JPH0235777Y2 - - Google Patents

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JPH0235777Y2
JPH0235777Y2 JP15070985U JP15070985U JPH0235777Y2 JP H0235777 Y2 JPH0235777 Y2 JP H0235777Y2 JP 15070985 U JP15070985 U JP 15070985U JP 15070985 U JP15070985 U JP 15070985U JP H0235777 Y2 JPH0235777 Y2 JP H0235777Y2
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shaft
pulley
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winding
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、例えばスカートのベルト部分等を
加工するために、帯状の加工布に熱可塑性合成樹
脂よりなる芯地テープを加熱・加圧接着する芯地
加工用プレス機に係り、特に加工後のワークを巻
取る構成に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のプレス機においては、加工後の
ワークが搬出口から自然落下により放出されるよ
うになつていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この従来機において帯状のワークを
連続的に加工する際には、加工後のワークの回収
状態が極めて乱雑となるため、作業者が再びそれ
を整然と巻き取る必要があるばかりでなく、帯状
のワークに折れ目が残つて次工程における縫製作
業に支障をきたすという問題点があつた。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は上記問題点を解決するためになされ
たものであつて、その解決手段は、モータ10に
より駆動されるベルト9,12を備えそのベルト
9,12の周回に伴い帯状のワークWを加熱・加
圧して搬出するプレス装置1と、そのプレス装置
1から搬出された加工後のワークWを巻き取る巻
取部材20と、その巻取部材20と前記プレス装
置1のモータ10との間に設けられモータ10の
駆動を巻取部材20に伝達する駆動伝達機構と、
その駆動伝達機構はモータ10の回転に対し巻取
部材20をスリツプ回転可能に駆動連結するスリ
ツプ部材29,31を備えていることとから構成
されている。
(作用) 従つて、この考案の芯地加工用プレス機におい
ては、プレス装置1の搬出口13より搬出された
加工後のワークWは常に緊張状態で前記巻取部材
20上に巻取られる。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。
第1図に示すように、この実施例の芯地接着用
プレス機は、作業台(図示しない)上に設置され
るプレス装置1と、そのプレス装置1に一体的に
組付けられた回収装置2とから構成されている。
プレス装置1の下部フレーム3上にはテーブル
4が組付けられている。そのテーブル4の右端に
は、支持腕5を介して芯地供給リール6が回転可
能に支持されている。その芯地供給リール6には
熱可塑性合成樹脂製の連続する芯地テープ7が巻
回されている。その芯地テープ7の下側において
前記テーブル4には帯状の加工布8が供給される
ようになつている。
また、プレス装置1のフレーム3内にはエンド
レス状の搬送ベルト9が張設され、後記するモー
タ10によつて周回駆動されて、その上側部が常
に第1図の左方に向かつて移動するようになつて
いる。この搬送ベルト9の上面を覆うようにプレ
ス装置1の上部には上部フレーム11が配置さ
れ、その内部には加熱用ヒータ(図示しない)と
加圧ベルト12とが組み込まれている。そして、
前記芯地テープ7と加工布8とは、搬送ベルト
9、加圧ベルト12及び前記ヒータの協働により
加圧・加熱接着された後、前記回収装置2側の搬
出口13より搬出されるようになつている。
次に、前記回収装置2の構成について詳述す
る。
前記プレス装置1の搬出口13の近傍には支持
腕14が上方に向かつて斜状に延びるように取付
けられ、その中央部下面には前記ワークWを円滑
に案内するガイド15が設けられている。支持腕
14の先端には収容ボツクス16が設けられ、第
3図に示すようにその収容ボツクス16内には、
左右一対の軸受17,18によりシヤフト19が
回転可能に支持されている。
シヤフト19の一端部は収容ボツクス16より
外方に突出しており、その突出端部にはワークW
を回収する巻取部材20が取付けられている。そ
の巻取部材20は相対向する一対の円形のリール
板21を備え、両リール板21の内側に固定され
た一対の支持ローラ22には、ワークWを巻き取
る巻取筒23が外嵌されている。また、両リール
板21の外側においてシヤフト19には、ねじ2
4によりスライド調節可能な一対の止め具25が
取付けられている。
次に、モータ10の駆動を前記巻取部材20に
伝達する駆動伝達機構を第3図に基づいて詳述す
る。
駆動伝達機構は前記シヤフト19を含み、その
シヤフト19上にはベルト37が巻回されたプー
リ26が相対回転及びスライド可能に挿通されて
いる。プーリ26の一側においてシヤフト19上
には、中間部材としてのスリーブ27がねじ28
を介して固定されている。そのスリーブ27のプ
ーリ26と対向する面には皮製の第1のスリツプ
部材29が固着されている。そのスリツプ部材2
9のプーリ26と対向する面には複数のコルク3
0が固着されている。また、第1のスリツプ部材
29の反対側におけるプーリ26の他側面には、
皮製の第2のスリツプ部材31が固着され、その
外面には前記と同様にコルク30が取付けられて
いる。
又、前記シヤフト19の基端部分にはねじ部3
2が形成されるとともに、そのねじ部32と同一
の長さで延びる切り溝33が刻設されている。前
記第2のスリツプ部材31をプーリ26との間に
挟むように、シヤフト19の基端部分には中間部
材としてのリング48が外嵌され、その内周縁に
突設した係止部34と前記切り溝33との嵌合に
よりシヤフト19に対し相対回転不能及びスライ
ド可能となつている。シヤフト19のねじ部32
に螺着されたナツト35と前記リング48との間
においてシヤフト19にはばね36が嵌挿され、
ナツト35により調節されたばね力によりリング
48が第2のスリツプ部材31を介してプーリ2
6の一側面に圧接されるとともに、プーリ26の
他側面が第2のスリツプ部材29を介してスリー
ブ27に圧接されるようになつている。従つて、
前記シヤフト19、ベルト37、プーリ26、ス
リーブ27、両スリツプ部材29,31、リング
48及びばね36によりモータ10の駆動を巻取
部材20に伝達するための駆動伝達機構が構成さ
れている。なお、前記軸受18は図示しない支持
部材を介して収容ボツクス16の底板に支持され
ている。
次いで、前記プーリ26とモータ10との連結
構成について詳述する。第2図に示すように、モ
ータ10はプレス装置1の背面側に設けられてい
て、そのモータ10の出力軸10a上には駆動ス
プロケツトホイール38が装着されている。駆動
スプロケツトホイール38と一対の中間スプロケ
ツトホイール39,40及び従動スプロケツトホ
イール41にはチエーン42が掛装されている。
前記支持腕14内において従動スプロケツトホイ
ール41と同軸上の駆動プーリ43と前記プーリ
26との間には、中間ローラ44を介して前記ベ
ルト37が張架されている。そして、モータ10
の駆動時にはプレス装置1の前記搬送ベルト9及
び加圧ベルト12が周回されるとともに、これら
に同期してプーリ26が回転される。
一方、前記中間スプロケツトホイール39を支
持するレバー45は、その中間部にてねじ46を
介し取付板47に対して回動自在に支持されてい
る。そして、ねじ46を緩めレバー45を第2図
の反時計方向に回動したときには、チエーン42
が緩められ、それを従動スプロケツトホイール4
1から取外し、その状態でベルト37を容易に交
換し得るようになつている。
従つて、以上のように構成されたこの実施例の
芯地加工用プレス機においては、プレス装置1に
て接着されたワークWはガイド15に案内され
て、巻取部材20の巻取筒23上に回収される。
この場合、前記駆動伝達機構は次のように作用す
る。まず、モータ10の駆動はチエーン42及び
ベルト37を介してプーリ26に伝達される。プ
ーリ26の回転は第1及び第2のスリツプ部材2
9,31を介してスリーブ27とリング48に伝
達され、これにより、シヤフト19と一体に巻取
部材20が巻取り方向に回転される。
ところで、巻取部材20が無負荷の場合には、
前記両スリツプ部材29,31が作用せず、シヤ
フト19はプーリ26と一体に回転する。プーリ
26の回転数は巻取部材20が無負荷であるとき
に、その巻取部材20の巻取速度がプレス装置1
のワークWの搬出速度と同等又はそれよりも大き
くなるように予め設定されている。従つて、作業
の進行に伴い、巻取部材20に巻取られたワーク
Wの巻径が大きくなると、これに従いワークWの
巻取速度も増大しようとするが、この時、前記ス
リツプ部材29,31が作用してプーリ26とシ
ヤフト19との間にスリツプが発生する。従つ
て、プレス装置1の搬出口13と巻取部材20と
の間のワークWには常に張力が作用し、これによ
り、ワークWを緊張状態で巻取部材20上に巻取
ることができる。しかも、ワークWに作用する張
力は、前記ナツト35の操作によりばね36のば
ね力を調整することにより容易に変更できるの
で、ワークWの種類又は搬出速度等に適応させる
ことができる。
また、プーリ26はプレス装置1の搬送ベルト
9及び加圧ベルト12を駆動するモータ10によ
つて回転されるので、プレス装置1におけるワー
クWの送り速度が変更された場合でも、それに連
動してプーリ26の回転も自動的に変化する。こ
のため、巻取部材20を独自のモータ10によつ
て駆動する構成と比較して部品点数が少なくなる
ばかりでなく、電気制御系の構成をより簡単なも
のとすることができる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えばスリツプ部材の配置場所を適宜
変更するなど、この考案の主旨を逸脱しない範囲
で各部の構成、形状を任意に変更して具体化して
もよい。
考案の効果 以上詳述したようにこの考案の芯地加工用プレ
ス機においては、プレス装置から搬出されたワー
クを常に緊張状態で巻取ることができるので、簡
単な構成によりワークのたるみを防止して回収作
業を円滑に行うことができるという優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例を示す
芯地加工用プレス機の正面図、第2図はモータの
周辺構成を示す背面図、第3図は巻取部材と駆動
伝達機構を示す拡大部分断面図である。 図において、1はプレス装置、5は支持腕、7
は芯地テープ、8は加工布、10はモータ、13
は搬出口、19はシヤフト、20は巻取部材、2
6はプーリ、29,31はスリツプ部材、30は
コルク、Wはワークである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 モータ10により駆動されるベルト9,12
    を備え、そのベルト9,12の周回に伴い帯状
    のワークWを加熱・加圧して搬出するプレス装
    置1と、 そのプレス装置1から搬出された加工後のワ
    ークWを巻き取る巻取部材20と、 その巻取部材20と前記プレス装置1のモー
    タ10との間に設けられ、モータ10の駆動を
    巻取部材20に伝達する駆動伝達機構と、 その駆動伝達機構は、モータ10の回転に対
    し巻取部材20をスリツプ回転可能に駆動連結
    するスリツプ部材29,31を備えていること
    と から構成したことを特徴とする芯地加工用プレ
    ス機。 2 前記駆動伝達機構は、前記巻取部材20と一
    体に回転するシヤフト19と、 そのシヤフト19上に相対回転可能に挿通さ
    れたプーリ26と、 そのプーリ26と前記モータ10との間に張
    架されたベルト37と、 前記シヤフト19上に相対回転不能に挿通さ
    れた中間部材27,48と、 その中間部材27,48と前記プーリ26と
    の間においてシヤフト19上に挿通された前記
    スリツプ部材29,31と、 前記プーリ26又は中間部材27のいずれか
    一方はシヤフト19に対しスライド可能である
    ことと、 前記スリツプ部材29,31を介してプーリ
    26と中間部材27,48とを互いに圧接させ
    るばね部材36と、 から構成されている実用新案登録請求の範囲第
    1項記載の芯地加工用プレス機。 3 前記ばね部材36は、前記シヤフト19に嵌
    挿され、そのシヤフト19にはばね部材36の
    ばね力を調整するための調整部材35が設けら
    れている実用新案登録請求の範囲第2項記載の
    芯地加工用プレス機。
JP15070985U 1985-09-30 1985-09-30 Expired JPH0235777Y2 (ja)

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JPS6260225U JPS6260225U (ja) 1987-04-14
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