JPH0678143B2 - ウエブ巻取装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、紙、プラスチックフィルム、金属箔等のウエ
ブ巻取装置に関する。

［従来の技術］ 従来、特公昭62−60337に記載の如くウエブ巻取装置が
提案されている。このウエブ巻取装置は、第１と第２の
一対の巻取ドラムを並置するとともに、両巻取ドラムの
上面谷部に搬入及び搬出されるコアを有し、両巻取ドラ
ムを巻取り方向に回転させることにて上記コアを回転さ
せ、両巻取ドラムの下面に挟まれるウエブ導入部から導
入されるウエブを該コアまわりに巻取ることとしてい
る。

［発明が解決しようとする課題］ 然しながら、上記従来技術には、下記〜の問題点が
ある。

従来技術は、コアまわりにウエブを巻取り完了した巻
取ロールを、両巻取ドラムから、クレイドル上に排出し
た後、巻取ロールの終端部に連なるウエブ（次巻取り時
の始端部となる部分）を新コア上の接着層に押付けて接
着し、次いで該巻取ロールの終端部を上記接着部に近接
する位置で切断することとしている。

このため、新コアは両巻取ドラムの上面谷部に搬入され
る前段階で、ウエブの巻取り始端部を接着されてしまう
結果、該新コアを両巻取ドラムの上面谷部に搬入する際
には、該新コアの搬入とともに、該ウエブをその原反ロ
ール側に引き戻すという複雑な制御動作が必要となる。

又、巻取ロールの終端部は両巻取ドラムからクレイドル
上に排出された後、切断される。そして、この終端部を
巻取ロール上に接着する作業は、オフラインでの手作業
によることとなり、作業性、操業性が悪い。

従来技術は、巻取装置内に損紙処理装置を備えていな
い。そして、コアまわりに一定直径のウエブを巻取り完
了し、該巻取ロールを両巻取ドラムからクレイドル上に
排出した段階で、原反ロールの残り直径が一定レベル以
下となり、該原反ロールの残りウエブ（端末ウエブ）で
は、予め定めた一定直径の巻取ロールを形成し得ない場
合には、該残りウエブを両巻取ドラム間からクレイドル
側に手作業にて連続的に引き出して損紙処理する必要が
あり、作業性、操業性が悪い。

尚、上記クレイドル側空間は巻取ロールの排出経路とな
るものであるため、ここに機械的な損紙処理装置を設置
することはスペース的に極めて困難である。

従来技術では、上記に述べたように、原反ロールの
各個が用いつくされる最終段階毎に、オンラインでの手
作業による損紙処理がなされる。従って、原反ロールを
順次自動的に補給し、一定直径の巻取ロールを順次連続
的に巻取り、これを払出す如くの巻取装置の自動運転を
実現することができない。

本発明は、ウエブの巻取始端部をコアに対して容易に接
着し、かつ巻取ロールの終端部を該巻取ロールに対し
て、オンラインで容易に接着することを目的とする。

本発明は、原反ロールの一定以下の残りウエブ等、不良
ウエブを巻取装置内で機械的に処理することを目的とす
る。

本発明は、原反ロールを順次自動的に補給し、一定直径
の巻取ロールを順次連続的に巻取り、これを払出す如
く、巻取装置の自動運転を実現することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 請求項１に記載の本発明は、第１と第２の一対の巻取ド
ラムを並置するとともに、両巻取ドラムの上面谷部に搬
入及び搬出されるコアを有し、両巻取ドラムを巻取り方
向に回転させることにて上記コアを回転させ、両巻取ド
ラムの下面に挟まれるウエブ導入部から導入されるウエ
ブの始端部〜終端部を該コアまわりに巻取るウエブ巻取
装置において、両巻取ドラム間の上記ウエブ導入部にウ
エブを送り込むウエブ送給ラインを該ウエブ導入部に対
する上流側に設け、このウエブ送給ラインに、ウエブの
始端部と終端部のそれぞれを切断するウエブ切断装置
と、ウエブ切断装置に付帯的に備えられてウエブの始端
部に折り目をつけその部分の剛性を低下せしめるシワ加
工装置と、ウエブの始端部と終端部のそれぞれの表面に
接着材料を供給する接着材料供給装置とを配設したもの
である。

請求項２に記載の本発明は、請求項１に記載のウエブ巻
取装置において、更に、前記ウエブ送給ラインにおける
ウエブ切断装置の下流側に、スイングコンベアと不良ウ
エブ処理装置とを配設し、スイングコンベアはウエブを
前記ウエブ導入部に導く通常ガイド位置と、上記不良ウ
エブ処理装置に導く不良ガイド位置とにスイングされて
切換可能とされてなるようにしたものである。

請求項３に記載の本発明は、請求項２に記載のウエブ巻
取装置において、更に、前記ウエブ送給ラインにおける
最上流側に、旧原反ロールの末端部に新原反ロールの先
端部を自動接続し、それら原反ロールのウエブを連続的
に該ウエブ送給ラインに繰り出すスプライン装置を配置
したものである。

［作用］ 請求項１に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。

ウエブ送給ラインにて両巻取ドラム間のウエブ導入部
に送り込まれるウエブは、該ラインに配設されているウ
エブ切断装置にて必要により始端を切断されて整理され
るとともに、接着材料供給装置にてその始端部に接着材
料を供給される。そして、この接着材料を供給されたウ
エブの始端部は、ウエブ導入部からコアまわりに供給さ
れ、その接着材料を介して、該コアに容易に接着せしめ
られる。

又、両巻取ドラム上でコアまわりに巻取り完了せしめら
れる巻取ロールの終端部は、該巻取ドラムのウエブ導入
部に導入せしめられる前段階で、上記ウエブ切断装置に
より後続する原反ロール側ウエブと切離されるととも
に、上記接着材料供給装置にてその終端部に接着材料を
供給される。そして、この接着材料を供給されたウエブ
の終端部は、ウエブ導入部からコアまわりに供給され、
その接着材料を介して、該巻取ロールに容易に接着せし
められる。尚、接着材料供給装置が、ウエブ導入部に対
する上流側のウエブ送給ラインに配設されていて、ウエ
ブ表面に接着材料を供給するものであるから、ウエブ導
入部の両側の巻取ドラムにまで接着材料が飛散して付着
する等がない。即ち、巻取ドラムに接着材料が付着し
て、その巻取作業性を阻害する如くがない。

また、シワ加工装置の存在により、ウエブの始端部は、
ウエブ切断装置により切断されるとともに、多数の折り
目を付けられて剛性低下せしめられる。これにより、剛
性の高い厚紙等のウエブにあっても、該始端部を円滑に
ウエブ導入部に導き、ひいては巻取ドラムとコアとの挟
圧点に導くことができ、巻取作業性を向上できる。

従って、ウエブの巻取始端部をコアに対して容易に接着
し、かつ巻取ロールの終端部を該巻取ロールに対して、
オンラインで容易に接着することができる。

請求項２に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。

原反ロールの一定直径以下の残りウエブ等の不良ウエ
ブは、前記ウエブ切断装置にて必要によりその始端部を
先行する巻取ロール側ウエブと切断され、両巻取ドラム
のウエブ導入部に導入せしめられることなく、不良ウエ
ブ処理装置に導かれて処理される。そして、不良ウエブ
の終端部は、前記ウエブ切断装置にて、後続する原反ロ
ール側ウエブと切離される。

このとき、スイングコンベアの存在により、原反ロール
の残りウエブが予め定めた一定直径以下になった時等、
良品ウエブと不良ウエブの通紙ラインを適宜のタイミン
グで切換えでき、ウエブの不良処理作業性を向上でき
る。

また、ウエブ切断装置をスイングコンベアと不良ウエブ
処理装置の上流側に設けたから、このウエブ切断装置を
コアへの巻取ウエブの切断に用いるだけでなく、不良ウ
エブの切断分離にも兼用でき、装置構成を簡素化でき
る。

従って、原反ロールの一定以下の残りウエブ等、不良ウ
エブを巻取装置内で機械的に処理することができる。

請求項３に記載の本発明によれば、下記の作用があ
る。

前記不良ウエブ処理装置を備える巻取装置にあって
は、原反ロールの各個が用いつくされる最終段階で、そ
れら原反ロールの端末ウエブを、上記の如く機械的に
処理できる。そして、上記原反ロールが用いつくされる
最終段階では、スプライス装置が、旧原反ロールの末端
部に新原反ロールの先端部を自動接続し、原反ロールを
順次自動的に補給できる。

従って、原反ロールを順次自動的に補給し、一定直径の
巻取ロールを順次連続的に巻取り、これを払出す如く、
巻取装置の自動運転を実現することができる。

［実施例］ 第１図は本発明の一実施例に係るウエブ巻取装置を示す
模式図である。

ウエブ巻取装置10は、第１と第２の一対の巻取ドラム1
1、12を並置するとともに、両巻取ドラム11、12の上面
谷部に搬入及び搬出されるコア13を有し、両巻取ドラム
11、12を巻取り方向に回転させることにて上記コア13を
回転させ、両巻取ドラム11、12の下面に挟まれるウエブ
導入部14から導入されるウエブ１を該コア13まわりに巻
取る。

尚、ウエブ１は、原反ロール２から、ウエブ送給ライン
15内に配設されているスリッタ16で所定値にスリットさ
れた後、上記ウエブ導入部14を経て上記コア13に一定量
巻取り完了せしめられると、クレイドル17の側に排出さ
れる。

この時、両巻取ドラム11、12は架台10Aに支持され、不
図示の駆動モータにて駆動される。

又、コア13は、第１巻取ドラム11の回転軸まわりをスイ
ングするスイングアーム18に固定のコアホルダ19内に保
持され、スイングアーム18のスイングにて両巻取ドラム
11、12の上面谷部に向けて移送された後、ホルダシリン
ダ20の開放によりコアホルダ19から上記谷部に搬入せし
められる。

又、両巻取ドラム11、12の上面谷部に搬入されたコア13
の両端シャフト部は、コアチャック21にチャックされ
る。コアチャック21は、コア13まわりに生成せしめられ
る巻取ロール３の巻太りに応じて、架台10Aに設けたス
ライドガイド22に沿って上昇せしめられる。コアチャッ
ク21の上昇動作は滑車群を介して作動するチャック昇降
シリンダ23による。

又、コア13の上面にはライダロール24が設けられる。ラ
イダロール24は、コア13に巻取られる巻取ロール３にニ
ップ圧を付与する。ライダロール24は、コア13まわりの
巻取ロール３の巻太りに応じて、架台10A内を上昇せし
められる。ライダロール24の上昇動作は、滑車群を介し
て作動するライダ昇降シリンダ25による。

又、架台10Aには、巻取ロール排出シリンダ26が設けら
れている。巻取ロール排出シリンダ26は、排出アーム27
を駆動し、コア13に巻取り完了せしめられた巻取ロール
３を両巻取ドラム11、12の上面谷部からクレイドル17の
側に押出すことにて排出する。

又、ウエブ送給ライン15は、第１ピンチロール31、及び
第２ピンチロール32を有し、これらのピンチロール31、
32により原反ロール２から巻出されるウエブ１に対する
巻出し力を付与する。

又、ウエブ送給ライン15は、第１巻取ドラム11まわりの
ウエブ導入部14に、ドラム下通紙コンベア33（スイング
コンベア）とくし状ガイド34を備えている。そして、ウ
エブ導入部14からコア13に巻取開始されるウエブ１の始
端部を、これら通紙コンベア33、くし状ガイド34により
第１巻取ドラム11まわりに巻付ける如くに通紙し、該始
端部を第１巻取ドラム11とコア13との挟圧点（後述する
如く、該始端部に供給した接着剤がコア13に接着する接
着点）にガイドする。

尚、ドラム下通紙コンベア33は、スイング中心33Aまわ
りにスイングでき、コア13に対するウエブ１の巻取開始
と終了時以外は、第１巻取ドラム11より離れた位置にて
待機する。

更に、ウエブ送給ライン15は、ウエブ切断装置35を備え
ている。ウエブ切断装置35は、円盤状切断刃36を有して
おり、ドラム下通紙コンベア33、くし状ガイド34の入側
において、ウエブ１の始端部、又は終端部を切断形成す
る。ウエブ切断装置35の切断時に、ウエブ送給ライン15
はウエブ１の送給を停止する。但し、ウエブ切断装置35
が走行切断式である場合には、ウエブ送給ライン15によ
るウエブ１の送給を停止することなく、ウエブ切断装置
35を切断できる。37は集塵ボックスである。

尚、ウエブ切断装置35は、シワ加工装置38を付帯的に備
えている。シワ加工装置38は、多数の円盤を並列配置し
てなり、ウエブ１の幅方向にウエブ切断装置35の切断刃
36とともに走行して、ウエブ１の始端部に多数の折り目
を付けてその部分の剛性を低下せしめる。これにより、
剛性の高い厚紙等のウエブ１にあっても、その始端部を
くし状ガイド34に引掛ける等を生ずることなく、該始端
部を円滑に上述した第１巻取ドラム11とコア13との挟圧
点に導くことを可能とする。

尚、ウエブ切断装置35とシワ加工装置38は、ウエブ１の
送給時には、ウエブ１の走行域の側部にて待機する。

又、ウエブ送給ライン15は、接着剤ノズル39を備えてい
る。接着剤ノズル39は、くし状ガイド34の歯の隙間に配
設され、くし状ガイド34により、ガイドされて第１巻取
ドラム11のまわりを通紙せしめられているウエブ１の表
面の適宜位置（始端部又は終端部）に、接着剤を塗布す
る。これにより、接着剤を塗布されたウエブ１の始端部
は、前述の第１巻取ドラム11とコア13との挟圧点にてコ
ア13に接着せしめられて巻取開始できる。又、接着剤を
塗布されたウエブ１の終端部は、これも上述の挟圧点
（但しこの場合には第１巻取ドラム11とコア13まわりに
巻取完了した巻取ロール３との挟圧点）にてコア13まわ
りの巻取ロール３を構成している先行ウエブに接着せし
められて巻取り終了する。

更に、ウエブ送給ライン15におけるウエブ切断装置35の
下流側には、不良ウエブ処理装置を構成する損紙スリッ
タ41と損紙コンベア42とが配設されている。即ち、コア
13まわりに一定直径のウエブ１を巻取り終了し、該ウエ
ブ１の巻取終端部をウエブ切断装置35により切断形成し
た段階で、原反ロール２の残りウエブが予め定めた一定
直径以下となった時には、ドラム下通紙コンベア33が第
１巻取ドラム11まわりの通常ガイド位置から損紙スリッ
タ41の入側に指向する如くにスイング中心33Aまわりを
スイングして不良ガイド位置に位置付けられ結果として
原反ロール２の残りウエブを連続的に損紙スリッタ41に
送給し、スリットした後、損紙コンベア42によって排出
する。

又、ウエブ送給ライン15における最上流側には、スプラ
イス装置51が配置されている。スプライス装置51は、公
知の構造からなるものを適用でき、旧原反ロール2Aの末
端部に新原反ロール2Bの先端部を自動接続し、それら原
反ロール2A、2Bのウエブ１を連続的にウエブ送給ライン
15に繰り出すものである。尚、図において、2Cは待機中
の新原反ロールであり、搬入シリンダ52により駆動され
る搬入アーム53により、スプライス位置に設定される。
又、図において、54はウエブ切断装置、55はプレスロー
ルであり、これらは旧原反ロール2Aの残り直径が最小と
なった段階で、新原反ロール2Bの側に移動し、旧原反ロ
ール2Aから未だ巻出されているウエブ１をウエブ切断装
置54にて切断するとともに、該ウエブ１をプレスロール
55により新原反ロール2Bに押付け、該ウエブ１の末端部
を予め新原反ロール2Bの始端部に張付けてある両面接着
テープ56に押付けることにて、スプライスを行なうもの
である。

然るに、ウエブ巻取装置10によれば、下記〜の作用
がある。

ウエブ送給ライン15にて両巻取ドラム11、12の間のウ
エブ導入部14に送り込まれるウエブ１は、該ライン15に
配設されているウエブ切断装置35にて必要により始端を
切断されて整えられるとともに、接着剤ノズル39にてそ
の始端部に接着剤を供給される。そして、この接着剤を
供給されたウエブ１の始端部は、ウエブ導入部14からコ
ア13まわりに供給され、その接着剤を介して、該コア13
に容易に接着せしめられる。

又、両巻取ドラム11、12上でコア13まわりに巻取完了せ
しめられる巻取ロール３の終端部は、該巻取ドラム11、
12のウエブ導入部14に導入せしめられる前段階で、上記
ウエブ切断装置35により後続する原反ロール側ウエブ１
を切離されるとともに、上記接着剤ノズル39にてその終
端部に接着剤を供給される。そして、この接着剤を供給
されたウエブ１の終端部は、ウエブ導入部14からコア13
まわりに供給され、その接着剤を介して、該巻取ロール
３に容易に接着せしめられる。

従って、ウエブ１の巻取始端部をコア13に対して容易に
接着し、かつ巻取ロール３の終端部を該巻取ロール３に
対してオンラインで容易に接着することができる。

原反ロール２の一定値直径以下の残りウエブ等の不良
ウエブは、前記ウエブ切断装置35にて必要によりその始
端部を先行する巻取ロール３側ウエブ１と切離され、両
巻取ドラム１、２のウエブ導入部14に導入せしめられる
ことなく、損紙スリッタ41に導かれて処理される。そし
て、不良ウエブの終端部は、前記ウエブ切断装置35にて
後続する原反ロール側ウエブ１と切離される。

従って、原反ロール２の一定直径以下の残りウエブ等、
不良ウエブを巻取装置10内で機械的に処理することがで
きる。

前記損紙スリッタ41の存在により、原反ロール２の各
個が用いつくされる最終段階で、それら原反ロール２の
端末ウエブ１を、上記の如く機械的に処理できる。そ
して、上記原反ロール２が用いつくされる最終段階で
は、スプライス装置51が、旧原反ロール2Aの末端部に新
原反ロール2Bの先端部を自動接続し、原反ロール２を順
次自動的に補給できる。

従って、原反ロール２を順次自動的に補給し、一定直径
の巻取ロール３を順次連続的に巻取り、これを払出す如
く、巻取装置10の自動運転を実現することができる。

［発明の効果］ 請求項１に記載の本発明によれば、ウエブの巻取始端部
をコアに対して容易に接着し、かつ巻取ロールの終端部
を該巻取ロールに対して、オンラインで容易に接着する
ことができる。

請求項２に記載の本発明によれば、原反ロールの一定以
下の残りウエブ等、不良ウエブを巻取装置内で機械的に
処理することができる。

請求項３に記載の本発明によれば、原反ロールを順次自
動的に補給し、一定直径の巻取ロールを順次連続的に巻
取り、これを払出す如く、巻取装置の自動運転を実現す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るウエブ巻取装置を示す
模式図である。 １……ウエブ、 ２……原反ロール、 ３……巻取ロール、 10……ウエブ巻取装置、 11、12……巻取ドラム、 13……コア、 14……ウエブ導入部、 15……ウエブ送給ライン、 35……ウエブ切断装置、 39……接着剤ノズル（接着材料供給装置）、 41……損紙スリッタ（不良ウエブ処理装置）、 51……スプライス装置。

フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−124644（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−138060（ＪＰ，Ａ) 特開 平２−95658（ＪＰ，Ａ) 特公 昭62−60337（ＪＰ，Ｂ２)

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】第１と第２の一対の巻取ドラムを並置する
   とともに、両巻取ドラムの上面谷部に搬入及び搬出され
   るコアを有し、両巻取ドラムを巻取り方向に回転させる
   ことにて上記コアを回転させ、両巻取ドラムの下面に挟
   まれるウエブ導入部から導入されるウエブの始端部〜終
   端部を該コアまわりに巻取るウエブ巻取装置において、
   両巻取ドラム間の上記ウエブ導入部にウエブを送り込む
   ウエブ送給ラインを該ウエブ導入部に対する上流側に設
   け、このウエブ送給ラインに、ウエブの始端部と終端部
   のそれぞれを切断するウエブ切断装置と、ウエブ切断装
   置に付帯的に備えられてウエブの始端部に折り目をつけ
   その部分の剛性を低下せしめるシワ加工装置と、ウエブ
   の始端部と終端部のそれぞれの表面に接着材料を供給す
   る接着材料供給装置とを配設したことを特徴とするウエ
   ブの巻取装置。
2. 【請求項２】請求項１に記載のウエブ巻取装置におい
   て、更に、前記ウエブ送給ラインにおけるウエブ切断装
   置の下流側に、スイングコンベアと不良ウエブ処理装置
   とを配設し、スイングコンベアはウエブを前記ウエブ導
   入部に導く通常ガイド位置と、上記不良ウエブ処理装置
   に導く不良ガイド位置とにスイングされて切換可能とさ
   れてなるウエブ巻取装置。
3. 【請求項３】請求項２に記載のウエブ巻取装置におい
   て、更に、前記ウエブ送給ラインにおける最上流側に、
   旧原反ロールの末端部に新原反ロールの先端部を自動接
   続し、それら原反ロールのウエブを連続的に該ウエブ送
   給ラインに繰り出すスプライン装置を配置したウエブ巻
   取装置。