JPH11263314A - 汎用結束機 - Google Patents

汎用結束機

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JPH11263314A
JPH11263314A JP6878098A JP6878098A JPH11263314A JP H11263314 A JPH11263314 A JP H11263314A JP 6878098 A JP6878098 A JP 6878098A JP 6878098 A JP6878098 A JP 6878098A JP H11263314 A JPH11263314 A JP H11263314A
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JP6878098A
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Hideo Fujita
秀雄 藤田
Masahito Sugioka
将人 杉岡
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 上・下死点間で揺動するニードルを上死点位
置で確実に停止させて結束ミスをなくす。 【解決手段】 ニードル6を上死点にて位置決めする駆
動用カム機構19を備えている。駆動用カム機構19
は、連動軸に固着されている円盤カムの外周にカム溝を
形成し、カム溝に係脱自在なカムローラとで構成されて
いることが望ましく、また、円盤カム偏心位置に押引き
ロッド33の一端を枢着し、ロッド33の他端をニード
ル駆動アーム32に枢着することでニードル6が上死点
から下死点の範囲で駆動揺動するものとされており、作
業台7より立設したニードル支持ケース28に、円盤カ
ム押引きロッド33および駆動アーム32が内装されて
いることが有利である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用結束機に係
り、例えば、切り花やネギ、アスパラガス等の軟弱長物
野菜その他の被結束物をゴム紐で結束するものである。
【0002】
【従来の技術】前述の汎用結束機として、本件出願人
は、実開平3−36313号公報、実開平4−1297
36号公報で開示し、実用に供して業界において注目さ
れている。これら技術は、切り花やネギ、アスパラガス
等の軟弱長物野菜その他の軟らかい被結束物を、適度な
緊張力で有効に自動結束作業を行えるとともに、伸縮自
在で摩擦抵抗の大きなゴム紐を用いても、結節ビルによ
る紐巻回作業が確実に行われ、しかも、被結束物に損傷
を与えることなく結節ビルからの紐の抜き外しが行え、
円滑な結束作動が続行できる結束機であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の結束機において
は、上死点と下死点との間で駆動揺動するニードルの、
上死点位置での停止を確実にするため、制動ブレーキ、
戻しバネ等を具備させてはいるものの、これらに油類等
が付着するとニードルの停止位置が不安定となり、これ
が結束がゆるい結束ミス等を招来するおそれがあった。
【0004】そこで本発明は、ニードルを上死点の停止
位置で確実に停止するように構成することで、結束ミス
を皆無とした汎用結束機を提供することが目的である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、結束用ゴム紐
4を結節作動するノッタービル形式の結節機構3を備
え、上死点から下死点の範囲で駆動揺動されるニードル
6を備え、該ニードル6により結節機構3に結束用ゴム
紐4を供給する汎用結束機において、前述の目的を達成
するために、次の技術的手段を講じている。
【0006】すなわち、本発明は、前記ニードル6を上
死点にて位置決めする駆動用カム機構19を備えている
ことを特徴とするものである。このような構成を採用し
たことにより、上・下死点間で駆動揺動するニードル6
は、上死点位置にてカム機構19によって確実に停止で
きて結束ミスがなくなるし、また、従来術で採用してい
た戻しバネが必要でないことから、ニードルの戻りスピ
ードが緩くなり衝撃音が低くなって全体の騒音が抑えら
れる。
【0007】前記駆動用カム機構19は、連動軸16に
固着されている円盤カム34の外周にカム溝34Aを形
成し、該カム溝34Aに係脱自在なカムローラ35Aと
で構成されていることが望ましく、また、円盤カム34
の偏心位置に押引きロッド33の一端を枢着し、該ロッ
ド33の他端をニードル駆動アーム32に枢着すること
でニードル6が上死点から下死点の範囲で駆動揺動する
ものとされており、作業台7より立設したニードル支持
ケース28に、円盤カム34、押引きロッド33および
駆動アーム32が内装されていることが有利である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1〜図4にゴム紐を用いて
切り花やネギ、アスパラガス等の軟弱長物野菜等の被結
束物aを結束する汎用結束機を示している。この結束機
は、箱体1の内部に駆動源としての電動モータ2と結束
機構3とを備え、箱体1の外部上方に結束用ゴム紐4を
巻回収納した巻紐収納部5と、この巻紐収納部5からゴ
ム紐4を前記結節機構3に向けて供給するニードル6と
を備えて成り、前記箱体1の上部作業台7に沿って被結
束物aを人為的に載置供給して、結束作動するよう構成
してある。
【0009】図4で示しているように、前記電動モータ
2の出力軸8に設けたプーリ9と箱体1の底部から立設
した軸受け部材10により支承される中継軸12に設け
たプーリ13とに亘り伝動ベルト14を張設し、中継軸
12に設けたギア15と従動軸(連動軸)16に遊転自
在に外嵌した大径ギア17とを噛み合い係合させてあ
り、大径ギア17と従動軸16との間に一回転クラッチ
機構18を介装してある。そして、この従動軸16の一
端部にニードル6の駆動用カム機構19を設けるととも
に、他端部に備えたベベルギア機構20を介して結節機
構3における駆動軸21に連動連結して、夫々に分岐伝
動させてある。
【0010】図4、図5に示すように、前記一回転クラ
ッチ機構18は、前記大径ギア17のボス部と従動軸1
6との間に爪クラッチ22を設けるとともに、この爪ク
ラッチ22の従動側噛合い部22aと駆動側噛合い部2
2bの間に上方側から軸径方向内方に向けて押圧付勢状
態で係止板23を入り込ませて、クラッチ切り状態に設
定するよう構成し、この係止板23を作動板24を介し
て電磁ソレノイド25の駆動により爪クラッチ22から
離間する方向に揺動させることで、クラッチ入り状態に
設定できるよう構成してある。そして、クラッチ入り
後、すぐに電磁ソレノイド25を切り作動し従動軸16
が1回転すると、従動側噛合い部22aの外周面に形成
した傾斜カム面26に沿って前記係止板23が係合し
て、従動側噛合い部22aが徐々にクラッチ切り側にス
ライド移動して、1回転のみ回動駆動するよう構成して
ある。
【0011】尚、前記電磁ソレノイド25は、作業者の
足元に配設されるフットスイッチSW1あるいは手元ス
イッチSW2のいずれかの作動により、短時間のみ入り
作業するよう構成してある。そして、フットスイッチS
W1を使用する状態と手元スイッチSW2を使用する状
態とに切り換え自在な切換スイッチを設けてある。前記
手元スイッチSW2は、被結束物aの載置供給時の通過
位置における結節機構3の上手側箇所の作業台7から作
動片27を上方に突出させて、供給される被結束物aと
の接触により自動的に入り打作動するよう構成してあ
る。
【0012】前記ニードル6は、作業台7から上方に向
けて露出させて設けられ、作業台7から上方に突出する
ニードル支持ケース28に横軸芯X1周りで揺動自在に
枢支してある。つまり、図に示すように、ニードル支持
ケース28に回動自在に支持された回動軸29に一体回
動自在にボス部30を外嵌し、このボス部30からくの
字形に屈曲した支持アーム31を延設して、支持アーム
31の先端にニードル6を連結してある。そして、前記
ニードル支持ケース28の内方において前記回動軸29
に取付けた駆動アーム32と前記カム機構19とを押引
きロッド33を介して連動連結して、カム機構19によ
り駆動アーム32、即ちニードル6を所定範囲に亘り揺
動駆動してゴム紐4を結節機構3に供給するよう構成し
てある。
【0013】カム機構19は、図4および図6で示すよ
うに連動軸16の軸端に円盤カム34を固着しており、
該カム34の外周面にカム溝(カム突起)34Aにカム
ローラ35Aが係脱自在とされて構成されている。カム
ローラ35Aは支持ケース28に枢軸35Bにて枢着さ
れた揺動アーム35の先端に転動自在として備えられて
いるとともに、該揺動アーム35はコイルスプリングで
示すバネ35Cによって係合方向に付勢されており、ま
た、係合位置にて調整(進退)自在なピン35Dによっ
て位置決めされている。
【0014】押引きロッド33はそのロッド長がネジに
て調整自在であり、その一端が円盤カム34の偏心位置
に枢着され、他端が駆動アーム32に枢着しており、カ
ム34、ロッド33、駆動アーム32、揺動アーム35
等は支持ケース28に内装されている。ここで、駆動カ
ム機構19が図6の矢示方向に駆動されると、押引きロ
ッド33、駆動アーム32等を介して上・下死点間で揺
動駆動されるのであり、上死点位置では、カム溝34A
とカムローラ35Aが係合してここにオーバーランする
ことなく確実に停止保持されるのである。
【0015】図1〜図3に示すように、前記巻紐収納部
5は、前記ニードル支持ケース28から延設した支持部
材36により紐収納ロールを回動自在に支持するととも
に、繰り出し紐に作用する弛み取り杆37を設け、ニー
ドル支持ケース28から延設した支持ロッド38の先端
部に、一対の紐案内ローラ39,40を取付けてある。
繰り出し紐を紐供給下手側に位置する案内ローラ40に
1回巻き付けた後、ニードル6に供給するようにしてあ
り、この案内ローラ40を付勢力調節自在なバネ41に
より押圧するようにして、繰り出し具合を調節できるよ
うにしてある。
【0016】弛み取り杆37はドラム形の紐ブレーキ4
2に備えられており、該ブレーム42にはリミットセン
サ42Aが備えられている。また、紐収納ロール43に
巻回されているゴム紐4に対しては厚さ1mm程度のゴ
ム板等の弾性板44が接当しており、ひも切れ等のとき
の反動を止めるようになっている。
【0017】なお、センサ42Aは通常はオンであり、
ひも切れ(ひもなしも含む)のときはオフになってお
り、これらによって結束ミスをなくしているとともに、
センサ42Aと連動してひも有無を警報できるようにす
ることもできる。前記結節機構3は、ノッタービル形式
に設けられ、ゴム紐4の一端を挟持保持するとともに、
ニードル6により供給される新規紐部分と保持されてい
る側の紐部分とを重ねた状態に設定する紐ホルダー44
と、上記したような重なった両紐部分を巻回して結節作
動する結節ビル45とを備えるとともに、紐ホルダー4
4と結節ビル45は、夫々の回転駆動軸芯が平行となる
ように配置して支持ブラケット46により支持してあ
り、これらを駆動する一対のタイミングギア47,48
を前記結節駆動軸21に取付けてあり、これらで構成さ
れた結節機構3は公知(従来技術の公報参照)であるた
めその詳細は省略する。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、ニードルを確実に上死
点で停止できて結束ミスをなくすことができるし、ま
た、騒音も低くできた。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用結束機の全体側面図
【図2】汎用結束機の縦断側面図
【図3】汎用結束機の縦断側面図
【図4】汎用結束機の横断平面図
【図5】一回転クラッチ機構配設部の側面図
【図6】ニードル駆動系の側面図
【符号の説明】
3 結節機構 6 ニードル 19 駆動カム機構 28 支持ケース 32 駆動アーム 33 押引きロッド 34 円盤カム 35 カムローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結束用ゴム紐(4)を結節作動するノッ
    タービル形式の結節機構(3)を備え、上死点から下死
    点の範囲で駆動揺動されるニードル(6)を備え、該ニ
    ードル(6)により結節機構(3)に結束用ゴム紐
    (4)を供給する汎用結束機において、 前記ニードル(6)を上死点にて位置決めする駆動用カ
    ム機構(19)を備えていることを特徴とする汎用結束
    機。
  2. 【請求項2】 駆動用カム機構(19)は、連動軸(1
    6)に固着されている円盤カム(34)の外周にカム溝
    (34A)を形成し、該カム溝(34A)に係脱自在な
    カムローラ(35A)とで構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の汎用結束機。
  3. 【請求項3】 円盤カム(34)の偏心位置に押引きロ
    ッド(33)の一端を枢着し、該ロッド(33)の他端
    をニードル駆動アーム(32)に枢着することでニード
    ル(6)が上死点から下死点の範囲で駆動揺動するもの
    とされており、作業台(7)より立設したニードル支持
    ケース(28)に、円盤カム(34)、押引きロッド
    (33)および駆動アーム(32)が内装されているこ
    とを特徴とする請求項2記載の汎用結束機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7247429B2 (en) 2002-08-07 2007-07-24 Genetix Limited Biochemical amplification of nucleic acids
KR101284101B1 (ko) * 2012-12-18 2013-07-10 이종호 합성수지재 결속부재를 이용한 파지결속장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7247429B2 (en) 2002-08-07 2007-07-24 Genetix Limited Biochemical amplification of nucleic acids
KR101284101B1 (ko) * 2012-12-18 2013-07-10 이종호 합성수지재 결속부재를 이용한 파지결속장치

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