JP3658176B2 - 汎用結束機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、汎用結束機に係り、例えば、切り花やネギ、アスパラガス等の軟弱長物野菜その他の被結束物をゴム紐で結束するものである。
【0002】
【従来の技術】
前述の汎用結束機として、本件出願人は、実開平4−129735号公報、実開平4−129736号公報で開示し、実用に供して業界において注目されている。
これら技術は、切り花やネギ、アスパラガス等の軟弱長物野菜その他の軟らかい被結束物を、適度な緊張力で有効に自動結束作業を行えるとともに、伸縮自在で摩擦抵抗の大きなゴム紐を用いても、結節ビルによる紐巻回作業が確実に行われ、しかも、被結束物に損傷を与えることなく結節ビルからの紐の抜き外しが行え、円滑な結束作動が続行できる結束機であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述の結束機においては、上死点と下死点との間で駆動揺動するニードルの、上死点位置での停止を確実にするため、制動ブレーキ、戻しバネ等を具備させてはいるものの、これらに油類等が付着するとニードルの停止位置が不安定となり、これが結束がゆるい結束ミス等を招来するおそれがあった。
【0004】
そこで本発明は、ニードルを上死点の停止位置で確実に停止するように構成することで、結束ミスを皆無とした汎用結束機を提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、結束用ゴム紐4を結節作動するノッタービル形式の結節機構3と、上死点から下死点の範囲で駆動揺動されるニードル6とを連動軸16を介して連動連結し、該ニードル6により結節機構3に結束用ゴム紐4を供給する汎用結束機において、前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講じている。
【0006】
すなわち、本発明は、前記連動軸16には、前記ニードル6に連結された駆動アーム32を往復駆動する押引きロッド33の端部を偏心位置に枢着した円盤カム34が設けられ、
該円盤カム34の外周面にはカム突起34Aが設けられると共に、該円盤カム34の外方には前記カム突起34Aに係脱自在となるように円盤カム34に対して付勢されるカムローラ35Aが設けられており、
該カムローラ35Aと前記カム突起34Aとは、前記ニードル6が上死点にきたときにカムローラ35Aにカム突起34Aが当接して円盤カム34の回転を停止することでニードル6のオーバーランを阻止する配置関係に設定されている特徴とするものである。
このような構成を採用したことにより、上・下死点間で駆動揺動するニードル6は、上死点位置にて前記カムローラ35Aに対してカム突起34Aが当接することによって確実に停止できて結束ミスがなくなるし、また、従来技術で採用していた戻しバネが必要でないことから、ニードルの戻りスピードが緩くなり衝撃音が低くなって全体の騒音が抑えられる。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4にゴム紐を用いて切り花やネギ、アスパラガス等の軟弱長物野菜等の被結束物aを結束する汎用結束機を示している。この結束機は、箱体1の内部に駆動源としての電動モータ2と結束機構3とを備え、箱体1の外部上方に結束用ゴム紐4を巻回収納した巻紐収納部5と、この巻紐収納部5からゴム紐4を前記結節機構3に向けて供給するニードル6とを備えて成り、前記箱体1の上部作業台7に沿って被結束物aを人為的に載置供給して、結束作動するよう構成してある。
【0009】
図4で示しているように、前記電動モータ2の出力軸8に設けたプーリ9と箱体1の底部から立設した軸受け部材10により支承される中継軸12に設けたプーリ13とに亘り伝動ベルト14を張設し、中継軸12に設けたギア15と従動軸(連動軸)16に遊転自在に外嵌した大径ギア17とを噛み合い係合させてあり、大径ギア17と従動軸16との間に一回転クラッチ機構18を介装してある。そして、この従動軸16の一端部にニードル6のカム機構19を設けるとともに、他端部に備えたベベルギア機構20を介して結節機構3における駆動軸21に連動連結して、夫々に分岐伝動させてある。
【0010】
図4、図5に示すように、前記一回転クラッチ機構18は、前記大径ギア17のボス部と従動軸16との間に爪クラッチ22を設けるとともに、この爪クラッチ22の従動側噛合い部22aと駆動側噛合い部22bの間に上方側から軸径方向内方に向けて押圧付勢状態で係止板23を入り込ませて、クラッチ切り状態に設定するよう構成し、この係止板23を作動板24を介して電磁ソレノイド25の駆動により爪クラッチ22から離間する方向に揺動させることで、クラッチ入り状態に設定できるよう構成してある。そして、クラッチ入り後、すぐに電磁ソレノイド25を切り作動し従動軸16が1回転すると、従動側噛合い部22aの外周面に形成した傾斜カム面26に沿って前記係止板23が係合して、従動側噛合い部22aが徐々にクラッチ切り側にスライド移動して、1回転のみ回動駆動するよう構成してある。
【0011】
尚、前記電磁ソレノイド25は、作業者の足元に配設されるフットスイッチSW1あるいは手元スイッチSW2のいずれかの作動により、短時間のみ入り作業するよう構成してある。そして、フットスイッチSW1を使用する状態と手元スイッチSW2を使用する状態とに切り換え自在な切換スイッチを設けてある。前記手元スイッチSW2は、被結束物aの載置供給時の通過位置における結節機構3の上手側箇所の作業台7から作動片27を上方に突出させて、供給される被結束物aとの接触により自動的に入り打作動するよう構成してある。
【0012】
前記ニードル6は、作業台7から上方に向けて露出させて設けられ、作業台7から上方に突出するニードル支持ケース28に横軸芯X1周りで揺動自在に枢支してある。つまり、図に示すように、ニードル支持ケース28に回動自在に支持された回動軸29に一体回動自在にボス部30を外嵌し、このボス部30からくの字形に屈曲した支持アーム31を延設して、支持アーム31の先端にニードル6を連結してある。そして、前記ニードル支持ケース28の内方において前記回動軸29に取付けた駆動アーム32と前記カム機構19とを押引きロッド33を介して連動連結して、カム機構19により駆動アーム32、即ちニードル6を所定範囲に亘り揺動駆動してゴム紐4を結節機構3に供給するよう構成してある。
【0013】
カム機構19は、図4および図6で示すように連動軸16の軸端に円盤カム34を固着しており、該円盤カム34の外周面に設けたカム突起34Aにカムローラ35Aが係脱自在とされて構成されている。
カムローラ35Aは支持ケース28に枢軸35Bにて枢着された揺動アーム35の先端に転動自在として備えられているとともに、該揺動アーム35はコイルスプリングで示すバネ35Cによって係合方向に付勢されており、また、係合位置にて調整(進退)自在なピン35Dによって位置決めされている。
【0014】
押引きロッド33はそのロッド長がネジにて調整自在であり、その一端が円盤カム34の偏心位置に枢着され、他端が駆動アーム32に枢着しており、円盤カム34、ロッド33、駆動アーム32、揺動アーム35等は支持ケース28に内装されている。
ここで、カム機構19が図6の矢示方向に駆動されると、押引きロッド33、駆動アーム32等を介して上・下死点間で揺動駆動されるのであり、上死点位置では、カム突起34Aがカムローラ35Aに当接してここにオーバーランすることなく確実に停止されるのである。
【0015】
図1〜図3に示すように、前記巻紐収納部5は、前記ニードル支持ケース28から延設した支持部材36により紐収納ロールを回動自在に支持するとともに、繰り出し紐に作用する弛み取り杆37を設け、ニードル支持ケース28から延設した支持ロッド38の先端部に、一対の紐案内ローラ39,40を取付けてある。繰り出し紐を紐供給下手側に位置する案内ローラ40に1回巻き付けた後、ニードル6に供給するようにしてあり、この案内ローラ40を付勢力調節自在なバネ41により押圧するようにして、繰り出し具合を調節できるようにしてある。
【0016】
弛み取り杆37はドラム形の紐ブレーキ42に備えられており、該ブレーム42にはリミットセンサ42Aが備えられている。
また、紐収納ロール43に巻回されているゴム紐4に対しては厚さ1mm程度のゴム板等の弾性板44が接当しており、ひも切れ等のときの反動を止めるようになっている。
【0017】
なお、センサ42Aは通常はオンであり、ひも切れ(ひもなしも含む)のときはオフになっており、これらによって結束ミスをなくしているとともに、センサ42Aと連動してひも有無を警報できるようにすることもできる。
前記結節機構3は、ノッタービル形式に設けられ、ゴム紐4の一端を挟持保持するとともに、ニードル6により供給される新規紐部分と保持されている側の紐部分とを重ねた状態に設定する紐ホルダー44と、上記したような重なった両紐部分を巻回して結節作動する結節ビル45とを備えるとともに、紐ホルダー44と結節ビル45は、夫々の回転駆動軸芯が平行となるように配置して支持ブラケット46により支持してあり、これらを駆動する一対のタイミングギア47,48を前記結節駆動軸21に取付けてあり、これらで構成された結節機構3は公知(従来技術の公報参照)であるためその詳細は省略する。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、ニードルを確実に上死点で停止できて結束ミスをなくすことができるし、また、騒音も低くできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 汎用結束機の全体側面図
【図2】 汎用結束機の縦断側面図
【図3】 汎用結束機の縦断側面図
【図4】 汎用結束機の横断平面図
【図5】 一回転クラッチ機構配設部の側面図
【図6】 ニードル駆動系の側面図
【符号の説明】
3 結節機構
6 ニードル
16 連動軸
32 駆動アーム
33 押引きロッド
34 円盤カム
34A カム突起
35A カムローラ
Claims (1)
- 結束用ゴム紐(4)を結節作動するノッタービル形式の結節機構(3)と、上死点から下死点の範囲で駆動揺動されるニードル(6)とを連動軸(16)を介して連動連結し、該ニードル(6)により結節機構(3)に結束用ゴム紐(4)を供給する汎用結束機において、
前記連動軸(16)には、前記ニードル(6)に連結された駆動アーム(32)を往復駆動する押引きロッド(33)の端部を偏心位置に枢着した円盤カム(34)が設けられ、
該円盤カム(34)の外周面にはカム突起(34A)が設けられると共に、該円盤カム(34)の外方には前記カム突起(34A)に係脱自在となるように円盤カム(34)に対して付勢されるカムローラ(35A)が設けられており、
該カムローラ(35A)と前記カム突起(34A)とは、前記ニードル(6)が上死点にきたときにカムローラ(35A)にカム突起(34A)が当接して円盤カム(34)の回転を停止することでニードル(6)のオーバーランを阻止する配置関係に設定されていることを特徴とする汎用結束機。
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JPH11263314A JPH11263314A (ja) | 1999-09-28 |
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1998
- 1998-03-18 JP JP06878098A patent/JP3658176B2/ja not_active Expired - Fee Related
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