JPH05186131A - 両面粘着テープ貼付装置 - Google Patents

両面粘着テープ貼付装置

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JPH05186131A
JPH05186131A JP33794491A JP33794491A JPH05186131A JP H05186131 A JPH05186131 A JP H05186131A JP 33794491 A JP33794491 A JP 33794491A JP 33794491 A JP33794491 A JP 33794491A JP H05186131 A JPH05186131 A JP H05186131A
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double
tape
roll
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Sadayoshi Naito
定義 内藤
Shogo Kobayashi
省吾 小林
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Kobayashi Engineering Works Ltd
Sanmei KK
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Kobayashi Engineering Works Ltd
Sanmei KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープ原反ロールに巻込まれてなる両面粘着
テープを、確実且つ容易に、然も皺のない良好な貼付状
態で貼付対象物に貼付可能とするとともに自動化を可能
とすること。 【構成】 両面粘着テープ1の外面に剥離紙2を被着し
てロール状に巻込まれてなるテープ原反ロール3から、
該両面粘着テープ1を繰出し、該両面粘着テープ1を貼
付対象物に貼付する両面粘着テープ貼付装置10であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、樹脂フィルム、金
属シート等のウエブをオーバーラップ接合する等に用い
て好適な両面粘着テープ貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ウエブ巻取装置におい
て、コアにウエブの先端部を接合し、或いはウエブの巻
取ロールに該ウエブの後端部を接合する等に際し、両面
粘着テープが用いられている。
【0003】このとき、両面粘着テープは、手作業に
て、テープ原反ロールから繰出され、且つ外面上の剥離
紙を介して貼付対象物に押圧されて貼付され、その後該
剥離紙を除去され、他の貼付対象物との接合に供され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
は、テープ原反ロールからの両面粘着テープ及び剥離紙
の繰出し、貼付対象物に対する両面粘着テープの押圧貼
付、剥離紙の除去処理等の全てを手作業にて行なうもの
であるため、作業煩雑である。また、両面粘着テープが
皺の入った状態で貼付対象物に貼付される等、貼付品質
を損ない易い。
【0005】本発明は、テープ原反ロールに巻込まれて
なる両面粘着テープを、確実且つ容易に、然も皺のない
良好な貼付状態で貼付対象物に貼付可能とするとともに
自動化を可能とすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、両面粘着テー
プの外面に剥離紙を被着してロール状に巻込まれてなる
テープ原反ロールから、該両面粘着テープを繰出し、該
両面粘着テープを貼付対象物に貼付する両面粘着テープ
貼付装置において、テープ原反ロールを回転可能に支持
し、該テープ原反ロールから両面粘着テープ及び剥離紙
を繰出し可能とするテープ繰出リールと、テープ繰出リ
ールの回転と連動して回転し、テープ原反ロールから繰
出される剥離紙を巻取る剥離紙巻取リールと、テープ原
反ロールから繰出された両面粘着テープ及び剥離紙を送
出し可能に巻回し、剥離紙については直に巻回して剥離
紙巻取リールの側に送出し、両面粘着テープについて
は、剥離紙を介して巻回しつつ貼付対象物に圧着せしめ
る第1押えロールと、第1押えロールから送出された両
面粘着テープを巻回しつつ貼付対象物に圧着せしめる第
2押えロールと、第1押えロールと第2押えロールとの
間に設けられ、第1押えロールから送出された両面粘着
テープを切断するカッタと、テープ繰出リールと第1押
えロールとの間のテープ繰出経路に設けられ、該テープ
繰出経路上にて外面に剥離紙を被着されている両面粘着
テープの内面に、該剥離紙の先行部分又は後続部分を随
伴せしめ、該両面粘着テープをそれら内外の剥離紙によ
ってサンドイッチする状態で繰出し可能とするための剥
離紙ガイドとを有してなるようにしたものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、下記〜の作用がある。 テープ繰出リール上のテープ原反ロールから繰出され
る両面粘着テープは、該テープ繰出リールと第1押えロ
ールとの間のテープ繰出経路において内外の剥離紙によ
ってサンドイッチされて繰出される。このようにして繰
出された両面粘着テープは、第1押えロールによって貼
付対象物に圧着され、続いて第2押えロールによっても
貼付対象物に圧着され、貼付される。そして、両面粘着
テープの貼付端が第1押えロールと第2押えロールの間
のカッタによる切断位置に達すると、カッタが作動し、
該両面粘着テープを切断する。この切断によって生ずる
両面粘着テープの尾端部は第2押えロールにより貼付対
象物に圧着され、貼付される。また、該両面粘着テープ
の先端部は、新たな貼付対象物への貼付時に、第2押え
ロールにより該新たな貼付対象物に圧着され、貼付され
る。
【0008】また、上述の両面粘着テープの繰出し時
に、同時に繰出される剥離紙は、テープ繰出リールと連
動して回転する剥離紙巻取リールに巻取り処理される。
【0009】上記において、両面粘着テープは、テ
ープ繰出リールと第1押えロールとの間のテープ繰出経
路において内外の剥離紙によってサンドイッチされて繰
出される。従って、両面粘着テープは、この繰出経路で
両側から剥離紙により支持され、貼付対象物の凹凸に起
因して第1押えロールの部分で該両面粘着テープに印加
される振動、或いはカッタの切断に伴って該両面粘着テ
ープに印加される振動等の不用の外乱の伝播を防止し、
該両面粘着テープを安定供給できる。このため、第1押
えロールにより貼付対象物に圧着される両面粘着テープ
は、振動のない安定状態で該第1押えロールによる圧着
領域に進入でき、貼付対象物に皺のない平坦状態にて圧
着され、貼付品質を良好にできる。
【0010】上記において、第1押えロールは、両
面粘着テープを剥離紙を介して巻回しつつ貼付対象物に
圧着せしめる。従って、両面粘着テープは、第1押えロ
ールに粘着することなく、該第1押えロールの強い押圧
力を付与されて貼付対象物に確実に圧着され得る。
【0011】両面粘着テープを貼付対象物に圧着する
ための押圧ロールとして、第1と第2の2つの押えロー
ルを設け、且つ両押えロールの間にカッタを設けた。従
って、両面粘着テープは2つの押えロールにより保持さ
れる状態下でカッタにより切断され、安定的に切断され
得る。また、切断によって生じた両面粘着テープの尾端
部と、先端部は、それぞれ対応する貼付対象物に対し、
第2押えロールによって確実に圧着され得る。
【0012】尚、カッタによる切断時に、貼付装置を、
第2押えロールの両面粘着テープに対する押圧点回りに
角度θだけ傾動せしめるものとすることにより、第1押
えロールと第2押えロールとの間の両面粘着テープを貼
付対象物の表面から離隔させて両面粘着テープと貼付対
象物との間に切断用ギャップを形成し、これによってカ
ッタは貼付対象物を傷付けることなく両面粘着テープを
切断し得る。
【0013】上記〜により、テープ原反ロールに巻
込まれてなる両面粘着テープを、確実且つ容易に、然も
皺のない良好な貼付状態で貼付対象物に貼付可能とする
ことができる。
【0014】尚、本発明にあっては、下記(a) 〜(g) の
構成を採用できる。 (a) 架台に設けた支持装置に、貼付装置を支持する。そ
して、支持装置は、貼付装置を待機位置から両押えロー
ルが貼付対象物に圧接し得る作業位置まで移動するため
の第1移動部と、貼付装置を作業位置において貼付対象
物の貼付ラインに沿って移動するための第2移動部とを
具備するものとする。そして、更に所望により、貼付装
置を貼付対象物上の相交差する2つの貼付ライン間で首
振り移動するための第3移動部とを具備するものとす
る。これによれば、貼付装置による貼付作業を自動化で
きる。
【0015】(b) 上記(a) の支持装置に、貼付装置を、
第2押えロールの両面粘着テープに対する押圧点回りに
角度θだけ傾動せしめる傾動手段を設ける。これによれ
ば、前述における貼付装置の傾動操作を自動化でき
る。
【0016】(c) テープ繰出リール上のテープ原反ロー
ルからのテープ繰出し力源として、第1押えロールを貼
付対象物に押圧しつつ、貼付装置を貼付対象物の貼付ラ
インに沿って移動する際の、第1押えロールに生ずるロ
ール回転力と貼付対象物によって生ずる摩擦力を用い
る。これによれば、テープ繰出リールを無駆動とするこ
とができる。
【0017】(d) 剥離紙巻取リールとテープ繰出リール
とを、ベルト、ギヤ等の動力伝達手段を介して連結す
る。これによれば、剥離紙巻取リールとテープ繰出リー
ルのそれぞれに別個の駆動源を用意することなく、両リ
ールを連動できる。
【0018】(e) 剥離紙巻取リールによる剥離紙巻取速
度V2 が、テープ繰出リールによるテープ及び剥離紙繰
出速度V1 より大となるように、両リールを連動せしめ
る。これによれば、剥離紙巻取リールは、剥離紙に張力
を加えながら巻取ることとなり、剥離紙を弛みなく確実
に巻取処理できる。
【0019】(f) テープ繰出経路上で両面粘着テープの
内面に随伴せしめられる剥離紙として、テープ原反ロー
ルのテープ繰出開始点より1周分内周側に位置する両面
粘着テープ外面上の剥離紙を引出して用いる。これによ
れば、テープ繰出リールと第1押えロールとの間のテー
プ繰出経路の全域において、両面粘着テープを内外の剥
離紙によりサンドイッチでき、両面粘着テープを確実に
安定供給できる。
【0020】(g) テープ繰出経路の出側において、第1
押えロールに相対して設けられる剥離紙ガイドのガイド
端形状を、鋭角状とすることにより、該剥離紙ガイドに
よってガイドされる剥離紙を、両面粘着テープの内面か
ら確実に分離せしめることができる。これにより、テー
プ繰出経路にて両面粘着テープの内面に随伴せしめられ
る剥離紙が、該テープ繰出経路の出側にて、第1押えロ
ールの両面粘着テープに対する押圧点側に誘引せしめら
れる可能性を確実に防止できる。従って、テープ繰出経
路を経た両面粘着テープは、内面に剥離紙を伴うことな
く、第1押えロールによって貼付対象物に確実に圧着さ
れ、貼付され得る。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例におけるテープ貼付
状態を示す模式図、図2は剥離紙巻回し手順を示す模式
図、図3は貼付装置を示す模式図、図4は貼付システム
を示す模式図、図5は貼付システムによる貼付作業状態
を示す模式図、図6は本発明の変形例を示す模式図であ
る。
【0022】貼付装置10は、図1〜図3に示す如く、
両面粘着テープ1の外面に剥離紙2を被着してロール状
に巻込まれてなるテープ原反ロール3から、該両面粘着
テープ1を繰出し、該両面粘着テープ1を貼付対象物4
に貼付する。
【0023】貼付装置10は、フレーム11に、テープ
繰出リール12と、剥離紙巻取リール13と、第1押え
ロール14と、第2押えロール15と、カッタ16と、
剥離紙ガイド17とを有して構成されている。
【0024】テープ繰出リール12は、テープ原反ロー
ル3を回転可能に支持し、テープ原反ロール3から両面
粘着テープ1及び剥離紙2を繰出し可能とする。
【0025】剥離紙巻取リール13は、テープ繰出リー
ル12の回転と連動して回転し、テープ原反ロール3か
ら繰出される剥離紙2を巻取る。
【0026】第1押えロール14は、テープ原反ロール
3から繰出された両面粘着テープ1及び剥離紙2を送出
し可能に巻回し、剥離紙2については直に巻回して剥離
紙巻取リール13の側に送出し、両面粘着テープ1につ
いては剥離紙2を介して巻回しつつ貼付対象物4に圧着
せしめる。
【0027】第2押えロール15は、第1押えロール1
4から送出された両面粘着テープ1を巻回しつつ貼付対
象物4に圧着せしめる。尚、第2押えロール15は例え
ばシリコンゴムロールから構成され、両面粘着テープ1
との粘着を防止される。
【0028】カッタ16は、第1押えロール14と第2
押えロール15との間に設けられ、第1押えロール14
から送出された両面粘着テープ1を切断する。尚、カッ
タ16は例えばソレノイド18により駆動され得る。
【0029】剥離紙ガイド17は、テープ繰出リール1
2と第1押えロール14との間のテープ繰出経路に設け
られ、該テープ繰出経路上にて外面に剥離紙2を被着さ
れている両面粘着テープ1の内面に、該剥離紙2の後続
部分2Aを随伴せしめ、該両面粘着テープ1をそれら内
外の剥離紙2、2Aによってサンドイッチする状態で繰
出し可能とする。19は剥離紙2Aのためのターンロー
ラである。
【0030】従って、貼付装置10によれば、下記〜
の作用がある。 テープ繰出リール12上のテープ原反ロール3から繰
出される両面粘着テープ1は、該テープ繰出リール12
と第1押えロール14との間のテープ繰出経路において
内外の剥離紙2によってサンドイッチされて繰出され
る。このようにして繰出された両面粘着テープ1は、第
1押えロール14によって貼付対象物4に圧着され、続
いて第2押えロール15によっても貼付対象物4に圧着
され、貼付される。そして、両面粘着テープ1の貼付端
が第1押えロール14と第2押えロール15の間のカッ
タ16による切断位置に達すると、カッタ16が作動
し、該両面粘着テープ1を切断する。この切断によって
生ずる両面粘着テープ1の尾端部は第2押えロール15
により貼付対象物4に圧着され、貼付される。また、該
両面粘着テープ1の先端部は、新たな貼付対象物4への
貼付時に、第2押えロール15により該新たな貼付対象
物4に圧着され、貼付される。
【0031】また、上述の両面粘着テープ1の繰出し時
に、同時に繰出される剥離紙2は、テープ繰出リール1
2と連動して回転する剥離紙巻取リール13に巻取り処
理される。
【0032】上記において、両面粘着テープ1は、
テープ繰出リール12と第1押えロール14との間のテ
ープ繰出経路において内外の剥離紙2、2Aによってサ
ンドイッチされて繰出される。従って、両面粘着テープ
1は、この繰出経路で両側から剥離紙2、2Aにより支
持され、貼付対象物4の凹凸に起因して第1押えロール
14の部分で該両面粘着テープ1に印加される振動、或
いはカッタ16の切断に伴って該両面粘着テープ1に印
加される振動の伝播を防止し、該両面粘着テープ1を安
定供給できる。このため、第1押えロール14により貼
付対象物4に圧着される両面粘着テープ1は、振動のな
い安定状態で該第1押えロール14による圧着領域に進
入でき、貼付対象物4に皺のない平坦状態にて圧着さ
れ、貼付品質を良好にできる。
【0033】上記において、第1押えロール14
は、両面粘着テープ1を剥離紙2を介して巻回しつつ貼
付対象物4に圧着せしめる。従って、両面粘着テープ1
は、第1押えロール14に粘着することなく、該第1押
えロール14の強い押圧力を付与されて貼付対象物4に
確実に圧着され得る。
【0034】両面粘着テープ1を貼付対象物4に圧着
するための押圧ロールとして、第1と第2の2つの押え
ロール14、15を設け、且つ両押えロール14、15
の間にカッタ16を設けた。従って、両面粘着テープ1
は2つの押えロール14、15により保持される状態下
でカッタ16により切断され、安定的に切断され得る。
また、切断によって生じた両面粘着テープ1の尾端部
と、先端部は、それぞれ対応する貼付対象物4に対し、
第2押えロール15によって確実に圧着され得る。
【0035】尚、カッタ16による切断時に、貼付装置
10を、第2押えロール15の両面粘着テープ1に対す
る押圧点回りに角度θだけ傾動せしめるものとすること
により、第1押えロール14と第2押えロール15との
間の両面粘着テープ1を貼付対象物の表面から離隔させ
て両面粘着テープ1と貼付対象物4との間に切断用ギャ
ップを形成し、これによってカッタ16は貼付対象物4
を傷付けることなく両面粘着テープ1を切断し得る。
【0036】然るに、本実施例の貼付装置10は、図
4、図5に示す如く、貼付システム20に組込まれ、下
記(a) 〜(g) の如くの具体的構成を具備する。尚、貼付
装置10は、貼付システム20に組込まれることなく、
オペレータにより手持操作されるものであっても良い。
【0037】(a) 貼付システム20の架台21に設けた
支持装置22は、貼付装置10を支持する。
【0038】支持装置22は、第1移動部23と、第2
移動部24と、第3移動部25とを具備する。
【0039】第1移動部23は、一対のシリンダ23
A、23Bから構成され、貼付装置10を待機位置から
両押えロール14、15が貼付対象物4に圧接し得る作
業位置まで移動する。
【0040】第2移動部24は、XYテーブルからな
り、貼付装置10を作業位置において貼付対象物4のX
方向貼付ラインに沿ってX方向移動し、Y方向貼付ライ
ンに沿ってY方向移動し、或いはX方向とY方向の両方
向に傾斜する斜め貼付ラインに沿って斜め方向移動す
る。
【0041】第3移動部25は、第2移動部24のXY
テーブル上に設けた旋回テーブルからなり、貼付装置1
0を貼付対象物4上の相交差する2つの貼付ライン間で
首振り移動し、貼付装置10のテープ繰出し方向を貼付
ライン方向に合致せしめる。これにより、貼付装置10
による貼付作業を自動化できる。
【0042】(b) 上記(a) の第1移動部23を構成する
一対のシリンダ23A、23Bを貼付装置10のための
傾動手段として用いる。即ち、作業位置において、一方
のシリンダ23Aを収縮することにより、貼付装置10
を、第2押えロール15の両面粘着テープ1に対する押
圧点回りに角度θだけ傾動せしめるものとする。これに
よれば、前述における貼付装置10の傾動操作を自動
化できる。
【0043】(c) テープ繰出リール12上のテープ原反
ロール3からのテープ繰出し力源として、第1押えロー
ル14を貼付対象物4に押圧しつつ、貼付装置10を貼
付対象物4の貼付ラインに沿って移動する際の、第1押
えロール14に生ずるロール回転力と貼付対象物によっ
て生ずる摩擦力を用いる。これによれば、テープ繰出リ
ール12を無駆動とすることができる。
【0044】(d) 剥離紙巻取リール13とテープ繰出リ
ール12とを、ベルト26を介して連結する。即ち、剥
離紙巻取リール13の回転軸に固定したプーリ13A
と、テープ繰出リール12の回転軸に固定したプーリ1
2Aにベルト26を巻回すのである。これによれば、剥
離紙巻取リール13とテープ繰出リール12のそれぞれ
に別個の駆動源を用意することなく、両リール12、1
3を連動できる。
【0045】(e) 剥離紙巻取リール13による剥離紙巻
取速度V2 が、テープ繰出リール12によるテープ及び
剥離紙繰出速度V1 より大となるように、上述(d) の両
プーリ12A、13Aの直径関係を設定し、両リール1
2、13を連動せしめる。これによれば、剥離紙巻取リ
ール13は、剥離紙2に張力を加えながら巻取ることと
なり、剥離紙2を弛みなく確実に巻取り処理できる。
【0046】(f) テープ繰出経路上で両面粘着テープ1
の内面に随伴せしめられる剥離紙2として、テープ原反
ロール3のテープ繰出開始点より1周分内周側に位置す
る両面粘着テープ1外面上の剥離紙2Aを、図2
(A)、(B)に示す如くに引出して用いる。これによ
れば、テープ繰出リール12と第1押えロール14との
間のテープ繰出経路の全域において、両面粘着テープ1
を内外の剥離紙2によりサンドイッチでき、前項(e) に
おける付与張力と共同して両面粘着テープ1を確実に安
定供給できる。
【0047】(g) テープ繰出経路の出側において、第1
押えロール14に相対して設けられる剥離紙ガイド17
のガイド端形状を、鋭角状とすることにより、該剥離紙
ガイド17によってガイドされる剥離紙2を、両面粘着
テープ1の内面から確実に分離せしめることができる。
これにより、テープ繰出経路にて両面粘着テープ1の内
面に随伴せしめられる剥離紙2が、該テープ繰出経路の
出側にて、第1押えロール14の両面粘着テープ1に対
する押圧点側に誘引せしめられる可能性を確実に防止で
きる。従って、テープ繰出経路を経た両面粘着テープ1
は、内面に剥離紙2を伴うことなく、第1押えロール1
4によって貼付対象物4に確実に圧着され、貼付され得
る。
【0048】次に、貼付システム20における貼付装置
10の作動について説明する。 (1) 貼付装置10の前端に設けてある貼付対象物検出器
27により、貼付対象物4の貼付ライン始端を検出す
る。これにより、第1移動部23の両シリンダ23A、
23Bにより、貼付装置10を待機位置から両押えロー
ル14、15が貼付対象物4に圧接し得る作業位置に設
定する(図5(A)参照)。
【0049】(2) 第2移動部24のXYテーブルによ
り、貼付装置10を作業位置において貼付対象物4の貼
付ラインに沿って移動する(図5(B)、(C)参
照)。これにより、貼付装置10は、第1押えロール1
4が貼付対象物4との押圧下で該第1押えロール14に
生ずるロール回転力を、テープ原反ロール3からのテー
プ繰出し力源として用い、両面粘着テープ1及び剥離紙
2をテープ繰出リール12から繰出し、繰出された両面
粘着テープ1を第1押えロール14、第2押えロール1
5により貼付対象物4の貼付ラインに沿って圧着し、貼
付する。尚、両面粘着テープ1と共に繰出される剥離紙
2は、第1押えロール14を経て、剥離紙巻取リール1
3に巻取り処理される。
【0050】(3) 貼付対象物検出器27が貼付対象物4
の貼付ライン終端を検出すると、第1移動部23の一方
のシリンダ23Aを収縮し、貼付装置10を、第2押え
ロール15の両面粘着テープ1に対する押圧点回りに角
度θだけ傾動せしめ、第1押えロール14と第2押えロ
ール15との間の両面粘着テープ1と貼付対象物4の表
面との間に切断用ギャップを形成する(図5(E)参
照)。続いて、カッタ16の作動により、第1押えロー
ル14と第2押えロール15との間の両面粘着テープ1
を切断する。
【0051】(4) 貼付装置10を上述角度θの傾斜状態
に保ちつつ、貼付装置10を更に貼付対象物4の貼付ラ
インに沿って移動し、切断された両面粘着テープ1の尾
端部を第2押えロール15により貼付対象物4の貼付ラ
イン終端部分に圧着し、貼付する。
【0052】(5) 第1移動部23の両シリンダ23A、
23Bを収縮し、貼付装置10を作業位置から待機位置
に設定替えし、続いて第2移動部24のXYテーブルに
より、貼付装置10を元位置に復帰させる。
【0053】上記(2) において、貼付対象物4の貼付ラ
インが折れ線の如くに変化する場合には、第2移動部2
4のXYテーブルの作動、及び第3移動部25の旋回テ
ーブルの作動により、貼付装置10を貼付ラインの変化
に沿うように移動せしめるものとなる。
【0054】尚、本発明の実施において、テープ繰出リ
ール12と第1押えロール14との間のテープ繰出経路
上で両面粘着テープ1の内面に随伴せしめられる剥離紙
としては、図6に示す如く、該テープ繰出経路上にて両
面粘着テープ1の外面に被着されている剥離紙2の先行
部分2Bを用いるものであっても良い。この場合、上記
剥離紙2Bは、第1剥離紙ガイド17Aと第2剥離紙ガ
イド17Bとによりガイドされ、この間で両面粘着テー
プ1の内面に随伴せしめられることとなる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、テープ
原反ロールに巻込まれてなる両面粘着テープを、確実且
つ容易に、然も皺のない良好な貼付状態で貼付対象物に
貼付可能とするとともに自動化を可能とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例におけるテープ貼付状
態を示す模式図である。
【図2】図2は剥離紙巻回し手順を示す模式図である。
【図3】図3は貼付装置を示す模式図である。
【図4】図4は貼付システムを示す模式図である。
【図5】図5は貼付システムによる貼付作業状態を示す
模式図である。
【図6】図6は本発明の変形例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 両面粘着テープ 2 剥離紙 3 テープ原反ロール 4 貼付対象物 10 貼付装置 12 テープ繰出リール 13 剥離紙巻取リール 14 第1押えロール 15 第2押えロール 16 カッタ 17 剥離紙ガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面粘着テープの外面に剥離紙を被着し
    てロール状に巻込まれてなるテープ原反ロールから、該
    両面粘着テープを繰出し、該両面粘着テープを貼付対象
    物に貼付する両面粘着テープ貼付装置において、テープ
    原反ロールを回転可能に支持し、該テープ原反ロールか
    ら両面粘着テープ及び剥離紙を繰出し可能とするテープ
    繰出リールと、テープ繰出リールの回転と連動して回転
    し、テープ原反ロールから繰出される剥離紙を巻取る剥
    離紙巻取リールと、テープ原反ロールから繰出された両
    面粘着テープ及び剥離紙を送出し可能に巻回し、剥離紙
    については直に巻回して剥離紙巻取リールの側に送出
    し、両面粘着テープについては、剥離紙を介して巻回し
    つつ貼付対象物に圧着せしめる第1押えロールと、第1
    押えロールから送出された両面粘着テープを巻回しつつ
    貼付対象物に圧着せしめる第2押えロールと、第1押え
    ロールと第2押えロールとの間に設けられ、第1押えロ
    ールから送出された両面粘着テープを切断するカッタ
    と、テープ繰出リールと第1押えロールとの間のテープ
    繰出経路に設けられ、該テープ繰出経路上にて外面に剥
    離紙を被着されている両面粘着テープの内面に、該剥離
    紙の先行部分又は後続部分を随伴せしめ、該両面粘着テ
    ープをそれら内外の剥離紙によってサンドイッチする状
    態で繰出し可能とするための剥離紙ガイドとを有してな
    ることを特徴とする両面粘着テープ貼付装置。
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