JPH05338877A - 走行カッタ式バットスプライス方法および装置 - Google Patents

走行カッタ式バットスプライス方法および装置

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JPH05338877A
JPH05338877A JP4147851A JP14785192A JPH05338877A JP H05338877 A JPH05338877 A JP H05338877A JP 4147851 A JP4147851 A JP 4147851A JP 14785192 A JP14785192 A JP 14785192A JP H05338877 A JPH05338877 A JP H05338877A
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一行 高原
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忠 世利
Yoichi Kimura
洋一 木村
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    • B65H19/00Changing the web roll
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/46Splicing
    • B65H2301/464Splicing effecting splice
    • B65H2301/46412Splicing effecting splice by element moving in a direction perpendicular to the running direction of the web

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  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエブ突き合わせ接合部の隙間および異常変
形を可及的に抑制すると共に、スプライス準備作業を簡
単かつ安全に行えるようにする走行カッタ式バットスプ
ライス方法および装置を得る。 【構成】 バットスプライス部を、走行している旧ウエ
ブ36を一時的に停止すると共に、新ウエブ42と重ね
合わせニップするスプライス準備機構60と、並びに、
はさみ式カッタ(手段)84、分離板(手段)88、自
給式テープ貼り手段100および増し押しローラ手段9
0からなり、そして走行シリンダ92を介して走行する
ことにより、前記重ね合わせ部を切断した後、その突き
合わせ接合部をテープ貼りするバットスプライス機構8
0とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプライス方法および
装置に係り、特に接合する両ウエブのそれぞれの端部を
突き合せて接合する突き合せ継ぎいわゆるバットスプラ
イス方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、輪転印刷機、紙加工機等におい
ては、ウエブロール上のウエブが消費されると、このウ
エブに新しいウエブロール上のウエブがバットスプライ
スされる。しかるに、従来においては、このバットスプ
ライスにおいて機械を一時停止する必要があり、このた
め機械の稼動率が低下する等の欠点を生じていた。そこ
で、本出願人は、先に前記欠点、すなわち機械を停止す
ることを解消する新規な技術を開発し、提案を行なつた
(特公昭55ー48058号公報参照)。以下、この技
術について簡単に説明する。
【0003】この技術は、基本的には、図9に示すよう
に、両ウエブロール10a、10bで形成する給紙部1
2と、可動切刃胴14および固定切刃受胴16とで形成
するバットスプライス部18と、アキュムレータ手段2
0で形成するアキュムレータ部22とから構成される。
そして、切刃胴14および切刃受胴16は、図10およ
び図11に示すように、それぞれ90°離間された位置
に鋸刃式カッタ24、テープ台面26および鋸刃受溝2
8、テープ台面30を備え、それぞれ駆動手段32、3
4を介して前記90°の間を回動し、さらに切刃胴14
は前記回動の間に昇降動作するよう構成されている。
【0004】そして、このような構成において、ウエブ
ロール10a上の旧ウエブ36が消費されると、先ず、
前記旧ウエブ36はブレーキローラ38と可動押えロー
ラ40との間で押圧停止する(図11)と共に、ウエブ
ロール10b上の新ウエブ42が切刃胴14の取付け部
14aに予め固定されており、この切刃胴14と切刃受
胴16とを切断位置(図10)に回動した上で、切刃胴
14をさらに駆動手段44により下降することにより、
鋸刃式カッタ24および切刃受溝28を介して前記新、
旧ウエブ36、42を切断する。この時、図11に示す
ように、切断された旧ウエブ36は、押え板46によつ
て押え込まれ、その残部36aは給紙部12のブレーキ
用モータによりウエブロール10a上に巻き戻される。
一方、切断された新ウエブ42は、吸着サッカ48によ
り保持され、その不要部分(残部)42aは前記取付け
部14a上に保持されている。次に、切刃胴14を一旦
上昇した後で、この切刃胴14と切刃受胴16とを90
°回動してテープ貼り位置(図11)に設定し、そして
切刃胴14を再び下降させ、両テープ台面26、30を
押接する(図12)ことにより、このテープ受台26、
30上の粘着テープ50、50を前記新、旧両ウエブ3
6、42の切断された突き合わせ部52の両面に貼り付
ける。
【0005】このように、前記技術によれば、バットス
プライスを短時間かつ自動的に行うことができるので、
この間のウエブの供給をアキュムレータ部を介して行う
ことにより、前記バットスプライスを機械を停止するこ
となく達成することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た技術(以下、従来技術と称する)には、なお改良すべ
き幾つかの難点があることが判明した。
【0007】すなわち、従来技術においては、先ず第一
に、ウエブは鋸刃式カッタおよび鋸刃受溝によつて切断
されるが、この方法ではシャープな切り口が達成され
ず、このため、図12、13に示されるように、両ウエ
ブの突き合わせ接合部に通常0.5乃至1mm程度の隙
間が発生していた。そして、前記接合部に対するテープ
貼りは、両ウエブを切断した後、切刃胴および切刃受胴
を90°回動し、その上で接合部の全長に対してその両
側から同時にテープを貼り合わせることにより行われ
る。しかし、この方法では、図13に示されるように、
前記隙間部分によつて凹部が形成されると共に、ウエブ
面とテープ面との間に内包される空気層乃至気泡によつ
て凸部が形成され、このため接合部が異常変形してい
た。また、前記テープ貼り並びに回動動作に際して、前
記隙間がさらに増大する惧れがあつた。なお、接合部の
前記異常変形は、見掛けのウエブ厚さを不規則に増加し
た凹凸を部分的に生ずることにより、乾燥部のノズル等
における狭い隙間や印刷あるいは塗工部における加圧部
を通過する時の障害となり、これらを回避するためには
接合部分を通過するための逃がし機構を設け、隙間を一
時的に大きくしたり、加圧を一時的に中断するために、
離間動作するような付加装置を必要とする。一方、これ
ら装置を有しない場合には各種のトラブルが発生する。
【0008】次に、前記従来技術においては、バットス
プライス、すなわちウエブの切断および接合部のテープ
貼りは自動的に行われるが、しかしながら、これに伴う
準備作業には人手を要するものであった。すなわち、粘
着テープ(片面粘着テープ)は、人手により切刃胴およ
び切刃受胴からそれぞれのテープ台面を機外に引抜いた
後、粘着面を外側にして貼付けなければならず、また、
新ウエブは、人手によりその一端部を切刃胴の取付け部
にクリップ止めすると共に、切断された不要部分はその
都度人手により取除かなければならなかった。しかる
に、この作業は極めて繁雑であると同時に危険を伴うも
のである。
【0009】このように、前記従来技術は、接合部に隙
間を発生すると共に異常変形が生じ易く、また繁雑かつ
危険な準備作業を必要とするものであった。
【0010】そこで、本発明の目的は、接合部の隙間お
よび異常変形を可及的に抑制すると共に、準備作業を簡
単かつ安全に行うことができる走行カッタ式バットスプ
ライス方法および装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る走行カッタ式バットスプライス方法
は、走行している旧ウエブをアキュムレータ手段を介し
て一時的に停止すると共に新ウエブと重ね合わせてニッ
プした後、前記重ね合わせ部を、ウエブ幅方向に一端部
から他端部へ向け順次連続してはさみ式カッタ手段を介
して切断し、切断されたウエブの不要部分を分離板手段
を介して分離除去し、切断後の前記新、旧両ウエブの突
き合わせ接合部を自給式テープ貼り手段を介して片面か
らテープ貼りすることを特徴とする。
【0012】この場合、テープ貼りした接合部上のテー
プは、さらに増し押しローラ手段を介して押し増しする
ことができる。
【0013】また、本発明に係る走行カッタ式バットス
プライス装置は、旧ウエブを一時的に補給するアキュム
レータ手段と、新ウエブをスプライス位置に挿通する新
ウエブ通しバー手段と、走行中の旧ウエブを一時的に停
止するブレーキローラおよび可動押えローラからなる旧
ウエブ停止手段と、挿通された前記新ウエブおよび停止
された前記旧ウエブをスプライス位置にニップする固定
ゴムニップおよび可動押えゴムニップからなるニップ手
段とから形成するスプライス準備機構と、はさみ式カッ
タ手段、分離板手段および自給式テープ貼り手段からな
り、走行シリンダを介して前記スプライス位置において
ウエブ幅方向に走行し、ウエブの一端部から他端部へ向
けて順次連続して前記新、旧両ウエブをはさみ式カッタ
手段を介して切断し、切断されたウエブの不要部分を分
離板手段を介して分離除去し、切断後の前記新、旧両ウ
エブの突き合わせ接合部を自給式テープ貼り手段を介し
て片面からテープ貼りするよう形成したバットスプライ
ス機構と、から構成することを特徴とする。
【0014】この場合、自給式テープ貼り手段は、粘着
テープを貯蔵するテープ用ボビン手段と、このボビン手
段から粘着テープを繰出すテープ貼り用ゴムローラ手段
と、このゴムローラ手段を作動位置および逃げ位置の間
で移動する移動手段と、および前記粘着テープを切断す
るテープカッタ手段とから形成し、前記作動位置におい
て前記テープ貼りゴムローラ手段をニップ手段に押圧す
ることにより粘着テープを新、旧両ウエブの突き合わせ
接合部に粘着すると共に、前記逃げ位置において粘着テ
ープを前記テープカッタ手段に対接させることによりこ
の粘着テープを切断するよう構成することができる。
【0015】また、バットスプライス機構は、さらにテ
ープ貼りした接合部を押し増しする増し押しローラ手段
を設ければ好適である。
【0016】
【作用】本発明によれば、新、旧両ウエブは、その切
断、接合されるべき部分をニップ手段を介して押圧固定
した上で、ウエブ幅方向に、一端部から他端部へ向け順
次連続して、はさみ式カッタ手段および自給式テープ貼
り手段により切断し、テープ貼りすることにより、切り
口をシャープに切断して接合部隙間を殆どゼロに形成し
得ると共に、ウエブ面とテープ面との間に気泡が内包さ
れることがない。したがつて、接合部の隙間および異常
変形が可及的に抑制される。
【0017】また、粘着テープは自給され、新ウエブの
不要部分は分離板手段により自動的に分離除去されるの
で、いわゆるバットスプライス準備作業が簡単かつ安全
に行われる。
【0018】
【実施例】次に、本発明に係る走行カッタ式バットスプ
ライス方法につき、この方法を実施する装置との関係に
おいて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
なお、説明の便宜上、図9乃至図13に示す従来の構造
と同一の構成部分には同一の参照符号を付し、詳細な説
明は省略する。
【0019】先ず初めに、本発明の走行カッタ式バット
スプライス装置は、基本的には、前記従来技術(図9)
と同様に、給紙部12、バットスプライス部18および
アキュムレータ部20からなり、そして給紙部12とア
キュムレータ部20は、全く前記従来技術と同様に、両
ウエブロール10a、10bおよびアキュムレータ手段
20から構成されている。
【0020】しかるに、本発明の前記バットスプライス
部18は、図1および図2に示すように、走行している
旧ウエブ36を一時的に停止すると共に、新ウエブ42
と重ね合わせニップするスプライス準備機構60と、前
記重ね合わせ部を切断した後その突合わせ接合部をテー
プ貼りするバットスプライス機構80とから構成され
る。
【0021】スプライス準備機構60は、新ウエブ42
をスプライス位置に挿通する新ウエブ通しバー手段62
と、走行中の旧ウエブ36を一時的に停止する電磁ブレ
ーキ38a付ブレーキローラ38および回動手段40a
付き可動押えローラ40からなる旧ウエブ停止手段64
と、挿通された前記新ウエブ42および停止された前記
旧ウエブ36をスプライス位置にニップする固定ゴムニ
ップ66並びにニップ用シリンダ68a付き可動押えゴ
ムニップ68からなるニップ手段70とから構成する。
なお、新ウエブ通しバー手段62は、スプロケット72
a上を移動するキャリアチェーン72に取付けた紙通し
バー74からなり、正転押しボタン(図示せず)を操作
することによりガイドローラ74aを介して新ウエブを
スプライス位置に挿通し、リミットスイッチ74aによ
って停止する。また、可動押えゴムニップ68には後述
する走行カッタを通すための隙間を設ける。
【0022】バットスプライス機構80は、支持プレー
ト82上に支持される上刃84aおよび下刃84bから
なるはさみ式カッタ手段84と、ガイド板86上に保持
される分離板手段88(図3参照、カッタ手段84はガ
イド板86と分離板手段88との間に紙面に対して垂直
に配置される)と、自給式テープ貼り手段100と、並
びに増し押しローラ手段90とからなり、そして、走行
シリンダ92を介し前記スプライス位置において、ウエ
ブ幅方向に走行するよう構成されている。
【0023】ここで、自給式テープ貼り手段100は、
粘着テープ102を貯蔵するテープ用ボビン手段104
と、このボビン手段104から粘着テープ102を繰出
し貼り付けるテープ貼り用ゴムローラ106、108か
らなるゴムローラ手段110と、このゴムローラ手段1
10を作動位置および逃げ位置の間で移動する移動手段
(シリンダ)112と、並びに前記粘着テープ102を
切断するテープカッタ手段114とから構成する。な
お、テープ用ボビン手段104には、ボビン手段104
をゴムローラ103に向って押圧移動するスプリング1
04aを設け、粘着テープ102の残量を検出するため
のドグ104bおよび近接スイッチ104cを設ける。
ゴムローラ106には、粘着テープ102の逆戻りを防
止するワンウェイクラッチを付設すると共に、ゴムロー
ラ108には粘着テープ102の粘着を防止するシリコ
ンゴムを被覆する。また、テープカッタ手段114は、
ゴムローラ手段110を逃げ位置に降下することによ
り、ゴムローラ106をブレーキ板114aで停止し、
粘着テープ102を切断するよう構成する(図4参
照)。さらに、増し押しローラ手段90は、押圧ローラ
90a、スプリング90bおよび調節ボルト90cから
構成する。なお、走行シリンダ92は、好適にはブレー
キ付ロッドレスエアシリンダから形成するが、油圧シリ
ンダあるいはサーボモータから形成しても良く、またこ
れにはウエブ幅に対応するリミットスイッチ92aを付
設する。なお、スプライス準備機構60およびバットス
プライス機構80には、これを90°旋回する旋回手段
(図示せず)をそれぞれ具備することができ、このよう
にすると、それぞれの機構に対するメンテナンス作業を
より容易にすることができる。
【0024】次に、このような構成に基づく工程につい
て、図5を参照しながら説明すると、先ず、旧ウエブ3
6が消費される以前に、前もって新ウエブ通しバー手段
62を介して新ウエブの挿通120が行なわれる。次
に、所定のタイミング(ウエブ巻径検出あるいはウエブ
長さ減算プリセット等)により、自動でもしくは目視に
よる手動で、スプライスの指令122が発せられること
により、旧ウエブ停止手段64を介して旧ウエブの停止
124が行われる。次いで、ニップ手段70を介して
(ニップ用シリンダ68a下降)両ウエブの固定126
が行われる。なお、図6にはこの時点における状態が示
されている。次に、走行シリンダのスタート128によ
りバットスプライス機構80が走行し、バットスプライ
ス130において、スプライス位置における両ウエブ3
6、42がその一端部から他端部へ向けて順次連続し
て、はさみ式カッタ手段84を介して切断されると共
に、分離された新ウエブ不要部分42aが分離板手段8
8を介して分離除去され(図7参照)、そして切断後の
前記新、旧両ウエブ36、42の突き合わせ接合部52
が自給式テープ貼り手段100のゴムローラ106(シ
リンダ112が上昇している)を介して片面からテープ
102貼りが行われ(図8参照)、さらに前記テープ1
02面が増し押しローラ手段90を介して押し増しされ
る。そして、バットスプライス130が完了すると、テ
ープ貼付け用シリンダ112が下降してテープ切断13
2が行われ(図4参照、なお、この時、旧ウエブ残部3
6aは給紙部のブレーキ用モータによりウエブロール上
に巻き戻される)、リミットスイッチ92aが作動して
走行シリンダの停止134が行われる。すなわち、バッ
トスプライス動作が自動的に達成される。最後に、ニッ
プ用シリンダ68aが上昇して両ウエブの解放136が
行われ、可動押えローラ40が離間して旧ウエブの解放
138が行われ、旧ウエブ36に接合された新ウエブ4
2が巻き出される。すなわち、スプライスが自動的に完
了する。
【0025】このように、本発明によれば、新、旧両ウ
エブはその切断、接合されるべき部分をニップ手段を介
して押圧固定された上で、ウエブ幅方向に、一端部から
他端部へ向け順次連続して、はさみ式カッタ手段および
自給式テープ貼り手段により切断、テープ貼りすること
により、切り口がシャープに切断されて接合部隙間が殆
どゼロに形成されると共に、ウエブ面とテープ面との間
に気泡が内包されることがない。したがつて、接合部の
隙間および異常変形が可及的に抑制される。また、粘着
テープは自給され、新ウエブの不要部分は分離板手段に
より自動的に分離除去されるので、いわゆるバットスプ
ライス準備作業が簡単かつ安全に行われる。
【0026】以上、本発明を好適な一実施例について説
明したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、
その精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が
可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る走行
カッタ式バットスプライス方法は、これを実施する装置
を、旧ウエブを一時的に補給するアキュムレータ手段
と、新ウエブをスプライス位置に挿通する新ウエブ通し
バー手段と、走行中の旧ウエブを一時的に停止するブレ
ーキローラおよび可動押えローラからなる旧ウエブ停止
手段と、および挿通された前記新ウエブおよび停止され
た前記旧ウエブをスプライス位置にニップする固定ゴム
ニップ並びに可動押えゴムニップからなるニップ手段と
から形成するスプライス準備機構と、さらに、はさみ式
カッタ手段、分離板手段および自給式テープ貼り手段か
らなり、走行シリンダを介して前記スプライス位置にお
いてウエブ幅方向に走行し、ウエブの一端部から他端部
へ向けて順次連続して、前記新、旧両ウエブをはさみ式
カッタ手段を介して切断し、分離されたウエブ不要部分
を分離板手段を介して分離除去し、切断後の前記新、旧
両ウエブの突き合わせ接合部を自給式テープ貼り手段を
介して片面からテープ貼りするよう形成したバットスプ
ライス機構とから構成し、走行している旧ウエブをアキ
ュムレータ手段を介して一時的に停止すると共に、新ウ
エブと重ね合わせニップした後、前記重ね合わせ部を、
ウエブ幅方向に一端部から他端部へ向け順次連続して、
はさみ式カッタ手段を介して切断し、分離されたウエブ
不要部分を分離板手段を介して分離除去し、切断後の前
記新、旧両ウエブの突き合わせ接合部を自給式テープ貼
り手段を介して片面からテープ貼りできるよう構成した
ことにより、前記新、旧両ウエブは、その切断、接合さ
れるべき部分がシャープに切断されて接合部隙間が殆ど
ゼロに形成されると共に、ウエブ面とテープ面との間に
気泡が内包されることがない。
【0028】したがつて、接合部の隙間および異常変形
が可及的に抑制される。また、粘着テープは自給され、
新ウエブの不要部分は分離板手段により自動的に分離除
去されるので、いわゆるバットスプライス準備作業が簡
単かつ安全に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る走行カッタ式バットスプライス装
置の一実施例を示す概略側面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】走行カッタ式バットスプライス装置の分離板の
要部側面を示す図2のIII −III 線矢視図である。
【図4】図1に示す走行カッタ式バットスプライス装置
の自給式テープ貼り手段におけるテープ切断状態を示す
説明図である。
【図5】本発明に係る走行カッタ式バットスプライス方
法の工程を示すブロック線図である。
【図6】図5のスプライス準備完了時点における両ウエ
ブの接合部を示す要部断面図である。
【図7】図5のバットスプライス(切断、分離除去)時
点における両ウエブの接合部を示す要部断面図である。
【図8】図5のバットスプライス(テープ貼り)時点に
おける両ウエブの接合部を示す要部断面図である。
【図9】従来のバットスプライス装置の全体構成を示す
概略側面図である。
【図10】図9に示すバットスプライス装置におけるバ
ットスプライス部を示す要部側面図である。
【図11】図10に示すバットスプライス部のウエブ切
断後における状態を示す要部側面図である。
【図12】図11における切断された両ウエブの突き合
わせ接合部に対するテープ貼りを示す要部側面図であ
る。
【図13】図12に対応するテープ貼りされた突き合わ
せ接合部を示す要部側面図である。
【符号の説明】
36 旧ウエブ 36a 旧ウエブ
残部 38 ブレーキローラ 38a 電磁ブレ
ーキ 40 可動押えローラ 40a 回動手段 42 新ウエブ 42a 新ウエブ
不用部分 60 スプライス準備機構 62 新ウエブ通
しバー手段 64 ウエブ停止手段 66 固定ニップ
ゴム 68 可動押えニップゴム 68a ニップ用
シリンダ 70 ニップ手段 72 キャリアチ
ェーン 72a スプロケット 74 紙通しバー 80 バットスプライス機構 82 支持プレー
ト 84 はさみ式走行カッタ(手段) 84a 上刃 84b 下刃 86 ガイド板 88 分離板(手段) 90 マシオシロ
ーラ手段 90a 押圧ローラ 90b スプリン
グ 90c 調節ボルト 92 走行シリン
ダ 100 自給式テープ貼り手段 102 粘着テー
プ 103 ゴムローラ 104 粘着テー
プ用ボビン 104a スプリング 104b ドッグ 104c 近接スイッチ 106、108
ゴムローラ 110 テープ貼り用ゴムローラ手段 112 テープ貼付け用シリンダ 114 テープカ
ッタ(手段) 114a ブレーキ板 120〜138
工程

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行している旧ウエブをアキュムレータ
    手段を介して一時的に停止すると共に新ウエブと重ね合
    わせてニップした後、前記重ね合わせ部を、ウエブ幅方
    向に一端部から他端部へ向け順次連続してはさみ式カッ
    タ手段を介して切断し、切断されたウエブの不要部分を
    分離板手段を介して分離除去し、切断後の前記新、旧両
    ウエブの突き合わせ接合部を自給式テープ貼り手段を介
    して片面からテープ貼りすることを特徴とする走行カッ
    タ式バットスプライス方法。
  2. 【請求項2】 テープ貼りした接合部上のテープを、さ
    らに増し押しローラ手段を介して押し増ししてなる請求
    項1記載の走行カッタ式バットスプライス方法。
  3. 【請求項3】 旧ウエブを一時的に補給するアキュムレ
    ータ手段と、新ウエブをスプライス位置に挿通する新ウ
    エブ通しバー手段と、走行中の旧ウエブを一時的に停止
    するブレーキローラおよび可動押えローラからなる旧ウ
    エブ停止手段と、挿通された前記新ウエブおよび停止さ
    れた前記旧ウエブをスプライス位置にニップする固定ゴ
    ムニップおよび可動押えゴムニップからなるニップ手段
    とから形成するスプライス準備機構と、 はさみ式カッタ手段、分離板手段および自給式テープ貼
    り手段からなり、走行シリンダを介して前記スプライス
    位置においてウエブ幅方向に走行し、ウエブの一端部か
    ら他端部へ向けて順次連続して前記新、旧両ウエブをは
    さみ式カッタ手段を介して切断し、切断されたウエブの
    不要部分を分離板手段を介して分離除去し、切断後の前
    記新、旧両ウエブの突き合わせ接合部を自給式テープ貼
    り手段を介して片面からテープ貼りするよう形成したバ
    ットスプライス機構と、から構成することを特徴とする
    走行カッタ式バットスプライス装置。
  4. 【請求項4】 自給式テープ貼り手段は、粘着テープを
    貯蔵するテープ用ボビン手段と、このボビン手段から粘
    着テープを繰出すテープ貼り用ゴムローラ手段と、この
    ゴムローラ手段を作動位置および逃げ位置の間で移動す
    る移動手段と、および前記粘着テープを切断するテープ
    カッタ手段とから形成し、前記作動位置において前記テ
    ープ貼りゴムローラ手段をニップ手段に押圧することに
    より粘着テープを新、旧両ウエブの突き合わせ接合部に
    粘着すると共に、前記逃げ位置において粘着テープを前
    記テープカッタ手段に対接させることによりこの粘着テ
    ープを切断するよう構成してなる請求項3記載の走行カ
    ッタ式バットスプライス装置。
  5. 【請求項5】 バットスプライス機構は、さらにテープ
    貼りした接合部を押し増しする増し押しローラ手段を有
    してなる請求項3記載の走行カッタ式バットスプライス
    装置。
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