JP3297201B2 - 梱包機 - Google Patents

梱包機

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JP3297201B2
JP3297201B2 JP14195794A JP14195794A JP3297201B2 JP 3297201 B2 JP3297201 B2 JP 3297201B2 JP 14195794 A JP14195794 A JP 14195794A JP 14195794 A JP14195794 A JP 14195794A JP 3297201 B2 JP3297201 B2 JP 3297201B2
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和成 大由里
幸雄 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被梱包物にポリプロピ
レン等の熱可塑性樹脂からなるテープ状のバンドを巻き
付けるとともにその重合部分を溶着して結束する作業を
行うようにされた梱包機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、バンドを作業テーブル上に置
かれた被梱包物の周りに引き回すべく、前記バンドを回
転駆動せしめられるフィードローラとこれに圧接せしめ
られるフィード用押さえローラとの間に挟んで送り出し
た後、前記バンドを前記被梱包物の外周面に巻き付ける
べくその送出余剰分をバックフィードローラとこれに圧
接せしめられる押さえローラとの間に挟んで高速低トル
クで引き戻す一次引き締めを行った後に低速高トルクで
強く引き締める二次引き締めを行い、その後、バンド端
処理ユニット(シールユニット)に備えられたヒーター
作動機構によりバンドの先端部と後端部との重合部分を
加熱し、その溶融部分をプレスにより圧着すると同時に
冷却して接合するとともに、前記バンドの後端を切断す
るようにされた梱包機はよく知られている。
【0003】このような梱包機においては、通常、被梱
包物の種類に応じた二次引き締め力を得るために、二次
引き締め時間を設定するアナログ式の外部タイマを設
け、その設定時間により二次引き締め力の大小が調整さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の如き従来の梱包
機においては、外部タイマとして、例えば、0.01秒
程度の微小時間を制御可能な高精度のアナログタイマが
用いられている。このようなアナログタイマは、二次引
き締め時間の設定範囲が非常に限定されたものであっ
て、被梱包物の性状に広範に適用できる二次引き締めが
できないという問題点があった。また、電源等からの外
部ノイズにも弱いため、誤操作を未然に防止するための
ノイズ対策を施さなければならないという問題点があっ
た。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的は、簡単な操作で二次引き
締め時間を設定することができ、しかも、外部ノイズに
も強く誤操作の発生を防止することができるとともに、
広範な種類の被梱包物の二次引き締めにも的確に対応す
ることのできる梱包機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成しべ
く、本発明に係る梱包機は、バンドを作業テーブル上に
置かれた被梱包物の周りに引き回すべく送り出した後、
前記バンドを前記被梱包物の外周面に巻き付けるべくそ
の送出余剰分を一対のローラ間に挟んで高速低トルクで
引き戻す一次引き締めを行った後に、二次引き締め時間
設定手段により設定された時間だけ低速高トルクで強く
引き締める二次引き締めを行うようにされてなる梱包機
において、前記二次引き締め時間設定手段は、外部設定
された設定時間値をディジタル信号として出力するディ
ジタルコードスイッチと、時間設定レンジを可変とする
ディップスイッチと、該ディップスイッチ及びディジタ
ルコードスイッチからの設定時間値信号を入力するとと
もに、該設定時間値信号を基に内蔵されたプログラムに
したがって二次引き締め時間を設定する内部タイマを有
するプログラマブルコントローラとを備えたことを特徴
としている。
【0007】
【作 用】前述の如く構成された本発明に係わる梱包機
においては、ディジタルコードスイッチにより外部設定
された設定値は、ディジタル信号としてプログラマブル
コントローラに入力されるとともに、ディップスイッチ
により設定された設定レンジもプログラマブルコントロ
ーラに入力される。該プログラマブルコントローラは、
その内部に内蔵されたプログラムにしたがって、前記デ
ィジタルコードスイッチから入力された数値及び前記デ
ィップスイッチから入力された選択レンジに基づいて演
算式により内部タイマの設定値を算出する。このように
して求められた内部タイマの設定値に基づいて二次引き
締め時間が設定される。
【0008】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る梱包機の一実施
例の主要部のレイアウトを示す概略構成平面図及び正面
図であり、図に示される梱包機1は、基本的には、従来
のものと同様に、被梱包物Wが載置される作業テーブル
4を有する箱型の本体ハウジング3上にバンド案内用の
門型のアーチ部5が設けられ、前記本体ハウジング3内
にバンドコイルが装填されたリールユニット(図示省
略)を収納するリール収納部Rが設けられるとともに、
該リール収納部Rと前記作業テーブル4との間に前記リ
ールユニットから繰り出されたバンドの送り出し、引き
締め、溶着接合、切断等を行うバンド処理機構が配され
ている。
【0009】このバンド処理機構は、前記作業テーブル
4と仕切り部材9(図2)との間の右隅部に水平に配さ
れた高速フィード用モータ10と、前記仕切り部材9の
下側の左側部に水平に配されたカム用モータ30と、前
記作業テーブル4の略中央部分の真下に配されたバンド
端処理ユニット80を備えている。前記高速フィード用
モータ10の回転駆動力は、その出力軸10aに固定さ
れたプーリ11から無端環状のVベルト12によりバッ
クフィードプーリ21及びフィードプーリ22に伝達さ
れ、その駆動力がさらに前記バックフィードプーリ21
から摩擦クラッチ25を介してバックフィード用回転シ
ャフト16及びその一端部に固定されたバックフィード
ローラ51に伝達されるとともに、前記フィードプーリ
22が固定されたフィード用回転シャフト17及びその
一端部に固定されたフィードローラ52にも伝達される
ようになっている。
【0010】より詳細には、図3及び図4を参照すれば
よくわかるように、前記バックフィード用回転シャフト
16及び前記フィード用回転シャフト17は、前記高速
フィード用モータ10とバンド端処理ユニット80との
間に配された枠状のローラ支持ハウジング15の上下に
回転自在にかつ前記モータ10の出力軸10aと平行に
横架されていて、それらのうちの前記バックフィード用
回転シャフト16の一端側(入力部)に前記バックフィ
ードプーリ21がベアリング24を介して回転自在に外
挿されるとともに、このバックフィードプーリ25の外
側面側の前記回転シャフト16上に摩擦クラッチ25の
摩擦要素27を一定の付勢力で前記プーリ25に押し付
ける押圧プレート26がキー等により一体的に外嵌固定
されている。
【0011】前記バックフィード用回転シャフト16の
前記摩擦クラッチ25よりさらに外方側には後述するカ
ム用モータ30からの回転駆動力が伝達されるワンウェ
イクラッチ45が接続されている。このワンウェイクラ
ッチ45は、それ自体はよく知られているタイプのもの
で、内輪と外輪との間に特殊な形状のカム(スプラッ
グ)を備えていて、そのくさび作用で一方向にのみ回転
を伝えるようにされている。
【0012】また、前記ローラ支持ハウジング15に
は、バックフィード用押さえローラ53及びフィード用
押さえローラ54がそれぞれ後述するバックフィード用
ローラ圧接機構61及びフィード用ローラ圧接機構62
により前記バックフィードローラ51及びフィードロー
ラ52に対して選択的に圧接及び離間せしめられるよう
にされて配されている(後に詳述)。
【0013】一方、前記カム用モータ30の回転駆動力
は、その出力軸30a(図2)に固定された小径プーリ
31と大径プーリ32とによって二系統に分けられて伝
達される。すなわち、第1の系統は、前記小径プーリ3
1に上向きに掛け回された無端環状のVベルト33によ
り前記バックフィード用回転シャフト16,前記フィー
ド用回転シャフト17等と平行に配された中継用回転シ
ャフト35の一端部に固定された第1の中継プーリ36
に伝達され、そこから前記中継用回転シャフト35の他
端部に固定された第2の中継プーリ38を経て後述する
減速機40の入力側に配された入力プーリ41へVベル
ト39により伝達される。そして、前記入力プーリ41
からトルクキーパーとして働くようにされた摩擦クラッ
チ42を介して前記減速機40の出力側に固定された出
力プーリ43に伝達され、そこからタイミングベルト4
4を介して前記したワンウェイクラッチ45の入力側
(外輪側)に伝達される。
【0014】また、前記カム用モータ30の回転駆動力
を伝達する第2の系統は、前記大径プーリ32に斜め上
向きに掛け回された無端環状のVベルト34により前記
したバンド端処理ユニット80の近傍に配された電磁ク
ラッチ47の入力側に設けられたプーリ46に伝達さ
れ、そこから前記電磁クラッチ47及び電磁ブレーキ4
8を介して前記バンド端処理ユニット80のカムシャフ
ト90(図2)に伝達され、それによって、前記ユニッ
ト80に備えられた前グリップ81、後グリップ82、
プレス84、スライドテーブル85、スライドガイド8
6の他、図示しないヒーター等の、この種の梱包機にお
いてはよく知られている可動部材が所定のタイミングを
もって作動せしめられるようにされている。なお、上記
電磁クラッチ47と電磁ブレーキ48は択一的に駆動さ
れ、電磁クラッチ47がONで電磁ブレーキ48がOF
Fのときには前記バンド端処理ユニット80が所定の動
作を行い、電磁クラッチ47がOFFで電磁ブレーキ4
8がONのときには前記動作が停止位置で保持せしめら
れるようになっている。
【0015】以上の如くの全体構成に加えて、本実施例
においては、前記したローラ支持ハウジング15に付設
されたバックフィード用ローラ圧接機構61及びフィー
ド用ローラ圧接機構62により、前記バックフィード用
押さえローラ53及びフィード用押さえローラ54がそ
れぞれ前記バックフィードローラ51及びフィードロー
ラ52の斜め下部に対して選択的に圧接及び離間せしめ
られるようにされている。
【0016】すなわち、前記バックフィード用押さえロ
ーラ53及びフィード用押さえローラ54は、図3及び
図4に示される如くに、それぞれ個別の支持部材55
A,56Aに固着された支持シャフト55,56に回転
自在に支持され、前記両支持部材55A,56Aは、前
記押さえローラ53,54に対して偏心した位置、詳し
く言えば前記両押さえローラ53,54の回転軸線P,
Qに対して偏心した位置に回転軸線X,Yを持つ、前記
ローラ支持ハウジング15に両端を回転自在に支持され
たエキセントリックシャフト57,58の一端部にそれ
ぞれ固定されている。そして、これ等のエキセントリッ
クシャフト57,58に揺動レバー67,68の基端部
が固定されるとともに、該揺動レバー67,68の揺動
端部に形成された長穴67a,68aにソレノイド式ア
クチュエーター63,64の作動ロッド63a,64a
に挿通せしめられたピン65,66が遊挿されていて、
前記作動ロッド63a,64aの上下方向の直線運動が
前記揺動レバー67,68を介して前記エキセントリッ
クシャフト57,58の回転運動に変換され、それによ
って前記バックフィード用押さえローラ54及びフィー
ド用押さえローラ55がそれぞれ前記バックフィードロ
ーラ51及びフィードローラ52に対して選択的に圧接
及び離間せしめられるようにされている。
【0017】これをさらに詳しく述べれば、前記ソレノ
イド式アクチュエータ63,64は、それらの内蔵ソレ
ノイドが通電励磁されていないとき(OFF時)には、
それぞれに内蔵されたスプリングの付勢力によって前記
作動ロッド63a,64aを図4において一点鎖線で示
される如くに大きく突出させている。従って、このとき
には前記揺動レバー67,68も図4において一点鎖線
で示される如くの位置をとり、それに伴い、前記押さえ
ローラ53,54が図4において一点鎖線で示される如
くに前記バックフィードローラ51、前記フィードロー
ラ52から離間した位置をとる。
【0018】それに対し、前記内蔵ソレノイドが通電励
磁されたとき(ON時)には、図4において実線(又は
破線)で示される如くに、前記内蔵スプリングの付勢力
に抗して前記作動ロッド63a,64aを内方へ引き込
む。従って、このときには前記揺動レバー67,68が
図4において実線(又は破線)で示される如くの位置を
とり、それに伴い、前記エキセントリックシャフト5
7,58が前記OFF時の位置から所定角度だけ回転
し、前記支持部材55A,56Aが揺動して前記押さえ
ローラ53,54が図4において実線示される如くにバ
ックフィードローラ51、フィードローラ52に圧接せ
しめられる。
【0019】なお、前記バックフィードローラ51及び
フィードローラ52の外周面はバンドBの滑りが生じ難
いウレタンゴム製とされている。従って、前記バックフ
ィードローラ51とバックフィード用押さえローラ53
との間、及びフィードローラ52とフィード用押さえロ
ーラ54との間にそれぞれバンドBを挟んでおいて、前
記バックフィード用ローラ圧接機構61及びフィード用
ローラ圧接機構62を後述するように選択的に作動させ
ることにより、バンドBの送り及び引き戻しを任意のタ
イミングで滑りを生じさせることなく的確に行える。
【0020】上述の如くの構成とされた本実施例の梱包
機1においては、被梱包物WをバンドBにより梱包する
に際しては、図示しない制御装置の電源をONにしてオ
ートインサート(バンドBの先端部がフィードローラ5
2を通り過ぎる位置まで、リールユニットから自動的に
送り出される)が確認されると、高速フィード用モータ
10が起動されてその出力回転軸10aが正方向に回転
せしめられるとともに、前記フィード用ローラ圧接機構
62のソレノイド式アクチュエータ64が作動(ON)
せしめられる。
【0021】それにより、前記高速フィード用モータ1
0の回転駆動力がVベルト12からプーリ21及び摩擦
クラッチ25を介してバックフィードローラ51に伝達
されるとともに、プーリ22を介してフィードローラ5
2に伝達され、該フィードローラ52が正方向(送り方
向)に回転する。なお、この時前記ソレノイド式アクチ
ュエータ64の作動ロッド64aが内方へ引き込まれて
揺動アーム68が図4において一点鎖線で示される位置
から破線で示される位置に揺動し、それに伴ってエキセ
ントリックシャフト58及び支持部材56Aが所定の角
度だけ回転(図4において反時計回りの方向)し、前記
フィード用押さえローラ54が間にバンドBを挟んで前
記フィードローラ52に圧接せしめられる。なお、この
時前記バックフィードローラ用ローラ圧接機構61のソ
レノイド式アクチュエータ63はOFFで、バックフィ
ード用押さえローラ53は前記バックフィードローラ5
1から離間した状態にされている。
【0022】上記動作により、バンドBの先端(前回梱
包時の切断部)は、作業テーブル4の下面側を通った
後、門型のアーチ部5に案内されながら被梱包物Wを周
回するように引き回されてバンド端処理ユニット80の
前記スライドガイド86と前記スライドテーブル85と
の間に送られ、前記スライドガイド86の送り方向で見
て先端に配置されたフィード完了検知用の近接スイッチ
(図示省略)により検出される位置まで送られる。
【0023】その際、バンドBの後端側は、バックフィ
ードローラ51と非圧接状態にあるバックフィード用押
さえローラ53との間に形成されている隙間を通ってガ
イド部材59の案内面59a等に案内されながらバンド
端処理ユニット80のスライドガイド86とプレス84
及び後グリップ82との間を抜けるように送り出され
る。
【0024】そして、前記近接スイッチによりバンドB
の先端が検知されると、前記高速フィード用モータ10
が一旦停止せしめられるとともに、前記フィード用ロー
ラ圧接機構62のソレノイド式アクチュエータ64がO
FF状態にされる。それにより、バンド送りが停止せし
められるとともに、前記フィード用押さえローラ54が
元の位置(図4において一点鎖線で示される位置)に戻
される。そして、その後、所定のタイミングで前記カム
用モータ30が起動せしめられるとともに、前記電磁ク
ラッチ47がON状態及び前記電磁ブレーキ48がOF
F状態にされて、前記カム用モータ30の回転駆動力が
前記Vベルト34及び電磁クラッチ47を介してカムシ
ャフト90に伝達され、それによって、前記バンド端処
理ユニット80の前グリップ81が上昇せしめられて、
前記バンドBの先端部が拘持される。
【0025】このバンドBの先端部が拘持されたこと
が、例えば前記カムシャフト90に関連して設けられた
作業動作原点確認用のリミットスイッチ(図示省略)の
ON動作により検知されると、高速フィード用モータ1
0が再起動されてその出力回転軸10aが今度は前記バ
ンド送出時とは逆方向に回転せしめられるとともに、前
記バックフィード用ローラ圧接機構61のソレノイド式
アクチュエータ63が作動(ON)せしめられる。
【0026】それにより、前記と同様に、前記高速フィ
ード用モータ10の回転駆動力がVベルト12からプー
リ21及び摩擦クラッチ25を介してバックフィードロ
ーラ51に伝達されるとともに、プーリ22を介してフ
ィードローラ52に伝達され、それらローラ51,52
が逆方向(引き戻し方向)に回転し、さらに、前記ソレ
ノイド式アクチュエータ63の作動ロッド63aが内方
へ引き込まれて揺動アーム67が図4において一点鎖線
で示される位置から実線で示される位置に揺動し、それ
に伴ってエキセントリックシャフト57及び支持部材5
5Aが所定の角度だけ回転(図4において時計回りの方
向)し、前記バックフィード用押さえローラ53が間に
バンドBを挟んで前記バックフィードローラ51に圧接
せしめられる。
【0027】このときには、バックフィードローラ51
はワンウェイクラッチ45が噛み合い状態となる回転速
度より速く回転せしめられているので、該ワンウェイク
ラッチ45(の内外輪間)は滑り状態にあり、前記タイ
ミングベルト44を介しての前記カム用モータ30から
の回転駆動力は前記バックフィードローラ51の回転シ
ャフト16には伝達されない。
【0028】上記動作により、バンドBの送出余剰分が
バックフィードローラ51とこれに圧接せしめられてい
るバックフィード用押さえローラ53との間に挟まれた
状態で高速低トルクで引き戻され、一次引き締めが行わ
れる。そして、バンドBが被梱包物Wの外周面に当接し
てその送出余剰分が引き戻され、バンドBに作用する張
力が急激に大きくなると、高速フィード用モータ10に
作用する負荷が大きくなるとともに、バックフィードロ
ーラ51とバンドBとの間の摩擦力が急激に増大し、そ
れによって前記摩擦クラッチ25が滑り出して前記高速
フィード用モータ10により駆動されていた前記バック
フィードローラ51の回転シャフト16の回転速度が急
速に低下する。
【0029】そして、前記回転シャフト16の回転速度
が前記カム用モータ30により回転させられている前記
ワンウェイクラッチ45の外輪側の回転速度まで低下す
ると、前記ワンウェイクラッチ45のスプラッグが噛み
合って、今度は前記カム用モータ30から減速機40を
介して前記バックフィードローラ51の回転シャフト1
6に低速高トルクの回転駆動力が伝達され、それよっ
て、バンドBが前記バックフィードローラ51とバック
フィード用押さえローラ53との間に挟まれた状態で強
く引っ張られて二次引き締めが行われる。そして、バン
ドBがある程度強く引き締められると、今度は前記減速
機40の入力側に設けられた摩擦クラッチ42が滑り出
し、それによって、被梱包物WがバンドBで過剰に締め
付けられないようにされる。
【0030】ここで、本実施例の梱包機1においては、
ディジタルコードスイッチで外部設定した信号をプログ
ラマブルコントローラ(以下、PCという)に入力させ
るようにした二次引き締め時間設定手段100(後述す
る)により、二次引き締め時間の設定を行っている。以
下、図5及び図6を参照して前記二次引き締め時間設定
手段100の詳細について説明する。
【0031】図5は該二次引き締め時間設定手段100
の全体概略を示すシステム図であり、図6は操作スイッ
チ110の一例を示す図である。該操作スイッチ110
に設けられた、例えばロータリースイッチ等のディジタ
ルコードスイッチ111により外部設定された設定値
は、3ビットBCD(2進化10進数)信号としてPC
101に入力される。一方、ディップスイッチ112に
より設定された設定レンジも前記PC101に入力され
る。前記PC101は、その内部に内蔵されたプログラ
ムにしたがって、前記ロータリースイッチ111から入
力された数値(例えば、0〜7)、及び前記ディップス
イッチ112から入力された選択レンジ(例えば、2
0,50,100ms,…)に基づいて乗算等の演算式
により前記PC101の内部タイマ101aの設定値を
算出する。このようにして求められた該内部タイマ10
1aの設定値により前記バックフィード用ローラ圧接機
構61のソレノイド式アクチュエータ63のON動作時
間が設定され、これにより、二次引き締め時間が設定さ
れる。前記ディジタルコードスイッチ111、前記ディ
ップスイッチ112、前記PC101(前記内部タイマ
101a)等により前記二次引き締め時間設定手段10
0が構成されている。
【0032】前記操作スイッチ110は、図6に示すよ
うに、電源ランプ112、押すと機械が停止し、右に回
すと解除される停止スイッチ113、スタートスイッチ
114、押すと送り出し先端位置までバンドを送れる手
動バンド送りスイッチ115、押している間だけバンド
を戻せる手動戻しスイッチ116、バンドが無くなると
点滅するバンド切れ警報スイッチ117が配置されてい
る。
【0033】前記操作スイッチ110によりこまかく設
定された、被梱包物Wに最適な時間二次引き締めが行わ
れた後に、前記バンド端処理ユニット80において、後
グリップ82によるバンドBの後端側の拘持、ヒーター
によるバンドBの先端部と後端部との重合部分の加熱溶
融、プレス84による前記溶融重合部分の圧着・冷却及
びバンドBの後端の切断等が公知の態様及び手順で行わ
れ、それによって、被梱包物WがバンドBにより、その
性状に合った適切な張りで梱包される。
【0034】以上、本発明の一実施例を詳述したが、本
発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請
求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の
設計変更を行うことができる。たとえば、前記内部タイ
マ101aの設定値の演算は非線形の演算式を行うよう
にしてもよいことは勿論である。また、前記ディジタル
コードスイッチとしては、ロータリースイッチに限定さ
れず、目盛り等により設定可能でかつディジタル信号を
入力可能なスイッチであればどのようなスイッチでもよ
い。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の梱包機は、簡単な操作で二次引き締め時間を設定す
ることができ、しかも、外部ノイズにも強く誤操作の発
生を防止することができるとともに、広範な種類の被梱
包物の二次引き締めにも的確に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梱包機の一実施例の主要部のレイ
アウトを示す概略平面図。
【図2】実施例の梱包機の主要部のレイアウトを示す概
略正面図。
【図3】実施例の梱包機のフィードローラ周辺を示す拡
大平面図。
【図4】実施例の梱包機のフィードローラ周辺を示す拡
大正面図。
【図5】実施例の梱包機の二次引き締め時間設定手段の
全体概略を示すシステム図。
【図6】実施例の梱包機の操作スイッチの正面図。
【符号の説明】 4…作業テーブル 51…バックフィードローラ 53…バックフィード用押さえローラ 100…二次引き締め時間設定手段 101…プログラマブルコントローラ 101a…内部タイマ 111…ディジタルコードスイッチ 112…ディップスイッチ B…バンド W…被梱包物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−153414(JP,A) 特開 昭62−232289(JP,A) 特開 平6−135410(JP,A) 特開 昭61−217316(JP,A) 実開 平2−105803(JP,U) 実開 平4−21408(JP,U) 特公 平3−9004(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/18 - 13/22

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド(B)を作業テーブル(4)上に
    置かれた被梱包物(W)の周りに引き回すべく送り出し
    た後、前記バンド(B)を前記被梱包物(W)の外周面
    に巻き付けるべくその送出余剰分を一対のローラ(5
    1),(53)間に挟んで高速低トルクで引き戻す一次
    引き締めを行った後に、二次引き締め時間設定手段(1
    00)により設定された時間だけ低速高トルクで強く引
    き締める二次引き締めを行うようにされてなる梱包機に
    おいて、 前記二次引き締め時間設定手段(100)は、外部設定
    された設定時間値をディジタル信号として出力するディ
    ジタルコードスイッチ(111)と、時間設定レンジを
    可変とするディップスイッチ(112)と、該ディップ
    スイッチ(112)及びディジタルコードスイッチ(1
    11)からの設定時間値信号を入力するとともに、該設
    定時間値信号を基に内蔵されたプログラムにしたがって
    二次引き締め時間を設定する内部タイマ(101a)を
    有するプログラマブルコントローラ(101)と、を備
    えたことを特徴とする梱包機。
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