころローラ10が第1リードローラ9から離れる動作は、原稿の後端が第1リードローラ9とリードころローラ10を通過する前に、駆動モータM4の駆動によって徐々に行われる。このとき、原稿の先端は、第2リードローラ12を通過しており、原稿の搬送は第2リードローラ12によって行われる。
【0040】
第1リードローラ9とリードころローラ10は、搬送回転体対を構成している。
【0041】
自動原稿供給装置1の原稿排紙部18において、排反ローラ13bは、読取位置53でスキャナユニット63が露光動作を行っている間、排反ローラ13aから離間しているが、読取位置53を原稿の後端が通過してリーダ部60の画像読取りが終了すると、不図示のソレノイドのONによって、排反ローラ13aとで原稿を挟んで回転して、排紙トレイ3上へ裏面排出する。
【0042】
図2において、サイズセンサS1は、原稿の先端、及び後端を検知して、分離された原稿を検知すると同時に、後述するCPU回路部1000とで、原稿のサイズを計測するようになっている、レジストセンサS2は、原稿の先端を検知するようになっている。リードセンサS3は、原稿の先端を検知して複写機本体50のリーダ部60に読取信号を知らせるようになっている。排紙センサS4は、原稿の先端と後端を検知するようになっている。
【0043】
次に、両面読取モード時の両面原稿の流れを説明する。
【0044】
まず、積載トレイ2に積載された原稿は、原稿給紙部15によって分離部16に供給されて、分離部16によって1枚ずつに分離され、その後、原稿搬送部17へと搬送される。原稿搬送部17は、片面原稿を読み取ったときと同様に、原稿を、流し読みプラテン51上を所定の速度で搬送する。このとき、読取位置53の下に露光装置であるスキャナユニット63が停止している。スキャナユニット63は、原稿の1面目である表面の露光動作(読取動作)を行う。このときも、リードころローラ10が第1リードローラ9から離れる離間動作が行われる。
【0045】
そして、原稿の後端が排紙センサS4の下流側のY字路19を通過した後、排反ローラ13a、13bは回転を一旦停止した後、逆回転して、原稿の排出方向とは逆方向に位置する原稿搬送部17の反転ローラ14、第2レジストローラ9へ原稿をスイッチバック搬送する。これによって、原稿は、表裏反転される。第2レジストローラ対8は、原稿の先端が到着したとき回転を停止しており、原稿の先端を受け止める。排反ローラ13a,13bは原稿の搬送を継続している。このため、原稿は湾曲させられて、斜行している場合、真っ直ぐに矯正される。その後、第2レジストローラ対8は、原稿を原稿搬送部17へ搬送する。また、この間に、リードころローラ10が第1リードローラ9に圧接される。
【0046】
原稿搬送部17は、1面目である表面の画像を読み取ったときと同様にして、2面目である裏面をスキャナユニット63によって露光動作(読取動作)を行われた後、原稿排紙部18へ原稿を搬送する。このときも、リードころローラ10は第1リードローラ9から離れる離間動作を行う。
【0047】
原稿排紙部18は、2面目である裏面を読み込んだ後の原稿をそのまま排出すると、本実施形態の自動原稿供給装置1の構成上、フェイスアップ状態(1面目である表面が装置上方を向いている状態)で排出することになる。このため、積載トレイ2に頁順に積載した原稿が、排紙トレイ3上においてその頁順を逆にして、積載されることになるので、原稿排紙部18は、原稿を再度、スイッチバック搬送して、再反転する必要がある。
【0048】
したがって、原稿排紙部18は、原稿の後端が排紙センサS4の下流側のY字路19を通過した後、排反ローラ13a,13bを逆転させて、原稿をスイッチバック搬送し、再び、原稿搬送部17へ搬送する。また、この間にリードころローラ10が第1リードローラ9に圧接される。このとき、原稿搬送部17では、原稿を単に裏面搬送するだけであるので、第2レジストローラ8で原稿の斜行補正を行わない。
【0049】
原稿搬送部17を通過した原稿は、再度、原稿排紙部18へ搬送されて、排反ローラ13a,13bに挟まれて排紙トレイ3上に裏面排出される。これにより、原稿は、1面目である表面が下方を向いたフェイスダウン状態で頁順に排紙トレイ3に積載される。
【0050】
(自動原稿供給装置の制御ブロック図)
図3は、自動原稿給送装置1の制御ブロック図である。制御手段の一例であるCPU回路部1000は、自動原稿給送装置全体を制御するCPU1001を有している。CPU回路部1000は、ROM1002、RAM1003も有している。ROM1002には、自動原稿給送装置全体を制御するプログラムを格納してある。RAM1003は制御データを一時的に保持する領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられるようになっている。外部I/F1005は、CPU回路部1000がリーダ部60の画像読取手段制御部1006と通信を行うインターフェイスである。CPU回路部1000には、複写機本体50を制御する本体CPU回路部1007を接続してある。本体CPU回路部1007には、表示部27を接続してある。表示部27は、複写機本体50の上部に設けられて、自動原稿供給装置1、複写機本体50、ソータ93等の制御指示する不図示のタッチパネル、作動状態や異常状態を表示する不図示のディスプレイ等を有している。なお、CPU回路部1000は自動原稿供給装置1に組み込まれ、本体CPU回路部1007は複写機本体50に組み込まれているが、CPU回路部1000と本体CPU回路部1007とは一体化されて、自動原稿供給装置1と複写機本体50とのいずれか一方に組み込まれていてもよい。
【0051】
自動原稿給送装置1は、原稿を分離して、第2レジストローラ対8まで給送搬送する分離給紙モータM1、原稿搬送部17の第2レジストローラ対8、第1リードローラ9、リードころローラ10、プラテンローラ11、第2リードローラ12を駆動するリードモータM2、原稿排出動作および両面読取モード時の反転ローラ14を駆動する排紙反転モータM3、リードころローラ10を第1リードローラ9に接離させる解除モータM4、電磁クラッチCL1、サイズセンサS1、レジストセンサS2、リードセンサS3、排紙センサS4、原稿判別センサS5、原稿サイズ判別センサS6、リードころローラ10を第1リードローラ9に対する圧接状態を監視するカム位置検知センサS7を、CPU回路部1000の制御によって作動させて原稿を搬送するようになっている。
【0052】
(リードころローラ10の離間構成、及びその動作説明)
リードころローラ10を第1リードローラ9に対して圧接離間する接離装置26、及びその動作を説明する。図4は接離装置26の構成図である。図5はカムの形状および負荷の状態とカム位置検知センサS7の出力状態を示す図である。図6は、カム、および負荷の状態とカム位置検知センサの出力状態を示す図である。
【0053】
図4において、解除モータM4がCPU回路部1000によって回転制御されると、ギア20,21が回転する。ギア21のシャフト22には、カム部材の一例であるカム23と遮光板25とが連動している。シャフト22が回転してカム23が回転すると、その外周に接触しているL字状のレバー24が回転する。この作動部材の一例であるレバー24とカム23の位置によって、リードころローラ10が第1リードローラ9に対して圧接されたり、離間したりするようになっている。遮光板25とカム位置検知センサS7は、検知手段を構成している。
【0054】
レバー24は、自重、或いは不図示のばねによって、カム23の外周に常時接触している。カム23の外周には、曲率半径の異なる2つの円弧部23a,23bと、2つの円弧部23a,23bの両端同士を接続する2つの直線部23c,23dとを形成してあり、ほぼ三角形になっている。図5に示すように、カム23の円弧部23aの曲率半径はR2であり、円弧部23bの曲率半径はR1である。R2<R1の関係にある。なお、カムとしては、カム23の外周と同じ形状の溝を形成したカムであってもよい。この場合、レバーは溝に係合していることになる。
【0055】
図4(b)は、リードころローラ10が第1リードローラ9に対して圧接された状態を示している。レバー24がカム23によって持ち上がることによって、リードころローラ10は第1リードローラ9に圧接される。図4(b)は、リードころローラ10が第1リードローラ9から離間した状態を示している。レバー24がカム23に追従して下がることによって、リードころローラ10は第1リードローラ9から離間する。
【0056】
遮光板25は、カム位置検知センサS7によって位置を検知されて、リードころローラ10が第1リードローラ9に圧接されているか、第1リードローラ9から離間しているかを検知するために使用される。
【0057】
図5に示すように、カム23の位置の0度を基準にすると、カム23は、解除モータM4によって時計回り方向に回転して、0度乃至約90度ではリードころローラ10を第1リードローラ9から離した離間状態にする(図4(c)参照)。カム23が約90度乃至約180度未満の範囲内の位置にいるとき、リードころローラ10は、徐々に第1リードローラ9に圧接され始める。カム23が約180度乃至約270度未満の範囲内の位置にいるとき、リードころローラ10は第1リードローラ9に完全に圧接した状態になっている(図4(b)参照)。カム23が約270度乃至約360度(0度)未満の範囲にいるとき、リードころローラ10は、徐々に第1リードローラ9から離間し始める。
【0058】
カム位置検知センサS7は、カム23に連動する遮光板25が約45度の位置にいるとき遮光板25によって遮光されてリードころローラ10が第1リードローラ9から離間していることを検知する。カム位置検知センサS7は、遮光板25が約225度の位置にいるとき、透過状態となりリードころローラ10が第1リードローラ9に圧接していることを検知する。解除モータM4は、カム23が約90度の位置から約180度の位置に回転するとき徐々に負荷を受けて、カム23が約180度の位置に回転したときに最も負荷を受けるようになっている。解除モータM4は、自起動駆動を採用しているため、ゆっくりと始動して、リードころローラ10が第1リードローラ9に圧接した状態から離間した状態に徐々に移行し、露光動作中の原稿の画像ぶれを抑えている。なお、解除モータM4は、直線的に回転速度が変化するようになっているが、原稿の画像ぶれを抑えることができれば、段階的に変化するようになっていてもよい。
【0059】
(リードころローラ10の第1リードローラ9への圧接動作説明、リードころローラ10の第1リードローラ9からの離間動作説明)
図7、図8は、片面読取モード時において、自動原稿給送装置1が原稿を搬送しているときの第1リードローラ9に対するリードころローラ10の接離動作を説明するためのフローチャートである。
【0060】
リードころローラ10を第1リードローラ9に圧接させる駆動源は解除モータM4のみであるが、搬送される原稿のサイズは様々ある。このため、CPU1001は、複数のタスクを同時に管理できるようになっている。シーケンス中の制御の手順としては、加圧動作、離間動作が露光動作1回に対して1回ずつ繰り返される。
【0061】
両面読取モード時も、第1リードローラ9に対するリードころローラ10の加圧動作、離間動作が露光動作1回に対して1回ずつ行われるが、解除モータM4を駆動するポイントは片面読取モードと同様である。しかし、原稿の先端、後端を検知するセンサには、排紙センサS4を使用する。
【0062】
図2乃至図7に基づいて、CPU回路部1000がリードころローラ10を第1リードローラ9に圧接する制御を説明する。ユーザによって原稿が積載トレイ2にセットされてコピースタートキーが押されると、CPU回路部1000は、分離給紙モータM1を制御して、給送ローラ5を回転させる。原稿は、給送ローラ5と摩擦分離パッド6とによって1枚ずつに分離されて第1レジストローラ7a、7bに搬送される。CPU回路部1000は、搬送した原稿の先端がレジストセンサS2をONしたか否かを判別する(S101)。CPU回路部1000は、レジストセンサS2が原稿の先端によってONにされたと判断した後、第2レジストローラ対8を回転制御して、原稿を所定量搬送した時点で、解除モータM4を正回転させて、図5に示す約67.5度の位置にいるカム23を正回転させる(S102)。カム23は、正回転を開始して約180度の位置まで回転する間に、リードころローラ10を第1リードローラ9に圧接させる。なお、CPU回路部1000は、リードころローラ10が第1リードローラ9に圧接されてから、リードころローラ10と第1リードローラ9とのニップに原稿の先端が進入するように、解除モータM4を正回転させ始めるようになっている。
【0063】
さらに、遮光板25が約225度の位置に到達してカム位置検知センサS7がONになると(透過状態になると)(S103)、CPU回路部1000は、解除モータM4を制御して、残り約22.5度分、カム23を回転させて(S105)、約247.5度の位置で回転を停止させる(S106)。この状態において、リードころローラ10はカム23によって第1リードローラ9に付勢されている。
【0064】
ところが、S102、S103において、CPU回路部1000が解除モータM4を始動制御してから所定時間経過しても、カム位置検知センサS7がONにならないとき(S104)、CPU回路部1000は、解除モータM4を停止させて(S107)、かつ、本体CPU回路部1007を介して、報知手段である例えば表示部27(図3参照)にエラー表示を行い(S108)、異常終了する(S109)。
【0065】
図2乃至図6、図8に基づいて、CPU回路部1000がリードころローラ10を第1リードローラ9から離す動作制御を説明する。リードころローラ10を第1リードローラ9から離す離間動作は、画像読取中に必ず行われる。
【0066】
まず、原稿の後端がサイズセンサS1を通過(OFF)して(S201)、所定量搬送された時点で、CPU回路1000は、解除モータM4を正転始動させて、カム23を図5に示す約247.5度の位置から正回転させる(S202)。カム23が約270度乃至約360度の範囲を回動する間にリードころローラ10が第1リードローラ9から徐々に離れて、約360度(0度)の位置でリードころローラ10が第1リードローラ3から完全に離れる。なお、CPU回路1000は、リードころローラ10が第1リードローラ9から完全に離れてから、原稿の後端がリードころローラ10と第1リードローラ9とを通過するように、解除モータM4を正回転させ始めるようになっている。
【0067】
さらに、カム23が約45度の位置に到達すると、カム位置検知センサS7が遮光板25によってOFFになり(遮光状態になり)(S203)、CPU回路部1000は、解除モータM4を制御して、残り約22.5度分、カム23を回転させて(S205)、約67.5度の位置で停止させる(S206)。この状態において、リードころローラ10はカム23によって第1リードローラ9から離れた状態に保持される。
【0068】
ところが、S202、S203において、CPU回路部1000が解除モータM4を始動制御してから所定時間経過しても、カム位置検知センサS7がOFFにならないとき(S204)、CPU回路部1000は、解除モータM4を停止させて(S207)、表示部(図3参照)にエラー表示を行い(S208)、異常終了する(S212)。
【0069】
カム23によってリードころローラ10が第1リードローラ9から離れる離間動作が正常に行われると、CPU回路部1000は、解除モータM4を停止させて(S206)、直前に搬送した原稿が最終原稿であるか否かの判別をする(S209)。CPU回路部1000は、センサS1,S2.S3が次の原稿を検知していないとき、あるいは積載トレイ2に原稿が積載されていないことが不図示のセンサによって検知されているとき、直前に搬送した原稿が最終原稿であると判断する。CPU回路部1000は、最終原稿でないと判断したときには次の原稿に対して再度加圧動作、離間動作を繰り返し、最終原稿である場合には最終原稿の排出完了を待って(S210)、後述するカム動作のイニシャル動作を実施して(S300)、終了する。
【0070】
(イニシャル動作説明)
図2乃至図6、図9に基づいて、イニシャル動作を説明する。図9は、イニシャル動作のシーケンスを示すフローチャートである。
【0071】
イニシャル動作とは、カム23を図5に示す約67.5度の位置に待機させておくことである。本実施形態の自動原稿供給装置1は、カム位置検知センサS7を1つしか備えていないため、例えば、電源ON時や原稿のジャム処理後などにカム23の位置が変わった場合、リードころローラ10が第1リードローラ9に加圧された状態か、或いはリードころローラ10が第1リードローラ9から離間した状態かを検知できない構成になっている。このため、本実施形態の自動原稿供給装置1は、ジョブ終了時、電源ON時、或いはジャム処理後に自動原稿給送装置1のカバーを閉めたときにはイニシャル動作を必ず行うようになっている。
【0072】
CPU回路部1000は、ジョブ終了時、電源ON時、或いはジャム処理後に自動原稿給送装置1のカバーを閉めたときに、解除モータM4を正転させて(S301)、カム位置検知センサS7をOFFにする遮光板25のOFFエッジ25aをカム位置検知センサS7が所定時間で検知できるか否かを判断する(S302)。なお、所定時間で判断する代わりに、所定パルスで規定しても良い。
【0073】
遮光板25のOFFエッジ25aが所定時間(所定パルス)内に検知された場合、CPU回路1000は、解除モータM4を回転させて、遮光板25を約22.5度分、回転させ(S303)、約67.5度の位置で解除モータM4を停止し(S304)、イニシャル動作を正常に終了する。
【0074】
遮光板25のOFFエッジ25aを所定時間(所定パルス)経過しても、カム位置検知センサS7で検知できない場合(S305)、CPU回路1000は、カム23が図6に示す約160度乃至約180度付近において解除モータM4が自起動加速において脱調したものと判断して、解除モータM4を停止させる(S306)。
【0075】
その後、CPU回路部1000は、解除モータM4を負荷の小さい方向へ回転させるため逆転させる(S307)。CPU回路部1000は、解除モータM4を逆転させて(S307)、カム位置検知センサS7をONにする遮光板25のONエッジ25bを所定時間(所定パルス)内にカム位置検知センサS7によって検知できるか否かを判断する(S308)。CPU回路部1000は、所定時間(所定パルス)内にカム位置検知センサS7で遮光板25のONエッジ25bを検知できたとき、解除モータM4を停止させる。逆に、所定時間(所定パルス)内にカム位置検知センサS7で遮光板25のONエッジ25bを検知できないとき(S313)、CPU回路部1000は、解除モータM4がカム23の負荷以外で駆動できないものと判断して、解除モータM4の回転を停止して(S315)、かつ、本体CPU回路部1007を介して、表示部27でエラー表示を行い(S316)、異常終了する。
【0076】
S307において、CPU回路部1000は、解除モータM4を逆転させて、遮光板25のONエッジ25bを所定時間(所定パルス)内にカム位置検知センサS7によって検知したとき、解除モータM4を正常に停止させる(S308)。その後に、CPU回路部1000は、解除モータM4を、再度、正回転させて(S309)、再度、カム位置検知センサS7で遮光板25のOFFエッジ25aを所定時間(所定パルス)内に検知できるか否かを判別する(S310)。遮光板25のOFFエッジ25aを所定時間(所定パルス)内にカム位置検知センサS7で検知できた場合、CPU回路部1000は、カム23を約22.5度分回転して(S311)、約67.5度の位置で解除モータM4を停止させ、イニシャル動作を正常終了する(S312)。
【0077】
逆に、遮光板25のOFFエッジ25aを所定時間(所定パルス)内に検知できない場合(S313)、CPU回路部1000は、解除モータM4の回転停止し(S315)、エラー表示を行い(S316)、異常終了する。
【0078】
本実施形態における解除モータM4は、パルスモータを例として所定時間および所定パルスによって、リードころローラ10を第1リードローラ9に対して圧接、離間、およびイニシャル動作を記載してあるが、DCモータを使用して所定時間で実施してもよい。
【0079】
カム位置検知センサには、遮光板25によって光が遮断されているか否かによって、カム23の位置を検知するようになっているが、遮光板を円形にして反射板を設け、その反射板の反射光を検知することによって、カム23の位置を検知するセンサを使用してもよい。
【0080】
本発明のリーダ部60は、過大な電力や、複雑な制御によることなく、初期動作を行える自動原稿供給装置1を備えているので、構造を簡単にしてコストを下げることができる。
【0081】
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0082】
(実施態様1) シートを挟持して回転することによって前記シートを搬送する搬送回転体対と、モータによって回転可能なカム部材と、前記搬送回転体対の一方の回転体を支持して前記カム部材の回転によって作動して前記一方の回転体を他方の回転体に対して接離させる作動部材と、前記カム部材の回転位置を検知する検知手段と、前記検知手段の検知動作に基づいて前記モータの回転制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記モータを回転制御しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないとき、前記カム部材を回転負荷の少ない回転方向に前記モータを回転制御することを特徴とするシート搬送装置。
【0083】
(実施態様2) 前記制御手段は、前記モータを回転制御して所定時間経過しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないとき、前記カム部材を回転負荷の少ない回転方向に前記モータを回転制御することを特徴とする実施態様1に記載のシート搬送装置。
【0084】
(実施態様3) 前記モータは、DCモータ、又はパルスモータであることを特徴とする実施態様1又は2に記載のシート搬送装置。
【0085】
(実施態様4) 前記制御手段は、前記モータを回転制御して所定パルス経過しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないとき、前記カム部材を回転負荷の少ない回転方向に前記モータを回転制御することを特徴とする実施態様1に記載のシート搬送装置。
【0086】
(実施態様5) 前記モータは、パルスモータであることを特徴とする実施態様4に記載のシート搬送装置。
【0087】
(実施態様6) 前記制御手段は、前記モータを回転制御しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないとき、前記カム部材を回転負荷の少ない回転方向に前記モータを回転制御して前記検知手段の検知状態に変化が生じたとき、前記モータを前記カム部材の回転負荷の少ない方向とは逆方向に回転制御して前記カム部材を初期位置に停止させることを特徴とする実施態様1に記載のシート搬送装置。
【0088】
(実施態様7) 前記制御手段が前記モータを回転制御しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないので前記カム部材を回転負荷の少ない回転方向に前記モータを回転制御しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないとき、異常状態であることを報せる報知手段を備えたことを特徴とする実施態様1,2,4のいずれか1つに記載のシート搬送装置。
【0089】
(実施態様8) 前記報知手段は、前記制御手段が、前記カム部材を回転負荷の少ない回転方向に前記モータを所定時間回転制御しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないとき、前記異常状態であることを報せることを特徴とする実施態様7に記載のシート搬送装置。
【0090】
(実施態様9) 検知手段は、前記カム部材の位置を検知するセンサを1つ有していることを特徴とする実施態様1,2,4,6乃至8のいずれか1つに記載のシート搬送装置。
【0091】
(実施態様10) 前記カム部材は、曲率半径の異なる2つの円弧部と前記2つの円弧部の両端同士を接続する2つの直線部とを有し、前記作動部材は、前記カム部材の回転によって傾動する傾動レバーであることを特徴とする実施態様1に記載のシート搬送装置。
【0092】
(実施態様11) 前記モータは、パルスモータであることを特徴とする実施態様1乃至9のいずれか1つに記載のシート搬送装置。
【0093】
(実施態様12) シートを搬送するシート搬送装置と、前記シートの画像を読み取る読取手段と、を備え、前記シート搬送装置は、実施態様1乃至11のいずれか1つに記載のシート搬送装置であることを特徴とする画像読取装置。
【0094】
【発明の効果】
本発明のシート搬送装置は、変動の大きい負荷を有するカム部材の最も負荷の大きい部分で停止していた場合、所定時間、または所定パルス駆動しても検知手段が反応しない場合、一度逆転駆動させてから再度正転駆動させる動作を行うようになっているので、エラーを出さずに初期動作を確実に行うことができる。
【0095】
また、本発明のシート搬送装置は、起動加速時に過大な電流を必要としないで、かつ複雑な制御も必要としないので、構造を簡単してコストを下げることができる。
【0096】
さらに、本発明のシート搬送装置は、負荷に関わらずカム部材の位置を検出するセンサを1つですみ、コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート搬送装置の一例である自動原稿供給装置を備えた画像形成装置の概略正面断面図である。
【図2】本発明の実施形態のシート搬送装置の一例である自動原稿供給装置の概略正面断面図である。
【図3】図2の自動原稿供給装置のハードブロック図である。
【図4】第1リードローラに対するリードころローラの加圧動作、解除動作説明用の図である。
(a) カムを回転させる駆動源の図である。
(b) カムでリードころローラを第1リードローラに圧接した状態の図である。
(c) リードころローラが第1リードローラから離れた状態の図である。
(d) 遮光板とセンサとの配置関係を示す図である。
【図5】カムと遮光板とセンサとの配置関係を示す図である。
【図6】カム、および負荷の状態とカム位置検知センサの出力状態を示す図である。
【図7】リードころローラを第1リードローラに圧接する動作説明用のフローチャートである。
【図8】リードころローラが第1リードローラから離間する動作説明のフローチャートである。
【図9】イニシャル動作説明用のフローチャートである。
【符号の説明】
D 原稿(シート)
P シート
S1 サイズセンサ
S2 レジストセンサ
S3 リードセンサ
S4 排紙センサ
S5 原稿判別センサ
S6 原稿サイズ判別センサ
S7 カム位置検知センサ(検知手段)
M1 分離給紙モータ
M2 リードモータ
M3 排紙反転モータ
M4 解除モータ(モータ)
CL1 電磁クラッチ
1 自動原稿供給装置(シート搬送装置)
2 積載トレイ
3 排紙トレイ
9 第1リードローラ(搬送回転体対、他方の回転体)
10 リードころローラ(搬送回転体対、一方の回転体)
15 原稿給紙部
16 分離部
17 原稿搬送部
18 原稿排紙部
20 ギア
21 ギア
22 シャフト
23 カム(カム部材)
24 レバー(作動部材)
25 遮光板(検知手段)
25a OFFエッジ
25b ONエッジ
26 接離装置
27 表示部(報知手段)
40 複写機(画像形成装置)
50 複写機本体
51 流し読みプラテン
52 ブックプランテン
53 読取位置
60 リーダ部(画像読取装置)
70 プリンタ部
81 感光ドラム
98 画像形成部(画像形成手段)
1000 CPU回路部(制御手段)
1007 本体CPU回路部

Claims (2)

  1. シートを挟持して回転することによって前記シートを搬送する搬送回転体対と、
    モータによって回転可能なカム部材と、
    前記搬送回転体対の一方の回転体を支持して前記カム部材の回転によって作動して前記一方の回転体を他方の回転体に対して接離させる作動部材と、
    前記カム部材の回転位置を検知する検知手段と、
    前記検知手段の検知動作に基づいて前記モータの回転制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記モータを回転制御しても前記検知手段の検知状態に変化が生じないとき、前記カム部材を回転負荷の少ない回転方向に前記モータを回転制御することを特徴とするシート搬送装置。
  2. シートを搬送するシート搬送装置と、
    前記シートの画像を読み取る読取手段と、を備え、
    前記シート搬送装置は、請求項1に記載のシート搬送装置であることを特徴とする画像読取装置。
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