JPH07110730B2 - ウエブ巻取装置 - Google Patents

ウエブ巻取装置

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JPH07110730B2
JPH07110730B2 JP2116723A JP11672390A JPH07110730B2 JP H07110730 B2 JPH07110730 B2 JP H07110730B2 JP 2116723 A JP2116723 A JP 2116723A JP 11672390 A JP11672390 A JP 11672390A JP H07110730 B2 JPH07110730 B2 JP H07110730B2
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cutting
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、紙、プラスチックフィルム、金属箔等のウエ
ブ巻取装置に関する。
[従来の技術] 従来、特公昭62−60337に記載の如くのウエブ巻取装置
が提案されている。このウエブ巻取装置は、第1と第2
の一対の巻取ドラムを並置するとともに、両巻取ドラム
の上面谷部に搬入及び搬出されるコアを有し、両巻取ド
ラムを巻取り方向に回転させることにて上記コアを回転
させ、両巻取ドラムのうちの一方の第1の巻取ドラムの
ドラム面上にウエブを巻付けガイドすることにて該ウエ
ブを該コアまわりに導入して巻取ることとしている。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、上記従来技術には、下記の問題点がある。
従来技術は、コアまわりにウエブを巻取り完了した巻取
ロールを、両巻取ドラムから、クレイドル上に排出した
後、巻取ロールの終端部に連なるウエブ(次巻取り時の
始端部となる部分)を新コア上の接着層に押付けて接着
し、次いで該巻取ロールの終端部を上記接着部に近接す
る位置で切断することとしている。
このため、新コアは両巻取ドラムの上面谷部に搬入され
る前段階で、ウエブの巻取り始端部を接着されてしまう
結果、該新コアを両巻取ドラムの上面谷部に搬入する際
には、該新コアの搬入とともに、該ウエブをその原反ロ
ール側に引き戻すという複雑な制御動作が必要となる。
又、巻取ロールの終端部は両巻取ドラムからクレイドル
上に排出された後、切断される。そして、この終端部を
巻取ロール上に接着する作業は、オフラインでの手作業
によることとなり、作業性、操業性が悪い。
本発明は、簡単な装置構成により、ウエブの巻取始端部
を切断しかつコアに対して接着する作業と、巻取ロール
の終端部を切断しかつ該巻取ロールに対して接着する作
業とを、オンラインで、能率的に、確実かつ容易に実施
できるウエブ巻取装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、第1と第2の一対の巻取ドラムを並置すると
ともに、両巻取ドラムの上面谷部に搬入及び搬出される
コアを有し、両巻取ドラム巻取り方向に回転させること
にて上記コアを回転させ、両巻取ドラムのうちの一方の
第1の巻取ドラムのドラム面上にウエブを巻付けガイド
することにて該ウエブを該コアまわりに導入して巻取る
ウエブ巻取装置において、第1の巻取ドラムのドラム面
内に該ドラム幅方向に延びる固定刃を配設するととも
に、一対の巻取ドラムを並置することにより構成される
巻取ドラム間の上下2箇所の楔部のうち下方楔部の内部
における第1の巻取ドラムの直近に該ドラム幅方向に沿
って移動するトラヴァース装置を配設し、該トラヴァー
ス装置に、上記固定刃とともにウエブを切断する切断刃
と、該切断刃に隣接配置されて該切断刃によって切断分
離されるウエブの終端部と始端部に該切断と同時に接着
材料を供給し得る接着材料供給装置とを設定し、更に第
1の巻取ドラムのドラム面内に前記固定刃に隣接配置さ
れてウエブを一時吸引し固定できる吸着部を設定するよ
うにしたものである。
[作用] 本発明によれば、下記〜の作用がある。
ウエブ供給ラインから送り込まれて第1の巻取ドラム
のドラム面上に巻付けガイドされるウエブは、該ドラム
面上にて、該ドラム側の固定刃とトラヴァース装置側の
切断刃とにより必要により始端部を切断されて整理され
るとともに、接着材料供給装置にてその始端部に接着材
料を供給される。そして、この接着材料を供給されたウ
エブの始端部は、コアまわりに供給され、その接着材料
を介して、該コアに接着せしめられる。
又、両巻取ドラム上でコアまわりに巻取り完了せしめら
れた巻取ロールの終端部は、該ドラム面上にて、該ドラ
ム側の固定刃とトラヴァース装置側の切断刃とにより、
後続する原反ロール側ウエブと分離されるとともに、接
着材料供給装置にてその終端部に接着材料を供給され
る。そして、この接着材料を供給されたウエブの終端部
は、コアまわりに供給され、その接着材料を介して、該
巻取ロールに接着せしめられる。
上述のウエブの始端部と終端部の切断作業、並びにそれ
ら始端部と終端部への接着材料供給作業が同一タイミン
グで行なわれる結果、能率的である。
第1の巻取ドラムの直近に配設したトラヴァース装置
に切断刃と接着材料供給装置とを設定しているから、切
断刃の切断動作、接着材料供給装置のウエブ幅方向への
移動動作をトラヴァース装置の移動動作によって行な
い、ウエブの切断、ウエブへの接着材料の供給を巻取ド
ラム面上で同時に安定的に行なうことができる。このこ
とは、ウエブの巻取処理を安定的に行なうに際し、切断
刃の移動装置、接着材料供給装置の移動装置をそれぞれ
別個に備えるものに比して、装置構成をコンパクトで簡
素なものとし、操作性、メンテナンス性も向上し得るも
のとなる。
上記におけるウエブの始端部又は終端部の切断、接
着材料供給作業が、ウエブをドラム面内に設けた吸着部
に一時吸引固定した状態で行なわれ、その後それら始端
部又は終端部は該ドラム面上に巻付けられた状態を維持
されながらコアまわりに供給される。このため、コアま
わりに巻取られるウエブの先端部又は後端部に折れやし
わを伴うことがない。
上記〜により、簡単な装置構成により、ウエブの
巻取始端部を切断しかつコアに対して接着する作業と、
巻取ロールの終端部を切断しかつ該巻取ロールに対して
接着する作業とを、オンラインで、能率的に、確実かつ
容易に実施できるウエブ巻取装置を得ることができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例に係るウエブ巻取装置を示す
模式図、第2図は第1図の要部を拡大して示す正面図で
ある。
ウエブ巻取装置10は、第1と第2の一対の巻取ドラム1
1、12を並置するとともに、両巻取ドラム11、12の上面
谷部に搬入及び搬出されるコア13を有し、両巻取ドラム
11、12を巻取り方向に回転させることにて上記コア13を
回転させ、両巻取ドラム11、12のうちの一方の第1の巻
取ドラム11のドラム面上にウエブ1を巻付けガイドする
ことにて該ウエブ1を該コア13まわりに導入して巻取
る。
尚、ウエブ1は、原反ロール2から、ウエブ送給ライン
15内に配設されているスリッタ16で所定幅にスリットさ
れた後、上記第1の巻取ドラム11まわりを経て上記コア
13に一定量巻取り完了せしめられると、クレイドル17の
側に排出される。
この時、両巻取ドラム11、12は架台10Aに支持され、不
図示の駆動モータにて駆動される。
又、コア13は、第1巻取ドラム11の回転軸まわりをスイ
ングするスイングアーム18に固定のコアホルダ19内に保
持され、スイングアーム18のスイングにて両巻取ドラム
11、12の上面谷部に向けて移送された後、ホルダシリン
ダ20の開放によりコアホルダ19から上記谷部に搬入せし
められる。
又、両巻取ドラム11、12の上面谷部に搬入されたコア13
の両端シャフト部は、コアチャック21にチャックされ
る。コアチャック21は、コア13まわりに生成せしめられ
る巻取ロール3の巻太りに応じて、架台10Aに設けたス
ライドガイド22に沿って上昇せしめられる。コアチャッ
ク21の上昇動作は滑車群を介して作動するチャック昇降
シリンダ23による。
又、コア13の上面にはライダロール24が設けられる。ラ
イダロール24は、コア13に巻取られる巻取ロール3にニ
ップ圧を付与する。ライダロール24は、コア13まわりの
巻取ロール3の巻太りに応じて、架台10A内を上昇せし
められる。ライダロール24の上昇動作は、滑車群を介し
て作動するライダ昇降シリンダ25による。
又、架台10Aには、巻取ロール排出シリンダ26が設けら
れている。巻取ロール排出シリンダ26は、排出アーム27
を駆動し、コア13に巻取り完了せしめられた巻取ロール
3を両巻取ドラム11、12の上面谷部からクレイドル17の
側に押出すことにて排出する。尚、排出アーム27は、巻
取ロール3の両側方をスイングする左右のスイングアー
ム27A、27Bと、左右のスイングアーム27A、27B間に架け
渡されて巻取ロール3の表面を転接しながら押出す押出
ローラ27Cとを有して構成されている。
又、ウエブ送給ライン15は、第1ピンチロール31、及び
第2ピンチロール32を有し、これらのピンチロール31、
32により原反ロール2から巻出されるウエブ1に対する
巻出し力を付与する。
又、ウエブ送給ライン15は、第1巻取ドラム11まわりの
ウエブ導入部14に、ドラム下通紙コンベア33を備えてい
る。そして、ウエブ導入部14からコア13に巻取開始され
るウエブ1の始端部を、これら通紙コンベア33により第
1巻取ドラム11まわりに巻付ける如くに通紙し、該始端
部を第1巻取ドラム11とコア13との挟圧点(後述する如
く、該始端部に供給した接着剤がコア13に接着する接着
点)にガイドする。
尚、ドラム下通紙コンベア33は、スイング中心33Aまわ
りにスイングでき、コア13に対するウエブ1の巻取開始
と終了時以外は、第1巻取ドラム11より離れた位置にて
待機する。
更に、ウエブ送給ライン15は、ウエブ切断装置35を備え
ている。ウエブ切断装置35は、円盤状切断刃36を有して
おり、ドラム下通紙コンベア33の入側において、損紙処
理等の必要に応じウエブ1を切断する。ウエブ切断装置
35の切断時に、ウエブ送給ライン15はウエブ1の送給を
停止する。但し、ウエブ切断装置35が走行切断式である
場合には、ウエブ送給ライン15によるウエブ1の送給を
停止することなく、ウエブ切断装置35を切断できる。37
は集塵ボックスである。
尚、ウエブ切断装置35は、ウエブ1の送給時には、ウエ
ブ1の走行域の側部にて待機する。
更に、ウエブ送給ライン15におけるウエブ切断装置35の
下流側には、不良ウエブ処理装置を構成する損紙スリッ
タ41と損紙コンベア42とが配設されている。即ち、コア
13まわりに一定直径のウエブ1を巻取り終了した段階
で、原反ロール2の残りウエブが予め定めた一定直径以
下となった時には、該ウエブ1の巻取終端部をウエブ切
断装置35により切断するとともに、ドラム下通紙コンベ
ア33が第1巻取ドラム11まわりの通常ガイド位置から損
紙スリッタ41の入側に指向する如くにスイング中心33A
まわりをスイングし、結果として原反ロール2の残りウ
エブを連続的に損紙スリッタ41に送給し、スリットした
後、損紙コンベア42によって排出する。
又、ウエブ送給ライン15における最上流側には、スプラ
イス装置51が配置されている。スプライス装置51は、公
知の構造からなるものを適用でき、旧原反ロール2Aの末
端部に新原反ロール2Bの先端部を自動接続し、それら原
反ロール2A、2Bのウエブ1を連続的にウエブ送給ライン
15に繰り出すものである。尚、図において、2Cは待機中
の新原反ロールであり、搬入シリンダ52により駆動され
る搬入アーム53により、スプライス位置に設定される。
又、図において、54はウエブ切断装置、55はプレスロー
ルであり、これらは旧原反ロール2Aの残り直径が最小と
なった段階で、新原反ロール2Bの側に移動し、旧原反ロ
ール2Aから未だ巻出されているウエブ1をウエブ切断装
置54にて切断するとともに、該ウエブ1をプレスロール
55により新原反ロール2Bに押付け、該ウエブ1の末端部
を予め新原反ロール2Bの始端部に張付けてある両面接着
テープ56に押付けることにて、スプライスを行なうもの
である。
然るに、ウエブ巻取装置10は、コア13まわりに巻取られ
るウエブ1の始端部又は終端部を切断し、それら切断端
部に接着剤を供給するため、以下の如くの構成を有して
いる。
即ち、ウエブ巻取装置10は、第1の巻取ドラム11のドラ
ム面内に該ドラム幅方向に延びる凹部61を形成し、凹部
61に、固定刃62、スライドプレート63、スライドガイド
64、エアチューブ65、コイルスプリング66を設置してい
る。固定刃62、スライドガイド64はボルトにて巻取ドラ
ム11に固定されている。
又、第1の巻取ドラム11のドラム面内で、巻取ドラム11
の回転進み方向に関する遅れ位置には、固定刃62に隣接
配置される陰圧吸着溝67を設定してある。吸着溝67は、
凹部61と平行に配置され、ウエブ1を一時吸引し固定で
きる。
又、一対の巻取ドラム11、12を並置することにより構成
される巻取ドラム11、12の間の上下2箇所の楔部のうち
下方楔部の内部における第1の巻取ドラム11の下方の直
近には該ドラム幅方向に沿って移動するトラヴァース装
置68が配置されている。トラヴァース装置68は、巻取ド
ラム11のドラム幅と同程度長のトラヴァースレール69上
を不図示の駆動装置により走行せしめられる。
トラヴァース装置68には、固定刃62とともにウエブ1を
切断する回転刃71と、回転刃71に隣接配置されて該回転
刃71によって切断分離されるウエブ1の終端部と始端部
に該切断と同時に接着剤を供給し得る接着剤ノズル72
と、回転刃71に平行配置される押えローラ73とを備えて
いる。接着剤ノズル72は、ウエブ送給方向における回転
刃71の両側のそれぞれに、ウエブ終端用ノズル72Aとウ
エブ始端用ノズル72Bのそれぞれを配置することにて構
成されている。押えローラ73は、巻取ドラム11上にある
固定刃62の側面(ドラム面)との間にウエブ1を一時押
え、回転刃71の切断進行につれて巻取ドラム11のドラム
幅方向に移動回転する。
以下、ウエブ1の巻取終了、再開時のウエブ巻取装置10
の動作について説明する。
(1) コア13に対するウエブ1の巻取りがほぼ終了し
た時点で、巻取ドラム11、12の回転を停止する。
この時、アブソリュートエンコーダ等のパルス信号によ
り第1の巻取ドラム11の回転位相を制御し、ドラム11の
ドラム面上に設定されている固定刃62がトラヴァース装
置68の回転刃71に相対する所定の切断位置となった時点
で該ドラム11の回転を停止する。この停止後の回転位相
はブレーキ装置にて保持される。
(2) 空気の陰圧管路を開くことにより、陰圧吸着溝
67を介してウエブ1をドラム面上に吸引固定する。
(3) 空圧装置により、固定刃62の側部にあるエアチ
ューブ65の内圧を下げ、固定刃62に隣接しているスライ
ドプレート63をコイルスプリング66によりドラム面下方
へ引き込め、固定刃62の刃稜を露出させる。
(4) 待機位置(走行域端部)よりトラヴァース装置
68を走行させウエブ1を切断する。この時、トラヴァー
ス装置68上の回転刃71及び押えローラ73が回転走行する
ことはいうまでもない。
同時に、接着剤ノズル72のウエブ終端用ノズル72Aとウ
エブ始端用ノズル72Bが、ウエブ1の切断線の両側に接
着剤を供給する。これにより、接着剤を塗布されたウエ
ブ1の始端部は、前述の第1巻取ドラム11とコア13との
挟圧点にてコア13にて接着せしめられて巻取り開始でき
る。又、接着剤を塗布されたウエブ1の終端部は、これ
も上述の挟圧点(但し、この場合には第1巻取ドラム11
とコア13まわりに巻取り完了した巻取ロール3との挟圧
点)にてコア13まわりの巻取ロール3を構成している巻
取済ウエブに接着せしめられて巻取り終了できる。尚、
接着剤ノズル72は、ウエブ1の走行に関し上流側にある
スリッタ16におけるスリット刃の位置信号によりノズル
の開閉を行ない、ウエブ1の両端部及び多条ウエブ1に
おけるスリット部付近への接着剤の塗布を回避し、ひい
ては接着剤が巻取ドラム11のドラム面を汚損することを
防止する。
(5) トラヴァース装置68を待機位置に停止する。
(6) 空圧装置によりエアチューブ65の内圧を上げ、
スライドプレート63の表面を巻取ドラム11のドラム面と
同一になるよう上昇させる。
(7) 巻取ドラム11、12を再回転し、上記(6)にて
切断された先行ウエブ1の終端部を、コア13まわりに巻
取済のウエブに対し巻付け、塗布済の接着剤により接着
することにて、巻取り終了とする。
(8) 巻取り終了した上記(7)の巻取ロール3を排
出アーム27のスイングアーム27A、27Bにて巻取ドラム1
1、12上から排出する。この時、排出アーム27の押出ロ
ーラ27Cは、該巻取ロール3のウエブ終端部を該巻取ロ
ール3に対して押付け、上記(7)による接着状態を完
全ならしめる。
(9) コアホルダ19から新コア13を巻取ドラム11、12
の上面谷部に搬入する。
尚、コアホルダ19は上記排出アーム27に一体的に設置さ
れ、巻取ロール3の排出と同時に、新コア13を搬入する
ものとしても良い。
(10) 巻取ドラム11、12の回転を再開する。
この時、巻取ドラム11のドラム面上の陰圧吸着溝67に吸
引固定されているウエブ1は人手を要することなく巻取
コア13へ運ばれ、塗布済の接着剤によりコア13に接着さ
れ巻取り開始される。
(11) 陰圧管路を閉じ、陰圧吸着溝67の作用を解除
し、通常の巻取り状態となる。
尚、巻取ドラム両端部付近における固定刃62の刃幅方向
両端部はテーパ面取り加工を施され、その側方の待機位
置から走行開始してくる回転刃71との不要の衝突を回避
する形状としてある。
次に、上記実施例の作用について説明する。
ウエブ送給ラインから送り込まれて第1の巻取ドラム
11のドラム面上に巻取りガイドされるウエブ1は、該ド
ラム面上にて、該ドラム側の固定刃62とトラヴァース装
置68側の回転刃71とにより始端部を切断されて整理され
るとともに、接着剤ノズル72にてその始端部に接着剤を
供給される。そして、この接着剤を供給されたウエブ1
の始端部は、コア13まわりに供給され、その接着剤を介
して、該コア13に接着せしめられる。
又、両巻取ドラム11、12上でコア13まわりに巻取り完了
せしめられた巻取ロール3の終端部は、該ドラム面上に
て、該ドラム側の固定刃62とトラヴァース装置68側の回
転刃71とにより後続する原反ロール側ウエブと切離され
るとともに、接着剤ノズルにてその終端部に接着剤を供
給される。そして、この接着剤を供給されたウエブ1の
終端部は、コア13まわりに供給され、その接着剤を介し
て、該巻取ロール3に接着せしめられる。
上述のウエブ1の始端部と終端部の切断作業、並びにそ
れら始端部と終端部への接着材料供給作業が同一タイミ
ングで行なわれる結果、能率的である。
第1の巻取ドラム11の直近に配設したトラヴァース装
置68に回転刃71と接着剤ノズル72とを設定しているか
ら、回転刃71の切断動作、接着剤ノズル72のウエブ幅方
向への移動動作をトラヴァース装置68の移動動作によっ
て行ない、ウエブ1の切断、ウエブ1への接着材料の供
給を巻取ドラム11の面上で同時に安定的に行なうことが
できる。このことは、ウエブ1の巻取処理を安定的に行
なうに際し、回転刃71の移動装置、接着剤ノズル72の移
動装置をそれぞれ別個に備えるものに比して、装置構成
をコンパクトで簡素なものとし、操作性、メンテナンス
性も向上し得るものとなる。
上記におけるウエブ1の始端部又は終端部の切断、
接着剤供給作業が、ウエブ1をドラム面内に設けた吸着
溝67に一時吸引固定した状態で行なわれ、その後それら
始端部又は終端部は該ドラム面上に巻付けられた状態を
維持されながらコア13まわりに供給される。このため、
コア13まわりに巻取られるウエブ1の先端部又は終端部
に折れやしわを伴うことがない。
上記〜により、簡素な装置構成により、ウエブ1
の巻取始端部を切断しかつコア13に対して接着する作業
と、巻取ロール3の終端部を切断しかつ該巻取ロール3
に対して接着する作業とを、オンラインで、能率的に、
確実かつ容易に実施できるウエブ巻取装置10を得ること
ができる。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、簡素な装置構成により、
ウエブの巻取始端部を切断しかつコアに対して接着する
作業と、巻取ロールの終端部を切断しかつ該巻取ロール
に対して接着する作業とを、オンラインで、能率的に、
確実かつ容易に実施できるウエブ巻取装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るウエブ巻取装置を示す
模式図、第2図は第1図の要部を拡大して示す正面図で
ある。 1……ウエブ、 2……原反ロール、 3……巻取ロール、 10……ウエブ巻取装置、 11、12……巻取ドラム、 13……コア、 62……固定刃、 67……陰圧吸着溝、 68……トラヴァース装置、 71……回転刃、 72……接着剤ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−124644(JP,A) 特開 昭61−2645(JP,A) 特開 平2−23139(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1と第2の一対の巻取ドラムを並置する
    とともに、両巻取ドラムの上面谷部に搬入及び搬出され
    るコアを有し、両巻取ドラム巻取り方向に回転させるこ
    とにて上記コアを回転させ、両巻取ドラムのうちの一方
    の第1の巻取ドラムのドラム面上にウエブを巻付けガイ
    ドすることにて該ウエブを該コアまわりに導入して巻取
    るウエブ巻取装置において、第1の巻取ドラムのドラム
    面内に該ドラム幅方向に延びる固定刃を配設するととも
    に、一対の巻取ドラムを並置することにより構成される
    巻取ドラム間の上下2箇所の楔部のうち下方楔部の内部
    における第1の巻取ドラムの直近に該ドラム幅方向に沿
    って移動するトラヴァース装置を配設し、該トラヴァー
    ス装置に、上記固定刃とともにウエブを切断する切断刃
    と、該切断刃に隣接配置されて該切断刃によって切断分
    離されるウエブの終端部と始端部に該切断と同時に接着
    材料を供給し得る接着材料供給装置とを設定し、更に第
    1の巻取ドラムのドラム面内に前記固定刃に隣接配置さ
    れてウエブを一時吸引し固定できる吸着部を設定したこ
    とを特徴とするウエブ巻取装置。
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