JPH0353069Y2 - - Google Patents

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JPH0353069Y2
JPH0353069Y2 JP43287U JP43287U JPH0353069Y2 JP H0353069 Y2 JPH0353069 Y2 JP H0353069Y2 JP 43287 U JP43287 U JP 43287U JP 43287 U JP43287 U JP 43287U JP H0353069 Y2 JPH0353069 Y2 JP H0353069Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はブレーキシユー用ライニングの送出し
装置に関するものである。
従来技術 従来より、長手板状を成し且つ円弧状に湾曲す
る複数のブレーキシユー用ライニングをその厚さ
方向において積み重ねた状態で保持するととも
に、それら複数のライニングのうち最も内周側に
位置するものから前記円弧に略沿つて連続的に送
り出す装置が提供されている。かかる装置におい
ては、通常、外周側に向かう程幅寸法が増大する
環状のV溝を有する送りローラが設けられてお
り、そのV溝上に前記複数のライニングを積み重
ねた状態で送りローラを回転駆動することによ
り、そのV溝の両内壁面と前記最も内周側に位置
するライニングの送り方向と直角な方向の両側部
との摩擦抵抗に基づいてライニングが所定の引出
し装置まで押し出され、これら送りローラおよび
引出し装置の作動に伴つてライニングが連続的に
送り出されるようになつている一方、前記V溝の
両内壁面とライニングの前記両側部との間の摩擦
抵抗を増大させるべく、そのV溝の両内壁面に内
周側から外周側に向かつて延びる複数の突条を設
けること等が行われている。
考案が解決すべき問題点 しかしながら、前記V溝の両内壁面とライニン
グの前記両側部との間の摩擦抵抗を単に増大させ
ることにより両者の間の滑りを確実に防止するこ
とは困難であり、この滑りに起因して送りローラ
によるライニングの送出し間隔が比較的大きくば
らついたり或いは不要に増大させられる場合があ
つたのである。
問題点を解決するための手段 本考案は以上の事情を背景にして為されたもの
であり、その要旨とするところは、前記のような
ブレーキシユー用ライニングの送出し装置であつ
て、(a)前記最も内周側に位置するライニングの前
記円弧の略中心を回動中心として回動可能に設け
られ、そのライニングの送り方向後端部と当接さ
せられる当接部を有する回動部材と、(b)その回動
部材を、前記当接部が未だ送り出されていない前
記最も内周側に位置するライニングの前記送り方
向後端部と当接可能な第1位置と、その当接部が
該ライニングの送り方向後端部と当接しつつその
ライニングを前記円弧に略沿つて所定距離押し出
す第2位置とに往復回動させる駆動装置とを含む
ことにある。
作用および考案の効果 このようにすれば、駆動装置により回動部材が
前記第1位置と第2位置とにおいて往復駆動され
ることによつて、その回動部材の当接部が前記最
も内周側に位置するライニングの送り方向後端部
と当接しつつそのライニングが前記円弧に略沿つ
て所定距離だけ確実に押し出されるので、従来の
ようにライニング送り時の滑りに起因してライニ
ングの送り出し間隔が比較的大きくばらついたり
或いは不要に増大させられるのを効果的に防止し
得る。
実施例 以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図は本考案のライニング送出し装置がブレ
ーキシユーに用いられるライニングの内周面に接
着材を連続的に塗布するための装置に適用された
場合の一例を示す図であつて、10は、長手板状
を成し且つ円弧状に湾曲する複数のライニング1
2をその厚さ方向において積み重ねた状態で保持
するライニング保持器である。ライニング保持器
10は断面が長手矩形状を有する筒状を成してお
り、その図中下方は開口させられている。このラ
イニング保持器10の下端部には一対の支持ロツ
ド14が互いに所定間隔隔てて幅方向に架け渡さ
れており、この支持ロツド14により前記複数の
ライニング12が各内周面が図においてそれぞれ
下方に位置する状態で積み重ねられて支持されて
いる。上記支持ロツド14の取付位置は、最も内
周側(図中下方側)に位置して支持ロツド14と
当接するライニング12がその円弧に略沿つて送
り出される際に、そのライニング12がライニン
グ保持器10の下端部と係合することがない位置
に予め決定されている。
ライニング保持器10の図中下方には、長手状
の回動部材16がその一端部において軸18によ
り回動可能に支持されている。この回動部材16
の回動中心は、前記最も下方に位置して支持ロツ
ド14と当接するライニング12の前記円弧の略
中心に位置するように決定されている。回動部材
16の他端部には、前記回動中心を中心とする円
弧に略沿つて一方向へ所定距離突き出す突出部2
0が設けられており、この突出部20の突出端面
22が前記最も下方に位置するライニング12の
送り方向後端部(図中右端部)と当接させられる
ようになつている。したがつて、本実施例におい
ては突出端面22が当接部に相当する。
回動部材16の長手方向中間部には、エアシリ
ンダ24のピストンロツド26の先端部が回動可
能に取り付けられている。このエアシリンダ24
は、本実施例の駆動装置を構成するものであつ
て、回動部材16を、その突出部20の突出端面
22が未だ送り出されていない前記最も下方に位
置するライニング12の送り方向後端部と当接可
能な第1位置と、その突出端面22がライニング
12の送り方向後端部と当接しつつそのライニン
グ12を前記円弧に略沿つて所定距離押し出す第
2位置(第1図に示す位置)とに往復回動させ
る。この所定距離は、後述の第1引出し装置28
によりライニング12をライニング保持器10内
から引き出すに必要かつ充分な距離であつて、後
述のストツパ38の位置に基づいて決定される。
一方、ライニング保持器10の下方であつて且
つライニング12の送り方向前端部側に位置する
部分には、前記所定距離押し出されたライニング
12をライニング保持器10内から引き出す第1
引出し装置28と、その第1引出し装置28によ
り引き出されたライニング12を更に引き出す第
2引出し装置30と、その第2引出し装置30に
より引き出されたライニング12の内周面に接着
材を塗布してそのライニング12を図示しないコ
ンベアへ送り出す塗布装置32とが設けられてい
る。
上記第1引出し装置28は、駆動ローラ34と
その駆動ローラ34と対向して設けられ且つスプ
リング35により駆動ローラ34に向かつて常時
付勢された押込みローラ36とを有して構成され
ており、その押込みローラ36から前記送り方向
へ僅かに離れた位置には、ライニング12の前記
所定距離以上の押出しを阻止するストツパ38が
設けられている。なお、42は、押込みローラ3
6の駆動ローラ34に対して接近離隔する方向の
相対位置を検出するための近接スイツチである。
上記第2引出し装置30は、駆動ローラ44
と、その駆動ローラ44と対向して設けられてス
プリング46により駆動ローラ44と接近する方
向へ常時付勢され、第1引出し装置28により引
き出されたライニング12を駆動ローラ44に所
定の押圧力で押し付けるローラ48とから成る。
上記塗布装置32は、図示しない供給装置から
接着材が供給されるノズル50と、スプリング5
2によりそのノズル50の先端部に向かつて常時
付勢され、第2引出し装置30により引き出され
たライニング12の内周面をノズル50に所定の
押圧力で押し付けつつ回転駆動される駆動ローラ
54とを有して構成されている。
次に、以上のように構成された送出し装置の作
動を説明する。
先ず、回動部材16をエアシリンダ24により
前記第1位置から第2位置へ回動させて、ライニ
ング保持器10内において最も下方に位置するラ
イニング12の送り方向後端部を回動部材16の
前記突出端面22により押動することによつて、
一個目のライニング12を押込みローラ36をス
プリング35の付勢力に抗して駆動ローラ34か
ら離隔する方向へ押し上げつつ前記所定距離押し
出す一方、回動部材16を再び第2位置から第1
位置へ回動させてその突出端面22を次のライニ
ング12の送り方向後端部と当接可能な位置に位
置させる。このとき、前記所定距離押し出された
ライニング12はストツパ38と係合することな
く駆動ローラ34によりライニング保持器10内
から引き出され、そのライニング12の送り方向
後端部が第1図中左側に位置する支持ロツド14
を越えたとき、手動操作によつてシリンダ24を
作動させることにより次のライニング12を駆動
ローラ36を押し上げつつストツパ38と当接す
るまで前記所定距離押し出す。第1図はこのとき
の状態を示しており、この状態において前記近接
スイツチ42はON状態とされる。
次いで、ライニング12aの送り方向後端部が
ストツパ38を通過したとき、押込みローラ36
によりライニング12bの送り方向前端部が駆動
ローラ34に向かつて押し付けられる。このと
き、近接スイツチ42がOFF状態とされて図示
しないタイマーがスタートさせられる一方、予め
定められた所定時間経過してライニング12aの
送り方向前端部が第2引出し装置30および塗布
装置32を通過するとともにそのライニング12
aの送り方向後端部が第1図中左側に位置する支
持ロツド14を越えたとき、次のライニング12
bが回動部材16によりストツパ38と当接する
まで押し出される。そして、これ以降は上述の場
合と同様にして回動部材16が往復駆動されるに
伴つて、ライニング12が連続的に送り出されて
塗布装置32により所定の接着材56がライニン
グ12の内周面に順次塗布されることとなる。
このように、本実施例によれば、エアシリンダ
24により回動部材16が前記第1位置と第2位
置とにおいて往復回動されることによつて、その
回動部材16の前記突出端面22が最も下方に位
置するライニング12の送り方向後端部と当接し
つつそのライニング12が前記円弧に略沿つて第
1引出し装置28まで確実に押し出されるので、
ライニングの送り方向と直角な方向の両側部と送
りローラのV溝両内壁面との摩擦抵抗に基づいて
ライニングを所定の引出し装置まで押し出す従来
の場合に比べてライニング12が一層確実に送り
出される。この結果、ライニング12の送出し間
隔が比較的大きくばらついたり或いは不要に増大
させられることが従来に比べて効果的に防止され
る。
また、本実施例によれば、ライニング12は前
記所定距離押し出された状態で待機させられると
ともに、そのライニング12bの送り方向前端部
が、先に送り出されたライニング12aの送り方
向後端部がストツパ38を通過するのと同時に第
1引出し装置28により第2引出し装置30に向
かつて送り出されるように構成されているので、
上記効果が一層確実に得られることとなる。
また、本実施例によれば、ライニング12は回
動部材16の突出端面22によりその送り方向後
端部が押動されつつ第1引出し装置28まで送り
出されるので、ライニングの送り方向と直角な方
向の両側部と送りローラのV溝両内壁面との摩擦
抵抗に基づいて所定の引出し装置までライニング
を送る従来の場合のようにライニングの送り方向
と直角な方向の側部に欠けが生じたり或いはその
側部に表示さた保証マーク等が消滅することが防
止されるとともに、前記V溝内壁面に滑り防止用
の突条等が設けられている場合においてその突条
等が摩耗した場合の修理あるいは交換等の作業が
不要となる利点がある。
なお、前述の実施例において駆動装置はエアシ
リンダ24にて構成されているが、必ずしもその
必要はなく、たとえば回動部材16をその回動中
心まわりに回動させる所定のモータであつても良
い。
また、前述の実施例において第1引出し装置2
8およびストツパ38等は必ずしも必要なもので
はなく、回動部材16により押し出されたライニ
ング12を第2引出し装置30と同様の引出し装
置により直接引き出すように構成することも可能
である。このようにしても、本考案の一応の効果
を得ることが可能である。
また、前述の実施例においては、本考案の送出
し装置がライニングの内周面に接着材を塗布する
装置に適用された場合について説明したが、送り
出されたライニングに所定の加工を施す場合等に
おいても使用し得ることは勿論である。
その他、本考案はその趣旨を逸脱しない範囲に
おいて種々変更が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の送出し装置がライニング内周
面に接着材を塗布するための装置に適用された場
合の一例を示す図であつて、一部を切り欠いて示
す要部正面図である。 12,12a,12b……ライニング、16…
…回動部材、22……突出端面、24……シリン
ダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 長手板状を成し且つ円弧状に湾曲する複数のブ
    レーキシユー用ライニングをその厚さ方向におい
    て積み重ねた状態で保持するとともに、該複数の
    ライニングのうち最も内周側に位置するものから
    前記円弧に略沿つて連続的に送り出す装置であつ
    て、 前記最も内周側に位置するライニングの前記円
    弧の略中心を回動中心として回動可能に設けら
    れ、該ライニングの送り方向後端部と当接させら
    れる当接部を有する回動部材と、 該回動部材を、前記当接部が未だ送り出されて
    いない前記最も内周側に位置するライニングの前
    記送り方向後端部と当接可能な第1位置と、該当
    接部が該ライニングの送り方向後端部と当接しつ
    つ該ライニングを前記円弧に略沿つて所定距離押
    し出す第2位置とに往復回動させる駆動装置とを
    含むことを特徴とするブレーキシユー用ライニン
    グの送出し装置。
JP43287U 1987-01-05 1987-01-05 Expired JPH0353069Y2 (ja)

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JPS63109044U JPS63109044U (ja) 1988-07-13
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