JPH06269753A - スリッター微粉除去装置 - Google Patents

スリッター微粉除去装置

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JPH06269753A
JPH06269753A JP8533393A JP8533393A JPH06269753A JP H06269753 A JPH06269753 A JP H06269753A JP 8533393 A JP8533393 A JP 8533393A JP 8533393 A JP8533393 A JP 8533393A JP H06269753 A JPH06269753 A JP H06269753A
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JP
Japan
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fine powder
slitter
sheets
adhesive roll
roll
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JP8533393A
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Hiroshi Nishiwaki
宏 西脇
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Techno Roll Co Ltd
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Techno Roll Co Ltd
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  • Details Of Cutting Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スリッターにおいてシート類から発生する裁
断微粉を除去する粘着ロールの微粉除去能力を長期にわ
たって維持し、粘着ロールの周面に付着した微粉や塵埃
を頻繁に清掃しないで済むようにし、スリッターの稼働
率を高める。 【構成】 スリッターを通るシート類の一定長さ毎に粘
着ロール13を瞬時シート類から離し、そのとき粘着ロ
ール13をロール軸芯方向に移動し、シート類の裁断口
36に接する粘着ロール13の接触箇所を変えることに
よって、スリッターにおいて発生してシート類に付着し
ている裁断微粉が、絶えず粘着ロール13の新しい箇所
に吸着して除去されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、布帛、フイルム等
(以下、シート類と言う。)を搬送しつつ、その搬送方
向に沿って裁断するスリッターにおいて、裁断後のシー
ト類の表面に付着している裁断微粉を除去するスリッタ
ー微粉除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者は、印刷工程等において搬送さ
れるシート類の表面に付着している塵埃を粘着ロールに
粘着させて除去する装置を発明し、特開平2−2271
77、特開平1−258951、特開昭63−1238
8等に開示しており、その装置をスリッターに裁断され
てシート類の裁断口付近に付着している微粉を除去する
ために使用してみた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】搬送しつつ裁断するス
リッターを通して出来るシート類の裁断口は、その搬送
方向に真っ直ぐに連続したものであり、その際生じる微
粉は裁断口に絡まっているか裁断口付近に付着してい
る。このため、その微粉を除去するために上記先願発明
に係る装置を使用すると、粘着ロールの裁断口の通る箇
所にだけ微粉が付着し、その付着した微粉に裁断口の通
る箇所だけが覆われて微粉除去能力を失い、その箇所の
周辺が微粉を除去する粘着力を有していても、スリッタ
ーを止めて粘着ロールの周面全体を清掃しなければなら
なくなる。特に紙や布帛等の繊維質のシート類では裁断
口から微粉が発生し易いため、そのスリッターに粘着ロ
ールを適用すると、紙や布帛等を20m程度裁断しただ
けでも、粘着ロールの裁断口の通る箇所だけが微粉に覆
われて微粉除去能力がなくなるので、頻繁に粘着ロール
を清掃しなければならず、その都度スリッターを止めな
ければならないので、スリッターの稼働率が著しく低下
する。
【0004】そこで本発明は、搬送されるシート類を搬
送方向に沿って裁断するスリッターにおいて、その裁断
されたシート類の表面に付着している裁断微粉を粘着ロ
ールによって除去する場合において、粘着ロールの微粉
除去能力が長期にわたって維持され、その周面を頻繁に
清掃しないで済むようにし、そうすることによってスリ
ッターの稼働率を高めることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスリッター
微粉除去装置14は、搬送されるシート類11を搬送方
向に沿って裁断するスリッター12において裁断された
シート類の表面に付着している裁断微粉を貼着除去する
粘着ロール13と、その粘着ロール13をシート類11
の搬送面に向けて往復駆動する往復駆動装置15と、粘
着ロール13をロール軸芯方向に駆動する装置16を具
備することを特徴とするものである。
【0006】粘着ロール13をシート類11の搬送面に
向けて往復駆動する往復駆動装置15は、エアーシリン
ダー、油圧シリンダー、電磁弁、カム、リンク等の駆動
装置30と、それに駆動される従動子たる可動部材22
によって構成し、その可動部材22に粘着ロール13の
軸芯を軸支させて適用される。粘着ロール13をロール
軸芯方向に駆動する装置16(以下、水平駆動装置と言
う。)も、エアーシリンダー、油圧シリンダー、電磁
弁、カム、リンク等の駆動装置と、それに駆動される従
動子たる可動部材とによって構成され、その可動部材は
粘着ロール13に直接連結し、或いは、粘着ロールを軸
支する軸材に連結して適用される。
【0007】その場合、微粉を除去するために作動して
いる粘着ロール13は、その作動中にシート類11の表
面に粘着しつつ回転している。このため、その作動中に
粘着ロール13を、その回転方向に直交するロール軸芯
方向に駆動しようとすると、粘着ロール13がシート類
11からの強い反力を受けることになり、それを敢えて
ロール軸芯方向に駆動するとシート類11が粘着ロール
13に引きずられて搬送方向に沿った縦皺がシート類1
1に生じるため、現実的に作動中の粘着ロール13をロ
ール軸芯方向に駆動することは出来ない。従って、水平
駆動装置16は、粘着ロール13が往復駆動装置15に
駆動されてシート類11から引き離された時点で、粘着
ロール13をロール軸芯方向に駆動するように作動する
ようにする。
【0008】
【実施例】図1と図2は本発明の実施例を図示するもの
であり、スリッター12は、シート類11を送り出す送
出ロール23と、シート類11を巻き取る巻取ロール2
4と、シート類11を送出ロール23から巻取ロール2
4へと導くガイドロール27と、シート類11の幅方向
に一定間隔で配置された多数のデイスクナイフ25と、
シート類11を支えるバックアップロール26とによっ
て構成され、シート類11は送出ロール23から引き出
されて巻取ロール24に巻き上げられる過程においてデ
イスクナイフ25によって多数条のテープ31に裁断さ
れて巻取ロール24に巻き上げられる。
【0009】スリッター微粉除去装置14は、デイスク
ナイフ25から引き出される多数条のテープ31に向け
て支架された粘着ロール13と、それら多数条のテープ
31に向けて粘着ロール13を往復駆動する往復駆動装
置15と、粘着ロール13をロール軸芯方向に駆動する
水平駆動装置16とによって構成されている。
【0010】水平駆動装置16は、螺子軸17と、その
螺子軸17に螺子合わされる貫通した螺子孔18を有す
る雌螺子フランジ19と、螺子軸17を回転するモータ
ー20とによって構成され、螺子軸17とモーター20
の間はタイミングベルト33によって連結されている。
螺子軸17と螺子孔18の螺子山のピッチは約2mmに
設定されている。
【0011】粘着ロール13は、周面が粘着性を有する
筒体21によって構成され、螺子軸17に螺子合わされ
た雌螺子フランジ19に外嵌して可回転に軸支され、搬
送される多数条のテープ31に接して回転するようにな
っている。29は、雌螺子フランジ19と筒体21の間
に装着されたベアリングであり、それによって筒体21
は雌螺子フランジ19に対して可回転になっている。
【0012】往復駆動装置15は、エアーシリンダー3
0と、そのピストンロッド32の先端に装着されて駆動
される可動部材22と、レール15と、レール15と摺
動自在に係合するスライドブラケット34とによって構
成され、可動部材22はスライドブラケット34に担持
されている。水平駆動装置16の螺子軸17は可動部材
22に軸支され、エアーシリンダー30に可動部材22
が往復駆動されるとき、粘着ロール13がテープ31か
ら離れるようになっている。28は、粘着ロール13が
離れる際にテープ31を押さえる押えロールである。
【0013】モーター20には、可動部材22を介して
エアーシリンダー30に駆動されて粘着ロール13がテ
ープ31から離れる毎に螺子軸17を1回転させるサー
ボモーターが使用され、螺子軸17と螺子孔18の螺子
山のピッチが約2mmになっているので、粘着ロール1
3は、テープ31から離れる毎に雌螺子フランジ19と
共にロール軸芯方向に螺子山の1ピッチ分(約2mm)
づつ移動することになる。而して、テープ31の側縁で
あるシート類の裁断口36に接触回転し、粘着ロール1
3の裁断口の通る箇所が、微粉が付着して微粉除去能力
が低下した場合にエアーシリンダー30を駆動すると、
それまで裁断口に接していた部分の周辺であって未だ微
粉が付着しておらず微粉除去能力を有する粘着ロール1
3の新しい箇所と裁断口36が接触回転することにな
り、その裁断口から生じた微粉は、その新しい箇所に吸
着して除去されることになる。
【0014】このようにして粘着ロール13は、螺子軸
17の螺子山の1ピッチ分(約2mm)づつ移動して、
デイスクナイフ25の配置された間隔分、即ち、テープ
31の幅相応分だけロール軸芯方向に移動し終えるまで
長期にわたって微粉を除去することになり、その周面を
頻繁に清掃しないで済み、スリッター12の稼働率が向
上することになる。尚、そのように粘着ロール13がロ
ール軸芯方向に移動して周面全体に微粉が付着した場
合、その微粉を除去するために、前記先願発明の特開平
2−227177に係る清掃装置を粘着ロール13の付
近に取り付けておくとよい。
【0015】上記の通り本発明では、スリッターを通る
シート類の一定長さ毎に粘着ロール13を瞬時シート類
から離し、そのとき粘着ロール13をロール軸芯方向に
移動し、シート類の裁断口36に接する粘着ロール13
の接触箇所を変えることによって、スリッターにおいて
発生してシート類に付着している裁断微粉が、絶えず粘
着ロール13の新しい箇所に吸着して除去されるように
するものであり、往復駆動装置15と水平駆動装置16
は、シート類11が一定長さ搬送され裁断される毎に駆
動するようにコンピューターによって制禦される。
【0016】
【発明の効果】上記の通り本発明に係るスリッター微粉
除去装置14の粘着ロール13は、テープ状に裁断され
たシート類(31)が一定長さ搬送される毎にシート類
31から離れ、その都度軸芯方向に移動し、それまでシ
ート類の裁断口36に接していなかった粘着ロールの周
面の新しい箇所が裁断口に接することになる。このた
め、シート類31の表面の裁断微粉は粘着力を有する新
しい箇所に付着して確実に除去されることになり、その
ように順次軸芯方向に移動して粘着ロールの周面全体に
裁断微粉が付着するまで粘着ロールを清掃する必要がな
くなるからスリッターの稼働率が向上する。このように
本発明に係る微粉除去装置14は、シート類11を多数
条のテープ31に裁断するスリッター12における裁断
微粉の除去に好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る微粉除去装置の要部斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る微粉除去装置の要部正面図であ
る。
【符号の説明】
11 シート類 12 スリッター 13 粘着ロール 14 微粉除去装置 15 往復駆動装置 16 水平駆動装置 17 螺子軸 18 螺子孔 19 雌螺子フランジ 20 モーター 21 筒体 22 可動部材 23 送出ロール 24 巻取ロール 25 ナイフ 26 バックアップロール 27 ガイドロール 28 押えロール 29 ベアリング 30 エアーシリンダー 31 テープ 32 ピストンロッド 33 タイミングベルト 34 スライドブラケット 35 レール 36 裁断口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06H 7/00 7199−3B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 搬送されるシート類11を搬送
    方向に沿って裁断するスリッター12において裁断され
    たシート類の表面に付着している裁断微粉を貼着除去す
    る粘着ロール13を有するスリッター微粉除去装置であ
    り、(b) 粘着ロール13をシート類11の搬送面に
    向けて往復駆動する往復駆動装置15と、(c) 粘着
    ロール13を、その粘着ロールの軸芯方向に駆動する装
    置16を具備することを特徴とするスリッター微粉除去
    装置。
  2. 【請求項2】 (a) 前掲請求項1に記載の粘着ロー
    ルの軸芯方向に駆動する装置16が、螺子軸17と、そ
    の螺子軸17に螺子合わされる貫通した螺子孔18を有
    する雌螺子フランジ19と、螺子軸17を回転するモー
    ター20を具備し、(b) 粘着ロール13の周面が、
    粘着性を有する筒体21によって構成され、(c) そ
    の筒体21が、螺子軸17に螺子合わされた雌螺子フラ
    ンジ19に可回転に軸支されており、(d) 往復駆動
    装置15の可動部材22が螺子軸17を軸支しているこ
    とを特徴とする前掲請求項1に記載のスリッター微粉除
    去装置。
  3. 【請求項3】 前掲請求項2に記載のモーター20が、
    往復駆動装置15によって粘着ロール13がシート類1
    1から引き離された時点で回転稼働するものであること
    を特徴とする前掲請求項1に記載のスリッター微粉除去
    装置。
JP8533393A 1993-03-19 1993-03-19 スリッター微粉除去装置 Expired - Lifetime JPH0753264B2 (ja)

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