JPH0554209U - 梱包機におけるバンド引締装置 - Google Patents

梱包機におけるバンド引締装置

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JPH0554209U
JPH0554209U JP10785991U JP10785991U JPH0554209U JP H0554209 U JPH0554209 U JP H0554209U JP 10785991 U JP10785991 U JP 10785991U JP 10785991 U JP10785991 U JP 10785991U JP H0554209 U JPH0554209 U JP H0554209U
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JP
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roller
band
upper roller
tension roller
solenoid
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JP10785991U
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康 則 榊
籠 勉 田
Original Assignee
ストラパック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 テンションローラに圧接離自在に配設される
アッパーローラ54を偏心軸承し、該偏心軸58に連動
杵の一端を連結すると共に、該連動杵の他端をソレノイ
ドに連結し、ソレノイドの動作により、アッパローラ5
4をテンションローラに圧接させて、バンドの引き戻し
を行なうようにした梱包機におけるバンド引締装置にお
いて、偏心軸58の両端を固定部分に支持させる。 【効果】 テンションローラをアッパーローラに強く圧
接した場合でも、その力は常に両側に分散されて固定部
に伝達される。よって、変形が生じず、ここを通過する
バンドを常に平行に走行させられる。また、摩擦により
テンションローラの外径が小さくなっても、アッパーロ
ーラにはソレノイドの最後の引込み時に大きな吸引力が
加わるので、その大きな力でアッパーローラをテンショ
ンローラに更に圧接させられる。摩耗が生じていても常
に大きな圧接力が確保できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の技術分野】
本考案は梱包機におけるバンド引締装置に関し、特にテンションローラにより バンドの引締めを行なう梱包機におけるバンド引締装置に関する。
【0002】
【考案の技術的背景】
従来、手作業で行なっていた品物への梱包作業は近年自動化が促進され、例え ば、バンド掛けから引締めまで全て自動で行なうタイプのものや、また初期のバ ンドの荷掛けを手作業で行ないその後の締め付けのみを自動で行なう半自動タイ プのものなど、多種多様のものが提供されている。
【0003】 ところで、このような自動梱包機では、被梱包物にバンドを巻き付けた後、再 度の引締めを行なって、梱包物にバンドを充分に締め付けるようにしている。最 近では、充分な力をもってこの引締めを行なうことができるように、従来から一 般的であったテンションアームに代えて図6に示すようにモータ48により駆動 されるテンションローラ49が採用されるようになっている。
【0004】 このようなテンションローラ49を備えた梱包機では、その周面近傍にアッパ ーローラ41を偏心して形成されたアッパーローラシャフト42で偏心軸承する と共に、ソレノイド4の動作でアッパーローラ41をテンションローラ49に圧 接離自在とし、バンドの引き戻しにはアッパーローラ41をテンションローラ4 9に圧接させ、これにより、テンションローラ49の周面に選択的に大きな圧接 力を生じさせるようにしている。
【0005】 図7はこのような従来のアッパーローラ41の支持構造を示すものである。 アッパーローラ41を軸承するアッパーローラシャフト42は、大径部分42 aと、小径部分42bとからなり、これらは互いに偏心して形成されている。ア ッパーローラ41は2つのベアリング43、43を介してアッパーローラシャフ ト42の大径部分42aに回動自在に支持されている。アッパーローラシャフト 42の小径部分42bには、2つのベアリング44、44が回動自在に嵌合され ている。
【0006】 このようにしてアッパーローラ41を支持したアッパーローラシャフト42は 、片側に二重に配設されたベアリング44、44を図示しない装置フレーム等の 固定部に回動自在に支持させて取り付けられる。なお、アッパーローラ41は、 図6に示したソレノイド4を励磁した時にのみ連動杵46を介してテンションロ ーラ49に圧接される。
【0007】 上述したように、従来のアッパーローラ41の支持構造では、偏心したアッパ ーローラシャフト42が片側のみで固定部に支持されているため、以下のような 不具合が生じていた。
【0008】 すなわち、アッパーローラ41をテンションローラ49に強く圧接した場合に は、その力がアッパーローラシャフト42から該アッパーローラシャフト42の 小径部分42bを支持している装置フレーム等の固定部に伝達され、この固定部 が歪む虞がある。
【0009】 すると、固定部の軸受収容部に隙間が生じ、その結果、テンションローラ49 とアッパーローラ41との平行度が不均衡となり、ローラ49、41の接触面が 片当りとなる。このように接触面が片当りとなると、ローラ49、41間の締付 力が低下する問題があった。
【0010】 また、この傾向は、テンションローラ周面の消耗が進むに伴って著しい。
【0011】
【考案の目的】
本考案はこのような実情に鑑み、テンションローラにより再度の引締めを行な う梱包機であっても、テンションローラをアッパーローラに強く圧接した場合で もアッパーローラを常に平行にテンションローラに圧接させることができ、また テンションローラの周面の消耗が進んでも、両ローラ間の確実な締付力を長期に わたり保証することのできる梱包機におけるバンド引締装置を提供することを目 的としている。
【0012】
【考案の概要】
上記目的を達成するための本考案は、 テンションローラに圧接離自在に配設されるアッパーローラを偏心軸で偏心軸 承し、該偏心軸に連動杵の一端を連結すると共に、該連動杵の他端をソレノイド に連結し、該ソレノイドの動作により、前記アッパローラを前記テンションロー ラに圧接させて、バンドの引き戻しを行なうようにした梱包機におけるバンド引 締装置において、前記偏心軸の両端を固定部分に支持させるようにしたことを特 徴としている。
【0013】 本考案によれば、偏心したアッパーローラシャフトの両端が固定部分に支持さ れているので、アッパーローラが2つの固定部間に挟まれる態様となる。したが って、アッパーローラをテンションローラに強く圧接した場合でも、その力は常 に両側に分散されて固定部に伝達される。よって、変形を生じさせる力が一方側 に偏って作用することはなく、両側に均等に作用する。したがって、変形が生じ ず、ここを通過するバンドを常に平行に走行させることができる。また、摩擦に よりテンションローラの外径が小さくなっても、アッパーローラにはソレノイド の最終的なストロークの引込み時に大きな吸引力が加わるので、その大きな力で アッパーローラをテンションローラに更に圧接させることができる。したがって 、摩耗が生じていても常に大きな圧接力を確保することができる。
【0014】 また、全自動の梱包機に適用した場合には、使用開始時のバンド通しの際にも このアッパーローラとテンションローラとでバンド先端に均等な力を作用させて 所定場所まで給送することができる。
【0015】
【考案の具体的説明】
以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るバンド引締装置を備えた梱包機の一部を概略的に示す斜視 図で、梱包機の上面カバーを外した状態で示している。図2は本考案の一実施例 に係る梱包機におけるバンド引締装置の要部正面図である。
【0016】 梱包機70の本体61には略コ字状の案内アーチ73が取り付けられており、 この案内アーチ73に、図示しないリールユニットに多量に巻回されたバンドが 供給される。1は本体内に収容されたバンドシュータで、このバンドシュータ1 は、バンドの供給側に向かって上方に傾斜して配置されている。
【0017】 このバンドシュータ1には、リールユニットから図示しないプールボックス内 に収容された所定量のバンドが配送され、このバンドシュータ1を介して上方の バンド案内アーチ73に供給される。このバンドシュータ1に臨む位置には、所 定間隔をおいて、バンド先端を案内アーチ73を通して上押さえ板8の所定位置 へ供給する一対の正転ローラ40、バンド引戻時に第1の引締めを行なう一対の 逆転ローラ80、及び第1の引締め終了後、第2の引締めを行なうテンションロ ーラ51、このテンションローラ51に圧接離自在なアッパーローラ54が、そ れぞれ配置されている。
【0018】 一対の正転ローラ40は、駆動側のフォアードローラ10と、バンドが送られ てきた時にこのフォアードローラ10に圧接される従動側の正転タッチローラ1 3とからなる。また、逆転ローラ80は、駆動側のリバースローラ20と、バン ドが送られてきた時にこのリバースローラ20に圧接される従動側の逆転タッチ ローラ23とからなっている。
【0019】 フォアードローラ10の駆動軸11には減速機付モータ15が直結され、また この駆動軸11に設けられた歯車19は、リバースローラ20の軸21に設けら れた前記歯車19より大径の歯車26に歯合されている。従って、駆動側のフォ アードローラ10及びリバースローラ20は常時、相対的に高速低トルク、低速 高トルクで反対方向へ正・逆回転駆動されている。これら一対の正転ローラ40 及び一対の逆転ローラ80は、公知のカム機構2の駆動により一方のみが選択的 にバンドシュータ1に近接される。
【0020】 正転側のタッチローラ13及び逆転側のタッチローラ23には、これと一体に 切欠円弧状のパルス発生板たる回転盤30、31が配設され、この回転盤30、 31の切欠部32、33の回転軌跡に臨みパルス発生器たる回転数検知手段34 、35が取り付けられている。この回転数検知手段34の信号により、後述する バンドの第2の引締めを行なうテンションローラ51を接離させるソレノイド5 5がONとなる。
【0021】 第2の引締めを行なうテンションローラ51は正逆回転可能に構成されており 、引締め時には逆転駆動され、また、バンドの使用開始時におけるセット時には 正転駆動する。このテンションローラ51はバンドシュータ1の後端部に円周の 一部を臨まされ、前記フォアードローラ10及びこのフォアードローラ10より も低速高トルクで回転するリバースローラ20よりもさらに低速高トルクで回転 するよう構成されている。このテンションローラ51の駆動軸22は基板5の裏 面に取り付けたブレーキ付ギヤードモータから成る引締めモータ52に直結され ている。このテンションローラ51は金属製ローラの外周にウレタン等の摩擦抵 抗の大きい弾性体53を貼着した大径のローラで、この弾性体53から成る外周 面の幅方向中央に、切込みを入れ、ここに前記弾性体よりも摩擦抵抗が少なく、 且つ硬度の高い材料、例えばテフロン(コーティング)系のスラストワッシャを 流用して成る環状部材60を埋設し、この環状部材60を前記弾性体53の外周 から微かに例えば0.2〜0.3mm突出させる。
【0022】 一方、本考案の要部であり、上記テンションローラ51に圧接離可能なアッパ ーローラ54は、図3及び図4に明示したように、アッパーローラシャフト58 に軸承されている。
【0023】 すなわち、アッパーローラシャフト58は、両側に突出した小径部分58a及 び小径部分58bと、中央の大径部分58cとが偏心して形成されている。上記 アッパーローラ54は2つのベアリング75、75を介して大径部分58cに嵌 合されている。また、小径部分58bには、鍔付きのベアリング77が嵌合され ている。更に、他方の小径部分58aには、アッパーローラデイ スタンスピース 74を介してシャフトアーム81が嵌合され、シャフトアーム81の側方にはア ッパーローラシャフトカラー72および鍔付きのベアリング79が各々配設され ている。
【0024】 シャフトアーム81の一端にはソレノイドリンク57がスプリングピン71に より回動自在に連結されている。またソレノイドリンク57の他端には、スプリ ングピン90によりプランジャ56の一端が連結されている。
【0025】 プランジャ56の他端はソレノイド76を介装してケーシング3内に出没自在 に収納されている。また、このケーシング3は、ボルトにより基板5に取り付け られている。
【0026】 以下、このような構成要素から組立られたアッパーローラ組立体100の固定 部への取付について、特に図5を参照して説明する。 まず、固定部としての基板5の所定位置には、ボス97、98が対峙して突設 されている。偏心して形成されたアッパーローラシャフト58の小径部分58a に支持されたベアリング79は、ボス97、98間に形成された軸受孔94内に 回動自在に支持させる。また、アッパーローラ54を支持した大径部分58cは 、ボス97、98間に画成される間隙部に収納される。こうして、ボス97、9 8間にアッパーローラ組立体100が収納される。更に、ボス97、98間に載 置されるプレート101が用意され、該プレート101がボス97、98に当接 される。プレート101を当てがうことにより、アッパーローラシャフト58の 他方の小径部分58bに支持されたベアリング77がプレート101の孔101 a内に回動自在に支持させる。
【0027】 このようにして、アッパーローラ組立体100が固定部に支持される。また、 このアッパーローラ54は、ソレノイド55の作動により、テンションローラ5 1に圧接または離反する。
【0028】 このようにして支持されたアッパローラ54は、図2に示したようにプランジ ャ56が励磁されていない時には、その周面がテンションローラ51から離反し ている。また、プランジャ56が励磁されてこのプランジャ56が矢印A方向に 引き込まれると、アッパローラ54は矢印B方向に回動し、偏心したシャフト5 8の作用によりテンションローラ51に速やかに圧接される。この時のテンショ ンローラ51とアッパローラ54との間の圧接力は、極めて大きい。
【0029】 尚、図1、図2において、符号59はテンションローラ51の周囲に配置され たガイドシュータで、一端をバンドシュータ1の後端部に他端を前記アッパロー ラ54の外周に臨ませて取り付けられている。
【0030】 次に上記実施例の作用について説明する。 先ず、梱包機70の使用開始時におけるバンド通しについて説明する。操作者 は、バンドを巻装した図示しないバンドリールを回転させて任意量のバンドを引 出し、バンドの先端を本体61の側面に形成された図示しないプールボックス入 口に差し込む。次にバンド先端を持ち、操作パネル上の電源表示ランプが点灯し ていることを確認し、バンド送りスイッチを押す。このスイッチが投入されると 同時に正転ローラ40のフォアードローラ10が正転駆動を開始する。更に、テ ンションローラ51も正転ローラ40と同方向に駆動を開始する。更にこの時、 プランジャ56は図2において矢印A方向に吸引され、これによりアッパローラ 54の偏心による膨出部分が上述したように矢印B方向に回動する。アッパーロ ーラ54が矢印B方向に回動すると、アッパーローラ54の周面がテンションロ ーラ51の周面に圧接される。その際、このテンションローラ51の外周面には 上述したように硬度の高いスラストワッシャからなる環状部材60が突出してい るので、アッパーローラ54が圧接されると、ここに強い圧接力が生じることに なる。
【0031】 ついで、操作者はこのようにテンションローラ51が正転駆動していることを 確認しながらバンド先端をこれらローラ51、54間に差し込めば、バンドはテ ンションローラ51とアッパーローラ54とに狭持される。これにより、バンド は、低速高トルクの搬送力を受けて、バンドシュータ1に沿ってゆっくりと上方 に案内される。
【0032】 なお、このように、バンドは低速高トルクでゆっくりと送られるので、例えば バンド先端に巻き癖が残っていて、このためバンド先端がどこかに引っ掛かろう としたり脱線しそうになったとしても、バンドはその姿勢を建て直しながら、確 実にバンドシュータ1の所定の走路を走行する。
【0033】 バンド先端がバンドシュータ1上の所定位置を通過したことが図示しない検出 手段で検出されると、その信号によりソレノイド55の励磁が解除され、これに より、アッパーローラ54はタッチローラ51から離反する。また、テンション ローラ51の正転駆動が停止する。この状態からバンド先端の走行が進み、一対 の正転ローラ10、13間に挟まれる位置に到達すると、正転タッチローラ13 も回動される。この正転タッチローラ13が回動すると、回転数検知手段34が 回動を検知したことを制御器に信号を発し、これによりソレノイド55の励磁が 解消される。すると、アッパーローラ54のテンションローラ51との当接が解 除され、同時にテンションローラ51の正転駆動が停止する。よって、以後、バ ンドは、この一対の正転ローラ40の高速低トルクの搬送力を受けて案内アーチ 73内に給送される。
【0034】 このようにしてテンションローラ51から一対の正転ローラ40の駆動に受け 継がれて案内アーチ73内に送られたバンドは、アーチを一周し先端が上押さえ 板8の図示しないバンド先端把持機構に到達する。こうしてバンド先端が上押さ え板8の把持機構に到達すると正転ローラ40の駆動が停止する。これにより、 バンド通しが終了する。
【0035】 尚、バンドリールを交換する場合にも、同様にしてバンドのリセットを行なう ことができる。 次に、このようなバンド引締装置を備えた梱包機70の梱包時における作用に ついて説明する。
【0036】 今、バンド先端が上述のようにして押さえ板8の所定位置に到達している。こ こで操作パネルの起動スイッチを操作すると、カム機構2により逆転タッチロー ラ23が押し下げられリバースローラ20に圧接される。従ってバンドシュータ 1内のバンド供給端側は回転駆動する一対の逆転ローラ80によって高速で引戻 される(一次引締め)。
【0037】 リバースローラ20、逆転タッチローラ23によるバンド引き戻しと同時に引 締めモータ52によってテンションローラ51がすでに上記のバンド通し時と逆 方向の回転を始めており、引き戻されるバンドはガイドシュータ59内でテンシ ョンローラ51の弾性体53外周に突出した摩擦係数の低い環状部材60上を円 滑に摺りながら走行する。
【0038】 バンドが案内アーチ73から脱出し、被梱包物へ巻回されると、逆転タッチロ ーラ23は、この逆転運動に対してバンドの抵抗が加わるため、急に回転速度が 遅くなり、回転盤31の回転速度も減少し、回転数検知手段35によるパルス発 生間隔が長くなりコンデンサへの容量を超過すると、信号を発し、この信号で設 定時間内バンドが引き締められる。
【0039】 その後、バンド溶着機構によるバンド重合部の切断が行なわれる。さらに公知 のバンド切断溶着の各工程が終了する。 以下に、本考案に係る偏心したアッパーローラシャフト58の支持構造におけ る作用について説明する。
【0040】 本考案よるバンド引締装置では、アッパーローラシャフト58が両側で基板5 及びプレート101の固定部に支持されているので、バンド通しを行なう場合、 あるいは引き締めを行なう場合であっても、アッパーローラ54はテンションロ ーラ51に接触面を平行面として圧接させることができる。したがって、全面接 触となる。また、接触面を平行面として接触させることができるので、強い圧接 力が得られ、引締力を強くできる。また、テンションローラ51の弾性体53等 が摩耗劣化した場合にも、アッパーローラ54を圧接するソレノイド55のスト ロークの余裕を残しておくことにより、アッパーローラ54の膨出部分を上述し たように矢印B方向により回動させることができる。したがって、テンションロ ーラ周面の摩耗が生じても、アッパーローラ54を常にテンションローラ51に 追従させることができる。
【0041】 以上、本考案に係る梱包機におけるバンド引締装置について説明したが、本考 案は上記実施例に限定されず、種々の改変が可能である。 例えば、以上の実施例では、バンドを被梱包物側に供給する手段と、バンドを 引き戻す手段とを、一対の正転ローラ40と、一対の逆転ローラ80とで別々に 構成しているが、これに代え、正逆回転可能な一対のローラでこれらを兼用させ ても良い。
【0042】 また、以上の実施例では、全自動タイプの梱包機に本考案を適用して説明した が、本考案は、案内アーチのない半自動タイプの梱包機にも適用することができ るのは勿論である。
【0043】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ソレノイドを励磁してアッパーローラ をテンションローラに圧接させると、テンションローラは平行にアッパーローラ の周面に圧接される。これにより、テンションローラをアッパーローラに強く圧 接した場合でも、その力は常に両側に分散されて固定部に伝達される。よって、 変形を生じさせる力が一方側に偏って作用することはなく、両側に均等に作用す る。したがって、変形が生じず、ここを通過するバンドを常に平行に走行させる ことができる。また、摩擦によりテンションローラの外径が小さくなっても、ア ッパーローラにはソレノイドの最後の引込み時に大きな吸引力が加わるので、そ の大きな力でアッパーローラをテンションローラに更に圧接させることができる 。したがって、摩耗が生じていても常に大きな圧接力を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係るバンド引締装置
を備えた梱包機の斜視図である。
【図2】図2は一実施例に係るバンド引締装置の要部正
面図である。
【図3】図3は図2に示したアッパーローラの軸受構造
を示す断面図である。
【図4】図4は同軸受構造の分解斜視図である。
【図5】図5は図4に示したアッパーローラ組立体の支
持構造を示す組立斜視図である。
【図6】図6は従来の梱包機におけるバンド引締装置の
一部を示す側断面図である。
【図7】図7は従来のバンド引締装置におけるアッパー
ローラの軸受構造を示す断面図である。
【符号の説明】
51…テンションローラ 54…アッパーローラ 55…ソレノイド 56…プランジャ(連動杵) 58…アッパーローラシャフト(偏心軸) 61…本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テンションローラに圧接離自在に配設さ
    れるアッパーローラを偏心軸で偏心軸承し、該偏心軸に
    連動杵の一端を連結すると共に、該連動杵の他端をソレ
    ノイドに連結し、該ソレノイドの動作により、前記アッ
    パローラを前記テンションローラに圧接させて、バンド
    の引き戻しを行なうようにした梱包機におけるバンド引
    締装置において、 前記偏心軸の両端を固定部分に支持させるようにしたこ
    とを特徴とする梱包機におけるバンド引締装置。
JP10785991U 1991-12-27 1991-12-27 梱包機におけるバンド引締装置 Withdrawn JPH0554209U (ja)

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