JP2712383B2 - 樹脂含浸繊維シート材のセパレートフィルム剥離方法 - Google Patents
樹脂含浸繊維シート材のセパレートフィルム剥離方法Info
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- JP2712383B2 JP2712383B2 JP63245773A JP24577388A JP2712383B2 JP 2712383 B2 JP2712383 B2 JP 2712383B2 JP 63245773 A JP63245773 A JP 63245773A JP 24577388 A JP24577388 A JP 24577388A JP 2712383 B2 JP2712383 B2 JP 2712383B2
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- Japan
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- peeling
- film
- roller
- rollers
- sheet material
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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、樹脂含浸繊維シート材(以下「SMC材」と
いう)のセパレートフィルム剥離方法に係り、さらに詳
しくはSMC材の両面に貼付けられたセパレートフィルム
(以下「フィルム」という)をSMC材から同時に円滑に
剥離する方法に関するものである。
いう)のセパレートフィルム剥離方法に係り、さらに詳
しくはSMC材の両面に貼付けられたセパレートフィルム
(以下「フィルム」という)をSMC材から同時に円滑に
剥離する方法に関するものである。
(従来技術とその課題) 従来、両面をフィルムで挟持したSMC材の剥離は、第
2〜3図に側面略図で示す方法で行っていた。
2〜3図に側面略図で示す方法で行っていた。
即ち、第2図の方法では、SMC材Sの両面に貼付けら
れたフィルムFは、繰出しローラA,A間を通過後、該ロ
ーラA面に添って鋭角に剥取られ、剥離後のSMC材Sは
垂下し、引取りローラ(図示せず)により引取られるも
のであった。
れたフィルムFは、繰出しローラA,A間を通過後、該ロ
ーラA面に添って鋭角に剥取られ、剥離後のSMC材Sは
垂下し、引取りローラ(図示せず)により引取られるも
のであった。
また第3図の方法では、繰出しローラA,Aの下方に剥
取りローラB,Bを配置し、フィルムF,Fは剥取りローラB,
B間を通過後、該ローラB面に添って鋭角に剥取られ、S
MC材Sを下方に引取るものであった。
取りローラB,Bを配置し、フィルムF,Fは剥取りローラB,
B間を通過後、該ローラB面に添って鋭角に剥取られ、S
MC材Sを下方に引取るものであった。
しかしながら、上記第2〜3図の方法ともにフィルム
F,Fが剥取られる際に、フィルムFのタイミングが表裏
でずれ易く、SMC材Sが図中破線で示す如く一方へ偏っ
たり、SMC材SがフィルムFと共に下方の引取りローラ
に巻込まれるため作業を中断せざるを得ないというトラ
ブルが生じ易かった。
F,Fが剥取られる際に、フィルムFのタイミングが表裏
でずれ易く、SMC材Sが図中破線で示す如く一方へ偏っ
たり、SMC材SがフィルムFと共に下方の引取りローラ
に巻込まれるため作業を中断せざるを得ないというトラ
ブルが生じ易かった。
(課題を解決するための手段)) 本発明は上記課題を解決するものであり、その要旨
は、両面をセパレートフィルムで挟持した連続した樹脂
含浸繊維シート材を繰出しローラにより送り出しつつ引
取りローラに至る間で、上記セパレートフィルムを剥取
りローラにより剥離するに際し、上記セパレートフィル
ムの接触圧を感知し剥取りローラを停止してセパレート
フィルムの剥離を停止する工程と、剥取りローラを回転
起動させるとともに剥取りローラの剥取り速度を上記繰
出しローラより速く、かつ両セパレートフィルムの剥取
り角度θを、上記シート材の送り出し方向に対し90°<
θ<180°の範囲でセパレートフィルムを剥離する工程
と、を交互に行うことにより、間歇的に剥取りを行うこ
とを特徴とする樹脂含浸繊維シート材のセパレートフィ
ルム剥離方法である。
は、両面をセパレートフィルムで挟持した連続した樹脂
含浸繊維シート材を繰出しローラにより送り出しつつ引
取りローラに至る間で、上記セパレートフィルムを剥取
りローラにより剥離するに際し、上記セパレートフィル
ムの接触圧を感知し剥取りローラを停止してセパレート
フィルムの剥離を停止する工程と、剥取りローラを回転
起動させるとともに剥取りローラの剥取り速度を上記繰
出しローラより速く、かつ両セパレートフィルムの剥取
り角度θを、上記シート材の送り出し方向に対し90°<
θ<180°の範囲でセパレートフィルムを剥離する工程
と、を交互に行うことにより、間歇的に剥取りを行うこ
とを特徴とする樹脂含浸繊維シート材のセパレートフィ
ルム剥離方法である。
以下、本発明の実施例を図面に基づき具体的に説明す
る。
る。
第1図は本発明のSMC材のフィルム剥離方法を側面略
図で示す。
図で示す。
SMC材Sの両面にフィルムFが貼付けされた材料を、
矢印方向に回転する繰出しローラ1,1により下方へ送り
出しつつ引取りローラ12,12に至るまでの間で、フィル
ムF,Fを巻取りローラ14,14の駆動により回転する剥取り
ローラ11,11により剥離するに際し、一方では、剥取ら
れるフィルムF,FがSMC材Sの送り出し方向と略90°の角
度θとなった時のフィルムF,Fの張り具合を認識可能な
圧力感知スイッチ2,2によって関知し剥取りローラ11,11
を停止し、即ち巻取りローラ14,14を停止してフィルム
剥取りを停止し、他方では、剥取りを停止したフィルム
F,FがSMC材Sの送り出し方向と略180°の角度θとなっ
た時のフィルムF,Fの張り具合をも認識可能な前記圧力
感知スイッチ2,2によって関知し剥取りローラ11,11の周
速、即ち巻取ローラ14,14の周速を繰出しローラ1,1の周
速より速く駆動してフィルムF,Fを剥離し、これを交互
に繰り返すという、両フィルムF,Fの剥取り角度θを、
上記SMC材Sの矢印で示す送り出し方向に対し、90°<
θ<180°の範囲で間歇的に剥取りを行うことを特徴と
するSMC材のフィルム剥離方法である。
矢印方向に回転する繰出しローラ1,1により下方へ送り
出しつつ引取りローラ12,12に至るまでの間で、フィル
ムF,Fを巻取りローラ14,14の駆動により回転する剥取り
ローラ11,11により剥離するに際し、一方では、剥取ら
れるフィルムF,FがSMC材Sの送り出し方向と略90°の角
度θとなった時のフィルムF,Fの張り具合を認識可能な
圧力感知スイッチ2,2によって関知し剥取りローラ11,11
を停止し、即ち巻取りローラ14,14を停止してフィルム
剥取りを停止し、他方では、剥取りを停止したフィルム
F,FがSMC材Sの送り出し方向と略180°の角度θとなっ
た時のフィルムF,Fの張り具合をも認識可能な前記圧力
感知スイッチ2,2によって関知し剥取りローラ11,11の周
速、即ち巻取ローラ14,14の周速を繰出しローラ1,1の周
速より速く駆動してフィルムF,Fを剥離し、これを交互
に繰り返すという、両フィルムF,Fの剥取り角度θを、
上記SMC材Sの矢印で示す送り出し方向に対し、90°<
θ<180°の範囲で間歇的に剥取りを行うことを特徴と
するSMC材のフィルム剥離方法である。
即ち本発明で用いる装置は、第1図に示す如く繰出し
ローラ1,1の下方でしかも繰出しローラ1,1の近傍に、左
右対称位置に剥取りローラ11,11、テンションローラ13,
13及び巻取りローラ14,14を対設し、上記剥取りローラ1
1,11の内側に圧力感知スイッチ2,2を配設し、最下方に
引取りローラ12,12を取付けた装置である。
ローラ1,1の下方でしかも繰出しローラ1,1の近傍に、左
右対称位置に剥取りローラ11,11、テンションローラ13,
13及び巻取りローラ14,14を対設し、上記剥取りローラ1
1,11の内側に圧力感知スイッチ2,2を配設し、最下方に
引取りローラ12,12を取付けた装置である。
上記装置の上方より繰出しローラ1,1間を矢印方向へ
垂下する両面フィルム付きSMC材Sの材料は、下方の引
取りローラ12,12に至る間に、該引取りローラ12,12より
速い巻取り速度で矢印方向に駆動する巻取りローラ14,1
4によりフィルムF,Fを巻取りつつテンションローラ13,1
3を介し剥取りローラ11,11により引剥がすものである
が、上記垂下するSMC材Sの材料面と剥取りローラ11,11
との間に配設した圧力感知スイッチ2,2は、剥取られた
フィルムF,Fの剥取り角度θが図中実線で示す如く、SMC
材Sの送り出し方向に対し略90°となったとき、フィル
ムFとの強まった接触圧を感知してOFFとなり、巻取り
ローラ14,14の駆動を停止して巻取りローラ14,14はフリ
ーの状態となる。
垂下する両面フィルム付きSMC材Sの材料は、下方の引
取りローラ12,12に至る間に、該引取りローラ12,12より
速い巻取り速度で矢印方向に駆動する巻取りローラ14,1
4によりフィルムF,Fを巻取りつつテンションローラ13,1
3を介し剥取りローラ11,11により引剥がすものである
が、上記垂下するSMC材Sの材料面と剥取りローラ11,11
との間に配設した圧力感知スイッチ2,2は、剥取られた
フィルムF,Fの剥取り角度θが図中実線で示す如く、SMC
材Sの送り出し方向に対し略90°となったとき、フィル
ムFとの強まった接触圧を感知してOFFとなり、巻取り
ローラ14,14の駆動を停止して巻取りローラ14,14はフリ
ーの状態となる。
そして引続き繰出しローラ1,1から送り出されるフィ
ルムFの剥取り角度θが90°<θ<180°の範囲で、SMC
材Sが引取りローラ12,12に達する前に圧力感知スイッ
チ2,2が、フィルムFがSMC材Sの送り出し方向と略180
°の角度θとなった時のフィルムFがSMC材Sの送り出
し方向と略180°の角度θとなった時のフィルムFとの
弱まった接触圧を感知してONとなり、巻取りローラ14,1
4を駆動して図中破線で示す如くフィルムF,Fの引剥がし
を行い、剥取りローラ11,11の速度が、繰出しローラ1,1
の速度より速いので、再びフィルムFの剥取り角度θが
図中実線で示す如く、SMC材Sの送り出し方向に対し略9
0°となったときスイッチOFFとなり、上記動作を繰返し
間歇的にフィルムの引剥がしを行うものである。
ルムFの剥取り角度θが90°<θ<180°の範囲で、SMC
材Sが引取りローラ12,12に達する前に圧力感知スイッ
チ2,2が、フィルムFがSMC材Sの送り出し方向と略180
°の角度θとなった時のフィルムFがSMC材Sの送り出
し方向と略180°の角度θとなった時のフィルムFとの
弱まった接触圧を感知してONとなり、巻取りローラ14,1
4を駆動して図中破線で示す如くフィルムF,Fの引剥がし
を行い、剥取りローラ11,11の速度が、繰出しローラ1,1
の速度より速いので、再びフィルムFの剥取り角度θが
図中実線で示す如く、SMC材Sの送り出し方向に対し略9
0°となったときスイッチOFFとなり、上記動作を繰返し
間歇的にフィルムの引剥がしを行うものである。
(発明の効果) 本発明は、上記構成よりなるので下記効果を奏する。
即ち、本発明方法ではフィルムの剥ぎ取り角度が略90
°の位置であることと略180°の位置であることを検知
できる圧力感知スイッチを設けたので、連続した樹脂含
浸繊維シート材を挟持した連続したフィルムの剥ぎ取り
角度が前記略90°の位置を感知してフィルムの剥取りを
停止し、一方、前剥取り角度が前記略180°の位置を感
知して剥取りローラのフィルム剥取り速度を繰出しロー
ラのフィルム繰出し速度より速い状態で駆動し、前記切
り替えを交互に、即ちフィルムの剥取りを間歇的に行う
こととしたので、従来の如くSMC材が一方へ偏ったり、
フィルムと共に引取りローラへ巻込まれるなどのトラブ
ルを生ずることがなく、SMC材の両面に付着していたフ
ィルムを同時にしかも極めて円滑に剥離することができ
た。
°の位置であることと略180°の位置であることを検知
できる圧力感知スイッチを設けたので、連続した樹脂含
浸繊維シート材を挟持した連続したフィルムの剥ぎ取り
角度が前記略90°の位置を感知してフィルムの剥取りを
停止し、一方、前剥取り角度が前記略180°の位置を感
知して剥取りローラのフィルム剥取り速度を繰出しロー
ラのフィルム繰出し速度より速い状態で駆動し、前記切
り替えを交互に、即ちフィルムの剥取りを間歇的に行う
こととしたので、従来の如くSMC材が一方へ偏ったり、
フィルムと共に引取りローラへ巻込まれるなどのトラブ
ルを生ずることがなく、SMC材の両面に付着していたフ
ィルムを同時にしかも極めて円滑に剥離することができ
た。
第1図は本発明のSMC材のフィルム剥離方法を説明する
ための側面略図である。 第2〜3図は従来のSMC材のフィルム剥離方法を説明す
るための側面略図である。 1……繰出しローラ、11……剥取りローラ、12……引取
りローラ、14……巻取りローラ、2……圧力感知スイッ
チ、S……SMC材
ための側面略図である。 第2〜3図は従来のSMC材のフィルム剥離方法を説明す
るための側面略図である。 1……繰出しローラ、11……剥取りローラ、12……引取
りローラ、14……巻取りローラ、2……圧力感知スイッ
チ、S……SMC材
Claims (1)
- 【請求項1】両面をセパレートフィルムで挟持した連続
した樹脂含浸繊維シート材を繰出しローラにより送り出
しつつ引取りローラに至る間で、上記セパレートフィル
ムを剥取りローラにより剥離するに際し、上記セパレー
トフィルムの接触圧を感知し剥取りローラを停止してセ
パレートフィルムの剥離を停止する工程と、剥取りロー
ラを回転起動させるとともに剥取りローラの剥取り速度
を上記繰出しローラより速く、かつ両セパレートフィル
ムの剥取り角度θを、上記シート材の送り出し方向に対
し90°<θ<180°の範囲でセパレートフィルムを剥離
する工程と、を交互に行うことにより、間歇的に剥取り
を行うことを特徴とする樹脂含浸繊維シート材のセパレ
ートフィルム剥離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63245773A JP2712383B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 樹脂含浸繊維シート材のセパレートフィルム剥離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63245773A JP2712383B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 樹脂含浸繊維シート材のセパレートフィルム剥離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0295671A JPH0295671A (ja) | 1990-04-06 |
JP2712383B2 true JP2712383B2 (ja) | 1998-02-10 |
Family
ID=17138602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63245773A Expired - Lifetime JP2712383B2 (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 樹脂含浸繊維シート材のセパレートフィルム剥離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2712383B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7427462B2 (ja) * | 2020-02-07 | 2024-02-05 | Dowaメタルテック株式会社 | マスキングテープ巻取装置および巻取方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256243A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-11 | Somar Corp | 薄膜の剥離装置 |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP63245773A patent/JP2712383B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0295671A (ja) | 1990-04-06 |
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