JP2639560B2 - バイアス布の製造方法及び装置 - Google Patents

バイアス布の製造方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はバイアス布の製造方法及び装置に関するもの
であって、さらに詳しくは筒状の織布を螺旋状に切開
し、得られるバイアス布をその幅、長さ、糸角度を保持
しつつ、誘導して巻取る方法及び装置に関するものであ
る。
従来の技術 バイアス布は筒状織布を螺旋状に切開することにより
得られることは広く知られている。しかしながらこのバ
イアス布を連続的に得るためには、切開したあとそのバ
イアス布を巻取り装置に誘導しなければならないのであ
るが、バイアス布は張力をかけると容易に糸角度が変化
し、長さが伸長するの共に幅が縮小する。
バイアス布の伸長を防止する方法として、米国特許第
4299878号明細書に記載されるような剥離可能なバック
シートを張りつける方法、特開昭59−22720号公報に記
載されているように樹脂フィルムを有する離形紙を貼り
合わせたのち切開する方法、特開昭59−22721号公報に
示されるように切開線近傍の糸を仮止めしておいて切開
する方法、実公昭61−13578号公報に示されうように環
状織機上において織成されたバイアス布に螺旋状に粘着
テープを貼る方法等が知られている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記粘着性を有するバックシートを貼付
ける方法ではバイアス布の寸法は安定するが、バックシ
ートを剥離するときに織目が変形したり目ずれや毛羽立
ちが生じる。また樹脂フィルムを有する離形紙を貼付け
る方法にあっては、生機のバイアス布が得られない。さ
らにバイアス布の耳部のみに粘着テープを貼付けたり糸
で仮止めしたりする方法では、その耳部の変形は防止さ
れるが中央部の変形を防止することができず、バイアス
布の中央部に弛みが生じ、目ずれや変形が生じることを
避けられない。
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、筒
状織布を切開してバイアス布を形成すると共に、そのバ
イアス布を目ずれや変形を生じることなく誘導して巻取
ることを目的とするものである。
問題点を解決する手段 而して本発明の方法は、円筒状に保持した筒状織布を
その軸方向に移動させつつ、当該筒状織布の外面に伸縮
性のないシートを筒状織布の軸方向に対して斜めに当接
させ、そのシートの両側縁部を前記筒状織布の表面に接
着又は粘着せしめ、前記筒状織布を前記シートの一方の
縁の近傍において螺旋状に切開してバイアス布を得、当
該バイアス布を前記シートに張力をかけつつ誘導して巻
き取ることを特徴とするものであり、また本発明の装置
は、円筒状のコアと、該コアに被せた筒状織布をその軸
方向に移動せしめる送り手段と、前記コアを中心軸とし
て該コアの周囲を旋回する旋回テーブルと、該旋回テー
ブルに対して支持されたカッター、シート供給装置、該
シート供給装置から供給されたシートの両側縁部を前記
筒状織布に接着又は粘着せしめる手段、引取り装置及び
巻取り装置とよりなり、前記シート供給装置の引取り装
置とが、その間に展張されたシートがコアに被せられた
筒状織筒の表面に斜めに当接するよう配置されており、
前記カッターは前記シートが筒状織布に当接する位置に
おけるシートの一方の側縁の近傍に配置され、且つ前記
筒状織布の送り速度と前記旋回テーブルの旋回速度と前
記シートの供給速度とが互いに連動せしめられているこ
とを特徴とするものである。
作用 本発明の方法においては、円筒状のコアにより筒状織
布を円筒状に保持し、その外面に筒状織布の軸方向に対
して斜めにシートを当接させてそのシートの両側縁部に
おいて筒状織布に接着又は粘着されることにより、当該
筒状織布におけるシートを貼付けた部分の組織が固定さ
れる。そしてそのシートの縁部の近傍におけいて筒状織
布を切開するので、バイアス布に目ずれが生じたり変形
したりすることがなく、組織が固定された状態のバイア
ス布が形成される。そしてそのバイアス布を前記シート
に張力をかけつつ誘導して巻取るので、その誘導の過程
において目ずれや変形が生じることもない。
また本発明の装置においては、筒状織布をコアにより
円筒状に保持されつつそのコアの軸方向に送られ、シー
トの供給装置と引取り装置とによりシートが筒状織布に
斜めに当接してその両側縁部において装着又は粘着せし
られ、その状態において筒状織布はカッターにより斜め
に切開される。そして得られたバイアス布は、シートと
共に引取り装置で引取られて誘導され、巻取り装置に巻
取られる。
なおバイアス布を巻取り装置に巻取る際には、バイア
ス布とシートとを接着又は粘着した状態のままで巻取っ
ても良く、またシートを剥がし、若しくはシート及びバ
イアス布の両側縁部を切除して、シートとバイアス布と
を分離して巻取ることもできる。
実施例 以下本発明の実施例を図面に従って説明する。第1図
及び第2図は本発明の装置の一実施例を示すものであ
る。図面において1は円筒状のコアであって、その上方
から筒状に織成された筒状織布2が被さっている。この
筒状織布2は、環状織機(図示せず)にり織成されたも
のが誘導されてきて、コア1の上方から供給されて被さ
る。そしてコア1に設けられた送りローラー3によりコ
ア1の表面に沿って下方に送られる。
4は旋回テーブルであって、前記コア1の中心を旋回
軸として、コア1の周囲を旋回するようになっている。
そしてこと旋回テーブル4には、カッター5、シート供
給装置6、引取り装置7、誘導装置8及び巻取り装置
(図示せず)が設けられている。
カッター5は旋回テーブル4上に立設された支柱の上
端部に取付けられており、カッターナイフ9が筒状織布
2に当接しつつ回転して、筒状織布2を切開するように
なっている。
シート供給装置6は旋回テーブル4に対して固定され
たフレーム10にシート11を巻回したリール12及び供給ロ
ール13,14が架設されており、供給ロール13はモーター1
5により回転駆動される。16はシート11を誘導するガイ
ドロールである。
また17はシート11の両側縁部はフレーム10に取付けら
れた粘着テープ供給装置であって、ここから繰出された
粘着テープ18がシート11の両側縁部に、当該粘着テープ
18の幅の約半分程度がシート11の両側縁からはみ出すよ
うに貼付けられる。
引取り装置7は、旋回テーブル4に対して固定された
フレーム19にガイドロール20、引取りロール21及び駆動
ロール22が架設されており、該駆動ロール22は駆動モー
ター23により駆動される。そしてこの引取り装置7と前
記シート供給装置6とは、その間に展設されたシート11
が第2図に示すようにコア1に被さった筒状織布2の表
面に、その筒状織布2の長さ方向に対して斜めに当接す
るようになっており、前記カッター5のカッターナイフ
9は、シート11が筒状織布2に当接している位置におい
て当接筒状織布2を切開するようになっている。
誘導装置8はシート11を貼付けたバイアス布24をロー
ル群に掛け渡したものであって、当該バイアス布24を旋
回テーブル4に対して傾斜して配置した引取り装置7か
ら、旋回テーブル4上に水平に配置された巻取り装置に
誘導するように配置されている。26はバイアス布24を誘
導装置8から巻取り装置(図示せず)に送る送り装置で
ある。
而してこの装置においては、送りローラー3による筒
状織布2の送り速度、旋回テーブル4の旋回速度、シー
ト供給装置6におけるシート11の供給速度及び引取り装
置7におけるバイアス布24の引取り速度がそれぞれ連動
しており、筒状織布2をカッター5で所定の角度に切開
すると共に、そのバイアス布24の形成速度と等速度でシ
ート11を供給し、引取り装置でバイアス布24を引取るよ
うになっている。なお筒状織布2からバイアス布24を切
開する角度は、45度とするのが適当である。
而してこの装置において、筒状織布2はコア1の上方
から供給され、送りローラー3でコア1の表面に沿って
所定の速度で下動する。一方リール12に巻回されていた
シート11は供給ロール13,14で所定の速度で供給され、
その途中で両側縁部に粘着テープ供給装置17から粘着テ
ープ18が貼付けられる。なおその粘着テープ18は、その
幅の約半分がはみ出した状態で貼付けられている。
そしてこのシート11がコア1に被さった筒状織布2の
表面に当接すると、シート11の両側縁からはみ出た粘着
テープ18が筒状織布2の表面に貼付く。この状態でカッ
ター5によりシート11の側縁近傍において筒状織布2を
切開すると、両側縁部においてシート11が貼付けられた
バイアス布24が得られる。そしてそのバイアス布24はシ
ート11に張力をかけつつ引取り装置7で引取られ、誘導
装置8で誘導して巻取り装置に巻取られる。
この実施例においては、シート11とバイアス布24とは
第3図に示すように両側縁部において粘着テープ18によ
り貼付けられるが、シート11とバイアス布24との両側縁
部の間に両面粘着テープを挟んで貼付けても良く、また
シート11の両側縁部に適宜の接着材を塗布して接着する
こともできる。
発明の効果 本発明によれば、筒状織状2を切開してバイアス布24
としたときに既にシート11が貼付けられており、且つそ
のシート11に張力をかけながら引取り、誘導し、巻取る
ので、バイアス布24に張力がかかって変形したり目ずれ
を起こしたりすることがなく、またバイアス布24中央部
が弛んで変形することもない。
またバイアス布24とシート11とが貼付けられているの
はその両側縁部のみで、それらを剥がすときにバイアス
布24に過度に力がかかることがなく、変形や目ずれを生
じる恐れもなく、さらにその両側縁部を切除すれば、バ
イアス布24にほとんど張力をかけることなくシート11を
分離することもできる。
従って本発明によれば、目ずれや変形のないバイアス
布を、連続的に長尺のものを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を示す正面図であり、
第2図はそのバイアス布及びシートの行程を示す概念図
である。第3図は本発明により得られたシートを貼付け
たバイアス布の側縁部の拡大平面図である。 1……コア、2……筒状織布 3……送りローラー、4……旋回テーブル 5……カッター、6……シート供給装置 7……引取り装置、11……シート 17……粘着テープ供給装置 24……バイアス布

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状に保持した筒状織布(2)をその軸
    方向に移動させつつ、当該筒状織布(2)の外面に伸縮
    性のないシート(11)を筒状織布(2)の軸方向に対し
    て斜めに当接させ、そのシート(11)の両側縁部を前記
    筒状織布(2)の表面に接着又は粘着せしめ、前記筒状
    織布(2)を前記シート(11)の一方の縁の近傍におい
    て螺旋状に切開してバイアス布(24)を得、当該バイア
    ス布(24)を前記シート(11)に張力をかけつつ誘導し
    て巻き取ることを特徴とする、バイアス布の製造方法
  2. 【請求項2】円筒状のコア(1)と、該コア(1)に被
    せた筒状織布(2)をその軸方向に移動せしめる送り手
    段(3)と、前記コア(1)を中心軸として該コア
    (1)の周囲を旋回する旋回テーブル(4)と、該旋回
    テーブル(4)に対して支持されたカッター(5)、シ
    ート供給装置(6)、該シート供給装置(6)から供給
    されたシート(11)の両側縁部を前記筒状織布(2)に
    接着又は粘着せしめる手段(17)、引取り装置(7)及
    び巻取り装置とよりなり、前記シート供給装置(6)と
    引取り装置(7)とが、その間に展張されたシート(1
    1)がコア(1)に被せられた筒状織布(2)の表面に
    斜めに当接するよう配置されており、前記カッター
    (5)は前記シート(11)が筒状織布(2)に当接する
    位置におけるシート(11)の一方の側縁の近傍に配置さ
    れ、且つ前記筒状織布(2)の送り速度と前記旋回テー
    ブル(4)の旋回速度と前記シート(11)の供給速度と
    が互いに連動せしめられていることを特徴とする、バイ
    アス布の製造装置
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