JPH0811816A - 梱包機 - Google Patents

梱包機

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JPH0811816A
JPH0811816A JP15117994A JP15117994A JPH0811816A JP H0811816 A JPH0811816 A JP H0811816A JP 15117994 A JP15117994 A JP 15117994A JP 15117994 A JP15117994 A JP 15117994A JP H0811816 A JPH0811816 A JP H0811816A
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band
guide
band guide
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arch
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Kazunari Ooyuri
和成 大由里
Kinya Hakamazuka
勤也 袴塚
Yukio Uchida
幸雄 内田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一次引き締め時に、比較的小さな引き締め力
でもバンドガイドからバンドを確実にかつスムースに引
き出すことができるようになされ、しかも、全体を安価
かつシンプルに構成することができる梱包機を提供する
こと。 【構成】 作業テーブル4上に載置され、被梱包物Wの
外周に前記バンドBを巻回配置せしめるアーチ部5と、
該アーチ部5内に前記バンドBを挿脱可能に配置せしめ
られたバンドガイド70と、該バンドガイド70を前記
アーチ部5の一方の内部側壁面5c方向に常時付勢すべ
く弾性支持するバンドガイド支持機構と、を備えた梱包
機において、前記バンドガイド支持機構は、前記バンド
ガイド70をその幅方向に摺動可能に支持するセンター
支持手段71と、前記バンドガイド70の過度な移動を
阻止し、かつ、前記アーチ部5に揺動自在に懸架支持す
る側部支持手段95と、を備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被梱包物にポリプロピ
レン等の熱可塑性樹脂からなるテープ状のバンドを巻き
付けるとともにその重合部分を溶着して結束する作業を
行うようにされた梱包機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、バンドを作業テーブル上に置
かれた被梱包物の周りに引き回すべく、前記バンドを回
転駆動せしめられるフィードローラとこれに圧接せしめ
られるフィード用押さえローラとの間に挟んで送り出し
た後、前記バンドを前記被梱包物の外周面に巻き付ける
べくその送出余剰分をバックフィードローラとこれに圧
接せしめられる押さえローラとの間に挟んで高速低トル
クで引き戻す一次引き締めを行った後に低速高トルクで
強く引き締める二次引き締めを行い、その後、バンド端
処理ユニット(シールユニット)に備えられたヒーター
作動機構によりバンドの先端部と後端部との重合部分を
加熱し、その溶融部分をプレスにより圧着すると同時に
冷却して接合するとともに、前記バンドの後端を切断す
るようにされた梱包機はよく知られている。
【0003】そして、被梱包物が載置される作業台上に
全体として門型形状枠のバンドアーチが設けられ、バン
ドコイルが装填されたバンドリールから繰り出されたバ
ンドを被梱包物の周囲に自動的に配置するようにした梱
包機も既によく知られている(例えば、特開平2−21
9713号公報、特開昭62−146117号公報参
照)。このような従来の梱包機においては、前記バンド
アーチの内周面に沿って、バンドを案内及び保持するた
めの合成樹脂製のバンドガイドが設けられており、一次
引き締め時には、バンド引き戻し張力によりバンドガイ
ドからバンドを引き出すようにしたものが一般的であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の如き従来の梱包
機における樹脂製のバンドガイドは、バンドアーチ水平
部の中央部に幅方向に横架して固定された軸にコイルば
ね等を介してスライド自在に支持されるとともに、左右
両側部に設けられた垂直部に大きい弾性係数を有するコ
イルばね等により支持されている。
【0005】このように、バンドガイドが比較的強い弾
性支持力によってバンドアーチに支持されていたので、
一次引き締め開始時にバンドをバンドガイドから引き出
すためには、前記の如き強いばね力に対応した比較的高
トルクの引き締め力を必要としていた。そして、そのよ
うな比較的高トルクによる一次引き締めを行った場合、
バンドの捻れや位置ずれが生じ易く、スムースな一次引
き締め作業が妨げられて作業能率の低下を招くという問
題点があった。また、バンドガイドの支持機構が複雑な
構成となっており、部品点数及び製造コストが高価であ
るという問題点があった。
【0006】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、一次引き締め時に、比
較的小さな引き締め力でもバンドガイドからバンドを確
実にかつスムースに引き出すことができるようになさ
れ、しかも、全体を安価かつシンプルに構成することが
できる梱包機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る梱包機は、作業テーブル上に載置さ
れ、被梱包物の外周に前記バンドを巻回配置せしめるア
ーチ部と、該アーチ部内に前記バンドを挿脱可能に配置
せしめられたバンドガイドと、該バンドガイドを前記ア
ーチ部の一方の内部側壁面方向に常時付勢すべく弾性支
持するバンドガイド支持機構と、を備えた梱包機におい
て、前記バンドガイド支持機構は、前記バンドガイドを
その幅方向に摺動可能に支持するセンター支持手段と、
前記バンドガイドの過度な移動を阻止し、かつ、前記ア
ーチ部に揺動自在に懸架支持する側部支持手段と、を備
えたことを特徴としている。
【0008】そして、より具体的な例としては、前記セ
ンター支持手段が、前記アーチ部の他方の内部側壁面に
片持ち状に取着されたガイドロッドと、前記バンドガイ
ドに取着され前記ガイドロッドに沿ってスライド可能な
支持ガイドと、前記ガイドロッドに外嵌せしめられ前記
支持ガイドを前記一方の内部側壁面方向に常時付勢する
コイルスプリングとを備えたことを特徴とするものや、
前記側部支持手段が、前記バンドガイドの過度の水平移
動を規制するような適宜形状に形成されたガードと、前
記アーチ部に揺動自在に懸架支持された吊り上げロッド
及び一端が該吊り上げロッドの下端部に係止され、他端
が前記バンドガイドに係止された吊り上げ用スプリング
からなる吊り上げ手段とを備えたことを特徴とするもの
が挙げられる。
【0009】
【作 用】前述の如く構成された本発明に係わる梱包機
においては、バンドガイドは、常時、コイルスプリング
及び吊り上げ用スプリングの付勢力によりアーチ部の一
方の内部側壁面方向に付勢せしめられ、この一方の内部
側壁面とバンドガイドの間にバンドが案内・保持される
閉空間通路が形成される。そして、一次引き締め時に
は、バンドの引き締め張力により、バンドガイドはコイ
ルスプリング及び吊り上げ用スプリングの付勢力に抗し
て前記アーチ部の側壁面から離れる方向に水平移動せし
められ、バンドガイドと一方の内部側壁面との間に隙間
が生じてバンドは、バンドガイドから引き出される。こ
のとき、バンドガイドはガードに当接して必要以上の移
動を阻止せしめられる。
【0010】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る梱包機の一実施
例の主要部のレイアウトを示す概略構成平面図及び正面
図であり、図に示される梱包機1は、基本的には、従来
のものと同様に、被梱包物Wが載置される作業テーブル
4を有する箱型の本体ハウジング3上にバンド案内用の
門型のアーチ部5等からなるバンド案内機構が設けら
れ、前記本体ハウジング3内にバンドコイルが装填され
たリールユニット(図示省略)を収納するリール収納部
Rが設けられるとともに、該リール収納部Rと前記作業
テーブル4との間に前記リールユニットから繰り出され
たバンドBの送り出し、引き締め、溶着接合、切断等を
行うバンド処理機構が配されている。
【0011】まず、バンド案内機構、特に、センター支
持手段と側部支持手段からなるバンドガイド支持機構に
ついて説明する。図5は本発明の一実施例に係わる梱包
機のバンド案内機構の内部全体を示すために手前側のバ
ンド案内枠部材を切り欠いた正面概略図、図6は図5の
VI部の要部拡大図、図7は図6のVII-VII 矢視断面図で
ある。また、図8は図5のVIII部の要部拡大図、図9は
図8のIX-IX 矢視断面図である。
【0012】図示例の前記アーチ部5は、図5にも示す
ように、その門型の内側に対向して開口されたコ字状の
断面を有する左右の垂直部5a、5aと、該左右の垂直
部5a、5aの上端部を接続する水平部5bとからな
る。そして、このアーチ部5の内空部には、図9に示す
ように、前記バンドBを案内・保持せしめる開口中空の
ガイド溝部70aが形成されたコ字状断面の枠部材から
なり、適宜の弾性復元性を有する合成樹脂製のバンドガ
イド70が配設されている。
【0013】図8及び図9からもわかるように、該バン
ドガイド70は、前記水平部5bの中央部においてセン
ター支持手段71により、前記アーチ部5の一方の内部
側壁面5c方向に常時付勢されるとともに、前記水平部
5bの幅(前後)方向に水平移動可能に支持されてい
る。すなわち、前記センター支持手段71は、前記水平
部5bの他方の内部側壁面5dに溶接等により片持ち支
持固定されたガイドロッドとしての六角穴付ボルト72
と、該六角穴付ボルト72の上面をスライド可能に支持
された支持ガイド73と、前記六角穴付ボルト72に外
嵌せしめられ前記支持ガイド73を図9の右方向、すな
わち前記一方の内部側壁面5c方向に軽く付勢する比較
的弱いコイルスプリング76と、からなる。前記支持ガ
イド73は、押さえ板92を介して前記バンドガイド7
0にボルト69、69を挿通して緊締固定する水平部7
4と、前記六角穴付ボルト72が挿通せしめられる切り
欠き溝75aが中央部下端に形成された垂直部75と、
からなる側断面略L字状の板状部材からなる。
【0014】一方、前記垂直部5aにおいては、前記バ
ンドガイド70は、図6及び図7に示すように、上端部
にクランク状に折れ曲ったクランク部77aと下端部に
直角状に折曲がった折曲がり部77bとが形成された棒
状部材からなり、その上端部及び下端部が前記アーチ部
5に固定されたガード77と、前記アーチ部5のブラケ
ット96に揺動自在に懸架支持された吊り上げロッド7
8、及び該吊り上げロッド78の下端部にその一端79
aが係止され、他端79bが前記バンドガイド70に固
定されたブラケット97に係止された、前記バンドガイ
ド70を吊り上げるだけの、比較的弱い吊り上げ用スプ
リング79からなる吊り上げ手段89と、からなる側部
支持手段95により支持されている。なお、前記吊り上
げ用スプリング79の張力を調節するために、前記吊り
上げロッド78のブラケット96には、複数の係止孔9
6aを設けている。
【0015】次に、バンド処理機構について説明する。
前記バンド処理機構は、前記作業テーブル4と仕切り部
材9(図2)との間の右隅部に水平に配された高速フィ
ード用モータ10と、前記仕切り部材9の下側の左側部
に水平に配されたカム用モータ30と、前記作業テーブ
ル4の略中央部分の真下に配されたバンド端処理ユニッ
ト80を備えている。
【0016】前記高速フィード用モータ10の回転駆動
力は、その出力軸10aに固定されたプーリ11から無
端環状のVベルト12によりバックフィードプーリ21
及びフィードプーリ22に伝達され、その駆動力がさら
に前記バックフィードプーリ21から摩擦クラッチ25
を介してバックフィード用回転シャフト16及びその一
端部に固定されたバックフィードローラ51に伝達され
るとともに、前記フィードプーリ22が固定されたフィ
ード用回転シャフト17及びその一端部に固定されたフ
ィードローラ52にも伝達されるようになっている。
【0017】より詳細には、図3及び図4を参照すれば
よくわかるように、前記バックフィード用回転シャフト
16及び前記フィード用回転シャフト17は、前記高速
フィード用モータ10とバンド端処理ユニット80との
間に配された枠状のローラ支持ハウジング15の上下に
回転自在にかつ前記モータ10の出力軸10aと平行に
横架されていて、それらのうちの前記バックフィード用
回転シャフト16の一端側(入力部)に前記バックフィ
ードプーリ21がベアリング24を介して回転自在に外
挿されるとともに、このバックフィードプーリ25の外
側面側の前記回転シャフト16上に摩擦クラッチ25の
摩擦要素27を一定の付勢力で前記プーリ25に押し付
ける押圧プレート26がキー等により一体的に外嵌固定
されている。
【0018】前記バックフィード用回転シャフト16の
前記摩擦クラッチ25よりさらに外方側には後述するカ
ム用モータ30からの回転駆動力が伝達されるワンウェ
イクラッチ45が接続されている。このワンウェイクラ
ッチ45は、それ自体はよく知られているタイプのもの
で、内輪と外輪との間に特殊な形状のカム(スプラッ
グ)を備えていて、そのくさび作用で一方向にのみ回転
を伝えるようにされている。
【0019】また、前記ローラ支持ハウジング15に
は、バックフィード用押さえローラ53及びフィード用
押さえローラ54がそれぞれ後述するバックフィード用
ローラ圧接機構61及びフィード用ローラ圧接機構62
により前記バックフィードローラ51及びフィードロー
ラ52に対して選択的に圧接及び離間せしめられるよう
にされて配されている(後に詳述)。
【0020】一方、前記カム用モータ30の回転駆動力
は、その出力軸30a(図2)に固定された小径プーリ
31と大径プーリ32とによって二系統に分けられて伝
達される。すなわち、第1の系統は、前記小径プーリ3
1に上向きに掛け回された無端環状のVベルト33によ
り前記バックフィード用回転シャフト16、前記フィー
ド用回転シャフト17等と平行に配された中継用回転シ
ャフト35の一端部に固定された第1の中継プーリ36
に伝達され、そこから前記中継用回転シャフト35の他
端部に固定された第2の中継プーリ38を経て後述する
減速機40の入力側に配された入力プーリ41へVベル
ト39により伝達される。そして、前記入力プーリ41
からトルクキーパーとして働くようにされた摩擦クラッ
チ42を介して前記減速機40の出力側に固定された出
力プーリ43に伝達され、そこからタイミングベルト4
4を介して前記したワンウェイクラッチ45の入力側
(外輪側)に伝達される。
【0021】また、前記カム用モータ30の回転駆動力
を伝達する第2の系統は、前記大径プーリ32に斜め上
向きに掛け回された無端環状のVベルト34により前記
したバンド端処理ユニット80の近傍に配された電磁ク
ラッチ47の入力側に設けられたプーリ46に伝達さ
れ、そこから前記電磁クラッチ47及び電磁ブレーキ4
8を介して前記バンド端処理ユニット80のカムシャフ
ト90(図2)に伝達され、それによって、前記ユニッ
ト80に備えられた前グリップ81、後グリップ82、
プレス84、スライドテーブル85、スライドガイド8
6の他、ヒーター等の、この種の梱包機においてはよく
知られている可動部材が所定のタイミングをもって作動
せしめられるようにされている。なお、上記電磁クラッ
チ47と電磁ブレーキ48は択一的に駆動され、電磁ク
ラッチ47がONで電磁ブレーキ48がOFFのときに
は前記バンド端処理ユニット80が所定の動作を行い、
電磁クラッチ47がOFFで電磁ブレーキ48がONの
ときには前記動作が停止位置で保持せしめられるように
なっている。
【0022】以上の如くの全体構成に加えて、本実施例
においては、前記したローラ支持ハウジング15に付設
されたバックフィード用ローラ圧接機構61及びフィー
ド用ローラ圧接機構62により、前記バックフィード用
押さえローラ53及びフィード用押さえローラ54がそ
れぞれ前記バックフィードローラ51及びフィードロー
ラ52の斜め下部に対して選択的に圧接及び離間せしめ
られるようにされている。
【0023】すなわち、前記バックフィード用押さえロ
ーラ53及びフィード用押さえローラ54は、図3及び
図4に示される如くに、それぞれ個別の支持部材55
A、56Aに固着された支持シャフト55、56に回転
自在に支持され、前記両支持部材55A、56Aは、前
記押さえローラ53、54に対して偏心した位置、詳し
く言えば前記両押さえローラ53、54の回転軸線P、
Qに対して偏心した位置に回転軸線X、Yを持つ、前記
ローラ支持ハウジング15に両端を回転自在に支持され
たエキセントリックシャフト57、58の一端部にそれ
ぞれ固定されている。そして、これ等のエキセントリッ
クシャフト57、58に揺動アーム67、68の基端部
が固定されるとともに、該揺動アーム67、68の揺動
端部に形成された長穴67a、68aにソレノイド式ア
クチュエーター63、64の作動ロッド63a、64a
に挿通せしめられたピン65、66が遊挿されていて、
前記作動ロッド63a、64aの上下方向の直線運動が
前記揺動アーム67、68を介して前記エキセントリッ
クシャフト57、58の回転運動に変換され、それによ
って前記バックフィード用押さえローラ54及びフィー
ド用押さえローラ55がそれぞれ前記バックフィードロ
ーラ51及びフィードローラ52に対して選択的に圧接
及び離間せしめられるようにされている。
【0024】これをさらに詳しく述べれば、前記ソレノ
イド式アクチュエータ63、64は、それらの内蔵ソレ
ノイドが通電励磁されていないとき(OFF時)には、
それぞれに内蔵されたスプリングの付勢力によって前記
作動ロッド63a、64aを図4において一点鎖線で示
される如くに大きく突出させている。従って、このとき
には前記揺動アーム67、68も図4において一点鎖線
で示される如くの位置をとり、それに伴い、前記押さえ
ローラ53、54が図4において一点鎖線で示される如
くに前記バックフィードローラ51、前記フィードロー
ラ52から離間した位置をとる。
【0025】それに対し、前記内蔵ソレノイドが通電励
磁されたとき(ON時)には、図4において実線(又は
破線)で示される如くに、前記内蔵スプリングの付勢力
に抗して前記作動ロッド63a、64aを内方へ引き込
む。従って、このときには前記揺動アーム67、68が
図4において実線(又は破線)で示される如くの位置を
とり、それに伴い、前記エキセントリックシャフト5
7、58が前記OFF時の位置から所定角度だけ回転
し、前記支持部材55A、56Aが揺動して前記押さえ
ローラ53、54が図4において実線示される如くにバ
ックフィードローラ51、フィードローラ52に圧接せ
しめられる。
【0026】なお、前記バックフィードローラ51及び
フィードローラ52の外周面はバンドBの滑りが生じ難
いウレタンゴム製とされている。従って、前記バックフ
ィードローラ51とバックフィード用押さえローラ53
との間、及びフィードローラ52とフィード用押さえロ
ーラ54との間にそれぞれバンドBを挟んでおいて、前
記バックフィード用ローラ圧接機構61及びフィード用
ローラ圧接機構62を後述するように選択的に作動させ
ることにより、バンドBの送り及び引き戻しを任意のタ
イミングで滑りを生じさせることなく的確に行える。
【0027】上述の如くの構成とされた本実施例の梱包
機1においては、被梱包物WをバンドBにより梱包する
に際しては、図示しない制御装置の電源をONにしてオ
ートインサート(バンドBの先端部がフィードローラ5
2を通り過ぎる位置まで、リールユニットから自動的に
送り出される)が確認されると、高速フィード用モータ
10が起動されてその出力回転軸10aが正方向に回転
せしめられるとともに、前記フィード用ローラ圧接機構
62のソレノイド式アクチュエータ64が作動(ON)
せしめられる。
【0028】それにより、前記高速フィード用モータ1
0の回転駆動力がVベルト12からプーリ21及び摩擦
クラッチ25を介してバックフィードローラ51に伝達
されるとともに、プーリ22を介してフィードローラ5
2に伝達され、該フィードローラ52が正方向(送り方
向)に回転する。なお、この時前記ソレノイド式アクチ
ュエータ64の作動ロッド64aが内方へ引き込まれて
揺動アーム68が図4において一点鎖線で示される位置
から破線で示される位置に揺動し、それに伴ってエキセ
ントリックシャフト58及び支持部材56Aが所定の角
度だけ回転(図4において反時計回りの方向)し、前記
フィード用押さえローラ54が間にバンドBを挟んで前
記フィードローラ52に圧接せしめられる。なお、この
時前記バックフィードローラ用ローラ圧接機構61のソ
レノイド式アクチュエータ63はOFFで、バックフィ
ード用押さえローラ53は前記バックフィードローラ5
1から離間した状態にされている。
【0029】上記動作により、バンドBの先端(前回梱
包時の切断部)は、作業テーブル4の下面側を通った
後、門型のアーチ部5に案内されながら被梱包物Wを周
回するように引き回されてバンド端処理ユニット80の
前記スライドガイド86と前記スライドテーブル85と
の間に送られ、前記スライドガイド86の送り方向で見
て先端に配置されたフィード完了検知用の近接スイッチ
(図示省略)により検出される位置まで送られる。
【0030】その際、バンドBの後端側は、バックフィ
ードローラ51と非圧接状態にあるバックフィード用押
さえローラ53との間に形成されている隙間を通ってガ
イド部材59の案内面59a等に案内されながらバンド
端処理ユニット80のスライドガイド86とプレス84
及び後グリップ82との間を抜けるように送り出され
る。
【0031】そして、前記近接スイッチによりバンドB
の先端が検知されると、前記高速フィード用モータ10
が一旦停止せしめられるとともに、前記フィード用ロー
ラ圧接機構62のソレノイド式アクチュエータ64がO
FF状態にされる。それにより、バンド送りが停止せし
められるとともに、前記フィード用押さえローラ54が
元の位置(図4において一点鎖線で示される位置)に戻
される。そして、その後、所定のタイミングで前記カム
用モータ30が起動せしめられるとともに、前記電磁ク
ラッチ47がON状態及び前記電磁ブレーキ48がOF
F状態にされて、前記カム用モータ30の回転駆動力が
前記Vベルト34及び電磁クラッチ47を介してカムシ
ャフト90に伝達され、それによって、前記バンド端処
理ユニット80の前グリップ81が上昇せしめられて、
前記バンドBの先端部が拘持される。
【0032】このバンドBの先端部が拘持されたこと
が、例えば前記カムシャフト90に関連して設けられた
作業動作原点確認用のリミットスイッチ(図示省略)の
ON動作により検知されると、高速フィード用モータ1
0が再起動されてその出力回転軸10aが今度は前記バ
ンド送出時とは逆方向に回転せしめられるとともに、前
記バックフィード用ローラ圧接機構61のソレノイド式
アクチュエータ63が作動(ON)せしめられる。
【0033】それにより、前記と同様に、前記高速フィ
ード用モータ10の回転駆動力がVベルト12からプー
リ21及び摩擦クラッチ25を介してバックフィードロ
ーラ51に伝達されるとともに、プーリ22を介してフ
ィードローラ52に伝達され、それらローラ51、52
が逆方向(引き戻し方向)に回転し、さらに、前記ソレ
ノイド式アクチュエータ63の作動ロッド63aが内方
へ引き込まれて揺動アーム67が図4において一点鎖線
で示される位置から実線で示される位置に揺動し、それ
に伴ってエキセントリックシャフト57及び支持部材5
5Aが所定の角度だけ回転(図4において時計回りの方
向)し、前記バックフィード用押さえローラ53が間に
バンドBを挟んで前記バックフィードローラ51に圧接
せしめられる。
【0034】このときには、バックフィードローラ51
はワンウェイクラッチ45が噛み合い状態となる回転速
度より速く回転せしめられているので、該ワンウェイク
ラッチ45(の内外輪間)は滑り状態にあり、前記タイ
ミングベルト44を介しての前記カム用モータ30から
の回転駆動力は前記バックフィードローラ51の回転シ
ャフト16には伝達されない。
【0035】上記動作により、バンドBの送出余剰分が
バックフィードローラ51とこれに圧接せしめられてい
るバックフィード用押さえローラ53との間に挟まれた
状態で高速低トルクで引き戻され、一次引き締めが行わ
れる。ここで、前記バンドガイド70は、常時は、図7
及び図9における前記コイルスプリング76の右方向へ
の付勢力により前記アーチ部5の水平部5bの一方の内
部側壁面5cに当接せしめられ、該一方の内部側壁面5
cと前記ガイド溝部70aとの間に前記バンドBが案内
・保持される閉空間通路が形成される。そして、一次引
き締め時には前記バンドBが引き締められ、前記バンド
ガイド70は、適宜変形しつつ前記コイルスプリング7
6の付勢力に抗して図9の二点鎖線で示すように左方向
に水平移動せしめられ、前記ガイド溝部70aと前記側
壁部との間に隙間が生じて前記バンドBは前記バンドガ
イド70から引き出される。
【0036】一方、前記垂直部5aにおいては、前記バ
ンドガイド70は、前記したセンター支持手段71の場
合と同様に、常時は、前記吊り上げ用スプリング79の
付勢力により前記アーチ部5の垂直部5aの一方の内部
側壁面5cに当接せしめられ、該一方の内部側壁面5c
と前記ガイド溝部70aとの間に前記バンドBが案内・
保持される閉空間通路が形成される(図7参照)。そし
て、一次引き締め時には前記バンドBが引き締められ、
前記バンドガイド70は前記コイルスプリング76の付
勢力に抗して図7の左方向に水平移動せしめられ、前記
ガイド溝部70aと前記側壁部との間に隙間が生じて前
記バンドBは前記バンドガイド70から引き出され、こ
のとき、前記バンドガイド70は前記ガード77のクラ
ンク部77aの垂直部77a’に当接して、それ以上の
左方への移動を阻止せしめられる。このように、前記ク
ランク部77aは前記バンドガイド70の支持作用のみ
ならず、ストッパーとしての作用をも奏する。
【0037】このように、本発明によるバンドガイド支
持機構は、部品点数も少なく簡単な構成からなり、しか
も、比較的弱い弾性支持部材を介してバンドガイドを支
持しているので、全体を安価に構成することができると
ともに、小さい一次引き締め力であっても、バンドをス
ムースに引き出すことができる。そして、一次引き締め
によってバンドBが被梱包物Wの外周面に当接してその
送出余剰分が引き戻され、前記バンドBに作用する張力
が急激に大きくなると、高速フィード用モータ10に作
用する負荷が大きくなるとともに、前記バックフィード
ローラ51と前記バンドBとの間の摩擦力が急激に増大
し、それによって前記摩擦クラッチ25が滑り出して前
記高速フィード用モータ10により駆動されていた前記
バックフィードローラ51の回転シャフト16の回転速
度が急速に低下する。
【0038】そして、前記回転シャフト16の回転速度
が前記カム用モータ30により回転させられている前記
ワンウェイクラッチ45の外輪側の回転速度まで低下す
ると、前記ワンウェイクラッチ45のスプラッグが噛み
合って、今度は前記カム用モータ30から減速機40を
介して前記バックフィードローラ51の回転シャフト1
6に低速高トルクの回転駆動力が伝達され、それよっ
て、バンドBが前記バックフィードローラ51とバック
フィード用押さえローラ53との間に挟まれた状態で強
く引っ張られて二次引き締めが行われる。そして、バン
ドBがある程度強く引き締められると、今度は前記減速
機40の入力側に設けられた摩擦クラッチ42が滑り出
し、それによって、被梱包物WがバンドBで過剰に締め
付けられないようにされる。
【0039】このようにして、二次引き締めが行われた
後においては、前記バンド端処理ユニット80におい
て、後グリップ82によるバンドBの後端側の拘持、ヒ
ーターによるバンドBの先端部と後端部との重合部分の
加熱溶融、プレス84による前記溶融重合部分の圧着・
冷却及びバンドBの後端の切断等が公知の態様及び手順
で行われ、それによって、被梱包物WがバンドBにより
梱包される。
【0040】以上、本発明の一実施例を詳述したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の
設計変更を行うことができる。たとえば、前記センター
支持手段71は、一箇所に限らず複数箇所に設けてもよ
いことは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の梱包機は、一次引き締め時に、比較的小さな引き締
め力でもバンドガイドからバンドを確実にかつスムース
に引き出すことができるようになされ、しかも、全体を
安価かつシンプルに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梱包機の一実施例の主要部のレイ
アウトを示す概略平面図。
【図2】実施例の梱包機の主要部のレイアウトを示す概
略正面図。
【図3】実施例の梱包機のバックフィードローラ周辺を
示す拡大平面図。
【図4】実施例の梱包機のバックフィードローラ周辺を
示す拡大正面図。
【図5】実施例の梱包機のバンド案内機構の内部全体を
示すために手前側のバンド案内枠部材を切り欠いた正面
概略図。
【図6】図5のVI部の要部拡大図。
【図7】図6のVII-VII 矢視断面図。
【図8】図5のVIII部の要部拡大図。
【図9】図8のIX-IX 矢視断面図。
【符号の説明】
4…作業テーブル 5…アーチ部 5c…一方の内部側壁面 5d…他方の内部側壁面 70…バンドガイド 71…センター支持手段 72…ガイドロッド 73…支持ガイド 76…コイルスプリング 77…ガード 78…吊り上げロッド 79…吊り上げ用スプリング 89…吊り上げ手段 95…側部支持手段 B…バンド W…被梱包物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業テーブル4上に載置され、被梱包物
    Wの外周に前記バンドBを巻回配置せしめるアーチ部5
    と、該アーチ部5内に前記バンドBを挿脱可能に配置せ
    しめられたバンドガイド70と、該バンドガイド70を
    前記アーチ部5の一方の内部側壁面5c方向に常時付勢
    すべく弾性支持するバンドガイド支持機構と、を備えた
    梱包機において、 前記バンドガイド支持機構は、前記バンドガイド70を
    その幅方向に摺動可能に支持するセンター支持手段71
    と、前記バンドガイド70の過度な移動を阻止し、か
    つ、前記アーチ部5に揺動自在に懸架支持する側部支持
    手段95と、を備えたことを特徴とする梱包機。
  2. 【請求項2】 前記センター支持手段71は、前記アー
    チ部5の他方の内部側壁面5dに片持ち状に取着された
    ガイドロッド72と、前記バンドガイド70に取着され
    前記ガイドロッド72に沿ってスライド可能な支持ガイ
    ド73と、前記ガイドロッド72に外嵌せしめられ前記
    支持ガイド73を前記一方の内部側壁面5c方向に常時
    付勢するコイルスプリング76と、を備えたことを特徴
    とする請求項1記載の梱包機。
  3. 【請求項3】 前記側部支持手段95は、前記バンドガ
    イド70の過度の水平移動を規制するような適宜形状に
    形成されたガード77と、前記アーチ部5に揺動自在に
    懸架支持された吊り上げロッド78及び一端79aが該
    吊り上げロッド78の下端部に係止され、他端79bが
    前記バンドガイド70に係止された吊り上げ用スプリン
    グ79からなる吊り上げ手段89と、を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の梱包機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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