JP2740804B2 - 梱包機における空梱包バンドの除去方法 - Google Patents

梱包機における空梱包バンドの除去方法

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JP2740804B2
JP2740804B2 JP2029988A JP2998890A JP2740804B2 JP 2740804 B2 JP2740804 B2 JP 2740804B2 JP 2029988 A JP2029988 A JP 2029988A JP 2998890 A JP2998890 A JP 2998890A JP 2740804 B2 JP2740804 B2 JP 2740804B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B13/00Bundling articles
    • B65B13/18Details of, or auxiliary devices used in, bundling machines or bundling tools

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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、梱包機におけるバンド除去方法に関し、よ
り詳しくは、バンド掛け梱包すべき被梱包物が無い場合
に起動ボタンが誤操作され、梱包用バンドが本体内のバ
ンド引き戻しを行う一対を成すローラにより引き戻さ
れ、スライドテーブルに巻回されてしまったバンドを除
去する方法に関する。
【従来の技術】
従来の梱包機は第6図〜第8図に示すように、図示せ
ざる制御回路に接続されたカム軸モータに電磁ブレーキ
9を介して連結した減速機31の出力軸2に直結するカム
軸4を適宜間隔を介して配設した機枠34a,34bに軸承
し、前記カム軸4に複数のカム35を楔着して機枠34a,34
b間に設けた各プレス部材6及び各プレス部材6上のバ
ンドガイド7及びスライドテーブル8を前記カム軸4の
回転により所定の動作を行うよう取付けると共に前記減
速機31の出力軸2から機枠34aの反対方向に延設したリ
ミットカム軸40にリミットカム41を、該リミットカム41
の凸部を位置調整可能にネジ14で固定して取付け、且つ
複数のリミットカム41a,41b,41cの凸部によってロッド
が押入される位置にそれぞれリミットスイッチL3,L1,L2
をブラケット45を介して取り付けられ、構成されてい
る。 そして各部材が原位置を示す第6図の状態において
図示せざる起動スイッチのONでカム軸モータが回転を始
め、減速機31を介してカム軸4及びカム35が回転し、プ
レス部材6中の右押え61が上昇し、スライドテーブル8
との間で、バンド先端を把持し、同時にバンドガイド7
および左バンドウェイフラップ42が完全に後退する(同
図紙面後方)。 ここでカム軸4と同期回転するリミットカム41dによ
りリミットスイッチL1がONとなり、逆転信号を発生す
る。このリミットスイッチL1の逆転信号でカム軸モータ
が停止し、フィードローラ43に連結され、制御回路に
接続されたモータが逆転を始め、フィードローラ43aと
これに摺接回転するタッチローラ43bとによりバンドが
引き戻され、梱包機本体上のバンド案内アーチからバン
ドが脱出し、被梱包物に巻回する。この逆転は図示のテ
ンションアーム方式のバンド引締機構では、前記リミッ
トスイッチL1の逆転信号により作動するタイマーで、任
意に設定される。タイマーの設定時間後フィードローラ
43に連結したモータの逆転は停止し、カム軸モータが再
び回転するので、カム軸4に連動するリミットカム軸40
上のリミットカム41bも回転し、リミットカム41bの凸部
が移動しリミットスイッチL1がOFFとなる。同時に前記
タイマーもOFFとなる。この間、回転を続けるカム軸
4によって一定の長さテンションアーム44によるバンド
引締が行われる。ついでカム35上のプレス部材6中の
左押え62がバンド供給端側を把持し、バンド重合部にヒ
ータクランク18上の図示せざるヒータが挿入され、中押
え63が上昇して、テンションアーム44がわずかに復帰
し、バンドの緊張状態を解除して、中押え63に設けたカ
ッター下刃64がバンド供給端側を右押え61のバンド通過
孔65の上縁で形成されるカッター上刃との間で直線に円
滑に切断し、バンド重合部がヒータと共に加圧され溶
融され、中押え63が一旦下降し、ヒータが抜かれて、再
び上昇し、今度はバンドの重合部分のみが一定時間押圧
され溶融されて、スライドテーブル8が後退し、被梱包
物を取り出し得るようにしてから、バンドガイド7、ス
ライドテーブル8、左バンドウェイフラップ42と共に第
6図の原位置に各部材が復帰する。このときリミットカ
ム軸40上のリミットカム41cも回転しており、各部材の
旧位の復帰と同時にリミットカム41cによりリミットス
イッチL2がONとなり、正転信号を発生し、モータが正転
してフィードローラ43により本体外へバンドが供給され
る。以上で梱包の一工程が終了する。 前記モータの正回転時間もタイマーにより制御され、
アーチ全長分よりやや長めに設定されている。リミット
スイッチL2は前記正転開始の信号を出力するのみで、正
転開始時にはテンションアーム44が復帰途中でカム軸4
は回転を継続しており、テンションアーム44が引続き擺
動して第7図(B)の状態に復帰すると、リミットカム
軸40上のリミットカム41aによりリミットスイッチL3がO
Nとなり、この原位置信号で、カム軸モータが停止す
る。この間フィードローラ43の正転によりバンドが本体
上のバンド案内アーチへ供給されバンド先端がスライド
テーブル8下に到達し、カム軸の1回転で1梱包工程が
終了する。
【発明が解決しようとする課題】
一般に梱包機においては、梱包機の作業テーブル上に
被梱包物を載置し、起動スイッチをONすると、梱包機本
体に付設したバンド案内アーチ内に供給されたバンド
が、梱包機本体内のバンド引戻し、引締め機構により引
き戻されてアーチから脱出し、被梱包物に巻回するまで
のバンド引戻し(一次引締め)と、この引き戻されたバ
ンドをさらに緊縛するバンド引締め(二次引締め)がな
されて被梱包物のバンド梱包が行われる。 しかし、梱包作業中、作業者がまちがって起動スイッ
チを押圧したり、被梱包物からバンドが外れてしまった
り、自動梱包ライン等の連続梱包作業中に被梱包物の移
送が遅れてしまうことなどのために、被梱包物なしの梱
包(以下「空梱包」という)を行ってしまう場合があ
る。 従来の梱包機にあっては、空梱包をするとバンド引戻
し、引締め機構によりバンドがスライドテーブル8を緊
縛し溶着してしまい、スライドテーブル8が後退しても
バンド輪はスライドテーブル8先端から外れず巻き付い
た状態であるので、次の梱包作業に支障をもたらすこと
となり、このバンド輪をハサシで切断するなどして取り
除く必要があった。 さらに、スライドテーブル8の先端の両側縁が摺接す
るようにガイドレールを設け、スライドテーブル8が後
退する時、前記バンド輪の側縁がガイドレールの端面に
当たりさらにスライドテーブル8が後退することによ
り、バンド輪がスライドテーブル8の先端から抜脱する
ことも考えられるが、この場合でも前記バンド輪はスラ
イドテーブル8に緊縛されるので瞬時にスライドテーブ
ル8の断面形状に添った形状に曲げぐせがついてしまう
ために、前記抜脱したバンド輪はスライドテーブル下方
のプレス部材6上に落下してバンド把持、溶着機構内に
とどまるなどして、次の梱包作業に支障をもたらす原因
になるという問題点があった。 前述フィードローラの逆転時間を決定するタイマーに
より、空梱包の際、スライドテーブルを緊縛しない程度
に設定を行った場合には、大きなバンド輪が形成され、
このバンド輪の一端は、スライドテーブルの後退時自動
によりプレス部材上にとどまるためスライドテーブルの
復帰によりプレス部材上でスライドテーブル等との間に
挾着され、次のバンド供給工程により送り出されたバン
ド先端が、この残留したバンドに突き当たり、支障を来
たすことになる。 本発明は、空梱包に際し、引き戻されてスライドテー
ブルに巻回されたバンドをスライドテーブル外方すなわ
ち、スライドテーブルを介して前記プレス部材の反対側
に除去するバンド除去方法を提供することを目的として
いる。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の梱包機における
バンド除去方法においては、両側縁がガイドレール24
a、24bに摺接して出没自在なスライドテーブル16の先端
とプレス部材6間で、それぞれ、弾性を有するバンドの
先端側と供給端側の把持およびバンドの供給端の切断、
バンド重合部の溶着機構を備え、バンド供給、引戻し、
引締め機構を有し、前記バンド供給機構により送給され
周回したバンド先端を前記スライドテーブル16とプレス
部材6間に挿入し、前記先端把持機構によりバンド先端
を把持した後、バンド供給方向反対側を前記バンド引戻
し、引締め機構により引き戻して被梱包物に巻回し、引
締め、バンド供給方向反対側を把持、切断、溶着すると
共に、空梱包に際し、前記バンド引戻し、引締め機構に
より、バンドが前記スライドテーブル16を引き締める梱
包機において、前記バンド引戻し機構は、逆転ローラが
回転駆動手段により逆転される逆転駆動ローラ20と、こ
の逆転駆動ローラ20にバンドを介して摺接し従動回転す
る逆転タッチローラ23とから成り、前記逆転ローラがバ
ンドの引戻しのための逆転を開始した時点で作動するタ
イマーを設け、かつ前記逆転ローラの回転数減少を検知
する回転数検知手段37を設け、前記逆転ローラにより引
き戻されたバンドが前記スライドテーブル16先端に巻回
し、該スライドテーブル16を引き締める前までに前記タ
イマーT2の設定時間が満了するように設定し、このタイ
マーT2設定時間内に前記回転数検知手段37が前記逆転ロ
ーラの回転数減少の検知信号が発生しないときに、前記
バンド引締め機構のバンド引締めを省略し、次いで前記
バンド切断および溶着機構により、バンド供給端を切
断、溶着してスライドテーブル16先端に巻回したバンド
輪を形成し、該バンド輪はスライドテーブル16の両側縁
がガイドレール24a、24bに摺接して後退することにより
スライドテーブル16先端から抜脱し、バンド自体の弾性
力により、上方へ跳ね返りバンド溶着機構外へ脱出する
ようにしたバンド除去方法である。 本発明の別のバンド除去方法においては、スライドテ
ーブル8又は16の先端とプレス部材6間で、それぞれ、
弾性を有するバンドの先端側と供給端側の把持およびバ
ンドの供給端の切断、バンド重合部の溶着機構を備え、
バンド供給、引戻し、引締め機構を有し、前記バンド供
給機構により送給され周回したバンド先端を前記スライ
ドテーブル16とプレス部材6間に挿入し、前記先端把持
機構によりバンド先端を把持した後、バンド供給方向反
対側を前記バンド引戻し、引締め機構により引き戻して
被梱包物に巻回し、引締め、バンド供給方向反対側の把
持、切断、溶着すると共に、空梱包に際し、前記バンド
引戻し、引締め機構により、バンドが前記スライドテー
ブル16を引き締める梱包機において、前記バンド引戻し
機構は、逆転ローラが回転駆動手段により逆転される逆
転駆動ローラ20と、この逆転駆動ローラ20にバンドを介
して摺接し従動回転する逆転タッチローラ23とから成
り、前記バンド引締め機構が、前記プレス部材6を作動
せしめるカム軸4に正逆回転可能な回転駆動手段を連結
すると共に、前記カム軸4にテンションカム47を連結
し、該テンションカム47によって一定ストローク擺動し
且つ発条により自動復帰するテンションアーム44を備
え、前記逆転ローラがバンドの引戻しのための逆転を開
始した時点で作動するタイマーを設け、かつ前記逆転ロ
ーラの回転数減少を検知する回転数検知手段37を設け、
前記逆転ローラにより引き戻されたバンドが前記スライ
ドテーブル16先端に巻回し、該スライドテーブル16を引
き締めない前までに前記タイマーT2の設定時間が満了す
るように設定し、このタイマーT2設定時間内に前記回転
数検知手段37が前記逆転ローラの回転数減少の検知信号
を発生しないときに、前記カム軸4を正転せしめて前記
テンションアーム44を擺動させバンド切断機構によるバ
ンド供給端の切断後、バンド溶着機構によりバンドを溶
着する前に前記カム軸4の正転を停止せしめ、次いで該
カム軸4を原位置まで逆転させて、スライドテーブル16
先端に巻回されバンド把持機構により把持されている前
記切断バンドが解放されるときに生じる環状のバンドが
平面上に復帰しようとするバンド自体の弾性力により、
前記切断バンドが上方へ跳ね返りバンド溶着機構外へ脱
出するバンド除去方法である。
【作用】
したがって、空梱包に際しては、逆転ローラにより引
戻されたバンドはスライドテーブル16先端に巻回して、
該部を引き締める前までにタイマーT2の設定時間が満了
するので、回転数検知手段37は前記逆転ローラの回転数
減少の検知信号を発生しない。 そのために、最初のバンド除去方法では、バンド引締
め機構のバンド引締めが行われず、次のバンド供給端の
切断、溶着工程に移行し、スライドテーブル16の先端が
ガイドレール24a、24bに没入すると、スライドテーブル
16先端に弱い力で巻き付いたバンド輪は該部から抜脱す
る。このバンド輪は下方のバンド溶着機構に落下する
が、バンド自体の弾性力はバンド輪を真円へと復元する
力を発生させ、この復元力により、上方に跳ね返りバン
ド溶着機構外へ自動的に脱出する。 また、別のバンド除去方法では、バンド引締め機構で
バンド引締めが行われるが、バンド供給端の切断後、バ
ンド溶着しない前までカム軸4が正転して停止し、その
後カム軸4が逆転して原位置まで戻ると、スライドテー
ブル8又は16先端に巻回され緊縛されている切断バンド
は上記把持が解放されることにより、バンド自体の弾性
力および緊縛された引張力により、その反動が生じスラ
イドテーブル8又は16上方に跳ね上がり脱出する。
【実施例】
第1実施例について図面を参照して前出第6図〜第8
図に示すものと同様の部分は省略して説明すると、第4
図において16はスライドテーブルで、該スライドテーブ
ル16の両側縁は、機枠34a、34bの上面に取り付けたガイ
ドレール24a、24bの溝部に摺接して移動自在に設け、該
スライドテーブル16の先端部がガイドレール24a、24bの
端面より出没自在に設けている。すなわち、スライドテ
ーブル16の下面にピン17を突設し、該ピン17をカム軸4
に固設した図示せざるカムの回転により転子27を介して
擺動自在に設けたスライドテーブルアーム25の上端に係
合している。 さらに、第1図〜第3図はバンド供給、引戻し、引締
め機構を示すもので、1はバンドシェータで、このバン
ドシェータ1に臨み所定間隔を以って正転駆動ローラ10
及び逆転駆動ローラ20が配置してあり、正転駆動ローラ
10の駆動軸11に減速機付モータ15を直結し、前記駆動軸
11に設けた歯車19を逆転駆動ローラ20の軸21に設けた前
記歯車19より大径の歯車26に噛合する。従って、正転駆
動ローラ10、逆転駆動ローラ20は常時それぞれ反対方向
へ回転している。 13、23は、遊動ローラたる正逆転タッチローラで、略
同様の構成から成り、逆転タッチローラ23の作動機構を
示す第3図により、両正逆転タッチローラに関連する構
成について説明すると、両正逆転タッチローラは、偏心
軸86,85に軸承され該軸86,85の先端には作動杆90,95の
上端を回動自在に取付けると共に、作動杆90,95の下端
をL字状連動杆91,96の屈曲片に設けた孔部92(92)に
遊嵌し、スプリング93,(93)を介して、作動杆90,95に
連結する。作動杆90の下端は、転子94,97を有する腕杆9
8,99の先端に取付ける。腕杆98,99の一端は機台により
突設した軸100に回動自在に軸承し、他端にスプリング1
01,(101)を係止して、バンドシュータ1方向に付勢す
る(第1図及び第3図)。 102及び103はカムで既知のバンドグリッパー、図示せ
ざるヒータ及び、センタープレス等を動作せしめるカム
軸4を延設した軸上に取付け、前記腕杆98,99の転子94,
97と当接せしめて連動杆91,96、従って作動杆90,95と関
連動作するよう構成する。 尚、上記カム102,(102)により連動杆91,96を介して
作動杆90,95が正逆転タッチローラ13,23を正転駆動ロー
ラ10,逆転駆動ローラ20へ圧接する圧接力は、作動杆90,
95の下端に外装したスプリング93(93)の下部のナット
89(89)を回転させることによってスプリング93(93)
の抗力を調整することによってある程度可変であるが、
走行するあるいは引き戻されるバンドに対して所定の抵
抗が加わると、正逆転タッチローラ13,23の回転数が低
下し、ついには正転駆動ローラ10,逆転駆動ローラ20が
バンドに対してスリップし、正逆転タッチローラ13,23
が停止する。 前記抵抗とは、実際には、正転駆動ローラ10及び正転
タッチローラ13に対しては送り出されたバンドの先端が
アーチ内でひっかかりあるいは、スライドテーブルスイ
ッチに当接した抵抗であり、逆転駆動ローラ20,逆転タ
ッチローラ23に対しては、この逆転により、バンドが被
梱包物に巻回されたときの抵抗である。 さらに、起動スイッチがONした後、カム軸モータの回
転によりカム軸4及びカム35が回転し、バンド先端がス
ライドテーブル16と右押え61間で把持固定されると同時
に前記カム103で腕杆99は転子97を介して連動杆96を押
し下げ、該連動杆96を介して作動杆95が逆転タッチロー
ラ23を逆転駆動ローラ20へ圧接して、バンドの引戻しが
開始される。この時に作動するタイマーT2を、例えば前
述の従来技術におけるリミットスイッチL1に接続してお
く。 第1図〜第3図において正転タッチローラ13及び逆転
タッチローラ23には、これと一体に切欠円弧状のパルス
発生板たる回転盤28,29を設け、この回転盤28,29の切欠
部32,33の回転軌跡に臨みパルス発生器たる回転数検知
手段36,37が取付けられている。この回転数検知手段36,
37は近接センサーの一種で、前記切欠部32,33が回転数
検知手段36,37の高周波発信部及び受信部間を通過する
とONでパルスを発生し、これにそれぞれ接続したコンデ
ンサから放電され、回転盤28,29の切欠部32,33以外の部
分が前記発信部及び受信部間を通過するとOFFで前記各
コンデンサに充電される。前記回転数検知手段36,37の
各パルスの発生間隔が長くなると、回転数検知手段36,3
7のOFFによりコンデンサの充電量が容量を超過し、信号
を発生するように電子回路が構成され、前記回転数検知
手段37の信号により、後述バンド引締用の駆動ローラに
タッチローラを接離させるソレノイド55をONとする。そ
して、上記信号の発生時期はコンデンサの容量を変化さ
せ任意に調整される。 さらに、前記逆転タッチローラ23がバンドの引戻しの
ための逆転を開始した時点に作動する前記タイマーT2の
設定時間内に、前記回転数検知手段37による逆転タッチ
ローラ23の回転数減少の検知信号が発生しない場合は、
タイマーT2設定時間満了時、前記ソレノイド55をONせず
に引締め工程を解除する解除信号を発生するように構成
されている。すなわち、タイマーT2設定時間経過後に引
締め工程を省略し直ちにカム軸4を回転せしめて次工程
のバンド供給端の切断、溶着に移行せしめるものであ
る。 51はバンド引締用のテンションローラで、バンドシュ
ータ1の後端部に円周の一部を臨まされ、前記正転駆動
ローラ10よりも低速高トルクで回転するよう構成され、
テンションローラ51の駆動軸22は基板5の裏面に取付け
たブレーキ付ギヤードモータから成る引締モータ52に直
結されている。このテンションローラ51は金属製ローラ
の外周にウレタン等の摩擦抵抗の大きい弾性体53を貼設
した大径のローラで、この弾性体53から成る外周面の幅
方向中央に、切り込みを入れ、ここに前記弾性体よりも
摩擦抵抗が少なく、且つ硬度の高い材料、例えばテフロ
ン(コーティング)系のスラストワッシャを流用して成
る環状部材60を埋設し、この環状部材60を前記弾性体53
の外周から微かに例えば0.2〜0.3mm突出させる。 又、54はタッチローラで、偏心軸58に軸承され、タイ
マーT1を接続したソレノイド55のロッド56に一端を連結
したクランク57の他端を偏心軸58の先端に連結し、ロッ
ド56の伸縮により、タッチローラ54外周をテンションロ
ーラ51外周に圧接離自在に構成されている。 尚、59はガイドシュータで、テンションローラ51の外
周の一部をバンド通過間隙を介して被蓋し一端をバンド
シュータ1の後端部に他端を前記タッチローラ54の外周
の一部に臨ませて取付けられている。 前記タイマーT1の設定時間は被梱包物に巻回されたバ
ンドをさらに、強く引締めるに必要な時間として設定さ
れる。 今、バンドが図示せざる梱包機本体上のバンド案内ア
ーチを介して、あるいは人手により被梱包物周囲に配置
され、バンド先端がスライドテーブル16の下方に到達し
ている。正転駆動ローラ10及び正転タッチローラ13間に
は、カム102の凸部が転子94を押下げる位置でないた
め、少なくともバンド一枚分の厚みを越える間隙を有し
ており、バンドシュータ1内のバンドには影響を与えな
い。逆転駆動ローラ20及び逆転タッチローラ23の関係も
同様である。ここで、起動スイッチによりカム軸4が回
動し、バンド溶着機構50のバンド先端把持機構によりバ
ンド先端が把持される。同時にカムも回転しているた
め、転子97、腕杆99、連動杆96を介して作動杆95が押し
下げられ、偏心軸が弧状に回動しこの偏心軸に軸承され
た逆転タッチローラ23が押し下げられ逆転駆動ローラ20
に圧接される。従って、バンドシュータ1内のバンド供
給端側は回転駆動する一対のローラによって高速で引戻
される(一次引締め)と同時に、カム軸4と同期回転す
るリミットカム41bによりリミットスイッチL1もONとな
り、このリミットスイッチL1に接続されているタイマー
T2が作動開始する。このタイマーT2の設定時間はバンド
がアーチから脱出してスライドテーブル16に巻回し、該
スライドテーブル16を引き締めない前までに満了するよ
うに設定している。 また、逆転駆動ローラ20、逆転タッチローラ23による
バンド引戻しと同時に引締モータ52によってテンション
ローラ51がすでに回転を始めており、引き戻されるバン
ドはガイドシュータ59内でテンションローラ51の弾性体
53外周に突出した摩擦係数の低い環状部材60上を円滑に
摺りながら走行する。 正常な梱包作業すなわち被梱包物にバンドが巻回され
る場合は、バンドがアーチから脱出し、被梱包物へ巻回
されると、逆転タッチローラ23は、この逆転運動に対し
てバンドに抵抗が加わるため、徐々に回転速度が遅くな
り、回転盤31の回転速度も減少し、回転数検知手段37に
よるパルス発生間隔が長くなりコンデンサへの充電量
が、任意に調整された容量を超過すると、信号を発し、
この信号でタイマーT1を介して、ソレノイド55が励磁さ
れ、クランク57を介して偏心軸58上のタッチローラ54が
テンションローラ51へ圧接される。この時、弾性体53上
の環状部材60は、タッチローラ54の圧接により両ロー
ラ、タッチローラ54とテンションローラ51の弾性体53が
圧接する部位およびこの弾性体53にバンドが巻き付いた
周面において、弾性体53内にバンドを介して圧入される
状態となり、摩擦抵抗の大きい弾性体53の周面によって
タイマーT1の設定時間内バンドが引き締められる。また
前記信号で、カム軸4が回転し腕杆99が擺動して逆転タ
ッチローラ23と逆転駆動ローラ20との圧接が解除されカ
ム軸4が停止する。 そして、前記タイマーT1の設定時間満了で被梱包物に
対してバンドが強く巻回され、同時に引締終了信号を発
し、この信号で引締モータ52が停止し、又、カム軸4が
再び回転しバンド供給端側が把持され、ソレノイド55の
励磁が解除され、さらに回転を続けるカム軸4によって
バンド溶着機構50によるバンド重合部の溶着、供給端側
の切断が行われる。さらに既知のバンド切断溶着の各工
程が終了する。 しかし、空梱包を行ってしまった場合は、バンドがア
ーチから脱出し、スライドテーブル16に巻回するまで逆
転タッチローラ23の回転速度は遅くならず、すなわち減
速機31の回転速度も減少しないため、コンデンサへの充
電量は任意に調整された容量を通過することなく、回転
数減少検知信号は発生しない。この状態でタイマーT2の
設定時間が満了すると、引締めを省略する信号を発生
し、前記タイマーT1の設定時間満了で発生する引締め終
了信号と同様の作用をする。すなわち、この信号で引締
モータ52が停止し、次工程のバンド供給端の把持、切
断、溶着工程に移行し、スライドテーブル16先端の周囲
に巻き付けられ、しかも引締め機構で引き締められてい
ないバンド輪が形成される。そしてカム軸4が回転して
カム軸4に固設した図示せざるカムが回転するとスライ
ドテーブルアーム25は転子27を介して擺動し、該スライ
ドテーブルアーム25の上端に係合しているピン17を介し
てスライドテーブル16の両側縁がガイドレール24a、24b
間の溝部を摺接して後退する。そしてこのスライドテー
ブル16の先端部は前記ガイドレール24a、24bの溝部内に
完全に没入してしまうので、スライドテーブル16の先端
に巻き付いた前記バンド輪はガイドレール24a、24bの端
面で規制されてスライドテーブル16の先端から抜脱され
る。すると、このバンド輪は引締め機構で機器締められ
ておらず弱い力でスライドテーブル16に巻き付いたもの
であるので、スライドテーブル16から抜脱すると同時に
バンド自体の弾性力により真円状態へと復元しようとす
る。この復元力により、バンド輪は直下の溶着機構のプ
レス部材に当たって跳ね上がり、スライドテーブル外方
の溶着機構外へ飛び出し、自動的に除去される。 さらに、カム軸4の回転は、カムを回転するため、正
転駆動ローラ10及び正転タッチローラ13が第3図に示す
状態になり、カム軸4が一旦停止し、両ローラ間でバン
ドを圧接し、バンドを本体上面へと供出する。そして、
バンド先端がスライドテーブル16下方のスライドテーブ
ルスイッチに当接するとこのスイッチ信号で、再びカム
軸4が回転し、各部材が旧位に復帰したところで停止す
る。 次に第2実施例について第1図、第3図、第5図を参
照して第1実施例と同様の部分は省略し、第1実施例の
引締め機構を下記の構成に代えて説明する。 正転駆動ローラ10の駆動軸11には電磁クラッチ70を介
して原動輪たるプーリ73を設け、該プーリ73をVベルト
74で図示せざるモータに連結する。又、前記駆動軸11上
の原動輪たるプーリ73側に歯車75を設け、この歯車75と
逆転駆動ローラ20の駆動軸22に設けた歯車76を噛合せし
め両ローラが相互に反対方向へ回転するよう設けると共
に、逆転駆動ローラ20は、ワンウエイクラッチを介して
軸承され引締作用方向のみ回転自在に構成する。図示の
実施例において、逆転ローラの歯車76が大径であるの
は、引締時の低速高トルクを得ようとするものである。
第5図において電磁クラッチ70は正転ローラ10の駆動軸
11に該軸11の軸端に設けた止め環71により取り付けら
れ、止め環にはマグネット72を埋設する。37,77はそれ
ぞれ回転数検知手段で、前記マグネット72により軸11の
回転数を検出し、所定回転数を下回ると出力信号が得ら
れる回転検出回路に接続する。 回転数検知手段37では一次引締めのすなわち引き戻さ
れたバンドが被梱包物に巻回した時点での僅かな回転数
減少を検知するものであり、この回転数検知手段37での
回転数減少をタイマーT2時間内に検知した場合は通常の
二次引締め工程に移行し、タイマーT2時間内に検知しな
い場合は、電磁クラッチ70のコイルへの通電を遮断して
二次引締めを省略するように構成している。回転数検知
手段77では二次引締め、すなわち前記一次引締め後バン
ドをさらに強い引締め力で被梱包物を緊縛した時の回転
数減少を検知するものである。 従って、バンドが回転駆動する一対のローラ20,23に
よってバンドの引戻しが開始するとタイマーT2が作動
し、バンドがタイマーT2設定時間内で被梱包物に巻回す
ると、バンドに抵抗が加わるので電磁クラッチ70には駆
動軸11を介して負荷がかかり、僅かに止め環71の回転数
が減少する。この回転数減少を回転数検知手段37が検知
して信号を発し、通常の梱包工程に移行する。すなわ
ち、すぐに電磁クラッチ70の引締設定電圧による設定引
締トルクまで被梱包物に対してバンドが引き締められ
る。すると、逆転駆動ローラ20の歯車76と噛合する軸11
上の歯車75を介して電磁クラッチ70内の図示せざるアー
マチュアはロータに対してスリップする。すなわち、逆
転駆動ローラ20の回転数が減少しついには静止しようと
するため軸22、従って軸11も静止しようとするので、設
定電圧下で一定の磁力によりロータに吸着されていたア
ーマチュアが前記磁力に抗して滑り原動輪たるプーリ73
の回転を軸11に伝動しなくなる。 この時駆動軸11の軸端に設けた止め環71内のマグネッ
ト72の回転数も減少し、ついには停止するに至る。従っ
て前記マグネット72の回転軌跡の近傍に設けた回転数検
知手段77は、前記駆動軸11すなわち逆転駆動ローラ20の
回転数が減少したこと(停止を含む減少)を検知する検
知信号を発し、該信号で、電磁クラッチ70のコイルへの
通電が断たれ駆動軸11への動力伝達を停止する。この
時、既に引き締められたバンドにかかる張力により、バ
ンドに逆転駆動ローラ20側へ引き戻す力が働くが、逆転
駆動ローラ20の軸21は引き締め作用方向へのみ回転する
ようワンウエイクラッチを介して軸承されており、引き
締められたバンドは両ローラ23,20間に固定される。同
時に前記検知信号でカム軸4は回転し、第1実施例と同
様のバンド供給端の把持、切断、溶着工程が行われる。 空梱包の場合は、タイマーT2の設定時間内に回転数検
知手段37で回転数減少を検知しないにで、電磁クラッチ
70のコイルへの通電が遮断され、バンド引締工程はバン
ドがスライドテーブル16に弱い力で巻き付けられた状態
で終了し、以後は上記通常の梱包工程と同様である。さ
らにバンドのバンド溶着機構からの脱出は第1実施例と
同様に作用する。 次に第3実施例について前出第6図〜第8図および上
記第1実施例に示すものと同様の部分は省略して説明す
る。 この実施例はバンド引締め機構が前テンションアーム
方式であり、またスライドテーブル16に関わる機構は第
4図に示すものと同様であり、さらに以下に示す点を除
き他は前出第6〜第8図に示すものと同様の構成であ
る。 前記プレス部材を動作せしめるカム軸4に連結するカ
ム軸モータは正逆回転可能であり、例えば正逆回転自在
のブレーキ付きギヤードモータで構成され出力軸2はカ
ム軸4と一体又は直結されてもよい。そして、バンド引
戻し機構においてはフィードローラ43aの逆転タッチロ
ーラ43bに第1実施例と同様の回転盤29および回転数検
知手段37を設け、さらに第1実施例と同様にバンド引戻
しが開始される時点で作動するタイマーT2をリミットス
イッチL1に接続しておく。そしてタイマーT2の設定時間
満了後、フィードローラ43に連結したモータの逆転が停
止し、カム軸4が正転するように構成している。 さらに、出力軸2に延設したリミットカム軸40にリミ
ットカム41cを取付け、該リミットカム41cの凸部によっ
てロッドが押入される位置にリミットスイッチL4をブラ
ケット45を介して取付け、カム軸4が回転してプレス部
材6の中プレス63を上昇させてバンド供給端を切断後、
バンド重合部を圧着しない前に前記リミットカム41cの
凸部がリミットスイッチL4をONさせるように構成してい
る。 また、回転盤29の回転数が減少すると、回転数検知手
段37から発生する信号により、後述するリミットスイッ
チL4とカム軸4を回転駆動するためのカム軸モータを逆
転せしめる回路とを不導通にすると同時にカム軸4を正
転させるように構成している。そして前記タイマーT2設
定時間内に回転数検知手段37から回転数減少の検知信号
が発生しない場合は、リミットスイッチL4がONした時
に、前記カム軸4の逆転回路が電源に導通される予備状
態になる。すなわちタイマーT2設定時間経過後カム軸4
が正転してリミットスイッチL4がONになるとカム軸4の
正転回路は遮断され、カム軸4の逆転回路が導通される
ように構成している。 次に第3実施例の動作について第1実施例および前出
の従来技術での説明と同様の部分は省略して説明する。 バンドがアーチから引き戻され、被梱包物に巻回する
と、逆転タッチローラに取り付けた回転盤29の回転数が
減少するので回転数検知手段37から発生する検知信号に
よりフィードローラ43に連結したモータの逆転が停止
し、カム軸4は正転してテンションアーム44によるバン
ド引締めが行われ、次いで前出の従来技術と同様の梱包
工程が行われる。一方、空梱包を行ってしまった場合
は、第1実施例と同様にタイマーT2の設定時間満了まで
の間に回転数検知手段37から回転数減少の検知信号が発
生しないので、タイマーT2の設定時間満了でフィードロ
ーラ43a、bを回転駆動するモータの逆転が停止し、カ
ム軸4に連結するカム軸モータが正転する。カム軸モー
タの正転に伴ってテンションカム47よりテンションアー
ム44が擺動し、該テンションアー44の上部の把持機構に
よりバンドが引き締められスライドテーブル16を緊縛す
ることになる。そしてプレス部材6の右押え61が上昇し
てバンド供給端側を把持し、バンド重合部間にヒータが
挿入され、中プレス63が上昇して、右押え61のカッター
上刃と中押え63に設けたカッター下刃64でバンド供給端
側のバンドを切断した後、中プレス63は前記重合部間の
溶離されたバンドを圧着するためにさらに上昇しようと
するが、この圧着をする前にリミットカム41bの凸部が
リミットスイッチL4のロッドを押圧してONとなる。この
信号によりカム軸4の正転回路は遮断され、カム軸4の
逆転回路が導通されるために、カム軸4は停止して逆転
され原位置まで回転する。すると、スライドテーブル16
を緊縛している切断バンドは、右押え61、左押え62が下
方に下がりスライドテーブルの断面形状の緊縛状態が解
放されるので、平面状に戻ろうとするバンド自体の弾性
力により、スライドテーブル16の上方へ跳ね返りバンド
溶着機構外へ脱出する。
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。 前記逆転ローラにより引き戻されたバンドが前記スラ
イドテーブル先端に巻回し、該スライドテーブルを引き
締めない前までに前記タイマーの設定時間が満了するよ
うに設定し、このタイマー設定時間内に前記逆転ローラ
の回転数減少の検知信号を発生しないときに、前記バン
ド引締め機構のバンド引締めを省略せしめ、次いで前記
バンド切断および溶着機構により、バンド供給端を切
断、溶着してスライドテーブル先端に巻回したバンド輪
を形成し、該バンド輪はスライドテーブルの両側縁がガ
イドレールに摺接して後退することによりスライドテー
ブル先端から抜脱し、バンド自体の弾性力により、バン
ド溶着機構外へ脱出するので、通常梱包においてたとえ
誤って空梱包をしても、スライドテーブルに巻き付いた
バンドが溶着機構上に落下するなどして次工程の梱包作
業に対して支障をもたらす原因を除去することができ
た。 また、バンド引締め機構がテンションアーム方式であ
る梱包機においては、前記逆転ローラにより引き戻され
たバンドが前記スライドテーブル先端に巻回し、該スラ
イドテーブルを引き締めない前までに前記タイマーの設
定時間が満了するように設定し、このタイマー設定時間
内に前記逆転ローラの回転数減少の検知信号を発生しな
いときに、前記カム軸を正転せしめて前記テンションア
ームを擺動させ、バンド切断機構によりバンド供給端の
切断後、バンド溶着機構によりバンド溶着しない前に前
記カム軸の正転を停止せしめ、次いで該カム軸を原位置
まで逆転させて、スライドテーブル先端に巻回されバン
ド把持機構により把持されている前記切断バンドが解放
されるときに生じるバンド自体の弾性力により、前記切
断バンドが上方へ跳ね返りバンド溶着機構外へ脱出する
ので、上述の効果と同様たとえ空梱包をしても、スライ
ドテーブルにバンド輪が形成されることなく除去される
ため、次工程の梱包作業に対して悪影響を及ぼす原因を
なくすことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明の実施例を示すもので、第1図
は要部正面図、第2図は第1図のA−A線矢視の概略
図、第3図は部分断面図、第4図はスライドテーブルに
関連する斜視図、第5図は第2実施例の平面図、第6図
は各部材の原位置を示す斜視図、第7図(A)は分解斜
視図、同図(B)は斜視図、第8図は制御装置の要部斜
視図である。 1……バンドシュータ、4……カム軸 10……正転駆動ローラ、13……正転タッチローラ、 15……モータ、20……逆転駆動ローラ、 23……逆転タッチローラ、 24a,24b……ガイドレール、 28,29……回転盤、32,33……切欠部、 36,37……回転数検知手段、 44……テンションアーム、 51……テンションローラ、 52……引締モータ、54……タッチローラ、 55……ソレノイド、57……クランク、 58……偏心軸、59……ガイドシュータ、 85,86……偏心軸、

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する梱包用のバンド供給、引戻
    し、引締め機構を有し、前記バンド供給機構により送給
    され本体上に周回したバンドの先端を両側縁がガイドレ
    ールに摺接して出没自在なスライドテーブルの先端とプ
    レス部材間に挿入し、バンド先端把持機構によりバンド
    先端を把持した後、バンド供給端側から前記バンドを引
    戻し、引締めて被梱包物に巻回して引締め、バンド供給
    端側を把持した後バンド供給端を切断し、バンド重合部
    を溶着する工程から成る梱包機において、 前記バンド引戻し工程は、逆転ローラが回転駆動手段に
    より逆転される逆転駆動ローラと、この逆転駆動ローラ
    にバンドを介して摺接し従動回転する逆転タッチローラ
    により行われ、前記逆転ローラがバンドの引戻しのため
    の逆転を開始した時点で作動するタイマーを設け、かつ
    前記逆転ローラの回転数減少を検知する回転数検知手段
    を設けると共に、前記タイマーの設定時間を空梱包の際
    前記逆転ローラにより引き戻されたバンドが前記スライ
    ドテーブル先端に巻回した後、該スライドテーブルを引
    き締める前までの時間に設定し、このタイマー設定時間
    内に前記逆転ローラの回転数減少の検知信号が発生しな
    いときに、前記バンド引締め機構のバンド引締め工程を
    省略、バンド供給端の切断、及びバンド重合部溶着工程
    を行いスライドテーブル先端に巻回したバンド輪を形成
    し、ついでスライドテーブルの両側縁をガイドレールに
    摺接して後退することにより前記バンド輪をスライドテ
    ーブル先端から抜脱し、バンド自体の弾性力により、ス
    ライドテーブル外方へ脱出させることを特徴とする梱包
    機における空梱包バンドの除去方法。
  2. 【請求項2】弾性を有する梱包用のバンド供給、引戻
    し、引締め機構を有し、前記バンド供給機構により送給
    され本体上に周回したバンドの先端をスライドテーブル
    とプレス部材間に挿入し、バンド先端把持機構によりバ
    ンド先端を把持した後、バンド供給端側からバンドを前
    記バンド引戻し、引締め機構により引き戻して被梱包物
    に巻回し、引締め、バンド供給端側を把持した後、バン
    ド供給端を切断し、バンド重合部を溶着する工程から成
    る梱包機において、 前記バンド引戻し工程は、逆転ローラが回転駆動手段に
    より逆転される逆転駆動ローラと、この逆転駆動ローラ
    にバンドを介して摺接し従動回転する逆転タッチローラ
    により行われ、前記バンド引締め工程は、正逆回転駆動
    手段を連結した前記プレス部材を作動せしめるカム軸に
    テンションカムを連結し、該テンションカムによって一
    定ストローク擺動し且つ発条により自動復帰するテンシ
    ョンアームにより行うと共に、前記逆転ローラがバンド
    の引戻しのための逆転を開始した時点で作動するタイマ
    ーを設け、かつ前記逆転ローラの回転数減少を検知する
    回転数検知手段を設け、前記タイマーの設定時間を空梱
    包の際前記逆転ローラにより引き戻されたバンドが前記
    スライドテーブル先端に巻回した後、スライドテーブル
    を引き締める前までに設定し、このタイマー設定時間内
    に前記逆転ローラの回転数減少の検知信号が発生しない
    ときに、前記カム軸を正転せしめて前記テンションアー
    ムの擺動による引締工程後バンド供給端側の把持及びバ
    ンド供給端の切断工程を行い次いで、バンド溶着機構に
    よりバンドを溶着する前に前記カム軸の正転を停止せし
    め、次いで該カム軸を原位置に逆転させて、スライドテ
    ーブル先端に巻回されバンド把持機構により把持されて
    いる前記バンドをバンド自体の弾性力により、スライド
    テーブル外方へ脱出させることを特徴とする梱包機にお
    ける空梱包バンドの除去方法。
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