JP2003182711A - エラストマー材料用包装フィルムの自動剥離装置および剥離方法 - Google Patents

エラストマー材料用包装フィルムの自動剥離装置および剥離方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着性を有する表面を持つエラストマー材料
であっても、きわめて容易且つ短時間で、包装フィルム
を完全に自動剥離することができるエラストマー材料用
包装フィルムの自動剥離装置および剥離方法を提供する
こと。 【解決手段】 エラストマー材料4を包装している包装
フィルム6を自動的に剥離するための自動剥離装置2で
あって、包装フィルム6で包装してあるエラストマー材
料4の包装フィルム6の少なくとも一側面に、当該一側
面に沿って第1切り込み32を入れる第1切断具10
と、第1切り込み32が入れられた包装フィルム6の側
面6bに当接し、第1切り込み32の長手方向に対して
略直角な方向に包装フィルム6を捲り上げて巻き取る一
対の巻き取りロール14とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エラストマー材料
用包装フィルムの自動剥離装置および剥離方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ゴム材料などのエラストマー材料の製造
過程においては、ある製造工程で得られたエラストマー
材料をポリエチレンなどで構成してある包装フィルムに
より包装し、他の場所に移動する場合がある。他の場所
では、包装フィルムを剥離した後、エラストマー材料を
取り出し、他の製造工程に供することになる。このよう
な場合、従来では、包装フィルムの剥離を人手により行
っていたので、大変手間のかかる作業であった。
【0003】ゴム材料などのエラストマー材料は、粘着
性があり、手作業によりエラストマー材料から包装フィ
ルムを剥離する作業は、容易な作業ではなかった。特
に、エラストマー材料が大きい場合に、その包装フィル
ムの剥離作業は、困難であり、作業に時間がかかってい
た。
【0004】また、包装フィルムをエラストマー材料か
ら完全に剥離して除去しないと、製造工程に用いるエラ
ストマー材料中に包装フィルムが混入し、製造装置の安
定操業に支障をきたすおそれがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
実状に鑑みてなされ、粘着性を有する表面を持つエラス
トマー材料であっても、きわめて容易且つ短時間で、包
装フィルムを完全に自動剥離することができるエラスト
マー材料用包装フィルムの自動剥離装置および剥離方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る自動剥離装置は、エラストマー材料を
包装している包装フィルムを自動的に剥離するための自
動剥離装置であって、包装フィルムで包装してあるエラ
ストマー材料の包装フィルムの少なくとも一側面に、当
該一側面に沿って第1切り込みを入れる第1切断手段
と、前記第1切り込みが入れられた包装フィルムの側面
に当接し、前記第1切り込みの長手方向に対して略直角
な方向に包装フィルムを捲り上げて巻き取る少なくとも
一対の巻き取り手段とを有する。
【0007】各巻き取り手段としては、特に限定され
ず、たとえば巻き取りロールが例示される。巻き取りロ
ールの外周には、包装フィルムの巻き取り始めを容易に
するために、巻き取り歯または巻き取り刃を具備させる
ことが好ましい。
【0008】中でも、複数の鋸歯状巻取り歯を、巻き取
りロールの軸方向に具備させることがより好ましく、よ
り目の粗い鋸歯状巻取り歯を当接するエラストマー材料
の両端相当部分に具備させることが特に好ましい。
【0009】また、巻き取りロールの外周に巻き取り歯
または巻き取り刃を具備させる場合、外周に沿って複数
列の巻き取り歯または巻き取り刃を具備させても良い。
中でも、2列の巻き取り歯または巻き取り刃を具備させ
ることが好ましい。
【0010】本発明に係る自動剥離装置は、前記包装フ
ィルムで包装してあるエラストマー材料を少なくとも一
方向に搬送する搬送手段を有することが好ましい。搬送
手段としては、特に限定されず、ローラコンベア、ベル
トコンベア、搬送パレットなどが例示される。中でも、
エラストマー材料をローラコンベア上でプッシャーによ
り一方向に搬送する搬送手段が好ましい。
【0011】本発明に係る自動剥離装置は、前記第1切
り込みに風を吹き込み、当該第1切り込み部近傍の包装
フィルムをエラストマー材料から剥離させて、前記巻き
取り手段での捲り上げを容易にする吹き付け手段をさら
に有することが好ましい。また、前記第1切り込みが入
れられた包装フィルムの側面に隣接する側面に、前記第
1切り込みと連続する第2切り込み部を入れる第2切断
手段をさらに有することが好ましい。また、この第2切
り込みに風を吹き込み、当該第2切り込み部近傍の包装
フィルムをエラストマー材料から剥離させる第2吹き付
け手段を設けても良い。これら吹き付け手段は、前記切
断手段に具備しても良いが、切断手段とは別個に装着し
ても良い。
【0012】本発明において、切断手段が切断刃である
場合、切断刃の切れ味の低下を防止する為、刃先にオイ
ルを補給するオイル補給手段を具備することが好まし
い。
【0013】オイル補給手段としては,手動または自動
で、適量のオイルを、連続的または断続的に補給しうる
装置が使用できる。中でも、適量のオイルを自動で断続
的に補給しうる装置がより好ましい。
【0014】補給するオイルの量や補給間隔は、エラス
トマー材料の種類、包装フィルムの材質、包装フィルム
の厚み及び本発明の自動剥離装置の操作速度などを懸案
して決定すれば良い。
【0015】本発明において、前記第1切断手段および
第2切断手段としては、特に限定されず、たとえばカッ
タや切断刃などの切断具、レーザビームを用いた切断具
であっても良い。中でも、鋭利な先端部を有する平刃が
好ましい。
【0016】本発明に係る包装フィルムの剥離方法は、
エラストマー材料を包装している包装フィルムを自動的
に剥離するための剥離方法であって、前記エラストマー
材料の包装フィルムの少なくとも一側面に、当該一側面
に沿って第1切り込みを入れる工程と、前記第1切り込
みが入れられた包装フィルムの側面に、少なくとも一対
の巻き取りロールを当接させ、前記第1切り込みの長手
方向に対して略直角な方向に、前記包装フィルムの上面
および下面を捲り上げて巻き取る工程とを有する。
【0017】好ましくは、前記一対の巻き取りロールに
より、前記包装フィルムの上面および下面を、ほぼ同時
に捲り上げて巻き取る。さらに好ましくは、前記包装フ
ィルムの上面を一方の巻き取りロールにより巻き取り、
その直後に、前記包装フィルムの下面を他方の巻き取り
ロールにより巻き取る。
【0018】本発明に係る自動剥離装置および剥離方法
が適用されるエラストマー材料としては、特に限定され
ないが、天然ゴム、スチレン−ブタジエンゴム(SB
R)、ブタジエンゴム(BR)、イソプレンゴム(I
R)、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレ
ンゴム(CR)などのジエン系ゴム、ブチルゴム(II
R)、エチレン−プロピレン−ジエンターポリマーゴム
(EPDM)、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエ
チレンゴム、フッ素ゴムなどのオレフィン系ゴム、シリ
コーンゴム、ウレタンゴム、多硫化ゴムなどを挙げるこ
とができる。
【0019】また、本発明において、包装フィルムの材
質は特に限定されないが、エチレン-塩化ビニルコポリ
マー、エチレン酢酸ビニルコポリマー、塩素化ポリ塩化
ビニル、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン、
ノルボルネン樹脂、フッ素プラスチック、ポリアミド
(PA)、ポリアリレート、1,2ポリブタジエン、ポ
リエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニ
ル、ポリカーボネート、ポリ酢酸ビニル、ポリスチレ
ン、ポリサルホン、ポリビニルアルコール、ポリフェニ
レンエーテル、ポリフェニレンサルファイド、ポリブタ
ジエン、ポリブチレンテレフタレート、ポリプロピレ
ン、ポリメチルペンテン、ポリメチルメタクリレートな
どが例示され、また、これらの混合物からなるものであ
ってもよい。
【0020】また、本発明における包装フィルムは、異
種のポリマー層を有する複層フィルムであってもよい。
【0021】
【作用および効果】本発明に係る自動剥離装置および剥
離方法によれば、第1切り込みが入れられた包装フィル
ムの側面に、一対の巻き取り手段を当接させ、それぞれ
の巻き取り手段により包装フィルムの上面および下面を
捲り上げて巻き取る。このため、粘着性を有する表面を
持つエラストマー材料であっても、きわめて容易且つ短
時間で、包装フィルムを自動剥離することができる。ま
た、包装フィルムがエラストマー材料の表面に残ること
もなくなる。
【0022】特に本発明では、巻き取りロールなどの巻
き取り手段が1本のものに比較し、一対の巻き取りロー
ルにより、ほぼ同時に、包装フィルムの上面および下面
を巻き取ることができるため、包装フィルムの自動剥離
がさらに容易になり、しかも、その剥離に要する時間の
短縮を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を、図面に示す実施
形態に基づき説明する。図1に示すように、本発明の1
実施形態に係る自動剥離装置2は、エラストマー材料と
してのゴムベール4をラッピングしてある包装フィルム
6を剥離して、ゴムベール4を取り出すための装置であ
る。なお、本実施形態では、ゴムベール4は、NBRで
あり、幅約35cm、長さ約70cm、高さ約20cmの立方
体状のものである。また、包装フィルム6は、厚みが6
0μm程度の二枚のポリエチレンフィルムシートから成
り、これらシートでゴムベール4を上下から挟み込んで
覆い込み、シートの突き合わせ部をヒートシールしたも
のである。
【0024】包装フィルム6でラッピングされたゴムベ
ール4は、搬送手段としてのローラコンベア8の上に載
せられる。ローラコンベア8の上面には、Y方向に沿っ
て細長いローラがX方向に所定間隔で配置してあり、包
装されたゴムベール4は、X方向に沿って移動自在にな
っている。
【0025】ローラコンベア8の上方には、Y方向移動
機構13によりY方向に移動自在に装着してある第1切
断手段としての前面切断具10と、図示省略してある移
動機構によりX方向に移動自在に装着してある第2切断
手段としての一対の側面切断具12とを有する。各切断
具10および12には、図示省略してあるエアノズル
(吹き付け手段)が具備してある。エアノズルの作用に
ついては後述する。
【0026】なお、前面切断具10は、図示省略してあ
る移動機構により、Y方向以外に少なくともZ方向、好
ましくはZ方向およびX方向に移動自在に構成してあ
る。また、側面切断具12は、X方向以外に、Y方向、
またはY方向およびZ方向に移動自在に構成してもよ
い。
【0027】前面切断具10のX方向前後位置には、一
対の巻き取り手段としての一対の巻き取りロール14が
配置してある。各巻き取りロール14は、ゴムベール4
のY方向幅よりも長い軸方向長さを持ち、Z方向に沿っ
て所定間隔でY方向に沿って平行に配置してある。
【0028】各ロール14は、少なくともZ方向、好ま
しくはZ方向およびX方向に移動可能に両端部が保持し
てある。また、各ロール14は、図示省略してある駆動
手段により、正逆両方に回転可能になっており、相互に
反対方向に回転するようになっている。各ロール14の
外周には、図4に示すように、軸方向数カ所であって円
周方向数カ所に、巻き取り歯15が具備してある。巻き
取り歯15の作用については後述する。
【0029】ローラコンベア8上のX方向の後位置に
は、主プッシャ20が配置してある。主プッシャ20
は、ゴムベール4をローラコンベア8上でX方向の前方
へ移動させるものである。また、ローラコンベア8上の
略中央部の両側部には、ゴムベール4をY方向に位置決
めするための押さえパッド24が配置してある。一対の
押さえパッド24は、圧力シリンダなどの駆動手段によ
りY方向に同期して移動可能であり、ゴムベール4の両
側面に圧接し、ローラコンベア8上でのゴムベール4の
位置決めを行う。
【0030】また、ローラコンベア8上の略中央部の上
下には、ゴムベール4をZ方向の上下から位置固定する
ための押さえパッド24aがZ軸方向に移動自在に配置
してある。これらの一対の押さえパッド24aは、圧力
シリンダなどの駆動手段によりZ方向に同期して移動可
能であり、ゴムベール4の上下面に圧接し、ローラコン
ベア8上でのゴムベール4の位置決めを行う。
【0031】次に、本発明の1実施形態に係る剥離方法
について説明する。まず、図1に示す主プッシャ20を
用いて、ゴムベール4を、ローラコンベア8に沿って、
X方向所定位置に移動させる。その前後に、一対の側面
切断具12を、Y方向に沿って待機位置から押し当て位
置まで移動させる。その後に、図2に示すように、側面
切断具12の先端がゴムベール4の包装フィルム6の両
側面6aに押しつけられた状態で、ゴムベール4を、X
方向前方Xaに移動させる。その結果、包装フィルム6
の両側面6aには、X方向に略平行な側方切り込み(第
2切り込み)30が形成される。
【0032】次に、図3に示すように、ゴムベール4を
X方向前方Xaに移動させて所定位置まで来た段階で、
両側の押さえパッド24をY方向に移動させ、両方の押
さえパッド24でゴムベール4の両側面6aを挟み込
み、ゴムベール4の位置決め固定を行う。その状態で、
前面切断具10の先端部を、ゴムベール4を被覆する包
装フィルム6の前面(側面の一つ)6bに押し当て、Y
方向に移動させることで、側方切り込み30に連続する
前方切り込み(第1切り込み)32を形成する。
【0033】なお、ここで、前面切断具10が前面6b
端に到達したのち、前面切断具10を前方切り込み開始
点方向へ10cm程度戻すことが、角部の包装フィルムを
完全に切断できる点で好ましい。
【0034】前方切り込み32を形成した後、または形
成する途中の段階で、前面切断具10に具備してあるエ
アノズルから圧力エアを吹き出し、切り込み32を膨ら
まして切り込み部のフィルムをゴムベールから浮かし、
後述する巻き取り作業を容易にする。なお、側面切断具
12に具備してあるエアノズルからも、同様な圧力エア
が吹き出し、切り込み30を膨らましても良い。
【0035】次に、図4に示すように、前面切断具10
をZ方向待機位置またはX方向待機位置まで移動させ、
代わりに、上下一対の押さえパッド24aを待機位置か
らZ軸方向に移動させ、双方の押さえパッド24aでゴ
ムベール4の上下面6cを挟み込み、ゴムベール4を固
定する。その後、Z方向に所定間隔で配置された一対の
巻き取り用ローラ14の内の上側のローラ14を、前方
切り込み32の僅かに上部に位置するフィルム部分に接
触させながら回転させる。ローラ14の回転方向は、前
方切り込み32の僅かに上部に位置するフィルム部分を
捲り上げる方向である。その際に、ローラ14の外周に
は、巻き取り歯15が具備してあるため、巻き取り歯1
5がフィルム部分に引っかかり、フィルム部分を容易に
捲り上げることができる。
【0036】同様に、一対の巻き取り用ローラ14の内
の下側のローラ14を、前方切り込み32の僅かに下部
に位置するフィルム部分に接触させながら回転させる。
ローラ14の回転方向は、前方切り込み32の僅かに下
部に位置するフィルム部分を捲り上げる方向である。そ
の際に、ローラ14の外周には、巻き取り歯15が具備
してあるため、巻き取り歯15がフィルム部分に引っか
かり、フィルム部分を容易に捲り上げることができる。
【0037】その後、上側のローラ14を回転させなが
らZ方向の上部に移動させ、それと同時に、またはその
直後に、下側のローラ14を反対方向に回転させながら
Z方向の下部に移動させ、各ローラ14がゴムベール4
の上面および下面に位置した段階で、ゴムベール4を、
図1に示す主プッシャ20を用いて、図4に示すX方向
前方Xaに移動させる。その結果、側面切断具12によ
る側方切り込み30の形成が再開される。また、図5に
示すように、各ローラ14を回転させながら、ゴムベー
ル4をX方向前方Xaに移動させることで、ゴムベール
4の上面および下面に位置するフィルム6は、各ローラ
14の外周に巻き取られる。
【0038】図5に示すように、ゴムベール6の包装フ
ィルム6が、一対の巻き取りロール14によりゴムベー
ル6の約半分程度まで巻き取られた後に、図6に示すよ
うに、各ローラ14を逆回転させてロール14に巻き取
られたフィルム6を外しながら、主プッシャでゴムベー
ル4の後端部をフィルム6の内側から前方に押す。ゴム
ベール4からフィルム6が完全に剥離される直前に、図
6に示すように、ゴムベール4の後端のY方向両側に位
置するフィルム回収バー50を、ゴムベールの後端で主
プッシャ20の先端を挟んで折り返されたフィルム6の
間に両側から差し込む。このバー50がフィルム6の折
り返し地点の内側に両側から差し込まれた後、主プッシ
ャ20を矢印Xb方向に移動させて待機位置に戻す。
【0039】その後、ローラコンベア8のX軸方向途中
にY軸方向に沿って形成してある回収溝52の溝入口に
回転自在に配置してある一対の回収ローラ54を相互に
巻き込む方向に回転させる。そして、フィルム6の折り
返し位置に差し込まれた一対の回収バー50を、Z軸方
向の下方に押し下げ、フィルム6の折り返し箇所を、一
対の回収ローラ54の間に導く。これらの回収ローラ5
4は、相互に巻き込む方向に回転してあるので、フィル
ム6は、ローラ54間に巻き込まれて、溝52の底部に
圧縮されて収容される。その後、溝52のY軸方向の一
方の開口部から回収プッシャ58の押し込み板56を差
し込み、溝52内部の圧縮フィルムを、溝52のY軸方
向の他方の開口部に位置する回収袋60の回収口62に
押し込む。その結果、フィルム6は、全て回収袋60の
内部に回収される。回収袋60の内部に回収されたフィ
ルム6は、廃棄処分または再処理利用される。
【0040】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の1実施形態に係る剥離装置の
概略斜視図である。
【図2】 図2は本発明の1実施形態に係る剥離方法の
一工程を示す概略斜視図である。
【図3】 図3は図2の続きの工程を示す概略斜視図で
ある。
【図4】 図4は図3の続きの工程を示す概略斜視であ
る。
【図5】 図5は図4の続きの工程を示す概略斜視であ
る。
【図6】 図6は図5の続きの工程を示す概略斜視であ
る。
【符号の説明】
2… 剥離装置 4… ゴムベール 6… 包装フィルム 8… ローラコンベア 10… 前面切断具 12… 側面切断具 14… 巻き取りロール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エラストマー材料を包装している包装フ
    ィルムを自動的に剥離するための自動剥離装置であっ
    て、 包装フィルムで包装してあるエラストマー材料の包装フ
    ィルムの少なくとも一側面に、当該一側面に沿って第1
    切り込みを入れる第1切断手段と、 前記第1切り込みが入れられた包装フィルムの側面に当
    接し、前記第1切り込みの長手方向に対して略直角な方
    向に包装フィルムを捲り上げて巻き取る少なくとも一対
    の巻き取り手段とを有するエラストマー材料用包装フィ
    ルムの自動剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記第1切り込みに風を吹き込み、当該
    第1切り込みを膨らまし、前記巻き取り手段での捲り上
    げを容易にする吹き付け手段をさらに有する請求項1に
    記載のエラストマー材料用包装フィルムの自動剥離装
    置。
  3. 【請求項3】 エラストマー材料を包装している包装フ
    ィルムを自動的に剥離するための剥離方法であって、 前記エラストマー材料の包装フィルムの少なくとも一側
    面に、当該一側面に沿って第1切り込みを入れる工程
    と、 前記第1切り込みが入れられた包装フィルムの側面に、
    少なくとも一対の巻き取りロールを当接させ、前記第1
    切り込みの長手方向に対して略直角な方向に、前記包装
    フィルムの上面および下面を捲り上げて巻き取る工程と
    を有するエラストマー材料用包装フィルムの剥離方法。
  4. 【請求項4】 前記一対の巻き取りロールにより、前記
    包装フィルムの上面および下面を、ほぼ同時に捲り上げ
    て巻き取ることを特徴とする請求項3に記載のエラスト
    マー材料用包装フィルムの剥離方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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