JP2776769B2 - 包装フィルムへの開封手段の付与方法及びその装置 - Google Patents

包装フィルムへの開封手段の付与方法及びその装置

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JP2776769B2
JP2776769B2 JP22217395A JP22217395A JP2776769B2 JP 2776769 B2 JP2776769 B2 JP 2776769B2 JP 22217395 A JP22217395 A JP 22217395A JP 22217395 A JP22217395 A JP 22217395A JP 2776769 B2 JP2776769 B2 JP 2776769B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シュリンクフィ
ルム等からなる包装フィルムに設けた開封用ノッチ形成
箇所に開封用テープを貼り付けて構成される開封手段を
付与する方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実開昭61ー196902号公報に示す
包装装置においては、包装フィルムの移送過程で包装フ
ィルムに対し破断用切目が所定ピッチ毎にカッターによ
り形成され、ラベル貼着装置によりラベルがこの破断用
切目を覆うように包装フィルムに貼着されるようになっ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記ラベルとしては、
破断用切目を覆う粘着部と、非粘着性開封用掴み部とを
予め一体に成形したものが利用されている。そのため、
この粘着部と開封用掴み部とを区別してラベルを製造し
なければならず、ラベルの製造コストが高価になって包
装コストが嵩む。
【0004】また、このラベルは剥離テープ基材に対し
所定間隔毎に貼り付けられている。そのため、ラベルが
剥離された使用済み剥離テープ基材を巻き取る装置が必
要になる等、装置が大型化する。
【0005】本発明は、前記ラベルに該当する開封用テ
ープの開封用掴み片を容易に形成するとともに、装置を
簡単にかつ小型化することを目的にしている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一発明にかかる包装フ
ィルムへの開封手段の付与方法は、下記のように構成さ
れている。
【0007】幅の広い粘着テープと幅の狭いテープとを
供給する際に、幅狭テープを幅広粘着テープの幅方向一
側縁に沿うように位置合わせして、幅広粘着テープの粘
着面に幅狭テープを貼り付けながら引き出すことで、幅
広粘着テープの一側縁側を連続非粘着面とする。
【0008】引き出された貼合テープの始端部を吸引保
持して所定寸法毎に切断することで、一端に開封用掴み
片を有する開封用テープを形成する。この開封用テープ
を形成した後又はその前に、包装フィルムの給送過程で
一包装長のフィルム送り毎に包装フィルムに対し開封用
ノッチを形成する。
【0009】吸引保持された開封用テープを包装フィル
ムの開封用ノッチ形成箇所に押圧する。第二発明におい
ては、第一発明において開封用テープを包装フィルムの
開封用ノッチ形成箇所に押圧する際、この開封用テープ
を所定角度回動させる。
【0010】第三発明にかかる包装フィルムへの開封手
段の付与装置は、第一方法発明に対応し、下記の各機構
により構成されている。テープ引出し供給機構において
は、幅広粘着テープの幅方向一側縁に幅狭テープを位置
合わせしたもとで、幅広粘着テープの粘着面に幅狭テー
プを貼り付けながら引き出すローラを有する。
【0011】テープ保持機構においては、引き出された
貼合テープの始端部を吸引保持する吸着部を有する。テ
ープ切断機構においては、この吸着部に保持されたテー
プ始端部を所定寸法毎に切断する刃体を有する。
【0012】ノッチ形成機構においては、包装フィルム
の移送経路に配設され、一包装長のフィルム送りに調時
して作動し、包装フィルムに所定形状の開封用ノッチを
形成する切刃を有する。
【0013】テープ貼付け機構においては、所定寸法毎
に切断されてテープ保持機構の吸着部に保持された開封
用テープを包装フィルムの開封用ノッチ形成箇所に押圧
する駆動部を有する。
【0014】第四発明は、第二方法発明に対応し、第三
発明におけるテープ保持機構にあって、下記駆動部を備
えている。この駆動部は、テープ切断位置と、包装フィ
ルムの開封用ノッチ形成箇所に指向するテープ貼付け位
置との間で吸着部を回動可能にする。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態を図面を
参照して説明する。図12(a)に包装機本体(例えば
特開昭58ー90499号公報等参照)の一部を概略的
に示し、上下二段のフィルム巻取りロール101,10
2のうち例えば上段のフィルム巻取りロール101から
帯状の包装フィルム70が上方へ引き出されてその始端
部がフィルム搬送装置103に挟持されている。そし
て、帯状包装フィルム70がこのフィルム搬送装置10
3による給送過程で一包装長のフィルム送り毎に切断さ
れ、所定長さの包装フィルム70が包装部104に供給
されるようになっている。
【0016】図12(a)(b)に概略的に示すよう
に、本実施形態にかかる包装フィルムへの開封手段の付
与装置1は、上段のフィルム巻取りロール101とフィ
ルム搬送装置103との間で、帯状包装フィルム70の
移送経路Rに対応して配設されている。この開封手段付
与装置1は、図1〜4に示すように、テープ引出し供給
機構Aとテープ保持機構Bとテープ切断機構Cとテープ
貼付け機構Dとノッチ形成機構Eとを備えている。この
テープ引出し供給機構A、テープ保持機構B、テープ切
断機構C及びテープ貼付け機構Dは、前記包装機本体の
機枠105(図12参照)の外側に取着された取付部材
2に取り付けられている。このノッチ形成機構Eは包装
機本体の内側でこの機枠105に取り付けられている。
下記にこの各機構A,B,C,D,Eを詳述する。
【0017】〔図1〜5に示すテープ引出し供給機構A
について〕図1,2に示すように、前記取付部材2は主
取付板2aを有している。この主取付板2aの上端部に
おいて、前記帯状包装フィルム70の移送経路Rに対し
近い側である左側部と、同移送経路Rに対し遠い側であ
る右側部とには、固定軸3,4が取着されて主取付板2
aの前面側(図1の紙面側)へ延設されている。この左
右両固定軸3,4には主取付板2aの前面側でテープロ
ール保持体5,6が回転可能に支持されている。この左
右両テープロール保持体5,6のうち、左側テープロー
ル保持体5には幅狭テープ巻取りロール7が一体回転可
能に嵌着され、右側テープロール保持体6には幅広テー
プ巻取りロール8が一体回転可能に嵌着されている。
【0018】前記巻取りロール7の幅狭テープ9及び巻
取りロール8の幅広粘着テープ10としては、汎用の粘
着テープが用いられる。例えば、幅狭テープ9として
は、セロファン、ポリエステル、ポリプロピレン、アル
ミ等の材質からなる有色テープが好適である。また、幅
広粘着テープ10としては、セロファン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン等の材質からなる透明テープが好ま
しい。各テープ9,10の幅寸法については、使用者が
任意に選択可能である。
【0019】図3に示すように、前記左右両テープロー
ル保持体5,6の付近でそれぞれパルス発信器11,1
2が主取付板2aの前面側に取着されている。前記左右
両固定軸3,4に被検知板13,14(円形外周部に多
数の検知孔を等間隔で並設したもの)が回転可能に支持
されて前記左右両テープロール保持体5,6に対し一体
回転可能に取着されている。前記左右両パルス発信器1
1,12はこの左右両被検知板13,14の各検知孔を
検知するようになっている。
【0020】前記左右両テープロール保持体5,6間の
下方で主取付板2aに左右両固定軸15,16が取着さ
れて主取付板2aの前面側へ延設されている。この左右
両固定軸15,16にテープガイドローラ17,18が
回転可能に支持されている。
【0021】前記取付部材2において主取付板2aの前
方に補助取付板2bが設けられている。前記左右両テー
プガイドローラ17,18の左下方でこの両取付板2
a,2b間に駆動回転軸19が支持され、この駆動回転
軸19にテープ繰出しローラ20が一体回転可能に取着
されている。図5(a)に示すように、このテープ繰出
しローラ20の外周にはその円周方向へ延びる多数の送
り歯21が回転軸心方向へ等間隔で並設されている。
【0022】このテープ繰出しローラ20の左方で前記
両取付板2a,2b間に駆動回転軸22が支持され、こ
の駆動回転軸22に上側のテープ挟持ローラ23が一体
回転可能に取着されている。図5(a)に示すように、
この上側テープ挟持ローラ23の外周にはその円周方向
へ延びる多数の送り歯24が回転軸心方向へ等間隔で並
設されている。この上側テープ挟持ローラ23の各送り
歯24と前記テープ繰出しローラ20の各送り歯21と
が互いに噛み合わされている。また、この上側テープ挟
持ローラ23の下方で両取付板2a,2b間に下側テー
プ挟持ローラ25が回転可能に支持されている。図5
(b)に示すように、この下側テープ挟持ローラ25の
外周にはその円周方向へ延びる数枚の送り歯26が回転
軸心方向へ等間隔で並設されている。この下側テープ挟
持ローラ25の各送り歯26と前記上側テープ挟持ロー
ラ23の各送り歯24とが互いに噛み合わされている。
【0023】前記テープ繰出しローラ20及び上側テー
プ挟持ローラ23の上方で両取付板2a,2b間に架設
されたエアホース取付板27には同ホースのエア噴出口
28が連結され、そのエア噴出方向が前記上下両テープ
挟持ローラ23,25間の左方を向いている。
【0024】図4に示すように、前記取付部材2におい
て主取付板2aの背面側に補助取付板2c,2dが設け
られている。この補助取付板2cには駆動モータ29が
取着されている。前記テープ繰出しローラ20と一体回
転可能な駆動回転軸19及び前記上側テープ挟持ローラ
23と一体回転可能な駆動回転軸22は、この主取付板
2aの背面側から補助取付板2d内に突出している。こ
の両駆動回転軸19,22にはギヤ30,31が一体回
転可能に取着されている。この両駆動回転軸19,22
の下方で補助取付板2d内に連動回転軸32,33が支
持され、この両連動回転軸32,33にはギヤ34,3
5が一体回転可能に取着されているとともに、この両ギ
ヤ34,35が互いに噛合されている。一方の連動回転
軸32上のギヤ34は前記両駆動回転軸19,22上の
ギヤ30,31にも噛合されている。他方の連動回転軸
33にベベルギヤ36が一体回転可能に取着されている
とともに、前記駆動モータ29の出力軸29aにベベル
ギヤ37が一体回転可能に取着され、この両べべルギヤ
36,37が互いに噛合されている。従って、駆動モー
タ29の出力軸29aの回転はテープ繰出しローラ20
及び上側テープ挟持ローラ23に伝動される。
【0025】前記駆動モータ29の出力軸29aの付近
でパルス発信器38が主取付板2aの背面側に取着され
ている。前記出力軸29a上のギヤ37に被検知板39
(円形外周部に多数の検知孔を等間隔で並設したもの)
が一体回転可能に取着されている。前記パルス発信器3
8はこの被検知板39の各検知孔を検知するようになっ
ている。
【0026】〔図1〜4及び図6,7に示すテープ保持
機構Bについて〕前記主取付板2aの下端部と前側補助
取付板2bの下端部間に架設された下側補助取付板2e
上には、貼付け用エアシリンダ40(駆動部)が取着さ
れ、そのピストンロッド40aが前記帯状包装フィルム
70の移送経路Rに向けて左方へ延設されている。この
ピストンロッド40aの先端部に平面コ字形状の可動板
41が取着されている。
【0027】この可動板41内に回動軸42が支持さ
れ、この回動軸42にテープ保持部材43が一体回転可
能に取着されている。この可動板41の前側には回動用
エアシリンダ44(駆動部)が取着され、そのロータリ
ーロッド44aが前記回動軸42に連結されている。
【0028】前記テープ保持部材43上にはテープ載置
部45が形成されている。そして、前記回動用エアシリ
ンダ44のロータリーロッド44aにより、テープ保持
部材43が回動軸42とともに90度の範囲で回動する
と、このテープ保持部材43のテープ載置部45は、上
向きになるテープ切断位置Pと、前記帯状包装フィルム
70の移送経路Rに指向するテープ貼付け位置Qとを取
り得る。このテープ載置部45にはテープ待機部46と
テープ吸着部47とが設けられ、それらは前記帯状包装
フィルム70の移送経路Rと平行に延設されている。こ
のテープ待機部46は、前記テープ切断位置Pにあると
き、テープ吸着部47と前記上下両テープ挟持ローラ2
3,25との間でこの両ローラ23,25間出口側に位
置している。
【0029】〔図1〜3及び図8,9に示すテープ切断
機構Cについて〕前記テープ保持部材43のテープ載置
部45において、テープ待機部46とテープ吸着部47
との間で刃体受け溝48が設けられているとともに、テ
ープ吸着部47の左方でゴム製テープ押え部49が設け
られ、それらはテープ待機部46及びテープ吸着部47
と平行に延設されている。
【0030】前記取付部材2の前側補助取付板2bにお
いて、その前側に切断用エアシリンダ50(駆動部)が
取着され、そのピストンロッド50aが上方へ延びてい
る。このピストンロッド50a上にはL状の支持体51
が取着されている。このL状支持体51は、ピストンロ
ッド50aに対する連結部51aと、この連結部51a
の左端部から後方へ90度折曲された支持部51bとか
らなり、前記テープ載置部45がテープ切断位置Pにあ
るとき、この支持部51bはこのテープ載置部45の上
方に位置する。この支持部51bには鋸状の刃体52が
取着され、その鋸刃52aが前記テープ載置部45の刃
体受け溝48の真上でこれに沿って延設されている。
【0031】この支持部51b上に前後一対の支持ロッ
ド53が立設されているとともに、この支持部51bの
左側に前後一対の支持軸54が突設され、この両支持ロ
ッド53の外周に圧縮コイルばね55(弾性体)が巻装
されている。二枚の板材を重ねた可動板56が前記支持
部51bの左側に重合されている。この可動板56にあ
る前後両長孔57に前後両支持軸54が挿入されている
とともに、この可動板56の上端部が前後両支持ロッド
53に挿嵌され、圧縮コイルばね55により下方へ付勢
されて停止している。この可動板56の下端部にはテー
プ押え部56aが形成されている。このテープ押え部5
6aは、前記テープ載置部45がテープ切断位置Pにあ
るとき、そのテープ押え部49の真上でこれに沿って延
設されている。この可動板56は、その長孔57の範囲
で、圧縮コイルばね55の弾性力に抗して上動し得る。
【0032】〔図1〜3及び図6,7に示すテープ貼付
け機構Dについて〕前記テープ保持機構Bにおけるテー
プ保持部材43のテープ載置部45が帯状包装フィルム
70の移送経路Rに指向するテープ貼付け位置Qにある
状態で、貼付け用エアシリンダ40のピストンロッド4
0aが伸縮すると、可動板41、テープ保持部材43及
び回動用エアシリンダ44等が一体となって左右方向へ
移動し、テープ載置部45が帯状包装フィルム70の移
送経路Rに対し接近離間する。
【0033】〔図1,2,4及び図10,11に示すノ
ッチ形成機構Eについて〕前記帯状包装フィルム70の
移送経路Rに沿って固定側のフィルム挟持板58が設け
られ、このフィルム挟持板58には開孔58aが形成さ
れている。このフィルム挟持板58に隣接して設けられ
た取付板59には、ノッチ用エアシリンダ60(駆動
部)が取着されている。そのピストンロッド60aに取
着された軸部61はフィルム挟持板58に向けて延びて
いる。この軸部61の先端面に切刃62が取着されて突
出している。この軸部61の外周に摺動筒63が嵌合さ
れて軸線方向へ移動可能になっている。この摺動筒63
の先端部に可動側のフィルム挟持板64が取着されて前
記固定側フィルム挟持板58に対向している。この軸部
61の外周に巻装された圧縮コイルばね65(弾性体)
の弾性力により、摺動筒63が付勢されてフィルム挟持
板64が切刃62から離れ、切刃62が摺動筒63内に
位置している。この切刃62に面してフィルム挟持板6
4に孔64aが貫設されている。この両フィルム挟持板
58,64間の移送経路Rを帯状包装フィルム70が通
る。そして、圧縮コイルばね65の弾性力に抗してフィ
ルム挟持板64が摺動筒63とともに移動すると、切刃
62がフィルム挟持板64の孔64aを通って突出す
る。
【0034】〔上記開封手段付与装置1の作用1)→
8)について〕 1) まず、使用者が、図1,2に示すように、幅広粘
着テープ10と幅狭テープ9とをテープ巻取りロール
7,8から引き出し、両ガイドローラ17,18に巻き
掛けて案内する。この場合、図12(b)及び図13に
示すように、幅狭テープ9を幅広粘着テープ10の幅方
向の一側縁に沿うように位置合わせして、幅広粘着テー
プ10の粘着面10aに幅狭テープ9を貼り付け、幅広
粘着テープ10の一側縁側を連続非粘着面10bとす
る。
【0035】このようにして両ガイドローラ17,18
から引き出された貼合テープ71を繰出しローラ20の
下側に対し所定巻掛角度で巻き掛ける。この場合、貼合
テープ71の粘着面10aを繰出しローラ20の各送り
歯21(図5参照)に接触させて貼り付ける。その後、
テープ引出し供給機構Aのテープ自動引出しスイッチに
より、繰出しローラ20から所定長さの貼合テープ71
を引き出す。さらに、繰出しローラ20からの貼合テー
プ71を上下両挟持ローラ23,25間に図5(b)に
示すように挟入してその始端部71aを引き出し、テー
プ切断機構Cの作動スイッチにより、この始端部71a
を切断する。従って、図2に示すように、切断位置Pに
あるテープ保持部材43のテープ載置部45にあってそ
の待機部46上にこの始端部71aがセットされる。
【0036】2) このセット後に、駆動モータ29に
より繰出しローラ20及び上側挟持ローラ23が回転す
ると、待機部46上の貼合テープ始端部71aは、切断
位置Pにあるテープ保持部材43のテープ載置部45に
あってその吸着部47上へ繰り出される。この供給時に
エア噴出口28から貼合テープ始端部71aにエアが吹
き付けられ、貼合テープ始端部71aがテープ載置部4
5から浮き上がるのを防止する。この場合、駆動モータ
29の回転量をパルス発信器38により検出し、その検
出回転量に基づき演算される繰出しローラ20の回転量
から得られる貼合テープ始端部71aの繰出し長さを算
出し、所定繰出し長さで駆動モータ29を停止させるよ
うに制御する。
【0037】なお、テープ巻取りロール7,8付近にあ
るパルス発信器11,12は、テープ9,10の繰り出
しに伴う被検知板13,14の回転の有無を検出して、
テープ9,10の終了を確認するためのものである。
【0038】3) テープ載置部45上へ繰り出された
貼合テープ始端部71aは、図8(a)に示すように、
その繰り出し直後に吸着部47により吸引保持される。 4) そして、切断用エアシリンダ50のピストンロッ
ド50aにより、支持体51上の刃体52及び可動板5
6が下動すると、図9(a)に示すよに、まず、可動板
56のテープ押え部56aが貼合テープ始端部71aを
圧接してテープ載置部45のテープ押え部49との間で
挟持する。貼合テープ始端部71aは、この上下両テー
プ押え部49,56aと上下両挟持ローラ23,25と
の間で支えられるとともに、吸着部47により吸引され
るため、確実に張った状態で保持される。従って、貼合
テープ始端部71aの切断を良好に行うことができる。
【0039】さらに支持体51が下動すると、図9
(b)に示すように、この可動板56が前記挟持状態を
保持したまま、圧縮コイルばね55の弾性力に抗して刃
体52が下動し、貼合テープ始端部71aを切断した後
にテープ載置部45の刃体受け溝48に挿入される。
【0040】従って、テープ載置部45上で貼合テープ
始端部71aが所定寸法毎に切断され、図14に示すよ
に一端に開封用掴み片72aを有する開封用テープ72
が形成される。切断された貼合テープ71の始端部71
aは、次の繰り出し動作までテープ載置部45の待機部
46上で待機する。
【0041】一方、切断後に、圧縮コイルばね55の弾
性力により支持体51が上動すると、可動板56が前記
挟持状態を保持したまま、まず刃体52が上動して刃体
受け溝48から抜け、次に上下両テープ押え部49,5
6aが互いに離れて前記挟持状態が解除される。
【0042】5) その後、回動用エアシリンダ44の
ロータリーロッド44aにより、テープ保持部材43が
図6(a)に示す前記テープ切断位置Pから90度回動
して図6(b)に示す前記テープ貼付け位置Qになり、
テープ載置部45が前記ノッチ形成機構Eの固定側フィ
ルム挟持板58に指向する。従って、図10(a)に示
すように、このテープ載置部45に吸引保持された開封
用テープ72がフィルム挟持板58の開孔58a通して
帯状包装フィルム70に面する。
【0043】6) 次に、ノッチ形成機構Eにおいて、
ノッチ用エアシリンダ60のピストンロッド60aによ
り、軸部61及びフィルム挟持板64が帯状包装フィル
ム70に接近するように移動すると、図11(a)に示
すように、まず、可動側フィルム挟持板64が帯状包装
フィルム70を圧接して固定側フィルム挟持板58との
間で挟持する。さらに軸部61及びフィルム挟持板64
が移動すると、図11(b)に示すように、この可動側
フィルム挟持板64が前記挟持状態を保持したまま、圧
縮コイルばね65の弾性力に抗して軸部61が移動し、
この軸部61にある切刃62が可動側フィルム挟持板6
4の孔64aに挿入されて突出する。従って、図15に
示すように、この帯状包装フィルム70にV字状開封用
ノッチ73を確実に形成することができる。
【0044】この開封用ノッチ73の形成は、帯状包装
フィルム70を間欠送りして停止させる一包装長のフィ
ルム送り毎に調時して行われる。一方、ノッチ形成後
に、圧縮コイルばね65の弾性力により軸部61が帯状
包装フィルム70から離間するように移動すると、可動
側フィルム挟持板64が前記挟持状態を保持したまま、
まず軸部61にある切刃62が移動して孔64aから抜
け、次に両フィルム挟持板58,64が互いに離れて前
記挟持状態が解除される。
【0045】なお、上記開封用ノッチ73の形成は、下
記7)以前に行われればよい。 7) 次に、開封用テープ72がテープ保持部材43の
テープ載置部45に吸引保持されて帯状包装フィルム7
0に対向する上記5)の状態において、図10(c)に
示すように、テープ保持部材43が貼付け用エアシリン
ダ40のピストンロッド40aにより帯状包装フィルム
70側へ固定側フィルム挟持板58の開孔58a通して
移動する。従って、テープ載置部45が可動側フィルム
挟持板64に対し圧縮コイルばね65の弾性力に抗して
当接し、このテープ載置部45とフィルム挟持板64と
の間で帯状包装フィルム70及び開封用テープ72が挟
持され、図16(a)に示すように開封用テープ72が
帯状包装フィルム70の開封用ノッチ形成箇所74に押
圧される。その後、開封用テープ72に対する吸引を解
除すると、開封用テープ72の粘着面10aが開封用ノ
ッチ形成箇所74に貼着される。
【0046】開封用テープ72の貼着後、上記2)の状
態に戻る。 8) このようにして開封用テープ72が貼着された帯
状包装フィルム70は、包装部104への給送過程で一
包装長のフィルム送り毎に切断される。そして、所定長
さの包装フィルム70が図16(b)示すように包装さ
れ、その包装製品75上に開封用テープ72が露出す
る。この開封用テープ72の開封用掴み片72aを掴ん
でめくり上げると、図16(c)示すように包装フィル
ム70がその開封用ノッチ73から破れ、包装製品75
を開封することができる。
【0047】本実施形態は下記(イ)〜(ハ)の特徴を
有する。 (イ) 一端に開封用掴み片72aを有する開封用テー
プ72を形成する場合、汎用されている幅狭テープ9と
幅広粘着テープ10とを別々に用意し、幅狭テープ9を
幅広粘着テープ10の幅方向一側縁に沿うように位置合
わせして、幅広粘着テープ10の粘着面10aに幅狭テ
ープ9を貼り付けながら引き出し、この貼合テープ71
の始端部71aを所定寸法毎に切断している。
【0048】従って、従来技術の場合と比較して、開封
用テープ72の開封用掴み片72aを容易に形成するこ
とができる。ひいては、開封用テープ72の製造コスト
が下がり、包装コストも低廉になる。
【0049】(ロ) 上記(イ)のように開封用テープ
72を成形すると、利用する幅狭テープ9及び幅広粘着
テープ10がすべて開封用テープ72として有効活用さ
れる。従って、従来技術の場合と異なり使用済みの剥離
テープ基材が残らず、この剥離テープ基材を巻き取る機
構を必要とせず、装置が簡単かつ小型になる。
【0050】(ハ) 吸引保持された開封用テープ72
をテープ切断位置Pからテープ貼付け位置Qまで回動さ
せて包装フィルム70の開封用ノッチ形成箇所74に押
圧している。従って、テープ引出し供給機構A、テープ
保持機構B、テープ切断機構C、テープ貼付け機構D及
びノッチ形成機構Eにおいて、それらの動きの干渉を防
止しつつ、各機構A,B,C,D,Eを包装フィルム移
送経路Rの周りでコンパクトに配設することができる。
【0051】前記実施形態以外にも下記(イ)〜(ハ)
のように構成してもよい。 (イ) 開封手段付与装置1を前記包装機以外の各種包
装機に応用する。 (ロ) 幅狭テープ9については、有色テープに代え
て、開封方向へ矢印が印刷されたものを使用する。ま
た、非粘着性のものを使用しても、粘着性のものを使用
してもよい。
【0052】(ハ) 開封用ノッチ73をV形以外の各
種形状にする。
【0053】
【発明の効果】本発明にかかる包装フィルムへの開封手
段の付与方法及びその装置によれば、開封用テープの開
封用掴み片を容易に形成することができるとともに、使
用済みの剥離テープ基材を巻き取る機構を必要とせず、
装置を簡単にかつ小型化することができる。また、テー
プ引出し供給機構、テープ保持機構、テープ切断機構、
テープ貼付け機構及びノッチ形成機構を包装フィルム移
送経路の周りでコンパクトに配設することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかる包装フィルムへの開封手
段の付与装置においてその初期状態を示す正面図であ
る。
【図2】 同じく一部切欠き正面図である。
【図3】 (a)は図1の右側面図であり、(b)は図
1のX1 ーX1 線部分断面図である。
【図4】 図1の一部切欠き背面図である。
【図5】 (a)は図2のX2 ーX2 線部分拡大断面図
であり、(b)は図2のX3 ーX3 線部分拡大断面図で
ある。
【図6】 (a)は図2の部分拡大正面図であり、
(b)は左記(a)にあってテープ保持部材の動きを示
す部分拡大正面図である。
【図7】 図2のY1 ーY1 線部分拡大断面図である。
【図8】 (a)は図1の部分拡大正面図であり、
(b)は左記(a)のY 2 ーY2 線部分断面図である。
【図9】 図8(a)にあって刃体等の動きを示す部分
拡大正面図である。
【図10】 (a)は図2の部分拡大断面図であり、
(b)は左記(a)のZーZ線断面図であり、(c)は
左記(a)にあってテープ保持部材の動きを示す部分拡
大断面図である。
【図11】 図10(a)にあって切刃等の動きを示す
部分拡大断面図である。
【図12】 (a)は図1の開封手段付与装置を包装機
本体のフィルム供給側に設置した状態を示す概略正面図
であり、(b)は図1の開封手段付与装置を示す概略斜
視図である。
【図13】 (a)は貼合テープの始端部を示す部分平
面図であり、(b)は同じく断面図である。
【図14】 (a)は貼合テープ始端部から切断された
開封用テープを示す平面図であり、(b)は同じく断面
図である。
【図15】 開封用ノッチが形成された帯状包装フィル
ムを示す部分側面図である。
【図16】 (a)は図15の開封用ノッチ形成箇所に
開封用テープを貼着した状態を示す部分側面図であり、
(b)は左記(a)の包装フィルムによる包装製品を示
す斜視図であり、(c)は開封用テープにより左記
(b)の包装製品を開封する状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…開封手段付与装置、9…幅狭テープ、10…幅広粘
着テープ、10a…粘着面、10b…連続非粘着面、1
7,18…テープガイドローラ、20…テープ繰出しロ
ーラ、23,25…テープ挟持ローラ、40…駆動部と
しての貼付け用エアシリンダ、44…駆動部としての回
動用エアシリンダ、47…テープ吸着部、52…刃体、
62…切刃、70…包装フィルム、71…貼合テープ、
71a…貼合テープ始端部、72…開封用テープ、72
a…開封用掴み片、73…開封用ノッチ、74…開封用
ノッチ形成箇所、A…テープ引出し供給機構、B…テー
プ保持機構、C…テープ切断機構、D…テープ貼付け機
構、E…ノッチ形成機構、R…包装フィルム移送経路、
テープ切断位置P、テープ貼付け位置Q。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎木 一男 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380 番地 株式会社 フジキカイ 名古屋工 場 内 (56)参考文献 特開 平2−73243(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 61/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅の広い粘着テープ(10)と幅の狭い
    テープ(9)とを供給する際に、幅狭テープ(9)を幅
    広粘着テープ(10)の幅方向一側縁に沿うように位置
    合わせして、幅広粘着テープ(10)の粘着面(10
    a)に幅狭テープ(9)を貼り付けながら引き出すこと
    で、幅広粘着テープ(10)の一側縁側を連続非粘着面
    (10b)とし、 引き出された貼合テープ(71)の始端部(71a)を
    吸引保持して所定寸法毎に切断することで、一端に開封
    用掴み片(72a)を有する開封用テープ(72)を形
    成し、 この開封用テープ(72)を形成した後又はその前に、
    包装フィルム(70)の給送過程で一包装長のフィルム
    送り毎に包装フィルム(70)に対し開封用ノッチ(7
    3)を形成し、 吸引保持された開封用テープ(72)を包装フィルム
    (70)の開封用ノッチ形成箇所(74)に押圧するこ
    とを特徴とする包装フィルムへの開封手段の付与方法。
  2. 【請求項2】 吸引保持された開封用テープ(72)を
    所定角度回動させて包装フィルム(70)の開封用ノッ
    チ形成箇所(74)に押圧することを特徴とする請求項
    1に記載した包装フィルムへの開封手段の付与方法。
  3. 【請求項3】 幅広粘着テープ(10)の幅方向一側縁
    に幅狭テープ(9)を位置合わせしたもとで、幅広粘着
    テープ(10)の粘着面(10a)に幅狭テープ(9)
    を貼り付けながら引き出すローラ(17,18,20,
    23,25)を有するテープ引出し供給機構(A)と、 引き出された貼合テープ(71)の始端部(71a)を
    吸引保持する吸着部(47)を有するテープ保持機構
    (B)と、 この吸着部(47)に保持された貼合テープ始端部(7
    1)を所定寸法毎に切断する刃体(52)を有するテー
    プ切断機構(C)と、 包装フィルム(70)の移送経路(R)に配設され、一
    包装長のフィルム送りに調時して作動し、包装フィルム
    (70)に所定形状の開封用ノッチ(73)を形成する
    切刃(62)を有するノッチ形成機構(E)と、 所定寸法毎に切断されてテープ保持機構(B)の吸着部
    (47)に保持された開封用テープ(72)を包装フィ
    ルム(70)の開封用ノッチ形成箇所(74)に押圧す
    る駆動部(40)を有するテープ貼付け機構(D)と備
    えたことを特徴とする包装フィルムへの開封手段の付与
    装置。
  4. 【請求項4】 テープ保持機構(B)は、テープ切断位
    置(P)と、包装フィルム(70)の開封用ノッチ形成
    箇所(74)に指向するテープ貼付け位置(Q)との間
    で吸着部(47)を回動可能にする駆動部(44)を備
    えたことを特徴とする請求項3に記載の包装フィルムへ
    の開封手段の付与装置。
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