JP2617559B2 - 極薄板材の切断・巻取り装置 - Google Patents

極薄板材の切断・巻取り装置

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JP2617559B2 JP1038209A JP3820989A JP2617559B2 JP 2617559 B2 JP2617559 B2 JP 2617559B2 JP 1038209 A JP1038209 A JP 1038209A JP 3820989 A JP3820989 A JP 3820989A JP 2617559 B2 JP2617559 B2 JP 2617559B2
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治 宮本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アモルファス合金の極薄板材や紙、ビニー
ル、各種フィルムの切断・巻取り装置に関する。
〔従来の技術〕
第4図に従来のアモルファス合金極薄板材の切断・巻
取り装置の一例を示す。るつぼ(02)の溶湯を冷却ロー
ル(03)に噴射し、冷却されてできたアモルファス合金
ストリップ(01)をエアジェット(04)で冷却ロール
(03)からはがし、ロール(05),ガイドローラ(06)
およびピンチロール(07)を介して、巻取りリール(0
8)に通板し巻取って、コイル(09)とする。ここで、
ガイドローラ(06)の代りに、ベルトコンベアやサクシ
ョン引き等を利用したり、また巻取りリール(08)とし
ては、真空引きを利用したサクションリール方式や磁気
応用などでアモルファス合金ストリップ(以下ストリッ
プと称す)(01)をリールに吸着させる方式で巻取った
りしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の装置においては、巻取りリール(08)のコ
イル(09)が定量に達したら、溶湯注入を停止し、次の
巻取りリールが準備完了されるまで、操業を中止する必
要があった。また、巻取りリールにサクションリール等
を利用しても、2000M.P.M.以上の高速走行しているスト
リップの吸着はうまくゆかない欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記従来の課題を解決するために、カロー
ゼルリールの回転軸に対称に取り付けられ、公転、自転
すると共に外周面に粘着性を有する一対の巻取りリール
と、上記の一方の巻取りリールの下方より上下動し、同
リールを押し付けおよび離反可能とした押えロールと、
上記押えロールに一体的に固定され、上記押えロールの
上昇時に極薄板材を切断する切断刃と、上記一方の巻取
りリールの上方に離反可能とし、同一方の巻取りリール
の外周上部を囲むように設けられたガイドと、上記一方
の巻取りリールに導かれ、巻取られるストリップの上方
で同ストリップの前後方向に移動可能としたカバーとを
備えたことを特徴とする極薄板材の切断・巻取り装置を
提案するものである。
〔作用〕
本発明によれば、極薄材の高速走間切断巻取りにおい
て、切断と巻取りを同時に行ない、ラインストップの必
要なく、連続した操業ができる。そして、遠心力にも十
分打勝ち、また複雑な制御を要せず、簡単・確実に走間
切断巻取りができる。又、切断されたストリップの最先
端の僅少部分は巻取りリールに粘着しないことがある
が、一方の巻取りリールの上方にガイドを設けることに
より、このような部分をガイドの先端で切断したり、あ
るいは折り込んだりしてストリップが剥がれるのを防止
する。更に、最先端部分が切断された場合にストリップ
の破片が飛散、落下して、走行してくるストリップを傷
つける場合があるが、ストリップ上で前後方向に移動可
能なカバーにより、これを防止できる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2図は第
1図のII−II矢視平面図である。
これらの図において、(2)はカローゼルリールであ
って、軸(3)の周りに回転できる。(4a),(4b)は
1対の巻取りリールであって、上記軸(3)をはさんで
その両側の同一半径の位置で、上記カローゼルリール
(2)に回転可能に取付けられている。すなわち巻取り
リール(4a),(4b)は、カローゼルリール(2)の軸
(3)の周りに公転できるとともに、自らの軸(5a),
(5b)の周りに自転できるようになっている。そして上
記巻取りリール(4a),(4b)には、円筒状のスリーブ
(4a′),(4b′)がそれぞれ装着されている。
上記1対の巻取りリールの一方(4a)に近接してその
下方に、押えロール(6)が配される。(7)はチョッ
クであって、架台(8)上に設置され、上記押えロール
(6)を回転可能に支持している。架台(8)上にはま
た、上記押えロール(6)を回転させるモータ(9)が
設置されている。(10)は切断刃であって、上記押えロ
ール(6)よりも若干上方へ突出し、支えフレーム(1
1)を介して上記チョック(7)に固着されている。上
記架台(8)は、その下方に設けられたエアシリンダ
(12)によって上下にスライドでき、同エアシリンダ
(12)はさらにその下方に設けられたストロークの大き
いエアシリンダ(13)によって上下動できるようになっ
ている。
一方、巻取りリール(4a)の外周を囲むように、ガイ
ド(14)が設けられており、エアシリンダ(15)で上下
にスライドできるようになっている。さらに巻取りリー
ル(4a)の後方(図の左方)にカバー(16)が設けら
れ、エアシリンダ(17)で前後にスライドできる。
このような装置の作用を次に説明する。ストリップ
(1)は、カバー(16)の下方から空(カラ)の巻取り
リール(4a)と押えロール(6)の間を通って、他方の
巻取りリール(4b)に巻取られ、コイル(19)を形成し
ている。(18)はパスライン保持ロールである。空の巻
取りリール(4a)に装着されたスリーブ(4a′)の外周
面には、例えば粘着テープを貼り付けたり、液状接着剤
を塗布したりして、粘着性を持たせてある。
巻取りリール(4b)のコイル(19)が所定量に達した
ならば、新しい空の巻取りリール(4a)による巻取りに
切換えるが、その準備として、モータ(9)により押え
ロール(6)を所定の速度まで回転させる。また、空の
巻取りリール(4a)も同じ周速で回転させておく。
そうしておいて、エアシリンダ(12)を作動させ、瞬
時に架台(8)を上昇させる。そうすると、押えロール
(6)よりも若干上方に突出した切断刃(10)によっ
て、ストリップ(1)が切断される。また、それと同時
に、上記切断部の後方から流れて来るストリップ(1)
は、押えロール(6)により巻取りリール(4a)に押し
当てられ、同巻取りリール(4a)に装着されたスリーブ
(4a′)外周の粘着性により吸着される。切断部よりも
前方のストリップは、先方の巻取りリール(4b)に巻き
取られる。こうして、ストリップ(1)の切断と、新し
い巻取りリール(4a)への切換えとが、同時になされ
る。流れて来るストリップ(1)が新しい巻取りリール
(4a)に数回巻かれた後、エアシリンダ(12)により押
えロール(6)を後退(下降)させる。
上記過程において、切断されたストリップ(1)の最
先端の僅少部分はスリーブ(4a′)に粘着しないことが
あるが、そのような部分はガイド(14)の先端で切断さ
れたり、あるいは折り込まれたりするので、はがれる恐
れはない。また、最先端部分が切断された場合、その破
片が落下して、走行して来るストリップ(1)を傷つけ
るのを、カバー(16)が防止する。
上記のようにして新しい巻取りリール(4a)へ切換え
られた後、古い巻取りリール(4b)のコイル(19)をス
リーブ(4b′)ごと引き抜き、次の巻取りの準備を行な
う。すなわち、エアシリンダ(17)によりカバー(16)
を後方(第1図の左方)へ、エアシリンダ(15)により
ガイド(14)を上方へ、エアシリンダ(13)によりエア
シリンダ(12)を下方へ、それぞれ一旦後退させておい
て、カローゼルリール(2)を半回転させ、1対の巻取
りリール(4a),(4b)の位置を入れ替える。
上記工程を繰返せば、切断と巻取りを連続的に行なう
ことができる。
なお、巻取りリールに塗布する接着剤や貼り付ける粘
着テープは、均一な厚みでスリーブ1周分にした方が、
ストリップ(1)がきれいに吸着される。このような粘
着性は、もしスリーブ(4a′),(4b′)を用いない場
合は、巻取りリール(4a),(4b)に直接与えることに
なる。
また、運転開始に当って最初のリールに巻付ける時
は、例えば第3図に示されるように、搬送台車(20)の
ピンチロール(21)でストリップ(1)に張力を付与し
ながら、粉砕機(22)でストリップの初めの部分を次々
に粉砕処理するので、前述の状況とまったく同様にし
て、巻き初めが可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、極薄板材の巻取りを完了したリール
から空のリールへの切替えを、ラインを停止することな
く、円滑に行なうことができるので、巻取り作業が連続
して行なわれ、作業能率が格段に向上する。
更に、ストリップの巻取り切替え時にストリップ先端
部分が巻取りリールに粘着しない場合には、一方の巻取
りリールの上方のガイドがこの部分を切断したり、折り
込んだりし、ストリップが巻取りリールから剥れるのを
防止する。又、ストリップ上で前後方向に移動可能なカ
バーがストリップ切断時の破片の飛散、落下により巻取
りリールに導かれるストリップが傷つけられるのを防止
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す側面図、第2図は第1
図のII−II矢視平面図である。第3図は初期切断・巻取
り時の機器配置の一例を示す概念図である。第4図は従
来の極薄板材の切断・巻取り装置の一例を示す図であ
る。 (01),(1)……(アモルファス合金)ストリップ; (02)……るつぼ;(03)……冷却ロール; (04)……エアジェット;(05)……ロール; (06)……ガイドローラ;(07)……ピンチロール; (08)……巻取りリール;(09)……コイル; (2)……カローゼルリール;(3)……軸; (4a),(4b)……巻取りリール; (4a′),(4b′)……スリーブ; (5a),(5b)……軸;(6)……押えロール; (7)……チョック;(8)……架台; (9)……モータ;(10)……切断刃; (11)……支えフレーム;(12),(13)……エアシリ
ンダ; (14)……ガイド;(15)……エアシリンダ; (16)……カバー;(17)……エアシリンダ; (18)……パスライン保持ロール; (19)……コイル;(20)……搬送台車; (21)……ピンチロール;(22)……粉砕機。
フロントページの続き (72)発明者 田村 忠昭 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 宮本 治 広島県広島市西区観音新町4丁目6番22 号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 渋谷 清 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社技術研究本部内 (72)発明者 森戸 延行 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社技術研究本部内 (72)発明者 佐藤 徹 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社技術研究本部内 (72)発明者 奈良 正功 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社技術研究本部内 (56)参考文献 特開 昭49−108476(JP,A) 特開 昭51−10263(JP,A) 特公 昭54−43150(JP,B2) 実公 昭57−15876(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カローゼルリールの回転軸に対称に取り付
    けられ、公転、自転すると共に外周面に粘着性を有する
    一対の巻取りリールと、上記の一方の巻取りリールの下
    方より上下動し、同リールを押し付けおよび離反可能と
    した押えロールと、上記押えロールに一体的に固定さ
    れ、上記押えロールの上昇時に極薄板材を切断する切断
    刃と、上記一方の巻取りリールの上方に離反可能とし、
    同一方の巻取りリールの外周上部を囲むように設けられ
    たガイドと、上記一方の巻取りリールに導かれ、巻取ら
    れるストリップの上方で同ストリップの前後方向に移動
    可能としたカバーとを備えたことを特徴とする極薄板材
    の切断・巻取り装置。
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