JPH0880907A - 梱包機 - Google Patents

梱包機

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Publication number
JPH0880907A
JPH0880907A JP21929894A JP21929894A JPH0880907A JP H0880907 A JPH0880907 A JP H0880907A JP 21929894 A JP21929894 A JP 21929894A JP 21929894 A JP21929894 A JP 21929894A JP H0880907 A JPH0880907 A JP H0880907A
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JP
Japan
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band
brake
belt
reel
packing machine
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Pending
Application number
JP21929894A
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English (en)
Inventor
Akira Nagashima
彬 長島
Keisuke Ishii
敬介 石井
Tomohiro Yamaoka
智博 山岡
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Kioritz Corp
Original Assignee
Kioritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンドリールブレーキの作動時の付勢力を小
さくするが、十分なブレーキ作動を行えると共に、小さ
なバンド張力でバンドリールからのバンド引き出しが可
能で、しかも、ブレーキを作動し、解除する操作機構が
シンプルで、かつ、安価に構成でき、耐久性のある梱包
機のバンドリールブレーキ装置を提供する。 【構成】 上面に天板4を備えた梱包機本体10内にバ
ンドリール6が収納配置され、該バンドリール6の回動
をバンドBの送り出し以外のときに制止せしめるバンド
リールブレーキ装置19を備えた梱包機1において、前
記バンドリールブレーキ装置19が、ブレーキプーリ6
2と、揺動ブレーキアーム20と、無端帯のベルト30
とを備え、該無端帯のベルト30を前記ブレーキプーリ
62と前記揺動ブレーキアーム20のベルト係止部21
に並設した二つの受け軸25、26に巻回し、前記揺動
ブレーキアーム20の揺動により、前記無端帯のベルト
30を緊張もしくは緩ませて、前記バンドリールブレー
キ装置19の作動もしくは解除を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、梱包機に関し、特に、
被梱包物にポリプロピレン等の熱可塑性樹脂からなるテ
ープ状のバンドを巻き付けるるとともにその重合部分を
溶着接合して結束する作業を自動的または半自動的に行
うことができるようにされた梱包機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、梱包作業の効率化及び省力化を
図るため、被梱包物に熱可塑性樹脂からなるテープ状の
バンドを掛け回し、該バンドの引き締めを行い、このバ
ンドの両端突き合わせ重合部分を加熱溶融圧着せしめる
とともに、その切断までの作業を自動的又は半自動的に
行うようにした梱包機が既に実用化されている。
【0003】また、これらの梱包機は、前記テープ状の
バンドであるバンドコイルを装填したバンドリールを備
えており、該バンドリールから繰り出されるバンドの把
持、押圧、溶融、切断等の作業を行うようになってい
る。そして、このようなバンドリールを備えた梱包機に
おいては、バンドリールに巻回されたバンドの乱れや緩
みを防止すくために、バンドの引き出し時以外は、常
時、バンドリールの回動を制止するバンドリールブレー
キ装置が装備されている。
【0004】前記バンドリールブレーキ装置の従来例と
しては、(a)バンドリールと一体に回転するブレーキ
ホイールの外周にブレーキバンドを巻き付け、該ブレー
キバンドをばねにより常時はブレーキホイールに向け付
勢し、圧接せしめることにより、バンドリールの回動を
制止し、前記ばねの付勢力を解除することにより、ブレ
ーキバンドを緩めてブレーキを解除するもの、(b)バ
ンドリールの回転軸であるリールシャフトにブレーキプ
ーリを装着し、該ブレーキプーリの外周に無端帯状のブ
レーキベルトを巻回するとともに、該ブレーキベルトの
張り側をバンドリールの支持体に固定し、該バンドリー
ルの支持体にブレーキシャフトを揺動自在に軸支し、該
ブレーキシャフトにブレーキブラケットを固着し、該ブ
レーキブラケットの二つのピンの間で前記ブレーキバン
ドを挟み、スプリングにより前記ブレーキベルトを張り
側に付勢して、前記ブレーキプーリに前記ブレーキバン
ドを食い込ませて前記バンドリールの回転を制止するも
の(特開平2−109813号公報)等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の如き従来の梱包
機において、前記(a)の梱包機は、十分なブレーキ力
を得るためにばねによる付勢力がかなり強力になるの
で、バンドを繰り出すべくブレーキを解除するとき、バ
ンドにかなり大きな張力がかかる引き出し力を必要とす
る。そのためにしっかりとした構成部品を必要とし、重
量も大きくなって、コスト的に不利であるのみならず、
バンド引き出し機構のための電源も容量の大きいものが
必要であった。前記(b)の梱包機は、ブレーキ部材と
して無端環状のVベルトを用いたものであるが、該Vベ
ルトの張り側が固定されており、かつ、緩み側も、前記
ブレーキブラケットの二つのピンの間で屈曲して挟み込
むように構成されていて、該Vベルトに変形と屈曲を与
えるものであり、かつ、前記ブレーキプーリと前記Vベ
ルトとは絶えず同じ所が接触することとなり、Vベルト
に損傷と摩耗が生じ易いという問題点があった。
【0006】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、特に、バンドリールブレ
ーキ作動用の付勢力を小さくしても十分なブレーキ作動
が得られると共に、小さなバンド張力でバンドリールか
らのバンド引き出しが可能で、しかも、ブレーキを作動
し、解除する操作機構がシンプルで、かつ、安価に構成
でき、耐久性のある梱包機のバンドリールブレーキ装置
を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係わる梱包機は、上面に天板を備えた梱包
機本体内にバンドリールが収納配置され、該バンドリー
ルの回転をバンドの送り出し以外のときに制止せしめる
バンドリールブレーキ装置を備えた梱包機において、前
記バンドリールブレーキ装置を、ブレーキプーリと、該
ブレーキプーリに遊動可能に巻回する無端帯のベルト
と、前記ブレーキ装置の作動時に前記ベルトを緊張し係
止すると共に、解除時に該ベルトを緩ませ遊動可能に巻
回する揺動ブレーキアームと、付勢ばねとで構成したこ
とを特徴とする。
【0008】
【作 用】前記の如く構成された本発明に係わる梱包機
においては、前記バンドリールブレーキ装置は、梱包作
業前には、前記付勢ばねの付勢力によって前記揺動ブレ
ーキアームが前記ブレーキプーリから離れる方向に揺動
することによって前記無端帯のベルトを緊張状態とし
て、該無端帯のベルトを前記ブレーキプーリに圧接させ
ると共に、前記揺動ブレーキアームの係止部に係止す
る。この圧接の摩擦力によってバンドリールが制止され
ている。バンドが繰り出されるときには、該バンドの引
き出し力によって、前記揺動ブレーキアームが前記付勢
ばねの付勢力に抗して前記ブレーキプーリの方向に揺動
し、該ブレーキプーリに巻回している前記無端帯のベル
トの緊張を緩めると、該無端帯のベルトは前記ブレーキ
プーリに対して遊動可能状態となり、バンドリールブレ
ーキの解除が行われる。前記バンドの繰り出しが終了す
ると、該バンドの引き出し張力がなくなるので、再び、
前記付勢ばねの付勢力によって前記揺動ブレーキアーム
が前記ブレーキプーリから離れる方向に揺動して、前記
バンドブレーキ装置が作動してバンドリールの回動が制
止される。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例を説明す
る。図1は、本発明に係わる一実施例梱包機の正面概略
図である。本図示例の梱包機1は、下端部にキャスタ
2、2、…を装備した支柱3、3、…と、該支柱3、
3、…の各上端に水平状に載架貼設せしめられた天板4
と、前記支柱33、…間に貼設せしめられた側板5と、
該側板5の適宜箇所に開放自在に設けられた点検口等
(図示せず)とからなる、略箱状の梱包機本体10を枠
部材として備えている。さらに、該梱包機の上部には、
門型形状からなり、被梱包物の周囲にバンドBを自動的
に配置せしめるバンド案内アーチ(図示せず)が必要に
応じて設置可能となっている。
【0010】前記天板4は、アルミ等の押し出し成形材
で内部を中空にして一体的に成形され、バンド結束作業
部位(後述するバンド供給端処理手段Kの上方部)には
切り欠き開口部15が形成されている。前記梱包機本体
10内部には、バンドコイルBCを装填可能なバンドリ
ール6が、そのリール軸6aを横向きにして図1の側面
視で略L字状のバンドリール取付部材31により設置さ
れている。前記バンドリール6には、該バンドリール6
の回動を制止せしめるバンドリールブレーキ装置19
(後述する)が装備されている。
【0011】また、前記梱包機本体10内部における、
前記バンドリール6設置側とは反対側(図1では右側)
上方部には、水平横方向に延びる板状の支持板11が横
架固設されるとともに、該支持板11の上方には、バン
ドBを把持、押圧、溶融、切断等の作業を行わせしめる
種々のカムやアームからなるバンド供給端処理手段Kが
配設されている。そして、該バンド供給端処理手段Kを
駆動せしめる減速機7付きのカム駆動用モータM1 が列
設されるとともに、正逆回転可能なフィード・バックフ
ィード用モータM2 、フィード・バックフィードローラ
8、ロッカーローラ9等からなるバンド供給・引締め
(フィード・バックフィード)手段Fが並設され固定さ
れている。さらに、前記バンドリール6に巻装された前
記バンドBは、ツイストローラ12、アイドルローラ1
3、14を介して前記フィード・バックフィードローラ
8及び前記ロッカーローラ9の圧接部を通過し、前記バ
ンド供給端処理手段Kの直上のバンド結束部位(前記開
口部15)に至るように構成されている。
【0012】前記バンド供給端処理手段Kは、電動モー
タからの駆動力によりカム軸及び該カム軸に固定された
種々のカムを回転駆動せしめ、後クランプ、前クラン
プ、プレス、ヒータプレート、スライドテーブル等の機
構をタイミングをずらせて作動させることにより、バン
ドの把持、押圧、溶融、切断等を行う手段である。ま
た、前記バンド供給・引締め手段Fは、正・逆転可能な
駆動源でローラを駆動して前記バンドBの送り出し、並
びに、一次引締め及び二次引締めを行うように構成され
ている。このような、前記バンド供給端処理手段K及び
前記バンド供給引締め手段F等からなるバンド結束機構
の構成は、従来からよく知られている構成であり、か
つ、その機種も多岐にわたるものであるから、ここで
は、その詳細な説明は省略する。
【0013】次に、前記バンドリール6及び前記バンド
リールブレーキ装置19の一実施例の詳細について説明
する。図2に示されているように、前記バンドリール6
は、バンドコイルBCが装填された左右のフランジ61
a、61b付きのドラム61と、該ドラム61を回動自
在に支持するリール軸6aと、該リール軸6aの一端が
ベアリング(図示せず)を介して結合された前記バンド
リール取付部材31と、該バンドリール取付部材31と
前記ドラム61との間に配された前記バンドリールブレ
ーキ装置19とを備えている。
【0014】前記バンドリールブレーキ装置19は、図
3に示すように前記リール軸6aの前記バンドリール取
付部材31側の端部に外装されて前記ドラム61と一体
的に回動するようにされたVプーリ状のブレーキプーリ
62と、該ブレーキプーリ62に遊動可能に巻回する無
端帯のVベルト30と、前記ブレーキ装置の作動時に前
記ベルト30を緊張させ係止させると共に解除時に該ベ
ルト30を遊動可能とする揺動ブレーキアーム20と、
付勢ばね34とで構成されている。
【0015】図4は、前記揺動ブレーキアーム20の構
成を示したものであり、該揺動ブレーキアーム20は、
前記ベルト30を係止し、緊張させるベルト係止部21
と前記ツイストローラ12が取り付けられる操作ロッド
28とから成り、前記ベルト係止部21は一枚の鋼板を
折り曲げることによって構成される中央平板24、二つ
の側板22a、22b、及び、一つの後板23とを備え
ている。前記両側板22a、22bは、前記中央平板2
4より更に前後方向に伸びるとともに前方、即ち、前記
ブレーキプーリ62の方向に向けて互いに末広がりとな
っている。前記中央平板24の前記側板22a、22b
の折り曲げ方向側の面には前記ベルトを受ける二つの受
け軸25、26が並設固定され、前記操作ロッド28側
の前記一方の受け軸25には貫通孔27を設けて、前記
揺動ブレーキアーム20の揺動軸心としている。前記二
つの受け軸25、26と、前記二つの側板22a、22
b及び後板23との間の間隙には前記無端帯のベルト3
0が挿通されるものであり、前記間隙の大きさは、前記
ベルト30が遊動できる最小寸法程度になっていて、通
過抵抗が比較的大きくされている。
【0016】図2及び図3に示されるように、前記揺動
ブレーキアーム20は、前記一方の受け軸25の前記貫
通孔27及び前記バンドリール取付部材31に軸ボルト
33を挿通することによって前記バンドリール取付部材
31に対して揺動自在にナット32により連結される。
前記左方の側板22aの前記後板23側には前記付勢ば
ね34の一端が係止され、該付勢ばね34の他端は前記
バンドリール取付部材31に係止されている。前記付勢
ばね34は、前記揺動ブレーキアーム20を前記一方の
受け軸25を軸心として前記左方の側板22a側が上方
(時計回り)に揺動すべく常時付勢する。
【0017】前記ブレーキプーリ62と前記揺動ブレー
キアーム20の二つの前記受け軸25、26とに渡って
前記無端帯のVベルト30が巻回されるとともに、該V
ベルト30は、前記ブレーキアーム20の前記二つの側
板22a、22b及び前記後板23と前記二つの受け軸
25、26との間に挿通し介在されている。また、前記
Vベルト30は、前記揺動ブレーキアーム20の揺動に
よって前記他方の受け軸26が移動することにより、該
受け軸26に巻回されている部分が移動して前記Vベル
ト30全体に緊張もしくは緩みを生じさせる。
【0018】更に、該Vベルト30が緊張したとき、前
記右側の側板22bが前記ベルト30の外側面に接触す
るべく構成され、前記二つの受け軸25、26と前記右
側の側板22bとで前記Vベルト30を係止する。次
に、このように構成された本発明の一実施例の梱包機1
の作用について説明する。
【0019】梱包作業開始時には、前記バンドリールブ
レーキ装置19の前記揺動ブレーキアーム20は、前記
付勢ばね34の引っ張り付勢力により、前記一方の受け
軸25を揺動軸心として前記左方の側板22a側が上方
(時計回り)に揺動されて、図1及び図3の実線で示す
制止位置に保持されている。前記位置においては、前記
無端帯のVベルト30は、緊張状態にあり、かつ、前記
揺動ブレーキアーム20の右方の側板22bが前記Vベ
ルト30の外側面と接触した状態にあると共に、該Vベ
ルト30が前記ブレーキホイール62のV溝に圧接され
ることとなるので、前記Vベルト30が前記揺動ブレー
キアーム20に係止される一方、前記ブレーキプーリ6
2と前記Vベルト30との間の摩擦力によって、前記バ
ンドリール6の回動を制止している。
【0020】その状態から、図示しない制御装置のスタ
ートスイッチを操作して前記フィード・バックフィード
用モータM2 を作動させると、前記フィード・バックフ
ィードローラ8が回転を開始して前記バンドBを送り出
してフィード(供給)を開始する。該バンドBが繰り出
されるときには、図3の仮想線で示したように、前記ツ
イストローラ12に作用するその引き出し力によって前
記操作ロッド28が押し上げられ、それによって前記バ
ンドリールブレーキ装置19の前記揺動ブレーキアーム
20が前記付勢ばね34の付勢力に抗して反時計回りに
揺動され、前記無端帯のVベルト30の緊張状態が解除
されて緩む。この緩みによって、前記Vベルト30の前
記ブレーキプーリ62のV溝への圧接が無くなって、前
記ブレーキプーリ62と前記Vベルト30との間に摩擦
力が働かなくなるので、前記バンドリール6は回転可能
となる。この時、前記無端帯のVベルト30の外側面に
前記揺動ブレーキアーム20の前記左側の側板22aが
接触することになるので、前記無端帯のVベルト30が
無用に遊動しない。
【0021】こうして、前記バンドBの供給先端部は、
バンド結束部位の直上に形成された前記開口部15の
(図1において)左端部から前記天板4の上面の溝部を
通過した後、前記梱包機本体10から出て被梱包物(図
示せず)の周囲を周回せしめられ、再び、前記梱包機1
0内に戻り、リミットスィツチ(図示せず)に接触せし
められ前記フィード・バックフィード用モータM2 を停
止させ、前記バンドBのセットは完了する。該バンドB
のフィードが完了して前記バンドBに作用していた張力
が低下すると、前記前記バンドリールブレーキ装置19
の前記揺動ブレーキアーム20は、前記付勢ばね34の
張力により、再び、図1及び図3の実線位置に戻り、前
記無端帯のVベルトが再び緊張して、前記ブレーキプー
リ62に制動力が働き、前記バンドリール6の慣性力等
による回動が制止される。
【0022】次に、前記バンドBのセットと同時に、前
記カム駆動用モータM1 が起動されて前クランプ(図示
せず)が上昇し、該前クランプの上端面とスライドテー
ブル(図示せず)の下面とで前記バンドBの供給先端部
をクランプ(拘止)する。それと同時に前記カム駆動用
モータM1 が停止し、続いて、前記フィード・バックフ
ィード用モータM2 が起動し、供給(フィード)とは逆
向きの引締め(バックフィード)方向に回転を始め、高
速・低トルク駆動により一次引き締めが行われる。
【0023】そして、前記バンドBが被梱包物の外周面
に当接して所定値の張力が前記バンドBに作用すると、
図示しない張力センサ等により、前記フィード・バック
フィード用モータM2 は、自動的に運転モードが切り換
えられて、低速・高トルク駆動回転せしめられ、二次引
き締めが行われる。この一次及び二次引締め期間を通し
て前記カム駆動用モータM1 の作動は停止位置に保持せ
しめられる。
【0024】その後、前記カム駆動用モータM1 からの
駆動力により前記バンド供給端処理手段Kが作動され、
従来周知の方法により前記バンドの重合部分の押圧、溶
融、切断等の結束作業が行われる。以上の作業中、バン
ドリールブレーキ装置19の制止・解除作動の反復にと
もない、前記Vベルト30の各部との当り位置が自然に
移動して行くので、Vベルト30の耐久性が良好とな
る。以上、本発明の一実施例について詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明を逸脱しない範囲において、
種々の変更が行えるものである。
【0025】例えば、本図示例においては、無端帯のベ
ルトとしてVベルトを用いているが、他のベルト及びそ
れに類するものでもよいことは勿論である。また、本発
明は、押圧、溶融、切断等が行われる梱包機について記
述したが、他の如何なる梱包機にも適用できるものであ
り、かつ、梱包機以外の類似するバンドリール部を備え
た機器にも適用できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明は、前記無端帯のベルト30を前記ブレーキプーリ6
2と前記揺動ブレーキアーム20の二つの前記受け軸2
5、26に巻回し、ブレーキの解除時に遊動可能として
使用するものあるから、前記無端帯のベルト30を固定
する必要がなく、かつ、使用期間中に適度に遊動し、該
ベルト30を極度に変形及び屈曲して使用するものでな
いから、該ベルト30の全ての部分がブレーキプーリ6
2との摩擦面として使用でき、摩耗が均一化するととも
に、長持ちする。
【0027】また、前記揺動ブレーキアーム20の二つ
の前記受け軸25、26が左右対称に配置して、該受け
軸25、26の軸間距離を前記ブレーキプーリ62の径
に比べて比較的小さく構成できるので、前記ブレーキプ
ーリ62と前記無端帯のベルト30との接触面を多くと
ることができると共に、前記受け軸25、26と前記二
つの側板22a、22bとの適正配置により、前記ベル
ト30を緊張時に係止・保持できるので、前記バンドブ
レーキ装置19の作動用付勢力を小さくできる。
【0028】更に、前記ブレーキベルトとして、市販品
がそのまま使用でき、交換も容易である。更にまた、本
発明のバンドリールブレーキ装置は、ブレーキプーリ
と、揺動ブレーキアームと、無端帯のベルトのわずか三
点で構成されるので、製作容易で、簡単に組み立てるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関わる梱包機の内部構成を
示すために手前側の側板及びバンドリールを取り外した
正面概略図。
【図2】図1で示した梱包機の側面概略図。
【図3】図1の要部拡大図。
【図4】本発明の一実施例の梱包機に供せられる揺動ブ
レーキアームの斜視図。
【符号の説明】
4…天板 6…バンドリール 10…梱包機本体 19…バンドリールブレーキ装置 20…揺動ブレーキアーム 21…ベルト係止部 22a、22b…側板 23…後板 25、26…受け軸 30…無端帯のベルト 34…付勢ばね 62…ブレーキプーリ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】また、これらの梱包機は、前記テープ状の
バンドであるバンドコイルを装填したバンドリールを備
えており、該バンドリールから繰り出されるバンドの把
持、押圧、溶融、切断等の作業を行うようになってい
る。そして、このようなバンドリールを備えた梱包機に
おいては、バンドリールに巻回されたバンドの乱れや緩
みを防止するために、バンドの引き出し時以外は、常
時、バンドリールの回動を制止するバンドリールブレー
キ装置が装備されている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例を説明す
る。図1は、本発明に係わる一実施例梱包機の正面概略
図である。本図示例の梱包機1は、下端部にキャスタ
2、2、…を装備した支柱3、3、…と、該支柱3、
3、…の各上端に水平状に載架貼設せしめられた天板4
と、前記支柱3、3、…間に貼設せしめられた側板5
と、該側板5の適宜箇所に開放自在に設けられた点検口
等(図示せず)とからなる、略箱状の梱包機本体10を
枠部材として備えている。さらに、該梱包機本体10の
上部には、門型形状からなり、被梱包物の周囲にバンド
Bを自動的に配置せしめるバンド案内アーチ(図示せ
ず)が必要に応じて設置可能となっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図4は、前記揺動ブレーキアーム20の構
成を示したものであり、該揺動ブレーキアーム20は、
前記ベルト30を係止し、緊張させるベルト係止部21
と前記ツイストローラ12が取り付けられる操作ロッド
28とから成り、前記ベルト係止部21は一枚の鋼板を
折り曲げることによって構成される中央平板24、二つ
の側板22a、22b、及び、一つの後板23とを備え
ている。前記両側板22a、22bは、前記中央平板2
4より更に前後方向に伸びるとともに前方、即ち、前記
ブレーキプーリ62の方向に向けて互いに末広がりとな
っている。前記中央平板24の前記側板22a、22b
の折り曲げ方向側の面には前記ベルトを受ける二つの受
け軸25、26が並設固定され、前記操作ロッド28側
の前記一方の受け軸25には貫通孔27を設けて、前記
揺動ブレーキアーム20の揺動軸心としている。前記二
つの受け軸25、26と、前記二つの側板22a、22
b及び後板23との間の間隙には前記無端帯のベルト3
0が挿通されるものであり、前記間隙の大きさは、前記
ベルト30が遊動できる最小寸法になっていて、通過抵
抗が比較的大きくされている。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に天板4を備えた梱包機本体10内
    にバンドリール6が収納配置され、該バンドリール6の
    回動をバンドBの送り出し以外のときに制止せしめるバ
    ンドリールブレーキ装置19を備えた梱包機1におい
    て、前記バンドリールブレーキ装置19が、ブレーキプ
    ーリ62と、揺動ブレーキアーム20と、無端帯のベル
    ト30とを備え、該無端帯のベルト30を前記ブレーキ
    プーリ62と前記揺動ブレーキアーム20のベルト係止
    部21に並設した二つの受け軸25、26に巻回したこ
    とを特徴とする梱包機
  2. 【請求項2】 前記揺動ブレーキアーム20の前記ベル
    ト係止部21は、前記ブレーキプーリ62に向けて末広
    がりの二つの左右の側板22a、22bと後板23とを
    備え、前記無端帯のベルト30が前記二つの左右の側板
    22a、22b及び前記後板23と、前記二つの受け軸
    25、26との間の間隙に挿通配備されるとともに前記
    ブレーキプーリ62に巻回されたことを特徴とする請求
    項1記載の梱包機。
  3. 【請求項3】 前記揺動ブレーキアーム20は、前記一
    方の受け軸25側で揺動可能に軸支され、常時は前記無
    端帯のベルト30を緊張させ、かつ、係止するべく、前
    記他方の受け軸26側が付勢ばね34により付勢されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の梱包機。
  4. 【請求項4】 前記無端帯のベルト30がVベルトであ
    り、前記ブレーキプーリ62がVプーリであることを特
    徴する請求項4記載の梱包機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1314566C (zh) * 2005-01-11 2007-05-09 许春虎 中宽带自动打捆机的压紧装置

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