JP3547551B2 - 自動原稿搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、複合ファクシミリ装置等の画像形成装置に装着された自動原稿搬送装置に関し、詳しくは、分離された原稿をコンタクトガラスの基準スケールに突き当てることができる無端状の搬送ベルトを有する自動原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機、ファクシミリ装置、複合ファクシミリ装置等の画像形成装置に設けられた自動原稿搬送装置(Auto Document Feder、以下、単にADFという)は、原稿載置台に載置された原稿を1枚ずつ分離した後、コンタクトガラスの露光位置に搬送し、この露光位置で原稿を露光した後に原稿排紙台上に排紙するようになっている。
【0003】
この原稿をコンタクトガラスに搬送する手段としては、従来から無端状のゴムベルトや布地にゴムコーティングされたベルト(以下、これらを搬送ベルトという)が用いられている。このような搬送ベルトを用いる理由としては、複数のコロによって原稿を搬送するのに比べて、構造を大幅に簡素化することができることに加えて、サービス時のメンテナンスの点で有利だからである。
【0004】
このような搬送ベルトによってコンタクトガラスに搬送される原稿は、露光精度を向上させるために常に一定位置に搬送、停止される必要があり、従来ではコンタクトガラスの端部に露光基準位置となる基準スケールを設け、搬送ベルトによって原稿を一旦コンタクトガラス上に搬送した後、搬送ベルトを逆転駆動することによって原稿の端部を基準スケールに突き当てて原稿のスキューを防止するようにしている。
【0005】
ところで、このような突き当て方法にあっては、十分にこしの強い原稿の場合は、原稿が基準スケールに突き当った際、原稿自身のこしによってスキューが矯正されるが、紙厚の薄い原稿を搬送すると、基準スケールに突き当る際に原稿の端部が撓んで原稿がコンタクトガラスから浮いてしまうことがある。
この状態で露光が行なわれると、原稿が直線上で曲ってしまうため、画像が光学的に撓んで出力されるという不具合が発生してしまう。このような不具合を解消するため、原稿全体をまんべんなくコンタクトガラスに押し付けることにより原稿がコンタクトガラスから浮き上がるのを防止する必要がある。
【0006】
以下、その構造を図18、19に基づいて説明する。図18、19において、301はコンタクトガラス302の端部に設けられた基準スケールであり、この基準スケール301には原稿の端部が突き当てられるようになっている。また、コンタクトガラス302を覆うように設けられた無端状の搬送ベルト303の一端部には(他端部側は図示省略)駆動ローラ304が設けられており(他端部側には従動ローラが設けられている)、搬送ベルト303はこの駆動ローラ304によって駆動される。また、コンタクトガラス302上には搬送ベルト303の移動方向と直交する方向に配設された複数の加圧コロ305(図示1つのみ)が配設されており、この加圧コロ305は搬送ベルト303の移動方向(原稿の搬送方向)に亘って離隔して設けられ、搬送ベルト303をコンタクトガラス302に向かって加圧している。
【0007】
また、駆動ローラ304と加圧コロ305の間には固定コロ306が配設されており、この固定コロ306は基準スケール301に対向している。このため、搬送ベルト303は固定コロ306によって基準スケール301に当接されて、搬送ベルト303と固定コロ306の接触点では搬送ベルト303がコンタクトガラス302に当接しないように隙間が形成され、基準スケール301、コンタクトガラス302および搬送ベルト303の間に画成される空間をできる限り小さくしている。この結果、コンタクトガラス302上で搬送ベルト303によってスイッチバックされた原稿は基準スケール301に突き当てられて露光基準位置が確保される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の自動原稿搬送装置にあっては、固定コロ306を基準スケール301に対向させ、搬送ベルト303を固定コロ306によって基準スケール301に突き当てることにより、基準スケール301、コンタクトガラス302および搬送ベルト303の間に小さな空間を画成していたため、搬送ベルト303としてゴムベルトを用いた場合には、図20、21に示すように固定コロ306の間で搬送ベルト303が撓んでしまった。
【0009】
このため、搬送ベルト303とコンタクトガラス302の間に大きな隙間が生じてしまい、原稿の端部が基準スケール301に突き当てられた場合に、原稿の端部が大きく撓んでコンタクトガラス302から浮いてしまい、原稿に皺が発生してしまうとともに、浮き上がった部分を正常に露光することができず、原稿の露光不良が発生してしまうという問題があった。
【0010】
このような不具合を解消するために、図22に示すように、スポンジ等の円筒状の弾性部材307を用いることが考えられるが、このようにした場合には、搬送ベルト303に対する弾性部材307の接触抵抗が増大して、搬送ベルト303を駆動する駆動モータに過大な負荷がかかってしまうという問題が発生してしまった。これに加えて、弾性部材307の前面がコンタクトガラス302または基準スケール301等に面接触するため、かなりの静電気が発生して、原稿がコンタクトガラス302または搬送ベルト303等に貼り付いてジャムが発生し易くなってしまうという問題が発生してしまい、良好な対策とはならなかった。
【0011】
そこで本発明は、搬送ベルトが支持部材に加圧されて撓んでしまうのを抑制するようにして、原稿の端部が基準スケールに突き当てられたときに撓んでコンタクトガラスから浮き上がるのを防止することができ、原稿の端部に皺が発生するのを防止することができるとともに、原稿の画像が撓んで露光されるのを防止することができる自動原稿搬送装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、画像形成装置上のコンタクトガラスに対して開閉自在に設けられた自動原稿搬送装置であって、原稿載置台に載置された原稿束から1枚ずつ分離された原稿をコンタクトガラス上の読取位置に搬送するとともに、原稿の端部を該コンタクトガラスの端部に設けられた基準スケールに突き当てることにより、原稿のスキューを防止する搬送手段を有する自動原稿搬送装置において、前記搬送手段が、コンタクトガラスを覆うように設けられた無端状の搬送ベルトと、原稿の搬送方向と直交する方向に配設されるとともに、コンタクトガラスに近接離隔可能に設けられ、搬送ベルトをコンタクトガラスに向かって加圧する少なくとも2つ以上の加圧部材と、基準スケールと加圧部材の間に設けられ、搬送ベルトをコンタクトガラスに向かって加圧する回転のみ自在な支持部材と、を有し、前記支持部材が、原稿の移動方向と直交する方向に延在する回転軸と、該回転軸に固定され、原稿をコンタクトガラスに向かって加圧する複数の第1コロと、該第1コロの間に配設されるとともに第1コロよりも大径に形成され、弾性変形可能な複数の第2コロと、からなり、本装置がコンタクトガラスを閉塞したときに、前記第2コロが弾性変形することによって搬送ベルトをコンタクトガラスに向かって押え付けることを特徴としている。
【0013】
その場合、本装置本体がコンタクトガラスを閉塞したときに、第2コロが弾性変形して搬送ベルトを介して原稿の端部をコンタクトガラスに押し付けるので、原稿の端部に撓みが発生するのを防止することができる上に、搬送ベルトがゴムベルト等からなる場合には第1コロによって搬送ベルトとコンタクトガラスの間に隙間を形成しつつ搬送ベルトが加圧されるので、搬送ベルトに撓みが発生するのを防止することができる。また、第2コロが弾性変形することにより搬送ベルトを駆動するモータ等に過大な負荷が加わるのを防止することができる。
【0014】
このため、原稿の端部が基準スケールに突き当てられたとき、原稿の端部に撓みが発生するのを防止してコンタクトガラスから浮き上がることを防止することができる。この結果、原稿の端部に皺が発生するのを防止することができるとともに、原稿の画像が撓んで露光されるのを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1〜12は自動原稿搬送装置の一例を示す図である。
まず、構成を説明する。図1、2において、1は自動原稿搬送装置(以下、単にADFという)であり、該ADF1は図示しない複写機、ファクシミリ装置、複合ファクシミリ装置等の画像形成装置の上部に設けられ露光位置の一部を構成するコンタクトガラス2を覆っている。
【0016】
このADF1は、複数の原稿からなる原稿束を載置可能な原稿載置台3と、原稿載置台3上の原稿束から最下位に位置する原稿を1枚ずつ分離して給紙した後、コンタクトガラス2に向かって搬送する分離・搬送手段4と、該分離・搬送手段4から分離・搬送された原稿をコンタクトガラス2上の原稿露光位置に搬送する搬送手段5と、コンタクトガラス2上で露光された原稿を原稿排紙部6上に排紙する排紙経路および両面原稿コピー時に原稿を反転して再びコンタクトガラス2上に返送するターン経路を有する排紙手段7と、を備えている。
【0017】
分離・搬送手段4は、原稿載置台3上に原稿束がセットされるとこの原稿束の先端部に当接して原稿束が内方に進入するのを防止する原稿ストッパ8と、原稿載置台3上にセットされた原稿束の先端部に当接して上方に移動する原稿セット検知フィラー9と、この検知フィラー9に近接離隔して検知フィラー9を検出する原稿セットセンサー10と、検知フィラー9がセットセンサー10から離隔したことを該センサー10によって検知すると呼出しコロ11に近接し、呼出しコロ11に原稿束を押圧して呼出しコロ11と共に原稿束を給紙する押えレバー12と、を備えている。
【0018】
原稿ストッパ8は図3、4に示すように呼出し駆動軸13に固定されており、この駆動軸13には呼出しアーム14を介して押えレバー12が固定され、押えレバー12は呼出しアーム14に対して回動自在に連結されている。また、駆動軸13には原稿ストッパ8が駆動軸13に対して相対的に揺動可能に連結されており、このストッパ8は図示しないEリングでスラスト方向に移動することが規制されている。また、原稿ストッパ8およびフィラー9にはそれぞれ切欠き8a、9aが形成されており、この切欠き8a、9aは互いに当接してフィラー9が1回転以上回転するのを規制している。
【0019】
また、駆動軸13は図2に示すように呼出しソレノイド17に連結されており、このソレノイド17はメイン制御部18によって駆動されるようになっている。このメイン制御部18はCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えており、本ADF1の基本的な動作を実行するものである。
【0020】
呼出しソレノイド17は常時レバー17aがスプリング17bによって付勢されることにより、回動軸13を所定位置に回動位置決めし、この状態では、原稿ストッパ8が原稿束の進入を防止するとともに、押えレバー12が呼出しコロ11から離隔している。すなわち、呼出しソレノイド17はキープソレノイドから構成され、一度引かれたプランジャはキープソレノイドの磁力によってそのままの状態が保たれる。
【0021】
そして、この呼出しソレノイド17は原稿セットセンサー10が原稿束がセットされたことを検知し、該セットセンサー10からメイン制御部18に信号が出力されるとともにスタートスイッチが押下されると、メイン制御部18からの信号に基づいてONすることにより、スプリング17bの付勢力に抗して回動軸13を所定方向と反対方向に回動させ、原稿ストッパ8を原稿束の先端部から離隔させるとともに、押えレバー12を原稿束を介して呼出しコロ11に当接させるようになっている。
【0022】
また、押えレバー12と呼出しアーム14の間には圧縮スプリング16が介装されており、この圧縮スプリング16は押えレバー12が原稿束を介して呼出しコロ11に当接したときに十分な加圧力で原稿束を押圧するようになっている。
また、呼出しコロ11に対して原稿の搬送方向下流側には分離コロ19、分離ベルト20、プルアウトコロ21およびプルアウト駆動コロ21に図示しないスプリングによって当接されるプルアウト従動コロ21aが配設されている。分離ベルト20は無端状のベルトから構成されており、分離ベルト駆動コロ22によって駆動されるようになっている。そして、呼出しコロ11によって給紙される原稿束は一旦分離コロ19と分離ベルト20の間に停止された後、最下位に位置する原稿が分離コロ19と分離ベルト20の摩擦力によって分離された後、分離コロ19とプルアウトコロ21によってコンタクトガラス2に向かって搬送されるようになっている。
【0023】
そして、コンタクトガラス2に向かって搬送される原稿束の先端部がレジストセンサ100によって検知されると、呼出しコロ11および分離コロ19の駆動が停止され、分離ベルト20およびプルアウトコロ21によって原稿がコンタクトガラス2に向かって搬送されるようになっている。
上述した呼出しコロ11、分離コロ19、分離ベルト20およびプルアウトコロ21はステッピングモータからなる給紙モータ23により伝達機構24を介して駆動されるようになっている。
【0024】
すなわち、給紙モータ23の駆動力はタイミングベルト25を介して従動プーリ26に伝達されるようになっており、この従動プーリ26は連結軸27を介してプーリ28に駆動力を伝達するようになっている。プーリ28はタイミングベルト29を介してプーリ30に駆動力を伝達するようになっており、このプーリ30は回転軸31を介してギヤ32、33に駆動力を伝達するようになっている。ギヤ32はギヤ群34および回転軸35を介して分離ベルト駆動コロ22に連結されており、ギヤ32はワンウエイクラッチによって反時計方向にのみ回転可能になっている。また、ギヤ32はアイドラギヤ36を介してワンウェイクラッチによって反時計方向にのみ回転可能なギヤ37に連結されており、ギヤ37は回転軸38によってワンウェイクラッチによって反時計方向のみに回転可能なギヤ39とプルアウト駆動コロ21に連結されている。
【0025】
一方、ギヤ33はワンウェイクラッチによって時計方向のみに回転可能になっているとともにギヤ40に噛合されており、このギヤ40は回転軸41を介して分離コロ19に連結されている。また、ギヤ33はギヤ39にも噛合しており、このギヤ39はアイドラギヤ42を介してワンウェイクラッチによって反時計方向のみ回転可能なギヤ43に噛合し、このギヤ43は回転軸44を介して呼出しコロ11に連結されている。
【0026】
したがって、給紙モータ23が図2中、時計方向に回転されると、分離ベルト22が停止した状態で呼出しコロ11、分離コロ19およびプルアウト駆動コロ21が反時計方向に回転し、原稿束の給紙分離が行なわれ、分離された原稿の先端部がレジストセンサ100によって検知されるとメイン制御部18からの指令により給紙モータ23が停止した後、給紙モータ23が図2中、反時計方向に回転することにより、呼出しコロ11および分離コロ19の回転が停止するとともに分離ベルト20およびプルアウト駆動コロ21が回転して後続する原稿が分離するのを防止しつつ分離された原稿がコンタクトガラス2に向かって搬送される。
【0027】
搬送手段5は、図5、6に示すように搬送ベルトユニット200から構成されており、この搬送ベルトユニット200はADF1本体に装着されたメインフレーム201およびメインフレーム201に回動自在に取付けられたチャンネル202から構成されている。
この搬送ベルトユニット200は、コンタクトガラス2の原稿搬送方向に離隔するとともにメインフレーム201およびチャンネル202にそれぞれ回転自在に設けられた駆動ローラ51および従動ローラ52と、該ローラ51、52に巻き掛けられるとともにメインフレーム201およびチャンネル202に跨がって設けられ、ゴム製の無端状の搬送ベルト53(図1参照)と、メインフレーム201に回転自在に設けられ、搬送ベルト53およびコンタクトガラス2の間に原稿を挿入する位置を決定する固定コロ(第1支持部材)91および固定コロ(第2支持部材)92と、コンタクトガラス2の延在方向に所定距離だけ離隔するようにメインフレーム201およびチャンネル202に設けられた複数列の加圧コロ55(本例では4つ)と、から構成され、この搬送手段5は、搬送ベルト53により原稿を露光位置に搬入するとともに、露光された後の原稿をコンタクトガラス2から排紙手段7に搬出するものである。なお、加圧コロ55は少なくとも2つ以上あれば良い。
【0028】
本例では、チャンネル202がメインフレーム201に回動自在に取付けられているため、チャンネル202を図5中、反時計方向に回動させることにより、搬送ベルトユニット200に対して搬送ベルト53を容易に脱着させることができる。なお、搬送ベルト53はゴム製のものに限らず、布地にゴムコーティングされた部材から構成されたものから構成しても良く、搬送ベルトユニット200はチャンネル202によって分割されずにメインフレーム201のみの一体型であっても良い。また、駆動ローラ51は従動ローラ52側にあっても良い。
【0029】
駆動ローラ51は伝達機構57を介して搬送ベルトモータ58に連結されており、搬送ベルトモータ58によって駆動されるようになっている。搬送ベルトモータ58はタイミングベルト59を介して従動プーリ60に連結されており、従動プーリ60は搬送ベルトモータ58の駆動力をタイミングベルト61を介して駆動ローラ51の一端部に取付けられたプーリ62に伝達している。このプーリ62は回転軸63を介して駆動ローラ51に連結されており、搬送ベルトモータ58からの駆動力を上述した各部材によって伝達するようになっている。
【0030】
搬送ベルトモータ58はメイン制御部18により図2中、反時計回転方向に駆動され、分離ベルト20およびプルアウト駆動コロ21と共に原稿をコンタクトガラス2の原稿露光位置に向かって搬送するようになっており、メイン制御部18にレジストセンサ100から分離された原稿の後端部を検出した旨の信号が入力すると、メイン制御部18によって給紙モータ23の駆動を停止された後に設定パルス数分だけ駆動された後停止され、原稿を露光位置に停止させるようになっている。
【0031】
ここで、露光位置は、例えば原稿の搬送方向後端位置がコンタクトガラス2の基準位置である左側の基準スケール56の先端に一致する位置であり、上述した設定パルスはレジストセンサ100によって原稿の後端が検出された後にこの基準スケール56に原稿の後端が当接するまでの距離だけカウントされるものである。そして、原稿はこの露光位置でコンタクトガラス2の下方に設けられた光源、ミラー、レンズ、感光体ドラム等からなる公知の露光手段によって露光される。
【0032】
一方、基準スケール56は、コンタクトガラス2の端部に設けられており、この基準スケール56は、図7に示すように交互に連続した凹部56aおよび凸部56bを有し、この基準スケール56には原稿の端部が突き当てられることにより、原稿のスキューおよび縦レジストレーションの修正が行なわれつつ、原稿の露光位置が設定されるようになっている。
【0033】
具体的には、分離・給紙手段4および搬送手段5によって原稿がコンタクトガラス2に向かって搬送される際に、レジストセンサ100によって原稿の後端が検出されると、メイン制御部18がレジストセンサ100の信号を検出した時点からエンコーダによって従動コロ21aの回転数をカウントし、このカウント数が所定数に達したときに、搬送ベルト53を駆動する搬送ベルトモータ58を逆転駆動してコンタクトガラス2上で原稿をスイッチバックすることにより、原稿を基準スケール56に突き当てる。
【0034】
そして、コンタクトガラス2の読取位置で露光手段によって原稿の露光が終了すると、メイン制御部18は搬送ベルトモータ58を正転駆動して搬送ベルト53によって原稿をコンタクトガラス2から排紙手段7に向って搬出するようになっている。
一方、加圧コロ55は、原稿の搬送方向(搬送ベルト53の移動方向)と直交する回転軸55aに固定された複数のコロ55bからなるコロ列が原稿の搬送方向に亘って離隔して設けられ、この複数のコロ55bによって搬送ベルト53をコンタクトガラス2に加圧して搬送力を付与するようになっている。
【0035】
また、加圧コロ55は、コンタクトガラス2に近接離隔するように図1中、上下方向に摺動可能なようにメインフレーム201、チャンネル202に取付けられており、自重によって搬送ベルト53をコンタクトガラス2に加圧するようになっている。
また、固定コロ91、92は、原稿の搬送方向と直交する回転軸91a、92aに固定された複数のコロ91b、92bを有し、回転軸91a、92bはメインフレーム201に回転方向のみ回転可能に取付けられている。
【0036】
また、図8に示すように、固定コロ91aのコロ91bは搬送ベルト53を介して基準スケール56の突き当て面側に対向しており、外周端部が凹部56aに端部が若干量だけ挿入されている。また、固定コロ92は固定コロ91とこの固定コロ91に最も近接する加圧コロ55の中間部に設けられており、両コロ91、92は共に搬送ベルト53をコンタクトガラス2に向かって加圧するようになっている。このため、この固定コロ91bと搬送ベルト53の接触点では、搬送ベルト53とコンタクトガラス2の間に一定の間隙を設けることができ、搬送ベルト53を基準スケール56の凸部56bに突き当てることができる。なお、両コロ91、92とコンタクトガラス2の間の隙間は少なくとも搬送ベルト53の厚み以上である約0.5mm程度に設定されている。
【0037】
排紙手段7は、コンタクトガラス2上の従動ローラ52側から上方に湾曲して延在する反転ガイド71と、このガイド71に沿って設けられ、反転・排紙モータ72によって作動される反転駆動コロ73および排紙駆動コロ75と、反転駆動コロ73の下流側に設けられ、ADF1本体1aに回転自在に支持されたガイドコロ74と、このガイドコロ74の下流側に設けられ、反転駆動コロ73によって搬送された原稿を排紙駆動コロ75によってそのまま原稿排紙部6に排紙する第1切換位置と原稿の上下面を反転させた後、原稿を反転駆動コロ73および反転出口従動コロ76によって挟持しながらターン通路77を介してコンタクトガラス2に返送する第2切換位置とに切換可能な切換爪78と、から構成されている。
【0038】
反転・排紙モータ72はメイン制御部18によって駆動されるようになっており、タイミングベルト79を介して従動プーリ80に連結されている。この従動プーリ80は回転軸81を介してプーリ82に連結されており、プーリ82はタイミングベルト83を介してプーリ84、85にモータ72からの駆動力を伝達するようになっている。プーリ84は回転軸86を介して排紙コロ75に連結されているとともに、プーリ85は回転軸87を介して反転駆動コロ73に連結されており、排紙コロ75および反転駆動コロ73はこれら各部材を介して反転・排紙モータ72からの駆動力が伝達される。
【0039】
一方、切換爪78は駆動軸88を介して反転ソレノイド89に連結されており、この反転ソレノイド89はメイン制御部18によってON/OFF駆動されるようになっている。この反転ソレノイド89はOFF時に戻しスプリング90によって駆動軸88が矢印B方向に引っ張られることにより切換爪78を第1切換位置に切換るようになっており、このときに原稿は原稿排紙部6に排紙される。また、反転ソレノイド89は両面モード時にメイン制御部18からの出力信号に基づいてONされるようになっており、このときには戻しスプリング90の引っ張り力に抗して駆動軸88を矢印A方向に引っ張ることにより切換爪78を第2切換位置に切換えて原稿をコンタクトガラス2に返送するようになっている。
【0040】
また、反転駆動コロ73とガイドコロ74の間には排紙センサ101が設けられ、この排紙センサ101は原稿を検知してこの検知情報をメイン制御部18に出力するようになっている。そして、メイン制御部18はこの検知情報に基づいて反転ソレノイド89を駆動して原稿の排紙位置を可変させるようになっている。なお、図1中、102はサイズ検知センサであり、このセンサ102は原稿の幅方向長さを検知してメイン制御部18に原稿サイズ情報を出力するようになっている。
【0041】
次に、作用を説明する。
本例のADF1は両面原稿および片面原稿を搬送することが可能であるが、本例は、固定コロ91、92によって搬送ベルト53をコンタクトガラス2に向かって加圧することにポイントがあるため、片面原稿の搬送についてのみ説明する。
【0042】
まず、原稿Pの画像面が上向きになるようにして片面に画像が形成された原稿束を原稿載置台3上に載せ、給紙部入り口の原稿ストッパ8に原稿Pの先端が突き当たる位置にセットする。原稿ストッパ8に突き当たる位置までセットされた原稿束は、検知フィラー9を持ち上げ、原稿束が原稿載置台3の上にセットされたことが、原稿セットセンサ10により検知されて原稿セットセンサ10がONされる。
【0043】
次いで、片面モードでスタートスイッチが押されたとき、呼出しソレノイド17がONされるとともに、給紙モータ23が時計回転方向に正転駆動、搬送ベルトモータ58が反時計方向に正転駆動される。
すなわち、呼出しソレノイド17がONすると、スプリング17bの付勢力に抗して回転軸13が回動され、原稿ストッパ8が原稿束から上方に移動するとともに、押えレバー12が原稿束を介して呼出しコロ11に当接した状態となるため、原稿束が呼出しコロ11によって給紙されて分離コロ19と分離ベルト20の間に搬送される。このとき、分離ベルト20はギヤ32がワンウェイクラッチによって反時計方向に回転されることが規制されているため停止されているので、分離コロ19および分離ベルト20による摩擦分離によって原稿束の最下位に位置する原稿Pが分離され、この原稿Pのみが分離コロ19、プルアウト駆動コロ20およびプルアウト従動コロ20aによって搬送される。
【0044】
次いで、レジストセンサ100からの検出情報に基づいて原稿Pの先端が検出された場合には、給紙モータ23を反時計方向に逆転駆動するとともに搬送ベルトモータ58を反時計方向に正転駆動する。この給紙モータ23の逆転駆動により、ギヤ33がワンウェイクラッチによって回転することが規制されて呼出しコロ11と分離コロ19が停止され、プルアウト駆動コロ21のみが反時計方向に回転する。
【0045】
また、ギヤ32に入っていたワンウェイクラッチが切れて分離ベルト駆動コロ22が回転され、分離時停止していた分離ベルト19が時計方向、すなわち原稿P搬送とは逆方向に回転するため、呼出コロ11、分離コロ19の停止および分離ベルト20の回転により、次原稿Pの分離ニップ部への進入が防止されるとともに、先に分離搬送された原稿Pがプルアウト駆動コロ21および従動コロ21aと搬送モータ58の駆動による搬送ベルト53の反時計方向の回転により、分離・搬送手段4から搬送手段5に搬送される。
【0046】
次いで、分離原稿Pの後端がレジストセンサ100に検出された場合には、メイン制御部18がレジストセンサ100の信号を検出した時点からエンコーダによって従動コロ21aの回転数をカウントし、このカウント数が所定数に達したときに、搬送ベルト53を駆動する搬送ベルトモータ58を逆転駆動してコンタクトガラス2上で原稿Pをスイッチバックすることにより、原稿Pを基準スケール56に突き当てる(ここまでの一連の動作を図9に示す)。
【0047】
次いで、原稿Pが露光位置に搬送されたとき、給紙モータ23および搬送ベルトモータ58の駆動が停止されて、原稿Pをコンタクトガラス2上の露光位置に停止させた状態で原稿面を露光する。
露光が終了すると、搬送ベルトモータ58および反転・排紙モータ72を正転駆動させる。このとき、反転ソレノイド89はOFFになっていて戻しスプリング90によって駆動軸88が矢印B方向に引っ張られることにより切換爪78が第1切換位置に切換られているため、搬送ベルト53およびガイドコロ74等によって搬送される原稿Pは当初原稿載置台3にセットされた状態と同じように原稿面が上向きとなって原稿排紙部6上に排紙される。
【0048】
本例では、固定コロ91によって搬送ベルト53を加圧することに加えて、この固定コロ91と加圧コロ55の中間位置に設けられた固定コロ92によっても搬送ベルト53を加圧しているため、搬送ベルト53に撓みが発生するのを抑制することができ、基準スケール56、コンタクトガラス2および搬送ベルト53の間に画成される空間を小さくすることができる。このため、原稿の端部が基準スケール56の端部に突き当てられたとき、原稿の端部に撓みが発生するのを防止してコンタクトガラス2から浮き上がることを防止することができる。この結果、原稿の端部に皺が発生するのを防止することができるとともに、原稿の画像が撓んで露光されるのを防止することができる。
【0049】
また、本例では、固定コロ91に固定コロ92を追加するだけで原稿の端部に撓みが発生するのを防止することができるので、従来のようにスポンジ状の弾性部材のようにコンタクトガラスとの接触面積が大きくなるのを防止して、搬送ベルトの搬送抵抗や搬送に伴う静電気による障害を最小限にすることができる。
なお、本例では、固定コロ91と固定コロ92を離隔して設けているが、これに限らず、図10、11に示すように、各コロ91b、92bの軸間距離がそれぞれのコロ91b、92bの半径の合計よりも短くなるように各コロ91b、92bを段違いに配設しても良い。
【0050】
このようにすれば、固定コロ91、91と搬送ベルト53の接触面を1つの平面として形成することができ、搬送ベルト53に撓みが発生するのをより一層抑制して、上記効果をより一層確実に得ることができる。
また、本例では、基準スケール56を図1中、左側の分離・給紙手段4側に配設しているが、これに限らず、図12に示すように右側の排紙手段7側に配設し、この基準スケール56側に固定コロ91、92を配設しても良い。但し、この場合には、同図に示すように、スイッチバックは不要になるが、原稿の端部を基準スケール56に突き当てるとともに、露光後にコンタクトガラス2からの原稿の搬出経路を確保するために、基準スケール56をコンタクトガラス2から下方に退避させるとともに、原稿の突き当て位置に復帰させる手段を設ける必要がある。
【0051】
図13〜17は本発明に係る自動原稿搬送装置の実施例を示す図である。
なお、本実施例では、固定コロを1つにしてその形状を工夫した点が前述の自動原稿搬送装置の一例と異なるのみでその他の構成は同様であるため、同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0052】
図13、14において、基準スケール56と加圧コロ55の間に配設された固定コロ(支持部材)94は、メインフレーム201に回転方向のみ回転自在に取付けられた回転軸95と、この回転軸95に固定されるとともに硬質のゴムまたはプラスチック等から構成され、原稿をコンタクトガラス2に向かって加圧する複数の第1コロ96と、この第1コロ96の間に配設されるとともに第1コロ96よりも大径に形成され、スポンジ等の柔らかい部材から構成される弾性変形可能な複数の第2コロ97と、から構成されている。
【0053】
また、これら各コロ96、97は基準スケール56の凹部56aに対向しており、この凹部56aは各コロ96、97の幅に応じてカット径が設定されている。
このような構成を有する固定コロ94にあっては、本ADF1をコンタクトガラス2に対して閉塞したとき、第2コロ97が弾性変形して縮径することにより、搬送ベルト53を介して原稿の端部をコンタクトガラス2を押し付けるので、原稿の端部に撓みが発生するのを防止することができる。また、第1コロ96が搬送ベルト53とコンタクトガラス2の間に隙間を形成しつつ搬送ベルト53をコンタクトガラス2に向かって加圧するので、搬送ベルト53に撓みが発生するのを防止することができる。また、第2コロ97が弾性変形することにより搬送ベルト53を駆動する搬送ベルトモータ58に過大な負荷が加わるのを防止することができる。
【0054】
この結果、原稿の端部が基準スケール56に突き当てられたとき、原稿の端部に撓みが発生するのを防止してコンタクトガラス2から浮き上がるを防止することができ、原稿の端部に皺が発生するのを防止することができるとともに、原稿の画像が撓んで露光されるのを防止することができる。
なお、第2コロ97による加圧力は、材質を選定することによって設定されることもさることながら、第1コロ97の幅を小さくすることにより、第1コロ97自身を弾性変形させることができるため、搬送ベルトモータ58に過大な負荷が加わるのを防止することができる程度の加圧力に設定できれば、いかなる材料、幅を選定することも可能である。
【0055】
なお、第1コロ96と第2コロ97の配列方法としては、原稿搬送基準が中央基準である場合には、図15(a)に示すように、第2コロ97を中心に配置し、原稿搬送基準が図1中、手前側または奥側の端面基準である場合には、原稿の端面が必ず第2コロ97に当るようにするために、図15(b)に示すように、第2コロ97を端部に配置すれば良い。なお、図16(a)は図15(a)のように配設した場合の固定コロ94と搬送ベルト53の関係を示す図であり、図16(b)は図15(b)のように配設した場合の固定コロ94と搬送ベルト53の関係を示す図である。
【0056】
また、本実施例では、第2コロ97をスポンジ等の弾性部材から構成しているが、これに限らず、図17に示すように、第1コロ96と同様の材質からなるコロの外周部にスポンジ等の弾性部材をはめ込んだものから構成しても良く、また、2成分材料から構成しても同様の効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】
本発明によれば、本装置本体がコンタクトガラスを閉塞したときに、第2コロが弾性変形して搬送ベルトを介して原稿の端部をコンタクトガラスに押し付けるので、原稿の端部に撓みが発生するのを防止することができる上に、搬送ベルトがゴムベルト等からなる場合には第1コロによって搬送ベルトとコンタクトガラスの間に隙間を形成しつつ搬送ベルトが加圧されるので、搬送ベルトに撓みが発生するのを防止することができる。また、第2コロが弾性変形することにより搬送ベルトを駆動するモータ等に過大な負荷が加わるのを防止することができる。
【0058】
このため、原稿の端部が基準スケールに突き当てられたとき、原稿の端部に撓みが発生するのを防止してコンタクトガラスから浮き上がることを防止することができる。この結果、原稿の端部に皺が発生するのを防止することができるとともに、原稿の画像が撓んで露光されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動原稿搬送装置の一例の概略構成図である。
【図2】自動原稿搬送装置の一例の自動原稿搬送装置の駆動機構の概略図である。
【図3】自動原稿搬送装置の一例の分離・搬送手段の一部分を構成する原稿ストッパ、検知フィラー、呼出しアーム、呼出しコロの斜視図である。
【図4】(a)は自動原稿搬送装置の一例の呼出しアームと押えレバーの側面図、(b)は原稿ストッパと検知スィラーの構成図、(c)は検知フィラーが原稿束を検知して回動した状態を示す図である。
【図5】自動原稿搬送装置の一例の搬送ユニットの構成図である。
【図6】自動原稿搬送装置の一例の搬送ユニットの要部構成図である。
【図7】自動原稿搬送装置の一例の基準スケールの構成図である。
【図8】(a)は自動原稿搬送装置の一例の固定コロと加圧コロの位置関係を示す図、(b)は一対の固定コロによって搬送ベルトを加圧する状態を示す図である。
【図9】自動原稿搬送装置の一例の原稿の給紙からスイッチバックまでの動作を説明する図である。
【図10】自動原稿搬送装置の一例の固定コロの他の態様を示す搬送ユニットの要部構成図である。
【図11】自動原稿搬送装置の一例の他の態様を示すその固定コロと加圧コロの位置関係を示す図である。
【図12】自動原稿搬送装置の一例の原稿の給紙からスイッチバックまで他の態様の動作を説明する図である。
【図13】本発明に係る自動原稿搬送装置の実施例を示すその搬送手段の要部側面図である。
【図14】実施例の固定コロの要部斜視図である。
【図15】(a)は実施例の原稿搬送基準が中央基準である場合の第1コロと第2コロの配置関係を示す図、(b)は原稿搬送基準が手前側または奥側の端面基準である場合の第1コロと第2コロの配置関係を示す図である。
【図16】(a)は第15図(a)のように第1コロと第2コロを配設した場合の固定コロと搬送ベルトの関係を示す図であり、(b)は図15(b)のように第1コロと第2コロを配設した場合の固定コロと搬送ベルトの関係を示す図である。
【図17】実施例の固定コロの他の態様を示す図である。
【図18】従来の搬送手段の要部側面図である。
【図19】従来の搬送手段の要部斜視下面図である。
【図20】従来の固定コロによる加圧によって搬送ベルトが撓んだ状態を示すその側面図である。
【図21】従来の固定コロによる加圧によって搬送ベルトが撓んだ状態を示すその正面図である。
【図22】スポンジ等の円筒状の固定コロを有する従来の搬送手段の要部斜視下面図である。
【符号の説明】
1 ADF(自動原稿搬送装置)
2 コンタクトガラス
5 搬送手段
53 搬送ベルト
55 加圧コロ(加圧部材)
91 固定コロ(第1支持部材)
91b コロ
92 固定コロ(第2支持部材)
92b コロ
94 固定コロ(支持部材)
95 回転軸
96 第1コロ
97 第2コロ
Claims (1)
- 画像形成装置上のコンタクトガラスに対して開閉自在に設けられた自動原稿搬送装置であって、
原稿載置台に載置された原稿束から1枚ずつ分離された原稿をコンタクトガラス上の読取位置に搬送するとともに、原稿の端部を該コンタクトガラスの端部に設けられた基準スケールに突き当てることにより、原稿のスキューを防止する搬送手段を有する自動原稿搬送装置において、
前記搬送手段が、
コンタクトガラスを覆うように設けられた無端状の搬送ベルトと、
原稿の搬送方向と直交する方向に配設されるとともに、コンタクトガラスに近接離隔可能に設けられ、搬送ベルトをコンタクトガラスに向かって加圧する少なくとも2つ以上の加圧部材と、
基準スケールと加圧部材の間に設けられ、搬送ベルトをコンタクトガラスに向かって加圧する回転のみ自在な支持部材と、を有し、
前記支持部材が、原稿の移動方向と直交する方向に延在する回転軸と、
該回転軸に固定され、原稿をコンタクトガラスに向かって加圧する複数の第1コロと、
該第1コロの間に配設されるとともに第1コロよりも大径に形成され、弾性変形可能な複数の第2コロと、からなり、
本装置がコンタクトガラスを閉塞したときに、前記第2コロが弾性変形することによって搬送ベルトをコンタクトガラスに向かって押え付けることを特徴とする自動原稿搬送装置。
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-
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- 1996-02-26 JP JP03761196A patent/JP3547551B2/ja not_active Expired - Fee Related
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